JPH0569399A - 長尺材の切断装置 - Google Patents

長尺材の切断装置

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JPH0569399A
JPH0569399A JP4993991A JP4993991A JPH0569399A JP H0569399 A JPH0569399 A JP H0569399A JP 4993991 A JP4993991 A JP 4993991A JP 4993991 A JP4993991 A JP 4993991A JP H0569399 A JPH0569399 A JP H0569399A
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JP
Japan
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glass tube
carry
long material
notch
cutting
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JP4993991A
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Tatsuyuki Suzuki
龍之 鈴木
Nobutake Sato
宣威 佐藤
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/06Cutting or splitting glass tubes, rods, or hollow products

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 切断するためにガラス管を送る場合に円滑に
かつ確実に搬送すると共に、ガラス管の基端部まで切断
する。 【構成】 ガラス管のまわりの弾性体の圧縮変形に伴う
摩擦力で、ガラス管にその軸線方向の内部引張応力を発
生して切欠部位において切断する切断機構10と、ガラ
ス管の基部を把持して切断機構10に搬入する搬入機構
20と、この搬入機構20によって搬送されているガラ
ス管を支持案内する案内機構30と、ガラス管に切欠を
形成する切欠部形成機構とからなり、搬入機構20が近
付くと案内機構30を退避させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脆性材料、例えば、硬
質ガラス,磁器等からなる長尺材を円滑に切断し、良好
な切断面を得ることができる長尺材の切断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の長尺材を切断する場合に
は、長尺材の被切断部位に切欠を設け、この切欠部位を
含む長尺材周りを弾性体でくるみ、長尺材がその軸線方
向に変形自在な状態で一対の分割成形型により弾性体を
その外周から加圧圧縮して該長尺材の圧縮変形に伴う摩
擦力で、上記長尺材に変形歪みによる軸線方向の内部引
張応力を発生して上記切欠部位において切断するものが
知られている(特開昭63−300900号公報参
照)。
【0003】また、上記従来の長尺材の切断方法を実施
する連続切断設備としては、分割成形型内にセットした
弾性体の間に長尺材を通挿し、この分割成形型による加
圧圧縮動作で上記長尺材に予め刻入した切欠部を含む長
尺材周りを弾性体でくるみ、上記加圧圧縮に伴い長尺材
に変形歪みによる軸線方向の内部引張応力を発生して上
記切欠部において切断するプレス形切断装置と、上記長
尺材を掴持して切断動作毎に長尺材をその軸線方向に送
って上記分割成形型に通挿させる長尺材送り装置と、上
記プレス形切断装置外にあって、上記長尺材送り装置に
よる長尺材送りに先立ち該長尺材の被切断部位に上記切
欠部を予め切欠加工する切欠部形成装置と、長尺材の切
断時に生じる破壊音を検出し、この検出によって上記分
割成形型の加圧力を解除する切断検出センサとを具備し
たものが提案されている(特開平1−228798号公
報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
長尺材の連続切断設備にあっては、長尺材を長尺材送り
装置によってプレス形切断装置に送っていく際、長尺材
を支持案内するガイドローラが設けられているが、この
ガイドローラはその設置場所に固定されているため、ガ
イドローラの位置まで長尺材送り装置がくると、ガイド
ローラが邪魔になってそれ以上長尺材を送ることができ
ないという問題がある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、切断するために長尺材を
送る際に円滑にかつ確実に搬送することができ、長尺材
の基端部まで切断することができる長尺材の切断装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被切断部位に切欠が形成された脆性材料
からなる長尺材の外周を弾性体で被覆し、上記弾性体を
その外周から加圧圧縮してこの弾性体の圧縮変形に伴う
摩擦力で、上記長尺材にその軸線方向の内部引張応力を
発生して上記切欠部位において切断する切断機構と、上
記長尺材の基部を把持してこの長尺材をその軸線方向に
送って上記切断機構に搬入する搬入機構と、この搬入機
構によって搬送されている長尺材を支持案内する案内機
構と、上記切断機構の上流側に設けられ、かつ上記長尺
材の被切断部位に切欠を形成する切欠部形成機構を備
え、この案内機構を、上記搬入機構の搬送通路から退避
可能に設けたものである。
【0007】
【作用】本発明の長尺材の切断装置にあっては、搬入機
構によって搬送されている長尺材の被切断部位に切欠部
形成機構によって切欠を形成すると共に、切断機構によ
って切断する一方、搬入機構の移動に伴い、長尺材を支
持案内する案内機構を搬入機構の搬送通路から退避させ
て、搬入機構に把持されている長尺材の基部を切断機構
にまで接近させる。
【0008】
【実施例】以下、図1ないし図25に基づいて本発明の
一実施例を説明する。
【0009】図1と図2はガラス管の切断設備の一例を
示すもので、図1は正面図、図2は平面図である。この
ガラス管の切断設備は、被切断部位に切欠が形成された
長尺のガラス管の外周を弾性体で被覆し、上記弾性体を
その外周から加圧圧縮してこの弾性体の圧縮変形に伴う
摩擦力で、上記ガラス管にその軸線方向の内部引張応力
を発生して上記切欠部位において切断する切断機構10
と、上記ガラス管の基部を把持してこのガラス管をその
軸線方向に送って上記切断機構10に搬入する搬入機構
20と、この搬入機構20によって搬送されているガラ
ス管を支持案内する案内機構30と、上記切断機構10
の上流側に設けられ、かつ上記ガラス管の被切断部位に
切欠を形成する切欠部形成機構40と、上記切断機構1
0の下流側に設けられ、かつこの切断機構10で切断さ
れたガラス管を搬出する搬出機構50を主体として構成
されている。なお、上記切断機構10,搬入機構20,
案内機構30,切欠部形成機構40及び搬出機構50
は、一対の平行配置されたガラス管Gを同時に切断処理
するようになっている。
【0010】上記切断機構10は、図8ないし図11に
示すように、旋盤等に用いられるいわゆるパワーチャッ
ク(チャック機構)100の一端に、一対の上下型10
1,102が開閉自在に設けられ、これらの上下型10
1,102を同時に移動させて開閉させる駆動機構(シ
リンダ)103がパワーチャック100の他端に設けら
れてなり、これらの上下型101,102、パワーチャ
ック100及び駆動機構103の中心部をガラス管Gが
挿通するようになっている。そして、上記上型101
は、その下部にU字状の溝104が形成され、この溝1
04内に上記下型102の上端部105が嵌まり込むよ
うに構成されている。また、上記上型101の溝104
内には、シリコンゴム製の円筒部材を2分割した半割状
の弾性体106が嵌め込まれており、かつ上記下型10
2の上端部105に形成された円弧状の溝107には、
上記弾性体106と同質,同形状の弾性体108が嵌め
込まれている。
【0011】上記各弾性体106,108は、図3に示
すように、ガラス管Gを挾んだ無加圧状態において所定
の間隙eが設定されており、この間隙eは、例えば、ゴ
ム肉厚4mmにおいて1.5mmに設定されている。また、
上記両弾性体106,108の分割面と外周面との辺部
には切欠部109が形成されている。さらに、上記弾性
体106,108のシリコンゴムの硬度は、ショア硬さ
で65度以上85度以下に設定されている。さらにま
た、上記各弾性体106,108は、面粗度が1.5S
以下に仕上げられたゴム型によって型成形されていると
共に、上記各弾性体106,108に接する上下型10
1,102の接触面の面粗度は6S以下(バフ仕上)に
設定され、かつ防触性を高めるために硬質クロムメッキ
等が施されている。
【0012】また、図4,図11に示すように、上記各
弾性体106,108の外周面の中央部には突起110
が一体的に形成されており、これらの突起110は、上
記上下型101,102に設けた穴に嵌入されている。
そして、上記各弾性体106,108に接する上下型1
01,102には、複数の吸引孔112がそれぞれ形成
され、これらの吸引孔112は集合されて真空吸引手段
113に連結されている。また、上記上型101の、上
記下型102の上端部105が嵌まり込む部位には、外
部に貫通する一対の吸引孔114が形成されており、こ
れらの吸引孔114には真空吸引手段115が連結され
ている。さらに、図10と図11に示すように、下型1
02(上型101でもよい)には、切断時の振動検出用
(あるいは破壊音検出用)のセンサ116がマグネット
吸着あるいはネジ込みによって固定されている。そし
て、このセンサ116がガラス管Gの切断を検出する
と、上記上下型101,102による加圧力が解放され
るようになっている。
【0013】上記搬入機構20は、図14ないし図17
と図20に示すように、架台200内に回転自在に設け
られたボールネジ軸201と、このボールネジ軸201
の一端にカップリング202を介して連結されたモータ
203と、上記ボールネジ軸201にねじ込まれた移動
体204と、この移動体204の、上記ボールネジ軸2
01の左右に配置されたガイド部205と、これらのガ
イド部205を摺動自在に支持する一対のガイドレール
206と、上記移動体204の上部に設けられ、かつ上
記案内機構30と係合する押圧部材207と、上記移動
体204の上面に設けられたチャック機構208とを主
体として構成されている。そして、上記モータ203に
よってボールネジ軸201を回転することにより、ガイ
ド部205をガイドレール206によって支持された状
態の移動体204がボールネジ軸201に沿って移動す
るようになっている。また、上記押圧部材207の両端
下部にはそれぞれ傾斜面209が形成されている。
【0014】上記チャック機構208は、図16に示す
ように、上記移動体204上に固定された中空状の支持
体208aと、この支持体208a内に所定間隔離間し
て嵌め込まれた一対のピストンロッド208bと、この
ピストンロッド208bの先端部に形成されたピストン
208cと、このピストン208cのまわりにピストン
ロッド208bの軸線に沿って移動自在に設けられた把
持体208dと、この把持体208dに形成され、かつ
エアをピストン208c部に供給して把持体208dを
移動させる一対のエア供給孔208e,208fと、上
記ピストンロッド208bのピストン208cより基端
側に形成された大径部208gと支持体208aとの間
であって、ピストンロッド208bの周囲に設けられた
スプリング208hと、上記ピストンロッド208bの
先端に、奥に行くほど(ピストンロッド208bの基端
部に行くほど)縮径して形成された凹所208iと、こ
の凹所208iに対向して上記把持体208dの先端に
設けられ、かつ上記凹所208iの傾斜面に一致して、
ピストンロッド208bの基端部に行くほど外径が縮径
して形成されたプラスチック製の中空状の押圧具208
jとを主体として構成されている。そして、上記押圧具
208j内にガラス管Gの基部を挿入した状態で、エア
供給孔208eにエアを供給すると、ピストンロッド2
08bの軸線に沿って把持体208dが支持体208a
側に後退して、ピストンロッド208bの凹所208i
内に押圧具208jが嵌まり込み、凹所208i側から
押圧具208jが押圧されることにより、ガラス管Gの
基部が押圧具208jに把持されるようになっている。
また、上記押圧具208jがガラス管Gの基部を把持し
た状態で、上記切断機構10においてガラス管Gの切断
が行われた際に、押圧具208jに把持されたガラス管
G及びピストンロッド208b,把持体208dは、ピ
ストンロッド208bの基端側に移動するが、この移動
時の衝撃を吸収するのが上記スプリング208hであ
る。
【0015】また、上記移動体204の両側には、布製
のカバー210が取付けられており、これらのカバー2
10は、それぞれ、架台200の両端に回転自在に設け
られた支持ローラ211を介して巻取りローラ212に
巻き取られている。そして、上記移動体204の水平移
動に従って、上記カバー210も移動し、一端側の巻取
りローラ212からカバー210が引き出されると共
に、他端側の巻取りローラ212にカバー210が巻き
取られるようになっている。また、上記各支持ローラ2
11に対向して上記カバー210上の付着物を除去する
ワイパ213がそれぞれ設けられている。
【0016】上記案内機構30は、架台200上に所定
間隔をおいて複数個設置されており、図18ないし図2
1に示すように、架台200上のブラケット300の両
端にそれぞれ上下方向に回転自在に設けられた回転アー
ム301と、これらの回転アーム301間にさし渡され
た支持軸302と、この支持軸302に所定間隔離間し
て回転自在に設けられたV溝付ローラ303と、上記回
転アーム301と基台200との間に設けられ、かつ回
転アーム301を上方に付勢するバネ304と、上記基
台200上に設けられ、かつ上記バネ304の付勢力に
抗して、上記V溝付ローラ303の位置決めを行うスト
ッパ305と、上記回転アーム301の外面に突設さ
れ、かつ上記押圧部材207の各傾斜面209に接触し
て、上記回転アーム301を下方に回動する係合ローラ
306とを主体として構成されている。そして、上記両
V溝付ローラ303のV溝によってガラス管Gが支持案
内されるようになっている。
【0017】上記切欠部形成機構40は、図22ないし
図24に示すように、基台400上にブラケット401
を介して回転自在に設けられた回転軸402と、この回
転軸402の一端に連結された連結ロッド403と、こ
の連結ロッド403に回転自在に連結された回動シリン
ダ404のピストンロッド405と、上記回転軸402
に所定間隔をあけて一対装着され、かつ上部と下部とで
幅が異なる挾持カム406と、この挾持カム406の両
側を挾持する一対の挾持ローラ407と、これらの挾持
ローラ407を回転自在に支持していると共に、支承軸
408を中心にして上下方向に回転自在に設けられた挾
持爪409と、これらの一対の挾持爪409間であっ
て、上記挾持ローラ407と支承軸408との間に設け
られ、かつ一対の挾持爪409の上端を開く方向に付勢
する開放バネ410と、上記各挾持爪409の上端部に
設けられ、かつガラス管Gを挾持するV字状の溝を有す
る挾持部411と、上記各挾持部411の上面に設けら
れた凹部412の上方に配置された回転刃413と、こ
の回転刃413が装着された支持軸414を回転自在に
支持している昇降体415と、上記支持軸414の一端
にプーリ416,ベルト417,プーリ418を介して
連結されたモータ419と、上記昇降体415を支持
し、かつ移動フレーム420を貫通して昇降自在に設け
られた昇降軸421と、これらの昇降軸421の上端に
設けられた上部プレート422と、この上部プレート4
22の上面に回転自在に設けられたカムフォロア423
と、このカムフォロア423に接触する昇降カム424
と、この昇降カム424が装着された水平軸425と、
この水平軸425の一端に連結されたピニオン426,
ラック427及びシリンダ428と、上記昇降体415
と移動フレーム420との間及び移動フレーム420と
上部プレート422との間にそれぞれ設けられた振動吸
収用バネ429とを主体として構成されている。そし
て、上記移動フレーム420は、図23に示すように上
下一対のガイドポスト430に支持されて、手動操作ま
たはシリンダ等の機械操作によってガイドポスト430
の軸線に沿って移動し得るようになっている。
【0018】上記搬出機構50は、図25に示すよう
に、モータ500の出力軸にカップリング501を介し
て連結されたプーリ軸502と、このプーリ軸502に
装着された一対の溝付プーリ503と、これらの溝付プ
ーリ503に対向配置された溝付プーリ504と、これ
らの溝付プーリ504を回転自在に支持している従動軸
505と、上記溝付プーリ503,504の2条のU字
溝間に巻き掛けられたウレタンゴム製等の2本のベルト
506と、これらのベルト506を支持案内する2条の
V字溝付の案内プーリ507とから構成されている。そ
して、上記溝付プーリ503,504、案内プーリ50
7の各2条のU字溝に嵌め込まれた2本のベルト506
の間に切断されたガラス管Gが載置されて搬出されるよ
うになっている。
【0019】上記のように構成された切断装置を用いて
一対のガラス管Gを所定寸法毎に連続切断する場合に
は、まず、ガラス管Gを案内機構30のV溝付ローラ3
03のV溝内に載置すると共に、ガラス管Gの基部を搬
入機構20のチャック機構208の押圧具208j内に
挿入した状態において、エア供給孔208eにエアを供
給することによって、把持体208dを支持体208a
側に後退させて、ピストンロッド208bの凹所208
i内に押圧具208jを嵌め込み、かつ凹所208i側
から押圧具208jを押圧することにより、上記ガラス
管Gの基部をチャック機構208によって把持する。
【0020】次いで、上記搬入機構20のモータ203
を駆動して、カップリング202を介してボールネジ軸
201を回転することにより、一対のガイドレール20
6によってガイド部205を支持された状態の移動体2
04を、ボールネジ軸201に沿って切欠部形成機構4
0側に移動させ、上記チャック機構208に把持された
ガラス管Gの所定位置(切欠形成位置)を切欠部形成機
構40の回転刃413の下方に位置させる。続いて、回
動シリンダ404のピストンロッド405を操作して、
連結ロッド403を介して回転軸402を180°回転
させ、今まで、挾持カム406の幅狭部に接していた一
対の挾持ローラ407を挾持カム406の幅広部に当接
させる。これにより、一対の挾持爪409は、開放バネ
410の付勢力に抗して、その上端側が狭くなり、一対
の挾持部411の対向する側部に形成されたV字状の溝
間に上記ガラス管Gが挾持される。
【0021】この状態において、シリンダ428を操作
して、ラック427及びピニオン426を介して水平軸
425を回転させ、かつ水平軸425に装着された昇降
カム424を回動することにより、カムフォロア42
3,上部プレート422,昇降軸421,昇降体415
を下降させる。この際、モータ419を駆動することに
より、プーリ418,ベルト417,プーリ416及び
支持軸414を介して回転させられている回転刃413
が降下して、回転刃413の下方のガラス管Gの上部に
切欠を形成する。次いで、上記昇降カム424の回転に
より、カムフォロア423,上部プレート422,昇降
軸421,昇降体415及び、支持軸414に支持され
た回転刃413が、振動吸収用バネ429の付勢力によ
り上昇し、元の待機位置に戻る。続いて、回動シリンダ
404のピストンロッド405を操作して、連結ロッド
403を介して回転軸402を180°回転して、今ま
で挾持カム406の幅広部に接していた一対の挾持ロー
ラ407を挾持カム406の幅狭部に当接させる。これ
により、一対の挾持爪409は、開放バネ410の付勢
力により、その上端側が広がり、一対の挾持部411に
よって挾持されていたガラス管Gが自由状態になる。
【0022】このようにして、ガラス管Gの上部の所定
位置に切欠が形成された後に、上記搬入機構20のモー
タ203を再度駆動して、切断機構10の駆動機構10
3によって開放状態にされている上下型101,102
及びパワーチャック100,駆動機構103の中心部に
ガラス管Gを挿し通し、上記ガラス管Gの切欠を両弾性
体106,108の中央部に位置させる。
【0023】この場合、真空吸引手段113によって各
吸引孔112を介して上記両弾性体106,108を上
記上下型101,102に吸着している上に、両弾性体
106,108に一体的に形成された突起110が上下
型101,102に設けた穴に嵌入されているから、両
弾性体106,108は上下型101,102の所定位
置に固定され位置ずれすることがない。この状態におい
て、駆動機構103によって、上下型101,102を
同時に閉じて、両弾性体106,108をガラス管Gの
外周に接触させると共に、上記真空吸引手段113によ
って両弾性体106,108の上下型101,102へ
の吸着を解除する。そして、上下型101,102によ
る両弾性体106,108への加圧圧縮が強まるにつれ
て、今まで所定の間隙eが形成されていた両弾性体10
6,108の各分割面どうしが接触した後、各分割面と
外周面との辺部に形成された切欠部109に、変形した
両弾性体106,108が入り込み、上下型101,1
02内に間隙なく両弾性体106,108が充満して、
ガラス管Gをその全周にわたり上下型101,102に
よって均一に押圧する。これにより、両弾性体106,
108は、突起110を固定点として左右方向に伸びる
ことにより、ガラス管Gは切欠を中心にして左右に引張
られて円滑に切断される。
【0024】この際、弾性体106,108がシリコン
ゴムで構成されていると共に、弾性体106,108の
内面の面粗度が1.5S以下に設定されているから、弾
性体106,108のガラス管Gへの密着性(くい付
き)が良好で、弾性体106,108の左右方向への伸
びに円滑に追従してガラス管Gが左右に引張られる。ま
た、上記上下型101,102の弾性体106,108
との接触面の面粗度が6S以下に設定されているから、
弾性体106,108は、上下型101,102内を良
く摺動して左右に伸びることができ、上下型101,1
02の内面が弾性体106,108の動きのさまたげと
なることがない。さらに、上下型101,102は上下
から同時に弾性体106,108に押し付けられるか
ら、弾性体106,108の変形量は同一で、ガラス管
Gの軸線は常時一定の高さに維持される。従って、上下
型101,102の加圧圧縮と同時に、搬入機構20及
び案内機構30を上下方向に移動させる必要がない。さ
らにまた、上記ガラス管Gの切断時には、切断されたガ
ラス管Gが左右に移動するが、特に、搬入機構20の押
圧具208jに把持されたガラス管G及びピストンロッ
ド208b,把持体208dは、ピストンロッド208
bの基端側に移動するが、この移動はスプリング208
hのクッション作用によって円滑に吸収されて、ガラス
管Gに無理な力が加わることがない。
【0025】そして、上記ガラス管Gが切断されると、
その振動(あるいは破壊音)が弾性体108を介して下
型102に伝わるから、これをセンサ116によって検
出して、駆動機構103による上下型101,102の
加圧圧縮を停止し、かつ上下型101,102間を同時
に開くと共に、上記真空吸引手段113によって両弾性
体106,108を上下型101,102に吸着して、
両弾性体106,108をしっかりと保持する。
【0026】次いで、真空吸引手段115によって一対
の吸引孔114を介して上下型101,102で囲まれ
た空間内を吸引すると、両弾性体106,108内に付
着しているガラスの細片は、両弾性体106,108間
を通り、かつ吸引孔114を介して外部に排出除去され
る。これにより、ガラスの細片が弾性体106,108
に付着した状態で加圧圧縮した場合に生じる弾性体10
6,108の損傷を防ぎ、弾性体106,108の寿命
を延ばすことができる。
【0027】このようにして、1回の切断操作が完了す
ると、搬入機構20によってガラス管Gを、再び、切欠
部形成機構40側に移送し、次の所定位置に切欠部形成
機構40によって切欠を形成した後、さらに、搬入機構
20によってガラス管Gの切欠を上下型101,102
の中央部に位置させて、上下型101,102による加
圧圧縮を行う。一方、上記搬入機構20によってガラス
管Gを移動することによって上下型101,102から
押し出された切断後のガラス管Gは搬出機構50の溝付
プーリ503,504、案内プーリ507の各2条のU
字溝に巻き掛けられた2本のベルト506間にのった状
態で、モータ500の駆動によって搬出されていく。
【0028】上述した手順を繰り返すことにより、所定
長に切断されたガラス管Gが連続して得られる。そし
て、搬入機構20が切欠部形成機構40側に接近してい
くにつれて、案内機構30に接触干渉することになる
が、この場合、搬入機構20の押圧部材207の前端側
下部に形成された傾斜面209が、案内機構30の回転
アーム301の外面に突設された係合ローラ306に接
触して、この係合ローラ306を下方に押圧するから、
回転アーム301が、その先端に取付けられたV溝付ロ
ーラ303とともに、バネ304の付勢力に抗して下方
に退避する。この結果、上記搬入機構20は、ガラス管
Gの基部を把持した状態で、ガラス管Gを支持案内する
案内機構30に邪魔されることなく、円滑に移動するこ
とができ、しかもガラス管Gは案内機構30によって確
実に支持案内されている。また、搬入機構20が、元の
位置に戻る場合には(切欠部形成機構40から遠ざかる
場合には)、上記押圧部材207の後端側下部に形成さ
れた傾斜面209が、上記係合ローラ306に接触し
て、この係合ローラ306を下方に押圧するから、回転
アーム301が、バネ304の付勢力に抗して下方に退
避することにより、搬入機構20は何ら支障なく移動す
ることができる。
【0029】なお、上記実施例においては、切欠をガラ
ス管Gに形成する際に、回転している回転刃413を上
下方向に移動してガラス管Gの上部に切欠を形成するよ
う説明したが、これに限らず、上下一対のガイドポスト
430の軸線に沿って、上記回転刃413を水平移動す
ることにより、ガラス管Gの上部を回転刃413が横切
るようにして、ガラス管Gに切欠を形成するようにして
もよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、被切断
部位に切欠が形成された脆性材料からなる長尺材の外周
を弾性体で被覆し、上記弾性体をその外周から加圧圧縮
してこの弾性体の圧縮変形に伴う摩擦力で、上記長尺材
にその軸線方向の内部引張応力を発生して上記切欠部位
において切断する切断機構と、上記長尺材の基部を把持
してこの長尺材をその軸線方向に送って上記切断機構に
搬入する搬入機構と、この搬入機構によって搬送されて
いる長尺材を支持案内する案内機構と、上記切断機構の
上流側に設けられ、かつ上記長尺材の被切断部位に切欠
を形成する切欠部形成機構を備え、この案内機構を、上
記搬入機構の搬送通路から退避可能に設けたものである
から、搬入機構によって搬送されている長尺材の被切断
部位に切欠部形成機構によって切欠を形成すると共に、
切断機構によって切断する一方、搬入機構の移動に伴
い、長尺材を支持案内する案内機構を搬入機構の搬送通
路から退避させて、搬入機構に把持されている長尺材の
基部を切断機構にまで接近させることにより、長尺材を
円滑にかつ確実に搬送することができ、長尺材の基端部
まで切欠を形成して切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体構成を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】弾性体の側面図である。
【図4】弾性体吸着機構部の断面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】ガラスの細片除去機構部の加圧圧縮時の断面図
である。
【図7】図6の加圧圧縮解除後の断面図である。
【図8】切断機構部の正面図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】図8の下面図である。
【図11】図8のXI−XI線に沿う断面図である。
【図12】センサ部の側面図である。
【図13】図12の断面図である。
【図14】搬入機構部と案内機構部の正面図である。
【図15】図14の平面図である。
【図16】チャック機構部の断面図である。
【図17】搬入機構部の正面図である。
【図18】案内機構部の正面図である。
【図19】図18の平面図である。
【図20】搬入機構部と案内機構部の側面図である。
【図21】案内機構部の側面図である。
【図22】切欠部形成機構部の側面図である。
【図23】図22の正面図である。
【図24】図22のXXIV−XXIV線矢視図であ
る。
【図25】搬出機構部の平面図である。
【符号の説明】
G ガラス管(長尺材) 10 切断機構 20 搬入機構 30 案内機構 40 切欠部形成機構 106 弾性体 108 弾性体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断部位に切欠が形成された脆性材料
    からなる長尺材の外周を弾性体で被覆し、上記弾性体を
    その外周から加圧圧縮してこの弾性体の圧縮変形に伴う
    摩擦力で、上記長尺材にその軸線方向の内部引張応力を
    発生して上記切欠部位において切断する切断機構と、上
    記長尺材の基部を把持してこの長尺材をその軸線方向に
    送って上記切断機構に搬入する搬入機構と、この搬入機
    構によって搬送されている長尺材を支持案内する案内機
    構と、上記切断機構の上流側に設けられ、かつ上記長尺
    材の被切断部位に切欠を形成する切欠部形成機構を備
    え、この案内機構を、上記搬入機構の搬送通路から退避
    可能に設けたことを特徴とする長尺材の切断装置。
JP4993991A 1991-03-14 1991-03-14 長尺材の切断装置 Withdrawn JPH0569399A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7028139B1 (en) 2003-07-03 2006-04-11 Veritas Operating Corporation Application-assisted recovery from data corruption in parity RAID storage using successive re-reads
US7234024B1 (en) 2003-07-03 2007-06-19 Veritas Operating Corporation Application-assisted recovery from data corruption in parity RAID storage using successive re-reads

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