JPH0569367B2 - - Google Patents

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JPH0569367B2
JPH0569367B2 JP61146823A JP14682386A JPH0569367B2 JP H0569367 B2 JPH0569367 B2 JP H0569367B2 JP 61146823 A JP61146823 A JP 61146823A JP 14682386 A JP14682386 A JP 14682386A JP H0569367 B2 JPH0569367 B2 JP H0569367B2
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wave
transmission
signal
transmitted
transducer
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JP61146823A
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Yukio Yoshida
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Tokyo Keiki Inc
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Tokimec Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は流体中に超音波を伝搬させ、送信およ
び受信波の位相差から流体の流速を測定する超音
波流速計に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の超音波流速計としては、送波用
トランスデユーサより連続(又はバースト波)超
音波を送波し、流体中を伝搬し、受波用トランス
デユーサにより受波した波の、送波した波に対す
る位相差を求めて流体の流速を測定するものがあ
る。
第6図は係る従来の超音波流速計のブロツク図
である。第6図において、TX送信信号(電気信
号)を出力する送信回路、1は矢印F方向に流体
が流れている流管、P1及びP2はそれぞれ送信信
号に対応する送信波T(超音波)を送信し、送信
波に対応する受信波Rを受信するトランスデユー
サ、SW1は送信波(受信波)を流体の流れに沿う
順方向又は流体の流れに逆らう逆方向に伝搬さ
せ、順方向の受信波Rd及び逆方向の受信Ruが得
られるようにトランスデユーサP1及びP2を切り
替える順方向/逆方向切替器、RXは受信波Rに
対応する受信信号を受信する受信回路、CALは
送信波Tと受信波Rとの位相差に基づいて流体の
流速を算出する演算器、TIMは各部の動作を制
御する信号を出力するタイマーである。
係る従来の超音波流速計において、送信波Tは
トランスデユーサP1とP2との取付間隔をL、流
体の流速をV、音速をC、超音波の角周波数をω
とすると、 T=ETsin ωt (1) で表わされ、順方向の受信波Rd及び逆方向の受
信波Ruはそれぞれ、 Rd=ERsin ω(t−td) (2) Ru=ERsin ω(t−tu) (3) で表わされる。ただし、td及びtuは、 td=L/c+V (4) tu=L/C−V (5) である。従つて、受信波Rdと受信波Ruとの位相
差Δφは、 Δφ=ω(tu−td)=2ωL/C2−V2・V=2ωL/C2
・V(C2≫V2)(6) となる。第6式に示すように位相差Δφに2πを周
期とする期関数である。位相差Δφの検出範囲は
0〜2πで、流速Vが大きくなると位相差Δφは、 Δφ=2nπ+Δφ (7) となり、別途nを検出することが必要になる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記構成の従来の超音波流速計は送
信波Tと受信波Rとの位相差が2π以上(実際は
π/2)に相当する流速を測定することが困難で
あり、かつ測定値が音速の影響を受けるという問
題があつた。
なお、測定範囲を拡大するため、送信波Tを低
周波で変調する方式もあるが、回路が複雑になつ
てしまう。
本発明は上記問題点を解決するためになされた
もので、測定値が音速の影響を受けず、送信波T
と受信波Rとの位相差が2π以上に相当する流速
であつても、正確に流速を測定できる超音波流速
計を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明では所定周波数の第1の発振信
号に対応する第1の送信信号及び第1の発振信号
に近接する周波数の第2の発振信号に対応する第
2の送信信号を交互に出力する送信回路と、所定
方向に流体が流れている流管に所定距離を隔てて
配設され、それぞれ入力される送信信号に対応す
る送信波を流管内に送信するとともに、それぞれ
送信波に対応する受信波を受信する第1のトラン
スデユーサ及び第2のトランスデユーサと、第1
のトランスデユーサ及び第2のトランスデユーサ
が、それぞれ第1の送信信号に対応する流体の流
れに沿う順方向の第1の送信波の送信、順方向の
第1の送信波に対応する順方向の第1の受信波の
受信、第2の送信信号に対応する順方向の第2の
送信波の送信、順方向の第2の送信波に対応する
順方向の第2の受信波の受信、第1の送信信号に
対応する流体の流れに逆らう逆方向の第1の送信
波のの送信逆方向の第1の送信波に対応する逆方
向の第1の受信波の受信、第2の送信信号に対応
する逆方向の第2の送信波の送信及び逆方向の第
2の送信波に対応する受信波の受信を行なうよう
に第1のトランスデユーサ及び第2のトランスデ
ユーサを交互に切り替えるトランスデユーサ切替
回路と、順方向の第1の送信波と順方向の第1の
受信波との位相差、逆方向の第1の送信波と逆方
向の第1の受信波との位相差、順方向の第2の送
信波と順方向の第2の受信波との位相差及び逆方
向の第2の送信波と逆方向の第2の受信波との位
相差をそれぞれ算出する位相検出器と、各位相差
に基づいて、流体の流速を算出する演算器とから
超音波流速計を構成する。
〔作 用〕
上記構成の超音波流速計は、送信回路が第1の
発振信号に対応する第1の送信信号及び第1の発
振信号に近接する周波数の第2の発振信号に対応
する第2の送信信号を交互にし、トランスデユー
サ切替回路が第1のトランスデユーサ及び第2の
トランスデユーサを交互に切り替え、第1のトラ
ンスデユーサ及び第2のトランスデユーサが第1
の送信信号に対応する順方向の第1の送信波の送
信、順方向の第1の送信波に対応する順方向の第
1の受信波の受信、第2の送信信号に対応する順
方向の第2の送信波の送信、順方向の第2の送信
波に対応する順方向の第2の受信波の受信、第1
の送信信号に対応する逆方向の第1の送信波の送
信、逆方向の第1の送信波に対応する逆方向の第
1の受信波の受信、第2の送信信号に対応する逆
方向の第2の送信波の送信、逆方向の第2の送信
波に対応の第2の受信波の受信を行なわせ、位相
検出器が順方向の第1の送信波と順方向の第1の
受信波との位相差、逆方向の第1の送信波と逆方
向の第1の受信との位相差、順方向の第2の送信
波と順方向の第2の受信波との位相差及び逆方向
の第2の送信波と逆方向の第2の受信波との位相
差を算出し、演算器が各相差に基づいて、流体の
流速を算出する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。
第1図は本発明に係る超音波流速計のブロツク
図である。第1図において、OSCAは周波数fA
発振信号ZAを常時出力しているA系発振器、
OSCBは周波数fAに近い周波数fBの発振信号ZB
常時出力しているB系発振器、GA及びGBはそれ
ぞれ発振信号ZA及び発振信号ZBに対応するバー
スト信号を出力するA系ゲート回路及びB系ゲー
ト回路、TXA及びTXBはそれぞれA系ゲート回
路GA及びB系ゲート回路GBが出力するバースト
信号を増幅し、それぞれの送信信号TA及びTB
出力するA系送信回路及びB系送信回路、SW2
送信信号TA及びTB並びに後述する受信信号RA
びRBを交互に出力るA系/B系切替回路、SW1
は順方向/逆方向切替回路、1は矢印V向に流体
が流れている流管、P1及びP2は流管1に距離L
を隔てて配設されたトランスデユーサ、RXA
びRXBはA系受信回路及びB系受信回路、PDA
A系位相検出器、PDBはB系位相検出器、SHA
A系位相検出器PDAが出力する位相差に対応する
信号をサンプリングしてホールドするサンプルホ
ールド回路、SHBはB系位相検出器PDBが出力す
る位相差に対応する信号をサンプリングしてホー
ルドするサンプルホールド回路、CALはサンプ
ルホールド回路SHA及びSHBから入力される位相
差に基づいて、流体の流速Vを計算する演算器、
I/0は演算器CALの算出結果をアナログ指示
するアナログ指示計又はデジタル表示するデジタ
ル表示器等に接続される入出力回路、TIMは全
体の動作を制御する順方向/逆方向切替信号X1
A系/B系切替信号X2及び送信コントロール信
号X3を発生するタイマーであり、第1図には主
要信号のみ指示してある。
次に、本発明に係る超音波流速計の動作につい
て、第2図のタイミングチヤートを参照して説明
する。まず、A系ゲート回路GA及びB系ゲート
回路GBは、それぞれ第2図cに示す周期T3の送
信制御信号X3により開閉動作し、それぞれA系
発振器OSCAの発振信号ZA及びB系発振器CSOB
発振信号ZBをサンプリングし、バースト信号を力
する。A系ゲート回路GA及びB系ゲート回路GB
の動作に同期して、A系/B系切替回路SW2は第
2図bに示す周期T2のA系/B系切替信号信号
X2により切り換えられ、第2図dに示す送信信
号TA及びTBを交互に出力する。
次いで、順方向/逆方向切替回路SW1は第2図
aに示す周期T2の2倍の周期T1の順方向/逆方
向切替信号X1により切り換えられら。A系/B
系切替回路SW2及び順方向/逆方向切替回路SW1
の切り換えにより、トランスデユーサP1及びト
ランスデユーサP2は以下に示す送信波の送信及
び受信波の受信を行なう。第1に、順方向/逆方
向切替回路SW1がD側(順方向側)に、A系/B
系切替回路SW2がA系側にそれぞれ切り換えられ
ると、トランスデユーサP1はA系の送信信号TA
に対応する順方向の送信波TAdを送信し、トラン
スデユーサP2はA系の順方向の受信波RAdを受信
する。第2に、順方向/逆方向切替回路SW1がD
側に、A系/B系向切替回路SW2がB系側にそれ
ぞれ切り換えられると、トランスデユーサP1
B系の送信信号TBに対応する順方向の送信波TBd
を送信し、トランスデユーサP2はB系の順方向
の受信波RBdを受信する。第3に、順方向/逆方
向切替回路SW1がU側(逆方向側)に、A系/B
系向切替回路SW2がA系側にそれぞれ切り換えら
れると、トランスデユーサP2はA系の送信信号
TAに対応する逆方向の送信波TAuを送信し、トラ
ンスデユーサP2はA系の逆方向の受信波RAuを受
信する。第4に、順方向/逆方向切替回路SW1
U側に、A系/B系向切替回路SW2がB系側にそ
れぞれ切り換えられると、トランスデユーサP2
はB系の逆方向の送信波TBuを送信し、トランス
デユーサP1はB系の逆方向の受信波RBuを受信す
る。
ここで、A系の順方向の送信波TAd及び逆方向
の送信波TAu並びにB系の順方向の送信波TBd
び逆方向の送信波TBuはそれぞれ、 TAd=TAu=sin(2πfAt) (8) TBd=TBu=sin(2πfBt) (9) と表わせられる。又、A系の順方向の受信波RAd
及び逆方向の受信波RAu並びにB系の順方向の受
信波RBd及び逆方向の受信RBuは距離Lを伝搬す
るのに必要な時間だけ遅れた位相になりそれぞ
れ、 RAd=sin(2πfA(t−L/C+V))=sin(2πfA
− ΦAd) (10) RAu=sin(2πfA(t−L/C−V))=sin(2πfA
− ΦAu) (11) RBd=sin(2πfB(t−L/C+V))=sin(2πfB
−ΦBd) (12) RBu=sin(2πfB(t−L/C−V))=sin(2πfB
−ΦBu) (13) と表わせられる。ただし、ΦAd、ΦAu、ΦBd及び
ΦBuは、それぞれA系の順方向の位相差、A系の
逆方向の位相差、B系の順方向の位相差及びB系
の逆方向の位相差とする。
次いで、A系受信回路RXAはA系の順方向の
受信波RAd及びA系の逆方向の受信波RAuに対応
する受信信号RAを受信し、B系受信回路RXB
B系の順方向の受信波RBd及びB系の順方向の受
信波RBd及びB系の逆方向の受信波RBuに対応す
る受信信号RBを受信する。
次いで、A系位相検出器PDAは送信波TAdと受
信波RAdとの位相差ΦAdに対応する信号及び送信
波TAuと受信波RAuとの位相差ΦAuに対応する信号
を出力する。同様に、B系位相検出器PDBは送信
波TBdと受信波RBdとの位相差ΦBdに対応する信号
及び送信波TBuと受信RBuとの位相差ΦBuに対応す
る信号を出力する。
次いで、サンプルホールド回路SHAはA系/B
系切替信号X2に制御され、A系位相検出器PDA
が出力する位相差ΦAd及びΦAuに対応する信号を
サンプリングしてホールドする。又、サンプルホ
ールド回路SHBはA系/B系切替信号X2に制御
され、B系位相検出器PDBが出力する位相差ΦBd
及びΦBuに対応する信号をサンプリングしてホー
ルドする。サンプルホールド回路SHA及びSHB
それぞれ送信波の周期と同じ周期のランプ電圧を
発生させ、これを受信波のゼロクロス点でサンプ
リングし、ホールドするものである。
次いで、演算器CALは適宜のタイミング信号
によりサンプルホールド回路SHA及びSHBから入
力される位相差ΦAd、ΦAu、ΦBd及びΦBuに基づい
て、流体の流速Vを計算する。
ここで、A系の受信波RAuとRBdとの平均値d
及びB系の受信波RAuとRBuとの平均値uは、 Rd=1/2(RAd+RBd)=sin(π(fA+fB)t−ΦAd
+ΦBd/2)・cos(π(fA−fB)t−ΦAd−ΦBd/2
)(14) Ru=1/2(RAu+RBu)=sin(π(fA+fB)t−ΦAu
+ΦBu/2)・cos(π(fA−fA)t−ΦAu−ΦBu/2
)(15) である。又、A系の受信波の平均値dの低周波
成分Rd及びB系の受信波の平均値uの低周波成
分Ruはそれぞれ、 Rd=cos(π(fA−fB)t−ΦAd−ΦBd/2)=cos
(2πfpt−Φd)(16) Ru=cos(π(fA−fB)t−ΦAu−ΦBu/2)=cos
(2πfpt−Φu)(17) となる。ただし、 Φd=ΦAd−ΦBd/2 (18) Φu=ΦAu−ΦBu/2 (19) fp=fA−fB/2 (20) である。なお、第16式の低周波成分Rd及び第17
式の低周波成分Ruは、第14式及び第15式の包絡
線であり、fp、Φd及びΦuはそれぞれ包絡線の周波
数、順方向の位相差の差及び逆方向の位相差の差
である。
一方、A系発振器CSCAの周波数fAとB系発振
器OSCBの周波数fBとの差をとることは、ビート
波の位相を求めることに相当する。従つて、A系
発振器OSOAの周波数fAとB系発振器OSCBの周波
数fBとを近接して選べば、ビート波の周波数を低
くすることができ、流速の広い範囲にわたつて、 Φd<2π (21) 及び Φu<2π (22) を保つことができる。
ここで、距離Lだけ隔てたときの波長λd、λu
位相差の差Φd、Φuとの関係は、 L/λd=Φd/2π(23) L/λu=Φu/2π(24) となる。又、音速Cと波長λd、λuの関係は、 λd=(c+V)/fp(25) λu=(c−V)/fp(26) となる。従つて、第16式、第17式、第23式及び第
24式より、 L=λdΦd/2π=ΦAd−ΦBd/2π(fA−fB)(C+
V)(27) L=λuΦu/2π=ΦAu−ΦBu/2π(fA−fB)(C+
V)(28) となる。
演算器CALは第27式〜第28式から流速Vを、 V=πL(fA−fB)・(1/ΦAd−ΦBd−1/ΦAu−ΦB
u
)(29) により算出する。距離L及びA系発振器OSCA
周波数fAとB系発振器OSCBとの差 (fA−fB) (30) は定数であるので、演算器CALはA系の順方向
の位相差ΦAdとB系の順方向の位相差ΦBd (ΦAd.ΦBd) (31) 及びA系の逆方向の位相差ΦAuとB系の逆方向
の位相差ΦBu、 (ΦAu−ΦBu) (32) から流速Vを算出することができるのである。
流速Vは第29式に示すように音速に無関係であ
る。従つて、A系発振器OCSAの周波数fA及びB
系発振器OSCBの周波数fBを適当に選べば、A系
の順方向の位相差ΦAd、A系の逆方向の位相差
ΦAu、B系の順方向の位相差ΦBd及びB系の逆方
向の位相差ΦBuがそれぞれ±π/2を超えても、 |ΦAd−ΦBd|<π/2(33) 及び |ΦAu−ΦBu|<π/2(34) を保つことが可能であり、広範囲にたつて流速V
を測定することができる。
従来の超音波流速計では、超音波の周波数f=
40KHz、音速C=340m/S、トランスデユーサ
P1とP2との距離L=0.2m、流速V=10m/Sの
とき、A系の順方向の位相差ΦAdは、 ΦAd=4πfL/c2−V2V=2.77π(rad)>2π(35) であつた。しかし、本発明に係る超音波流速計で
は、A系発振器OCSAの発振周波数fA=40KHz、
B系発振器OCSBの発振周波数fB=40.4KHzのと
き、A系の順方向の位相差ΦAd、A系の逆方向の
位相差ΦAu、B系の順方向の位相差ΦBd、B系の
順方向の位相差ΦBuはそれぞれ、 ΦAd=2πfA(L/C+V)=45.71π(36) ΦAu=2πfA(L/C−V)=48.79π(37) ΦBd=2πfB(L/C+V)=46.17π(38) ΦBu=2πfB(L/C−V)=48.97π(39) となり、 ΦAu−ΦAd=2.78π(40) ΦBu−ΦBd=2.80π(41) であるのに対し、 |ΦAd−ΦBd|=0.46π/2(42) 及び |ΦAu−ΦBu|=0.49π<π/2(43) になり、π/2以下となる。
なお、流速Vに所定の係数を乗じて、流量を算
出するようにしてもよい。
次いで、入出力回路I/0は演算器CALの算
出結果をアナログ指示するアナログ指示計又はデ
ジタル表示するデジタル表示器等(図示せず)に
出力する。
なお、順方向/逆方向切替回路SW1、A系/B
系切替回路SW2の切替えシークエンスは順方向/
逆方向及びA系/B系が均等に切替えられれば、
必ずしもこの順序でなくとも良い。
次に、第3図は本発明に係る超音波流速計の他
の実施例を示すブロツク図である。なお、第3図
において、第1図と同様の機能を果たす部分につ
いては同一の符号を付し、その説明は省略する。
本実施例では発振器OSCA,OCSB、サンプルホ
ールド回路SHA及びSHBを上記実施例と同様に1
組設けたが、ゲート回路G、送信回路TX、受信
回路RX、位相検出器PDを1個で構成した。こ
れにより、A系とB系とが共通に動作するので、
構成要素が少なくなるばかりか、A系、B系のそ
れぞれのハードウエアのもつ特性のバラツキ、ド
リフトを補償することができる。ただし、送信回
路TX、受信回路RXは周波数fA、fBに対して同様
に作動する必要性から、第1図に示したものに比
べて応帯域であることが要求される。
次に、第4図及び第5図は本発明に係る超音波
流速計の他の実施例では、分周器DIVの代わりに
電圧可変周波数発振器VCO、位相比較器、フイ
ルター及びアンプを含むコントローラCONT、
カウンタCNTよりなるフエーズロツクループを
用いたものである。
上記実施例では、サンプルホールド回路を2組
使用しているが、サンプリングホールド回路を4
組使用し、A系/B系、順方向/逆方向それぞれ
に対して専用として用いることができる。又、全
く1個のサンプルホールド回路を交互に使用する
ようにすることもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、順方向に
送信される第1の周波数に対応する送信波と受信
波との位相差ΦAd、逆方向に送信される第1の周
波数に対応する送信波と受信波との位相差ΦAu
順方向に送信される第1の周波数に近接する第2
の周波数に対応する送信波と受信波との位相差
ΦBd及び逆方向に送信される第2の周波数に対応
する送信波と受信波との位相差ΦBuに基き、流体
の流速Vを、 V=πL(fA−fB)・(2/ΦAd−ΦBd−1/ΦAu−ΦB
u
) により算出するようにしたので、音速の影響を受
けずに、流速を広範囲にわたつて測定できる超音
波流速計を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る超音波流速計のブロツク
図、第2図は第1図に示した超音波流速計の動作
を示すタイミングチヤート、第3図は本発明に係
る超音波流速計の他の実施例を示すブロツク図、
第4図及び第5図は本発明に係る超音波流速計の
は他の実施例を示す主要部分のブロツク図、第6
図は従来の超音波流速計のブロツク図である。 各図中、OCSA,OCSBは発振器、GA,GBはゲ
ート回路、TXA,TXBは送信回路、SW1は順方
向/逆方向切替回路、SW2はA系/B系切替回
路、1は流管、P1,P2はトランスデユーサ、
RXA,RXBは受信回路、PDA,PDBは位相検出
器、SHA,SHBはサンプルホールド回路、CALは
演算器、TIMはタイマー、I/Oは入出力回路
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所定周波数の第1の発振信号に対応する第1
    の送信信号及び該第1の発振信号に近接する周波
    数の第2の発振信号に対応する第2の送信信号を
    交互に出力する送信回路と、所定方向に流体が流
    れている流管に所定距離を隔てて配設され、それ
    ぞれ入力される送信信号に対応する送信波を該流
    管内に送信するとともに、それぞれ該送信波に対
    応する受信波を受信する第1のトランスデユーサ
    及び第2のトランスデユーサと、前記第1のトラ
    ンスデユーサ及び前記第2のトランスデユーサ
    が、それぞれ前記第1の送信信号に対応する前記
    流体の流れに沿う順方向の第1の送信波の送信、
    該順方向の第1の送信波に対応する順方向の第1
    の受信波の受信、前記第2の送信信号に対応する
    該順方向の第2の送信波の送信、該順方向の第2
    の送信波に対応する該順方向の第2の受信波の受
    信、該第1の送信信号に対応する該流体の流れに
    逆らう逆方向の第1の送信波の送信、該逆方向の
    第1の送信波に対応する該逆方向の第1の受信波
    の受信、該第2の送信信号に対応する該逆方向の
    第2の送信波の送信及び該逆方向の第2の送信波
    に対応する受信波の受信を行なうように該第1の
    トランスデユーサ及び該第2のトランスデユーサ
    を交互に切り替えるトランスデユーサ切替回路
    と、前記順方向の第1の送信波と前記順方向の第
    1の受信波との位相差、前記逆方向の第1の送信
    波と前記逆方向の第1の受信波との位相差、前記
    順方向の第2の送信波と前記順方向の第2の受信
    波との位相差及び前記逆方向の第2の送信波と前
    記逆方向の第2の受信波との位相差をそれぞれ検
    出する位相検出器と、前記各位相差に基づいて、
    前記流体の流速を算出する演算器とを備えたこと
    を特徴とする超音波流速計。
JP61146823A 1986-06-25 1986-06-25 超音波流速計 Granted JPS635217A (ja)

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JP61146823A JPS635217A (ja) 1986-06-25 1986-06-25 超音波流速計

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JP61146823A JPS635217A (ja) 1986-06-25 1986-06-25 超音波流速計

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