JPH0569082A - ロストフオーム鋳造物及びその製造方法 - Google Patents

ロストフオーム鋳造物及びその製造方法

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JPH0569082A
JPH0569082A JP2400377A JP40037790A JPH0569082A JP H0569082 A JPH0569082 A JP H0569082A JP 2400377 A JP2400377 A JP 2400377A JP 40037790 A JP40037790 A JP 40037790A JP H0569082 A JPH0569082 A JP H0569082A
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metal
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 膨張したポリスチレン等でできた消耗性のパ
ターン32は鋳造物のピストン運行領域26に対応する
パターン区分を分解しこれと置換するために過共晶Al
・Si合金等の第1合金を鋳造する第1湯道手段50
と、パターン32の残余区分を分解しこれと置換するた
めに亜共晶Al・Si合金等の第2合金を鋳造する第2
湯道手段60とを有する。第1及び第2合金は、全体の
パターン32が複製され合金が溶融して一体の鋳造物1
0を形成するように、単一のモールド31内で鋳造され
る。 【効果】 エンジンブロック鋳造物は、シリンダ壁部分
における過共晶アルミニウム合金の高摩耗抵抗と、鋳造
物の残余部における亜共晶合金の細孔発生抑制及び簡単
な機械加工性の利点を合わせ有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳造物のボディを形成
するために2つの金属合金を独立にかつ同時に鋳込むロ
ストフォーム(lost-foam) 金属鋳造方法に関する。特
に、本発明は、例えば米国特許第4,243,093号
明細書に開示された如き、消耗性のパターンを不結合粒
子モールド内に埋設する工程を有し、パターンが金属鋳
造温度で熱的に分解可能なポリマー材料でできていて、
製品鋳造物の第1部分及び第2部分にそれぞれ対応する
第1区分及び第2区分を有し製品鋳造物に対応する製品
部分を備え、パターンが更にパターンの第1区分に接続
された第1溶融物注入表面を具備した第1湯道手段と、
パターンの第2区分に接続され第1溶融物注入表面とは
別個の第2溶融物注入表面を具備した第2湯道手段とを
も備え、パターンが、第1溶融物注入表面及び第2溶融
物注入表面を鋳造金属に独立的に接触させるためこれら
の溶融物注入表面を互いに離間させた状態で露出させる
ように、不結合粒子モールド内に埋設され;更に、パタ
ーンの第1区分を分解させこれと置換させるために第1
溶融物注入表面に接触させるように、溶融した第1金属
合金を鋳込む工程と;これと同時に、パターンの第2区
分を分解させこれと置換させるために第2溶融物注入表
面に接触させるように、溶融した第2金属合金を鋳込む
工程と;製品鋳造物を形成するように第1金属合金及び
第2金属合金を固化する工程と;鋳造した金属製品鋳造
物をモールドから取り外し、第1湯道手段及び第2湯道
手段に対応する鋳造金属を製品鋳造物から分離する工程
と;を有するロストフォーム鋳造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的なロストフォーム鋳造方法におい
ては、パターンはモールド成形され膨張したポリスチレ
ンの如き、金属鋳造温度で蒸発可能なポリマー材料でで
きている。パターンを不結合サンドボディ(unbonded sa
nd body)に埋設して鋳造用のモールドを形成する。溶融
金属をモールド内に鋳造してパターンに接触させ、その
後金属は漸進的にパターンを分解し、パターンと置換す
る。従って、パターンは金属により複製され、その後金
属が固化して製品鋳造物を形成する。
【0003】動力自動車に使用する型式の普通のエンジ
ンは、比較的重量があり複雑な金属鋳造物でできたエン
ジンブロックを有する。特定のエンジン設計に応じ、エ
ンジンブロック鋳造物は所望数のシリンダボアを画定す
る1以上の壁を有する。エンジン作動期間中、ピストン
が各シリンダボア内で往復運動し、共通のクランクシャ
フトを駆動する。クランクシャフトはクランクケース内
に収納されるが、このクランクケースの少なくとも一部
はエンジンブロック鋳造物の一部により形成される。ま
た、エンジンブロック鋳造物はシリンダの壁のまわりで
これから離間して位置した外壁を有していて、エンジン
作動中に冷却剤を循環させる水ジャケットを画定する。
従って、エンジンブロックはシリンダ壁部分と、クラン
クケース部分と、水ジャケット壁部分とを有する単一の
鋳造物でできている。
【0004】歴史的には、大半のエンジンブロックは鋳
造鉄で作ってきたが、アルミニウム鋳造物でできたエン
ジンブロックもある。アルミニウムエンジンブロックは
ダイカスト法や永久モールド鋳造法の如きエンプティ・
キャビティ(empty-cavity)法により鋳造されてきた。ま
た、ロストフォーム法によりアルムニウムブロックを鋳
造する方法も提案されている。エンジンブロックに使用
する型式のアルミニウム合金はその含有物たるケイ素に
依存した特性を有し、アルミニウムと約12%のケイ素
とで形成される低溶融共晶組成物を参照して説明され
る。過共晶合金は共晶組成物よりも多量のケイ素を含有
し、共晶マトリクス(母体)内に自由ケイ素粒子が分散
していることを特徴とする。自由ケイ素粒子は摩耗抵抗
を改善する硬質相を形成する。この摩耗抵抗はピストン
による損傷を減少させるためにシリンダボア壁にとって
望ましいものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、過共晶合金は
その鋳造が一層困難であり、特にエンジンブロックの如
き大きなボディを鋳造するのが極めて困難である。ケイ
素粒子の沈降が速いので、遅くに固化する鋳造物の内部
への金属供給の流れが阻害され、鋳造物内のマクロ細孔
の数が増えてしまう。また、過共晶合金は、ケイ素の沈
降期間中に放出される付加熱のためミクロ細孔の数を増
大させ、冷却期間中に熱収縮の度合を増大させてしま
う。シリンダ壁にとっては過共晶合金は望ましいが、こ
の過共晶合金による鋳造物は、工具が早く摩耗するの
で、機械加工を一層困難にさせてしまい、シリンダ壁と
は別の部分を構成するのには有利と言えない。本発明に
とって特に重要なのは、ロストフォーム方法による過共
晶合金の鋳造がこの方法に独特の困難を生じさせてしま
うことである。分解しているパターンに隣接する溶融物
の前線(フロント)での熱損失により早期の固化が生
じ、製品鋳造物に冷却むら(cold-fold) を生じさせてし
まう。
【0006】一方、共晶組成物よりもケイ素の含有量の
少ない亜共晶合金は、過共晶合金内の硬いケイ素粒子に
比べて一層柔らかいアルミニウム粒子が分散しているこ
とを特徴とする。このため、鋳造物の機械加工は容易に
なるが、シリンダボア壁の摩耗が増大する。鋳鉄又は過
共晶合金の如き摩耗抵抗合金で作った管状のライナを亜
共晶鋳造物のシリンダボア内に挿入して、満足できるピ
ストン接触表面を提供する技術が知られている。ライナ
はその外径及び内径表面を精確に機械加工する必要があ
り、また適正な嵌合を行うためにエンジンブロック内に
注意深く組立てる必要があり、従ってエンジンのコスト
が大幅に高くなってしまう。更に、エンジン設計に応
じ、ライナと周囲のシリンダ壁との間の熱膨張の差によ
り生じる歪のため、エンジン作動中にクラック即ちひび
割れの生じる危険性がある。
【0007】これらの理由のため、過共晶合金のみで作
った又は亜共晶合金のみで作ったエンジンブロック鋳造
物は全体として満足できるものではなかった。
【0008】本発明の目的は、ロストフォーム方法で製
造され、第1合金で鋳造された第1部分と、この第1合
金とは組成上異なる第2合金で独立的にかつ同時に鋳造
された第2部分とを有する一体の鋳造物を提供すること
である。
【0009】本発明の別の目的は、第1合金(過共晶ア
ルミニウム合金であるのが好ましい)でできたシリンダ
ボア壁部分と、第1合金とは組成上異なる第2合金(亜
共晶アルミニウム合金であるのが好ましい)でできた残
りの部分とを有するカンパウンド(compound)アルミニウ
ム合金のエンジンブロック鋳造物を提供することであ
る。
【0010】本発明の更に別の目的は、製品の諸部分に
対応する諸区分を有する消耗性のパターンを提供する工
程と、パターンの第1区分と置換するように第1合金を
鋳造し、パターンの第2区分と置換するように、第1合
金とは組成上異なる第2合金を鋳造して、第1合金でで
きた第1部分と第2合金でできた第2部分とを有する一
体の製品を形成する工程と、を有する金属を鋳造するロ
ストフォーム方法を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、所望のエンジンブロ
ック形状に対応するような寸法及び形状を有するパター
ンからエンジンブロック鋳造物を製造するためのロスト
フォーム鋳造方法であって、エンジンブロック鋳造物の
エンジン壁部分に対応するパターンの区分を複製するよ
うに過共晶合金の溶融物を鋳込む工程と、クランクケー
ス部分及び水ジャケット部分に対応するパターンの区分
と置換するように亜共晶合金を独立的に鋳込む工程とを
有するロストフォーム鋳造方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカンパウン
ド合金の製品鋳造物を製造するためのロストフォーム鋳
造方法の特徴とするところは、第1金属合金及び第2金
属合金の鋳造が全体のパターンを分解しこれと置換する
ように続行され、溶融した2つの第1及び第2金属合金
が、一体の製品鋳造物を形成するように、一緒に流れ溶
融することである。
【0013】本発明の好ましい実施例においては、上記
目的は、過共晶アルミニウム合金でできたシリンダ壁部
分と亜共晶アルミニウム合金でできたクランクケース部
分及び水ジャケット部分とを有するカンパウンドアルミ
ニウム合金のエンジンブロック鋳造物を製造するための
ロストフォーム鋳造方法を提供することにより、達成さ
れる。この方法は、所望のエンジンブロック鋳造物の形
状に対応するような寸法及び形状の製品区分を有する消
耗性のパターンを使用する。エンジンブロック用のパタ
ーンは、エンジンブロック鋳造物のクランクケース部
分、シリンダ壁部分及び水ジャケット壁部分に対応する
区分をそれぞれ有する。パターンは第1溶融物注入表面
を有する第1湯道手段を具備する。第1湯道手段はシリ
ンダ壁部分に対応するパターンの区分に接続されて、溶
融金属を第1溶融物注入表面からシリンダ壁部分に対応
するパターン区分へ運ぶ。パターンは第1溶融物注入表
面とは独立の第2溶融物注入表面を有する第2湯道手段
をも具備する。第2湯道手段は、シリンダ壁部分に対応
するパターン区分から離間した1以上の領域で水ジャケ
ット壁部分に対応するパターンの区分に接続されて、溶
融金属を第2溶融物注入表面から水ジャケット壁部分に
対応するパターン区分へ運ぶ。パターンは、膨張したポ
リスチレン等を個々にモールド成形して作った複数の部
分を、蒸発性接着剤を使用して組立てることにより、形
成される。組立てたパターンを不結合サンド(砂)粒子
内に埋設してモールドを作る。パターンは、第1溶融物
注入表面及び第2溶融物注入表面を鋳造金属と独立に接
触させるためにこれらの表面を露出させ互いに離間させ
るように、モールド内に配置される。
【0014】本発明によれば、溶融過共晶アルミニウム
・ケイ素合金の第1チャージを第1溶融物注入表面に接
触させるように鋳込む。パターンに接触したとき、溶融
金属は第1湯道手段を徐々に分解しこれと置換し、その
後、シリンダ壁部分に対応するパターン区分を分解しこ
れと置換する。溶融過共晶アルミニウム合金の第2チャ
ージを第2溶融物注入表面に接触させるように鋳造し、
このチャージは第2湯道手段を徐々に分解しこれと置換
し、その後、水ジャケット壁部分及びクランクケース部
分に対応するパターン区分を分解しこれと置換する。そ
の結果、全体のパターン区分が消費され、置換され、2
つのチャージは一緒に流れ溶融して一体の鋳造物を形成
する。2つの溶融チャージの鋳造は同時に起こり、これ
は、これらのチャージが同時に鋳造されること、また
は、連続鋳造の場合は、これらのチャージが、第1鋳造
チャージの固化前に第2鋳造チャージを注入するよう
な、例えば数秒だけずれた連続工程で鋳造されることを
意味する。チャージが一緒に流れる溶融物のラインはチ
ャージの相対体積により決定される。好ましい実施例に
おいては、鋳造過共晶合金の体積は、エンジン作動中に
ピストンが運行するシリンダ壁の領域(に対応するパタ
ーン区分)を置換するのに十分なものとする。従って、
過共晶合金のための溶融物の前線(フロント)はクラン
クケース部分に近接したラインで終了する。使用する亜
共晶合金の体積はパターンの残余部を置換するのに十分
なものとし、この亜共晶合金のフロントは超共晶合金の
フロントに接して流れ、個々のチャージを単一の製品鋳
造物として溶融する。デュアル鋳造合金(dual cast all
oy) の固化に続き、製品エンジンブロック鋳造物をモー
ルドから取り外し、湯道手段から分離する。
【0015】それ故、本発明のエンジンブロック鋳造物
は過共晶アルミニウム・ケイ素合金でできたシリンダ壁
部分と、亜共晶アルミニウム・ケイ素合金でできた残り
の部分(水ジャケット壁、クランクケース部分を含む)
とを有する。従って、本発明は、鋳造物の一層質量のあ
る領域における多量の細孔の形成、冷却むら及び機械加
工の困難性という欠点を伴うことなく、シリンダ壁部分
の厳密な領域において過共晶合金の摩耗抵抗の利点を提
供し、同時に、余分なコストのシリンダライナを必要と
する柔らかいシリンダボア壁の欠点を伴うことなく、エ
ンジンブロックに穴を容易にドリル明けできネジ切りで
き他の特徴を仕上げできる亜共晶合金のクランクケース
部分及び水ジャケット部分についての音響鋳造物を提供
する。更に、本発明の方法は単一の製品鋳造物を製造す
るために単一のモールド内で容易に実施することがで
き、これにより製品エンジンブロックのコストを減少さ
せることができる。
【0016】
【実施例】図面に示す本発明の好ましい実施例において
は、カンパウンドアルミニウム合金のエンジンブロック
鋳造物はロストフォーム方法により鋳造される。図5、
6には、自動車のL−4型火花点火エンジンのエンジン
ブロック鋳造物10を示す。直立状態で示すエンジンブ
ロック鋳造物10はクランクケースの一部を画定しクラ
ンクシャフト軸受支持部14を備えた基部のクランクケ
ース部分12と、このクランクケース部分12に対向す
るシリンダヘッドデッキ16とを有する。クランクケー
ス部分12とデッキ16との間で延びたシリンダ壁部分
18と外側の水ジャケット壁20は、エンジン作動中に
冷却剤を循環させるための水ジャケット22を画定する
ように離間している。この例においては、シリンダ壁1
8は4つの平行なシリンダボア24を画定し、これらの
シリンダボアはデッキ16からクランクケース部分12
へ延び、各シリンダボアの中央軸線23を中央線25に
対して直角に交差させるような状態で中央線25に沿っ
て互いに整列している。この例では、シリンダボア24
はシャム(Siamese) 様式で配列されている。すなわち、
隣接するシリンダボアは共通の壁にて分離されている。
このシャム様式の配列のため、4つのすべてのシリンダ
ボア24は単一の連続的な壁により画定される。しか
し、本発明は水冷通路により離間された別個の管状壁に
より画定されたシリンダ壁を有するエンジンブロックを
鋳造するのにも適している。各シリンダボア24はエン
ジンのピストンを収納し、シリンダヘッドデッキ16に
おける端部21を有し、また、エンジン作動期間中にピ
ストンが往復運動する領域26をも有する。本発明によ
れば、少なくともピストン運行領域26はクランクケー
ス部分12及び水ジャケット壁20とは組成上異なる摩
耗抵抗合金で鋳造する。図1には、エンジンブロック鋳
造物10をロストフォーム鋳造するための鋳造用のモー
ルド30を示す。モールド30は、アルミニウム鋳造温
度で熱的に分解可能な膨張したポリスチレン材料ででき
たパターン32のまわりに位置する不結合湖砂粒子の本
体31を有する。砂(サンド)本体31は有孔下壁28
により支持された型枠27内に収納する。型枠27は有
孔下壁28に関して砂本体31とは反対側にあり外部の
真空ポンプ33に接続したプレナム29を有する。有孔
下壁28は、鋳造期間中パターン分解蒸気をプレナム2
9へ排出させうる状態で、砂粒子を保持する。
【0017】パターン32はエンジンブロック鋳造物1
0に対応する寸法及び形状のエンジンブロックパターン
34を有する。パターンの区分は鋳造物10の部分に対
応するものとして説明する。従って、エンジンブロック
パターン34は、鋳造物のクランクケース部分12に対
応するクランクケース区分36と、鋳造物のシリンダ壁
部分18に対応するシリンダ壁区分38と、鋳造物のジ
ャケット壁20に対応するジャケット壁区分40とを有
する。平行な中央軸線43を有するボア42がシリンダ
壁区分38内に画定されていて、鋳造物10内のシリン
ダボア24を形成可能にする。エンジンブロックパター
ン即ち製品パターン34はシリンダヘッドデッキ16を
形成するための表面44をも有する。図面か判るよう
に、製品パターン34は、シリンダヘッドデッキ表面4
4が製品パターン34の最下表面となるように、倒立し
た状態でモールド30内に配置される。
【0018】パターン32は更に、膨張したポリスチレ
ン材料でできた第1湯道(ランナ)手段50を有する。
湯道手段50は鋳造期間中溶融金属を導入するための、
砂本体31の上方に露出した溶融物注入表面(鋳造金属
に置き換えて示す)54を有する下向き湯口52を具備
する。下向き湯口52はその下端で段付き湯道56に接
続し、この段付き湯道は、各ボアの軸線43がエンジン
ブロックの中心線25に対応する線59と垂直に交差す
るように、この線59に平行な製品パターン34のシリ
ンダ壁区分38に隣接して位置する。段付き湯道56は
一連の整合したゲート58によりシリンダ壁区分38に
接続している。図3、4に明示するように、ゲート58
は各インターボア(interbore) 側及びボア構造の両側で
シリンダ壁区分38に接続している。従って、湯道手段
50は溶融物注入表面54とシリンダ壁部分38とを接
続する。湯道56はゲート58間に段部を有していて、
ゲートを通ってシリンダ壁区分38へ流れる溶融物の一
層均一な流れを提供する。パターン32は更に、膨張し
たポリスチレン材料でできた第2湯道手段60をも有す
る。湯道手段60は砂本体31の上方に露出し第1溶融
物注入表面54から離間した溶融物注入表面(鋳造中の
金属に置き換えて示す)64を有する下向き湯口62を
具備する。下向き湯口52はその下端で湯道65に接続
し、この湯道65は分岐部66を備え、これらの分岐部
は湯道56の各側部で線59に平行に延びているが、湯
道手段により運ばれる金属の相互混合を阻止するため砂
本体31により離間せしめられている。分岐部66は水
ジャケット壁区分40に隣接して位置し、ゲート68に
よりこの水ジャケット区分に接続する。分解可能なポリ
スチレンでできた第2湯道手段60は溶融物注入表面6
4から製品パターン34の水ジャケット壁区分40へ金
属を運ぶようになっている。
【0019】パターン32は個々にモールド成形したポ
リスチレン素子を単一の本体として接着結合することに
より形成される。次いで、コアウォシュ(core wash) の
如き薄い多孔性の耐火性コーティングを、溶融物注入表
面54、64を除いて、外表面に施し、金属の早期固化
を防止するために鋳造物の表面仕上げを改善し鋳造中の
熱絶縁を提供する。次いで、パターン32を空の型枠2
7内に配置し、その後、不結合砂を型枠27内へ撒き落
とし、型枠をゆっくり振動させてパターン32のまわり
で砂をひきしまらせ、モールドを形成する。次いで、注
入カップ70、72を砂本体31の表面上で溶融物注入
表面54、64の上方にそれぞれ配置し、溶融金属を下
向き湯口52、62内へ導く。
【0020】本発明によるエンジンブロック鋳造物10
を鋳造するために、アメリカン・ソサエティ・フォー・
メタルス(American Societyfor Metals) によりアルミ
ニウム合金390として指定された加共晶アルミニウム
合金の第1チャージ80を準備する。このアルミニウム
合金390の公称組成では、重量比で、4〜5%の銅
と、0.34〜0.65%のマグネシウムと、16〜1
8%のケイ素と、残りのアルミニウム及び不純物とを含
む。チャージ80はとりべ82から注入カップ70内へ
注がれ、溶融物注入表面54に接触せしめられる。溶融
金属からの熱で、隣接するポリスチレンが分解し、溶融
金属は出来上がった空間内へ流入する。このようにし
て、溶融金属は、下向き湯口52、湯道56、ゲート5
8及びシリンダ壁区分38を徐々に分解しこれらと置換
する。湯道56内の段部は、下向き湯口52からの距離
の違いにも拘わらず、ゲート58を通る溶融物の一層均
一な流れを提供し、シリンダ壁区分38の一層均一な置
換を生じさせる。
【0021】第1チャージの注入に続き、第2のアルミ
ニウム合金のチャージ84をとりべ86から注入カップ
72内へ注ぎ、溶融物注入表面64に接触させる。第2
チャージは上記アメリカン・ソサエティ・フォー・メタ
ルスにより合金319として指定された亜共晶アルミニ
ウム合金でできており、この合金の公称組成では、重量
比で、4〜5%の銅と、5.5〜6.5%のケイ素と、
残りのアルミニウム及び不純物とを含む。第1チャージ
の鋳造に関して述べたと同様の方法で、チャージ84は
下向き湯口62、分岐部66を含む湯道65を徐々に分
解してこれと置換し、次いでゲート68を通り、水ジャ
ケット壁区分40と置換する。チャージ84の体積は、
水ジャケット壁区分40ばかりか、クランクケース区分
36及びこれに隣接するシリンダ壁区分38の領域をも
置換するように調整される。すなわち、チャージ84は
チャージ80により消費されなかったパターン34の残
余部と置換するのに十分なものである。このようにし
て、全体のパーターンは複製され、チャージ84の鋳造
アルムニウム合金319はチャージ80の鋳造アルムニ
ウム合金390に接して流れる。図6に90にて示す接
触地点で、2つのチャージは一緒に溶融し、鋳造金属の
単一の本体を形成する。
【0022】冷却及び固化後、鋳造物をモールドから取
り外し、湯道手段50、60に対応する部分を分離し
て、図5、6に示すようなエンジンブロック鋳造物10
を得る。図示のように、シリンダ壁部分24のピストン
運行領域26は摩耗抵抗性の過共晶アルミニウム・ケイ
素合金390の鋳造物で作られる。クランクケース部分
12及び水ジャケット壁20を含む残余部は亜共晶アル
ミニウム・ケイ素合金319で作られる。2つの合金は
90において溶融し、その結果、鋳造物10は一体の金
属本体となる。
【0023】従って、このエンジンブロック鋳造物は、
シリンダ壁部分において柔質の亜共晶合金の欠点及び鋳
造物内での過共晶合金の細孔発生、機械加工性の悪化の
欠点を伴うことなく、シリンダ壁部分において過共晶合
金の利点を有し、残余部において亜共晶合金の利点を有
する。
【0024】上述の実施例においては、カンパウンドア
ルムニウム合金のエンジンブロック鋳造物は、組成上異
なる金属の2つのチャージを独立的にしかも同時にモー
ルド内で鋳造して単一のパターンと置換するようなロス
トフォーム方法で製造した。ポリスチレンを分解し置換
する方法は、エンプティ・キャビティ鋳造法には見られ
ない溶融物流れに対する抵抗を生じさせる。これは、鋳
造物のシリンダ壁部分のピストン運行領域へのアルミニ
ウム合金390の比較的均一な流れを許容する制御され
た充填により達成される。これはまた、個々の合金の所
望の特性を消失させるような相互混合を最小化した状態
で2つのフロントの一緒の流れを許容するように各溶融
物の金属の設定し、金属での乱流を少なくすることによ
り、達成される。デュアル合金のエンジンブロック鋳造
物の製造において、過共晶合金の体積は、シリンダ壁区
分の所定の部分を置換するように設定される。亜共晶合
金の体積は、ピストン運行領域26から第1湯道手段5
0内への金属の逆流圧送を伴うことなく、パターンの残
余部を置換するのに十分な金属を提供するように制御さ
れる。上述の実施例においては、鋳造金属の上記相対体
積により、シリンダ壁部分内に溶融ラインが発生した。
代わりに、製品鋳造物内のどこかに溶融ラインが発生す
るように相対体積を調整してもよい。例えば、過共晶合
金の相対体積を増大させてクランクケース区分の一部を
消費させ、溶融ラインをクランクケース部分内に形成し
てもよい。
【0025】エンジンブロック鋳造物を製造するのに本
発明のデュアル合金鋳造方法を説明したが、この方法
は、異質の金属の異なる部分を有する他の目的に供する
形状を有する一体の鋳造物を製造するのにも適する。ま
た、上述の実施例においては、過共晶アルミニウム合金
と亜共晶アルミニウム合金との組み合わせにより鋳造物
を形成したが、この方法は、別のアルミニウム又は非ア
ルムニウム金属の組み合わせによる鋳造にも適する。例
えば、この方法は、結節状鉄及び銑鉄の如き異なる種類
の鉄合金を鋳造するのに適用できる。本発明によれば、
2つの異なる合金を単一のモールド内で同時に鋳造す
る。両方の合金はモールド内へ同時に注入してもよい
し、上述の実施例のように連続法で鋳造してもよい。一
方のチャージが完全に固化する前に他方のチャージを鋳
込むのが望ましい。典型的には、両方の金属の鋳造は数
秒のずれ以内で完了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロストフォーム法により鋳造を行うための消耗
性ポリマーエンジンブロックパターンを有する鋳造用の
モールドの断面図である。
【図2】図1の2ー2線におけるモールドの部分破断断
面図である。
【図3】図1の3ー3線におけるモールドの断面図であ
る。
【図4】製品部分への取り付け面に沿って断面にした図
1のパターンのための湯道手段の一部を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の好ましいデュアルアリミニウム合金の
エンジンブロック鋳造物の斜視図である。
【図6】図5の6ー6線におけるエンジンブロック鋳造
物の断面図である。
【符号の説明】
10 製品鋳造物 12 クランクケース部分 14 軸受支持部 18 シリンダ壁部分 20 水ジャケット壁 21 ヘッド端部 24 シリンダボア 26 ピストン運行領域 31 砂本体(モールド) 32 パターン 34 製品パターン 36 クランクケース区分 38 シリンダ壁区分 40 水ジャケット壁区分 50 第1湯道手段 54 第1溶融物注入表面 60 第2湯道手段 64 第2溶融物注入表面 80 第1チャージ(第1合金) 84 第2チャージ(第2合金)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02F 1/10 Z 8503−3G

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1金属合金でできた第1部分(18)
    と同第1金属合金とは別の第2金属合金でできた第2部
    分(12、14、20)とを有するカンパウンド合金の
    製品鋳造物(10)を製造するためのロストフォーム鋳
    造方法であって、消耗性のパターン(32)を不結合粒
    子モールド(31)内に埋設する工程を有し、同パター
    ン(32)が金属鋳造温度で熱的に分解可能なポリマー
    材料でできていて、前記製品鋳造物(10)の前記第1
    部分及び第2部分にそれぞれ対応する第1区分(38)
    及び第2区分(36)を有し同製品鋳造物に対応する製
    品部分(34)とを備え、同パターン(32)が更に同
    パターンの同第1区分(38)に接続された第1溶融物
    注入表面(54)を具備した第1湯道手段(50)と、
    同パターン(32)の前記第2区分(36)に接続され
    同第1溶融物注入表面(54)とは別個の第2溶融物注
    入表面(64)を具備した第2湯道手段(60)とをも
    備え、同パターン(32)が、同第1溶融物注入表面
    (54)及び第2溶融物注入表面(64)を鋳造金属に
    独立的に接触させるためこれらの溶融物注入表面を互い
    に離間させた状態で露出させるように、前記不結合粒子
    モールド(31)内に埋設され;更に、前記パターン
    (32)の前記第1区分(38)を分解させこれと置換
    させるために前記第1溶融物注入表面(54)に接触さ
    せるように、溶融した第1金属合金(80)を鋳込む工
    程と;これと同時に、同パターン(32)の前記第2区
    分(36)を分解させこれと置換させるために前記第2
    溶融物注入表面(64)に接触させるように、溶融した
    第2金属合金(84)を鋳込む工程と;前記製品鋳造物
    (10)を形成するように同第1金属合金及び第2金属
    合金を固化する工程と;鋳造した金属製品鋳造物(1
    0)を前記モールド(31)から取り外し、前記第1湯
    道手段(50)及び第2湯道手段(60)に対応する鋳
    造金属を同製品鋳造物(10)から分離する工程と;を
    有するロストフォーム鋳造方法において、 前記第1金属合金(80)及び第2金属合金(84)の
    鋳造が全体の前記パターン(32)を分解しこれと置換
    するように続行され、溶融した2つの第1及び第2金属
    合金(80、84)が、一体の製品鋳造物(10)を形
    成するように、一緒に流れ溶融することを特徴とするロ
    ストフォーム鋳造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1金属合金(80)を過共晶アル
    ミニウム・ケイ素合金とし、前記第2金属合金(84)
    を亜共晶アルミニウム・ケイ素合金としたことを特徴と
    する請求項1のロストフォーム鋳造方法。
  3. 【請求項3】 クランクケース部分(12)と、このク
    ランクケース部分(12)から延びたシリンダ壁部分
    (18)と、このシリンダ壁部分のまわりで同シリンダ
    壁部分から離間して同クランクケース部分(12)から
    延びた水ジャケット壁(20)とを有し、同シリンダ壁
    部分(18)が少なくとも1つのシリンダボア(24)
    を画定し、前記クランクケース部分(12)から遠い方
    の外端(21)に隣接してピストン運行領域(26)を
    有するようなカンパウンド合金のエンジンブロック鋳造
    物(10)を製造するための、請求項1又は2のロスト
    フォーム鋳造方法において、 前記エンジンブロック鋳造物(10)が、前記シリンダ
    壁部分の前記ピストン運行領域(26)を前記第1金属
    合金(80)で構成し、かつ前記クランクケース部分
    (12)及び前記水ジャケット壁(20)を前記第2金
    属合金(84)で構成するように、同第1金属合金及び
    第2金属合金でできており;前記消耗性のパターン(3
    2)が、エンジンブロック鋳造物(10)を製造するよ
    うな寸法及び形状を実質上有し、前記シリンダ壁部分
    (18)に対応する前記第1区分(38)と、前記クラ
    ンクケース部分(12)及び前記水ジャケット壁(2
    0)に対応する前記第2区分(36、40)とを備え;
    前記第1湯道手段(50)がシリンダ壁部分に対応する
    第1区分(38)に接続されており;前記第2湯道手段
    (60)が水ジャケット壁に対応する第2区分(40)
    に接続されており;溶融した前記第1金属合金(80)
    が、前記シリンダ壁部分(18)の少なくとも前記ピス
    トン運行領域(26)に対応する前記パターン(32)
    の部分を分解しこれと置換するように、前記第1溶融物
    注入表面(54)に接触する如くに鋳造され;溶融した
    前記第2金属合金(84)が、前記水ジャケット壁及び
    クランクケース部分に対応する該パターン(32)の前
    記第2区分(40、36)を分解しこれと置換するよう
    に、前記第2溶融物注入表面(64)に接触する如くに
    鋳造され;前記第1金属合金(80)及び第2金属合金
    (84)の鋳造が全体の前記パターン(32)を分解し
    これと置換するように続行され;次いで、鋳造された金
    属合金が固化されてエンジンブロック鋳造物(10)を
    形成する;ことを特徴とするロストフォーム鋳造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の方法により製造され、第1金
    属合金(80)により鋳造された第1部分(18)と、
    同第1金属合金(80)とは別個の第2金属合金(8
    4)により独立的にかつ同時に鋳造された第2部分(1
    2、20)とを有するロストフォーム鋳造物(10)に
    おいて、前記第1金属合金(80)及び第2金属合金
    (84)が一体の製品鋳造物(10)を形成するように
    溶融することを特徴とするロストフォーム鋳造物。
  5. 【請求項5】 前記第1部分(18)が第1アルミニウ
    ム合金(80)で形成され、前記第2部分(12、2
    0)が同第1アルミニウム合金(80)とは別個の第2
    アルミニウム合金(84)で形成されることを特徴とす
    る請求項4のロストフォーム鋳造物。
  6. 【請求項6】 前記第1アルミニウム合金を過共晶アル
    ミニウム・ケイ素合金(80)とし、前記第2アルミニ
    ウム合金を亜共晶アルミニウム・ケイ素合金(84)と
    したことを特徴とする請求項5のロストフォーム鋳造
    物。
  7. 【請求項7】 請求項3の方法により製造され、クラン
    クケース部分(12)と、このクランクケース部分(1
    2)から延びたシリンダ壁部分(18)と、このシリン
    ダ壁部分(18)のまわりで同シリンダ壁部分から離間
    して同クランクケース部分(12)から延びた水ジャケ
    ット壁(20)とを有し、同シリンダ壁部分(18)
    が、少なくとも1つのシリンダボア(24)を画定し、
    前記クランクケース部分(12)から遠い方のヘッド端
    (21)と、このヘッド端に隣接したピストン運行領域
    (26)を有するようなカンパウンド金属合金のロスト
    フォームエンジンブロック鋳造物(10)において、 前記ピストン運行領域(26)が前記第1金属合金(8
    0)で鋳造され、前記クランクケース部分(12)及び
    前記水ジャケット壁(20)が前記第2金属合金(8
    4)で鋳造され;第1金属合金(80)及び第2金属合
    金(84)が一体の鋳造物(10)を形成するように一
    緒に溶融することを特徴とするロストフォームエンジン
    ブロック鋳造物。
  8. 【請求項8】 前記第1金属合金を第1アルミニウム合
    金(80)とし、前記第2金属合金を同第1アルミニウ
    ム合金(80)とは別個の第2アルミニウム合金(8
    4)としたことを特徴とする請求項7のエンジンブロッ
    ク鋳造物。
  9. 【請求項9】 前記第1金属合金を過共晶アルミニウム
    ・ケイ素合金(80)とし、前記第2金属合金を亜共晶
    アルミニウム・ケイ素合金(84)としたことを特徴と
    する請求項7のエンジンブロック鋳造物。
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