JPH0568628A - エアマツトの内圧保持制御方法 - Google Patents

エアマツトの内圧保持制御方法

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Publication number
JPH0568628A
JPH0568628A JP23358491A JP23358491A JPH0568628A JP H0568628 A JPH0568628 A JP H0568628A JP 23358491 A JP23358491 A JP 23358491A JP 23358491 A JP23358491 A JP 23358491A JP H0568628 A JPH0568628 A JP H0568628A
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JP
Japan
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pressure
air
time
air tube
pressure loss
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Application number
JP23358491A
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English (en)
Inventor
Kaoru Yamashita
馨 山下
Takanobu Nishiyama
隆宣 西山
Keiko Osawa
圭子 大沢
Hiroo Fukui
博雄 福井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電圧の変動や電圧降下があっても加圧時に正
確にエアチューブ内の内圧を知って精度良く制御する。 【構成】 使用するエアポンプ14の2つの異なる電圧
時における管路圧力損失とエアチューブ内の内圧との関
係をそれぞれ一次関数で表す。この2つの一次関数によ
り求められる管路圧力損失とエアチューブ内の内圧との
関係をデータとして制御手段6に登録する。実際の測定
時には、エアチューブ内の初期圧を測定する。次に、加
圧を開始した直後の測定値を測定して実測時における管
路圧力損失を求める。この時の実測値における管路圧力
損失と2つの異なる電圧時における管路圧力損失とを比
較して比例配分により実測時におけるエアチューブ内の
内圧と管路圧力損失との関係補間を行ってエアチューブ
内の実際の圧力を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアマットにおいて、
内圧を保持するためのエアマットの内圧保持制御方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からエアマットの内圧を一定の設定
圧領域に保持するために、圧力センサーにより検出され
たエアチューブ内の圧力が設定圧領域を外れた場合には
電磁弁を開き、エアポンプを動作してエアチューブ内の
エア圧を加圧したり、あるいは排気用電磁弁を開いて減
圧して設定値に戻すようにするものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、管路圧力損
失があるため、エアチューブの内圧と圧力センサーの計
測値とが異なり、このため、単に圧力センサーによる計
測値でエアチューブの内圧を決定することができないも
のである。そこで、従来にあっては、圧力損失を一次遅
れ要素と見なして、電気的にその遅れがF(t)=1−
-t/Tにおいて、T=C・Rとなるように回路中に抵抗
RとコンデンサーCの定数を選んで構成する方式があ
る。この方式によれば入力のばらつきも平滑化され、比
較的精度よく圧力制御することができる。しかし、上記
の従来例の場合、圧力損失の異なる管路(例えばホース
長さが異なる場合)においては、電気回路を管路ごとに
設ける必要があり、且つ電源電圧変動、ポンプ劣化に伴
う加圧能力の変動があった場合、正しく制御できない。
また、一次遅れだけでは対象とする圧力領域に対して十
分に対しきれない(部分的に近似しきれない)場合があ
ったりするという問題があった。
【0004】また、一方、加減圧用のホースと圧力検知
用のホースを別々に設けようとすれば、ホース接続部で
のエア漏れの可能性が増し、特に、エア漏れに対して厳
しいエアマットにおいては著しく信頼性を損ねることに
なり、コスト面でも得策でないという問題がある。本発
明は上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであっ
て、その目的とするところは、管路圧力損失を伴う圧力
センサーの入力を用いて精度良く制御できるエアマット
の内圧保持制御方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のエアマットの内
圧保持制御方法は、エアマット本体1を構成するエアチ
ューブ2の内圧を検出する圧力センサー3と、圧力セン
サー3で検出した検出圧力に基づいて加圧するためのエ
アポンプ14とを備えたものにおいて、使用するエアポ
ンプ14の2つの異なる電圧時における管路圧力損失と
エアチューブ2内の内圧との関係をそれぞれ一次関数で
表すと共にこのようにして得られた2つの一次関数によ
り求められる管路圧力損失とエアチューブ2内の内圧と
の関係をデータとして予め制御手段6に登録しておき、
実際の測定時には、まず、エアチューブ2内の初期圧を
測定し、次に、加圧を開始した直後の測定値を測定し、
これにより実測時における管路圧力損失を求め、この時
の実測値における管路圧力損失と、上記データとして登
録したエアポンプ14の2つの異なる電圧時における管
路圧力損失とを比較して比例配分により実測時における
エアチューブ2内の内圧と管路圧力損失との関係補間を
行ってエアチューブ2内の実際の圧力を求めることを特
徴とするものであって、このような構成を採用すること
で、上記した従来例の問題点を解決して本発明の目的を
達成したものである。
【0006】
【作用】使用するエアポンプ14の2つの異なる電圧時
における管路圧力損失とエアチューブ2内の内圧との関
係をそれぞれ一次関数で表し、このようにして得られた
2つの一次関数により求められる管路圧力損失とエアチ
ューブ2内の内圧との関係をデータとして予め制御手段
6に登録してある。そして、実際の測定時には、まず、
エアチューブ2内の初期圧を測定する。次に、加圧を開
始した直後の測定値を測定し、これにより実測時におけ
る管路圧力損失を求め、この時の実測値における管路圧
力損失と、上記データとして登録したエアポンプ14の
2つの異なる電圧時における管路圧力損失とを比較して
比例配分により実測時におけるエアチューブ2内の内圧
と管路圧力損失との関係の補間を行ってエアチューブ2
内の実際の圧力を求め、目的とする圧力に調整するもの
である。
【0007】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。エアマット8は肩用、腰用、脚用の3つの
エアマット本体1を折り曲げ部9を介して接続して構成
してあり、各エアマット本体1内にはエアチューブ2が
内装してある。中央部の腰用のエアマット本体1には図
2に示すような制御ボックス10が埋設してあり、制御
ボックス10の表面部の操作部11が外部に露出してい
る。制御ボックス10内には図3、図4、図5に示すよ
うに、3つの電磁弁12(肩用電磁弁12a、腰用電磁
弁12b、脚用電磁弁12c)、圧力センサー3、減圧
用電磁弁13、エアポンプ14、電池5、マイコンより
なる制御手段6を組み込んだプリント配線板が内装して
ある。ここで、3つの電磁弁12と減圧用電磁弁13と
は共通の配管16により圧力センサー3及びエアポンプ
14に連通接続してある。そして、3つの電磁弁12と
減圧用電磁弁13とエアポンプ14とにより加圧・減圧
手段4が構成してある。電池5は3つの電磁弁12、減
圧用電磁弁13、エアポンプ14、制御手段6等のエア
マット8に組み込む電気機器の電源となっている。肩用
電磁弁12a、腰用電磁弁12b、脚用電磁弁12cの
3つの電磁弁12にはそれぞれ肩用、腰用、脚用のホー
ス17が接続してあり、各ホース17はそれぞれ肩用、
腰用、脚用の3つのエアマット本体1の各エアチューブ
2に連通接続してある。操作部11には電源スイッチ1
9、硬軟調整スイッチ18、自動モードと手動モードと
を切り換えるための圧力保持スイッチ20、部位設定ス
イッチ21、圧力セットスイッチ22、時刻セットスイ
ッチ23等の各種操作スイッチや、各部位のセット圧表
示部やその他の表示をする表示部24等が設けてある。
【0008】図1には本発明のフロー図が示してある。
ここで、本発明においては、マイコンよりなる制御手段
6は通常はオフとなるように設定してあり、マイコン内
蔵もしくは外付きのタイマー7によりあらかじめ設定さ
れた一定時間(例えば24時間)ごとにマイコンよりな
る制御手段6をオンとするように設定してある。このよ
うに制御手段6がオフモード時に一定時間がたって圧力
保持自動制御時刻になると制御手段6がオンモードにな
って圧力保持スイッチ20がオン状態であるか否かをチ
ェックする。ここで、圧力保持スイッチ20がオフであ
れば、制御手段6はオフモードに移行する。また、圧力
保持スイッチ20がオンであれば圧力センサー3の零点
補正動作へ移行する。圧力センサー3の零点補正動作
後、圧力センサー3による圧力測定動作に移行する。こ
の圧力センサー3による圧力測定の結果、設定圧領域内
にある場合(設定圧力との差が不感幅を越えていない場
合)にはマイコンよりなる制御手段6がオフモードに移
行する。一方、圧力センサー3による圧力測定の結果、
設定圧領域から外れている場合(設定圧力との差が不感
幅を越えている場合)には制御手段6により加圧・減圧
手段4を駆動して加圧または減圧してエアチューブ2を
設定値に戻し、エアチューブ2内の内圧が設定値に戻る
と圧保持自動制御動作が完了するので、制御手段6がオ
フモードに移行する。上記した設定圧力は制御手段6で
あるマイコンがオフ状態になるとマイコン内揮発メモリ
ーの内容が失われるため、設定圧力はマイコンに内蔵も
しくは外付けのバックアップ用の不揮発性メモリー(但
し書換え可能なもの)に保存しておくものとする。図1
において安定回路30は制御手段6への電池電圧を安定
化させるためのものであり、また31は電池5の電圧を
検知して制御手段6に信号をおくるようになっている電
圧検知手段である。
【0009】ところで、本発明において設定圧領域は次
のようにして実験的に求めている。すなわち、エア圧
(硬さ)に対して官能的にその硬さに差があると認知し
うるエア圧の差を実験的に求めてエア圧の設定圧領域を
決定するものであり、この領域を不感幅と称している。
この不感幅はエア圧が小さい領域(<50g/cm2
では小さく、逆にエア圧が大きい領域(>50g/cm
2 )では大きくなる。つまり、100g/cm2 前後の
高圧ではエア圧を変えてもその時の人が感じる硬さの変
化は小さいことが実験により確認されている。そして、
設定圧レベル1の設定圧力を15g/cm2 、設定圧レ
ベル2の設定圧力を30g/cm2 、設定圧レベル3の
設定圧力を45g/cm2 、設定圧レベル4の設定圧力
を60g/cm2 、設定圧レベル5の設定圧力を80g
/cm2 、設定圧レベル6の設定圧力を100g/cm
2 、設定圧レベル7の設定圧力を120g/cm2 とし
た場合、設定圧レベル1乃至設定圧レベル3の各不感幅
は±10g/cm2 であり、設定圧レベル4乃至設定圧
レベル7の各不感幅は±15g/cm2 である。つま
り、例えば、設定圧レベル2の場合には設定圧力は30
g/cm2 であるが、不感幅が+10g/cm2 、−1
0g/cm2 であるため、20g/cm2 〜40g/c
2 の範囲がエア圧を設定圧レベル2に設定した際にお
ける設定圧領域となる。したがって、エア圧を設定圧レ
ベル2に設定した状態では、上記一定時間ごとに制御手
段6がオンモードとなって、圧力センサー3で検知した
圧力が20g/cm2 〜40g/cm2 の範囲にある場
合には制御手段6がオフモードに移行し、<20g/c
2 または>40g/cm2 の場合には制御手段6によ
り加圧・減圧手段4を駆動して加圧または減圧してエア
チューブ2を設定値に戻すのである。
【0010】ここで、加圧・減圧手段4により加圧、減
圧制御を行う場合、圧力センサー3の入力はエアポンプ
14の脈動によりばらつくのが常であり、また、管路抵
抗の影響もあり、エアチューブ2内の実際の圧力を正し
く設定圧に調整することが困難であるため、本発明にお
いては、上記した不感幅により求めたエア圧の設定圧領
域内において、更に、上記不感幅よりも小さい調節用不
感幅を設け、加圧・減圧手段4により加圧減圧して圧力
調整をする際に圧力がこの調節用不感幅により決定され
る調節用設定圧領域内になると設定値になったとみなし
て加圧、減圧を停止するようになっている。この調節用
不感幅は±3〜±5g/cm2 ぐらいに設定するもので
ある。例えば、調節用不感幅を±5g/cm2 とした場
合、設定圧レベル2にすると調節用不感幅は±5g/c
2 であるため、25g/cm2 〜35g/cm2 の範
囲が調節用不感幅により決定される調節用設定圧領域と
なる。したがって、エア圧を設定圧レベル2に設定した
状態では、上記一定時間ごとに制御手段6がオンモード
となって、圧力センサー3で検知した圧力が20g/c
2 〜40g/cm2 の範囲にある場合には制御手段6
がオフモードに移行し、<20g/cm2 または>40
g/cm2 の場合には制御手段6により加圧・減圧手段
4を駆動して加圧または減圧して25g/cm2 〜35
g/cm2 の範囲の調節用設定圧領域となると設定値に
なったとみなして加圧・減圧手段4の駆動が停止され、
制御手段6がオフモードに戻るものである。
【0011】そして、上記圧力調整するに当たり、圧力
センサー3による検出で管路圧力抵抗などの影響を補間
してエアチューブ2内の正確な圧力を求めて調節用設定
圧領域に圧力調整する必要がある。この場合、本発明に
おいては、エアチューブ2の加圧・減圧用の配管と圧力
検知用の配管とを1本の配管16により兼用してある。
そして、エアチューブ2内の内圧をPrとし、圧力セン
サー3の検出圧をPmとし、配管16の管路圧力損失Δ
Pとすると、ΔP=|Pm−Pr|で求められる。ここ
で、実験により求めた減圧時における縦軸に圧力Pをと
り、横軸に時間tをとった場合のPrとPmを図8
(a)に示す。また、これに基づいて縦軸に管路圧力損
失ΔPをとり、横軸にPrをとった場合におけるΔP、
Pm、Prの関係を図8(b)に示す。この図8
(a)、図8(b)において明らかなように、減圧時に
おいてはエアチューブ2内の実際の内圧PrはΔP=P
r−Pm=a・Pr+a′≒a・Pr(∵<<1)であ
り、これにより、Pr=Pm/(1−a)……1式とな
る。したがって、減圧時にはエアチューブ2内の内圧P
rは上記1式により正しく制御できるものである。
【0012】一方、加圧時にも電源電圧が一定で且つエ
アポンプ16の能力も一定の場合には、実験により求め
た加圧時における縦軸に圧力Pをとり、横軸に時間tを
とった場合のPrとPmを図9(a)に示す。また、こ
れに基づいて縦軸に管路圧力損失ΔPをとり、横軸にP
rをとった場合におけるΔP、Pm、Prの関係を図9
(b)に示す。この図9(a)、図9(b)において明
らかなように、加圧時においてはエアチューブ2内の実
際の内圧PrはΔP=Pr−Pm=c−b・Prの式よ
り、Pr=(c+Pm)/(1+b)……2式となる。
この場合、計算処理速度を上げるため、ΔP=Pr−P
m≒cと近似し、Pr′=c+Pmの式により制御する
ことが考えられる。
【0013】但し、以上の定数a、b、cは管路圧力抵
抗、及び加圧時においてはポンプ能力により理論式もし
くは実験値から導かれるものである(実用的には実流路
の管路圧力損失を実際のポンプで測定して回帰計算する
ものである)。ところが、加圧時には電源電圧の変動が
大きいことや、電池を用いるので電圧降下があること
や、エアポンプ能力が安定しない等の理由で上記方法で
は正しく圧力制御できないものである。すなわち、電圧
が高く、エアポンプ能力が大きければ、管路圧力損失Δ
Pは図10のイのように全圧力域にわたって大きくなる
し、電圧が低く、エアポンプ能力が小さくなれば逆に図
10のハのように小さくなるものである(ここで、図1
0においてイで示される式はΔP=a1 ・Pr+a 2
あり、ニで示される式はΔP=c1 ・Pr+c2 で示さ
れる)。したがって、まず、計算時のエアポンプ能力が
どれほどであるかを知る必要が生じる。そして、電圧ご
とのエアポンプのPーQ特性(圧力と流量の関係を示す
特性)を測定しておき、計測時の電圧を測定し、エアポ
ンプの能力を測定する方法もあるがエアポンプ毎のばら
つきも大きく実用的ではない。
【0014】そこで、本発明においては、あらかじめ任
意の高電圧時の特性(図10におけるイ)と低電圧時の
特性(図10におけるハ)を測定しておき、測定時の特
性ロが上記イとロの間のどこにあるかを知り、上記イで
示される式とハで示される式に対してロで示されるΔP
=b1 ・Pr+b2 の傾きb1 、接片b2 を比例配分的
に近似させる方法を採用したのである。
【0015】つまり、使用するエアポンプ14の2つの
異なる電圧時における管路圧力損失とエアチューブ2内
の内圧との関係をそれぞれ一次関数(図10における
イ、ハ)で表し。このようにして得られた2つの一次関
数により求められる管路圧力損失とエアチューブ2内の
内圧との関係をデータとして予め制御手段6に登録して
おく。そして、実際の測定時には、まず、エアチューブ
2内の初期圧を測定し、次に、加圧を開始した直後の測
定値を測定し、これにより実測時における管路圧力損失
ΔPbをを求め、この時の実測値における管路圧力損失
ΔPbと、上記データとして登録したエアポンプ14の
2つの異なる電圧時における管路圧力損失ΔPa、ΔP
cとを比較して比例配分により実測時におけるエアチュ
ーブ2内の内圧と管路圧力損失との関係補間を行って図
10のロで示されるΔP=b1 ・Pr+b2 の傾き
1 、接片b2を求め、これによりエアチューブ2内の
実際の圧力を求めるのである。ここで、上記イで示され
る式、ロで示される式は予め実験もしくは理論式により
求め、これをマイコンよりなる制御手段6に登録してお
き、制御手段6による制御に当たっては、まず、その時
のエアポンプ能力に応じてロで示される近似式を求め、
このロで示される式に従って以後の圧力制御をマイコン
よりなる制御手段6により制御を行うものである。
【0016】また、本発明においては肩用、腰用、脚用
の3つのエアマット本体1のエアチューブ2の圧力保持
動作は各部位ごとに順番に行うようになっている。例え
ば、タイマー7によりあらかじめ設定された一定時間
(例えば24時間)ごとにマイコンよりなる制御手段6
がオンとなって、まず、一つの部位(例えば肩用のエア
マット本体1)の圧力保持動作を上記のようにして行
い、これが終わると、次に他の部位(例えば腰用のエア
マット本体1)の圧力保持動作を上記のようにして行
い、これが終わると次に残りの部位(例えば脚用のエア
マット本体1)の圧力保持動作を上記のようにして行う
ものである。この時、例えば肩用のエアマット本体1の
加圧、減圧を行う場合には肩用電磁弁12aを開いてエ
アポンプ14により加圧したり、減圧用電磁弁13を開
いて減圧したりするものである。同様に腰用のエアマッ
ト本体1の加圧、減圧を行う場合には腰用電磁弁12b
を開いてエアポンプ14により加圧したり、減圧用電磁
弁13を開いて減圧したりするものである。また、脚用
のエアマット本体1の加圧、減圧を行う場合には脚用電
磁弁12cを開いてエアポンプ14により加圧したり、
減圧用電磁弁13を開いて減圧したりするものである。
【0017】図6には本発明の1部位の圧力保持動作の
減圧時におけるフローチャートが示してある。すなわ
ち、圧力センサー3による圧力測定が完了すると減圧動
作に移行し、減圧用電磁弁13がオンとなり、0.5秒
後に電磁弁12がオンとなる。次に0.5秒後に圧力セ
ンサー3により圧力を測定し、この圧力センサー3によ
る計測圧Pmに基づいて、管路抵抗による補正をおこな
ってチューブ2内の圧力Prを求める。次に、このよう
にして求めたチューブ内の圧力Prから設定圧を引いた
値を求める(すなわち、Pr−設定値=Aであらわされ
るAの値を求める)。そして、調節用不感幅を今±55
g/cm2 とした場合、A>5g/cm2 の場合には調
節用設定圧領域まで減圧されていないので、再度圧力測
定を行うものである(なお、このループが10分間継続
すると異常動作と判定されて異常処理に移行する)。一
方、A<−5g/cm2 の場合には調節用設定圧領域を
越えて減圧されたことになるので加圧動作に移行する。
そして、−5g/cm2 <A<5g/cm2 であると減
圧用電磁弁13がオフになり、次に、0.5秒後に圧力
測定をして測定圧Pmを求める。この場合、チューブ内
の圧力PrはPr=Pmである。そして、再度、チュー
ブ内の圧力Prから設定圧を引いた値を求める。ここ
で、A>5g/cm2 の場合には調節用設定圧領域まで
減圧されていないので、再度減圧用電磁弁13をオンに
して上記動作をくりかえす。このループは3回くりかえ
される。一方、A<−5g/cm2 の場合には調節用設
定圧領域を越えて減圧されたことになるので加圧動作に
移行する。そして、−5g/cm2 <A<5g/cm2
であると電磁弁12をオフとし一部位の減圧動作を完了
する。
【0018】図7には本発明の1部位の圧力保持動作の
加圧時におけるフローチャートが示してある。すなわ
ち、圧力センサー3による圧力測定が完了すると加圧動
作に移行し、エアポンプ14がオンとなり、0.5秒後
に電磁弁12がオンとなる。次に0.5秒後に圧力セン
サー3により圧力を測定し、この圧力センサー3による
計測圧Pmに基づいて、管路抵抗、、電源電圧の変動、
ポンプ能力等による補正をおこなってチューブ2内の圧
力Prを求める。次に、このようにして求めたチューブ
内の圧力Prから設定圧を引いた値を求める(すなわ
ち、Pr−設定値=AであらわされるAの値を求め
る)。そして、調節用不感幅を今±5g/cm2 とした
場合、A<−5g/cm2 の場合には調節用設定圧領域
まで加圧されていないので、再度圧力測定を行うもので
ある。一方、A>5g/cm2 の場合には調節用設定圧
領域を越えて加圧されたことになるので減圧動作に移行
する。そして、−5g/cm2 <A<5g/cm2 であ
るとエアポンプ14がオフになり、次に、0.5秒後に
圧力測定をして測定圧Pmを求める。この場合、チュー
ブ内の圧力PrをPr=Pmである。そして、再度、チ
ューブ内の圧力Prから設定圧を引いた値を求める。こ
こで、A<−5g/cm2 の場合には調節用設定圧領域
まで加圧されていないので、再度エアポンプ14をオン
にして上記動作を繰り返す。このループは3回くりかえ
される。一方、A>5g/cm2 の場合には調節用設定
圧領域を越えて加圧されたことになるので減圧動作に移
行する。そして、−5g/cm2 <A<5g/cm2
あると電磁弁12をオフとし一部位の加圧動作を完了す
る。
【0019】なお、圧力保持スイッチ20をオフにして
手動モードに切り換えると、設定時間になっても制御手
段6がオンとならず、したがて、エアーポンプ14が一
定時間たつと駆動するというようなことがなく、エアー
ポンプ14の音が気になるような場合にはこのように手
動モードに切り換えておくとよい。
【0020】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、使用
するエアポンプの2つの異なる電圧時における管路圧力
損失とエアチューブ内の内圧との関係をそれぞれ一次関
数で表すと共にこのようにして得られた2つの一次関数
により求められる管路圧力損失とエアチューブ内の内圧
との関係をデータとして予め制御手段に登録しておき、
実際の測定時には、まず、エアチューブ内の初期圧を測
定し、次に、加圧を開始した直後の測定値を測定し、こ
れにより実測時における管路圧力損失を求め、この時の
実測値における管路圧力損失と、上記データとして登録
したエアポンプの2つの異なる電圧時における管路圧力
損失とを比較して比例配分により実測時におけるエアチ
ューブ内の内圧と管路圧力損失との関係補間を行ってエ
アチューブ内の実際の圧力を求めるので、電圧の変動や
電圧降下があっても加圧時に正確にエアチューブ内の内
圧を知って精度良く制御できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図である。
【図2】同上のエアマットの一部切欠斜視図である。
【図3】同上の制御ボックスの平断面図である。
【図4】同上の制御ボックスの正面図である。
【図5】同上の制御ボックスの正面断面図である。
【図6】同上の圧力保持動作の減圧時におけるフローチ
ャートである。
【図7】同上の圧力保持動作の加圧時におけるフローチ
ャートである。
【図8】(a)は減圧時におけるエアチューブの内圧と
圧力センサーの測定値とを示すグラフ、(b)は減圧時
における管路圧力損失を示すグラフである。
【図9】(a)は加圧時におけるエアチューブの内圧と
圧力センサーの測定値とを示すグラフ、(b)は加圧時
における管路圧力損失を示すグラフである。
【図10】加圧時における高電圧時の特性、低電圧時の
特性、計測時の特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 エアマット本体 2 エアチューブ 3 圧力センサー 6 制御手段 14 エアポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 博雄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアマット本体を構成するエアチューブ
    の内圧を検出する圧力センサーと、圧力センサーで検出
    した検出圧力に基づいて加圧するためのエアポンプとを
    備えたものにおいて、使用するエアポンプの2つの異な
    る電圧時における管路圧力損失とエアチューブ内の内圧
    との関係をそれぞれ一次関数で表すと共にこのようにし
    て得られた2つの一次関数により求められる管路圧力損
    失とエアチューブ内の内圧との関係をデータとして予め
    制御手段に登録しておき、実際の測定時には、まず、エ
    アチューブ内の初期圧を測定し、次に、加圧を開始した
    直後の測定値を測定し、これにより実測時における管路
    圧力損失を求め、この時の実測値における管路圧力損失
    と、上記データとして登録したエアポンプの2つの異な
    る電圧時における管路圧力損失とを比較して比例配分に
    より実測時におけるエアチューブ内の内圧と管路圧力損
    失との関係補間を行ってエアチューブ内の実際の圧力を
    求めることを特徴とするエアマットの内圧保持制御方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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