JPH0568617U - 模様付皿の射出成形装置 - Google Patents

模様付皿の射出成形装置

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JPH0568617U
JPH0568617U JP5608192U JP5608192U JPH0568617U JP H0568617 U JPH0568617 U JP H0568617U JP 5608192 U JP5608192 U JP 5608192U JP 5608192 U JP5608192 U JP 5608192U JP H0568617 U JPH0568617 U JP H0568617U
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啓一 廣瀬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、模様付皿の射出成形装置に関する
ものである。 【構成】 射出成形機の射出口(3) に連通した固定金型
体(4) と、同固定金型体(4) に対向し、かつ進退自在に
配設した可動金型体(5) とより成形皿の成形部(a) を成
形し、同成形部(a) の上方に、模様を有したラミネート
紙(R) を配設し、同ラミネート紙(R) を固定金型体(4)
と可動金型体(5) との間に垂下させてなる模様付皿の射
出成形装置において、可動金型体(5) の中央部に、成形
部(a)で成形された成形皿を剥離するエジェクター(10)
を設けると共に、成形部(a) にて成形された成形皿は、
上方から吊下されたラミネート紙(R) の固定金型体(4)
側の側面に一定間隔を設けて連続して溶着されるべく構
成したことを特徴とする模様付皿の射出成形装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、模様付皿の射出成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、食品包装用皿は、合成樹脂素材にて形成された皿体に一定の模様を印刷 しており、使用に際しては、包装用のまま食卓に並べている。
【0003】 そして、かかる食品包装用皿には、予め射出成形機により合成樹脂製の皿体を 射出成形した後に、別途用意した印刷機により一定模様を皿体表面にプリント印 刷している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、かかる印刷方法による合成樹脂製の包装用皿においては、皿体の表 面に直接印刷インクが付着することとなり、同皿に食品を盛る際に、食品に印刷 インクが付着し、食品衛生上の問題があった。
【0005】 また、皿体は、同縁部が湾曲している為に、その湾曲面に模様を印刷するには 、高度の技術及び特殊印刷機械が必要となると共に、作業工程に多大な手間を要 する欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、射出成形機の射出口に連通した固定金型体と、同固定金型体に対向 し、かつ進退自在に配設した可動金型体とより成形皿の成形部を成形し、同成形 部の上方に、模様を有したラミネート紙を配設し、同ラミネート紙を固定金型体 と可動金型体との間に垂下させてなる模様付皿の射出成形装置において、可動金 型体の中央部に、成形部で成形された成形皿を剥離するエジェクターを設けると 共に、成形部にて成形された成形皿は、上方から吊下されたラミネート紙の固定 金型体側の側面に一定間隔を設けて連続して溶着されるべく構成したことを特徴 とする模様付皿の射出成形装置に係るものである。
【0007】
【作用】
本考案では、射出成形機の射出口より原料としての合成樹脂液を固定金型体と 可動金型体よりなる成型部に射出して成形皿を形成する。
【0008】 そして、かかる作業の際に、固定金型体と可動金型体の間に、その成形部上方 から垂下したラミネート紙を介在せしめて、溶解した原料を射出口より射出する ことにより、成形皿の表面に模様を有したラミネート紙が溶着される。
【0009】 次いで、可動金型体を退去させながら成形皿を成形部より剥離すると、ラミネ ート紙の固定金型体側の側面に一定間隔を設けて、成形皿が連続して付着した状 態にてラミネート紙がその下方へ垂下する。
【0010】 そして、同ラミネート紙は、成形皿の自重により、下方にテンションがかけら れ、固定金型体と可動金型体に圧着される際に、しわ等を生じることなく、緊張 した状態にて成形部に介在して成形皿の上面部に溶着される。
【0011】 また、射出形成された形成皿が、可動金型体より剥離されると、同時に成形皿 の自重によって垂下する際に、ラミネート紙が下方に送り出され、固定金型体と 可動金型体との間に、次のラミネート紙が介在させることになる。
【0012】
【実施例】
本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、図1は、本考案の射出成形機の 全体側面であり、図中Aは射出成形機を示し、射出成形機Aは、床面上に支持さ れた基台Bを介して配設されている。
【0013】 また1は、射出成形機Aに粉状の合成樹脂原料を供給するホッパーを示し、同 ホッパー1は、射出成形機Aの一側に配設しており、同ホッパー1の下方には、 同原料をヒーター2-1 により溶融する射出部2が連設されている。
【0014】 また、かかる射出部2の先端には、合成樹脂原料を抽出する射出口3が設けら れている。
【0015】 そして、射出口3先端には、成形部aが連設されており、成形部aは、射出口 3の周囲には、固定盤4-1 が介して成形皿Dの下面を形成する固定金型体4が取 付けられ、同射出口3及び固定金型体4と対向した成形皿Dの上面を形成する可 動金型体5により構成されている。
【0016】 従って、固定金型体4と可動金型体5の間には、射出成形の為の形成空間が形 成される。
【0017】 なお2aは、射出部2先端に設けた射出ノズルであり、また5-1 は、可動金型体 5を支持した可動盤を示す。
【0018】 さらに、成形部aの固定金型体4と可動金型体5とは、一体に接合し、その内 部に皿状の空間を形成している。
【0019】 また、かかる可動金型体5は、固定金型体4に対して退出退去自在に摺動する ものであり、その構造を詳説すれば、次のとおりである。
【0020】 すなわち、固定盤4-1 の接合面四方に平行としたロッド6を架設し、ロッド6 に可動盤5-1 を固定盤4-1 に対向状に遊嵌し、可動金型体5をスライド自在に構 成している。
【0021】 しかも、可動盤5-1 の後面には、油圧機構が配設されており、同油圧機構によ り同可動盤5-1 を作動させる。
【0022】 なお7は、同油圧機構の型締め用ラムである。
【0023】 また、8は、可動金型体5の接合面に突出したガイドピンを示し、また8-1 は 、固定金型体4の接合面に穿設した接合孔を示し、ガイドピン8をガイド孔8-1 に嵌入することにより、固定金型体4及び可動金型体5の接合を正確に行う。
【0024】 さらに、可動金型体5の中央部には、エジェクター10が突出自在に設けられて おり、同エジェクター10は、空気圧により突出して成形部aより成形される形成 皿Dを、同可動金型体5より剥離する。
【0025】 なお9は、可動金型体5の中央部に穿設されたエジェクター孔を示し、エジェ クター孔9は、射出成形時に、エジェクター10により閉塞される。
【0026】 なおB-1 は成型部aの下部に設けた成形皿収納空間であり、B-2 は収納箱であ る。
【0027】 また、かかる構造の射出成形機Aの成形部a上方には、ラミネート紙送給装置 Mが配設されて、同成形部aに模様を有するラミネート紙Rを介在させて、成形 皿Dに模様を構成している。
【0028】 かかるラミネート紙送給装置Mは、可動盤5-1 の上部に連結したフレーム11上 にモーター12が設けられており、同モーター12の出力軸13に減速機14及び連動ベ ルト15を介して駆動ローラー16が連設されている。
【0029】 また、駆動ローラー16には、圧接ローラー17が圧接されている。
【0030】 しかも、駆動ローラー16の後方には、ラミネート紙巻ローラー18が回動自在に 架設されている。
【0031】 そして、ラミネート紙巻ローラー18より解除されるラミネート紙Rは、駆動ロ ーラー16と圧接ローラー17との間に挾持されて、下方の固定金型体4と可動金型 体5との間に垂下される。
【0032】 また、かかるラミネート紙Rは、成形皿Dと同様の合成樹脂素材により透明の シート状に形成され、しかも、その一側面には、模様を印刷しており、その印刷 面R-1 を形成空間の内側方に向けている。
【0033】 かかるラミネート紙Rの配設状態において、可動金型体5を固定金型体4に接 合し、射出口3より溶融した合成樹脂原料を射出するとラミネート紙Rに溶着し た成形皿Dを形成する。
【0034】 従って、ラミネート紙Rの印刷面R-1 は、成形皿Dの上面と溶着するものであ り、成形皿Dの上面に、ラミネート紙Rに印刷した模様が現出することとなる。
【0035】 そして、成形皿Dは、上方から吊下されたラミネート紙Rの固定金型体側の側 面に一定間隔を設けて連続して溶着されるものである。
【0036】 また、成形部aに形成された形成皿Dは、可動金型体5が退去する際に、エジ ェクター10にて同可動金型体5から剥離され、成形皿Dの自重によりラミネート 紙Rをラミネート紙巻ローラー18から解除されながら下方に落下させる。
【0037】 しかも、そのタイミングに合わせてラミネート紙送給装置Mのモーター12を作 動させることにより、駆動ローラー16が駆動して、圧接ローラー17とにより挾持 されたラミネート紙Rを一定の位置に停止させる。
【0038】 その際に、成形皿Dがラミネート紙Rに付着したまま下方に垂下している為に 、同成形皿Dの自重にてラミネート紙Rが下方に引っ張られて、固定金型体4と 可動金型体5との間において、ラミネート紙Rにテンションがかかる。
【0039】 従って、かかる状態で固定金型体4と可動金型体5を接合させると、ラミネー ト紙Rは、撓み及び捩れ等を生じることなく介在させることとなる。
【0040】 かかる構造によって、ラミネート紙Rは、湾曲した成形皿Dに一体に熱溶着さ れ、しかも、ラミネート紙Rの模様が正確に現出することができる。
【0041】 なお、モーター12の駆動と、エジェクター10の突出とのタイミングは、リミッ トスイッチLを介して行うものであり、同リミットスイッチLは、可動金型体5 の進出退去を感知し、モーター12の駆動とエジェクター10の突出作動を制御し、 ラミネート紙Rを下方に送り出すことができる。
【0042】 このように、次々に垂下するラミネート紙Rに一体に射出形成された成形皿D を構成することにより、成形皿Dの自重がラミネート紙R面にそれぞれのテンシ ョンをかけて、ラミネート紙Rが皺等を有せず正確に溶着され、さらに、ラミネ ート紙Rの模様を有する成形皿Dを一連の作業により形成できるものである。
【0043】 そして、成形坂等Dは、ラミネート紙Rより切削されて、その上面にラミネー ト紙Rにより模様を有した合成樹脂の皿製品としている。
【0044】
【考案の効果】
本考案の模様付皿の射出成形装置においては、成形部にて成形された成形皿は 、上方から吊下されたラミネート紙の固定金型体側の側面に一定間隔を設けて連 続して溶着されるので、垂下状態のラミネート紙は、同ラミネート紙に付着した 成形皿の重さにより、テンションがかけられ、常に引張状態となっているもので ある。
【0045】 かかる作業の繰り返しによって、ラミネート紙には、連続的に合成樹脂素材の 成形皿が一体に形成され、しかも、同ラミネート紙は射出口の下方に成形皿の自 重により引張られ、何ら人の手を介することなく、ラミネート紙を張設し、また 張設したラミネート紙に成形皿を連続的に形成できる。
【0046】 しかも、成形皿の上面部には、ラミネート紙が溶着されて、同ラミネート紙に 印刷された模様を表面に現出することができる。
【0047】 さらに、予め透明のラミネート紙に模様を印刷した印刷面を成形皿の上面部に 溶着すれば、印刷面は露出されずに模様のみを成形皿の表面に現出させることが でき、同皿に包装される食品等の衛生上の問題を解消することができる効果を奏 する。
【0048】 溶解した材料の熱によってラミネート紙が固定金型体に付着した場合、射出成 形後、固定金型体から可動金型体を離隔する際に、可動金型体の中央部に設けた エジェクタを作動させて、可動金型体に付着した成形皿を剥離して、ラミネート 紙の繰出を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の射出成形機の全体側面図。
【図2】本考案の射出成形機の一部切欠拡大断面図。
【図3】本考案の要部を示す拡大側面図。
【図4】成形皿の斜視図。
【符号の説明】
a 成形部 3 射出口 4 固定金型体 5 可動金型体 10 エジェクタ R ラミネート紙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形機の射出口(3) に連通した固定
    金型体(4) と、同固定金型体(4) に対向し、かつ進退自
    在に配設した可動金型体(5) とより成形皿の成形部(a)
    を成形し、 同成形部(a) の上方に、模様を有したラミネート紙(R)
    を配設し、同ラミネート紙(R) を固定金型体(4) と可動
    金型体(5) との間に垂下させてなる模様付皿の射出成形
    装置において、 可動金型体(5) の中央部に、成形部(a) で成形された成
    形皿を剥離するエジェクター(10)を設けると共に、成形
    部(a) にて成形された成形皿は、上方から吊下されたラ
    ミネート紙(R) の固定金型体(4) 側の側面に一定間隔を
    設けて連続して溶着されるべく構成したことを特徴とす
    る模様付皿の射出成形装置。
JP1992056081U 1992-08-10 1992-08-10 模様付皿の射出成形装置 Expired - Lifetime JPH0756179Y2 (ja)

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Citations (5)

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