JPH056851U - ヒートシンク - Google Patents

ヒートシンク

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Publication number
JPH056851U
JPH056851U JP5351491U JP5351491U JPH056851U JP H056851 U JPH056851 U JP H056851U JP 5351491 U JP5351491 U JP 5351491U JP 5351491 U JP5351491 U JP 5351491U JP H056851 U JPH056851 U JP H056851U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat sink
fins
cut
raised
fin
Prior art date
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Pending
Application number
JP5351491U
Other languages
English (en)
Inventor
嘉高 庄野
成光 藤沢
千次 板垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP5351491U priority Critical patent/JPH056851U/ja
Publication of JPH056851U publication Critical patent/JPH056851U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器シェルフへ収納する基板のヒートシ
ンク構造において、垂直,水平のいずれの方向にも取付
けが可能で、容易にかつ短期に製作ができ、軽量で、量
産性に富み、フィンの高さが調整できるヒートシンク構
造を得る。 【構成】 一定間隔をおいて方向をそろえて切り起した
多数のフィン12と、このフィン12を切り起した位置
に形成された通気孔13とを有し、フィン12の切り起
し角度の調整により、フィン12の高さが変化する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電子機器シェルフに多数収納される基板の発熱体冷却用ヒートシ ンク構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のヒートシンクは、一般的に図5に示される構成が採用されてい た。すなわち、同図は、シェルフに収納される基板の発熱体冷却用ヒートシンク を示す斜視図であり、これは、主に、高熱伝導性部材であるヒートシンク2の一 端に発熱体(電子部品例えば電力増幅用トランジスタ)1と、その上面(図示の 場合)2aに垂直に並設された複数枚(この場合は3枚)のフィン3と、から構 成されている。
【0003】 ところで、このような装置では、図6(A)に示されるように、基板4を垂直 状態でシェルフ5に収納するため、ヒートシンク2も図示のように垂直方向に設 置されるのが一般的であった。図6(B)は図6(A)のA部拡大図である。 また、フィン3は、2つの部材を溶接して接合したものや、専用の引抜型によ って引き抜いたもののほか、ブロツク状母材を切削加工して作成したものなどを 使用して、図7のように、ヒートシンク2に垂直に固定していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成のヒートシンク装置では、ヒートシンク2は垂直方向 に取り付けられており、高密度実装が必要な場合には、実装領域の関係から制限 を受けて、ヒートシンク2を水平方向に取り付けねばならないという場合が生ず る。このような場合、図8に示されるように、空気流はヒートシンク2によって 遮断され、矢印方向にのみ流れるようになるため、フィン3への空気の流れは期 待できず、したがって、大きな冷却効果が得られなくなり、今後の高密度実装化 に対応できず、不利になるといった問題点があった。
【0005】 また、フィン3は前述した各製造方法により作製されるものであるから、次の ような問題点をそれぞれ有していた。 まず、切削加工方法の場合、量産できない、納期がかかる、製造コストが高い 、材料の部留りが悪い、重量が重いなどの問題点がある。また、専用引抜型の場 合は、型代が高い、型製作に時間がかかる、少量生産には向かない、メーカが限 定される、重量が重いなどの問題点がある。さらには、溶接接合の場合、製造に ばらつきがある、量産に向かない、納期が長い、溶接部へのメッキが難しい、重 量が重い等の問題をかかえていた。
【0006】 そこで、本出願に係る考案は、上記問題点の解消を目的としてなされたもので 、ヒートシンクの取付方向の制限をなくして、垂直,水平のいずれの方向にも実 装可能なヒートシンク構造を有し、フィンはその切り起し角度を調整することに より、その高さが簡単に変化するヒートシンク構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1,2を用い て説明すると、本考案は、一定間隔をおいて方向をそろえて切り起された複数枚 (図の場合3枚)のフィン12と、このために生じた各通気孔13とを有するア ルミニュウム等の高熱伝導性部材よりヒートシンク11を構成したことを特徴と している。また、フィン12の高さはその切り起し角度によって調整できるよう に構成したことをも特徴としている。
【0008】
【作用】
上記構成により、図3に示す如く、フィン12は切り起されてヒートシンク1 1と一体に設けられると共に、これにより穿設された透孔(フィン12と略同大 同形)は、該ヒートシンク11を水平状態にシェルフ5に設置した場合には上方 への通気孔13となり、下方から空気によってフィン12を冷却する。ヒートシ ンク11を垂直状態に設置した場合は、従来同様に、フィン12は上昇気流によ り全面が冷却されることはいうまでもない。 また、フィン12はヒートシンク11からの切り起し角度を調節することによ って、その高さを変えることができる。 さらに、図3に示す構成のヒートシンク11を図4のように数段(図の場合2 段)積層することによって、各通気孔13は煙突状となり、各フィン12を有効 に冷却する。
【0009】
【実施例1】 次に本考案の具体的な実施の一例を図1,2にしたがって詳細に説明する。 図1は本考案のヒートシンク板の実施例1を示す斜視図で、図2はヒートシン ク板にフィンの打ち抜き・切り起し予定位置を破線で示した斜視図である。 本実施例は、主に、ヒートシンク11と、フィン12及び通気孔13とから構 成されており、ヒートシンク11はアルミニュウム板等の高熱伝導性部材によっ て作られている。図2に破線で示される打ち抜き・切り起し予定線11aにおい て、打ち抜きと同時に切り起すと、図1の状態にフィン12が切り起される。そ して、このフィン12の底辺と破線11aにて囲まれる部分が貫通して通気孔1 3が形成される。 したがって、図3に示すように、ヒートシンク11を水平方向に実装した場合 でも、空気が通気孔13を通ってフィン12間を上昇するので、この通気孔13 のない従来ヒートシンクに比べると、著しい冷却効果の向上が図れる。このため 、発熱体1が冷却されることになる。 また、ヒートシンク11に対するフィン12の切り起し角度を調整すれば、フ ィン12の高さを変えることが可能であり、これにより、フィン12の実装高さ に変更や制限があっても、容易に対応させることができる。
【0010】
【実施例2】 図4は本考案の実施例2を示す斜視図で、実施例1で説明した構成のヒートシ ンク11を多数(図では2段の場合を示す)重ねた場合を示している。このよう に、多段にヒートシンク11を実装する場合でも、それぞれの通気孔13を連通 して空気が流れ、フィン12をそれぞれ冷却する。したがって、発熱体1はヒー トシンク11によって冷却される。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、上記構成により、次のような効果を奏する。 ヒートシンクを切り起して構成したフィン間に通気孔が形成されるため、ヒー トシンクを水平に設置しても、フィンがこの通気孔の存在によって冷却され、し たがって、ヒートシンクが効率よく放熱される。このため、ヒートシンクを水平 方向には実装できないという従来の制約は解消され、垂直,水平の両方向の実装 が可能になり、今後の高密度実装にも十分対応できることが期待できる。 また、フィンはヒートシンクから切り起し加工によって形成されるため、その 切り起し角度を調整することにより、フィンの高さを変えることが可能になる。 そのため、従来ヒートシンクの実装高さの制約がなくなり、種々の実装高さに容 易に対応できるようになり、広い汎用性が得られる。 さらに、切り起しによりフィンを形成するため、別体のフィン部材が不要にな り、材料の節減が図れるほか、製造工程も少なく簡単になるため、原価低減が図 れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1を示す外観斜視図。
【図2】本考案に係るヒートシンクの加工前の外観斜視
図。
【図3】本考案の実施例1における空気流を示す図。
【図4】本考案の実施例2を示す外観斜視図。
【図5】従来例の外観斜視図。
【図6】従来例のシェルフへの収納状態を示す要部斜視
図。
【図7】従来例のフィン固定の工程を示す斜視図。
【図8】従来例の空気流を示す斜視図。
【符号の説明】
1 発熱体 11 ヒートシンク 11a フィン切り起し線 12 フィン 13 通気孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定間隔をおいて方向をそろえて切り起
    された多数のフィンと、このために生じた通気孔とを有
    する高熱伝導性部材よりなるヒートシンク。
  2. 【請求項2】 フィンの高さが切り起し角度によって変
    化する請求項1記載のヒートシンク。
JP5351491U 1991-07-10 1991-07-10 ヒートシンク Pending JPH056851U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5351491U JPH056851U (ja) 1991-07-10 1991-07-10 ヒートシンク

Applications Claiming Priority (1)

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JP5351491U JPH056851U (ja) 1991-07-10 1991-07-10 ヒートシンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH056851U true JPH056851U (ja) 1993-01-29

Family

ID=12944930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5351491U Pending JPH056851U (ja) 1991-07-10 1991-07-10 ヒートシンク

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JP (1) JPH056851U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6962753B1 (en) 1996-09-09 2005-11-08 Nec Tokin Corporation Highly heat-conductive composite magnetic material
JP2013084574A (ja) * 2011-10-11 2013-05-09 Posco Led Co Ltd 光半導体照明装置
JP2013084661A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Furukawa Sky Kk ヒートシンク
JP2014038866A (ja) * 2012-05-23 2014-02-27 Bosco Led Co Ltd 光半導体照明装置

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