JPH0567681U

JPH0567681U - リモコン装置の固定構造

Info

Publication number: JPH0567681U
Application number: JP764392U
Authority: JP
Inventors: 優孝水谷
Original assignee: 株式会社イナックス
Priority date: 1992-02-21
Filing date: 1992-02-21
Publication date: 1993-09-07

Abstract

(57)【要約】【目的】トイレの遠隔操作を行うリモコン装置を壁掛
け式にも埋込み式にもできるようにする。【構成】トイレの洗浄等を操作するリモコン装置を壁
に設ける構成において、リモコン装置を埋込みフレーム
に嵌合可能とし、該埋込みフレームの外側面又は裏面に
埋込み部材に対する固定部を設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はトイレのおしり洗浄等の操作スイッチを壁に掛けたり、埋め込んだりして固定するための技術に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来からおしり洗浄やビデ洗浄等の操作を容易にするために、壁にリモコン装置を配置して、該リモコン装置より配線をせずに赤外線等の光を用いて信号を受信部に送って、操作できるようにした技術は公知となっており、該リモコン装置は壁にブラケットを固定して、該ブラケットにリモコン装置を掛けたり、壁にリモコン装置の挿入孔を穿設してその孔に埋め込み、ネジ等で固定する構成としていたのである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来のリモコン装置は壁掛け式のリモコン装置と埋め込み式のリモコン装置は全く別構成であり、壁掛け式のリモコン装置を埋め込むことはできず、また、逆も不可能であり、製造コストが上昇していたのである。また、壁掛け式のリモコン装置は出っ張っているので、埋め込み式に改装してすっきりさせたい場合や、前面操作板を変更して趣を変更したいときや、便器を交換する場合等には、従来ではリモコン装置自体から買い替えなければならなかったので、値段が高くなり、設置に手間もかかっていたのである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案はこのような問題点を解消するために、トイレの洗浄等を操作するリモコン装置を壁に設ける構成において、リモコン装置を埋込みフレームに嵌合可能とし、該埋込みフレームの外側面又は裏面に埋込み部材に対する固定部を設けたものである。

【０００５】

【作用】

したがって、リモコン装置は壁掛け式と埋込み式の両方に利用できて共有化が図れ、埋め込む場合にはリモコン装置を埋込みフレームに挿入して、更に、埋込み部材に挿入することより、磁石または突起等で固定することができるのである。

【０００６】

【実施例】

本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如くであり、次に添付の図面に示した実施例について説明すると、図１はリモコン装置により操作可能なトイレの斜視図、図２はリモコン装置正面図、図３は同じく側面図、図４はリモコン装置を埋込みフレームに嵌合して埋め込み固定した正面図、図５は同じく底面図、図６は同じく側面断面図、図７は同じく組立斜視図、図８は固定部の他の実施例を示す側面断面図である。

【０００７】図１にて全体構成から説明すると、便器１後部上にロータンク４が配設され、該ロータンク４上部に手洗い吐水口５が設けられ、該ロータンク４の一側の側面に給水管１０が挿入されて、該給水管１０端と前記手洗い吐水口５の間にボールタップがロータンク４内で介装されて、一定量水がロータンク４内に溜まるとボールタップにより給水を停止すべく構成している。前記ロータンク４前下部に便座２と便蓋３が回動可能なように枢支部が設けられ、該枢支部の一側に副操作ボックス７が配置され、他側に受信部２１が配置され、前記枢支部下方の便器１内中央にシャワー用とチャーム用の出退可能としたノズル８・９と、温風ファンが内装されている。

【０００８】そして、トイレ室内の壁面１１に使用者が座ったときにちょうど手が届いて操作できる位置に遠隔操作を可能とするリモコン装置６が貼設され、該リモコン装置６上には図２、図４に示すように、水圧設定ダイヤル１２、ビデ洗浄スイッチ１３、おしり洗浄スイッチ１４、停止スイッチ１５、便器洗浄スイッチ１６と送信部１７が配置されており、前記副操作ボックス７にも前記リモコン装置６と同様にビデ洗浄スイッチ、おしり洗浄スイッチ、停止スイッチと便座温度調節ダイヤル、温水温度設定ダイヤル等が配置され、リモコン装置６の電池が切れた時や故障した場合にも操作できるようにしている。

【０００９】前記リモコン装置６は図４〜図７に示すように、リモコン装置６をそのまま壁掛け式として設置することもできるが、埋込みフレーム２２に嵌合して壁面１１に設けた取付孔に固定可能としており、該取付孔には箱状の埋込み部材２３が嵌合固定されて埋込みフレーム２２が嵌合できるようにし、該埋込み部材２３の奥内面には磁石２４・２４・２４が固定され、埋込みフレーム２２は一面を開放した箱状に構成して、この開放面の周囲に鍔部２２ａが設けられて装飾を兼ねて奥まで入り込むことを防止し、該埋込みフレーム２２の奥側の外面には位置調節可能に前記磁石２４に引っつく金属製のプレート２５が、前記磁石２４と一致する位置で同数配設されている。そして、埋込みフレーム２２の奥側の内面には突起２２ｂ・２２ｂが突出されて、該埋込みフレーム２２にリモコン装置６を嵌合したときに当たるようにし、該突起２２ｂには孔を貫通してネジ等により固定することも可能としている。尚、図８に示すように、埋込みフレーム２２の側面（上面又は左右面）に凹部（又は突起）２２ｃを設け、該凹部２２ｃが埋込み部材２３に嵌合した時に対向する位置に突起（又は凹部）２３ａを設け、埋込みフレーム２２を埋込み部材２３内に挿入すると前記凹部と突起が嵌合して固定するように構成することも可能であり、また、埋込み部材２３に埋込みフレーム２２を挿入してネジにて固定することも可能である。

【００１０】このような構成において、リモコン装置６は単体では壁掛け式として使用でき、埋込む場合には埋込みフレーム２２に挿入して、該埋込みフレーム２２を埋込み部材２３に挿入して、磁石２４にて固定され、電池交換等のときにはリモコン装置６のみ引っ張り出せることができるのである。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。即ち、リモコン装置を埋込みフレームを介して埋込み部材に固定する構成としたので、リモコン装置はそのまま壁掛け式としても使用できて、該リモコン装置は壁掛け式と埋込み式のどちらでも可能となり、製造コストを低減化でき、改装等のときには壁掛け式から埋込み式に容易に変更することができ、施工も簡単に行えるのである。また、埋込みフレームは容易に交換できるので、リモコン装置の操作盤が変更されたときにも合わせて変更でき、バリエーションも多く作ることができて選択の範囲を広くすることもできるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】リモコン装置により操作可能なトイレの斜視図
である。

【図２】リモコン装置正面図である。

【図３】同じく側面図である。

【図４】リモコン装置を埋込みフレームに嵌合して埋め
込み固定した正面図である。

【図５】同じく底面図である。

【図６】同じく側面断面図である。

【図７】同じく組立斜視図である。

【図８】固定部の他の実施例を示す側面断面図である。

【符号の説明】

６リモコン装置２２埋込みフレーム２３埋込み部材２４磁石

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】トイレの洗浄等を操作するリモコン装置
を壁に設ける構成において、リモコン装置を埋込みフレ
ームに嵌合可能とし、該埋込みフレームの外側面又は裏
面に埋込み部材に対する固定部を設けたことを特徴とす
るリモコン装置の固定構造。