JPH0567264U - ゴキブリ捕獲器 - Google Patents

ゴキブリ捕獲器

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JPH0567264U
JPH0567264U JP2051492U JP2051492U JPH0567264U JP H0567264 U JPH0567264 U JP H0567264U JP 2051492 U JP2051492 U JP 2051492U JP 2051492 U JP2051492 U JP 2051492U JP H0567264 U JPH0567264 U JP H0567264U
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好章 立川
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ベンハー販売株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ゴキブリが好む生息環境を付与し、ゴキブリを
効果的に誘引、駆除する。 【構成】一側が開口された箱体12に発熱部材14が設
けられ、ゴキブリ誘引剤16が設置され、かつ粘着剤2
0を塗布させてなる捕獲シート22が箱体12の底面に
設置され、箱体12の内部に水分発散容器50が設置さ
れ、箱体12の少なくとも一側面に入口24が設けられ
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、粘着剤が塗布された捕獲シートを使用したゴキブリ捕獲器に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
元来、ゴキブリは習性的に、暗く、湿気の多い場所を好み、温度が17℃〜3 3℃内であれば快適に生息でき、冬季は発熱する機器、例えば冷蔵庫等のキッチ ンシステムの近辺に潜伏し、1、2月の最冬季に産卵し、繁殖することが知られ ている。
【0003】 また、ゴキブリは家庭の台所、飲食店等で一匹見かけたら、周辺には多数のゴ キブリがいるといわれているが、その数は12〜16匹と推測できるとの研究結 果がまとめられている。
【0004】 また、ゴキブリが好む生息環境下において、ゴキブリは年中繁殖し、一匹の雌 が二百個以上の卵を産み、幼虫は2〜3カ月で親になるチャバネゴキブリが、飲 食店では主に生息している。
【0005】 この繁殖率が高いゴキブリを駆除するために、大量の殺虫剤が繰り返し使用さ れた結果、同種類の接着剤を散布しても死なないゴキブリが出現してきた。
【0006】 これは、繁殖率が高いゴキブリは世代交代が早いので、薬剤に抵抗するための 情報が遺伝子に速やかに濃縮されるためである。
【0007】 その結果、皮膚が厚くなり、体に入った毒に対する感受性が鈍くなり、また解 毒能力が向上する。
【0008】 これに対して殺虫剤の種類を交互に変えて、長期間同種類のものを使用しない 方法が取られているが、殺虫作用によるゴキブリの死骸が不特定の場所に散在す るため、死骸の処理が煩雑であると共に、不衛生であり、また殺虫剤のような毒 性薬剤の使用は人体公害となることが問題となっている。
【0009】 このため、殺虫剤に代わるゴキブリを捕獲するための器具として、やや高さを 有する箱の両側面に入口が設けられ、ゴキブリ誘引剤および粘着剤が全面に塗布 されたシートが箱の内部底面に設置されてなるゴキブリ捕獲器が使用されている 。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術においては、器具の構成上、ゴキブリが好む生息環境に設定されてい ないため、冬季において、家庭、飲食店に生息するゴキブリを誘引、駆除するに は効果的ではないことが問題となっていた。
【0011】 また、特に冷蔵庫の下部等の狭い空間部に器具を設置することができないため 、狭い空間部に潜伏するゴキブリを駆除ができないことが問題となっていた。
【0012】 本考案は、このような欠点に鑑み、特に冬季において、ゴキブリが好む生息環 境を付与し、ゴキブリを誘引、駆除することができるゴキブリ捕獲器を提供する ことを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案は、一側が開口された箱体に発熱部材が設けられ、ゴキブリ誘引剤が設 置され、かつ粘着剤を塗布させてなる捕獲シートが箱体の底面に設置され、箱体 の内部に水分発散容器を設置させ、箱体の少なくとも一側面に入口が設けられて なるものである。
【0014】
【作用】 本考案の作用を説明する。
【0015】 本考案に係るゴキブリ捕獲器を使用する際、ゴキブリ捕獲器の内部に設置され た水分発散容器内に水を充填させた後、発熱部材を発熱させ、水分発散容器内の 水分を発散させると共に、ゴキブリが快適に生息できる17℃〜33℃に保持さ せる。
【0016】 ゴキブリ捕獲器周囲に生息するゴキブリはこの温度および湿度を感知し、かつ ゴキブリ捕獲器内部のゴキブリ誘引剤に誘引され、ゴキブリ捕獲器周囲に集まる 。
【0017】 また、ゴキブリは食べ物の回りを巡回する習性があるため、ゴキブリ捕獲器の 箱体の少なくとも一側面に設けられた入口からゴキブリ捕獲器の内部に侵入する 。この際、ゴキブリは一旦箱体内に侵入すると、箱体等の狭い空間から逃げない 習性があり、そのため、ゴキブリはゴキブリ誘引剤に向かって移動する。
【0018】 ゴキブリ捕獲器の内部に侵入したゴキブリは、捕獲シートの粘着剤に付着し、 箱体内部でゴキブリは捕獲される。
【0019】 また、捕獲シートを交換する際、ゴキブリ捕獲器の箱体内部の捕獲シートをゴ キブリが付着されたまま取り出し、新品の捕獲シートを箱体に設置することによ り、捕獲シートを容易に交換することができる。
【0020】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0021】 図1〜図3に示すように、本考案に係るゴキブリ捕獲器は以下の構成からなる ものである。
【0022】 一側(上方側)が開口された箱体12の底面に発熱部材14が配設されている 。本実施例の箱体12は基台36と箱本体38とにより構成され、この箱体12 の高さを数cmとすることにより、冷蔵庫の下部に設置できるようにすることは自 由である。
【0023】 また、基台36は側面矩形状であり、上方が開口され、両側面に入口24が設 けられ、基台36の底面に発熱部材14が配設されている。本実施例の発熱部材 14は交流電源を使用する板状のヒーターであり、交流電源を介して発熱され、 発熱温度の調整が可能であることが望ましく、板状のヒーターではなく、パイプ 状のヒーターでもよく、他の発熱手段でもよい。
【0024】 箱本体38は両側に、内部にゴキブリ(図示略)が侵入し易いようにテーパー 状に傾斜させた案内部57が設けられ、中央部に湿気を付与するための水分発散 容器50を設置するための支持板58が設けられている。この水分発散容器50 内には水を充填させ、発熱部材14の発熱により水分発散容器50内の水分を蒸 発させ、箱体12内に湿気を付与することができ、特に冬季の使用に適するよう 配慮されている。
【0025】 箱本体38の底面に捕獲シート22が設置されている。本実施例の捕獲シート 22は箱本体38の中央部にゴキブリ案内通路18が配設され、他の部分には粘 着剤20が塗布されたものであり、支持板58の両側(図1において左右両側) にそれぞれ設置されている。。このゴキブリ案内通路18および支持板58上を ゴキブリは自由に移動することができるため、捕獲シート22の一部分だけでは なく、捕獲シート22の全面でゴキブリを捕獲することができる。
【0026】 箱体12に蓋体34が被設されている。本実施例の蓋体34は上面中央部に、 強度を向上させるための円形リブ59が設けられている。
【0027】 ゴキブリ誘引剤16が捕獲シート22のゴキブリ案内通路18上に貼着されて いる。本実施例で使用するゴキブリ誘引剤16は通常ゴキブリ(ほう酸)団子と 呼ばれているものであり、ゴキブリを誘引可能な薬剤であれば特に限定されない 。
【0028】 本実施例のゴキブリ誘引剤16は、複数の開口を有する包装袋60に収納され 、捕獲シート22に直接貼着させてあり、包装袋60に収納させてあるため衛生 的である。
【0029】 なお、図中42はコードを示す。
【0030】 また、図4に別の実施例が示してある。
【0031】 本実施例も前記実施例同様に箱体12が基台36と箱本体38とにより構成さ れ、この箱体12の上方に蓋体34が被設されてなるものである。
【0032】 さらに詳述すると、箱本体38は、箱部材44の中央部に水分発散容器50を 設置するための支持板52が設けられ、箱部材44の両側面の入口24に扉26 が箱部材44の内部に向けて開放自在に設けられてなるものである。本実施例の 扉26には、内部に設置されるゴキブリ誘引剤16の発する匂いを外部に発散さ せ易くするための多数の小孔46が扉26の長さ方向に沿わせて設けられている 。
【0033】 なお、図中40は蓋体34を支持するための支持ねじを示す。
【0034】 また、両実施例において、発熱部材14は箱体12の底面に配設される必要性 はなく、箱体12の外部底面、或いは箱体12の内部側面等その配設場所は特に 限定されない。
【0035】 また、夏季においてはゴキブリが生息できる温度および湿度が充分に確保され ているため、発熱部材14および水分発散容器50を使用することなく、ゴキブ リ誘引剤16のみによりゴキブリを誘引することができる。従って、夏季におい ては箱本体38の支持板58,52を省くことができる。
【0036】 また、ゴキブリ案内通路18は捕獲シート22の中央部に配設されているが、 十字状、放射状等に配設させることは自由である。
【0037】 また、捕獲シート22の外周縁の箱体12に適宜幅を形成させることにより、 この適宜幅の箱体12部分をゴキブリの案内通路として使用すれば、捕獲シート 22にはゴキブリ案内通路18を配設させる必要性はない。
【0038】 また、蓋体34は必ずしも箱体12に被設させなくてもよい。
【0039】 また、誘引剤16の設置場所は両実施例と同一場所に限定されない。
【0040】 また、入口24は箱体12の両側面に設けられているが、他の側面にも入口2 4を設けること、或いは箱体12の一側面のみに設けることは自由である。
【0041】
【考案の効果】
本考案に係るゴキブリ捕獲器によれば、箱体に発熱部材が設けられているため 、発熱部材の発熱によりゴキブリが好む生息温度17℃〜33℃を付与できると 共に、発熱部材の発熱により水分発散容器内の水分を発散させて湿気を付与でき るため、ゴキブリ捕獲器近辺の多数のゴキブリを誘引、駆除することができる。
【0042】 また、捕獲シートに多数のゴキブリが捕獲された後、捕獲シートを交換する場 合、箱体内部の捕獲シートをゴキブリが捕獲されたまま取り出し、新品の捕獲シ ートを設置することにより、容易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るゴキブリ捕獲器の分解斜視図。
【図2】同、正面図。
【図3】同、側面図。
【図4】本考案に係るゴキブリ捕獲器の別の実施例を示
す分解斜視図。
【符号の説明】
12 箱体 14 発熱部材 16 ゴキブリ誘引剤 20 粘着剤 22 捕獲シート 24 入口 50 水分発散容器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側が開口された箱体(12)に発熱部材(1
    4)が設けられ、ゴキブリ誘引剤(16)が設置され、かつ粘
    着剤(20)を塗布させてなる捕獲シート(22)が箱体(12)の
    底面に設置され、箱体(12)の内部に水分発散容器(50)を
    設置させ、箱体(12)の少なくとも一側面に入口(24)が設
    けられてなるゴキブリ捕獲器。
JP1992020514U 1991-12-17 1992-03-05 ゴキブリ捕獲器 Expired - Lifetime JP2544692Y2 (ja)

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JP1992020514U JP2544692Y2 (ja) 1991-12-17 1992-03-05 ゴキブリ捕獲器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11061291 1991-12-17
JP3-110612 1991-12-17
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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0567264U true JPH0567264U (ja) 1993-09-07
JP2544692Y2 JP2544692Y2 (ja) 1997-08-20

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009505675A (ja) * 2005-08-30 2009-02-12 イーコラブ インコーポレイティド 南京虫監視装置
KR20200105318A (ko) * 2019-02-28 2020-09-07 주식회사 티아이씨 포충기

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614759A (ja) * 1984-06-19 1986-01-10 Mitsubishi Chem Ind Ltd ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物

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