JPH0566739A - 投射型画像表示装置 - Google Patents

投射型画像表示装置

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Publication number
JPH0566739A
JPH0566739A JP3254333A JP25433391A JPH0566739A JP H0566739 A JPH0566739 A JP H0566739A JP 3254333 A JP3254333 A JP 3254333A JP 25433391 A JP25433391 A JP 25433391A JP H0566739 A JPH0566739 A JP H0566739A
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JP
Japan
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distortion
transparent
projection
image
liquid crystal
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Application number
JP3254333A
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English (en)
Inventor
Toshio Shionoya
利雄 塩野谷
Kunio Takeda
邦夫 武田
Hiroyuki Toyama
裕行 外山
Nobunao Igarashi
伸尚 五十嵐
Hironobu Abe
浩信 安倍
Shunichi Hashimoto
俊一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像歪、入力座標歪をほぼ解消した投射型画
像表示装置の実現。 【構成】 透明タブレット板40によって検出される位
置の歪を補正するデータを保持するROM45と、光学
系によって発生する光学画像の画像歪を補正するデータ
を保持するROM50と、透明タブレット板及び光学系
に起因しない歪を補正するための座標変換式を保持した
座標変換手段(システムコントローラ20)とを搭載
し、レーザ光による画像表示を行なうための走査位置制
御信号に対しては、座標変換処理とROM45,50か
ら読み出された補正データによる補正とが与えられるよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ光によって光学画
像が書き込まれる液晶ライトバルブを用いた投射型画像
表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ光を液晶セルに照射して、レーザ
光のエネルギーを熱に変換して液晶に加えるようにする
と、照射された部位の液晶に急激な温度上昇が起こり、
液晶の相転移が起こる。この相転移はレーザ光の照射を
停止すると急冷されて元の相に戻るが、この際に急冷と
いう作用により、液晶の配列状態が極端に乱れたままの
状態が長時間にわたって安定に保持される。このため、
レーザ光の照射を所定の走査で行なえば、液晶セルにメ
モリー効果のある画像を書き込むことが可能になる。
【0003】従って、このような液晶セルとレーザ光を
利用した画像書込手段と、投射光学手段を組み合わせれ
ば、液晶セルに得られる画像を拡大投射する投射型画像
表示装置が実現されることになる(特開昭58−423
72号公報参照)。そしてさらに、このような投射型画
像表示装置において、スクリーン上に透明位置検出手段
(透明ダブレット板)を搭載し、スクリーン上の画像を
見ながら作業者が直接座標入力し、画像の編集、修正等
を行なうことができるようにした装置も提案されている
(特開昭64−72673号公報,特開昭62−256
024号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
投射型画像表示装置においては、画像表示の際に発生す
る投射歪等の画像自体の歪(例えば方形の画像が台形や
菱形に表示される歪など)や、作業者が入力した座標と
実際に表示される座標位置がずれて表示されるという入
力座標と出力座標の間の歪が各種の原因で発生すること
になる。
【0005】これらの原因としては、例えばレーザ光を
走査するスキャナーの特性による偏向歪、レーザ光の投
射光学系のレンズ系の2次元歪や歪曲収差、さらに光学
系デバイスのアライメントによって生ずる歪、ミラーの
傾き誤差、スクリーンの取付状態の傾き誤差、投射距離
の誤差、透明ダブレット板の検出信号誤差、検出電極パ
ターンの印刷ずれや歪、透明ダブレット板の張り合せの
ずれ、等、非常に数多くあげることができ、また、これ
らの複合により各種の複雑な歪が発生することになる。
【0006】これに対し、各々の原因について逐一、歪
が発生しないよう設計、製造していくことはほとんど不
可能に近く、従来、投射画像自体に生ずる歪を解消し、
かつ、入力座標と投射画像の位置座標との間に殆ど誤差
のないような投射型画像表示装置を実現することはでき
ないという問題があった。
【0007】なお、上記した特開昭64−72673号
公報に開示されている歪補正技術によれば、例えば光学
系のレンズ系の歪曲収差や2次元歪等によって発生する
投射画像自体の歪は或る程度解消されるが、デバイスア
ライメントやスクリーンの傾き誤差等の機械的な影響に
よる投射画像の歪は解消できない。また、入力座標と投
射画像の位置座標との間の歪は考慮されていない。
【0008】また、特開昭62−256024号公報に
開示されている技術では、入力座標と投射画像の位置座
標との間の歪を解消することを目的としているが、画像
自体の歪には如何なる補正もかけていない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、投射画像自体に生ずる歪を解消し、かつ、
入力座標と投射画像の位置座標との間に殆ど誤差のない
ような投射型画像表示装置を実現することを目的とす
る。
【0010】すなわち、レーザ光源と、このレーザ光源
からのレーザ光によって光学画像が書き込める液晶ライ
トバルブと、この液晶ライトバルブに得られる光学画像
が投射用光源からの光により投射されるスクリーンと、
このスクリーン面上に配された透明位置検出手段とを有
してなる投射型画像表示装置において、透明位置検出手
段によって検出される位置の歪を補正するデータを予め
保持している第1の記憶手段と、レーザ光源及び投射用
光源からの出力についての光学系によって発生する光学
画像の画像歪を補正するデータを予め保持している第2
の記憶手段と、透明位置検出手段及び前記光学系に起因
しない歪を補正するための座標変換式を保持した座標変
換手段とを搭載し、レーザ光の走査によって画像表示を
行なうための走査位置制御信号に対しては、座標変換手
段による座標変換処理と第1及び第2の記憶手段から読
み出された補正データによる補正とが与えられるように
投射型画像表示装置を構成するものである。
【0011】
【作用】歪の発生原因は大きく3種類に分けられる。即
ち、第1にレーザ光の走査光学系又は投射用光源の投射
光学系において各光学デバイスの特性やアライメントに
よって発生するもの。第2に透明ダブレット板の製造上
の物理的な誤差や位置検出回路系の電気的な信号誤差に
よって発生するもの。そして第3にスクリーンの傾きや
スクリーンまでの投射距離等の投射型画像表示装置本体
のアライメントに起因するものである。
【0012】この中で、透明ダブレット板及び光学系に
ついては、本体の各機構を理想状態と仮定すれば、本体
に搭載する前に、歪を解消できるように補正するデータ
を得ることができる。つまり、光学系については理想ス
クリーン上では歪のない画像を投影するように走査位置
アドレスを補正するデータを算出することができ、また
透明ダブレット板に関しては、高精度な測定装置を用い
ることにより入力位置座標と絶対位置座標を対応させる
データを得ることができる。
【0013】一方、透明ダブレット板及び光学系が理想
状態であると仮定すると、本体側の機構のアライメント
に起因して生ずる歪は投射像の台形歪又は菱形歪である
ため、座標変換処理で画像歪を修正することができる。
【0014】つまり、レーザ光による画像表示を行なう
ための走査位置制御信号に対して、座標変換手段による
処理の結果と透明ダブレット板に関する補正データ及び
光学系に関する補正データとが付加されるようにするこ
とで、投射画像自体に生ずる歪と、入力座標と投射画像
の位置座標との間の歪を解消することができる。
【0015】
【実施例】以下、図1〜図9を参照して本発明の投射型
画像表示装置の一実施例について説明する。図1は本実
施例の投射型画像表示装置の構成を示しており、1はレ
ーザ光の照射によって所望の光学画像を書き込むことが
できる本実施例の液晶ライトバルブ、2は例えば半導体
レーザによるレーザ光源、3は例えばA1サイズの画像
表示をなす透過型スクリーン、4は液晶ライトバルブ1
に書き込まれた光学画像をスクリーン3上に投射するた
めの例えばメタルハライドランプを用いた投射用光源を
示す。
【0016】レーザ光源2から出力されたレーザ光L1
はレンズ5を通過して、ガルバノスキャナーで構成され
たXスキャナー7に達する。そして、Xスキャナー7で
X方向に偏向された後、リレーレンズ8を介して同様に
ガルバノスキャナーで構成されたYスキャナー9に達
し、Y方向に偏向される。さらにレーザ光L1 は集束用
のテレセントリックfθレンズ10を通過した後、レー
ザ光L1 のみを反射させ投射用光源4からの光はそのま
ま透過させるダイクロイックミラー11に達し、このダ
イクロイックミラー11によって反射されて液晶ライト
バルブ1に入射される。
【0017】また、投射用光源4からの光はコンデンサ
レンズ12を介してダイクロイックミラー11に達して
これを通過し、液晶ライトバルブ1に入射される。そし
て液晶ライトバルブ1に形成された光学画像に対応した
光として液晶ライトバルブ1から出射され、プロジェク
ションレンズ13によってスクリーン3上に拡大投射さ
れることになる。なお、14はフレネルレンズを示す。
【0018】また、20は、データ,アドレス,制御信
号を送受する内部バスBを介して各部をコントロールす
るシステムコントローラであり、このシステムコントロ
ーラ20はホストコンピュータ21と接続されている。
22は作業者が操作するキーボードである。23は描画
データを記憶した例えばフロッピーディスク等の記憶装
置(データファイル)、24は記憶装置23からの所望
の描画データを書き込み、またこれを読み出すRAMを
示す。
【0019】30は描画制御部(グラフィックボード)
を示し、例えばシステムコントローラ20から供給され
る描画コマンド(例えば描くべき線分の始点及び終点の
アドレス、描くべき円図形の中心アドレス及び半径情報
等)に基づいて液晶ライトバルブ1上への描画動作を制
御しているものである。31は描画制御部30の指示に
よりレーザ光源2を駆動するためのレーザドライバ、3
2はレーザ光のパワーを制御するためのパワーコントロ
ーラである。
【0020】さらに33はXスキャナー7をX方向に角
度駆動するXスキャナードライバであり、描画制御部3
0からのドライブ制御データ、即ち液晶ライトバルブ1
上におけるX座標アドレスデータに対応するガルバノミ
ラーの動作位置アドレスがD/A変換器34を介してこ
のXスキャナードライバ33に入力されることにより、
Xスキャナー7のミラーが所定の角度状態に駆動され
る。
【0021】また、35はYスキャナー9をY方向に角
度駆動するYスキャナードライバであり、描画制御部3
0からのドライブ制御データ、即ち液晶ライトバルブ1
上におけるY座標アドレスデータに対応するガルバノミ
ラーの動作位置アドレスがD/A変換器36を介してこ
のYスキャナードライバ35に入力されることにより、
Yスキャナー9のミラーが所定の角度状態に駆動され
る。37は液晶ライトバルブ1に描画された光学画像を
全消去または部分消去するための消去回路である。
【0022】透過型スクリーン3の表面上には、検出電
極すなわちスタイラスペン41により描画したときに静
電的な方法によりスタイラスペン41の面上の位置を逐
次検出することができる透明の位置検出板すなわち透明
タブレット板40が配置されている。また、42は透明
タブレット板40を駆動するタブレットドライバ、43
は透明タブレット板40の動きを制御するタブレットコ
ントローラ、44はインターフェース部である。
【0023】45は透明ダブレット板40に関する入力
位置座標と絶対位置座標の歪補正データを保持している
ROMであり、また、50はレンズ5からダイクロイッ
クミラー11までのレーザ光L1 の走査光学系及びプロ
ジェクションレンズ13等の投射光学系についての画像
歪補正データを保持しているROMである。これらにつ
いては後に詳述する。
【0024】液晶ライトバルブ1の構造は、図2に示す
ように相対向するガラス基板1a,1bの各内面に形成
された透明電極1c,1d間に、スメクティック相液晶
又はコレステリィック相液晶、或は両液晶の混合したも
のに書込レーザ光L1 の波長域で極大値をとる光吸収特
性を有する色素を混入した誘電異方性が正の液晶層1e
を封入し、さらに、透明電極1dとガラス基板1bの間
には入射したレーザ光L1 を反射するレーザ反射層1f
が配されている。
【0025】この液晶ライトバルブ1では、図2(a)
に示すように、両透明電極1c,1d間をオフとして電
位を与えない状態にしてレーザ光L1 を照射すると、レ
ーザ光L1 のエネルギーが熱に変換されて、この熱によ
って過熱された部位に液晶の相転移が生じ、この部位が
急冷されることによって相転移で生じた液晶の配列状態
の乱れがほぼそのまま残されることにより、この部位に
光学的錯乱中心が残される。つまり、この部位に光学画
像の書込がなされたことになる。
【0026】また、図2(b)に示すように、両透明電
極1c,1d間に所定の全消去電圧を、消去回路37を
通じて印加することにより、液晶の配列状態の乱れがな
くなり、全ての液晶分子が所定方向に配向される。すな
わち書き込まれていた光学画像の全てが消去されること
になる。
【0027】さらに光学画像の部分消去を行ないたい場
合は、両透明電極1c,1d間に書き込まれた光学画像
が消去されない程度の電圧、つまり全消去電圧より低い
電圧を消去回路37を介して印加し、その状態で消去し
たい部分にレーザ光L1 による走査を行なう。これによ
り、レーザ光L1 の照射された部位の液晶が溶け、冷却
過程で印加電圧によってその部位の液晶分子の配向を所
定方向に揃えるようにしながら固まる。つまり、光学画
像の部分的な消去がなされる。
【0028】透明タブレット板40は、図3に示すよう
に線状の多数の電極Y(Y1 ,Y2,・・・・・ YM )が一
定の間隔で平行に配列された透明の絶縁層40aと、電
極Yと直交する線状の多数の電極X(X1 ,X2 ,・・・・
・ XN )が電極Yと同じ間隔で平行に配列された透明の
絶縁層40bとからなり、これらの両絶縁層40a,4
0bが両電極Y,Xを互いに透明な絶縁層(図示せず)
を介して相対向するように一体化されて構成されてい
る。
【0029】この場合、スタイラスペン41に近い側の
電極Xは幅が狭くされ、スタイラスペン41に遠い方の
電極Yは幅が広くされている。これらの電極X及びYに
は、一定の時間間隔で順次に所定の電圧(パルス電圧)
+VCCが与えられる。
【0030】ここで、スタイラスペン41を透明タブレ
ット板40の面上に当接したときに電圧+VCCが与えら
れた電極とスタイラスペン41との間に形成される静電
容量をCP とすると、そのときのスタイラスペン41の
電圧V0 は、 V0 ={CP /(CP +CL )}×VCC であらわされ、容量CP が大きいほど、つまり電圧+V
CCが与えられる電極とスタイラスペン41との間の距離
が小さいほど、電圧V0 が大きくなる。
【0031】従って電極X1 ,X2 ,・・・・・ XN ないし
電極Y1 ,Y2 ,・・・・・ YM に一定の時間間隔で順次電
圧+VCCが与えられて、図4に示すように電圧+VCC
与えられた電極とスタイラスペン41との間に形成され
る容量CP が一定の時間間隔で順次変化するのに伴っ
て、図5に示すようにスタイラスペン41の電圧V0
一定の時間間隔T0 で順次階段状に変化し、電極X1
2 ,・・・・・ XN ないし電極Y1 ,Y2 ,・・・・・ YM
うちスタイラスペン41の位置に最も近い電極に電圧+
CCが与えられるときに最大になる。そして、このスタ
イラスペン41に得られる信号電圧V0 により、スタイ
ラスペン41の透明タブレット板40上の電極X1 ,X
2 ,・・・・・ XN の配列方向であるX方向と、電極Y1
2 ,・・・・・ YM の配列方向であるY方向の位置が検出
される。
【0032】これらの構成により、本実施例の投射型画
像表示装置はスクリーン3上に所望の画像投影を行な
い、かつスタイラスペン41を使用してその画像の編
集、修正等を行なうことができる。
【0033】例えば、キーボード22を操作し、システ
ムコントローラ20によって記憶装置23における所望
の描画データをアクセスしてRAM24に書き込む。シ
ステムコントローラ20はRAM24から描画しようと
するアドレス即ち座標位置信号を読み出し、これに基づ
いて描画コマンドを発生させ、描画制御部30に供給す
る。
【0034】描画制御部30はこの描画コマンドに基づ
いてパワーコントローラ32及びレーザドライバ31を
駆動させてレーザ光源2からレーザ光L1を出力させ、
かつ、Xスキャナードライバ33及びYスキャナードラ
イバ35に対してD/A変換器34,36を介してドラ
イブ制御データ、即ち液晶ライトバルブ1上におけるX
座標アドレスデータ及びY座標アドレスデータに対応す
るガルバノミラーの動作位置アドレスを与え、Xスキャ
ナー7及びYスキャナー9を駆動させることになる。
【0035】つまり、まずXスキャナー7及びYスキャ
ナー9における各ミラーをX方向及びY方向の所定角度
状態、つまり描画始点のアドレスに対応する走査制御位
置に設定し、次にレーザ光源2をオンとしてレーザ光L
1 を出力する。すると、レーザ光L1 はXスキャナー7
及びYスキャナー9、fθレンズ10、ダイクロイック
ミラー11を介して液晶ライトバルブ1上の描画の始点
となる所定位置に照射される。
【0036】続いて、描画制御部30の制御により、X
スキャナー7及びYスキャナー9は、次の描画地点のア
ドレスに対応する走査制御位置に各ミラーをX方向及び
Y方向に変化させていく。つまり、Xスキャナー7及び
Yスキャナー9の動作により、レーザ光L1 が液晶ライ
トバルブ1上で所定の位置に走査されていくことにな
る。
【0037】このようにRAM24に書き込まれた描画
データ(描画位置を示す全てのアドレス情報)に対し
て、Xスキャナー7及びYスキャナー9によって走査位
置が制御されてドット描画が繰り返し実行されていくこ
とにより、液晶ライトバルブ1上にはRAM24の描画
データに対応した光学画像が書き込まれることになる。
そして、書き込まれた光学画像は投射用光源4からの光
によって、例えば図3に示したようにスクリーン3上に
投射される。
【0038】次に、スクリーン3上に配した透明タブレ
ット板40上でスタイラスペン41により、例えばスク
リーン3上に投射した画像の修正、編集等を行なう場合
は、キーボード22を操作してシステムコントローラ2
0に指示を与えた上で、スタイラスペン41を操作すれ
ば、スタイラスペン41の透明タブレット板40上での
位置座標が検出され、その検出信号がシステムコントロ
ーラ20及びホストコンピュータ21に供給される。す
ると、ホストコンピュータ21ではシステムコントロー
ラ20を介して、スタイラスペン41の位置座標検出信
号に基づいた画像の書き込み又は消去の指示を出力し、
液晶ライトバルブ1上における光学画像の部分消去、部
分書込を実行させる。つまり、作業者の欲する画像が新
たにスクリーン3上に表示されることになる。
【0039】ところで、このように構成された本実施例
の投射型画像表示装置においては、レーザ光の走査光
学系又は投射用光源の投射光学系において各光学デバイ
スの特性やアライメントによって発生する画像歪、透
明ダブレット板の製造上の物理的な誤差や位置検出回路
系の電気的な信号誤差によって発生する入力座標と出力
画像位置の歪、スクリーンの傾きやスクリーンまでの
投射距離等の投射型画像表示装置本体のアライメントに
起因する画像歪が存在する。
【0040】そこで本実施例では、上記したように透明
ダブレット板40に関する入力位置座標と絶対位置座標
の歪補正データを保持しているROM45と、レンズ5
からダイクロイックミラー11までのレーザ光L1 の走
査光学系及びプロジェクションレンズ13等の投射光学
系についての画像歪補正データを保持しているROM5
0が搭載されており、さらに、システムコントローラ2
0には後述するように座標変換式が与えられ座標変換を
行なう手段が設けられ、座標変換処理された描画コマン
ドが描画制御部30に供給されるようになされている。
以下、上記〜の歪及びそれを補正する手段について
順次説明する。
【0041】[光学系による歪]レーザ光L1 は上述
したようにXスキャナー7及びYスキャナー9によって
走査位置を制御されるとともに、リレーレンズ8、fθ
レンズ10等を通過して液晶ライトバルブ1に達する。
また、液晶ライトバルブ1上に描かれた光学画像は投射
用光源4からの光によりプリジェクションレンズ13等
を介してスクリーン3に投射される。
【0042】このような光学系において、ホストコンピ
ュータ21で指示した(RAM24に書き込まれシステ
ムコントローラ20によって読み出された)座標と、実
際の投影像の座標が一致しないで歪が生ずる要因として
は次の[A][B][C]に大別される。
【0043】[A]Xスキャナー7及びYスキャナー9
のミラー、fθレンズ10による2次元偏向歪。Xスキ
ャナー7及びYスキャナー9のミラーにより、例えば図
6に示すように、レーザ光L1 をY方向にΦ、X方向に
θの順番で偏向すると、点線で示す理想画像に対し、実
線のようなピン歪が生じる。この場合、ポジショニング
される座標(x,y)は次の(数1)で示される。
【数1】 ただし、fはfθレンズ10の焦点距離を示す。
【0044】また、fθレンズ10はレーザ光L1 の入
射角(図6におけるτ:角度θ、Φの合成角)に対して
fθの変換を行なうレンズであるため、Xスキャナー7
及びYスキャナー9でXY方向に偏向すると、図7のよ
うなバレル歪が生ずる。この場合、ポジショニングされ
る座標(x,y)は次の(数2)で示される。
【数2】
【0045】[B]fθレンズ10、プロジェクション
レンズ13による歪曲収差。これらのレンズの歪曲設計
値により、例えば図8(a)(b)の実線で示すように
ピン歪、バレル歪が生じる。
【0046】[C]各光学デバイスの組立誤差(ミラー
の倒れ、光軸ずれ等)、レンズの製造誤差、スキャナー
追従性のばらつき等。これらの要素に基づく歪は投射型
画像表示装置1台1台に特有の歪量を有することになる
ため、予測不可能である。
【0047】これらの[A]〜[C]の種類がある光学
系による歪に対しては、次の(1)〜(8)のアルゴリ
ズムにより補正データを得ることができる。
【0048】(1)歪要因[B]におけるfθレンズ1
0、プロジェクションレンズ13の各歪曲収差データに
対して、歪関数D(r) について、 D(r) =ar4 +br3 +cr2 +dr+e(%) という4次の多項式(ただしrは理想像高(mm)、a
〜eは定数)を仮定し、5ポイントのデータを用いて近
似によって予めその係数a〜eを求めておく。 (2)歪要因[C]による歪が無いものと仮定して、歪
要因[A]を補正する理論式(上記(数1)(数2)か
ら導くことができる)、上記(1)で求めた歪曲収差補
正係数、スクリーン3対液晶ライトバルブ1の投射比等
のデータから、理論上の歪が取り除かれた補正データを
作成して、一旦これをRAM手段に記憶する。 (3)スクリーン3において数ポイント(例えば234
ポイント)をサンプリングし、投射映像のスクリーン3
上でのずれ量を測定する。これによって歪要因[C]の
みに起因する歪が測定される。 (4)上記(3)で測定したずれ量のデータから、例え
ばスプライン補間法を用いて全ての座標(2ミリ角に1
個)に対するずれ量を求める。 (5)歪要因[A]を補正する理論式、上記(1)で求
めた歪曲収差補正係数、スクリーン3対液晶ライトバル
ブ1の投射比等のデータから、投射型画像表示装置に搭
載する全ての座標における補正データを計算する。 (6)計算されたデータを再度RAM手段に記憶し、ず
れ量を測定する。 (7)上記(6)で測定したずれ量が規定値内に入らな
いときは上記(3)〜(6)の手順を繰り返す。 (8)上記(6)で測定したずれ量が規定値内に入った
時点で、RAM手段に保持されている補正データを、光
学系による歪を補正するデータとして採用する。
【0049】以上の手順で算出された補正データは、光
学系による歪に対する補正データとしてROM化さ
れ、即ち図1におけるROM50として投射型画像表示
装置に搭載されることになる。
【0050】[透明ダブレット板による歪]透明ダブ
レット板40の精度誤差の原因としては、透明電極パタ
ーンの抵抗、容量による信号遅れによるもの、前記図3
で説明した電極X,Yを形成した絶縁層40a,40b
の貼り合わせ時のずれにより、電極X(X1 〜XN )と
電極Y(Y1 〜YM )の直交性が保たれなくなることに
よるもの、電極パターン印刷のズレや歪によるもの、パ
ターンピッチに準じて発生するもの、パターン修正跡の
影響によるものなどがあげられ、これらの要因の複合的
な影響により、スタイラスペン41により使用者が入力
する座標と、この入力動作により検出される入力座標に
は歪が生じ、この入力座標歪と、光学系または投射型画
像表示装置本体の歪要因による画像自体の歪により、結
局使用者がスタイラスペン41によって入力した座標
と、その入力に基づいて実際に表示される画像の座標の
間には歪が生じてしまう。この歪は、投射型画像表示装
置としては例えば±0.3mm 程度以内に押えることが要求
されるが、そのためには透明ダブレット板40として
は、入力座標歪を補正する手段が必要となる。
【0051】透明ダブレット板40の入力座標歪を補正
するデータはROM45に記憶されて投射型画像表示装
置に搭載されるが、このROM45に記憶される補正デ
ータは次のように測定される。
【0052】まず、透明ダブレット板40が製造された
段階では上述した物理的、電気的影響により、入力座標
歪が生ずるのを余儀なくされるが、この透明ダブレット
板40の有効エリアを例えば図9(a)に示すように1
0mm□でブロック分けする。なお、点線は歪を持った
座表系を示している。そして、各ブロックの中心位置座
標を、透明ダブレット板40自体の歪を持った座標系を
用いて算出し、さらに、透明ダブレット板40を絶対座
標位置測定装置(マグネスケール)に搭載して同様に各
ブロックの中心位置座標を算出する。
【0053】すなわち、各ブロックについて得られた2
つの座標データの差が、図9(b)のように各ブロック
について必要な補正量として算出される。この補正デー
タがROM化され、ROM45とされることになる。な
お、補正データの算出は10mm□のブロック単位で算
出したが、もちろんさらに精細に或は場合によっては大
まかに行なってもよい。
【0054】[投射型画像表示装置本体のアライメン
トによる歪]上述してきたように光学系及び透明ダブレ
ット板40について補正データを算出し、これをROM
化して投射型画像表示装置に搭載し、レーザ光L1 の走
査時の座標アドレスやスタイラスペン41による入力座
標を、これらの補正データで補正することにより、光学
系及び透明ダブレット板40については歪に対しては理
想的な状態を実現できると仮定できる。
【0055】従って、この状態で画像歪が生ずるのは投
射型画像表示装置本体上の要因によって発生するものと
いえる。具体的にはスクリーン3の取付角度、取付位置
のずれによって発生する台形歪、菱形歪である。
【0056】これらの歪は、図10に示すように、X,
Y,Zの各軸廻りの回転(ΦX,ΦY,ΦZ)及び、ス
クリーン3の絶対位置のずれ(ΔX,ΔY,ΔZ)のパ
ラメータを用いて、
【数3】 という行列式で表わすことができ、即ち計算によって座
標補正を行なうことが可能であることが理解される。た
だしこの場合のZ方向の距離(投射型画像表示装置にお
ける光源からスクリーン3までの距離)は計測できない
ため、本実施例では以下の方式で座標変換を行なうこと
になる。
【0057】座標変換による補正が行なわれない場合、
光学系により図11(b)のような、4点の座標が(x
L ,yL )(xH ,yL )(xL ,yH )(xH ,y
H )である正しい長方形が光学映像として描かれても、
スクリーン3の角度、位置ずれにより例えば図11
(a)のような、座標(x1 ,y1 )(x2 ,y2
(x3,y3 )(x4 ,y4 )で表わされる歪んだ図形
がスクリーン3上に表示されることになる。そして、こ
のように歪んだ四角形上では座標は一様には増加してい
ない。従って、図11(b)の長方形上では一様に増加
する(xi ,yi )に対応して、図11(a)の歪んだ
四角形上で(xi ,yi )がどのように増加するかを考
慮して、例えば(x1 ,y1 )→(xL ,yL )の座標
変換が行なわれるようにすれば良い。
【0058】具体的には、目標とする座標から縦横の比
率nh ,nv 、即ち、
【数4】 を求め、それにより補正された長方形における座標、即
【数5】 を計算することを基本的な考え方とする。
【0059】ここで、図12のようにY方向にスクリー
ン3が傾いた場合に、辺の全長の端からの目標点までと
の比率(nh ,nv )を表わす式を得るための基本事項
を説明する。なお図12において、3aは理想状態のス
クリーン(垂直面)を示している。
【0060】垂直面3aに対して角度Φだけ傾いたスク
リーン3に投影される画像の長さdy'は、
【数6】 であることが三角関数の定理から導かれる。また、図1
3のように垂直面3a及びそれに対して角度Φだけ傾い
たスクリーン3において、垂直面3aに対して長さが2
倍(2dy とdy )となるように投影された画像に対応
する実際の画像の長さdy1及びdy2は、それぞれ、
【数7】 となる。
【0061】この(数7)における未知数はl(光源か
らの距離),dy,Φである。そこで、未知数を少なく
する(λとしてまとめる)ためにdy1とdy2の比を取
り、さらに式を変形すると、
【数8】 となる。これにより、αを求めることで、全てのdy
対するn(長方形の頂点を0及び2、中点を1としたと
きの比率)が
【数9】 により求まり、従って図13に示したスクリーン3上の
座標yt から補正された座標yi を求めることができ
る。以下、座標変換を行なうためのアルゴリズムを説明
する。
【0062】まず図14(a)の理想図形と図14
(b)の歪図形に基づいて、(数10)のように数式を
定義する。
【数10】
【0063】ここで、Y方向について、図14(a)の
理想座標上でnhが0〜2(yL 〜yH )まで変化する
とき、それに対応したX軸に平行な直線は、
【数11】 と表わすことができる。そしてこれに対応した実際のス
クリーン3上、即ち図14(b)上の直線は
【数12】 で表わされるところの(yl ,xl )(yr ,xr )の
2点を結んだ直線、
【数13】 で表わすことができる。
【0064】この(数13)について、
【数14】 と変形し、nl =nr =nh とおくと、
【数15】 となる。
【0065】ここで、Ha ,Hb ,R,Lについて、
【数16】 とおき、(数15)に代入して変形していくと、
【数17】
【数18】
【数19】 となり、即ちnh に対する二次方程式が得られる。即ち
この(数19)からnhの値が求められる。
【0066】そして、X座標についても同様のアルゴリ
ズム(説明は省略する)でnv を求める。このnh ,n
v を用いて、
【数20】 の演算を行なうことにより、X,Y座標の座標変換を行
なうことができ、即ち、投射型画像表示装置本体に取り
付けられたスクリーン3の取付角度や位置に起因する歪
を補正することができる。
【0067】ただし、上記数19においてはλ,R,H
の値が必要となるが、このため実際には、座標変換式を
得るための初期設定として、例えば図15に示すように
8点即ちスクリーン3上で歪んだ長方形の各頂点と各辺
の中点の座標を、使用者がスタイラスペン41を用いて
入力し、システムコントローラ20が透明ダブレット板
40から各点の座標値を得ることが必要とされる。この
座標値に基づいてシステムコントローラ20は、スクリ
ーン3の位置ずれに起因し画像の回転/平行移動として
現われる歪を補正するための上記座標変換式を導くもの
である。
【0068】このように補正データを有するROM4
5,50が搭載され、かつシステムコントローラ20が
座標変換のための演算を行なうことができるようにされ
た本実施例の投射型画像表示装置の画像表示の際の歪補
正動作を図16のフローチャートを参照して説明する。
【0069】まず、システムコントローラ20がRAM
24からロードされた画像を表示する際には (F100→F1
01→F102) 、そのロードされたアドレス(座標)情報に
対し、まずROM45に記憶された補正データをタブレ
ットコントローラ43を介して参照し、補正を加える(F
103)。そして、次に上述した座標変換処理を実行し(F10
4)、座標変換されたデータを描画コマンドとして描画制
御部30に出力する(F105)。
【0070】描画制御部30は前述したように描画コマ
ンドに基づいて各レーザ光の走査点のアドレスを発生さ
せ(F106)、レーザ光による走査を実行させるが、Xスキ
ャナー7及びYスキャナー9に供給する各アドレスにつ
いては、逐一ROM50の補正データを参照して、補正
を加えることになる (F107→F108) 。
【0071】また、使用者がスタイラスペン41を使用
して座標入力を行なった際には (F100→F111又は F109
→F111) 、透明タブレット板40上の座標が得られた時
点でタブレットコントローラ43はROM45を参照し
て入力座標値に補正を加え(F112)、これをシステムコン
トローラ20に供給する(F113)。システムコントローラ
20に対しては理想状態における透明タブレット板によ
って入力された座標値に相当する座標値が供給されるこ
とになる。
【0072】するとシステムコントローラ20はこの入
力座標値に対して座標変換処理を行なった上で、その座
標位置に対応する描画コマンドを発生させて描画制御部
30に供給し (F104→F105) 、描画制御部30では描画
コマンドに基づいて発生させた各アドレスに対してRO
M50を参照して補正を加え、これをXスキャナー7及
びYスキャナー9に供給してレーザ光L1 による走査を
実行させる (F106〜F108) 。
【0073】このような補正動作により、本実施例の投
射型画像表示装置では光学系に起因する歪、投射型画像
表示装置本体の機構に起因する歪、透明タブレット板4
0に起因する歪はそれぞれ全て補正されることになり、
従ってスクリーン3上に投影される画像の歪、及び透明
タブレット板40上の入力座標と実際の表示座標との間
のずれも解消され、高精度な画像及び入力処理が実現さ
れることになる。なお、もちろん処理フローは図16に
限定されるものではなく各種考えられる。
【0074】なお、本実施例ではROM45をタブレッ
トコントローラ43に接続し、タブレットコントローラ
43が入力座標の補正をするようにしたが、例えばRO
M45をシステムコントローラ20に接続し、座標変換
処理と一括的に入力座標補正処理がなされるようにして
もよい。もちろん本発明において投射型画像表示装置と
しての構成は上記実施例に限られるものではない。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明の投射型画像
表示装置においては、透明タブレット板による入力座標
歪、光学系による画像歪、本体機構の取付誤差による画
像歪が総括的に補正されるように構成したため、高精度
な表示及び入力が達成された投射型画像表示装置を実現
できるという効果がある。
【0076】しかも、光学系と透明タブレット板のそれ
ぞれの補正データをROM化し一体的に搭載することに
より投射型画像表示装置本体に対して理想的な光学系と
透明タブレット板を実現し、さらに座標変換処理によっ
て本体側に起因する歪を補正するという手段をとってい
るため、補正のために複雑な回路や機構を必要とせず、
実現が非常に容易であるという利点があり、また、RO
M手段により理想的な光学系と透明タブレット板を実現
することで、これらを各投射型画像表示装置において汎
用的に使用することができ生産性、保守性を向上させる
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投射型画像表示装置の一実施例のブロ
ック図である。
【図2】本実施例における液晶ライトバルブの構造図で
ある。
【図3】本実施例におけるスクリーン及び透明タブレッ
ト板の説明図である。
【図4】本実施例における透明タブレット板の動作原理
の説明図である。
【図5】本実施例における透明タブレット板の動作原理
の説明図である。
【図6】スキャナーミラーによる2次元偏向歪の説明図
である。
【図7】fθレンズによる2次元偏向歪の説明図であ
る。
【図8】プロジェクションレンズ及びfθレンズの歪曲
収差による歪の説明図である。
【図9】透明タブレット板による入力座標の補正データ
の説明図である。
【図10】スクリーン取付誤差による歪の説明図であ
る。
【図11】座標変換方式の基本概念の説明図である。
【図12】スクリーン面の傾きによる歪の説明図であ
る。
【図13】スクリーン面の傾きによる歪の説明図であ
る。
【図14】座標変換方式の説明図である。
【図15】座標変換式を得るための座標入力動作の説明
図である。
【図16】本実施例の補正動作のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 液晶ライトバルブ 2 レーザ光源 3 スクリーン 4 投射用光源 6 ビームスプリッタ 7 Xスキャナー 9 Yスキャナー 20 システムコントローラ 30 描画制御部 40 透明タブレット板 41 スタイラスペン 45 ROM 50 ROM
フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 伸尚 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 安倍 浩信 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 橋本 俊一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源と、このレーザ光源からのレ
    ーザ光によって光学画像が書き込める液晶ライトバルブ
    と、この液晶ライトバルブに得られる光学画像が投射用
    光源からの光により投射されるスクリーンと、このスク
    リーン面上に配された透明位置検出手段とを有してなる
    投射型画像表示装置において、 前記透明位置検出手段によって検出される位置の歪を補
    正するデータを保持する第1の記憶手段と、 前記レーザ光源又は前記投射用光源からの出力に対する
    光学系によって発生する光学画像の画像歪を補正するデ
    ータを保持する第2の記憶手段と、 前記透明位置検出手段及び前記光学系に起因しない歪を
    補正するための座標変換式を保持した座標変換手段とを
    搭載し、 前記レーザ光による画像表示を行なうための走査位置制
    御信号に対しては、前記座標変換手段による座標変換処
    理と前記第1及び第2の記憶手段から読み出された補正
    データによる補正とが与えられるように構成されている
    ことを特徴とする投射型画像表示装置。
JP3254333A 1991-09-06 1991-09-06 投射型画像表示装置 Pending JPH0566739A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008058772A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Yaskawa Electric Corp レーザスキャニング装置
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