JPH0566718U - 太陽電池を備えるモーター駆動システム - Google Patents

太陽電池を備えるモーター駆動システム

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JPH0566718U
JPH0566718U JP671492U JP671492U JPH0566718U JP H0566718 U JPH0566718 U JP H0566718U JP 671492 U JP671492 U JP 671492U JP 671492 U JP671492 U JP 671492U JP H0566718 U JPH0566718 U JP H0566718U
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JP
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motor
solar cells
parallel
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solar cell
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JP671492U
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English (en)
Inventor
泰晴 松川
昌佳 前羽
良信 高畠
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低照度で起動して、回転速度を速くする。 【構成】 複数の太陽電池1で直接にモーター2が駆動
される。太陽電池1とモーター2との間に、複数の太陽
電池1の接続を並列と直列とに切り換える並列−直列切
換回路3が接続されている。低照度のときには太陽電池
1を並列に接続してモーター2を駆動し、起動した後に
太陽電池1を直列に接続して回転速度を高くする。 【効果】 複数の太陽電池1を並列に接続して起動する
ので、起動時の照度を低くできる。太陽電池1を直列に
接続してモーター2の回転を高くできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、複数の太陽電池で直接にモーターを駆動するシステムに関し、と くに、回転可能時間を長くできるとともに、高速回転できるモーター駆動システ ムに関する。
【0002】
【従来の技術】
太陽電池で直接にモーターを駆動するシステムは、電源を必要とせず便利に使 用できる。電源でモーターを駆動するシステムは、太陽電池の出力が弱いとき、 すなわち、低照度のときにはモーターを駆動できない。それは、太陽電池の出力 電流が、照度に比例するからである。太陽電池から供給される電力でモーターを 駆動するシステムは、低照度でモーターを駆動することが大切である。それは、 駆動時間を長くできるからである。図1は、一日の照度の変化を示している。朝 から昼になるにしたがって照度が高くなり、昼から夕方には照度が低下する。い ま仮に、10kLxでモーターを回転できるシステムと、20kLxで回転でき るシステムとがあると、低照度でモーターを駆動できるシステムは、より長い時 間モーターを回転できることになる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
太陽電池がDCモーターを直接駆動する特性を図2に示している。この図にお いて、曲線Hは太陽電池の電流−電圧特性を示している。また、直線Nはモータ ーの電圧−電流特性を示し、直線Oは回転数を示している。この図に示すように 、モーターを太陽電池で直接駆動すると、動作点はK点からL点に移動して回転 される。この時の照度をモーターの起動最低照度とすると、これよりも照度が低 下すると電流が少なくなって駆動できなくなる。太陽電池の出力電流は、面積に 比例するので、太陽電池の面積を2倍にすると、起動照度を半分にできる。いい かえると、モーターの起動照度を1/2に低下するには、太陽電池の出力電流を 2倍に、すなわち太陽電池1セルの面積を2倍にする必要がある。この時太陽電 池の外径サイズがあらかじめ決められていた場合、1セル当りの面積を2倍にす ると、逆にセル段数は1/2になる。
【0004】 セル面積を2倍としてセルの段数を1/2とした太陽電池の電流−電圧特性を 図3に示している。この図に示すように、セルの面積を2倍にすると、太陽電池 の出力電流が2倍となるので、モーターは図2に示す状態に比較して1/2の照 度から回転を始めることができる。しかしながら、セル段数が1/2に減るので 、回転数は大きく減少する。
【0005】 従って、1日におけるモーターの回転時間を長くするためには、低い照度から モーターを起動させることが必要でセルの面積を大きくする必要があるが、昼間 にモーターの回転数を高くするためには、1セルの外形を小さくして直列に接続 する段数を多くすることが要求される。すなわち、モーターの回転数を落とすこ となく低い照度からモーターを回転させるためには、太陽電池の外径サイズを大 きく設計せざるを得なかった。しかし、あらかじめその外径サイズが定められて おって、低い照度からモーターを回転させるには、回転数を低くせざるを得ず、 回転数を多く必要とするならば、モーターの起動照度を高く設定しなければなら ない欠点があった。
【0006】 この考案は、この欠点を解決することを目的に開発されたもので、この考案の 重要な目的は、低照度で起動できるにもかかわらず、回転数を高くできる太陽電 池を備えるモーター駆動システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案のモーター駆動システムは、前述の目的を達成するために、下記の構 成を備えている。すなわち、この考案のモーター駆動システムは、複数の太陽電 池で直接にモーターを駆動するモーター駆動システムを改良したものである。太 陽電池1とモーター2との間には、複数の太陽電池1の接続を、並列と直列とに 切り換える並列−直列切換回路3を接続している。低照度のときは、太陽電池1 を並列に接続してモーター2の供給電流を大きくして低照度で起動し、起動され た後は、直接に接続してモーター2の供給電圧を高くして高回転するように構成 されている。
【0008】 この考案のモーター駆動システムは、あらかじめ太陽電池の外径サイズが定め られている構造に特に有効である。また、太陽電池をより小さく設計したい場合 にも有効である。
【0009】 例えば、n個の同一サイズ、同一セル段数の太陽電池と、モーターとの間に接 続された並列−直列切換回路を切り換えて、停止するモーターを起動するときに は、太陽電池を並列に、モーターの回転を検知した後は、自動的に直列に切り換 えることによって、高速回転する。
【0010】 この構造のモーター駆動システムは、n個分と同一外径サイズ、同一セル段数 の太陽電池でモーターを回転させる場合に比べると、1−1/nの低照度でモー ターを回転させることができる。又起動照度が同じでよければn個分の外径サイ ズを、1−1/nに小さくすることができる。
【0011】 この考案のモーター駆動システムは、複数の太陽電池を備えている。複数の太 陽電池は、好ましくは、起動時には全てを並列に接続し、高速回転時には全てを 直接に接続するものである。ただ、この考案は、太陽電池の接続状態をこの状態 に限定するものではない。例えば、図4に示すように6個の太陽電池1を、起動 時には3個を直列に接続したものを、並列に接続し、高速回転時には6個を直列 に接続することも可能である。また、2個を直列に接続したものを並列に接続す ることも可能である。
【0012】
【作用】
この考案のモーター駆動システムの動作原理を図5と図6とに基づいて説明す る。図6は図5に比較して照度が1/2の時の状態を示している。これ等の図に おいて、曲線HhとはHLとは並列接続した太陽電池1の電流−電圧特性を示して いる。また、曲線Hh’とHL’とは太陽電池1を直列接続したときに電流−電圧 特性を示している。直線Nはモーターの電圧−電流特性を示し、直線Oは回転数 を示している。
【0013】 照度が高いときには、図5に示すように、モーターの動作点は、K点からL点 に移動して起動される。この状態においては、照度が充分にあって、太陽電池の 出力電流はモーターを起動できるに充分であるから、直列であっても、並列であ っても起動できる。直列接続の状態において、モーターの回転数はM点となり、 高速回転される。太陽電池を並列に接続すると、曲線Hhで示すように、モータ ーの最小起動点であるK点よりも出力電流が極めて高く、確実にモーターを起動 する。ただ、太陽電池を並列に接続した状態では、出力電圧が低く、モーターの 回転数はM’点となって遅くなる。
【0014】 照度が1/2になると、図6に示すように、太陽電池を直列に接続した状態で は起動できなくなる。それは、直列接続の太陽電池の電流−電圧特性を示す曲線 HL’が、モーターの起動点であるK点よりも低くなり、出力電流が不足するか らである。このとき、太陽電池を並列に接続すると、曲線HLで示すように太陽 電池の出力電流がK点に達し停止するモーターを起動できる。モーターが起動し た後に、並列から直列に切り換えると、動作点はLLからLL’点に移動し、回転 数がML点からML’点に移動して高くなる。
【0015】 このように、この考案のモーター駆動システムは、低照度でモーターを起動で きると共に、高速回転できるので、システムの設計上又はコスト面から太陽電池 の外径サイズ(面積)をより小さくしなければならない場合、又外形サイズが定 められていてより低い照度からモーターを回転させなければならない場合に非常 に有効であり、n=2の時、すなわち2個の同一サイズ同一セル段数すなわち同 一の太陽電池を用いた時、最もモーターの低照度起動又は、外形サイズの縮小化 に有効となる。
【0016】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。但し、以下に示す実施例 は、この考案の技術思想を具体化するためのモーター駆動システムを例示するも のであって、この考案の駆動システムは、構成部品の材質、形状、構造、配置を 下記の構造に特定するものでない。この考案の駆動システムは、実用新案登録請 求の範囲に於て、種々の変更を加えることができる。
【0017】 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲を理解し易いように、実施例に 示される部材に対応する番号を、「実用新案登録請求の範囲」、および「課題を 解決する為の手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、実用新案登録請 求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0018】 図7に示す太陽電池を備えるモーター駆動システムは、2個の同一サイズ、同 一特性の太陽電池1を、並列−直列切換回路3を介してモーター2に連結してい る。並列−直列切換回路3は、回転センサー4に制御されて、太陽電池1の接続 を並列と直列とに切り換える。
【0019】 初期状態では、並列−直列切換回路3によって、2個の太陽電池1は、図8に 示すように並列に接続されてモーター2も回転していない。太陽電池1を設置す る位置の照度が次第に高くなって、太陽電池1の出力特性がモーター2の起動特 性値に達したところで、モーター2は回転し始める。モーター2が回転すると、 回転センサー4がこのことを検出してオン信号を並列−直列切換回路3に出力す る。この信号で並列−直列切換回路3は、2個の太陽電池1を、図9に示すよう に、直列に切り換える。
【0020】 太陽電池1を照射する照度が低下して、モーター2の回転が停止すると、回転 センサー4はオフ信号を並列−直列切換回路3に出力する。並列−直列切換回路 3はこの信号によって、2個の太陽電池1の接続を直列から並列に切り換える。
【0021】 並列−直列切換回路3は、回転センサー4からのオンオフ信号で、太陽電池1 の接続を直列と並列とに切り換えることができる全ての回路を使用できる。図1 0に示す並列−直列切換回路3は、3個のスイッチSW1、SW2、SW3を備え ている。スイッチSW1、SW2、SW3は互いに連動する。スイッチSW1がオン のとき、スイッチSW2、SW3はオフ、スイッチSW1がオフのとき、スイッチ SW2、SW3はオンに制御される。スイッチSW1がオン、スイッチSW2とSW 3とがオフの状態で、2個の太陽電池1は直列に接続される。スイッチSW1がオ フで、スイッチSW2とSW3とがオンの状態で、太陽電池1は並列に接続される 。スイッチには例えば3回路のリレーが使用できる。リレーは、スイッチSW1 をノーマルオープン、スイッチSW2とSW3とをノーマルクローズ側の接点とし 、回転センサー4のオン信号でコイルを励磁する。また、スイッチSW1、SW2 、SW3には、SCR、トランジスター、FET等の半導体のスイッチング素子 も使用できる。
【0022】 回転センサー4は、モーター2の回転を検出し、モーター2が回転されるとオ ン、回転が停止されるとオフを信号を並列−直列切換回路3に出力する全てのも のを使用できる。回転センサー4は、例えば、下記の〜の方式でモーター2 の回転を検出することができる。 モーターの両端の電圧を検出してモーターの回転を検出する方式 モーターの回転によって発生する磁界の変動を検出する方式 別の太陽電池でもって、モーターを起動できる照度を検出する方式 モーターが回転すると振動するので、モーターの振動を検出する方式
【0023】 この考案のモーター駆動システムは、複数である太陽電池の数を2個に特定し ない。例えば、図11に示すように、3個の太陽電池1を直列、並列に切り換え ることも可能であり、また、図12に示すように2個のセルを直列に接続した太 陽電池1を、直列と並列とに切り換えることも可能である。
【0024】
【考案の効果】
2個の太陽電池を装備するモーター駆動システムは、各太陽電池を並列に接続 すると、直列にした場合に比べて出力電流を2倍にできる。このため、2個の太 陽電池を並列に接続することによって、直列の場合の1/2の照度でモーターを 起動できる。ただ、並列接続された太陽電池では出力電圧が低く、モーターの回 転速度が遅くなる。この考案の駆動システムは、モーターを起動した後に、太陽 電池の接続を並列から直列に切り換えることによってモーターの回転速度を高く している。このため、この考案の太陽電池を備えるモーター駆動システムは、限 られた面積の太陽電池を使用して、低照度でモーターを起動でき、これによって 、1日の回転時間を延長することができ、さらに、起動後には直列接続すること によって回転速度を速くできる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一日の照度の変化を示すグラフであって横軸に
時間を縦軸に照度を表している
【図2】太陽電池がDCモーターを直接駆動する特性を
示すグラフ
【図3】セル面積を2倍としてセルの段数を1/2とし
た太陽電池の電流−電圧特性を示すグラフ
【図4】6個の太陽電池を示す平面図
【図5】この考案の一実施例を示すモーター駆動システ
ムの動作原理を示すグラフ
【図6】図5に比較して照度が半分になった状態を示す
グラフ
【図7】この考案の一実施例を示すモーター駆動システ
ムの回路図
【図8】2個の太陽電池を並列に接続する状態を示す回
路図
【図9】2個の太陽電池を直列に接続する状態を示す回
路図
【図10】並列−直列切換回路の一例を示す回路図
【図11】3個の太陽電池を有するモーター駆動システ
ムの回路図
【図12】2個のセルを直列に接続した太陽電池を有す
るモーター駆動システムの回路図
【符号の説明】
1…太陽電池 2…モーター 3…並列−直列切換回路 4…回転センサー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の太陽電池(1)で直接にモーター(2)
    を駆動するモーター駆動システムにおいて、太陽電池
    (1)とモーター(2)との間に、複数の太陽電池(1)の接続
    を並列と直列とに切り換える並列−直列切換回路(3)を
    接続し、低照度のときには太陽電池(1)を並列に接続し
    てモーター(2)を駆動し、モーターが回転した状態では
    太陽電池(1)を直列に接続するように構成されたことを
    特徴とする太陽電池を備えるモーター駆動システム。
JP671492U 1992-02-19 1992-02-19 太陽電池を備えるモーター駆動システム Pending JPH0566718U (ja)

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JP671492U JPH0566718U (ja) 1992-02-19 1992-02-19 太陽電池を備えるモーター駆動システム

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JP671492U JPH0566718U (ja) 1992-02-19 1992-02-19 太陽電池を備えるモーター駆動システム

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JPH0566718U true JPH0566718U (ja) 1993-09-03

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011530969A (ja) * 2008-08-10 2011-12-22 アドバンスド エナジー インダストリーズ, インコーポレイテッド 複数の太陽電池アレイを連結するためのデバイス、システムおよび方法

Cited By (1)

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JP2011530969A (ja) * 2008-08-10 2011-12-22 アドバンスド エナジー インダストリーズ, インコーポレイテッド 複数の太陽電池アレイを連結するためのデバイス、システムおよび方法

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