JPH0566499A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH0566499A
JPH0566499A JP3215430A JP21543091A JPH0566499A JP H0566499 A JPH0566499 A JP H0566499A JP 3215430 A JP3215430 A JP 3215430A JP 21543091 A JP21543091 A JP 21543091A JP H0566499 A JPH0566499 A JP H0566499A
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JP
Japan
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image
time
image sensor
output
sensor
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JP3215430A
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English (en)
Inventor
Junichi Imamura
潤一 今村
Shunsuke Shibusawa
俊介 澁澤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮像素子の濃度測光レンジ広げる新駆動方式
を創案し、写真焼き付け装置に好適な画像読取装置を提
供する。 【構成】写真フィルム等の原画を照明する光源と、該原
画を撮像する電荷蓄積型イメージセンサと、該イメージ
センサを駆動する駆動制御部と、該イメージセンサの画
像出力を増幅する増幅部と、該増幅された画像出力をデ
ジタル化するA/D変換器と、該デジタル化された画像
出力を入力画像走査信号に同期して記憶する画像メモリ
とを備えてなる画像読取装置において、前記イメージセ
ンサの画素データ読み出し周期Tを一定値に固定し、か
つ該読み出し周期Tを、無効蓄積時間Δと有効蓄積時間
(T−Δ)に分割し、しかも該無効蓄積時間Δを任意に
制御できるように構成し、電荷蓄積型イメージセンサの
実効感度を調整できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像読取装置、特に、
広い濃度の画像記録レンジを有する写真フィルム画像
を、画素分割して読み取る写真焼付け装置に好適な画像
読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、写真焼付け装置では、通常、L
ATD方式(全面積透過濃度制御。ネガを透過する光量
をB、G、Rの色別に測定し、この測定情報から各色の
印画紙に対する露光量が一定になるように制御すること
により、適正なカラーバランスと濃度レベルのプリント
を得る原理)と呼ばれる露光制御方式を利用して、ネガ
画像から印画紙への露光時間の制御を行っている。とこ
ろが、この方式だけでは特性に偏りが見られるシーン
(ネガ画像内の色や濃度がバランスしてないシーン)を
正確に再現することはできない。このため、現在の高性
能写真焼付け装置では、ネガ画像を細かい画素に分割し
て、各画素の濃度情報を測定し、その測定結果に応じて
LATDで決定された露光量を適宜補正する方法を採用
している。
【0003】このようなネガ画像の分割読み取り装置と
して、 (タイプ1)フォトダイオード等の測光デバイスをメカ
ニカルに走査して画像情報を読み取る方式。 (タイプ2)ネガ走行経路の直下に1次元CCD等を配
置し、撮像素子の配列方向を主走査、ネガの搬送方向を
副走査としネガの搬送に同期してネガ画像を読み取る方
式。 (タイプ3)露光ステージの斜め後方に2次元撮像素子
を配置し、露光ステージ上に停止しているネガを撮像す
る方式等が利用されている。
【0004】しかしながら、近年の写真焼付け装置にお
ける画像読取装置には、 (条件1) ネガフィルムは濃度3(濃度レンジ=1:
1000)程度の濃度表現領域を持っているうえ、照明
・光学系のばらつきにも対応なければならないため、広
い測光レンジを有する画像読み取りセンサが必要であ
る。 (条件2) 写真店やスーパーマーケット等に設置でき
る、小型の写真焼き付け装置のニーズが高まりつつあ
り、焼き付け装置に内蔵する画像読み取り装置も小型化
が望まれている。 (条件3) 写真焼き付けのサイクルタイム(プリント
開始から仕上がりまでの時間)が短くなり、画像読取装
置の高速化も要求されている。
【0005】などの条件が求められている。これらの条
件に照らした時、前記タイプ1〜3の装置構成は、 (1)タイプ1は、測光レンジを広く取れるが、高速ス
キャンが困難であり、装置の小型化に限界がある。 (2)タイプ2は、低コストであるが、センサの測光レ
ンジに制約があり(濃度2以下)、装置の小型化も困難
である。 (3)タイプ3は、高速かつコンパクトな装置構成が可
能だが、センサの測光レンジに対する制約が大きい。と
いった長所・短所を、それぞれ備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の画
像読取装置には、各タイプともそれぞれ一長一短の特質
を備えている。そこで、これら3タイプのうち、1、2
次元の撮像素子を利用した画像読み取りセンサ(タイプ
2、3)について、その測光レンジを改善する試みがな
されているが、以下のような課題に直面している。即
ち、 (課題1) 光源の光量を調整可能とし、ネガを透過し
てセンサに入力する光量を光源側で調整できるようにす
る。───この場合、光源の光量調整とセンサの出力調
整を組み合わせることにより、広い測光レンジを実現で
きるが、光源の調光装置のために装置が大型化し、かつ
メカニカルな制御を導入するために、高速化に制限が生
じる。 (課題2) CCD等の電荷蓄積型撮像素子を使用し、
かつCCD駆動の基本クロック速度を可変にして、チャ
ージングの単位時間を変化させる。この単位時間とセン
サ出力の組み合わせにより広い測光レンジを実現する。
───この場合、基本クロックの最高速度(単位時間)
を、簡潔な回路構成で実現できるよう(やや長め)に設
定すると、濃いネガの測定時間が非常に長くなってしま
う。一方、濃いネガを一定時間内で読み取れるように構
成するには、超高速の基本クロックを発生させねばなら
ず、ハードウェア構成が高価になってしまう。 (例) 例えば、 サンプル画素数=200×200、 センサの測定レンジ=1:100程度 なる仕様に対し、 測光レンジ=1:数千 を実現するには、 基本クロック=1〜100倍 なる範囲で可変にしなければならない。
【0007】この場合、最小画像取り込み時間(最高ク
ロック速度)を、ハードウェア構成が容易なように、 最高クロック速度(1画素当り)=200ns程度 とすると、 最高画像取り込み時間=(最高クロック速度)×(可変
クロック倍率)×(画素数) =200ns×200×200=0.8s となり、非常に長くなってしまう。
【0008】また、画像取り込みに長い時間をかけるこ
とを許容したとしても、蓄積時間が一定時間(数十m
s)を越えると、CCD内部で発生する暗電流が急増し
てS/N比が落ちてしまい、正確な測定は不可能になっ
てしまう。一方、1画面当たりの読み取り時間の上限
を、 最長画像取り込み時間=20ms と好ましい長さに設定すると、 画像取込みの最短時間=20ms/100=200μs となる。従って、この時間内で画像を読み取るには、 1画素当りの読み出し速度=200μs/(200×2
00)=5ns でなければならず、超高速作動の回路が必要になる。
【0009】この発明は上記の点に鑑み、1、2次元の
撮像素子の測光範囲を広げる新駆動方式を創案すること
により上記の諸問題を克服し、特に、写真焼き付け装置
に最適な画像読取装置を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めこの発明は、写真フィルム等の原画を照明する光源
と、該原画を撮像する電荷蓄積型イメージセンサと、該
イメージセンサを駆動する駆動制御部と、該イメージセ
ンサの画像出力を増幅する増幅部と、該増幅された画像
出力をデジタル化するA/D変換器と、該デジタル化さ
れた画像出力を入力画像走査信号に同期して記憶する画
像メモリとを備えてなる画像読取装置において、前記イ
メージセンサの画素データ読み出し周期Tを一定値に固
定し、かつ該読み出し周期Tを、無効蓄積時間Δと有効
蓄積時間(T−Δ)に分割し、しかも該無効蓄積時間Δ
を任意に制御できるように構成し、電荷蓄積型イメージ
センサの実効感度を調整できるようにしたものである。
【0011】また、前記イメージセンサに対し、前記無
効蓄積時間Δ内に蓄積された電荷は掃き捨て、前記有効
蓄積時間(T−Δ)内に蓄積された電荷のみを読み出す
ように構成し、イメージセンサの実効感度を拡縮できる
ようにしたものである。
【0012】
【作用】光源により照明された写真フィルムの原画を電
荷蓄積型イメージセンサで読み取る際、画素データ読み
出し周期T前半の無効蓄積時間Δ内に蓄積された電荷は
掃き捨て、後半の有効蓄積時間(T−Δ)内に蓄積され
た電荷のみを、該センサの画像出力として取り出す。こ
の場合、無効蓄積時間Δの長さを、外部コントーローラ
により適宜設定すれば、イメージセンサの実効感度を常
に最適値に調整することができ、最適レンジで撮像され
た有効蓄積時間(T−Δ)内の電荷を、高速かつ高S/
N比の画像出力として取り出すことができる。
【0013】この画像出力は、A/D変換器でデジタル
化したのち、無効蓄積時間Δに応じた正規化データとと
もに画像メモリ内に記憶される。
【0014】
【実施例】以下、この発明を添付図面に示す一実施例に
基づいて説明する。図1は本願画像読取装置における電
子シャッター機能を備えたCCDイメージセンサの原理
構成図、図2は電荷蓄積時間と蓄積量の関係を示す説明
図、図3は本願装置を写真焼き付け装置に適用した場合
のブロック図、図4は掃き出し制御の回路構成図であ
る。 (蓄積時間制御の動作について)図1のCCDの原理構
成図において、CCD1の内部は、フォトダイオードア
レイからなる感光部K1 〜Kn 、水平方向のシフトレジ
スタ11、及び各感光部K1 〜Kn に対応する2種類の
垂直シフトレジスタ(読み出しレジスタS1 と掃き出し
レジスタS2 )から構成されている。ここで、駆動制御
部4からCCD1に供給されるクロックは、水平シフト
レジスタ駆動用の基本クロック、垂直ブランキング時に
感光部で蓄積された電荷を垂直シフトレジスタに転送す
る垂直転送パルス、水平ブランキング時に垂直シフトレ
ジスタから水平シフトレジスタに電荷を転送する水平転
送パルス、及び電荷蓄積時間を可変にするための掃き出
しパルスなどである。
【0015】まず、垂直転送パルスが入力されると、C
CDの感光部で蓄積された電荷は、読み出し用の垂直シ
フトレジスタS1 に転送される。この読み出しレジスタ
1 に転送された電荷は、水平転送パルスが入力される
たびに1走査線づつ水平シフトレジスタ11に転送さ
れ、この電荷は、基本クロックに同期して映像信号出力
端子から出力されるようになっている。但し、この1サ
イクルの途中に掃き出しパルスが入力されると、それま
でに感光部K1 〜Kn に蓄積された電荷は、前記読み出
しレジスタS1 とは別の掃き出し用垂直シフトレジスタ
2 に転送される。この掃き出しレジスタS2 も上記水
平転送パルスと同期してシフトされ、読み出された電荷
は映像信号出力にはならず、そのまま外に掃き出され
る。
【0016】図2の蓄積時間と出力の関係を示す図にお
いて、一定の光量がCCD1に入力されると、感光部K
1 〜Kn に蓄積される電荷量は、1走査時間Tが経過し
た後の高さが出力と比例するように構成されている。即
ち、図に示すように、掃き出しパルスを入力する時間Δ
により出力の大きさを変えることができ、従って、この
時間(=無効蓄積時間)Δを変えることにより素子の見
かけ上の感度を変化させることができる。また、掃き出
し時間Δと有効電荷蓄積時間(T−Δ)は予め分かって
いるので、下記の関係により実際の光量を求めることが
可能になる。即ち、 読み出し周期=T 垂直同期パルスから掃き出しパルス入力までの時間=Δ とすれば 実際の出力=T×(出力信号の大きさ)/(T−Δ) となる。
【0017】従って、入力される光量が過大の時は、Δ
の時間を長くし、入力光量が微少な時は、Δを短くする
ことで出力信号の大きさを一定範囲内にすることが可能
になり、広い測光レンジを実現することができるわけで
ある。また、この系では、映像信号は一定速度の基本ク
ロックに同期して出力されるから、(みかけの)感度を
変化させても画像のサンプル速度を変化させる必要性は
ない。このため、周辺ハードウェアはシンプルに構成で
き、特殊な高速部品も不用である(画像のサンプル画素
数を200×200、画像読みだし時間Tを、20ms
とすると、画素の読みだし速度は約500ns程度で収
まる)。 (写真焼き付け装置への適用例)本願画像読取装置を写
真焼き付け装置に適用した図3のブロック図において、
前記CCD1の出力は、映像信号処理部2によりサンプ
ルホールドされ、増幅等の信号処理が適宜なされる。3
は該信号処理部2の出力をデジタル信号に変換するA/
D変換器、前記駆動制御4はCCDを駆動するためのタ
イミング信号を発生し、5は該駆動制御部4から入力さ
れるクロックや同期信号を利用し、画像メモリに格納す
るアドレスや画像メモリに書き込むためのタイミング信
号を生成する画像サンプル信号発生部である。
【0018】6はデータ変換部で、該データ変換部6
は、前記A/D変換器3でデジタル化された画像データ
と、蓄積時間を制御するデータとを適宜組み合わせて、
正規化された画像データに変換するためのものである。
7は画像メモリ制御部で、該画像メモリ制御部7によ
り、画像サンプル信号発生部5と外部コントローラ(C
PU)10からの画像メモリアクセス信号を切り替え、
画像データのサンプリング・読み出しを制御できるよう
になっている。
【0019】8はサンプルした画像を格納する画像メモ
リ、9は蓄積時間を制御するためのタイミング信号を発
生する掃き出し時間制御部である。これらの各処理部1
〜10からなる画像読取装置は、写真焼付け装置のネガ
露光ステージNの斜め後方に配置されている。 (掃き出し時間制御部の構成例)図4に前記掃き出し時
間制御部4の一構成例を示す。
【0020】掃き出し時間制御部4は、水平同期信号を
カウントするカウンタ41、外部コントローラから設定
値を書き込むレジスタ42、及び両者の出力を比較する
比較器43から構成されている。まず、カウンタ41の
出力は、前記駆動制御部4からの垂直同期信号が入力さ
れると一旦クリアされ「0」(L)になる。次に、駆動
制御部4の水平同期信号が順次入力されるとカウントア
ップを開始する。そして、カウントアップが完了すると
そのカウント値Pと、外部コントローラ10からレジス
タに書き込まれた設定値Q(掃き出し開始時間Δに相
当)を比較器43で比較し、両者が一致して P=Q となった瞬間に、比較器43の出力と水平同期信号のA
ND出力を、掃き出しタイミング信号として前記駆動制
御部4に出力する。駆動制御部4はこのタイミング信号
を受け取ると、CCD1に対して、掃き出し指令パルス
を出力する。
【0021】こうした構成により、走査ラインの分割ス
テップ数(水平走査線の数)に相当する感度調整範囲を
持つことができ、200×200程度の素子を使用した
場合であれば、100段階の可変範囲を実現できる。 (写真焼付け装置の動作説明)以下、この画像読取装置
を適用した写真焼付け装置の動作について説明する。
【0022】光源ランプKからの光は、ミラートンネル
Tで拡散された後、ネガ露光ステージN上におかれたネ
ガフィルムFを照明する。そして、ネガを透過した光
は、レンズL、ダークシャッタSを通過し、印画紙P上
に結像されて露光される。また、光源ランプKとミラー
トンネルTの間には、3枚のカットフィルタC1
2 、C3 (イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C))が、光路内に出し入れ可能に配置されている。
また、露光ステージNの近傍には、ネガフィルムFを透
過してきた青(B)・緑(G)・赤(R)の光量を測定
するフォトダイオードDが配置されている。
【0023】ネガFが露光ステージN上にセットされ、
オペレータが露光ボタン(図示せず)を押すと、上記フ
ォトダイオードDと画像読取装置100によりネガ画像
を画素分割して読み取り、測定されたネガの濃度により
B、G、R各色毎に露光時間を決定する。露光時間が決
定すると、ダークシャッタSが開き、ネガの透過光を印
画紙に投影する。
【0024】このときから、印画紙に対する露光時間が
カウントされ、カウント時間が各色の露光時間と一致し
たとき、その色に対応したカットフィルタが挿入され
る。そして、3つの色の最長露光時間が経過したとき、
ダークシャッターSを光路に挿入し1駒の露光を終了す
る。この時、光路中に挿入されていたカットフィルタC
1 、C2 、C3 は、光路外に排出される。 (画像読取装置の操作方法) ・掃き出し時間(蓄積時間の求め方) 〔方法1〕「2度読み方式」 CCDの感度が低めの状態(図2のA)になるよう
掃き出し時間を設定する。(掃き出し時間=Δとす
る。) 画像を1画面サンプルする。
【0025】 外部コントローラにより画像メモリ内
の画像情報を読みだし、画像の最大値Imaxを検索す
る。 最大値Imaxが適正範囲内(例えば、飽和出力の5
0〜90%)にない時、この最大値Imaxと基準値I
R(例えば飽和出力の80%)の比に応じて、掃き出し
時間Δ′を求める。
【0026】即ち、 (T−Δ′)/(T−Δ)= IR/Imax 式(1−1) より、 Δ′=T−IR×(T−Δ)/Imax 式(1−2) (Tは、1画面読みだし周期) と決定する。
【0027】 この掃き出し時間Δ′を再セットして
画像を1画面サンプルする 外部コントローラで画像メモリ内の画像情報を読み
出し、この画像データに対する掃き出し時間の補正を行
って正規化し、露光演算処理の際、補正値として利用す
る。尚、ステップで最大値Imaxが適正範囲内にある
場合は、読み出した画像データをそのまま利用して、正
規化の後、露光演算処理を行う。
【0028】このように、画面内の最大値をチェックす
る〔方法1〕によれば、常に、CCDの入力フルレンジ
に近いところで画像を取り込むことができ、信号のS/
Nを大きく取ることができる。 〔方法2〕「複数回のサンプルで得たデータから画像デ
ータを合成する方式」 CCDの感度を変えながら画像を複数回サンプル
し、そのつど画像情報を記憶しておく。
【0029】 最高感度でサンプルした画像データか
ら読み出していき、基準値(例えば、飽和出力の10
%)より小さな画素データについては、掃き出し時間の
補正を行い正規化する。基準値(例えば、飽和出力の9
0%)より大きな画素データに対しては、その画素のア
ドレスを記憶しておく。 最高感度に設定した画像の読み出しが終了した時点
で、前記基準値より大きな画素があったかどうかを確認
し、そうした画素が存在すれば、2番目の感度の画像デ
ータからその画素のデータを読み出し、の処理を行
う。
【0030】 同様に、より低感度の画像に対し、
の処理を行い、すべての画素デーータが決定されるまで
繰り返す。 〔方法3〕「測光素子で予め全体の濃度を測定し、この
濃度に応じて掃き出し時間を決定する方法」 ネガの画像読み取りを開始する前に、基準ネガ(巣
抜けネガ)を方法1の「2度読み方式」で撮像し、その
掃き出し時間Δを求めておく。
【0031】 と同時に、LATD測光素子で基準
ネガを測光し、その出力DRX (XはB,G,R)を記憶してお
く。 読み取り対象のネガをLATD測光素子で測光し、
その出力DNXを求める。 下記の式により、掃き出し時間Δ′を求める。 (T−Δ″)/(T−Δ)= 10(DR0 −DN0 ) 式(3−1) Δ″= T−10(DR0 −DN0 )×(T−Δ) 式(3−2) (DR0 、DN0 は全体濃度) 求めたΔ″で画像をサンプルし、露光演算処理を行
う。 (掃き出し時間の補正方法)掃き出し時間の変化に応じ
て画像データを正規化する必要があるが、この正規化変
換には、ROMテーブルが最適となる。即ち、ROMの
アドレス寄り上位側ビットに掃き出し時間の設定値を、
下位側ビットに画像データをそれぞれ入力しておき、画
像サンプルの際に正規化変換してしまえば、高速に処理
できる。
【0032】尚、外部コントローラと画像メモリ間にR
OMテーブルを配置してもよい。 (高S/N比の画像センサに対する掃き出し時間調整)
上記の方法1〜3は、各駒毎に最適な掃き出し時間を求
める例であったが、近年、CCDセンサのS/N比が向
上し、蓄積時間を固定しても濃度2〜2.5程度の測光
が可能となる場合も出てきている。こうした場合は、照
明系・光学系のばらつきを吸収しておけば、各種ネガを
固定条件で撮像することができる。
【0033】即ち、各ネガ種の基準ネガを使って基準掃
き出し時間を予め求めておけば、セットされたネガ種情
報を受け取るだけで、掃き出し時間を調整し、撮像する
ことができる。撮像回数が1回で済むので、撮像時間を
大幅に短縮でき、高速写真焼付け装置にも適応すること
ができる。尚、上記実施例では、撮像素子として2次元
デバイスを使用する例を示した、本発明が、1次元デバ
イスなどにも適応できることはもちろんである。
【0034】
【発明の効果】上記のようにこの発明は、写真フィルム
等の原画を照明する光源と、該原画を撮像する電荷蓄積
型イメージセンサと、該イメージセンサを駆動する駆動
制御部と、該イメージセンサの画像出力を増幅する増幅
部と、該増幅された画像出力をデジタル化するA/D変
換器と、該デジタル化された画像出力を入力画像走査信
号に同期して記憶する画像メモリとを備えてなる画像読
取装置において、前記イメージセンサの画素データ読み
出し周期Tを一定値に固定し、かつ該読み出し周期T
を、無効蓄積時間Δと有効蓄積時間(T−Δ)に分割
し、しかも該無効蓄積時間Δを任意に制御できるように
構成したことを特徴としているので、この無効時間Δを
介して電子シャッター機能を実現させ、電荷蓄積型イメ
ージセンサの実効感度を調整することができる。
【0035】また、前記イメージセンサに対し、前記無
効蓄積時間Δ内に蓄積された電荷は掃き捨て、前記有効
蓄積時間(T−Δ)内に蓄積された電荷のみを読み出す
ように構成し、イメージセンサの実効感度を拡縮するこ
とができる。この結果、 簡潔な方法で、処理速度が速く、かつ広い測光レン
ジの広い画像読み取り装置を実現できる。
【0036】 常に測定回路のフルレンジを使用でき
るように設定できるので、信号のS/Nを高く取ること
ができる。また、微小電圧領域での信号処理や高価な高
分解能のA/D変換器などを使用せずに済む。 広範囲に測光レンジを変化させる場合でも、従来の
ような、超高速ハードウェアを必要としない。
【0037】 広範囲に測光レンジを変化させる場合
でも、読み取り時間中の暗電流等の影響に対する配慮が
不要となり、特別な対策(素子を冷却する等)がいらな
くなった。などの多大な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願画像読取装置における電子シャッター機能
を備えたCCDイメージセンサの原理構成図である。
【図2】電荷蓄積時間と蓄積量の関係を示す説明図であ
る。
【図3】本願装置を写真焼き付け装置に適用した場合の
ブロック図である。
【図4】掃き出し制御回路の構成図である。
【符号の説明】
1 電荷蓄積型CCDイメージセンサ 2 映像信号処理部 3 A/D変換器 4 駆動制御部 5 画像サンプル信号発生部 6 データ変換部 7 画像メモリ制御部 8 画像メモリ 9 掃き出し時間制御部 10 外部コントローラ 11 水平シフトレジスタ 41 カウンタ 42 レジスタ42 43 比較器43 P 印画紙 S ダークシャッタ D LATD用測光センサ F ネガフィルム T ミラートンネル C カットフィルタ K 光源ランプ S1 垂直シフトレジスタ(読み出し用) S2 垂直シフトレジスタ(掃き出し用) K1 、K2 ・・・Kn 感光部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルム等の原画を照明する光源
    と、該原画を撮像する電荷蓄積型イメージセンサと、該
    イメージセンサを駆動する駆動制御部と、該イメージセ
    ンサの画像出力を増幅する増幅部と、該増幅された画像
    出力をデジタル化するA/D変換器と、該デジタル化さ
    れた画像出力を入力画像走査信号に同期して記憶する画
    像メモリとを備えてなる画像読取装置において、前記イ
    メージセンサの画素データ読み出し周期Tを一定値に固
    定し、かつ該読み出し周期Tを、無効蓄積時間Δと有効
    蓄積時間(T−Δ)に分割し、しかも該無効蓄積時間Δ
    を任意に制御できるように構成したことを特徴とする画
    像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記イメージセンサに対し、前記無効蓄
    積時間Δ内に蓄積された電荷は掃き捨て、前記有効蓄積
    時間(T−Δ)内に蓄積された電荷のみを読み出すよう
    に構成したことを特徴とする請求項1に記載の画像読取
    装置。
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