JPH0566470A - 写真作成装置 - Google Patents

写真作成装置

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Publication number
JPH0566470A
JPH0566470A JP23048091A JP23048091A JPH0566470A JP H0566470 A JPH0566470 A JP H0566470A JP 23048091 A JP23048091 A JP 23048091A JP 23048091 A JP23048091 A JP 23048091A JP H0566470 A JPH0566470 A JP H0566470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical means
photosensitive material
roller
image receiving
photographing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23048091A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Murata
正孝 村田
Shohei Yamamoto
正平 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP23048091A priority Critical patent/JPH0566470A/ja
Publication of JPH0566470A publication Critical patent/JPH0566470A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 人物画像を複数の画像として同一の感光材料
上へ露光する場合に、使用する光学手段数を少なくす
る。 【構成】 一対の固定光学手段72と各々一対の移動光
学手段74又は75とが組み合わされて、4個の人物画
像が同一感光材料上へ焼付露光される。固定光学手段7
2と移動光学手段74とが焼付位置に至ると4個の大人
物画像が焼付けられる。移動台73Aが右方へ移動し
て、固定光学手段72の下方に移動光学手段75が入り
込むと、固定光学手段72と移動光学手段74とにより
2個の大人物画像と2個の小人物画像とが感光材料上へ
焼付けられる。固定光学手段72は共通として用いるの
で光学手段数が少なくてよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は証明写真のように、撮影
した人物画像を複数の画像として同一の感光材料上へ露
光するのに最適な写真作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】免許証、パスポート等に貼付する人物画
像を撮影する写真作成装置として、種々の装置が提案さ
れている(一例として特開平1−193824号)。
【0003】これらの写真作成装置では同一の人物画像
を感光材料上へ複数の画像として露光する。この場合、
露光された人物画像の大きさを選択できるようにして各
種用途に対応できるように複数の撮影状態が準備されて
いる。ところが撮影された画像の大きさは複数種類の撮
影状態においても共通の大きさの画像があり、これらの
撮影画像の各々に対応した光学手段をそれぞれ配置する
必要がある。このため同一サイズの画像を撮影するにも
かかわらず、同一サイズの画像撮影用の同一種類のレン
ズを多数使用する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、複数の撮影状態を選択できる写真撮影装置におい
て、光学手段の使用数を少なくして共通化を図ることが
できる写真作成装置を得ることが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願に係る請求項1の
発明は、撮影対象を複数の光学手段を介して同一の感光
材料上へ複数の画像として露光する写真作成装置であっ
て、第1の撮影状態と第2の撮影状態において共に用い
る共通光学手段と、第1、第2の撮影状態において前記
共通光学手段と共に選択的に用いる選択光学手段と、を
有することを特徴としている。
【0006】本出願に係る請求項2の発明は、撮影対象
を複数の光学手段を介して同一の感光材料上へ複数の画
像として露光する写真作成装置であって、固定光学手段
と、この固定光学手段と共に露光用として選択的に用い
られる複数の移動光学手段と、を有することを特徴とし
ている。
【0007】
【作用】請求項1に係る写真作成装置では、第1の撮影
状態の第2の撮影状態とを選択する場合に、両撮影状態
で共通に用いられる共通光学手段があるので、第1の撮
影状態と第2の撮影状態とで撮影種類が変更された場合
にも共通光学手段を共に用いることにより、光学手段数
を少なくすることができる。
【0008】請求項2に係る写真作成装置では、固定光
学手段は撮影状態が異なった場合にも移動することな
く、複数の移動光学手段のうちのいずれかが選択的に光
学手段と組み合わせて用いられるので固定光学手段の数
を少なくすることができる。
【0009】
【実施例】
(装置全体の説明)図1には本発明が適用された写真作
成装置10が示されている。この写真作成装置10は略
箱型に形成されるハウジング12の内部片側が撮影室1
4とされ、隔壁18を隔てて他の片側が写真作成室16
となっている。撮影室14には座席20が設けられ被撮
影者22の着座用となっている。
【0010】一方、写真作成室16内には熱現像感光材
料Pを収容した感光材料収容部26が設けられ、熱現像
感光材料Pはこの感光材料収容部26から撮影露光部2
8へ供給されて被撮影者22の人物画像が露光される。
撮影露光後の熱現像感光材料Pは垂直案内部31、水塗
布部32を介して熱現像部36へ送られる。
【0011】この熱現像感光材料Pと密着される受像材
料Rは受像材料収容部34へ収容されており、熱現像部
36へ供給されて熱現像感光材料Pと密着される。熱現
像部36では熱現像感光材料Pと受像材料Rとを密着し
て加熱することにより熱現像感光材料Pを熱現像すると
共に、現像した画像を受像材料Rへ転写する。
【0012】熱現像転写後の熱現像感光材料Pと受像材
料Rは剥離部38で互に剥離され、熱現像感光材料Pは
廃棄ボックス41へ収容され、受像材料Rは案内部42
において熱現像部36から直線的に送り出され、反転案
内部44を経て反転された後に搬送方向変更部46で方
向転換され、製品取出口48(図11参照)へと送り出
されるようになっている。
【0013】次に各構成部分について詳細に説明する。 (感光材料収容部の説明)図1、図2に示される如く感
光材料収容部26では収容箱52が配置されて感光材料
マガジン54を位置決めして収容できると共に、内部を
遮光状態に維持している。感光材料マガジン54の取替
え時には収容箱52の蓋を開放するようになっている。
【0014】この感光材料マガジン54から引出される
熱現像感光材料Pの下流側にはニップローラ56が設け
られて熱現像感光材料Pを所定長さだけ垂直下方へと引
出し、カッタ58でこの熱現像感光材料Pの先端部が必
要長さに切断されるようになっている。案内板60には
カツト時に生じた切断クズを取り除くためゴミ取りの目
的で、不織布、長繊維紙、布等、例えば東レ(株)製ト
レシー等が貼付されている。
【0015】切断された熱現像感光材料Pは搬送ローラ
59で収容箱52から送り出され、撮影露光部28へと
送り出されるようになっている。
【0016】(撮影露光部28の説明)図2〜図4に示
される撮影露光部28では一対の互いに対向した側板6
2へ固定支持台64が横方向へ掛け渡されており、この
固定支持台64には焼付露光軸に対応してシャッタフレ
ーム66が固定されている。このシャッタフレーム66
には回転軸67によって撮影用回転シャッタ68が軸支
されている。この撮影用回転シャッタ68は無端ベルト
69を介してモータ70の駆動力を受けて所定角度だけ
回転できるようになっている。
【0017】シャッタフレーム66には撮影用回転シャ
ッタ68を挟む状態で支持プレート71が取りつけられ
ている。この支持プレート71には一対の固定光学手段
72が取付けられており、撮影用回転シャッタ68の回
転時に被撮影者22の人物画像を熱現像感光材料Pへと
各々焼付露光できるようになっている。
【0018】シャッタフレーム66の下端部に形成され
るL字型のガイドレール66Aにはスライダ73が嵌ま
り込んで水平方向(矢印H方向及びこれと反対方向)に
スライド可能とされている。このスライダ73からは支
持プレート73Aが上方へ突出され、この支持プレート
73Aに一対の移動光学手段74及び一対の移動光学手
段75が取付けられている。移動光学手段74は固定光
学手段72と同一サイズとされており、移動光学手段7
5は固定光学手段72よりも小口径とされている。図4
に示される如く固定光学手段72の下方に移動光学手段
74が対応した状態が第1の撮影状態であり、被撮影者
22の人物画像は熱現像感光材料Pへ4個の同一サイズ
の画像として焼付露光されるようになっている。また図
5の示される如くスライダ73が矢印H方向へ移動して
移動光学手段75が固定光学手段72の下方に入り込ん
だ状態では第2の撮影状態であり、熱現像感光材料Pへ
2個の大人物画像と2個の小人物画像とが焼付露光され
るようになっている。
【0019】これらの焼付時にはモータ70の駆動力で
撮影用回転シャッタ68が回転し、シャッタフレーム6
6及び固定支持台64に形成した図示しない開口を通し
て被撮影者22の画像が熱現像感光材料P上へと結像さ
れる配置になっている。スライダ73の矢印H方向の移
動を確実にするために支持プレート71からはL字型の
アーム71Aが突出して支持プレート73Aの上端部を
安定させるようになっている。
【0020】スライダ73から下方に突出したブラケッ
ト76には軸心が水平に配置されたねじ軸77が螺合し
ており、このねじ軸77が側板62へ掛け渡されると共
にモータ78の駆動力を受けて回転し、これによってス
ライダ73を矢印H方向またはこれと逆方向へ所定量だ
け移動させるようになっている。このモータ78は被撮
影者22が希望する撮影画像の大きさに応じて図示しな
い選択ボタンを操作するとこの操作に応じて移動光学手
段74または移動光学手段75を撮影位置に移動して固
定光学手段72と共に撮影可能状態とするようになって
いる。
【0021】光学手段72の後方(感光材料P側)には
光案内箱115が対応して支持台64へ固定されてい
る。また移動光学手段74、75に対応して支持プレー
ト73Aにはアーム73Bを介して一対の光案内箱11
7、119が固定されて移動光学手段74、75と共に
選択的に焼付光軸へ入り込むようになっている。従っ
て、これらの移動光学手段74、75と、光案内箱11
7、119との間にシャッターフレーム66及び回転シ
ャッター68が配置されている。
【0022】光案内箱117は光案内箱115と同一サ
イズであり、図4の如く移動光学手段74が固定光学手
段72と共に焼付光軸にある場合に、これらの光案内箱
115、117は感光材料Pの表面と若干離れて配置さ
れ、感光材料P上の4個の人物画像の間に形成される十
字枠部を隣接する人物画像の焼付光によって重複露光
し、現像後の画像間を白抜き状態とするようになってい
る。
【0023】同様に光案内箱119は図5に示されるよ
うに、移動光学手段75が固定光学手段72と共に焼付
光軸に入った場合に、光案内箱115の下方へ入り込ん
で光案内箱115と共に4個の貫通孔を有した枠体を形
成し、同様に感光材料上の4個の人物画像間を重複露光
して現像後に画像間を白抜き状態とする。
【0024】図2、6に示される如く熱現像感光材料P
の移動軌跡を介して撮影露光部28の反対側には図6に
示される一対の搬送ベルト84、86が配置されてい
る。これらの搬送ベルト84、86は無端ベルトであ
り、感光材料収容部26の近くに配置される上側プーリ
88と、水塗布部32の入口部付近に配置される下側プ
ーリ92との間に巻掛けられ、モータ94の駆動力で回
転して熱現像感光材料Pの幅方向両端部付近へ駆動力を
付与するようになっている。上側プーリ88と同高さ位
置には水平ローラ96が軸支されており、搬送ベルト8
4、86との間に熱現像感光材料Pの幅方向両端部付近
を挟持し、感光材料収容部26から送り出される熱現像
感光材料Pを撮影露光部28へと送り込む搬送力を生じ
させるようになっている。
【0025】撮影露光部28へ送られた熱現像感光材料
Pはその感材面が支持台64へと面して配置され、図2
に示される如く背面には押圧板98が対応して支持台6
4との間に挟持されるようになっている。この押圧板9
8は圧縮コイルばね102の付勢力で支持台64へ押圧
されており、ソレノイド104の作動によって支持台6
4から離間され、熱現像感光材料Pの通過路を形成する
ようになっている。
【0026】押圧板98の下端部付近には位置決めピン
106が軸心を水平として貫通配置されており、ソレノ
イド108の駆動力で圧縮コイルばね109の付勢力に
抗して熱現像感光材料Pの搬送路内へ軸方向に移動でき
るようになっている。従ってこれらの位置決めピン10
6が熱現像感光材料Pの搬送路へ突出した状態では上側
プーリ88と水平ローラ96とで駆動力を受ける熱現像
感光材料Pがこれらの間を通過した後に自然落下する状
態で下端部が位置決めピン106上へと当接して下降動
作が停止され、これによって正確に焼付位置に位置決め
されるようになっている。
【0027】位置決めピン106付近には搬送ベルト8
4、86の中間部に対応して水平ローラ112が配置さ
れており、画像焼付後の熱現像感光材料Pを搬送ベルト
84、86との間に挟持して下降駆動力を与えるように
なっている。画像撮影後に熱現像感光材料Pは位置決め
ピン106の退避によって自由落下するとその下端部が
水平ローラ112と搬送ベルト84、86によって送ら
れるようになっている。 (垂直案内部の説明)撮影露光部28において露光が終
了した後の熱現像感光材料Pは垂直案内部31を通って
水塗布部32へと案内されるようになっている。垂直案
内部31では搬送ベルト84、86の垂直部と対応して
ガイド板132が配置されている。このガイド板132
と搬送ベルト84、86との間は非接触とされると共に
その間隔が熱現像感光材料Pを自由落下させるに十分な
間隔となっている。
【0028】従って画像が撮影された熱現像感光材料P
は水平ローラ112と搬送ベルト84、86との間から
抜け出ると垂直案内部31で自由落下し、ガイド板13
2の下部に配置される位置決めローラ134と搬送ベル
ト84、86との間に下端部が当接して停止するように
なっている。このため撮影後の熱現像感光材料Pは迅速
にこの垂直案内部31内を降下する。
【0029】なお搬送ベルト84、86は感光材料Eの
自重落下速度よりも遅い搬送速度で移動しており、垂直
案内部31における感光材料の閉塞を防止する。
【0030】位置決めローラ134は軸心が水平とされ
たフリーローラであり、外周が搬送ベルト84、86と
接触している。従って自由落下した熱現像感光材料Pは
その下端部がこの位置決めローラ134と搬送ベルト8
4、86との間に挟持されて下方へと送り出され、垂直
方向と傾斜して配置されるガイド板136上を滑り、水
塗布部32へと送り込まれるようになっている。
【0031】なお図7に示される如く、水塗布部32の
出口部にはセンサー137が設けられ、水平ローラ11
2(図6)の回転によって感光材料が自重落下し始めて
から、所定時間経過後に感光材料Eがこのセンサー13
7で検出されない場合は、エラー処理するようになって
いる。 (水塗布部の説明)図7、図8に示される如く水塗布部
32ではガイド板136の下端部に対応して一対の挟持
ローラ142が熱現像感光材料Pをガイド板136の搬
送方向延長上へと矢印B方向に送り出すようになってい
る。
【0032】これらの挟持ローラ142から送り出され
る熱現像感光材料Pは互に平行に配置される上ガイド板
144と塗布タンク146との間へと送られるようにな
っている。
【0033】図7に詳細に示す如く、水塗布部32で
は、皿状に形成された塗布タンク146が配置されてい
る。また、塗布タンク64の感光材料16搬送方向下流
側の端部には一対のスクイズローラ148が配置されて
いる。
【0034】挟持ローラ142およびスクイズローラ1
48は、例えば、共に外径20mmのシリコンゴムロー
ラとされており、さらにそのゴム硬度は、搬送ローラ1
42が例えば60±5とされスクイズローラ148が例
えば40±5とされている。また、各ローラは、長手方
向両端部においてそれぞれ所定の加圧力(例えば、1k
g)が加えられている。
【0035】また、上ガイド板144はアルミ等の金属
材料によって形成されており、この上ガイド板144と
塗布タンク146との間が感光材料Pの通過部となって
いる。したがって、塗布タンク146内に水が充填され
た場合には、搬送ローラ142によって上ガイド板14
4と塗布タンク146との間へ送り込まれた感光材料P
に水が塗布され、さらに、スクイズローラ148により
挟持搬送されることによって余分な水は除去されるよう
になっている。
【0036】また、塗布タンク146の上部には上ガイ
ド板144へ駆動ローラ149を設け、この駆動ローラ
149の外周をリブ154に若干離して配置すると共に
感光材料Pの搬送速度と同期して回転することによっ
て、感光材料Pを確実に搬送すると共に感光材料Pの感
光面への傷つきを防止している。この駆動ローラ149
は搬送ローラ142及びスクイズローラ148と同速度
で回転される。なお、搬送ローラ142、スクイズロー
ラ148、及び駆動ローラ149は上ガイド板144に
形成した開口(図示省略)を通して外周一部が感光材料
Pの搬送路へと露出している。
【0037】なおこの場合、上ガイド板144と塗布タ
ンク146との間における感光材料Pの水塗布長さ(感
光材料Pが水の中を通過する長さ)は例えば35mmと
なっており、またその浸水時間は例えば3.5秒となっ
ている。さらに、水塗布処理後(すなわち、スクイズロ
ーラ148通過後)の感光材料Pには、15±1gr/
2 の水が塗布されるようになっている。
【0038】図7に示す塗布タンク146の底面、すな
わち感光材料Pの通過面に突出して形成された複数列の
リブ154は、塗布タンク146内に沈んだ微小異物が
感光材料Pへ付着しないようにしている。特に図7に示
されるように、前工程において垂直下方へ搬送されてき
た感光材料Pがガイド板136で水平方向に方向転換さ
れ、塗布タンク146へ強く押圧され、摩擦により感光
材料の一部が剥離して水中へ混入し易い場合に適した構
造となる。また、このリブ154は感光材料Pが上ガイ
ド板144と塗布タンク146との間を通過する際の摩
擦抵抗を減少すると共に、感光材料Pの一定位置に傷が
付くことを防止できる。また、塗布タンク146の周囲
には、オーバーフロー槽158が設けられている。この
塗布タンク146には駆動ローラ149と搬送ローラ1
42との間から図1の配管166を介してタンク167
内の画像形成用溶媒である水がポンプ163によって供
給される。
【0039】なお配管166によって塗布タンク146
へと供給される水の供給方向は図8に矢印Aで示される
如く熱現像感光材料Pの搬送方向(矢印B方向)と直角
に交差させれば、水流が熱現像感光材料Pに付着した気
泡を離脱させると共に、塗布タンク146内にある水中
の気泡が熱現像感光材料Pへ付着しないようになる。ま
た気泡が感光材料Pの搬送方向下流側へ送られることも
ない。
【0040】この水供給方向(矢印A方向)は必ずしも
感光材料Pの搬送方向に対して直角でなくてもよく、感
光材料の搬送方向と交差する方向であればよい。
【0041】(受像材料収容部の説明)図1に示される
如く受像材料Rはロール状に巻取られて受像材料マガジ
ン172内へ収容されている。この受像材料マガジン1
72から先端部が引出される受像材料Rは反転ローラ1
88を通過したあとニップローラ174で挟持搬送力を
受けてカッタ176で所定長さに切断されるようになっ
ている。ニップローラ174は常時受像材料に接触して
いるとローラ跡がつくことがあり、搬送時のみ、挟持さ
れる構造になっておりコントローラにより動作タイミン
グをコントロールしている。
【0042】カッタ176の下流側には一対の搬送ロー
ラ178が配置されており、切断後の受像材料Rを挟持
して一対の案内板182、184の間を通して熱現像部
36へと送り込むようになっている。案内板184には
受像材料の表面に付着しているゴミを取り除くため不織
布、長繊維紙、布等、例えば東レ(株)トレシー等を貼
付してある。これらの案内板182、184の受像材料
Rを搬送する方向は斜め下方であり、斜め上方に向けて
水塗布部32から送り出される熱現像感光材料Pと角度
θのもとに貼り合わせられて熱現像部36へと送り込ま
れるようになっている。
【0043】(熱現像部の説明)図9に示される如く熱
現像部36は水平方向に搬送路を有し、一対の上流側挟
持搬送ローラ(ニップローラー)192と、一対の下流
側挟持搬送ローラ(ニップローラー)194とを有して
おり、これらは図示しないモータの駆動力を受けて回転
し、密着された熱現像感光材料Pと受像材料Rとを水平
方向に搬送するようになっている。
【0044】上流側挟持搬送ローラ192の上流側には
角度θで送り込まれる熱現像感光材料Pと受像材料Rと
を密着させるために略三角形のガイド板196が配置さ
れている。また上流側挟持搬送ローラ192と下流側挟
持搬送ローラ194との間には搬送路の両側に案内板1
98が夫々配置され、上流側挟持搬送ローラ192から
送り出された熱現像感光材料Pと受像材料Rとを下流側
挟持搬送ローラ194へと案内するようになっている。
【0045】上流側挟持搬送ローラ192及び下流側挟
持搬送ローラ194の搬送路の反対側の外周及び案内板
198の搬送路と反対側にはヒータ202が配置され、
これらの上流側挟持搬送ローラ192、下流側挟持搬送
ローラ194及び案内板198を加熱するようになって
いる。従って上流側挟持搬送ローラ192、下流側挟持
搬送ローラ194及び案内板198は密着された状態の
熱現像感光材料P及び受像材料Rを加熱し、最初に熱現
像感光材料Pを熱現像し、その後にこの現像された画像
を受像材料Rへと転写するようになっている。
【0046】この感光材料Pと受像材料Rとの密着状態
は、図12に示される如く、受像材料Rの先端が感光材
料Pよりも突出し、かつ感光材料Pの後端及び両側部が
受像材料Rよりも突出する配置となっている。受像材料
Rの後端が感光材料Pの後端と一致していると、感光材
料の後端が他部よりも付着水が多いためこの部分で画像
転写不良の原因となる。
【0047】(剥離部の説明)図9及び図12に示され
る如く熱現像部36の下流側には一対の挟持搬送ローラ
212、214が配置され、密着した状態の熱現像感光
材料Pと受像材料Rとを水平方向に送り出すようになっ
ている。上側にある挟持搬送ローラ212には幅方向両
端部にリング溝215が形成され、無端ベルト216の
一部が巻掛けられている。この無端ベルト216の他の
一部は挟持搬送ローラ214の下流側であって、かつ挟
持搬送ローラ214よりも下方に配置される巻掛ローラ
218へと巻掛けられている。従って挟持搬送ローラ2
12と巻掛ローラ218との間の無端ベルト216は一
方が直線的に配置され、他の一方は挟持搬送ローラ21
4の外周に沿って巻掛けられた状態となる。
【0048】これらの無端ベルト216は受像材料Rの
幅方向両端部に対応しない位置、すなわち熱現像感光材
料Pの幅方向両端部に対応して配置されている。このた
め挟持搬送ローラ212と挟持搬送ローラ214との間
から送り出される受像材料Rはこの無端ベルト216に
影響されることなく水平に送り出され、熱現像感光材料
Pは幅方向両端部が巻掛ローラ218と対応して矢印C
で示される如く下方に屈曲され、廃棄ボックス41内へ
と収容されるようになっている。
【0049】挟持搬送ローラ212と挟持搬送ローラ2
14の下流側には支持台222が配置されている。この
支持台222は上流側端部の頂面が傾斜された案内部2
22Aを有すると共に、上流側端部は挟持搬送ローラ2
12と挟持搬送ローラ214とへ接近して配置されてい
る。すなわちこの支持台222の頂面は挟持搬送ローラ
212と挟持搬送ローラ214との間から水平方向に送
り出される受像材料Rを安定して支持できる高さとなっ
ており、かつ上流側端部と挟持搬送ローラ214との間
隔は、挟持搬送ローラ212と挟持搬送ローラ214と
の間から熱現像感光材料Pの先端部が送り出される前に
この熱現像感光材料Pの先端部よりも先行して送り出さ
れる受像材料Rの先端部を案内部222A上へと受取る
ことができる寸法にする。
【0050】支持台222の中間部に対応して一対の挟
持搬送ローラ224が、下流側端部に対応して一対の送
り出しローラ226が配置されている。
【0051】またこの剥離部38の下方には温風ヒータ
228が配置されて温風を上方向へ向けて送り出し、通
過する受像材料Rを乾燥させるようになっている。従っ
て受像材料Rはこの支持台222上を水平方向に直進状
態で送り出されながら乾燥されることになる。 (反転案内部の説明)図9、図10に示される如く反転
案内部44には内側ガイド板232と外側ガイド板23
4とが配置され、送り出される受像材料Rを略半円状の
移動軌跡を描きながら反転させ画像面を上向きに変更し
て搬送方向変更部46へと送り込むようになっている。
この反転案内部44は図1に示される如く撮影室14と
写真作成室16との間を区切る隔壁18に接近して配置
されており、乾燥後の受像材料Rを剥離部38の延長上
に図1の右方向へ案内する場合における写真作成室16
のスペース増大をなくしている。
【0052】(搬送方向変更部の説明)図9〜図11に
示される如く搬送方向変更部46では反転案内部44か
ら反転して運び出された受像材料Rを水平方向に送り出
すための一対の挟持搬送ローラ242が設けられてい
る。これらの挟持搬送ローラ242から送り出される受
像材料Rは水平支持板244、246の間へと剥離部3
8での搬送方向と逆方向(矢印D方向)に送り出すよう
になっている。
【0053】水平支持板246には開口248が形成さ
れており、搬送ローラ252が挿入されて受像材料Rの
搬送路へと入り込み、水平支持板244との間に受像材
料Rを挟持して受像材料Rを直角方向(矢印E方向)に
送り出すようになっている。
【0054】この搬送ローラ252は回動ブラケット2
54の一端へシャフト256で軸支されている。回動ブ
ラケット254は中間部が水平支持シャフト258を介
して軸支され、引張コイルばね264によって搬送ロー
ラ252が水平支持板244へ接触する方向に付勢力を
受けている。回動ブラケット254の他端部に対応され
るソレノイド266は引張コイルばね264の付勢力に
抗して搬送ローラ252を水平支持板244から離すこ
とができるようになっている。
【0055】また水平支持シャフト258へ固着された
かさ歯車261はかさ歯車262とかみ合っておりこの
かさ歯車262がモータ268の出力軸へ固着されてい
る。水平支持シャフト258へ固着されたスプロケット
ホイル272へ無端チェン274の一部が巻掛けられて
いる。この無端チェン274の他の一部はシャフト25
6へ固着されたスプロケットホイル276へ巻掛けら
れ、搬送ローラ252へ回転力を付与できるようになっ
ている。
【0056】水平支持板244、246間から矢印E方
向に送り出される受像材料Rの下流側には一対の挟持搬
送ローラ282、ガイド板284、挟持搬送ろーら28
6が配置されている。挟持搬送ローラ282、286が
モータの駆動力を受けて回転することにより受像材料R
を矢印F方向へと駆動して製品取出口48へと落下させ
るようになっている。
【0057】(除湿装置の説明)図1に示される如く写
真作成室16内には上部に除湿装置302が設けられて
いる。この除湿装置302はケース304内に圧縮器3
06が配置され、循環管路308内で冷媒を循環させる
ようになっている。循環管路308は圧縮器306の下
流側にコンデンサー312が配置されて外気に面し、圧
縮された冷媒が凝縮されるようになっている。このコン
デンサー312の下流側には膨脹弁314を介してエバ
ポレータ316が配置されている。このエバポレータ3
16では膨脹弁314を通過した冷媒が膨脹して撮影室
14内の空気から吸熱し、空気内の水分を凝縮させるよ
うになっている。この凝縮水はトレー318で集めら
れ、配管322を通して水塗布部32のタンク158へ
と送り込むようになっている。またエバポレータ316
付近にはヒータ324が配置され、冷却された後の空気
を再び所定温度に上昇して写真作成室16内へと戻すよ
うになっている。
【0058】これによってこの除湿装置302はファン
326が写真作成室16内の空気をエバポレータ316
へ送り込んで冷却し、凝縮水を発生させた後にヒータ3
24で再び元の温度に又は所望温度に加熱して写真作成
室16へと供給するので写真作成室16内の湿度が常に
所定湿度に維持されて熱現像感光材料P及び受像材料R
の保存性能(生経時)が安定する。
【0059】本発明では、上記の除湿構造に限らず、一
般的に広く用いられている各種の除湿構造が適用でき
る。例えば、電子冷却方式で日本ブロアー(株)製サー
モクーラーES−17FF、サーモクーラーES−32
FFが適用できる。 〔実施例の作用〕被撮影者22は写真作成室16内へ入
り座席20へ着座した後に図示しない撮影開始ボタンを
操作する。
【0060】これによって感光材料収容部26の感光材
料マガジン54から熱現像感光材料Pがニップローラ5
6によって引き出され、カッタ58で所定長さに切断さ
れる。切断された熱現像感光材料Pは搬送ローラ59を
通って撮影位置へと送り込まれ、位置決めピン106で
位置決めがなされる。また機内のゴミ、塵埃等を取り除
くため、除塵機(例えばフィルター方式電気集塵方式の
もの等)を適用できる。
【0061】これと共に被撮影者22が選択した画像大
きさに対応するためモータ78が作動してスライダ73
は移動光学手段74又移動は光学手段75を図4又は図
5に示される如く選択的に撮影光軸に対応させて固定光
学手段72と組合わせる。ここで撮影用シャッタが作動
して撮影露光部28の人物画像が熱現像感光材料P上へ
と露光される。これと同時に光案内箱115と117の
組合わせ、又は光案内箱115と119の組合わせによ
って4個の画像間の十字枠が重複露光される。
【0062】露光後はソレノイド108の作動により位
置決めピン106が退避するので熱現像感光材料Pは搬
送ベルト84、86と水平ローラ112との間に挟持さ
れて搬送される。その後、熱現像感光材料Pは搬送ベル
ト84、86と案内板132との間を通って自重で落下
し迅速に移動する。この落下した熱現像感光材料Pはそ
の下端部が位置決めローラ134と搬送ベルト84、8
6との接触点へ至って自由落下が阻止される。
【0063】位置決めローラ134の駆動によってガイ
ド板136を通し、挟持ローラ142によって水塗布部
32へ送られた熱現像感光材料Pは塗布タンク146を
通過する。この場合、挟持ローラ142は送られた感光
材料Pを減速して塗布タンクへと送り水塗布を均一に行
なわせる。このように、速度差がありかつ垂直下方への
搬送から送り方向を変更するので、ガイド板136部分
で感光材料Pが閉塞し易いが、ガイド板136を垂直に
対して角度30°〜90°の範囲で傾斜させることで搬
送不良を確実に防止できる。
【0064】この塗布タンク146へはタンク167の
水がポンプ163の駆動により矢印A方向へと供給され
るので熱現像感光材料Pの搬送方向とこの水供給方向が
交差しており、水中の気泡が感光材料へ付着し難く、熱
現像感光材料P上にある気泡も除去される。さらに気泡
が感光材料と共に感光材料の搬送方向下流側へと送られ
ることがないので、これによって気泡付着が少ない。ま
たこの塗布タンク146は上ガイド板144との間の感
光材料通過空間が狭いので、タンク167から所定温度
に維持されて供給された水の熱伝導による温度低下が少
ない。
【0065】特に塗布タンク146の底面からはリブ1
54が突出しており、感光材料Pはこのリブ先端へ当り
ながら移動するので、底面にあるゴミ等の微小異物をま
き上げることなく、水のみが確実に塗布される。
【0066】水塗布部32から送り出される熱現像感光
材料Pは受像材料収容部34から送り出されて所定長さ
に切断された後の受像材料Rと密着されて熱現像部36
へと送られる。この熱現像部36ではガイド板198を
通って下流側挟持搬送ローラ194へ至る間にヒータ2
02で加熱されて熱現像感光材料Pが熱現像すると共に
その画像が受像材料Rへ転写される。
【0067】次に、水塗布部における塗布水量と熱現像
部36における挟持搬送ローラ192、194の挟持力
と画像ズレ及び画像ムラへの影響について説明する。
【0068】水塗布量が少ないと感光材料の現像不良や
受像材料との密着力が弱く、画像ムラの原因となる。ま
た水塗布量が多いと、感光材料と受像材料とが挟持力で
互にズレを生じ画像ズレの原因となる。また挟持搬送ロ
ーラ192、194の挟持力が大きいと画像ズレの原因
となる。
【0069】熱現像部36から送り出された熱現像感光
材料Pと受像材料Rは剥離部38へと至り、熱現像感光
材料Pが受像材料Rから剥離される。この熱現像感光材
料Pは無端ベルト216によって下降され矢印C方向に
搬送されて廃棄ボックス41内へと収容される。一方受
像材料Rは熱現像部36から水平方向に送り出されて支
持台222上を水平方向に移動しながら温風ヒータ22
8によって乾燥される。従って直線状態に搬送されなが
ら乾燥するので乾燥後に受像材料Rがカールを生ずるこ
とはない。剥離部38から水平方向に送り出された受像
材料Rは反転案内部44を経て上方へと反転された後に
搬送方向変更部46へと至る。
【0070】搬送方向変更部46では水平支持板244
と246との間へ矢印D方向に送られる。この水平支持
板244と246との間に受像材料Rが入り込む前にソ
レノイド266が作動して搬送ローラ252は回動ブラ
ケット254と共に上方に退避している。受像材料Rが
水平支持板246の下方へと入り込むと、ソレノイド2
66のソレノイド266への通電が遮断されると共にモ
ータ268が駆動される。これによって開口248から
入り込んだ搬送ローラ252は水平支持板244との間
に受像材料Rを挟持し、受像材料Rの送り込まれた方向
(矢印D方向)と直角方向(矢印E方向)に受像材料R
を搬送して挟持搬送ローラ282へと案内する。この挟
持搬送ローラ282から送り出された受像材料Rはガイ
ド板284、挟持搬送ローラ286を経て製品取出口4
8へと供給される。
【0071】従って製品取出口48は撮影室14の内部
ではなくハウジング12の外側に面して設けられること
になり、前に撮影した被撮影者22がこの製品取出口4
8から受像材料Rを取出す操作が次の被撮影者22が撮
影室14内で撮影作業を行う動作の妨げとなることはな
い。
【0072】またこの写真作成装置10の作動中に除湿
装置302は常に写真作成室16内の湿度を所定値に維
持するので熱現像感光材料Pと受像材料Rは保存性能が
向上されており、かつ除湿した後の凝縮水は水塗布部3
2のタンク158へと供給されて再利用される。
【0073】図13は本発明の第2実施例を示すもので
あり、支持プレート71へ2個の固定光学手段72が上
下に固着され、支持プレート73Aは上下方向に長手方
向とされて上方に移動光学手段74が下方が移動光学手
段75が固着されている。このため図13の(A)では
支持プレート71の固定光学手段72と支持プレート7
3Aの移動光学手段74とが焼付光軸に配置されて画像
撮影位置とされ、図13の(B)では(A)の状態から
支持プレート73Aが上方に(矢印U方向)光学手段の
取付ピッチの2倍だけ移動されて支持プレート73Aの
移動光学手段75が焼付光軸に配置されて固定光学手段
72と共に画像露光用として用いられる。すなわちこの
実施例では前記実施例のように移動光学手段74、75
が横方向に移動した構成に対し上下方向に移動して固定
光学手段72と選択的に移動光学手段74、75が配置
されるようになっている。
【0074】図14は本発明の第3実施例を示すもので
あり、この実施例では熱現像感光材料Pへ4個の画像が
直列に同時に露光されるようなっている。すなわち支持
プレート71へ固着された一対の固定光学手段72に対
し、水平方向に移動する支持プレート73Aへは移動光
学手段74が上下に、この移動光学手段74に並んで移
動光学手段75が上下に各々配置されている。このため
図14の(A)の状態から支持プレート73Aが右方向
に水平方向に移動すると、図14の(B)に示される如
く固定光学手段72の下方に移動光学手段75が対応す
る。このため図14(A)では固定光学手段72、移動
光学手段74が共に焼付光軸に配置されて上下に4個
の、すなわち2個の大画像及び2個の小画像が熱現像感
光材料P上へ焼付露光される。また図14(B)では固
定光学手段72と共に移動光学手段75が焼付光軸に配
置されるので熱現像感光材料P上へ固定光学手段72と
移動光学手段75が、すなわち4個の小画像が形成され
ることになる。
【0075】図15は本発明の第4実施例であり、前記
図14の第3実施例と同様に熱現像感光材料P上へ4個
の直列的な画像を形成するためのものである。この実施
例では支持プレート73Aへ選択光学手段410、共通
光学手段412、選択光学手段414が2個づつ配置さ
れて直列的な配置となっている。図15(A)の状態で
は共通光学手段412と選択光学手段414の合計4個
の光学手段が焼付光軸上に配置されて熱現像感光材料P
へ2個の大画像及び2個の小画像が焼付結像されるよう
になっている。この状態では選択光学手段414が選択
光学手段410に代えて選択されていることになる。
(A)の状態から下方(矢印S方向)へ光学手段の2ピ
ッチ分だけ移動され(B)の状態では選択光学手段41
0と共通光学手段412とが焼付光軸に配置されて選択
光学手段414が焼付光軸から外れる。すなわちこの状
態では選択光学手段410が選択光学手段414に代え
て焼付光軸に配置されたものであり、この状態において
も共通光学手段412は焼付光軸上にその焼付位置は異
なるものの依然として配置されている。従ってこの状態
では4個の大画像が形成されることになる。なお、これ
らの光学手段には各々図3に示される大小の光案内箱1
15、117、119が対応されている。
【0076】このように本発明では複数の撮影状態にお
いて必ずしもある種の光学手段を固定的に配置する必要
はなく、多数個の光学手段の一部を常に共通にして用
い、他の光学手段の一部を他の光学手段の一部と選択的
に光軸上に配置するものであってもよい。
【0077】
【発明の効果】本発明は上記の構成としたので共通する
光学手段の個数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された写真作成装置を示す縦断面
図である。
【図2】感光材料収容部及び撮影露光部を示す拡大図で
ある。
【図3】撮影露光部の主要部を示す分解斜視図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図4の移動状態を示す作動図である。
【図6】垂直案内部を示す斜視図である。
【図7】水塗布部を示す図1の拡大図である。
【図8】水塗布部の主要部を示す分解斜視図である。
【図9】熱現像部及びその下流側部分を示す図1の拡大
図である。
【図10】反転案内部から下流側を示す分解斜視図であ
る。
【図11】搬送方向変更部を示す図9の11−11線断
面図である。
【図12】剥離部を示す斜視図である。
【図13】本発明の第2実施例を示す図4、図5に対応
する概略図である。
【図14】本発明の第3実施例を示す図13に対応する
概略図である。
【図15】本発明の第4実施例を示す図13に対応する
概略図である。
【符号の説明】
P 熱現像感光材料 10 写真作成装置 14 撮影室 16 写真作成室 22 被撮影者 26 感光材料収容部 28 撮影露光部 72 固定光学手段 74 移動光学手段 75 移動光学手段 410 選択光学手段 412 共通光学手段 414 選択光学手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影対象を複数の光学手段を介して同一
    の感光材料上へ複数の画像として露光する写真作成装置
    であって、第1の撮影状態と第2の撮影状態において共
    に用いる共通光学手段と、第1、第2の撮影状態におい
    て前記共通光学手段と共に選択的に用いる選択光学手段
    と、を有することを特徴とした写真作成装置。
  2. 【請求項2】 撮影対象を複数の光学手段を介して同一
    の感光材料上へ複数の画像として露光する写真作成装置
    であって、固定光学手段と、この固定光学手段と共に露
    光用として選択的に用いられる複数の移動光学手段と、
    を有することを特徴とした写真作成装置。
JP23048091A 1991-09-10 1991-09-10 写真作成装置 Pending JPH0566470A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23048091A JPH0566470A (ja) 1991-09-10 1991-09-10 写真作成装置

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