JPH0566464U - 送風気体加熱用ヒーターの発熱体の改良 - Google Patents

送風気体加熱用ヒーターの発熱体の改良

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JPH0566464U
JPH0566464U JP1450092U JP1450092U JPH0566464U JP H0566464 U JPH0566464 U JP H0566464U JP 1450092 U JP1450092 U JP 1450092U JP 1450092 U JP1450092 U JP 1450092U JP H0566464 U JPH0566464 U JP H0566464U
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wire
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健司 吉岡
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株式会社ヨシオカ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 約1000°Cまでの高温の気体を吐出しう
るヒーター用の発熱体で、短期間に吐出口側の発熱線が
破損しないものを提供すること。 【構成】 耐熱絶縁体10の外周に発熱線を巻回した発
熱体において、気体吐出口側の発熱線13の線径を、気
体供給口側の発熱線12の線径よりも大きくした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、送風機等に接続するヒーター内に配備するための発熱体の改良に関 し、より詳しくは、約800°Cから約1000°C程度までの熱風を吐出し得 るヒーター内に設けられる発熱体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の発熱体は、内部が空洞の略円筒形状の耐熱絶縁体の外周に同一線径の発 熱線を巻回し、この発熱線の一方端をこの耐熱絶縁体の一方端からその空洞内部 を挿通させて他方端部に配線し、その他方端部に発熱線の両端子を配置したもの である。発熱線の線径は、所望の吐出気体温度に適合するように、発熱体の全長 を考慮して適宜のものを採用している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この従来の発熱体においては、熱風を発生させる場合、気体が流通する1つの 筒状の容器の中に発熱体を配置させているが、発熱線は、100V・1kw、2 00V・1.5kw等の設計で、供給口側も吐出口側もすべて同一の線径となっ ている。従って、気体は、供給口側から徐々に加熱されて、吐出口側に近づく程 高温になり、同時に発熱線自体の温度も吐出口側で吐出気体の温度以上に高温と なり、短期間にこの部分の発熱線が破損してしまうことになる。即ち、吐出口側 の発熱線は、極めて高温となり、軟化して、高温送風気体の風圧によりその巻回 が倒れて隣接する発熱線と接触し、短絡を起こしたり、また、発熱線が吐出口か らタレて、ヒーターの吐出口から外部に露出してしまうこともある。 そこで、本考案は、約800°C〜約1000°Cまでの高温の気体を吐出し うるヒーターの発熱体であっても、短期間に吐出口側の発熱線が破損したり、外 部に露出したりしないものを提供することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するために、本考案は、発熱線を耐熱絶縁体10の外周に巻回 して成る送風気体加熱用ヒーターの発熱体において、気体吐出口側の発熱線13 の線径を気体供給口側の発熱線12の線径よりも大きくした。
【0005】
【作用】
上記のように吐出口側の発熱線13の線径を供給口側の発熱線12の線径より 大きくすることによって、吐出口側の発熱線13の表面負荷(w/cm2 )を小 さくすることができる。このように吐出口側の発熱線13を太くして、熱風によ る悪影響を防止することにより、発熱線の破損を防ぐことができる。
【0006】
【実施例】
以下、添付の図面に基づき一実施例について説明する。 図1は、本考案に係る発熱体の一実施例についての全体説明図であって、送風 気体が流通する筒状のヒーター本体20内部にこの発熱体が配置されている状態 を図示している。送風気体は、図中左から右に矢印Aの方向に吐出する。 耐熱絶縁体10は、内部が空洞の円柱形状を有する筒状体のものからなり、長 さが約170mm、外径が約6mm、内径が約3.5mmで、セラミックス製である。 この耐熱絶縁体10の外周面には、螺旋状の溝が刻設されている(煩雑さを避け るため、図中では省略している。)。この螺旋状の溝に合致させるようにして発 熱線を巻回することができ、風圧に対抗することができる。
【0007】 発熱線の一方の端子11は、気体の供給口側(図中左側)に配置されており、 この端子11に接続する発熱線12は、耐熱絶縁体10の気体供給口側に巻回さ れている。この発熱線12の線径よりも大きい径を有する発熱線13は、耐熱絶 縁体10の気体吐出口側(図中右側)に巻回されている。両発熱線12、13は 、それぞれ互いに溶接接合されている。発熱線13の吐出口側の端部は、上記耐 熱絶縁体10の吐出口側端部からその内部の空洞を挿通させて、供給口側に配線 し、その端部に端子14を配置している。従って、両端子11及び14は気体の 供給口側に配置されることとなる。
【0008】 気体供給口側の発熱線12は、線径0.5mm、抵抗10.2Ωのものを使用し 、気体吐出口側の発熱線13は、線径0.8mm、抵抗10.2Ωのものを使用し ている。この発熱体の長さ方向において、発熱線12の部分の長さXは約50mm 、発熱線13の部分の長さYは約115mmである。それぞれの発熱線の巻回外径 は約12.5mmである。出力は、175V・1.5kwである。発熱線12の表 面負荷は33w/cm2 と、また、発熱線13の表面負荷は8.1w/cm2 と なっており、吐出口側の発熱線13の表面負荷を小さくすることができ、送風さ れてくる高温気体の悪影響を極力押さえることができる。
【0009】 以上、一実施例について説明したが、発熱線として2種類の相違する線径のも のを使用したが、気体供給口側から吐出口側へ至まで3種類以上の異なる線径の 発熱線を接続して、発熱体を構成することも可能である。要は、吐出口側の発熱 線の線径を供給口側の発熱線の線径より太くすればよい。 発熱体の全長、発熱線12、13の線径や抵抗値、及び、発熱線12、13の 長さ方向の距離X、Y等の数値は、所望の発熱体の容量等に適合させて全く自由 に設計することができる。 筒状の耐熱絶縁体10の大きさや形状も任意に設定することができ、その形状 を角柱形状にしてもよい。 発熱線12及び13の接合方法は、上記実施例の溶接によるばかりでなく、圧 着接合等、その方法は自由である。 両端子11、14は、上記実施例においては、気体供給口側に共に位置させた が、一方の側にのみ配置する必要はなく、必要に応じて両方の側に配置すること もできる。 端子14を気体供給口側に配線するに当たり、耐熱絶縁体10の内部を挿通さ せずに、その外部に配線することも可能である。 更に、耐熱絶縁体10の外周面に設けられている螺旋状の溝についても、発熱 線12、13を適宜支持しうる各種の突起や溝等に設計変更することも全く自由 である。
【0010】
【考案の効果】
以上の構成からなる本考案は、熱風の吐出口側の発熱線の線径を供給口側の線 径よりも大きくし、吐出口側の発熱線の表面負荷を小さくすることによって、高 温に加熱された送風気体からの悪影響を極めて小さく押さえることができ、吐出 口側の発熱線の断線、損傷等を防止することができる。このため発熱体の寿命を 従来のものと比較して極めて長期間に保つことができる。 本考案は、約800°Cから約1000°C程度までの高温の熱風を吐出する ヒーターに使用するものとして開発されたが、当然のこととしてそれ以下の温度 の熱風を吐出するヒーターにも使用することが可能であり、その耐用寿命を長期 化させうるという効果をも併有する。 以上、本考案は、簡易な構成にして著大な効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体説明図である。
【符号の説明】
10 耐熱絶縁体 11、14 端子 12、13 発熱線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱線を耐熱絶縁体(10)の外周に巻回し
    て成る送風気体加熱用ヒーターの発熱体において、気体
    吐出口側の発熱線(13)の線径を気体供給口側の発熱線(1
    2)の線径よりも大きくしたことを特徴とする送風気体加
    熱用ヒーターの発熱体の改良。
JP1450092U 1992-02-14 1992-02-14 送風気体加熱用ヒーターの発熱体の改良 Expired - Lifetime JPH0728713Y2 (ja)

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JP1450092U JPH0728713Y2 (ja) 1992-02-14 1992-02-14 送風気体加熱用ヒーターの発熱体の改良

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JPH0566464U true JPH0566464U (ja) 1993-09-03
JPH0728713Y2 JPH0728713Y2 (ja) 1995-06-28

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012146851A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Tokyo Electron Ltd 電極製造装置、電極製造方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

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JP2012146851A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Tokyo Electron Ltd 電極製造装置、電極製造方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

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JPH0728713Y2 (ja) 1995-06-28

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