JPH0565729U - アンチスキッドブレーキ制御装置 - Google Patents

アンチスキッドブレーキ制御装置

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JPH0565729U
JPH0565729U JP642792U JP642792U JPH0565729U JP H0565729 U JPH0565729 U JP H0565729U JP 642792 U JP642792 U JP 642792U JP 642792 U JP642792 U JP 642792U JP H0565729 U JPH0565729 U JP H0565729U
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housing
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一郎 小池
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自動車機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アクチュエータとモジュレータとを一体的に取
り付けた場合、その連結部におけるシール性を向上す
る。 【構成】ブレーキブースタ5のハウジングシェル5bに
は、筒状部5cがこのハウジング5aの中心軸線上に一
体に突設されている。モジュレータハウジング5aの空
気流通孔9bの開口端部9cを、筒状部5cのガイド孔
5dに挿入ガイドすることにより、モジュレータ9がブ
レーキブースタ5のハウジング5aに一体的に取り付け
られている。したがって、ブレーキブースタ5のハウジ
ング9a取付面の平坦度や取付ボルト10の平行度等が
ばらついても、空気流通路のシールを容易にかつ確実に
行うことができるようになる。これにより、モジュレー
タ9のハウジング9aとブレーキブースタ5のハウジン
グ5aとの間の空気流通路のシール性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車輪ロック傾向時にこの車輪の制動力を調整してロック傾向を解消 するようにアンチスキッドブレーキ制御行うアンチスキッドブレーキ制御装置に 関し、特に、ブレーキペダルを踏み込むことにより供給される圧縮空気の空気圧 により、車両の制動を行う車両制動装置におけるアンチスキッドブレーキ制御装 置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の制動装置においては、従来から圧縮空気の空気圧を用いて車両の制動を 行う車両制動装置が種々提案されているが、このような圧縮空気を用いた制動装 置には、大別するとエアタンク内に収容されている圧縮空気の空気圧をブレーキ ブースタに供給することにより、このブレーキブースタが制動油圧を発生し、そ の制動油圧を車輪のブレーキシリンダに導入することにより、車両の制動を行う ようにした制動方式と、エアタンク内に収容されている圧縮空気をエアブレーキ チャンバーに導入し、その空気圧により車両の制動を行うようにした制動方式と がある。
【0003】 一方、車両の制動時に制動車輪がロックして操縦が不安定になるとともに制動 距離が長くなってしまうことがあり、このために、従来から制動車輪のロック時 にアンチスキッドブレーキ制御を行うアンチスキッドブレーキ制御装置が種々提 案されている。このアンチスキッドブレーキ制御は、制動時に車輪がロック傾向 となったことを検出したとき、その車輪のブレーキ力を弱めてロック傾向を解消 し、その後再びブレーキ力を大きくすることにより、車両の操縦を安定させると 共に、制動距離ができるだけ短くなるようにブレーキ制御を行うものである。
【0004】 このようなアンチスキッドブレーキ制御を前述の空気圧による車両制動装置に 適用したアンチスキッドブレーキ制御装置を備えた車両制動装置が、例えば特開 昭50ー96773号公報等により提案されている。 図3はこの種の従来のアンチスキッドブレーキ制御装置を備えた車両制動装置 の一般的な例を概略的に示す図である。
【0005】 図3に示すように、車両制動装置1は、圧縮空気を収容するエアタンク2、こ のエアタンク2内の圧縮空気の給排を制御するブレーキバルブ3、このブレーキ バルブ3を制御するブレーキペダル4、ブレーキバルブ3を通して送られてくる 圧縮空気の空気圧により制動油圧を発生し、本考案のアクチュエータを構成する ブレーキブースタ5、このブレーキブースタ5によって変換された油圧が導入さ れて車輪の制動を行うブレーキシリンダ6、アンチスキッドブレーキ制御を行う コントローラ7、車輪速度を検出してコントローラ7に送る車輪速センサ8、コ ントローラ7からの制御信号に基づいて作動してブレーキブースタ5に対する圧 縮空気の給排、保持等を行うことにより、ブレーキブースタ5に導入される空気 圧を調整するモジュレータ9を備えている。
【0006】 モジュレータ9は、一例として、例えば図4に示すようにブレーキバルブ3に 接続される入口室21、ブレーキブースタ5に空気流通孔9bを介して接続され る出口室22、大気に連通する排気室23、入口室21と出口室22間の連通、 遮断を行う保持用開閉弁24、出口室22と排気室23間の連通、遮断を行う排 気用開閉弁25、保持用開閉弁24の指示圧室28と入口室21または大気との 連通の切り換えを行う保持用電磁弁26、排気用開閉弁25の指示圧室29と入 口室21または排気室23との連通切り換えを行う排気用電磁弁27とを備えて いる。保持用電磁弁26と排気用電磁弁27との各ソレノイドはともにコントロ ーラ7に接続されている。
【0007】 また、保持用電磁弁26はコントローラ7からの制御信号により指示圧室28 と入口室21間の連通、遮断を行う弁26aと指示圧室28と大気に連通する室 30間の連通、遮断を行う26bを備えており、非作動時は弁26aは閉、弁2 6bは開となっており、指示圧室28が大気と連通している。
【0008】 一方、排気用電磁弁27は、コントローラ7からの制御信号により指示圧室2 9と排気室23間の連通、遮断を行う弁27aと指示圧室29と入口室21に連 通している室31間の連通、遮断を行う弁27bを備えており、非作動時は弁2 7aは閉、弁27bは開となっており、指示圧室29が入口室21に連通してい る。
【0009】 制動時、ブレーキペダル4を踏み込んでブレーキバルブ3を作動させることに より、ブレーキバルブ3の出力圧が入口室21に供給される。すると、指示圧室 28が大気と連通しているので、供給された圧力により、保持用開閉弁24は開 となり、入口室21に供給されたブレーキバルブ3の出力圧は出口室22および 空気流通孔9bを通ってブレーキブースタ5に供給され、ブレーキブースタ5は 制動油圧を発生する。このとき、指示圧室29が入口室21と連通しているので 、指示圧室29には入口室21の圧力が導入され、排気用開閉弁25は閉のまま である。ブレーキブースタ5で発生した制動油圧は、ブレーキシリンダ6に導入 され、ブレーキシリンダ6がブレーキを作動する。
【0010】 制動中に、コントローラ7が車輪速センサ8からの車輪速信号に基づいて、車 輪がロック傾向にあると判断すると、コントローラ7はロック傾向にある車輪に 対応するモジュレータ9の保持用電磁弁26を作動させる。 これにより、弁26bは閉となり、弁26aが開となる。すると、指示圧室2 8に入口室21の圧力が導入され、保持用開閉弁24は閉となり、ブレーキ保持 状態となる。しかし、まだロック傾向が解消されないと、次に排気用電磁弁27 が作動される。これにより、弁27bは閉となり、弁27aが開となる。すると 、指示圧室29は排気室23と連通し、指示圧室29の圧力が排気され、排気用 開閉弁25が開となる。すると、ブレーキブースタ5に供給される圧力は排気室 23を通って排気され、ブレーキ減圧状態となる。
【0011】 これにより、車輪のロック傾向が解消されると、保持用電磁弁26と排気用電 磁弁27とが非作動状態に戻される。すると、弁27aは閉、弁27bは開とな り、指示圧室29に入口室21の圧力が導入されて排気用開閉弁25が閉となり 、また弁26aは閉、弁26bは開となり、指示圧室28の圧力は大気に排出さ れて保持用開閉弁24が開となる。これにより、ブレーキ増圧状態となる。
【0012】 このように、保持用電磁弁26、排気用電磁弁27はコントローラ7からの制 御信号に応じて作動し、ブレーキブースタ5の供給空気圧に対して、減圧、保持 あるいは増圧の制御が適宜繰り返し行われ、その車輪のロック傾向を解消するよ うにアンチスキッドブレーキ制御が行われる。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、自動車等の車両においては、車両部品の小型・コンパクト化がます ます強く求められているが、このような要求の中で、アンチスキッドブレーキ制 御装置においても、できるだけコンパクトに形成することが求められている。そ こで、従来は前述の公報に開示されているように、ブレーキブースタ5(前述の 公報では制動制御装置20と表示)のハウジングのシェルにモジュレータ9(前 述の公報ではアンチスキッド機構50と表示)を取り付けて一体的に構成して、 アンチスキッドブレーキ制御装置をできるだけコンパクトにすることが行われて いる。その場合、モジュレータ9は、その出力口である空気流通孔9bの開口端 とブレーキブースタ5のハウジングの入力口である空気流通孔とを整合させた状 態で、ブレーキブースタ5のハウジングに単に取り付けられている。
【0014】 しかしながら、モジュレータ9のハウジングをブレーキブースタ5のハウジン グに取り付ける場合に、モジュレータ9の出力口とブレーキブースタ5の入力口 との連結部において、ブレーキブースタ5のハウジングの取付面における平坦度 や取付ボルトの平行度等がプレス加工や溶接加工等によりばらついてしまう。こ のため、前述のようにモジュレータ9のハウジングをブレーキブースタ5のハウ ジングに単純に取り付けるようにしたのでは、その連結部における空気流通路の シールが前述の平坦度や平行度のばらつきの影響を受けて容易ではなく、連結部 におけるシール性があまり良好ではなかった。
【0015】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、アク チュエータとモジュレータとを一体的に取り付けた場合、その連結部におけるシ ール性を向上させることのできるアンチスキッドブレーキ制御装置を提供するこ とである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、本考案は、ブレーキペダルの踏み込みに対応し て圧縮空気が供給されることにより制動力を発生するアクチュエータと、コント ローラからの制御信号に基づいて前記アクチュエータに供給される圧縮空気の空 気圧を調整するモジュレータとを少なくとも備えているアンチスキッドブレーキ 制御装置において、前記アクチュエータのハウジングに、その中心軸線上または ほぼ中心軸線上に位置して、前記モジュレータのハウジングに形成された空気流 通孔の開口端部分をガイドするガイド孔が設けられており、前記モジュレータの ハウジングの前記空気流通孔の開口端部分が該ガイド孔に挿入ガイドされた状態 で、前記モジュレータが前記アクチュエータのハウジングに一体的に取り付けら れていることを特徴としている。
【0017】 また、本考案は、前記ガイド孔が、前記アクチュエータの内方または外方に向 かって軸方向に延設する筒状部によって形成され、前記モジュレータのハウジン グの前記空気流通路の開口端部分が、前記筒状部に挿入ガイドされていることを 特徴としている。
【0018】 更に、本考案は、前記筒状部と前記モジュレータのハウジングにおける前記空 気流通路の開口端部分との間に、前記モジュレータのハウジングと前記アクチュ エータのハウジングとの連結部における圧縮空気のシールを行うシール部材が設 けられていることを特徴としている。
【0019】
【作用】
このように構成された本考案にかかるアンチスキッドブレーキ制御装置におい ては、前記モジュレータのハウジングの前記空気流通孔の開口端部分が前記アク チュエータのハウジングのガイド孔に挿入ガイドされるので、前記モジュレータ のハウジングと前記アクチュエータのハウジングとの当接は、前記開口端部分の 外周面と前記筒状部の内周面との間で行われるようになる。したがって、圧縮空 気のシールを前記開口端部分の外周面と前記筒状部の内周面との間で行うように することにより、前記アクチュエータのハウジング取付面の平坦度や取付具の平 行度等がばらついても、空気流通路のシールを容易にかつ確実に行うことができ るようになる。これにより、モジュレータのハウジングとアクチュエータのハウ ジングとの間の空気流通路のシール性が向上する。
【0020】 また、本考案においては、前記アクチュエータに延設された筒状部によって前 記開口端部分をガイドすることにより、前記モジュレータのハウジングが前述の 平坦度や平行度のばらつきにほとんど影響されることなく、前記アクチュエータ のハウジングに安定して取り付けることができるようになる。これにより、前記 空気流通路のシール性が更に一層良好なものとなる。
【0021】 更に、本考案においては、前記モジュレータの空気流通孔の開口端部分が前記 アクチュエータのハウジングの中心軸線上またはほぼ中心軸線上に位置している ので、圧縮空気は前記アクチュエータのハウジングの中心軸線上またはほぼ中心 軸線上に流入するようになる。したがって、圧縮空気の空気圧によるアクチュエ ータのハウジングの変形がほぼ均一に行われるようになり、アクチュエータハウ ジングの変形による影響が少なくなる。しかも、モジュレータハウジングとアク チュエータハウジングとの平行度等のくるいが少なくなるので、連結部のシール 性能が向上する。
【0022】
【実施例】
以下、図面を用いて本考案の実施例について説明する。 図1は、本考案にかかるアンチスキッドブレーキ制御装置の一実施例を概略的 に示す部分図であり、図2はこの実施例におけるモジュレータとブレーキブース タとの連結部の、図1においてIIーII線に沿う部分拡大断面図である。なお、図 3に示す前述の従来のアンチスキッドブレーキ制御装置における構成要素と対応 する構成要素には、同じ符号を付すことにより、その詳細な説明は省略するとと もに、図1に示す部分以外は前述の図3に示す構成と同じである。
【0023】 図1に示すように、本考案のアクチェータを構成するブレーキブースタ5のハ ウジング5aのシェル5bに、アンチスキッドブレーキ制御装置におけるモジュ レータ9が取付用ボルト10により、一体的に取り付けられている。
【0024】 モジュレータ9とシェル5bとの連結部を具体的に説明すると、ブレーキブー スタ5のハウジングシェル5bには、筒状部5cがこのハウジング5aの中心軸 線上で内方に向かってプレス加工により一体に突設されている。図2に拡大して 示すように、この筒状部5cの内周面により、ハウジング5aの外側と内側とを 連通し、後述するようにモジュレータ9のハウジング9aの空気流通孔9bの開 口端部9cをガイドするガイド孔5dが形成されている。なお、この筒状部5c は必ずしもハウジング5aの中心軸線上に設ける必要はなく、この中心軸線の近 傍に設けてもよい。
【0025】 一方、モジュレータハウジング5aの空気流通孔9bの開口端部9cは、筒状 部5cの内周面に嵌入できるように円筒状に形成されており、その外周面にはシ ール部材であるOリング11が設けられている。
【0026】 このように構成されたモジュレータ9とシェル5bとの連結部においては、モ ジュレータハウジング5aの空気流通孔9bの開口端部9cを、シェル5bのガ イド孔5dに挿入ガイドすることにより、モジュレータ9がブレーキブースタ5 のハウジング5aに一体的に取り付けられる。
【0027】 モジュレータハウジング9aがシェル5bに取り付けられた状態では、空気流 通孔9bがハウジング5a内に開口するようになるとともに、筒状部5c内周面 と開口端部9c外周面との間が、Oリング11によって、気密にシールされるよ うになる。したがって、ブレーキブースタ5のハウジングシェル5bのモジュレ ータ9取付面の平坦度や取付ボルト10の平行度等がばらついても、空気流通路 のシールを容易にかつ確実に行うことができるようになる。これにより、モジュ レータ9のハウジング9aとブレーキブースタ5のハウジング5aとの間の空気 流通路のシール性が向上する。
【0028】 また、ハウジング5aとハウジング9aとが、筒状部5c内周面と開口端部9 c外周面との間で互いに当接するようになるとともに、筒状部5c内周面により 開口端部9c外周面がガイドされるようになるので、モジュレータ9のハウジン グ9aが、ブレーキブースタ5のハウジング5aの平坦度や取付ボルト10の平 行度等のばらつきにほとんど影響されることなく、ハウジング5aに安定して取 り付けられるようになる。これにより、空気流通路のシール性が更に一層良好な ものとなる。
【0029】 更に、モジュレータ9の空気流通孔9bの開口端がブレーキブースタ5のハウ ジング5aの中心軸線上に位置しているので、圧縮空気はハウジング5aの中心 軸線上に流入するようになる。したがって、圧縮空気の空気圧によるハウジング 5aの変形がほぼ均一に行われるようになり、ブレーキブースタハウジング5a の変形による影響が少なくなる。しかも、空気流通孔9bの開口端部9cがブレ ーキブースタ5のハウジング5aの中心軸線上に位置することにより、モジュレ ータハウジング9aとブレーキブースタハウジング5aとの平行度等のくるいが 少なくなるので、連結部のシール性能が更に一層向上する。
【0030】 なお、前述の実施例では、ハウジング5aの筒状部5cをプレス加工により一 体に形成するものとしているが、本考案は筒状部5cをハウジング5aとは 別体に形成し、その筒状部5cをハウジング5aに溶接等により一体的に取り付 けるようにしてもよい。また、筒状部5cはハウジング5aの外方に突設するよ うにすることもできるし、ハウジング5aの内外にまたぐようにして設けること もできる。
【0031】 更に、前述の実施例では、ブレーキブースタにより空気圧を液圧に変換してブ レーキ作動を行う制動方式に本考案を適用した場合について説明しているが、本 考案は例えばエアブレーキチャンバ等に圧縮空気を供給してその空気圧によりブ レーキ作動を行う制動方式にも適用できることは言うまでもない。
【0032】 また、前述の実施例では、モジュレータはブレーキブースタへの供給空気圧を 直接制御する形式のものを適用しているが、本考案は例えばモジュレータがリレ ーバルブを備え、ブレーキバルブの出力空気圧をリレーバルブの指示圧とし、そ れによりエアタンクの圧縮空気を制御してブレーキブースタに供給し、そのリレ ーバルブの指示圧を制御する形式のものにも適用できることは言うまでもない。
【0033】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案のアンチスキッドブレーキ制御装置に よれば、モジュレータのハウジングとアクチュエータのハウジングとの当接を、 モジュレータの空気流通路の開口端部分の外周面とアクチュエータの筒状部の内 周面との間で行うようにしているので、アクチュエータのハウジング取付面の平 坦度や取付具の平行度等がばらついても、空気流通路のシールを容易にかつ確実 に行うことができるようになる。これにより、モジュレータのハウジングとアク チュエータのハウジングとの間の空気流通路のシール性が向上する。
【0034】 また、アクチュエータの筒状部によって開口端部分をガイドしているので、モ ジュレータのハウジングを、前述の平坦度や平行度のばらつきにほとんど影響さ れることなく、アクチュエータのハウジングに安定して取り付けることができる ようになる。これにより、空気流通路のシール性を更に一層良好にすることがで きる。
【0035】 更に、モジュレータの空気流通孔の開口端部分が前記アクチュエータのハウジ ングの中心軸線上またはほぼ中心軸線上に位置させて、圧縮空気の空気圧による アクチュエータのハウジングの変形がほぼ均一に行われるようにしているので、 アクチュエータハウジングの変形による影響を少なくすることができる。しかも 、モジュレータハウジングとアクチュエータハウジングとの平行度等のくるいが 少なくなるので、連結部のシール性能が向上する。 このようにして、本考案によれば、モジュレータとアクチュエータとを一体的 にしてコンパクトに形成することができるとともに、信頼性を向上させることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかるアンチスキッドブレーキ制御
装置の一実施例を概略的に示す部分図である。
【図2】 この実施例におけるモジュレータとアクチュ
エータとの連結部の、図1において矢印A方向からみた
部分拡大断面図である。
【図3】 アンチスキッドブレーキ制御装置を備えたエ
アオーバハイドロリックブレーキ装置の従来の一般的な
例を示す図である。
【図4】 モジュレータの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…車両制動装置、2…エアタンク、3…ブレーキバル
ブ、4…ブレーキペダル5…ブレーキブースタ、5a…
ハウジング、5b…シェル、5c…筒状部、5d…ガイ
ド孔、6…ブレーキシリンダ、7…コントローラ、8…
車輪速センサ、9…モジュレータ、9a…ハウジング、
9b…空気流通孔、9c…開口端部、10…取付ボル
ト、11…Oリング(シール部材)、21…入口室、2
2…出口室、23…排気室、26…保持用電磁弁、27
…排気用電磁弁

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキペダルの踏み込みに対応して圧
    縮空気が供給されることにより制動力を発生するアクチ
    ュエータと、コントローラからの制御信号に基づいて前
    記アクチュエータに供給される圧縮空気の空気圧を調整
    するモジュレータとを少なくとも備えているアンチスキ
    ッドブレーキ制御装置において、 前記アクチュエータのハウジングに、その中心軸線上ま
    たはほぼ中心軸線上に位置して、前記モジュレータのハ
    ウジングに形成された空気流通孔の開口端部分をガイド
    するガイド孔が設けられており、前記モジュレータのハ
    ウジングの前記空気流通孔の開口端部分が該ガイド孔に
    挿通された状態で、前記モジュレータが前記アクチュエ
    ータのハウジングに一体的に取り付けられていることを
    特徴とするアンチスキッドブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド孔は、前記アクチュエータの
    内方または外方に向かって軸方向に延設する筒状部によ
    って形成され、前記モジュレータのハウジングの前記空
    気流通路の開口端部分が、前記筒状部に挿入ガイドされ
    ていることを特徴とする請求項1記載のアンチスキッド
    ブレーキ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記筒状部と前記モジュレータのハウジ
    ングにおける前記空気流通路の開口端部分との間に、前
    記モジュレータのハウジングと前記アクチュエータのハ
    ウジングとの連結部における圧縮空気のシールを行うシ
    ール部材が設けられていることを特徴とする請求項2記
    載のアンチスキッドブレーキ制御装置。
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