JPH0565671B2 - - Google Patents

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JPH0565671B2
JPH0565671B2 JP59202597A JP20259784A JPH0565671B2 JP H0565671 B2 JPH0565671 B2 JP H0565671B2 JP 59202597 A JP59202597 A JP 59202597A JP 20259784 A JP20259784 A JP 20259784A JP H0565671 B2 JPH0565671 B2 JP H0565671B2
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JP
Japan
Prior art keywords
concrete
unbonded
steel material
steel
prestress
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59202597A
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English (en)
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JPS6178960A (ja
Inventor
Takeshi Tsunematsu
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Haseko Corp
Original Assignee
Hasegawa Komuten Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hasegawa Komuten Co Ltd filed Critical Hasegawa Komuten Co Ltd
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Publication of JPS6178960A publication Critical patent/JPS6178960A/ja
Publication of JPH0565671B2 publication Critical patent/JPH0565671B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、現場打ちコンクリートにポストテン
シヨンによるプレストレスを導入するためのアン
ボンドPC鋼材の定着工法に関するものである。
(従来の技術) 従来は、プレストレスを導入すべき躯体のコン
クリート打設用型枠に対してそれの所定箇所に、
アンボンドPC鋼材の定着用金物をセツトし、か
つ、該定着用金物を型枠とに形成の孔にアンボン
ドPC鋼材の一端側を挿通した状態で、プレスト
レスを導入すべき躯体のコンクリートを現場打ち
し、そして、該現場打ちコンクリートの硬化後、
型枠を解体すると共に、前記定着用金物を反力点
にしてアンポンドPC鋼材にポストテンシヨンを
付与して、前記現場打ちコンクリートにポストテ
ンシヨンによるプレストレスを導入し、かつ、前
記定着用金物に対応する定着具により、前記アン
ボンドPC鋼材の一端側を躯体コンクリートに固
定している。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、躯体コンクリートに対するプレスト
レスの導入には、該躯体コンクリートの強度が
160〜200Kg/cm2程度であれば十分であるが、これ
では、ポストテンシヨンの反力点となる定着用金
物によつて圧力を受けるコンクリート部分、つま
り支圧部分が支圧強度に耐え得ず、現実にはコン
クリート強度が240Kg/cm2程度の強度を発現する
高強度のコンクリートを打設してプレストレスを
導入しているが、コスト高につく欠点があつた。
その上、躯体コンクリート自体はプレストレス
導入可能の強度を発現するに至つても、上記の理
由で前記支圧部分が所定の強度を発現するまでは
プレストレスを導入することができず、このこと
と、定着部型枠の解体を待つてのプレストレス導
入作業とが工期短縮のネツクになつている。
本発明は、上記の実情に鑑みて成されたもの
で、プレストレスを導入すべき躯体の施工コスト
を安くできると共に工期短縮を図り得る、有用な
るアンポンドPC鋼材の定着工法を提供せんとし
ている。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明によるアンポ
ンドPC鋼材の定着工法は、アンボンドPC鋼材の
挿通孔を有するPC鋼材定着用金物が埋設され、
且つ、前記挿通孔に連なる貫通孔が形成され高強
度コンクリートを用いたプレキヤスト製のコンク
リート部材を、当該コンクリート部材を型枠とし
て所定位置に配置すると共に、前記アンボンド
PC鋼材の一端側を前記貫通孔に挿通した状態で、
プレストレスの導入すべき躯体のコンクリートを
現場打ちし、該現場打ちコンクリートの硬化後、
前記コンクリート部材を反力点にして絵前記アン
ボンドPC鋼材にポストテンシヨンを付与して、
前記現場打ちコンクリートにポストテンシヨンに
よるプレストレスを導入すると共に、前記定着用
金物に対応する定着具により、前記アンボンド
PC鋼材の一端側をコンクリート部材に固定する
点に特徴がある。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図はアンポンドPC鋼材定着用のプレ
キヤツト製コンクリート部材Aを示し、例えば
240Kg/cm2程度の高強度コンクリートによつて作
製され、第2図にも示すように、廊下やバルコニ
ー等の片持スラプB用の型枠1に対する設置脚2
…を有する本体3に、アンポンドPC鋼材4を挿
通するためのテーパー状挿通孔5が形成された定
着用金物6を埋設すると共に、前記挿通孔5に連
なる貫通孔7を形成して成り、かつ、前記設置脚
2には、大梁Cに対する連結用のアンカー筋8が
埋設されている。
尚、前記設置脚2…は、片持スラブBの上端筋
9や下端筋10の配置に影響を及ぼさないよう
に、前記本体3の長手方向に所定間隔をへだてて
連設され、かつ、該設置脚2…の上方部に、前記
定着用金物6と貫通孔7とを位置させてあるが、
定着用金物6と貫通孔7の位置は特定されるもの
では無い。
かくして作製されたプレキヤスト製のコンクリ
ート部材Aを第3図に示すように、妻側の段差型
枠として梁間方向の全長にわたつて配置する。
尚、実施例では、梁間方向全長にわたるコンク
リート部材Aを示しているが、取扱いの容易な短
尺物のコンクリート部材Aを継ぎ足し配置する構
成とするも良い。
次に、PC鋼やPC鋼より線の周囲にグリース等
の潤滑油を塗布すると共にこれに合成樹脂製のチ
ユーブを被せたアンポンドPC鋼材4の一端側を、
前記貫通孔7に挿通させ、該アンポンドPC鋼材
4を桁方向に沿わせて所定姿勢で配置する。
この状態で、妻側と梁間方向両側の片持スラブ
Bに対する片枠1と、梁間方向両側の段差型枠1
1,11と、床スラブ型枠12、及び、前記コン
クリート部材Aが兼ねる妻側段差型枠の夫々の部
分に、コンクリートDを現場打ちするのである。
そして、第4図に示すように、前記現場打ちコ
ンクリートDがプレストレス導入可能な強度を発
現するまでに硬化した時点以降において、前記コ
ンクリート部材Aを反力点にして前記アンポンド
PC鋼材4にポストテンシヨンを付与し、前記現
場打ちコンクリートDにポストテンシヨによるプ
レストレスを導入すると共に、このプレストレス
導入下において、前記定着用金物6のテーパー状
挿通孔5に対応するテーパー状定着具13を前記
挿通孔5に打設し、もつて、前記ポストテンシヨ
ン付与下にある前記アンボンドPC鋼材4の一端
側を前記コンクリート部材Aに固定するのであ
る。
尚、前記アンボンドPC鋼材4の一端側を固定
するに、アンボンドPC鋼材定着用金物6として、
これをPC鋼材4の軸芯に直交する板面を有する
板材で構成してコンクリート部材Aに埋設し、そ
して、アンポンドPC鋼材4の一端側にねじ部を
設けて、そのねじ部を前記定着用金物6のPC鋼
材挿通孔5に挿通させると共に、該ねじ部の螺合
のナツトからなる定着具13の締付けによつて、
前記アンポンドPC鋼材4にポストテンシヨンを
付与すると共に、アンボンドPC鋼材4の一端側
をコンクリート部材Aに固定する手段をとるも良
く、あるいは、前記ナツト構成の定着具13に代
えてこれをスリーブ構成のものとする手段をとる
もよい。
また本実施例では、床スラブ構成の躯体に対し
てプレストレスを導入させたが、大梁Cや片持ち
スラブB等を対象に本発明を実施するも良きこと
勿論である。
(発明の効果) 以上説明したように本発明にるアンポンドPC
鋼材の定着工法によれば、コンクリート部材が型
枠の一部を兼用構成するので、該部に対する型枠
の設置と解体の作業が不要になり、しかも、従来
のように型枠の解体を待たずしてプレストレスの
導入作業を行なうことができる。
そして、前記コンクリート部材を高強度のコン
クリート製にしたので、プレストレスを導入すべ
き躯体のコンクリートをさほど高強度のものにし
なくても済み、即ち、プレストレスの導入が可能
な強度を有する程度の安価なコンクリートで躯体
を作製することが可能になる。
その上、上述のように、コンクリート部材を高
強度のコンクリート製にしてあり、それ自体が既
に高い支圧強度を有しているので、現場打ちの躯
体コンクリートがプレストレス導入可能な強度を
発現した時点で直ちにプレストレス導入の作業を
行ない得るのであり、このことと、既述した如く
従来のように型枠の解体を待たずしてプレストレ
スの導入が可能なることとの相乗によつて、プレ
ストレス導入躯体の施工工期を大巾に短縮できる
のであり、全体として、従来欠点を見事に一掃し
得る極めて有用かつ新規なアンボンドPC鋼材の
定着工法をここに提供するに至つた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はプレキ
ヤスト製コンクリート部材の要部を破断した斜視
図、第2図はコンクリート部材の配置例を示す断
面図、第3図はコンクリート部材並びにアンポン
ドPC鋼材の配置説明図、第4図はアンポンドPC
鋼材の一端側の固定状態を示す断面図である。 A……プレキヤスト製コンクリート部材、D…
…現場打ちコンクリート、4……アンボンドPC
鋼材、5……挿通孔、6……定着用金物、7……
貫通孔、13……定着具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アンボンドPC鋼材の挿通孔を有するPC鋼材
    定着用金物が埋設され、且つ、前記挿通孔に連な
    る貫通孔が形成され高強度コンクリートを用いた
    プレキヤスト製のコンクリート部材を、当該コン
    クリート部材を型枠として所定位置に配置すると
    共に、前記アンボンドPC鋼材の一端側を前記貫
    通孔に挿通した状態で、プレストレスを導入すべ
    き躯体のコンクリートを現場打ちし、該現場打ち
    コンクリートの硬化後、前記コンクリート部材を
    反力点にして前記アンボンドPC鋼材にポストテ
    ンシヨンを付与して、前記現場打ちコンクリート
    にポストテンシヨンによるプレストレスを導入す
    ると共に、前記定着用金物に対応する定着具によ
    り、前記アンボンドPC鋼材の一端側をコンクリ
    ート部材に固定することを特徴とするアンボンド
    PC鋼材の定着工法。
JP20259784A 1984-09-26 1984-09-26 アンポンドpc鋼材の定着工法 Granted JPS6178960A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20259784A JPS6178960A (ja) 1984-09-26 1984-09-26 アンポンドpc鋼材の定着工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20259784A JPS6178960A (ja) 1984-09-26 1984-09-26 アンポンドpc鋼材の定着工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6178960A JPS6178960A (ja) 1986-04-22
JPH0565671B2 true JPH0565671B2 (ja) 1993-09-20

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ID=16460102

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20259784A Granted JPS6178960A (ja) 1984-09-26 1984-09-26 アンポンドpc鋼材の定着工法

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JPS6178960A (ja) 1986-04-22

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