JPH0565542U - プリンタ用プラテン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】従来より少ない駆動力で駆動することができる
プリンタ用プラテンを実現する。 【構成】硬質の樹脂より成る断面が台形を持つバー１
と、このバー１のプリンティングヘッド用の押圧面に一
つの面が位置しその他の表面が前述のバー１に埋め込ま
れた硬質の金属板２を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はプリンタ用プラテンに関し、特に平面的に移動する紙面に対して印字 するとき、印字用紙の紙面に対してプリンタヘッドと反対側に位置し、プリンテ ィングヘッドの圧力を受けとめるために使用されるバー状のプリンタ用プラテン に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のこの種の平面的に移動する印字用紙に対するプリンタ用プラテンは、直 方体状の外形を有し、プリンティングヘッドにより紙面に印字するとき紙面に十 分な押圧力をあたえるため、全体が硬質の金属より成っている。 プリンタ用プラテンは紙面に印字が行われる直前から印字が行われるまで、印字 用紙の背面にプリンタ用プラテンの一つの平面がほぼ接して置かれ、それ以外の ときには印字面に対しプリンタヘッドとは反対側で印字面より離れた所にプラテ ンのための駆動機構により移動される。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述した従来のプリンタ用プラテンは、全体が金属より成るため、重量が大と なり、このようなプリンタ用プラテンを上述のように移動させるのに大きな駆動 力を必要とするという欠点を有している。

【０００４】 本考案の目的は、従来のこの種のプリンタ用プラテンよりも軽量でしかもプリ ンタヘッドの押圧力に十分耐えることのできるプリンタ用プラテンを提供するこ とにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案のプリンタ用プラテンは、硬質の樹脂より成る台形断面を有するバーと 、前記バーの表面の内の台形断面の上部を形成する表面と同一に一つの表面を位 置させ他の面のすべてを前記バーに埋め込ませて固定した板状の硬質の金属板と を備えて構成されている。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案の実施例について図面を参照して説明する。

【０００７】 図１は本考案のプリンタ用プラテンの一実施例を示す斜視図である。

【０００８】 本実施例のプリンタ用プラテンは、図１に示すように、台形断面を有する硬質 の樹脂より成るバー１と、バー１に埋め込まれて固定されている硬質の金属板２ とで構成されている。

【０００９】 バー１の表面の内でプリンティングヘッドによって印字される面として使用さ れるこのバー１の台形断面の上部で形成される表面には硬質の金属板２の一つの 面がその面を共有するように位置し、その他の面をバー１の中に埋め込まれた状 態でバー１に固定される。

【００１０】 通常、樹脂の比重は金属、たとえば、鉄あるいは黄銅の比重より小であるので 従来の同じ大きさのすべて金属より成るプリンタ用プラテンよりもこのような構 成のプリンタ用のプラテンのほうが軽量にすることができる。 しかも、プリンティングヘッドでインパクトされる面の硬度は従来のこの種のプ リンタ用プラテンのプリンティングヘッドで押圧される面と同一の硬度とするこ とができることは明らかである。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案のプリンタ用プラテンは、上述したようにプリン ティングヘッドの押圧する面付近だけに硬質の金属板を用いているので従来のこ の種のプリンタ用プラテンより軽量とすることができるから、プリンタ用プラテ ンを従来より駆動力の少ない駆動部により駆動することができるため駆動部を小 型にできるという効果を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のプリンタ用プラテンの一実施例を示す
斜視図である。

【符号の説明】

１ バー ２ 金属板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 硬質の樹脂より成る台形断面を有するバ
   ーと、前記バーの表面の内の台形断面の上部を形成する
   表面と同一に一つの表面を位置させ他の面のすべてを前
   記バーに埋め込ませて固定した板状の硬質の金属板とを
   備えることを特徴とするプリンタ用プラテン。