JPH056548Y2 - - Google Patents

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JPH056548Y2
JPH056548Y2 JP1986125308U JP12530886U JPH056548Y2 JP H056548 Y2 JPH056548 Y2 JP H056548Y2 JP 1986125308 U JP1986125308 U JP 1986125308U JP 12530886 U JP12530886 U JP 12530886U JP H056548 Y2 JPH056548 Y2 JP H056548Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、間隔配置したアンテナを交互に切換
えて得られる受波信号により電波の到来方向を探
知する方式の方向探知機に関する。
〔従来の技術〕
この種の方向探知機としては、間隔配置した2
つのアンテナの受波信号を交互に切り換えて得ら
れた信号中の切換時点における位相変化量を検出
した検出信号に基づいて電波の到来方向に対応す
る指示を聴音または目視で行う構成のもの(以
下、第1従来技術という)が実願昭61−50930・
実願昭61−50931(実開昭62−162679・実開昭62−
173080)などにより開示されている。
また、上記の第1従来技術のものでは正反方向
の判別ができないため、検出信号以下の回路構成
を、例えば、+側と−側との2系統回路で構成す
るなどにより正反方向の判別指示を行うもの(以
下、第2従来技術という)が特開昭61−139770な
どにより開示されている。
これら第1従来技術・第2従来技術のものでは
アンテナ間隔を小さくして装置全体を小型にまと
め携帯用に構成でき、アンテナ自体を電波の到来
方向に対して回転したときに検出信号の大きさが
が変化し、この変化の指示によつて到来方向を探
知することができる。
さらに、小さい間隔配置によるアンテナの各受
波信号のうちの一方の信号の位相を進める移相操
作を連続的に可変して両受波信号の合成出力が最
小または最大になる移相角度を求め、この移相角
度から電波の到来方向を求めるもの(以下、第3
従来技術という)が特開昭48−75188などにより
開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の第2従来技術のものでは、正反方向の判
別用として2系統の回路構成などの複雑な構成を
必要とするほか、小さい配置間隔のアンテナでは
低い周波数の電波に対して探知感度が低いなどの
不都合がある。
また、上記の第3従来技術のものでは、進相に
よる移相を行うことにしているが、アンテナから
現に受信されている信号の位相を進めるというこ
とは、現在の時間を過去に遡らせるということで
あり、探知する電波は通信内容で変調され、複数
の周波数成分をもつているので、これらの周波数
を一様に進相させるにはリアクタンス素子を含む
複雑な進相回路構成を必要とし、ケーブルや分布
定数回路のような単純な線路構成にすることは、
具体的には不可能なことであつて、到底、実施成
し得ないほか、合成信号の最小または最大になる
移相値を探し求めるための操作が煩わしく、さら
には、この移相値を何らかの演算手段により方向
値に換算しなければ実用に供し得ないなどの不都
合がある。
そこで、第2従来技術と第3従来技術とを組み
合わせることにより、上記の各不都合を解消する
ことが考えられるが、これによつても、第3従来
技術における進相による移相手段の複雑さや煩わ
しさは決して解決し得るものではなく、また、移
相値を方向値に換算する複雑さは解消されないま
まであり、さらには、第2従来技術における正反
方向の判別のための2系統回路構成の複雑さも解
消されずに残るわけである。
このため、こうした不都合のないものの提供が
望まれているという課題がある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記のような 電波の到来方向に対して、間隔配置した2つの
アンテナを通る線の方向を変えることにより、各
前記アンテナの各受波信号を交互に切換えて得ら
れる信号中の切換時点における位相変化量が変化
することを検出した検出信号により前記変化を聴
音または目視し得るようにするとともに、前記各
受波信号のうちの一方の信号を移相することによ
り前記位相変化量を大きくし得るようにした方向
探知機において、 上記の間隔配置の間隔を探知する前記電波の波
長の1/2以下にして配置した前記アンテナと、 上記の移相を遅延により移相する移相手段と、 上記の遅延を、上記の間隔と上記の遅延の間に
電波が伝搬する距離との和が、探知する電波の波
長の1/2以下でなるべく大きい値になる量に設定
した遅延量手段と、 探知する電波が2つのアンテナを通る線上の一
方側から到来したときは上記の検出信号が最大値
で得られ、他方側から到来したときは上記の検出
信号が最小値で得られるように変化する指向性に
もとづいて上記の到来方向の正反方向を判別する
正反判別手段と を設けることにより上記の課題を解決し得るよう
にしたものである。
〔実施例〕
以下、図面により実施例を説明する。
第1図において2つのアンテナ10A,10B
は、間隔lだけ離して配置したアンテナ、例えば
無指向性垂直アンテナ群である。
遅延回路11は一方のアンテナ10Aの受波信
号10aを、後記の所定量Tだけ遅延して遅延信
号11aを出力する。
切換回路12は遅延信号11aと、他方のアン
テナ10Bの受波信号10bとを切換信号13a
により交互に切換えて得られる切換探知信号12
aを出力する。
切換波回路13は切換回路12に切換動作を行
なわせるための切換信号13a、例えば、可聴周
波数前後の周波数の矩形波信号を発生させる。
選択増巾回路14は方向探知する電波の周波数
と帯域などを選択して切換探知信号12aを所要
の出力に増巾して受信信号14aを出力する。
FM検波回路15は受信信号14a中のFM信
号(音声変調などの通信信号)を検波して通信音
信号151aを得るとともに、切換回路12の切
換時点における受波信号10bと遅延信号11a
との位相差を検波することにより探知信号151
bを得て、つまり、切換時点における位相変化を
検出した検出信号を得て、これらを検波信号15
aとして出力する。
ろ波回路16は検波信号15a中の可聴周波数
より高域の部分を阻止して、低域の部分を低周波
信号16aを出力する。
スピーカ17は低周波信号16aを可聴音に変
換して出力する。
AM検波回路18は探知する電波がAM変調の
場合、選択増巾回路14内で増巾信号をFM検波
するための振幅制限操作をおこなう以前の受信信
号14bを、AM検波して低周波信号18aを出
力する。
第2図aにおいてアンテナ10Aと10Bとの
間隔lが電波の波長の1/2以下であるときは、2
つのアンテナ10A,10Bの位置を通る線上の
方向αに対して電波が到来する方向βの角度θを
変えると、受波信号10aと受波信号10b間の
位相差φは第2図bのように変化する。この位相
差φの最大値は電波の波長λに対するアンテナ1
0A,10Bの間隔lが小さくなるに従つて減少
するので検波信号15a中にあらわれる探知信号
151bも減少する。したがつて、間隔lを携帯
に便利なように小さくすると波長の長い電波に対
しては探知信号151bが小さくなり方向探知機
としての感度が低下する。
そこで、遅延回路11で一方のアンテナ10A
の受波信号10aを後記の条件による所定量Tだ
け遅延させると、アンテナ10Aの受波信号10
aがそれだけ遅れて受信されたことになり、位相
差φの変化の最大値が拡大されたことになる。
電波が所定量Tの間に伝播する距離をdとすれ
ば拡大ができる条件はこの距離dと間隔lとの和
が波長λの1/2以下でなるべく大きい範囲に設定
されればよいことになる。この場合電波の到来方
向がγ方向にあるときに位相差φ′が最大、これと
正反対のα方向にあるとき位相差φ′が最小とな
り、第2図Cのような単向性の指向性を示すこと
になる。
各部の具体的な信号は第3図のようにFMされ
ていない電波の場合探知信号151bは、第2図
aの角度θにおける受波信号10aと10bの位
相差φの大きさがφであつた場合、所定量Tの遅
延によつて受波信号10aと遅延信号11aの位
相差φ′のように拡大されて現われる。またFMさ
れている電波では検波信号15a中に通信音信号
151aと探知信号151bとが混在して現われ
る。したがつて、スピーカ17から出力される可
聴音には通信音信号151aと探知信号151b
との両方が含まれており、探知信号151bがア
ンテナの回転によつて変化するのでその最小変化
(いわゆる消音方向)または最大変化する方向に
よつて電波の到来方向を探知することができる。
以上の作用によつて間隔lの小さい携帯用アン
テナでもあつても遅延回路11による遅延によつ
て位相差φが拡大されるため探知信号151bが
大きくできるので探知する電波が低い周波数であ
つても高感度の探知が可能となる。また、指向性
も単向性となるため特別のセンス決定操作をする
必要がない。
〔変型実施例〕
この考案は次に変型実施が可能である。
(1) 切換信号13aを通信音に比較的影響の少な
い周波数に選び、ろ波回路16を適宜のものに
設定して、通信音信号151aと探知信号15
1bとを分離して出力し、これらの信号音を別
個のスピーカで聞きとれるようにする。
(2) 前記(1)項の探知信号151bの変化をメータ
ーなどの目視表示器によつて指示する。
〔考案の効果〕
この考案によれば、上記の第3従来技術におけ
る「進相による移相」を、これと全く逆の「遅延
による移相」にしたため、容易に実施し得るよう
になつたほか、所定の遅延量を与えるのみなので
可変移相器を操作して出力の最小または最大に対
する移相値を求め、この値から方向値を求める演
算を行うなどの複雑な構成が不要になり、また、
遅延を設けるのみの構成で正反方向を判別し得る
検出信号が得られるので、上記の第2従来技術に
おける2系統回路構成などの複雑な構成も不要に
なるので、操作が簡便で小型安価なものを提供し
得るなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のブロツク図、第2図a,b,
cは原理図、第3図は波形図を示す。 10A,10B……アンテナ、11……遅延回
路、12……切換回路、13……切換波回路、1
4……選択増巾回路、15……FM検波回路、1
6……ろ波回路、17……スピーカ、18……
AM検波回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電波の到来方向に対して、間隔配置した2つの
    アンテナを通る線の方向を変えることにより、各
    前記アンテナの各受波信号を交互に切換えて得ら
    れる信号中の切換時点における位相変化量が変化
    することを検出した検出信号により前記変化を聴
    音または目視し得るようにするとともに、前記各
    受波信号のうちの一方の信号を移相することによ
    り前記位相変化量を大きくし得るようにした方向
    探知機であつて、 前記間隔配置の間隔を前記電波の波長の1/2以
    下にして配置した前記アンテナと、 前記移相を遅延により移相する移相手段と、 前記遅延を、前記間隔と前記遅延の間に電波が
    伝搬する距離との和が、前記電波の波長の1/2以
    下でなるべく大きい値になる量に設定した遅延量
    手段と、 前記電波が前記2つのアンテナを通る線上の一
    方側から到来したときは前記検出信号が最大値で
    得られ、他方側から到来したときは前記検出信号
    が最小値で得られように変化する指向性にもとづ
    いて、前記到来方向の正反方向を判別する正反判
    別手段と を具備することを特徴とする方向探知機。
JP1986125308U 1986-08-18 1986-08-18 Expired - Lifetime JPH056548Y2 (ja)

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JPS6331381U JPS6331381U (ja) 1988-02-29
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4875188A (ja) * 1972-01-12 1973-10-09
JPS61139770A (ja) * 1984-12-12 1986-06-27 Koden Electronics Co Ltd 簡易形方向探知装置

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JPS61139770A (ja) * 1984-12-12 1986-06-27 Koden Electronics Co Ltd 簡易形方向探知装置

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