JPH056542U - 金属線織りテープ - Google Patents

金属線織りテープ

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JPH056542U
JPH056542U JP5379491U JP5379491U JPH056542U JP H056542 U JPH056542 U JP H056542U JP 5379491 U JP5379491 U JP 5379491U JP 5379491 U JP5379491 U JP 5379491U JP H056542 U JPH056542 U JP H056542U
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JP
Japan
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metal wire
woven tape
metal
wire woven
warp
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JP5379491U
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徳治 吉田
勝雄 遠藤
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YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速かつ無人製造が可能で、従って低コストで
あり、これをシールド層として使用した電子機器用ケー
ブルの撓曲性を高める金属線織りテープを提供する。 【構成】金属線織りテープの縦糸11として導体金属の
単線を使用し、その横糸12として引張強度および折曲
強さの大きい化学合成繊維12Aのまわりに導体金属線
12Bを巻き付けたもの、あるいは導体金属の撚線12
Cを使用した金属線織りテープ1である。これら横糸の
高い引張強度および折曲強さが無人高速運転を可能にし
て金属線織りテープのコストを下げ、またこの金属線織
りテープをシールド層として使用した電子機器用ケーブ
ル自体の撓曲性を向上させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は金属線織りテープ、さらに詳しく言えばシールドケーブルのシール ド層形成のために使用される金属線織りテープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、金属線織り網、または金属線織りテープとしては壁塗りの下地や、法面 の崩落防止用とかの建築ないし土木関係の利用しかなく、製品としても縦糸およ び横糸として鉄の単線を用いて粗く織った単純なものであった。しかし最近、本 願出願人等は図3に示すように金属線織りテープ1をケーブルコア2の周囲に巻 き付けてこれを電磁遮蔽のための、いわゆるシールド層として利用する新規な電 子機器用ケーブル(特願平2−219402号)の開発に成功したため、金属線 織りテープ1を特にそのシールド特性、可撓性あるいは量産可能性に着目して見 直す必要に迫られている状況である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
シールド層として使用する金属線織りテープ1は図1に示すように、導体金属 の単線11(普通は軟銅スズめっき線が使用される)を縦糸としてこれらを多数 本(普通100〜150本)平行に並べ、この一側端の縦糸から他側端の縦糸に 至る幅方向に同じく導体金属の単線からなる横糸12を、織り機のシャトルに掛 けて往復走行させて平織り形成される。しかしながらこの横糸12は点Pに示す 引き返し点において360度の急角度に屈曲されるために折断し易く、一旦横糸 12が切れれば織り機をその都度停止させて掛け直す手間がかかり、またこのよ うな折れ易い横糸では織り機の無人運転も不可能となって金属線織りテーブの量 産ができず、したがって当然そのコスト低下を計る上での最大な障害になってい た。
【0004】 大きい曲率の屈曲に弱い横糸のこのような特性は、単に金属線織りテープ製造 時の上述のような不都合だけでなく、その金属線織りテープがシールド層として 使用されたケーブル自体の撓曲性の低下にも影響するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は上述の課題を解決するためになされたものであって、急角度の屈曲 によってもほとんど切断するおそれのない横糸を持つ金属線織りテープを提供し ようとするものであり、具体的には平行に並べられた複数本の金属の縦糸の一側 端の縦糸から他側端の縦糸までの幅方向に1本の横糸を往復走行させながら平織 り形成される金属線織りテープにおいて、前記縦糸が導体金属の単線であり、か つ前記横糸が引張強度および折曲強さの大きい化学合成繊維のまわりに導体金属 線を巻き付けたものであることを特徴とする金属線織りテープである。
【0006】 またこの考案は平行に並べられた複数本の金属の縦糸の一側端の縦糸から他側 端の縦糸までの幅方向に1本の横糸を往復走行させながら平織り形成される金属 線織りテープにおいて、前記縦糸が導体金属の単線であり、かつ前記横糸が導体 金属の撚線であることを特徴とする金属線織りテープである。
【0007】
【作用】
引張強度および折曲強さの大きい化学合成繊維に導体金属線を巻き付けた線、 あるいは導体金属の撚線は非常に引張強さが大きくて撓曲性がよく、このため金 属線織りテープの横糸として使用された場合はその製造時における急角度、多数 回の屈曲をものともせず、またこの金属線織りテープをシールド層としたシール ドケーブル自体の撓曲性を大幅に向上させる。
【0008】
【実施例】
図1および図2(a)についてこの考案の一実施例を説明する。金属線織りテ ープ1の縦糸11と横糸12による構造、およびその織り機による製造工程は既 に「考案が解決しようとする課題」の項で説明した。この横糸12として、この 考案では図2(a)に示すように、引張強度および折曲強さの大きい化学合成繊 維12Aのまわりに導体金属線12Bを巻き付けたものを使用する。化学合成繊 維12Aとしては、たとえばナイロン繊維やポリエステル繊維、あるいはポリプ ロピレン繊維など適宜なものを使用する。またこれに巻き付ける導体金属線12 Bとしては軟銅のスズめっき線の丸線、あるいは断面長方形に圧潰した線でもよ く、その断面積は縦糸11の導体金属線のそれとほぼ同一に選定するのが好適で ある。
【0009】 図2(b)はこの考案の別の実施例に使用する横糸を示すものであって、これ は導体金属線を複数本、多くの場合3本ないし7本程度撚り合わせた撚線12C である。撚線12Cを使用する場合はそれを構成する素線の断面積合計が縦糸1 1の断面積とほぼ等しくなるようにするのが好ましい。たとえば縦糸11として 直径0.12mmの軟銅スズめっき線を使用したとき、横糸としては直径0.0 5mmの軟銅スズめっき線の7本撚線が好適に使用される。
【0010】
【考案の効果】
この考案によれば金属線織りテープの横糸が非常に引張りおよび折曲に強い特 性を備えているため、高速の織り加工を行っても切断する心配がほとんどなく、 したがって金属線織りテープを高速で製造できるだけでなく織り機の無人運転も 可能となって製造コストを大幅に下げることができる利点がある。またこの金属 線織りテープを使用した電子機器用シールドケーブル自体の撓曲性も増大する効 果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属線織りテープを拡大して示す平面図であ
る。
【図2】(a)、(b)はそれぞれこの考案の各実施例
に使用する横糸を示す斜視図である。
【図3】金属線織りテープをケーブルコアに巻き付ける
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 金属線織りテープ 11 縦糸 12 横糸 12A 化学合成繊維 12B 導体金属線 12C 導体金属撚線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行に並べられた複数本の金属の縦糸(1
    1)の一側端の縦糸から他側端の縦糸までの幅方向に1
    本横糸(12)を往復走行させながら平織り形成される
    金属線織りテープ(1)において、前記縦糸(11)が
    導体金属の単線であり、かつ前記横糸(12)が引張強
    度および折曲強さの大きい化学合成繊維(12A)のま
    わりに導体金属線(12B)を巻き付けたものであるこ
    とを特徴とする金属線織りテープ。
  2. 【請求項2】平行に並べられた複数本の金属の縦糸(1
    1)の一側端の縦糸から他側端の縦糸までの幅方向に1
    本の横糸(12)を往復走行させながら平織り形成され
    る金属線織りテープ(1)において、前記縦糸(11)
    が導体金属の単線であり、かつ前記横糸(12)が導体
    金属の撚線(12C)であることを特徴とする金属線織
    りテープ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016001573A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 グンゼ株式会社 金属線巻付けテープ材及び被覆長尺材
JP2018081897A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 有限会社メカ工業 シールド用線材及びそれを用いたシールド

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JPS61168809A (ja) * 1985-01-21 1986-07-30 日立電線株式会社 可とうシ−ルドテ−プ
JPH01176604A (ja) * 1987-12-29 1989-07-13 Horikawa Densen Kk 柔軟性シールド電線

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