JPH0565150A - 自動無菌包装機における超音波洗浄槽装置 - Google Patents

自動無菌包装機における超音波洗浄槽装置

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Publication number
JPH0565150A
JPH0565150A JP24678091A JP24678091A JPH0565150A JP H0565150 A JPH0565150 A JP H0565150A JP 24678091 A JP24678091 A JP 24678091A JP 24678091 A JP24678091 A JP 24678091A JP H0565150 A JPH0565150 A JP H0565150A
Authority
JP
Japan
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hot water
cleaning tanks
ultrasonic cleaning
warm water
tanks
Prior art date
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Pending
Application number
JP24678091A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsu Mochizuki
克 望月
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Iwai Kikai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Iwai Kikai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温水の温度が急に下がらないようにした自動
無菌包装機における超音波洗浄槽装置を提供することを
目的とする。 【構成】 外から挿入口5、8を介して無菌の清浄空気
室1内に挿入されたフイルム4、7に対して、同内で深
絞り容器の成形工程、内容物の充填工程、蓋の溶着工程
を施す自動無菌包装機において、挿入口5、8の外側に
設けた蓋11付き超音波洗浄槽12、13と、洗浄槽1
2、13の前・後壁14、15の上辺個所に開設したフ
イルム4、7の入口16及び出口17と、蓋11に連結
した蒸気排出用管18と、洗浄槽12、13の壁面に取
付けた超音波発生装置22と、入口16から入ったフイ
ルム4、7が温水21内を通り出口17へ出る状態を形
成する配列で洗浄槽12、13内に軸承したローラ2
5、26、27と、別の場所に置いたヒータ29及び温
度センサー付き温水槽30と、温水槽30から洗浄槽1
2、13へポンプ31、32により温水を送る温水送入
管19と、洗浄槽12、13のオーバーフロー分を温水
槽に戻すオーバーフロー管20と、をもつものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーヒー用クリーム、
プディング、ヨーグルト、ジュース、ソース、スープチ
ョコレート固形食品などの食品または錠剤、薬液などの
薬品用の自動無菌包装機における超音波洗浄槽装置に関
し、詳しくは容器構成用素材である下層フイルムおよび
上層フイルムを洗浄する超音波洗浄槽内の温水の温度の
安定化をはかり、よって洗浄効果等が不均一にならない
ようにした自動無菌包装機における超音波洗浄槽装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、温水がフイル
ム4に付着して出て行く等によって温水21の液面が下
がったときにフロート63がバルブ64を開いて水道水
を注水し、この注水により降下した水温をヒーター65
で上げる形式の超音洗浄槽装置は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て述べた超音波洗浄槽装置は、注水がなされたときに温
水が急に下ってしまうために洗浄効果等が安定しない。
【0004】本発明は、温水の温度が急に下がらないよ
うにした新規の自動無菌包装機における超音波洗浄槽装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係わる自動無菌包装機における超音波洗浄槽
装置は、外から挿入口5、8を介して無菌の清浄空気室
1内に挿入されたフイルム4、7に対して、同内で深絞
り容器の成形工程、内容物の充填工程、蓋の溶着工程を
施す自動無菌包装機において、挿入口5、8の外側に設
けた蓋11付き超音波洗浄槽12、13と、洗浄槽1
2、13の前・後壁14、15の上辺個所に開設したフ
イルム4、7の入口16及び出口17と、蓋11に連結
した蒸気排出用管18と、洗浄槽12、13の壁面に取
付けた超音波発生装置22と、入口16から入ったフイ
ルム4、7が温水21内を通り出口17へ出る状態を形
成する配列で洗浄槽12、13内に軸承したローラ2
5、26、27と、別の場所に置いたヒータ29及び温
度センサー付き温水槽30と、温水槽30から洗浄槽1
2、13へポンプ31、32により温水を送る温水送入
管19と、洗浄槽12、13のオーバーフロー分を温水
槽に戻すオーバーフロー管20と、をもつものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例は次の通りであり、これを図
面に基いて説明する。すなわち、図中符号1は、チリ及
び異物を含まないように濾過装置(図示せず)により予
め濾過された無菌の空気を天井に設けた吹入口2から入
れると共に壁面に出来た隙間、後述する排出口10、蒸
気排出用管18及び入口16等から僅かずつ外に漏出さ
せて、内部を過圧(正圧)下に保持するようにした清浄
空気室であって、前壁3の下半個所に下層フイルム4の
挿入口5を、後壁6の上半個所に上層フイルム7の挿入
口8を、また後壁6の下半個所にに包装完了物9の排出
口10を設けてある。下層フイルム4の挿入口5及び上
層フイルム7の挿入口8の外側には下層フイルム4及び
上層フイルム7用の蓋11付き超音波洗浄槽12、13
を設けてある。
【0007】これ等超音波洗浄槽12、13は、その前
・後壁14、15の上辺個所には下層フイルム4及び上
層フイルム7の入口16及び出口17を開設し、また蓋
11には蒸気排出用管18を、底壁には温水送入管19
を、前壁14の上辺寄り個所にはオーバーフロー管20
をそれぞれ連結し、更に前・後壁14、15の下辺個所
には同槽12、13内の温水21に振動を与える超音波
発生装置22を、底部内には温度計24をそれぞれ装備
してある。
【0008】下層フイルム4及び上下層フイルム7は、
入口16から入り3本のローラ25、26、27を介し
て温水21内通り出口17から挿入口5、8を経て清浄
空気室1内に入るようになっており、フイルム4、7上
のチリや異物は、超音波発生装置22による振動及び温
水21による加熱・洗浄によって取り除かれる。
【0009】上記の温水21は、別の場所に置いたヒー
タ29及び温度センサー(図示せず)付き温水槽30か
らポンプ31、32により温水送入管19を経て各超音
波洗浄槽12、13に送り、オーバー・フローした分を
オーバー・フロー管20を経て温水槽30に戻し、ヒー
タ29による再加熱後にポンプ31、32で循環するよ
うになっている。尚、ヒータ29による再加熱は、温水
が超音波洗浄槽12、13内において約80℃を保つよ
うにするためになすものである。下層フイルム4の挿入
口5を連結された超音波洗浄槽12、13の入口16に
は同槽12の手前に設けたアンローリング装置33にあ
るロール34から下層フイルム4を受け、上層フイルム
7の挿入口8に連結された超音波洗浄槽13の入口16
には同槽13の前方に設けたアンローリング装置35に
あるロール36から上層フイルム7を受けるようになっ
ている。
【0010】上記排出口10の外側に余剰部分37の切
り離し用型抜き装置38を、また型抜き装置38の前方
の上位置に余剰部分37の巻取装置40を、更に型抜き
装置38の下方に同型抜き装置38から包装完了物9を
受け取って梱包部41に搬送する排出コンベア42をそ
れぞれ設けてある。
【0011】下層フイルム4はアンローリング装置33
から超音波洗浄槽12内を経て挿入口5に入り直進して
包装完了物9の排出口10から外に出る経路で進む。一
方、上層フイルム7は、はアンローリング装置33から
超音波洗浄槽13内を経て挿入口8に入り、2本のロー
ラ43、44によりUターンして下層フイルム4に重な
り、この重なり状態で排出口10から外に出る経路で進
む。尚、下層フイルム4の進行及び上層フイルム7の進
行は、これ等フイルム4、7の両側縁をつかむ爪を両側
にもつ、間欠的に停止するタイプの送りコンベア(図示
せず)で行うようになっている。
【0012】清浄空気室1内において下層フイルム4が
単層状態で進む移動路に挿入口5に近い法から順に消し
イオン装置46、予熱部47、成形部48、切目入れ部
49、UV−C照射装置50及び内容物充填部51を、
また同清浄空気室1内において上層フイルム7が単層状
態で進む移動路に挿入口8に近い法から順に消イオン装
置52及びUV−C照射装置53を、更に同清浄空気室
1内において下層フイルム4と上層フイルム7とが重な
り状態で進む移動路に封止部54をそれぞれ設けてあ
り、また同清浄空気室1の天井、側壁の内面には多数本
のUV−C灯55を点在配置に取付けてある。尚、成形
部48、切目入れ部49、UV−C照射装置50、内容
物充填部51、封止部54及び型抜装置38は、送りコ
ンベアの停止ごとに数10個の包装を一度に処理するよ
うになっている。図3は一個で示している。
【0013】下層フイルム4は、超音波洗浄槽12内に
おいて超音波発生装置22による振動及び温水21によ
る加熱・洗浄を受けることでチリや異物が取り除かれて
から清浄空気室1内に入り排出口10に向って進行す
る。そして、この進行中に本機は、下層フイルム4に対
して次の工程を順になす。 (1−1)消イオン装置46により、静電気を除去す
る。 (1−2)予熱部47により、つぎの成形部48で圧絞
される個所を変形点近くまで加熱して圧絞し易い状態と
する。 (1−3)成形部48により、容器部56を圧絞する。 (1−4)切目入れ部49により、包装完了物9の開封
の場合にちぎり易くするための切筋57を切設する。 (1−5)UV−C照射装置50により下層フイルムの
全幅を容器部56の底壁内も含めた状態で照射して殺菌
する。 (1−6)充填部51により、容器部56内に内容物5
8を充填する。
【0014】上層フイルム7は、超音波洗浄槽13内に
おいて超音波発生装置22による振動及び温水21によ
る加熱・洗浄を受けることでチリや異物が取り除かれて
から清浄空気室1内に入り、Uターンして下層フイルム
4に重なり、この重なり状態で排出口10から外に出る
経路で進行する。そして、この進行中に本機は、上層フ
イルム7に対して次の工程を順になす。 (2−1)消イオン装置52により、静電気を除去す
る。 (2−2)UV−C照射装置53により上層フイルムの
全幅を照射して殺菌する。 (2−3)下層フイルム4との重なり個所において封止
部54による溶着加工をなして、下層フイルム4におけ
る容器部56の開口縁個所59及び切筋57の近傍個所
60に上層フイルム7を溶着(閉蓋)する。
【0015】上・下層フイルム7、4の重合体61は、
型抜装置38により余剰部分37の切り離し加工が施さ
れ、包装完了物9は落下して搬出コンベア42上に載
り、また余剰部分37は捲取装置40に巻き取られる。
【0016】上記(1−1)〜(1−6)、(2−1)
〜(2−3)の工程は、チリ及び異物(バクテリア、白
カビ等)を含まないように予め濾過され且つ壁面に点在
配置で取付けたUV−C灯55で更に殺菌された、すな
わち二重に無菌化された空気を正圧状態に充満した清浄
空気室1内においてなされ、しかも当該二重の無菌化空
気内において下層フイルム4がUV−C照射装置50に
より、上層フイルム7がUV−C照射装置53によりそ
れぞれ殺菌される。つまり清浄空気室1内では、三重に
殺菌した状態で内容物の密封を行うことになっている。
【0017】また、下層フイルム4及び上層フイルム7
は、超音波発生装置22による振動及び循環温水による
加熱・洗浄によってチリや異物が取り除かれてから直に
清治用空気室1内に入るようになっているので、結局こ
れ等下層フイルム4、上層フイルム7の主要部(容器部
56の形成部分及び蓋形成部分は上記内容物58の密封
が完了するまでの間には四重に殺菌(除菌)される。
【0018】
【作用】超音波洗浄槽12、13内の温水の液面が下が
ったときには、ポンプ31、32を作動させて温水槽3
0から超音波洗浄槽12、13へ温水を送ればよい。こ
のようにして送り込まれた温水は、超音波洗浄槽12、
13内の温水を低温化しなく、送り込まれた温水と槽1
2、13内の温水に温度差がなければ全く低温化するこ
とがない。すなわち、温水槽30内の温水温度の制御さ
え上手に行えば超音波洗浄槽12、13内の温水の温度
は、常に安定した状態に保つことができる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係わる自動無菌包装機における
超音波洗浄槽装置、上記したように超音波洗浄槽12、
13の温水の温度を温水槽30内の温水温度の制御によ
って常に安定した状態に保つことができるものであっ
て、洗浄効果等が不均一になることがなく、頗る具合の
よいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体の側面図である。
【図2】超音波洗浄装置の系統図である。
【図3】工程を示すフローチャートである。
【図4】従来の超音波洗浄装置を示す系統図である。
【符号の説明】
1 清浄空気室 2 吹入口 3 前壁 4 下層フイル
ム 5 挿入口 6 後壁 7 上層フイルム 8 挿入口 9 包装完了物 10 排出口 11 蓋 12 超音波洗
浄槽 13 超音波洗浄層 14 前・後壁 15 前・後壁 16 入口 17 出口 18 蒸気排出
用管 19 温水送入管 20 オーバー
・フロー管 21 温水 22 超音波発
生装置 24 温度計 25 ローラ 26 ローラ 27 ローラ 29 ヒーター 30 温水層 31 ポンプ 32 ポンプ 33 アンローリング装置 34 ロール 35 アンローリング装置 36 ロール 37 余剰部分 38 型抜装置 40 巻取装置 41 梱包部 42 搬出コンベア 43 ローラ 44 ローラ 46 消イオン
装置 47 予熱部 48 成形部 49 切目入れ部 50 UV−C
照射装置 51 充填部 52 消イオン
装置 53 UV−C照射装置 54 封止部 55 UV−C灯 56 容器部 57 切筋 58 内容物 59 開口縁個所 60 近傍個所 61 重合体 63 フロート 64 バルブ 65 ヒータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外から挿入口5、8を介して無菌の清浄
    空気室1内に挿入されたフイルム4、7に対して、同内
    で深絞り容器の成形工程、内容物の充填工程、蓋の溶着
    工程を施す自動無菌包装機において、挿入口5、8の外
    側に設けた蓋11付き超音波洗浄槽12、13と、洗浄
    槽12、13の前・後壁14、15の上辺個所に開設し
    たフイルム4、7の入口16及び出口17と、蓋11に
    連結した蒸気排出用管18と、洗浄槽12、13の壁面
    に取付けた超音波発生装置22と、入口16から入った
    フイルム4、7が温水21内を通り出口17へ出る状態
    を形成する配列で洗浄槽12、13内に軸承したローラ
    25、26、27と、別の場所に置いたヒータ29及び
    温度センサー付き温水槽30と、温水槽30から洗浄槽
    12、13へポンプ31、32により温水を送る温水送
    入管19と、洗浄槽12、13のオーバーフロー分を温
    水槽に戻すオーバーフロー管20と、をもつことを特徴
    とする自動無菌包装機における超音波洗浄槽装置。
JP24678091A 1991-08-31 1991-08-31 自動無菌包装機における超音波洗浄槽装置 Pending JPH0565150A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114289399A (zh) * 2021-12-30 2022-04-08 智程半导体设备科技(昆山)有限公司 清洗机槽体温度稳定性控制装置及方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114289399A (zh) * 2021-12-30 2022-04-08 智程半导体设备科技(昆山)有限公司 清洗机槽体温度稳定性控制装置及方法
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