JPH0565147A - 自動無菌包装機 - Google Patents

自動無菌包装機

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Publication number
JPH0565147A
JPH0565147A JP24677991A JP24677991A JPH0565147A JP H0565147 A JPH0565147 A JP H0565147A JP 24677991 A JP24677991 A JP 24677991A JP 24677991 A JP24677991 A JP 24677991A JP H0565147 A JPH0565147 A JP H0565147A
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JP
Japan
Prior art keywords
layer film
air chamber
clean air
film
lower layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP24677991A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsu Mochizuki
克 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwai Kikai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Iwai Kikai Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iwai Kikai Kogyo Co Ltd filed Critical Iwai Kikai Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH0565147A publication Critical patent/JPH0565147A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 危険性を含む薬品を利用しない、高成形安定
性の特別なフイルムを用いる必要のない、保護層の引き
離し装置も同保護層の廃棄装置もいらない自動無菌包装
機を提供することを目的とする。 【構成】 正圧の清浄空気室1と、UVーC灯55と、
無菌の空気の吹入装置と、超音波洗浄層12、13と、
上下層フイルム7、4の供給装置と、下層フイルム4の
上に上層フイルム7を重ね状態とするロール43、44
と、清浄空気室1内に設けた消イオン装置46、予熱部
47、成形部48、切目入れ部49、UV−C照射装置
50及び内容物充填部51と、清浄空気室1内に設けた
消イオン装置52およびUV−C照射装置53と、清浄
空気室1内に設けた封止部54と、包装完了物9の排出
口10の外側に設けた余剰部分37の切り離し用型抜装
置38などをもつものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーヒー用クリーム、
プディング、ヨーグルト、ジュース、ソース、スープ、
チョコレート、固形食品などの食品または錠剤、薬液な
どの薬品を深絞りフイルム製容器に無菌の密封状態に充
填する自動無菌包装機に関し、詳しくは無菌の雰囲気の
中において、下層フイルム4及び上層フイルム7の洗浄
工程、深絞り容器の成形工程、切筋入れ工程、内容物充
填工程、多重殺菌工程及び蓋の溶着工程を自動的になす
ようにした自動無菌包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下層フイルム及び上層フイルムが
過酸化水素溶液の中を移動して殺菌される形式の無菌包
装機(以下、薬品利用型機という。)、下層フイルム及
び上層フイルムが蒸気で殺菌される形式の無菌包装機
(以下、蒸気利用型機という。)、または保護層で被覆
してある無菌化処理済みの下層フイルム及び上層フイル
ムを利用する形式(以下、処理済みフイルム利用型機と
いう。)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の薬品利用型機は
危険性を含む薬品を利用している好ましくない欠点があ
る。蒸気利用型機は凝縮液の排出手段を設けなければな
らなく、高成形安定性の特別なフイルムを用いる必要が
あり、しかも殺菌が140℃で行なければならないので
省エネルギー化には不向である等の欠点がある。また、
処理済みフイルム利用型機は高いフイルムコストが生じ
て経済的に好ましくないのみならず保護層の引き離し装
置及び同保護層の廃棄装置が必要で構造が複雑である等
の欠点がある。
【0004】本発明は上記した諸々の欠点を解消する工
夫を施した新規の自動無菌包装機を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係わる自動無菌包装機は、無菌の空気吹入口
2、下層フイルム4の挿入口5、上層フイルム7の挿入
口8及び包装完了物9の排出口10を備えた正圧の清浄
空気室1と、清浄空気室1の天井、側壁の内面に点在配
置で設けたUVーC灯55と、吹入口2に連結した無菌
の空気の吹入装置と、下層フイルム4の挿入口5および
上層フイルム7の挿入口8の外側に清浄空気室1内の無
菌空気がヘッドスペースに流入し隙間等から外に出る状
態で連設した超音波洗浄層12、13と、各超音波洗浄
層12、13の入口16への下層フイルム4及び上層フ
イルム7の供給装置と、清浄空気室1内において下層フ
イルム4の上に上層フイルム7を重ね状態とするロール
43、44と、清浄空気室1内において下層フイルム4
が単層状態で進む移動路に挿入口5に近い方から列記の
順序で設けた消イオン装置46、予熱部47、成形部4
8、切目入れ部49、UV−C照射装置50及び内容物
充填部51と、清浄空気室1内において上層フイルム7
が単層状態で進む移動路に挿入口8に近い方から列記の
順序で設けた消イオン装置52およびUV−C照射装置
53と、清浄空気室1内において下層フイルム4と上層
フイルム7とが重なり状態で進む移動路に設けた封止部
54と、包装完了物9の排出口10の外側に設けた余剰
部分37の切り離し用型抜装置38と、型抜装置38の
下方に設けた包装完了物9の排出コンベア42と、型抜
装置の上方に設けた余剰部分37の巻取装置40と、下
層フイルム4及び上層フイルム7を送る搬送コンベア
と、をもつものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例は次の通りであり、これを図
面に基いて説明する。すなわち、図中符号1は、チリ及
び異物を含まないように濾過装置(図示せず)により予
め濾過された無菌の空気を天井に設けた吹入口2から入
れると共に壁面に出来た隙間、後述する排出口10、蒸
気排出用管18及び入口16等から僅かずつ外に漏出さ
せて、内部を過圧(正圧)下に保持するようにした清浄
空気室であって、前壁3の下半個所に下層フイルム4の
挿入口5を、後壁6の上半個所に上層フイルム7の挿入
口8を、また後壁6の下半個所にに包装完了物9の排出
口10を設けてある。下層フイルム4の挿入口5及び上
層フイルム7の挿入口8の外側には下層フイルム4及び
上層フイルム7用の蓋11付き超音波洗浄槽12、13
を設けてある。
【0007】これ等超音波洗浄槽12、13は、その前
・後壁14、15の上辺個所には下層フイルム4及び上
層フイルム7の入口16及び出口17を開設し、また蓋
11には蒸気排出用管18を、底壁には温水送入管19
を、前壁14の上辺寄り個所にはオーバーフロー管20
をそれぞれ連結し、更に前・後壁14、15の下辺個所
には同槽12、13内の温水21に振動を与える超音波
発生装置22を、底部内には温度計24をそれぞれ装備
してある。
【0008】下層フイルム4及び上下層フイルム7は、
入口16から入り3本のローラ25、26、27を介し
て温水21内通り出口17から挿入口5、8を経て清浄
空気室1内に入るようになっており、フイルム4、7上
のチリや異物は、超音波発生装置22による振動及び温
水21による加熱・洗浄によって取り除かれる。
【0009】上記の温水21は、別の場所に置いたヒー
タ29及び温度センサー(図示せず)付き温水層30か
らポンプ31、32により温水送入管19を経て各超音
波洗浄槽12、13に送り、オーバー・フローした分を
オーバー・フロー管20を経て温水層30に戻し、ヒー
タ29による再加熱後にポンプ31、32で循環するよ
うになっている。尚、ヒータ29による再加熱は、温水
が超音波洗浄槽12、13内において約80℃を保つよ
うにするためになすものである。
【0010】下層フイルム4の挿入口5を連結された超
音波洗浄槽12、13の入口16には同槽12の手前に
設けたアンローリング装置33にあるロール34から下
層フイルム4を受け、上層フイルム7の挿入口8に連結
された超音波洗浄層13の入口16には同層13の前方
に設けたアンローリング装置35にあるロール36から
上層フイルム7を受けるようになっている。
【0011】上記排出口10の外側に余剰部分37の切
り離し用型抜き装置38を、また型抜き装置38の前方
の上位置に余剰部分37の巻取装置40を、更に型抜き
装置38の下方に同型抜き装置38から包装完了物9を
受け取って梱包部41に搬送する排出コンベア42をそ
れぞれ設けてある。
【0012】下層フイルム4はアンローリング装置33
から超音波洗浄槽12内を経て挿入口5に入り直進して
包装完了物9の排出口10から外に出る経路で進む。一
方、上層フイルム7は、はアンローリング装置33から
超音波洗浄層13内を経て挿入口8に入り、2本のロー
ラ43、44によりUターンして下層フイルム4に重な
り、この重なり状態で排出口10から外に出る経路で進
む。尚、下層フイルム4の進行及び上層フイルム7の進
行は、これ等フイルム4、7の両側縁をつかむ爪を両側
にもつ、間欠的に停止するタイプの送りコンベア(図示
せず)で行うようになっている。
【0013】清浄空気室1内において下層フイルム4が
単層状態で進む移動路に挿入口5に近い法から順に消し
イオン装置46、予熱部47、成形部48、切目入れ部
49、UV−C照射装置50及び内容物充填部51を、
また同清浄空気室1内において上層フイルム7が単層状
態で進む移動路に挿入口8に近い法から順に消イオン装
置52及びUV−C照射装置53を、更に同清浄空気室
1内において下層フイルム4と上層フイルム7とが重な
り状態で進む移動路に封止部54をそれぞれ設けてあ
り、また同清浄空気室1の天井、側壁の内面には多数本
のUV−C灯55を点在配置に取付けてある。尚、成形
部48、切目入れ部49、UV−C照射装置50、内容
物充填部51、封止部54及び型抜装置38は、送りコ
ンベアの停止ごとに数10個の包装を一度に処理するよ
うになっている。図3は一個で示している。
【0014】
【作用】下層フイルム4は、超音波洗浄槽12内におい
て超音波発生装置22による振動及び温水21による加
熱・洗浄を受けることでチリや異物が取り除かれてから
清浄空気室1内に入り排出口10に向って進行する。そ
して、この進行中に本機は、下層フイルム4に対して次
の工程を順になす。 (1−1)消イオン装置46により、静電気を除去す
る。 (1−2)予熱部47により、つぎの成形部48で圧絞
される個所を変形点近くまで加熱して圧絞し易い状態と
する。 (1−3)成形部48により、容器部56を圧絞する。 (1−4)切目入れ部49により、包装完了物9の開封
の場合にちぎり易くするための切筋57を切設する。 (1−5)UV−C照射装置50により下層フイルムの
全幅を容器部56の底壁内も含めた状態で照射して殺菌
する。 (1−6)充填部51により、容器部56内に内容物5
8を充填する。
【0015】上層フイルム7は、超音波洗浄層13内に
おいて超音波発生装置22による振動及び温水21によ
る加熱・洗浄を受けることでチリや異物が取り除かれて
から清浄空気室1内に入り、Uターンして下層フイルム
4に重なり、この重なり状態で排出口10から外に出る
経路で進行する。そして、この進行中に本機は、上層フ
イルム7に対して次の工程を順になす。 (2−1)消イオン装置52により、静電気を除去す
る。 (2−2)UV−C照射装置53により上層フイルムの
全幅を照射して殺菌する。 (2−3)下層フイルム4との重なり個所において封止
部54による溶着加工をなして、下層フイルム4におけ
る容器部56の開口縁個所59及び切筋57の近傍個所
60に上層フイルム7を溶着(閉蓋)する。
【0016】排出口10から出た上・下層フイルム7、
4の重合体61は、型抜装置38により余剰部分37の
切り離し加工が程こそ連設、包装完了物9は落下して搬
出コンベア42上に載り、また余剰部分37は捲取装置
40に巻き取られる。
【0017】上記(1−1)〜(1−6)、(2−1)
〜(2−3)の工程は、チリ及び異物(バクテリア、白
カビ等)を含まないように予め濾過され且つ壁面に点在
配置で取付けたUV−C灯55で更に殺菌された、すな
わち二重に無菌化された空気を正圧状態に充満した清浄
空気室1内においてなされ、しかも当該二重の無菌化空
気内において下層フイルム4がUV−C照射装置50に
より、上層フイルム7がUV−C照射装置53によりそ
れぞれ殺菌される。つまり清浄空気室1内では、三重に
殺菌した状態で内容物の密封を行うことになっている。
また、下層フイルム4及び上層フイルム7は、超音波発
生装置22による振動及び循環温水による加熱・洗浄に
よってチリや異物が取り除かれてから直に清治用空気室
1内に入るようになっているので、決起翼これ等下層フ
イルム4、上層フイルム7の主要部(容器部56の形成
部分及び蓋形成部分は上記内容物58の密封が完了する
までの間には四重に殺菌(除菌)される。
【0018】
【発明の効果】本発明に係わる自動無菌包装機は、上記
のような構成であるので、上記作用にあいて述べたよう
に下層フイルム及び上層フイルムが清浄工程から蓋の溶
着工程に進むまでの間、全く大気に触れることがなく、
しかも多重(多段)的に殺菌をなすものであって、つぎ
のような効果を奏する。 危険性を含む薬品を利用する必要がない。 凝縮液の排出手段を設けなくともよい。 高成形安定性の特別なフイルムを用いなくともよ
い。 省エネルギー化ができる。 高いフイルムコストを招くことがない。 保護層の引き離し装置及び同保護層の廃棄装置がい
らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体の側面図である。
【図2】超音波洗浄装置の系統図である。
【図3】工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 清浄空気室 2 吹入口 3 前壁 4 下層フイル
ム 5 挿入口 6 後壁 7 上層フイルム 8 挿入口 9 包装完了物 10 排出口 11 蓋 12 超音波洗
浄槽 13 超音波洗浄槽 14 前・後壁 15 前・後壁 16 入口 17 出口 18 蒸気排出
用管 19 温水送入管 20 オーバー
・フロー管 21 温水 22 超音波発
生装置 24 温度計 25 ローラ 26 ローラ 27 ローラ 29 ヒーター 30 温水層 31 ポンプ 32 ポンプ 33 アンローリング装置 34 ロール 35 アンローリング装置 36 ロール 37 余剰部分 38 型抜装置 40 巻取装置 41 梱包部 42 搬出コンベア 43 ローラ 44 ローラ 46 消イオン
装置 47 予熱部 48 成形部 49 切目入れ部 50 UV−C
照射装置 51 充填部 52 消イオン
装置 53 UV−C照射装置 54 封止部 55 UV−C灯 56 容器部 57 切筋 58 内容物 59 開口縁個所 60 近傍個所 61 重合体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無菌の空気吹入口2、下層フイルム4の
    挿入口5、上層フイルム7の挿入口8及び包装完了物9
    の排出口10を備えた正圧の清浄空気室1と、清浄空気
    室1の天井、側壁の内面に点在配置で設けたUVーC灯
    55と、吹入口2に連結した無菌の空気の吹入装置と、
    下層フイルム4の挿入口5および上層フイルム7の挿入
    口8の外側に清浄空気室1内の無菌空気がヘッドスペー
    スに流入し隙間等から外に出る状態で連設した超音波洗
    浄層12、13と、各超音波洗浄層12、13の入口1
    6への下層フイルム4及び上層フイルム7の供給装置
    と、清浄空気室1内において下層フイルム4の上に上層
    フイルム7を重ね状態とするロール43、44と、清浄
    空気室1内において下層フイルム4が単層状態で進む移
    動路に挿入口5に近い方から列記の順序で設けた消イオ
    ン装置46、予熱部47、成形部48、切目入れ部4
    9、UV−C照射装置50及び内容物充填部51と、清
    浄空気室1内において上層フイルム7が単層状態で進む
    移動路に挿入口8に近い方から列記の順序で設けた消イ
    オン装置52およびUV−C照射装置53と、清浄空気
    室1内において下層フイルム4と上層フイルム7とが重
    なり状態で進む移動路に設けた封止部54と、包装完了
    物9の排出口10の外側に設けた余剰部分37の切り離
    し用型抜装置38と、型抜装置38の下方に設けた包装
    完了物9の排出コンベア42と、型抜装置の上方に設け
    た余剰部分37の巻取装置40と、下層フイルム4及び
    上層フイルム7を送る搬送コンベアと、をもつ特徴とす
    る自動無菌包装機。
JP24677991A 1991-08-31 1991-08-31 自動無菌包装機 Pending JPH0565147A (ja)

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