JPH0564815A - ゴムスリーブの被装装置 - Google Patents
ゴムスリーブの被装装置Info
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- JPH0564815A JPH0564815A JP25572191A JP25572191A JPH0564815A JP H0564815 A JPH0564815 A JP H0564815A JP 25572191 A JP25572191 A JP 25572191A JP 25572191 A JP25572191 A JP 25572191A JP H0564815 A JPH0564815 A JP H0564815A
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- rubber
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Abstract
(57)【要約】
ゴムスリーブの被装作業の自動化(機械化)が図れ、し
かも各種サイズのゴムスリーブを確実に被装でき、また
被装され加硫装置に投入されるゴムスリーブの温度が一
定で、初期加硫状態を安定させる被装装置を提供する。 【構成】 加硫成形用金型Aの外周面に形成された円筒
状ゴム成形品の周囲にゴムスリーブCを被装するための
装置で、縮径状態でゴムスリーブC内に挿入可能で、円
周方向に間隔をあけて配置され半径方向に拡縮可能な8
組の開閉脚25を備えた拡径縮径機構20が、水平方向
に移動可能な移動台3にシリンダ装置17を介して取り
付けられている。
かも各種サイズのゴムスリーブを確実に被装でき、また
被装され加硫装置に投入されるゴムスリーブの温度が一
定で、初期加硫状態を安定させる被装装置を提供する。 【構成】 加硫成形用金型Aの外周面に形成された円筒
状ゴム成形品の周囲にゴムスリーブCを被装するための
装置で、縮径状態でゴムスリーブC内に挿入可能で、円
周方向に間隔をあけて配置され半径方向に拡縮可能な8
組の開閉脚25を備えた拡径縮径機構20が、水平方向
に移動可能な移動台3にシリンダ装置17を介して取り
付けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加硫成形用金型の外
周面に形成された円筒状ゴム成形品(主としてゴムベル
ト用成形品)を加硫する際に、その周囲にゴムスリーブ
を自動的に被装するための装置に関するものである。
周面に形成された円筒状ゴム成形品(主としてゴムベル
ト用成形品)を加硫する際に、その周囲にゴムスリーブ
を自動的に被装するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば伝動ゴムベルトの製造過程におい
て、金型の外周面に未加硫ベルト材を巻き付けて成形し
たのち、このゴム成形品を加硫缶などで加硫する場合、
ゴム成形品の周囲にゴムスリーブを被せている。これ
は、加硫の際に加硫缶などの加硫装置内に導入する蒸気
がゴム成形品に触れないようにするとともに、ゴムスリ
ーブ(の両端部)でシールし蒸気漏れを防止するためで
ある。そして、こうして加硫されたゴム成形品(スラブ
と呼ばれる)は、冷却されたのち、金型から抜き取られ
て、一定の寸法ごとに輪切りされて伝動ゴムベルトに仕
上げられる。
て、金型の外周面に未加硫ベルト材を巻き付けて成形し
たのち、このゴム成形品を加硫缶などで加硫する場合、
ゴム成形品の周囲にゴムスリーブを被せている。これ
は、加硫の際に加硫缶などの加硫装置内に導入する蒸気
がゴム成形品に触れないようにするとともに、ゴムスリ
ーブ(の両端部)でシールし蒸気漏れを防止するためで
ある。そして、こうして加硫されたゴム成形品(スラブ
と呼ばれる)は、冷却されたのち、金型から抜き取られ
て、一定の寸法ごとに輪切りされて伝動ゴムベルトに仕
上げられる。
【0003】ところで、従来、上記したゴムスリーブを
金型のゴム成形品の周囲に被装する作業は、全て作業者
の手作業によって行われていた。
金型のゴム成形品の周囲に被装する作業は、全て作業者
の手作業によって行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手作業によるゴムスリーブの被装作業では、次のような
点で問題があった。
手作業によるゴムスリーブの被装作業では、次のような
点で問題があった。
【0005】ゴムベルトのサイズが大きくなると、ゴ
ムスリーブのサイズが大きくなり且つ重量が増大するの
で、金型の周囲へのゴムスリーブの被装が難しくなり、
作業者の負担が大きい。
ムスリーブのサイズが大きくなり且つ重量が増大するの
で、金型の周囲へのゴムスリーブの被装が難しくなり、
作業者の負担が大きい。
【0006】次工程の加硫作業に備えて通常、ゴムス
リーブをあらかじめ加温(普通は、100℃前後)して
いるので、ゴムスリーブからの発熱によって作業場の温
度が上昇し、作業環境が非常に悪いうえに、加温装置か
らゴムスリーブを取り出してから、金型に被装するまで
の時間が作業者によって異なるので、加硫開始時におけ
るゴムスリーブの温度が一定せず、初期の加硫温度条件
が変化する。
リーブをあらかじめ加温(普通は、100℃前後)して
いるので、ゴムスリーブからの発熱によって作業場の温
度が上昇し、作業環境が非常に悪いうえに、加温装置か
らゴムスリーブを取り出してから、金型に被装するまで
の時間が作業者によって異なるので、加硫開始時におけ
るゴムスリーブの温度が一定せず、初期の加硫温度条件
が変化する。
【0007】作業能率が悪いうえに、人件費が高騰し
ているので、製品のコストアップの要因になっている。
ているので、製品のコストアップの要因になっている。
【0008】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、ゴムスリーブの被装作業の自動化(機械化)が図
れ、しかも各種サイズのゴムスリーブを確実に被装で
き、また被装され加硫装置に投入されるゴムスリーブの
温度が一定で、初期加硫状態が安定する、ゴムスリーブ
の被装装置を提供することを目的としている。
で、ゴムスリーブの被装作業の自動化(機械化)が図
れ、しかも各種サイズのゴムスリーブを確実に被装で
き、また被装され加硫装置に投入されるゴムスリーブの
温度が一定で、初期加硫状態が安定する、ゴムスリーブ
の被装装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの発明のゴムスリーブの被装装置は、a)加硫成
形用金型の外周面に形成された円筒状ゴム成形品の周囲
にゴムスリーブを被装するための装置で、b)縮径状態
で前記ゴムスリーブ内に挿入可能で、円周方向に間隔を
あけて配置され半径方向に拡縮可能な複数の開閉脚を備
えた拡径縮径機構を、水平方向に移動可能な搬送装置に
昇降機構を介して取り付けている。
めにこの発明のゴムスリーブの被装装置は、a)加硫成
形用金型の外周面に形成された円筒状ゴム成形品の周囲
にゴムスリーブを被装するための装置で、b)縮径状態
で前記ゴムスリーブ内に挿入可能で、円周方向に間隔を
あけて配置され半径方向に拡縮可能な複数の開閉脚を備
えた拡径縮径機構を、水平方向に移動可能な搬送装置に
昇降機構を介して取り付けている。
【0010】とくに請求項2記載のように、c)前記金
型の搬入ステージに隣接してゴムスリーブの加温装置を
設置するとともに、前記拡径縮径機構を前記搬送装置に
より金型の搬入ステージと加温装置との間で移動させる
ように構成し、d)加温装置は、上端を開放した保温筐
の内周面に加熱器を装着し、底部にゴムスリーブを載置
可能な回転テーブルを設けた構造にするのが好ましい。
型の搬入ステージに隣接してゴムスリーブの加温装置を
設置するとともに、前記拡径縮径機構を前記搬送装置に
より金型の搬入ステージと加温装置との間で移動させる
ように構成し、d)加温装置は、上端を開放した保温筐
の内周面に加熱器を装着し、底部にゴムスリーブを載置
可能な回転テーブルを設けた構造にするのが好ましい。
【0011】
【作用】上記の構成を有するこの発明のゴムスリーブの
被装装置によれば、円筒状のゴムスリーブに対し、複数
の開閉脚を縮径した拡径縮径機構が挿入されたのち、開
閉脚が拡径されてゴムスリーブが半径方向に押し拡げら
れる。この状態で、ゴムスリーブは昇降機構により拡径
縮径機構とともに上昇し、搬送機構により金型の上方に
移動する。さらに、ゴムスリーブは昇降機構により金型
の上端付近まで下降し、ここで、開閉脚が半径方向に縮
径されることにより、ゴムスリーブは開閉脚に沿って落
下し、金型の周囲に被装される。
被装装置によれば、円筒状のゴムスリーブに対し、複数
の開閉脚を縮径した拡径縮径機構が挿入されたのち、開
閉脚が拡径されてゴムスリーブが半径方向に押し拡げら
れる。この状態で、ゴムスリーブは昇降機構により拡径
縮径機構とともに上昇し、搬送機構により金型の上方に
移動する。さらに、ゴムスリーブは昇降機構により金型
の上端付近まで下降し、ここで、開閉脚が半径方向に縮
径されることにより、ゴムスリーブは開閉脚に沿って落
下し、金型の周囲に被装される。
【0012】また、請求項2記載の被装装置によれば、
金型に被装される前のゴムスリーブが、加温装置内の回
転テーブル上で回転されながら均一に加温される。そし
て、上記の要領により加温装置内のゴムスリーブが金型
の上方まで搬送されたのち、金型の周囲に被装される。
ゴムスリーブは加温装置で均一に温められたうえ、加温
装置から取り出され、金型に被装されるまでの時間が非
常に短く一定しているので、次工程で加硫される際のゴ
ムスリーブの温度が常に一定になり、加硫作業が安定し
て行われる。
金型に被装される前のゴムスリーブが、加温装置内の回
転テーブル上で回転されながら均一に加温される。そし
て、上記の要領により加温装置内のゴムスリーブが金型
の上方まで搬送されたのち、金型の周囲に被装される。
ゴムスリーブは加温装置で均一に温められたうえ、加温
装置から取り出され、金型に被装されるまでの時間が非
常に短く一定しているので、次工程で加硫される際のゴ
ムスリーブの温度が常に一定になり、加硫作業が安定し
て行われる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例にかかるゴムスリー
ブの被装装置を、図面に基づいて説明する。
ブの被装装置を、図面に基づいて説明する。
【0014】図1は被装装置の正面図、図2は同平面
図、図3は同右側面図、図4は図1の拡径縮径機構を拡
大した正面図で、右半分は拡径状態を、左半分は縮径状
態を示す。図5は図4のV−V線矢視図である。
図、図3は同右側面図、図4は図1の拡径縮径機構を拡
大した正面図で、右半分は拡径状態を、左半分は縮径状
態を示す。図5は図4のV−V線矢視図である。
【0015】図1のように正面より見て門形の支持フレ
ーム1の上端に、図2のようにその長手方向に延びる一
対のガイドレール2・2が、間隔をあけて平行に配設さ
れている。そして、ガイドレール2・2に沿って走行可
能に移動台3が、載置されている。この移動台3は、支
持フレーム1の上端の両側部に回動自在に支承された歯
付きプーリー4、5に掛け渡された無端歯付きベルト6
に連結され、支持フレーム1の上端の一端部(図の右
端)に配設された駆動モーター7によって、伝動ベルト
7aを介して移動する。
ーム1の上端に、図2のようにその長手方向に延びる一
対のガイドレール2・2が、間隔をあけて平行に配設さ
れている。そして、ガイドレール2・2に沿って走行可
能に移動台3が、載置されている。この移動台3は、支
持フレーム1の上端の両側部に回動自在に支承された歯
付きプーリー4、5に掛け渡された無端歯付きベルト6
に連結され、支持フレーム1の上端の一端部(図の右
端)に配設された駆動モーター7によって、伝動ベルト
7aを介して移動する。
【0016】支持フレーム1内の左側には、前工程の成
形機(図示せず)でゴム成形品が周囲に成形された金型
Aが台車10に載置されて搬入され、またこの台車10
は、金型Aの周囲にゴムスリーブCが被装されると、次
工程の加硫装置(図示せず)へ搬出される。
形機(図示せず)でゴム成形品が周囲に成形された金型
Aが台車10に載置されて搬入され、またこの台車10
は、金型Aの周囲にゴムスリーブCが被装されると、次
工程の加硫装置(図示せず)へ搬出される。
【0017】支持フレーム1内の右側には、ゴムスリー
ブCの加温装置11が設置されている。この加温装置1
1は、上端を開放した保温筐12と、この保温筐12内
の底部に配置された回転テーブル13と、保温筐12の
内周面に設置された加熱器14とを備えている。また保
温筐12の一部は、ゴムスリーブCを搬入するための開
閉扉12a(図2)に構成されている。
ブCの加温装置11が設置されている。この加温装置1
1は、上端を開放した保温筐12と、この保温筐12内
の底部に配置された回転テーブル13と、保温筐12の
内周面に設置された加熱器14とを備えている。また保
温筐12の一部は、ゴムスリーブCを搬入するための開
閉扉12a(図2)に構成されている。
【0018】そして回転テーブル13は、底板12bの
中心に回動自在に軸支された回転軸13aに固定され、
底板12bに設置された駆動モーター15により回転す
る。このため、駆動モーター15の駆動軸15aの下端
部と回転軸13aの下端部には、プーリー15b、13
bがそれぞれ取着され、無端ベルト16により接続され
ている。また、保温筐12内の上端部には、ゴムスリー
ブCの高さ(伸び)を検知する光電式センサー16が設
置されている。なお、このセンサー16がゴムスリーブ
Cの上端部を検知すると、前記加熱器14のスイッチが
切れ、同時に回転テーブル13も停止するようになって
いる。
中心に回動自在に軸支された回転軸13aに固定され、
底板12bに設置された駆動モーター15により回転す
る。このため、駆動モーター15の駆動軸15aの下端
部と回転軸13aの下端部には、プーリー15b、13
bがそれぞれ取着され、無端ベルト16により接続され
ている。また、保温筐12内の上端部には、ゴムスリー
ブCの高さ(伸び)を検知する光電式センサー16が設
置されている。なお、このセンサー16がゴムスリーブ
Cの上端部を検知すると、前記加熱器14のスイッチが
切れ、同時に回転テーブル13も停止するようになって
いる。
【0019】したがって、前記移動台3は、支持フレー
ム1の上端のガイドレール2・2に沿って、台車10の
上方と加温装置11の上方との間を往復移動する。な
お、ガイドレール2・2の左右両側には、クッション部
材2bを備えた三角形状のストッパー部材2aが固設さ
れ、このストッパー部材2aのクッション部材2bに移
動台3が当接すると、リミットスイッチ(図示せず)等
を介して駆動モーター7の回転が停止する。
ム1の上端のガイドレール2・2に沿って、台車10の
上方と加温装置11の上方との間を往復移動する。な
お、ガイドレール2・2の左右両側には、クッション部
材2bを備えた三角形状のストッパー部材2aが固設さ
れ、このストッパー部材2aのクッション部材2bに移
動台3が当接すると、リミットスイッチ(図示せず)等
を介して駆動モーター7の回転が停止する。
【0020】前記移動台3の下方には、前記ゴムスリー
ブCの拡径縮径機構20が配備されている。この拡径縮
径機構20は、移動台3に配設された一対のガイドスリ
ーブ19に対し上下動自在に支持されたガイドロッド1
8の下端およびシリンダ装置(昇降装置)17のシリン
ダロッド17aの下端に取り付けられ、シリンダ装置1
7の伸縮動作により昇降する。
ブCの拡径縮径機構20が配備されている。この拡径縮
径機構20は、移動台3に配設された一対のガイドスリ
ーブ19に対し上下動自在に支持されたガイドロッド1
8の下端およびシリンダ装置(昇降装置)17のシリン
ダロッド17aの下端に取り付けられ、シリンダ装置1
7の伸縮動作により昇降する。
【0021】拡径縮径機構20は、図4および図5に示
すように、駆動モーター21とこの駆動モーター21の
下端に連結された送りネジ22とを中心部の軸方向に備
え、また送りネジ22の周囲には、円周方向に等間隔に
複数本(実施例では4本)のガイド部材23が配設され
ている。送りネジ22は、その中間位置から上方と下方
でネジの方向を相互に逆方向にしてある。
すように、駆動モーター21とこの駆動モーター21の
下端に連結された送りネジ22とを中心部の軸方向に備
え、また送りネジ22の周囲には、円周方向に等間隔に
複数本(実施例では4本)のガイド部材23が配設され
ている。送りネジ22は、その中間位置から上方と下方
でネジの方向を相互に逆方向にしてある。
【0022】送りネジ22の上下に対向する位置に、一
対の円形支持板24が配置されている。各支持板24の
中心部には送りネジ22に螺合するネジ孔24aが、ま
たその周囲には前記各ガイド部材23のスライド孔24
bが、それぞれ開設されている。そして、送りネジ22
の回転により、上下の支持板24は相対向する方向に移
動する。
対の円形支持板24が配置されている。各支持板24の
中心部には送りネジ22に螺合するネジ孔24aが、ま
たその周囲には前記各ガイド部材23のスライド孔24
bが、それぞれ開設されている。そして、送りネジ22
の回転により、上下の支持板24は相対向する方向に移
動する。
【0023】各支持板24には、円周方向に間隔をあけ
て複数本(実施例では8本)のリンク部材26の一端が
それぞれ枢着され、また上下に対向する各リンク部材2
6の他端は、ゴムスリーブCの高さにほぼ相当する長さ
の一対の開閉脚25の間にそれぞれ枢支されている。こ
の構成により、8組の開閉脚25が円周方向に一定の間
隔で配置され、前記送りネジ22の回転により、半径方
向に拡大(図4の右側)又は収縮(図4の左側)する。
て複数本(実施例では8本)のリンク部材26の一端が
それぞれ枢着され、また上下に対向する各リンク部材2
6の他端は、ゴムスリーブCの高さにほぼ相当する長さ
の一対の開閉脚25の間にそれぞれ枢支されている。こ
の構成により、8組の開閉脚25が円周方向に一定の間
隔で配置され、前記送りネジ22の回転により、半径方
向に拡大(図4の右側)又は収縮(図4の左側)する。
【0024】次に、上記した構成からなる本実施例の被
装装置によるゴムスリーブCの着用動作について説明す
る。
装装置によるゴムスリーブCの着用動作について説明す
る。
【0025】図1において、加温装置11の保温筐12
内の回転テーブル13上には、開閉扉12aから搬入さ
れたゴムスリーブCが載置され、回転しながら加熱器1
4により温められている。ゴムスリーブCは温められる
と膨張するが、ゴムスリーブCの高さが所定の高さに達
すると、光電式センサー16が検知して加熱器14のス
イッチが切れ、また同時に回転テーブル13の回転も停
止する。しかし、保温筐12内の温度が下がり、ゴムス
リーブCが収縮してセンサー16が検知できなくなる
と、加熱器14のスイッチが入り、回転テーブル13も
回転を始める。こうして、保温筐12内のゴムスリーブ
Cは、均一に且つ一定の温度に保持され、またその高さ
(長さ)も一定に保たれる。なお、ゴムスリーブCの温
度だけでなくその高さも一定に保つようにしたのは、金
型Aの周囲に被装した際に、ゴムスリーブCの高さが規
定寸法より短すぎても、また長すぎても、加硫時に蒸気
漏れを起こすおそれがあるからである。
内の回転テーブル13上には、開閉扉12aから搬入さ
れたゴムスリーブCが載置され、回転しながら加熱器1
4により温められている。ゴムスリーブCは温められる
と膨張するが、ゴムスリーブCの高さが所定の高さに達
すると、光電式センサー16が検知して加熱器14のス
イッチが切れ、また同時に回転テーブル13の回転も停
止する。しかし、保温筐12内の温度が下がり、ゴムス
リーブCが収縮してセンサー16が検知できなくなる
と、加熱器14のスイッチが入り、回転テーブル13も
回転を始める。こうして、保温筐12内のゴムスリーブ
Cは、均一に且つ一定の温度に保持され、またその高さ
(長さ)も一定に保たれる。なお、ゴムスリーブCの温
度だけでなくその高さも一定に保つようにしたのは、金
型Aの周囲に被装した際に、ゴムスリーブCの高さが規
定寸法より短すぎても、また長すぎても、加硫時に蒸気
漏れを起こすおそれがあるからである。
【0026】一方、前工程の成形機(図示せず)で周囲
に円筒状ゴム成形品が成形された金型Aが、台車10に
載置されて、支持フレーム1内の左側に搬入されてい
る。
に円筒状ゴム成形品が成形された金型Aが、台車10に
載置されて、支持フレーム1内の左側に搬入されてい
る。
【0027】まず、加熱器14のスイッチが切れ、前記
回転テーブル13の回転が停止し、上方から拡径縮径機
構20が開閉脚25を縮径(半径方向の内側に縮小)し
た状態で下降し、ゴムスリーブC内に挿入される。それ
から駆動モーター21により送りネジ22が回転し、支
持板24を相接近する方向に移動させることにより、図
1のように全ての開閉脚25が一斉に拡径(半径方向の
外側に拡大)し、図1のようにゴムスリーブCの内周面
に当接するとともに、ゴムスリーブCを半径方向に押し
拡げる。この状態で、ゴムスリーブCは真円になって拡
径縮径機構20により把持され、シリンダ装置17によ
り加温装置11から上方に引き上げられる。
回転テーブル13の回転が停止し、上方から拡径縮径機
構20が開閉脚25を縮径(半径方向の内側に縮小)し
た状態で下降し、ゴムスリーブC内に挿入される。それ
から駆動モーター21により送りネジ22が回転し、支
持板24を相接近する方向に移動させることにより、図
1のように全ての開閉脚25が一斉に拡径(半径方向の
外側に拡大)し、図1のようにゴムスリーブCの内周面
に当接するとともに、ゴムスリーブCを半径方向に押し
拡げる。この状態で、ゴムスリーブCは真円になって拡
径縮径機構20により把持され、シリンダ装置17によ
り加温装置11から上方に引き上げられる。
【0028】続いて、駆動モーター7によりベルト6が
反時計方向に回転することにより、移動台3が図の左側
に移動し、台車10の金型Aの上方にゴムスリーブCが
搬送される。そして、シリンダ装置17により、拡径縮
径機構20が金型Aの上端付近まで下降したのち、駆動
モーター21により送りネジ22が逆転し、支持板24
を相離間する方向に移動させることにより、図4の左側
のように全ての開閉脚25が一斉に縮径し、ゴムスリー
ブCの内周面から全ての開閉脚25が離れる。この結
果、ゴムスリーブCは開閉脚25に沿って落下し、金型
A(のゴム成形品)の周囲に被装される。この間に、新
しいゴムスリーブCが、加温装置11の保温筐12内の
搬入され、回転テーブル13上に載置され、加温され
る。
反時計方向に回転することにより、移動台3が図の左側
に移動し、台車10の金型Aの上方にゴムスリーブCが
搬送される。そして、シリンダ装置17により、拡径縮
径機構20が金型Aの上端付近まで下降したのち、駆動
モーター21により送りネジ22が逆転し、支持板24
を相離間する方向に移動させることにより、図4の左側
のように全ての開閉脚25が一斉に縮径し、ゴムスリー
ブCの内周面から全ての開閉脚25が離れる。この結
果、ゴムスリーブCは開閉脚25に沿って落下し、金型
A(のゴム成形品)の周囲に被装される。この間に、新
しいゴムスリーブCが、加温装置11の保温筐12内の
搬入され、回転テーブル13上に載置され、加温され
る。
【0029】ゴムスリーブCが被装された金型Aは、台
車10によって次工程の加硫装置(図示せず)へ搬出さ
れ、円筒状ゴム成形品が成形された金型Aを載置した別
の台車10が支持フレーム1内に搬入される。また、拡
径縮径機構20は、上昇したのち、移動台3とともに、
加温装置11の上方へ移動する。このようにして上記の
動作が繰り返され、台車10に載置されて搬入された金
型Aの周囲に所定の温度に加温されたゴムスリーブCが
次々と被装されていく。
車10によって次工程の加硫装置(図示せず)へ搬出さ
れ、円筒状ゴム成形品が成形された金型Aを載置した別
の台車10が支持フレーム1内に搬入される。また、拡
径縮径機構20は、上昇したのち、移動台3とともに、
加温装置11の上方へ移動する。このようにして上記の
動作が繰り返され、台車10に載置されて搬入された金
型Aの周囲に所定の温度に加温されたゴムスリーブCが
次々と被装されていく。
【0030】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
この発明のゴムスリーブの被装装置には、次のような効
果がある。
この発明のゴムスリーブの被装装置には、次のような効
果がある。
【0031】(1) ゴムスリーブの被装作業を自動化(機
械化)できるので、作業者の負担を軽減でき、省人化が
図れ、作業効率も向上する。したがって、ゴムベルトな
どの製品のコストを低減できる。
械化)できるので、作業者の負担を軽減でき、省人化が
図れ、作業効率も向上する。したがって、ゴムベルトな
どの製品のコストを低減できる。
【0032】(2) 請求項2記載の被装装置では、加硫直
前のゴムスリーブの温度が常に一定になるので、初期の
加硫条件が変わらず、加硫作業が安定する。したがっ
て、製品の品質にバラツキがなく、高品質の製品を製造
できる。
前のゴムスリーブの温度が常に一定になるので、初期の
加硫条件が変わらず、加硫作業が安定する。したがっ
て、製品の品質にバラツキがなく、高品質の製品を製造
できる。
【図1】本発明にかかるゴムスリーブの被装装置の実施
例を示す正面図である。
例を示す正面図である。
【図2】図1の被装装置の平面図である。
【図3】図1の被装装置の右側面図である。
【図4】図1の拡径縮径機構を拡大した正面図で、右半
分は拡径状態を、左半分は縮径状態を示す。
分は拡径状態を、左半分は縮径状態を示す。
【図5】図4のV−V線矢視図である。
1 支持フレーム 3 移動台 7・15・21 駆動モーター 10 台車 11 加温装置 12 保温筐 13 回転テーブル 14 加熱器 16 光電式センサー 17 シリンダ装置(昇降装置) 20 拡径縮径機構 22 送りネジ 25 開閉脚 A 金型 C ゴムスリーブ
Claims (2)
- 【請求項1】 加硫成形用金型の外周面に形成された円
筒状ゴム成形品の周囲にゴムスリーブを被装するための
装置であって、 縮径状態で前記ゴムスリーブ内に挿入可能で、円周方向
に間隔をあけて配置され半径方向に拡縮可能な複数の開
閉脚を備えた拡径縮径機構を、水平方向に移動可能な搬
送装置に昇降機構を介して取り付けたことを特徴とする
ゴムスリーブの被装装置。 - 【請求項2】 金型の搬入ステージに隣接してゴムスリ
ーブの加温装置を設置するとともに、前記拡径縮径機構
を前記搬送装置により金型の搬入ステージと加温装置と
の間で移動させるように構成し、 前記加温装置は、上端を開放した保温筐の内周面に加熱
器を装着し、底部にゴムスリーブを載置可能な回転テー
ブルを設けた構造にした請求項1記載のゴムスリーブの
被装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25572191A JP3223982B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | ゴムスリーブの被装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25572191A JP3223982B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | ゴムスリーブの被装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564815A true JPH0564815A (ja) | 1993-03-19 |
JP3223982B2 JP3223982B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=17282729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25572191A Expired - Fee Related JP3223982B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | ゴムスリーブの被装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3223982B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107756690A (zh) * | 2017-11-09 | 2018-03-06 | 绍兴柯桥剑彪机械制造有限公司 | 联组带硫化用圆模 |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP25572191A patent/JP3223982B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107756690A (zh) * | 2017-11-09 | 2018-03-06 | 绍兴柯桥剑彪机械制造有限公司 | 联组带硫化用圆模 |
CN107756690B (zh) * | 2017-11-09 | 2024-02-23 | 绍兴柯桥剑彪机械制造有限公司 | 联组带硫化用圆模 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3223982B2 (ja) | 2001-10-29 |
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