JPH056435U - 簡易型カメラ - Google Patents

簡易型カメラ

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Publication number
JPH056435U
JPH056435U JP5292891U JP5292891U JPH056435U JP H056435 U JPH056435 U JP H056435U JP 5292891 U JP5292891 U JP 5292891U JP 5292891 U JP5292891 U JP 5292891U JP H056435 U JPH056435 U JP H056435U
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JP
Japan
Prior art keywords
camera
aperture
film
taking lens
strobe
Prior art date
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Pending
Application number
JP5292891U
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English (en)
Inventor
和夫 藤堂
潔 山下
信芳 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH056435U publication Critical patent/JPH056435U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 沈胴構造のカメラにおいてストロボ使用の際
に撮影レンズの開口径を自動的に切換えて適正露光が得
られるようにすることを目的とする。 【構成】 撮影レンズ1の光軸に挿脱可能の小絞りの開
口径をもつ絞り板30を沈胴部材7内に設置し、ストロボ
発光器6の充電レバー6Aを操作することにより一方で
は連動する切換えレバー33を介し沈胴部材7の位置に関
係なく前記絞り板30を回動して光軸上より退避させ他方
では充電スイッチSWをONに切換えるように構成したこと
を特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、いわゆる「撮りっきりカメラ」とも呼ばれ、予めフィルムが装填さ れていて直ちに撮影を可能とする簡易型カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
「撮りっきりカメラ」は周知の如くメーカーにより予めフィルムが装填された カメラであって、ユーザは装填された一本のフィルムの撮影にのみ使用し、撮影 終了後にはカメラはフィルムを収めたままの状態で現像所に送られるものである ことからカメラは極めてシンプルな構造に造られていて低価格化が図られている 。
【0003】 しかし最近購買層の拡大に対応して高度の機能を備える機種も提供されるよう になり、特にストロボ発光装置を内蔵するカメラの需要が高くストロボ発光装置 を内蔵した「撮りっきりカメラ」によって各種条件下での撮影が可能となった。
【0004】 ストロボ発光装置を内蔵する「撮りっきりカメラ」の場合にも通常のカメラ同 様単速のシャッタが使用されるので、ストロボを使用する場合と使用しない場合 の光量差から撮影レンズの開口径を切換えることが必要となり撮影レンズの開口 径の切換えはストロボ充電スイッチのON,OFF操作により自動的に行われるのが望 ましく、すでに実開平1-130118,特開平2-118532号または本出願人による実開平2 -3527,実開平3-16133号の各公報によって数多くの提案がなされている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
一方では機能の高度化に併せてカメラ本体のコンパクト化も図られ、その一つ として撮影レンズをカメラ本体内に格納するいわゆる沈胴構造のカメラが計画さ れている。
【0006】 しかし沈胴構造をとった場合、撮影レンズが光軸方向に移動されるため先の各 提案では開口径を自動的に切換えることは困難となる。
【0007】 本考案はこの点を解決して改良した結果、極めて簡単な装置により沈胴形式の 撮影レンズの開口径をストロボ撮影に際して自動的に切換えることの出来る簡易 型カメラの提供を目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、予め未露光フィルムを撮影開始可能の状態に装填した簡易型カメ ラにおいて、前記カメラの撮影レンズと該撮影レンズの絞り変換部材をカメラ内 部に収納可能な沈胴部材に装着し、前記絞り変換部材は前記沈胴部材の突出状態 でストロボの充電操作部材に連動して作動させることを特徴とする簡易型カメラ 。
【0009】
【実施例】
本考案の実施例を図1ないし図7に示す。
【0010】 図1は35mmフィルム(J135)を収めた「撮りっきりカメラ」とも呼ばれる簡易 型カメラの外観図であって、1は撮影レンズ、2はファインダ、3はシャッタ釦 、4はフィルム巻上ノブ、5はフィルムカウンタの指数窓、6はストロボ発光器 を示し、装填するフィルムの未露光の画面数がいわゆる残数表示の形式をもって 外装用の紙カバー(一点鎖線をもって示す)に設けた前記指数窓5に表示される 。
【0011】 また、7は前記の撮影レンズ1を装着した沈胴部材であって該沈胴部材7は撮 影レンズ1の後方の位置される露光制御用の各部材を内蔵しさらに前記ファイン ダ2の対物枠を構成している。
【0012】 前記沈胴部材7は写真撮影に当りカメラ前面に設けた解除釦8を押圧すること により図示の如くカメラ前方に突出して撮影レンズ1を合焦位置に設定し、また その前面を押圧して押し込むことによりカメラ前面とほぼ同一平面をなす位置に まで格納して自動的にロックされるようになっている。
【0013】 以下図2ないし図5により前記沈胴部材7の作動構造について説明する。
【0014】 図3,図4および図5は図2におけるそれぞれAA,BBおよびCCによる各 断面を示したものである。
【0015】 カメラ未露光フィルムを収めるフィルム供給室101と露光済フィルムを巻込む フィルム巻取室102を形成したカメラ本体100と、カメラ本体100の前後に取付 られる前カバー110と後蓋120とから構成される。
【0016】 前記前カバー110はカメラ本体100に対し爪の係合およびネジの締付けによっ て固定され、一方前記後蓋120はカメラ本体100に対し上下一対の蝶番用小突起 121を圧入係合して開閉可能に取付られるが、未露光フィルムを装填したあと後 蓋120はロック用小突起122の圧入係合によりカメラ本体100に対し強固に係止 されてカメラ本体100の内部を光密状態とする。
【0017】 前記沈胴部材7は左右の側部に合せて3個のスライド筒7aを一体に備え、該 スライド筒7aが前カバー110の背面に植設した3本のスライドピン111に嵌合 してスライドすることにより撮影レンズ1の光軸方向に移動できるよう組込まれ ている。
【0018】 さらに、前カバー110のカメラ本体100への固定に際してカメラ本体100とそ れぞれのスライド筒7aとの間に圧縮バネ112が収められ該圧縮バネ112の作用 によって前記沈胴部材7が常にカメラの前方に突出するよう付勢されている。
【0019】 また前記沈胴部材7は撮影レンズ1の後方に設けたスリット部7bに露光制御 用部材として後述するシャッタ羽根と絞り板を収容しさらにその後方に遮光枠7 cを形成し、沈胴部材7が図3に示す突出した位置において撮影レンズ1による 被写体の画像がフィルム面Fに正しく結像し、対物枠によるファインダ視野が構 成されると同時に遮光枠7cによって画面外に入る入射光の乱反射が防止される ようなっている。
【0020】 さらに前記沈胴部材7は圧縮バネ112の付勢に抗してその前面を押圧すること によりカメラ内部に格納され、その位置において図4に示す如く後端の係止部7 Dが前記解除釦8が一体とする弾性状の係止爪8aに係合して固定されいわゆる 沈胴状態とされる。
【0021】 前記沈胴部材7がカメラ前方に突出している状態すなわち撮影レンズ1が合焦 位置にある場合には図5(a)に示す如く沈胴部材7の枠体がシャッタ釦3の下 部より退避してシャッタ釦3の押圧による撮影を可能とし、一方沈胴位置にある 場合には図5(b)に示す如く沈胴部材7の枠体がシャッタ釦3の下部に移動し てその押圧を阻止し撮影を禁止するようにもなっている。
【0022】 なお、沈胴位置にある沈胴部材7の係止の解除は、解除釦8を押圧し前記係止 爪8aを支持軸8bを支点として反時計方向に回動退避させることによって行わ れる。
【0023】 前記カメラのフィルムの巻上とカウンタ機構ならびに露光制御機構につき図6 および図7によって説明する。
【0024】 図6は前記の各機構をカメラ上面より見た状態、図7はカメラ背面より見た状 態を示す。
【0025】 図において10は回動自在にカメラ本体に支持された指数盤で、その外周は表示 する画面数に相当する歯数をもった歯車部10Aとされている。
【0026】 11は装填したフィルムのパーホレーションに噛合するスプロケット歯車、12は 前記スプロケット歯車11と同軸一体の駆動部材である。
【0027】 前記駆動部材12は上部から順に前記指数盤10の歯車10Aに噛合する送りピン12 Aと、切欠12Bさらにカム12Cを形成していて、フィルムの巻上に伴う前記スプ ロケット歯車11の回動により反時計方向に回転してその一回転毎に前記指数盤10 を1歯分だけ時計方向に送る。
【0028】 一方、13は軸13Aにより回動ならびに上下動可能に支持された作動部材で、該 作動部材13は前記駆動部材12の切欠12Bに係合する突起13Bと、前記巻上ノブ4 下面のラチェット面4Aに係合する爪部13Cを備えている。
【0029】 前記作動部材13は、圧縮バネの機能を兼ねる捩りバネ14により常時軸13Aを支 点として反時計方向に付勢されているが、一体に設けた立下がり部15とその段部 16が共にカメラ本体のストッパ17に係止されて停止している。
【0030】 その状態で前記作動部材13は前記突起13Bを前記駆動部材12の切欠12Bに係合 し、また前記爪部13Cを前記巻上ノブ4のラチェット面4Aに係合してフィルム の巻上を阻止している。
【0031】 前述の状態から前記シャッタ釦3の押圧により、先ず作動部材13が捩りバネ14 に抗して下降してその立下がり部15が破線をもって示す位置15Aに移動すると前 記突起13Bが切欠12Bとの係合より外れるので作動部材13が反時計方向に回動し 、その立下がり部15が位置15Bに移動する。
【0032】 前記立下がり部15の位置15Aから位置15Bへの移動の間に、該立下がり部15は 引張バネ18の付勢によって撮影レンズ1のアパーチュア1Aを閉じているシャッ タ羽根19をガイドピン20を支点として反時計方向に回動、往復させて、露光を行 う。
【0033】 一方では前記作動部材13の下降に伴い前記爪部13Cによる係止を解除されるの で巻上ノブ4の回転が可能となり、フィルムの移動によって前記スプロケット歯 車11が回転を始めて指数窓5に表示される指数を1画面分だけ減算し同時に前記 カム12Cが前記突起13Bを押し上げて作動部材13を時計方向に回動する。
【0034】 前記作動部材13の時計方向への回動に伴ってその立下がり部15が前記の位置15 Bより位置15Aに復帰する際前記シャッタ羽根19は制限壁21を支点とし、長穴19 Aをカイドピン20に摺動させて時計方向に回動退避した前記アパーチュア1Aを 閉じたまま前記立下がり部15を再び前記ストッパ17に係合させ前記スプロケット 歯車11と前記巻上ノブ4の各回転を再びロックしてフィルム巻上完了の状態とす る。
【0035】 前記アパーチュア1Aはシャッタ羽根19を共に前記沈胴部材7のスリット部7 bに収容される絞り変換部材たる絞り板30に開口されている。
【0036】 前記絞り板30は支持軸31を回転中心とした捩りバネ32により時計方向に付勢さ れていて、水平状態に保たれた切換レバー33の突当面33Aに当接して前記アパー チュア1Aを撮影レンズ1の光軸上に位置させている。
【0037】 前記切換レバー33は支持軸34を回転中心として捩りバネ35により反時計方向に 付勢されているが、その端部33Bがスライドして右方向の位置を占めているスト ロボの充電操作部材たる充電レバー6Aの突起61に支えられて図7(a)に示す 如く水平状態に保たれている。
【0038】 また、前記充電レバー6Aはその位置においてピン62を介してクランク63を時 計方向に回動させ、それによってストロボの充電スイッチSWをOFFの状態に保っ ている。
【0039】 従ってストロボを使用しない撮影の場合には小絞りのアパーチュア1Aにより F値を例えば13程度に設定することが出来る。
【0040】 一方ストロボを使用する目的で前記充電レバー6Aを図7(a)に示す位置よ りスライドして左方向に移動すると図7(b)に示す如く前記クランク63の反時 計方向への回動・退避により充電スイッチSWがONの状態にされ同時に充電レバー 6Aの突起61の移動・退避により前記切換レバー33が反時計方向に回動しストッ パ36に当接される。
【0041】 従って絞り板30は捩りバネ32の作用により支持軸31を支点として時計方向に回 動し絞り板30そのものを撮影レンズ1の光路上から移動・退避させる。
【0042】 その結果撮影レンズ1は固有のアパーチュア1Bによる開放絞りになり開口径 を撮影レンズ1自体のもつF値として例えば8以上の大きさに設定することが出 来る。
【0043】 前記切換レバー33は、図6に示す如く大きな段部33Cにより前記沈胴部材7の 後端をう回した上、光軸方向に長い突当面33Aをもって前記絞り板30の回動を制 御するようになっているので、沈胴部材7の撮影可能とした突出状態は勿論撮影 レンズ1の光軸方向の位置に関係なく随時充電レバー6Aによるストロボ発光器 6の充填とそれに伴う開口径の切換が可能となっている。
【0044】
【考案の効果】
本考案は沈胴構造により光軸方向に移動される撮影用レンズの開口径をレンズ の位置に関係なくストロボを充電することによって同時に切換えて適正露光が得 られるようにしたもので、それによって日中撮影、夜間撮影何れの場合でも露出 の適正な高品位の写真が得られかつコンパクトで携行に便利な沈胴構造をもった 簡易型カメラが提供されるととなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による簡易型カメラの外観斜視図であ
る。
【図2】前記カメラの正面図である。
【図3】前記カメラの縦断面図である。
【図4】前記カメラの要部断面図である
【図5】前記カメラの横断面図である。
【図6】前記カメラの作動機構を示す要部図である。
【図7】前記作動機構の背面図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 1A,1B アパーチュア 2 ファインダ 3 シャッタ釦 4 巻上ノブ 5 指数窓 6 ストロボ発光器 6A 充電レバー 7 沈胴部材 7a スライド筒 7b スリット部 7c 遮光枠 7D 係止部 8 解除釦 8a 係止爪 10 指数盤 11 スプロケット歯車 12 駆動部材 13 作動部材 15 立下がり部 17 ストッパ 19 シャッタ羽根 30 絞り板 33 切換レバー 33A 突当面 SW 充電スイッチ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 予め未露光フィルムを撮影可能の状態に
    装填した簡易型カメラにおいて、前記カメラの撮影レン
    ズと該撮影レンズの絞り変換部材をカメラ内部に収納可
    能な沈胴部材に装着し、前記絞り変換部材は前記沈胴部
    材の突出状態でストロボの充電操作部材に連動して作動
    させることを特徴とする簡易型カメラ。
JP5292891U 1991-07-09 1991-07-09 簡易型カメラ Pending JPH056435U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5292891U JPH056435U (ja) 1991-07-09 1991-07-09 簡易型カメラ

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JP5292891U JPH056435U (ja) 1991-07-09 1991-07-09 簡易型カメラ

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ID=12928505

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JP5292891U Pending JPH056435U (ja) 1991-07-09 1991-07-09 簡易型カメラ

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