JPH056424Y2 - - Google Patents

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JPH056424Y2
JPH056424Y2 JP2911088U JP2911088U JPH056424Y2 JP H056424 Y2 JPH056424 Y2 JP H056424Y2 JP 2911088 U JP2911088 U JP 2911088U JP 2911088 U JP2911088 U JP 2911088U JP H056424 Y2 JPH056424 Y2 JP H056424Y2
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levers
lever
brake
stopper
release device
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電磁ブレーキの手動開放装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、電磁ブレーキの手動開放装置としては、
第4図に示す如きものが知られている。
第4図において、手動開放装置11は、長さ寸
法の異なる2脚のレバー12,13が連結部14
にて連結されて任意の角度に開脚自在となつてお
り、これら2脚のレバー12,13のそれぞれの
開脚端には、後述する電磁ブレーキ4のアーム
5,6に係合可能な断面L字形の係合子15,1
6が固設されている。さらに、前記連結部14か
ら開脚端側と反対側に突出している長いレバー
(後述の第1のレバーに相当する)12の突出端
12aには、短いレバー(後述の第2のレバーに
相当する)13に掛止可能な鉤17が設けられて
いる。
また、第5図にも示すように電磁ブレーキ4に
は、シユー8,9をそれぞれドラム10に押圧せ
しめる一対のアーム5,6が設けられており、通
常は、電磁力により制動バネ7に抗してこれらア
ーム5,6を開くことによつて、ブレーキ動作が
開放されるようになつている。なお、18は前記
制動バネ7の押圧調整ナツト、19は電磁開放装
置である。
そして、電磁ブレーキ4のブレーキ動作を手動
開放したい場合には、前記アーム5,6にそれぞ
れ長短のレバー12,13を各係合子15,16
を当接させて係合せしめた後、長いレバー12の
突出端12aを上から手で押し下げて、前記制動
バネ7に抗してこれらレバー12,13の開脚端
側を所定角度に開脚せしめ、前記アーム5,6を
開く。アーム5,6が開くとシユー8,9のドラ
ム10に対する押圧力が除去されるため、電磁ブ
レーキ4のブレーキ動作が開放されるわけである
が、このとき、長いレバー12の突出端12aに
設けた鉤17を短いレバー13に掛止させる。
これによつて、作業者が突出端12aを押し続
けていなくとも両レバー12,13の開脚角度を
一定に保つことができるという効果がある。さら
に、長いレバー12の突出端12aを押し下げて
鉤17を短いレバー13に掛止させてしまえば、
その後は作業者がいなくても電磁ブレーキ4を開
放状態に保持することができ、しかも、突出端1
2aを押し下げる為に必要な力は、てこの原理に
よつて大幅に軽減されているので、鉤17の掛け
外しも極めて容易であるという効果を奏してい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来例では、鉤17をレバー1
3に掛けたり、外したりする際には、両手を用い
なければならず、作業しにくい面もあつた。また
鉤17をレバー13に掛ける必要上、突出端12
aが長くなり、開放装置全体が大くなつてコスト
が高くなるとともに、狭い場合での作業性が悪
く、改善の余地があつた。
この考案は、上記の従来技術の実情に鑑みてな
されたもので、その目的は、コストが安く片手で
作業することができ、狭い場合での作業も容易な
電磁ブレーキの手動開放装置を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案は連結部を
支点として任意の角度に開脚自在に連結された2
脚のレバーのそれぞれの一端に前記アームと当接
する当接部を設けるとともに、開脚動作終了時に
両レバーが180度強開く位置に、両レバーの開脚
位置を規定するストツパーを取付け、さらに、ス
トツパー配設側に伸長する操作用の取つ手を少な
くともいずれか一方のレバーに設けた構成になつ
ている。
〔作用〕
上記手段によれば、取つ手の当接部を電磁ブレ
ーキアームの先端に当接させ、取つ手を持つてレ
バーを押し下げると、レバーは連結部を支点とし
て開かれる。そして、両レバーが180度以上開い
た時点で、一方のレバーがストツパーに当接し、
予め設定された180度強の角度でアーム側からの
力によつて両レバーはロツクされ、アームを開放
状態にすることができる。一方、作業終了したと
きに、上記取つ手を引き上げれば、ロツク状態が
解除され、アームを閉じ、電磁ブレーキを通常の
作動状態に復帰させることができる。
〔実施例〕
以下、実施例の一例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は、実施例に係る開放装置の正面図、第
2図は、同平面図である。なお、以下の説明にお
いて、第4図および第5図に示した従来例と同一
もしくは、同一とみなせる構成要素には、同一の
符号を付し重複する説明は適宜省略する。
第1図において、手動開放装置11は、長寸の
第1のレバーと短寸の第2レバー13とからな
り、従来例と同じ様に連結部14において、回動
自在に連結されている。また、第1のレバー12
および、第2のレバー13の反連結部側の端部に
は、それぞれ当接部を20,21が形成されてい
る。
これらの当接部20,21の少なくとも一方に
は、3段にわたつて調整溝22が切溝されてい
る。
さらに、第1のレバー12の連結部14側の図
において上縁には、ストツパー23が設けられ、
さらに同上縁に操作用の取つ手24が取り付けら
れている。
第1のレバー12と第2のレバー13とは、幅
方向の中心で連結され、かつ第1のレバー12と
第2のレバー13の幅寸法を第1のレバー12側
を大寸にすることにより、第2のレバー13がス
トツパー23に当接したときは、開放側に180度
強回転するように設定されている。
その他、特に説明しない電磁ブレーキ等の各部
は全て従来例と同等に構成されている。
次に上記のように構成された開放装置11の動
作について説明する。
まずアーム5,6の作動端5a,6bに手動開
放装置11の当接部20,21を当接させる。こ
の際、作動端5a,6aの間隔によつて当接させ
る調整溝22の位置を選択し、最適な位置で動作
できるように設定する。次いで取つ手24を下
方、すなわち、アーム5,6の作動端5a,6a
側に押し下げる。すると、アーム5,6の作動端
5a,6a側が開き、第1のレバー12と第2の
レバー13となす角が180度、言い換れば、水平
状態になつたときに最大になる。そして、さらに
押し下げることにより、第1のレバー12と第2
のレバー13は、180度強の角度になり、第2の
レバー13が、第1のレバー12に設けられたス
トツパー23に当接し、当接した時点で停止しロ
ツクされる。
この状態では、制動バネ7の弾性力が作用して
いるので外力により、少なくともいずれかのレバ
ー12,13を操作しなければロツクが解除され
ることはない。
このようにして、作業者は、片手で取つ手を操
作するだけでアーム5,6を閉じる場合には、取
つ手24を両レバー12,13のなす角が、180
度未満の角度になる位置まで、引き上げれば、制
動バネ7の弾性力により自動的にロツクが解除さ
れる。これによりアーム5,6も同じシユー8,
9のドラム10に対する摺接力が回復して、平常
のブレーキ作動状態に戻る。
以上のように、上記実施例によれば、取つ手2
4を片手で押し下げるだけで電磁ブレーキの開放
動作を行うことができ、操作が非常に簡単にな
る。また、アーム5,6の開放時には、制動バネ
7の弾性力により、第1および第2レバー12,
13のロツク状態が維持されるので、ロツク解除
が意図に反して行なわれることがなく、事故の危
険性もまずない。さらに、当接部20に調整溝2
2を形成してあるので、作業に最適な間隔を選択
でき、異なる機種への適用も望める。
又、第1のレバー12は従来例ほど長くする必
要がないので狭い場合での作業も楽に行なえ、従
来例の2脚レバー部に取付けられている係合子1
5,16および鉤17をなくすことにより、コス
トの低減を図ることができる。
〔考案の効果〕
本考案は、上記のように構成されているので、
コストが安く、狭い場所での作業も容易で、片手
で簡単かつ確実に操作できる電磁ブレーキの手動
開放装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、この考案の実施例を説
明するためのものであり、第1図は実施例に係る
手動開放装置に正面図、第2図は同平面図、第3
図はロツク状態を示す同正面図、第4図および第
5図は、従来例を説明するためのもので、第4図
は従来例に係る手動開放装置の斜視図、第5図は
手動開放装置の使用状態を示す、説明図である。 11……手動開放装置、12……第1のレバ
ー、13……第2のレバー、14……連結部、2
0,21……当接部、22……調整溝、23……
ストツパー、24……取つ手。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連結部を支点として任意の角度に開脚自在に連
    結された2脚のレバーを備え、これら2脚のレバ
    ーを制動バネに抗して手動にて開脚せしめること
    により、電磁ブレーキのアームが開いてブレーキ
    動作が開放されるようになつている電磁ブレーキ
    の手動開放装置において、前記2脚のレバーのそ
    れぞれの一端に前記アームと当接する当接部を設
    けるとともに、開脚動作終了時に両レバーが、
    180度強開く位置に、両レバーの開脚位置を規定
    するストツパーを取付け、さらにストツパー配設
    側に伸長する操作用の取つ手を少なくともいずれ
    か一方のレバーに設けたことを特徴とする電磁ブ
    レーキの手動開放装置。
JP2911088U 1988-03-07 1988-03-07 Expired - Lifetime JPH056424Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2911088U JPH056424Y2 (ja) 1988-03-07 1988-03-07

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JP2911088U JPH056424Y2 (ja) 1988-03-07 1988-03-07

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JPH01133535U JPH01133535U (ja) 1989-09-12
JPH056424Y2 true JPH056424Y2 (ja) 1993-02-18

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