JPH0564233A - 動き補償ベクトル探索方法 - Google Patents
動き補償ベクトル探索方法Info
- Publication number
- JPH0564233A JPH0564233A JP3218972A JP21897291A JPH0564233A JP H0564233 A JPH0564233 A JP H0564233A JP 3218972 A JP3218972 A JP 3218972A JP 21897291 A JP21897291 A JP 21897291A JP H0564233 A JPH0564233 A JP H0564233A
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- Japan
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- motion compensation
- compensation vector
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Color Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は動き補償ベクトル探索方法に関し、
演算時間の短縮化により処理の高速化を図った動き補償
ベクトル探索方法を提供することを目的としている。 【構成】 所定サイズの画像データ中において、所定領
域サイズの複数画素からなる画像ブロックを抽出し、該
画像ブロックに隣接する画像ブロックの動き補償ベクト
ルを求めるとともに、該動き補償ベクトルを記憶し、該
動き補償ベクトルによって定まる探索点を次回探索の始
点とするように構成する。
演算時間の短縮化により処理の高速化を図った動き補償
ベクトル探索方法を提供することを目的としている。 【構成】 所定サイズの画像データ中において、所定領
域サイズの複数画素からなる画像ブロックを抽出し、該
画像ブロックに隣接する画像ブロックの動き補償ベクト
ルを求めるとともに、該動き補償ベクトルを記憶し、該
動き補償ベクトルによって定まる探索点を次回探索の始
点とするように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動き補償ベクトル探索
方法に係り、詳しくは、例えば、高能率符号化の国際標
準化作業であるMPEG(Moving Picture Experts Gro
up)といった動画像転送技術の分野における動き補償ベ
クトル探索方法に関する。近年、例えば、TV会議等を
電話のデジタル回線で伝送するときのようにフルカラー
の動画像といった非常に大きな画像データを転送する場
合、効率良く転送するために高能率符号化、すなわち、
圧縮が必要であり、これに関してはCCITTで標準化
が進み、H.261としてまとめられており、このよう
な動画像の圧縮のための指針となる、動き補償ベクトル
探索方法が数多く開発されている。
方法に係り、詳しくは、例えば、高能率符号化の国際標
準化作業であるMPEG(Moving Picture Experts Gro
up)といった動画像転送技術の分野における動き補償ベ
クトル探索方法に関する。近年、例えば、TV会議等を
電話のデジタル回線で伝送するときのようにフルカラー
の動画像といった非常に大きな画像データを転送する場
合、効率良く転送するために高能率符号化、すなわち、
圧縮が必要であり、これに関してはCCITTで標準化
が進み、H.261としてまとめられており、このよう
な動画像の圧縮のための指針となる、動き補償ベクトル
探索方法が数多く開発されている。
【0002】しかし、通常の動き補償ベクトル探索方法
を画像全体に適用した場合、膨大な計算量が必要とな
り、現実的ではない。そこで、より計算の効率的な動き
補償ベクトル探索方法が要求される。
を画像全体に適用した場合、膨大な計算量が必要とな
り、現実的ではない。そこで、より計算の効率的な動き
補償ベクトル探索方法が要求される。
【0003】
【従来の技術】従来のこの種の動き補償ベクトル探索方
法としては、例えば、図3,4に示すような三段階探索
法と呼ばれる方法が知られている。動き補償ベクトルと
は、ある時間における画像内の所定のブロックが次の時
間における画像内のどのブロックに移動したかを示す相
対ベクトルである。
法としては、例えば、図3,4に示すような三段階探索
法と呼ばれる方法が知られている。動き補償ベクトルと
は、ある時間における画像内の所定のブロックが次の時
間における画像内のどのブロックに移動したかを示す相
対ベクトルである。
【0004】本来、ある時間における画像内の所定のブ
ロックが次の時間における画像内のどのブロックに移動
したかということは、画像内の全てのブロックと比較を
行い、最も似ているブロックを求め、そのベクトルを動
き補償ベクトルとしなければならない。しかしながら、
画像内の全てのブロックとの比較を実際に行うと、膨大
な計算量が必要となり、現実的ではない。
ロックが次の時間における画像内のどのブロックに移動
したかということは、画像内の全てのブロックと比較を
行い、最も似ているブロックを求め、そのベクトルを動
き補償ベクトルとしなければならない。しかしながら、
画像内の全てのブロックとの比較を実際に行うと、膨大
な計算量が必要となり、現実的ではない。
【0005】そこで、簡便法として図3,4に示す三段
階探索法が考案されている。以下、三段階探索法を図3
のフローチャートに基づいて説明する。まず、図4に示
すように、画像の領域が4分割されるとともに、図中、
■印で示される9つの点が第一回探索点として設定さ
れ、比較すべき基本となる画像ブロック(以下、基本ブ
ロックという)と第一回探索点で示された9つの画像ブ
ロックとの比較が行われ、最も似ている画像ブロック
(この場合、図中、右上のブロック)が探索される(ス
テップ1)。
階探索法が考案されている。以下、三段階探索法を図3
のフローチャートに基づいて説明する。まず、図4に示
すように、画像の領域が4分割されるとともに、図中、
■印で示される9つの点が第一回探索点として設定さ
れ、比較すべき基本となる画像ブロック(以下、基本ブ
ロックという)と第一回探索点で示された9つの画像ブ
ロックとの比較が行われ、最も似ている画像ブロック
(この場合、図中、右上のブロック)が探索される(ス
テップ1)。
【0006】次に、前述の第一回探索で求められたブロ
ックを中心として、第一回探索により求められた点と、
図中、●印で示される8つの点との9つの点が第二回探
索点として設定され、以下、第一回探索と同様に探索が
行われ、基本ブロックと最も似ている画像ブロック(こ
の場合、図中、中央上のブロック)が探索される(ステ
ップ2)。
ックを中心として、第一回探索により求められた点と、
図中、●印で示される8つの点との9つの点が第二回探
索点として設定され、以下、第一回探索と同様に探索が
行われ、基本ブロックと最も似ている画像ブロック(こ
の場合、図中、中央上のブロック)が探索される(ステ
ップ2)。
【0007】そして、前述の第二回探索と同様に、第二
回探索で求められたブロックを中心として、第二回探索
により求められた点と、●図中、□印で示される8つの
点との9つの点が第三回探索点として設定され、基本ブ
ロックと最も似ている画像ブロックが探索される(ステ
ップ3)。以上の手続きにより、目的の動き補償ベクト
ルが得られる。
回探索で求められたブロックを中心として、第二回探索
により求められた点と、●図中、□印で示される8つの
点との9つの点が第三回探索点として設定され、基本ブ
ロックと最も似ている画像ブロックが探索される(ステ
ップ3)。以上の手続きにより、目的の動き補償ベクト
ルが得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の動き補償ベクトル探索方法にあっては、画像
領域を分割して所定数のブロックを設定し、各ブロック
毎に動き補償ベクトルを求めるという構成となっていた
ため、動き補償ベクトルを得るための演算時間が多くか
かり、処理の高速化に対して妨げとなるという問題点が
あった。
うな従来の動き補償ベクトル探索方法にあっては、画像
領域を分割して所定数のブロックを設定し、各ブロック
毎に動き補償ベクトルを求めるという構成となっていた
ため、動き補償ベクトルを得るための演算時間が多くか
かり、処理の高速化に対して妨げとなるという問題点が
あった。
【0009】[目的]そこで本発明は、演算時間の短縮
化により処理の高速化を図った動き補償ベクトル探索方
法を提供することを目的としている。
化により処理の高速化を図った動き補償ベクトル探索方
法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による動き補償ベ
クトル探索方法は上記目的達成のため、所定サイズの画
像データ中において、所定領域サイズの複数画素からな
る画像ブロックを抽出し、該画像ブロックに隣接する画
像ブロックの動き補償ベクトルを求めるとともに、該動
き補償ベクトルを記憶し、該動き補償ベクトルによって
定まる探索点を次回探索の始点とするように構成してい
る。
クトル探索方法は上記目的達成のため、所定サイズの画
像データ中において、所定領域サイズの複数画素からな
る画像ブロックを抽出し、該画像ブロックに隣接する画
像ブロックの動き補償ベクトルを求めるとともに、該動
き補償ベクトルを記憶し、該動き補償ベクトルによって
定まる探索点を次回探索の始点とするように構成してい
る。
【0011】
【作用】本発明では、所定の画像ブロックに隣接する画
像ブロックの動き補償ベクトルが求められ、この動き補
償ベクトルによって定まる探索点が次回探索の始点とさ
れることにより、次回探索の際の画像ブロックが素早く
求められる。すなわち、演算時間が短縮化され、処理の
高速化が図られる。
像ブロックの動き補償ベクトルが求められ、この動き補
償ベクトルによって定まる探索点が次回探索の始点とさ
れることにより、次回探索の際の画像ブロックが素早く
求められる。すなわち、演算時間が短縮化され、処理の
高速化が図られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1,2は本発明に係る動き補償ベクトル探索方法の一実
施例を示す図であり、図1は本実施例の動き補償ベクト
ル探索方法を説明するためのフローチャート、図2は本
実施例を装置に適用した場合の要部構成を示すブロック
図である。
1,2は本発明に係る動き補償ベクトル探索方法の一実
施例を示す図であり、図1は本実施例の動き補償ベクト
ル探索方法を説明するためのフローチャート、図2は本
実施例を装置に適用した場合の要部構成を示すブロック
図である。
【0013】一般に、隣接する画像ブロックは同様な動
き補償ベクトルを有するという性質を持っており、本実
施例は、その性質を利用することにより演算時間の短縮
化を図るものである。本実施例における動き補償ベクト
ル探索方法を実行する装置は、図2に示すように、段階
探索装置1と、動き補償ベクトル記憶装置2とからな
り、これら段階探索装置1、動き補償ベクトル記憶装置
2を相互に動作させることにより、所望の動き補償ベク
トルを得るものである。
き補償ベクトルを有するという性質を持っており、本実
施例は、その性質を利用することにより演算時間の短縮
化を図るものである。本実施例における動き補償ベクト
ル探索方法を実行する装置は、図2に示すように、段階
探索装置1と、動き補償ベクトル記憶装置2とからな
り、これら段階探索装置1、動き補償ベクトル記憶装置
2を相互に動作させることにより、所望の動き補償ベク
トルを得るものである。
【0014】以下、本実施例の動作例を図1のフローチ
ャートに基づいて説明する。まず、基本ブロックに隣接
する画像ブロックの動き補償ベクトルが求められていな
い場合、従来例と同様に、段階探索装置1によって第一
回探索から第三回探索が行われ、所望の動き補償ベクト
ルが求められる(ステップ11〜13)。そして、第三
回探索により求められた動き補償ベクトルが動き補償ベ
クトル記憶装置2に記憶され(ステップ14)、次回の
探索処理からは、動き補償ベクトル記憶装置2に記憶さ
れた動き補償ベクトルに基づいて第二回探索以降の処理
が行われる。
ャートに基づいて説明する。まず、基本ブロックに隣接
する画像ブロックの動き補償ベクトルが求められていな
い場合、従来例と同様に、段階探索装置1によって第一
回探索から第三回探索が行われ、所望の動き補償ベクト
ルが求められる(ステップ11〜13)。そして、第三
回探索により求められた動き補償ベクトルが動き補償ベ
クトル記憶装置2に記憶され(ステップ14)、次回の
探索処理からは、動き補償ベクトル記憶装置2に記憶さ
れた動き補償ベクトルに基づいて第二回探索以降の処理
が行われる。
【0015】これによって、画像ブロックの総比較回数
が大幅に減るので、動き補償ベクトルを求める処理が高
速に行われる。このように本実施例では、所定の画像ブ
ロックに隣接する画像ブロックの動き補償ベクトルを求
め、この動き補償ベクトルによって定まる探索点を次回
探索の始点とすることで、次回探索の際の画像ブロック
を素早く求めることができ、演算時間を短縮して処理の
高速化を図ることができる。
が大幅に減るので、動き補償ベクトルを求める処理が高
速に行われる。このように本実施例では、所定の画像ブ
ロックに隣接する画像ブロックの動き補償ベクトルを求
め、この動き補償ベクトルによって定まる探索点を次回
探索の始点とすることで、次回探索の際の画像ブロック
を素早く求めることができ、演算時間を短縮して処理の
高速化を図ることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明では、所定の画像ブロックに隣接
する画像ブロックの動き補償ベクトルを求め、この動き
補償ベクトルによって定まる探索点を次回探索の始点と
することで、次回探索の際の画像ブロックを素早く求め
ることができる。したがって、演算時間を短縮でき、処
理の高速化を図ることができる。
する画像ブロックの動き補償ベクトルを求め、この動き
補償ベクトルによって定まる探索点を次回探索の始点と
することで、次回探索の際の画像ブロックを素早く求め
ることができる。したがって、演算時間を短縮でき、処
理の高速化を図ることができる。
【図1】本実施例の動き補償ベクトル探索方法を説明す
るためのフローチャートである。
るためのフローチャートである。
【図2】本実施例を装置に適用した場合の要部構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】従来例の動作例を説明するためのフローチャー
トである。
トである。
【図4】従来例の三段階探索法の動作例を説明するため
の図である。
の図である。
1 段階探索装置 2 動き補償ベクトル記憶装置
Claims (1)
- 【請求項1】所定サイズの画像データ中において、所定
領域サイズの複数画素からなる画像ブロックを抽出し、 該画像ブロックに隣接する画像ブロックの動き補償ベク
トルを求めるとともに、該動き補償ベクトルを記憶し、 該動き補償ベクトルによって定まる探索点を次回探索の
始点とすることを特徴とする動き補償ベクトル探索方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3218972A JPH0564233A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 動き補償ベクトル探索方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3218972A JPH0564233A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 動き補償ベクトル探索方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564233A true JPH0564233A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=16728249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3218972A Withdrawn JPH0564233A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 動き補償ベクトル探索方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0564233A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7735248B2 (en) | 2005-03-14 | 2010-06-15 | Yanmar Co., Ltd. | Piping struture of front work machine |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP3218972A patent/JPH0564233A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7735248B2 (en) | 2005-03-14 | 2010-06-15 | Yanmar Co., Ltd. | Piping struture of front work machine |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |