JPH0564142A - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

映像信号記録再生装置

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JPH0564142A
JPH0564142A JP3223092A JP22309291A JPH0564142A JP H0564142 A JPH0564142 A JP H0564142A JP 3223092 A JP3223092 A JP 3223092A JP 22309291 A JP22309291 A JP 22309291A JP H0564142 A JPH0564142 A JP H0564142A
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video signal
recording
time
axis
image
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JP3223092A
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Inventor
Masakazu Miyazaki
正和 宮崎
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録時に単一の記録機、再生時に各単一の再
生機及び画像表示装置を使用し、簡単な構成にて低コス
トでかつ画質品位の高い広視野角映像を得る。 【構成】 被写体1を水平方向に少なくとも2つに分割
して撮影しN(Nは2以上の整数)チャンネルの映像信
号を得る撮影手段2,4と、前記Nチャンネルの映像信
号をそれぞれ時間軸圧縮する時間軸圧縮手段11,12
と、この時間軸圧縮された各チャンネルの映像信号を時
間軸多重して1フレ―ム(または1フィ―ルド)の映像
信号を得る多重化処理手段13と、その多重化された映
像信号を記録する記録手段14とを有する記録装置。こ
の記録装置によって記録された映像信号を再生する再生
手段15と、再生された映像信号に基づき水平走査ライ
ン間隔を1/Nにしつつ画像表示する画像表示手段16
とを有する再生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、映像信号を記録または再生する
映像信号記録再生装置に関し、特に広視野角の映像を扱
う映像信号記録再生装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】広視野角の映像をビデオ技術を用いて記録
再生する場合、図8のような構成とすることができる。
被写体1は、第1のビデオカメラ2によってその左側が
撮影され、この撮影されて得られた映像信号は、VTR
(Video Tape Recoder)等の第1の記録機3において記
録される。また、被写体1の右側は第2のビデオカメラ
4によって撮影され、同様に、第2の記録機5において
記録される。
【0003】一方、第1の再生機6は、第1の記録機3
で記録された映像信号を再生し、プロジェクタ7はこの
再生された映像信号に基づきスクリ―ン8に被写体左側
の映像を投射する。また、第2の再生機9は、第2の記
録機5で記録された映像信号を再生し、プロジェクタ1
0はこの再生された映像信号に基づきスクリ―ン8に被
写体右側の映像を投射する。
【0004】このように、被写体1が、図示の如く例え
ばその水平方向の長さが垂直方向よりもある比率を越え
て大なる場合、一般的なビデオ映像システムでは、一度
に撮影、記録、再生ができない。そのため、複数のビテ
オカメラにより、被写体を分割して撮影し、該ビデオカ
メラと同数の記録機にそれぞれの映像信号を記録する。
再生においても、記録機と同数の再生機によって、記録
機で記録された各映像信号をそれぞれ再生した後、プロ
ジェクタ等のいわゆる画像表示装置に供給する。画像表
示装置では、この供給される分割された被写体に対応す
る映像信号を合成して被写体を再現する。本例のような
投射型画像表示装置であれば、当該画像表示装置に対応
するプロジェクタ7及び10によって、投射スクリーン
8上にそれぞれ左側及び右側の投射出力画像を合成して
被写体映像を得る。
【0005】かかる構成では、記録時は記録機が複数
台、再生時には再生機とプロジェクタがそれぞれ複数台
必要になる。そのため、再生時には複数台の再生機の映
像を互いに時間的に一致させなければならず、この作用
を達成するための手段と、記録時に時間を示す信号(例
えばVITC:Vertical Interval Time Code )を映像
信号と一緒に記録する手段とが必要となる。また、複数
台のプロジェクタ相互のばらつきを視覚的に問題になら
ない程度まで抑えておく必要がある。ばらつきには、色
の再現性、輝度、図形的なつながりなどがある。また、
プロジェクタが振動を受けた場合、複数のプロジェクタ
は各々個別に振動し、その結果、光軸もばらばらに動い
てしまうので、スクリーン上での投射合成映像において
極めて画質品位の低下を招くこととなる。さらに記録
機、再生機、プロジェクタの台数が増加することはコス
ト面でも不利である。
【0006】また、特開昭64−41385号公報に開
示の如き記録再生方法においても、記録時に各映像信号
を多重化するのみで1フレ―ム(または1フィ―ルド)
は、ある1つのチャンネル映像信号で占有されるため、
通常再生時に原画像を得ることができず、すなわち各1
台の再生(復調)機及び画像表示装置にて複数チャンネ
ルの映像を同時に得ることができず、広視野角映像を表
示するには複雑な再生システムを必要とする。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上述の如き問題点を除去する
ためになされたものであり、記録時に単一の記録機、再
生時に各単一の再生機及び画像表示装置を使用し、簡単
な構成にて低コストでかつ画質品位の高い広視野角映像
を得ることができる映像信号記録再生装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【発明の構成】本発明による映像信号記録再生装置は、
被写体を水平方向に少なくとも2つに分割して撮影しN
(Nは2以上の整数)チャンネルの映像信号を得る撮影
手段と、前記Nチャンネルの映像信号をそれぞれ時間軸
圧縮する時間軸圧縮手段と、この時間軸圧縮された各チ
ャンネルの映像信号を時間軸多重して1フレ―ム(また
は1フィ―ルド)の映像信号を得る多重化処理手段と、
その多重化された映像信号を記録する記録手段とを有す
ることを特徴としている。
【0009】
【発明の作用】本発明による映像信号記録再生装置は、
撮影手段によって被写体を水平方向に少なくとも2つに
分割して撮影しN(Nは2以上の整数)チャンネルの映
像信号を得、時間軸圧縮手段によってそのNチャンネル
の映像信号をそれぞれ時間軸圧縮し、多重化処理手段に
よってこの時間軸圧縮された各チャンネルの映像信号を
時間軸多重して1フレ―ム(または1フィ―ルド)の映
像信号を得、記録手段によってその多重化された映像信
号を記録する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1は、本発明の一実施例による映像信号記録再生
装置のブロック図である。図において、図8と同等部分
には同一の符号が付されている。図示の如き被写体1を
例えば2分割して、その左半分及び右半分を撮影するビ
デオカメラ2及び4は、出力として2out ,4out の如
き画像を表す映像信号を時間軸圧縮回路11及び12に
それぞれ供給する。時間軸圧縮回路11及び12は、入
力される映像信号をそれぞれ時間軸方向に圧縮する。こ
こで、いわゆる映像信号のチャンネル数は2なので、水
平方向の圧縮比を1/2とすれば、その出力は、11ou
t ,12out の如き画像を表す映像信号となる。これら
圧縮された映像信号は、時間軸多重回路13によって1
つの画像とすべく合成され、13outの如き画像を表す
映像信号となる。ここでは丁度被写体1が図の左右方向
に1/2だけ圧縮された画像の映像信号が得られること
となる。こうして多重化処理された映像信号は、記録機
14において例えばビデオテ―プ等の記録媒体に記憶さ
れる。
【0011】一方、この記録媒体の記録デ―タが再生装
置15によって読取られ、映像信号が再生されてプロジ
ェクタ16に供給される。プロジェクタ16は、画像の
垂直方向における映像信号の圧縮が可能であり、水平方
向に圧縮された映像を元に戻すためここでは1/2に圧
縮している。そして、この垂直方向に圧縮された映像信
号に応じてスクリ―ン8に画像を投射する。
【0012】図2は、図1における記録系すなわち撮
影,時間軸圧縮,時間軸多重の部分をさらに詳細に示し
たブロック図である。図において、図1及び図8と同等
部分には同一符号が付されている。撮像素子21及び4
1は、それぞれビデオカメラ2及び4に内蔵されてお
り、タイミング発生回路17からの同期信号SYNCに
よって互いに同期した走査をなし、その出力複合映像信
号(コンポジット・ビデオ信号)は、分離回路22及び
42によって輝度信号YN と色信号CN (N はチャンネ
ル番号)にそれぞれ分離され、復調回路23及び43に
供給される。復調回路23及び43は、入力輝度信号Y
N及び色信号CN を赤(RN ),緑(GN ),青(BN
)の3原色信号に復調してA/Dコンバ―タ24R,
24G,24B及び44R,44G,44Bにそれぞれ
供給する。各A/Dコンバ―タは、タイミング発生回路
17からの動作クロックADCKのタイミングでアナロ
グの入力原色信号をディジタル化してラインメモリ11
R,11G,11B及び12R,12G,12Bに供給
する。
【0013】このラインメモリは、1水平走査期間(1
H)のいわゆる画像デ―タを記憶する記憶手段であり、
書込み、読出しが非同期で行なえ、その書込み及び読出
しクロック周波数についても任意に設定可能なものであ
る。そして、タイミング発生回路17からのライトクロ
ックWRCKのタイミングで入力デ―タを取込んで書込
みをなし、リ―ドクロックRDCKのタイミングでかつ
アウトプットイネ―ブル制御信号OE1Cがアクティブ
の場合にデ―タ出力をして読出しをなす。これらライン
メモリのうち一方の映像信号系すなわち被写体1の左半
分に相当する映像信号を記憶するラインメモリ11R,
11G,11Bの出力デ―タは、D/Aコンバ―タ13
2R,132G,132Bに供給される。他方、被写体
1の右半分に相当する映像信号を記憶するラインメモリ
12R,12G,12Bの出力デ―タは、遅延用メモリ
131R,131G,131Bに供給される。
【0014】これら遅延用メモリは、タイミング発生回
路17からのディレイクロックDLCKに従って入力画
像デ―タを1/2水平走査期間(0.5H)だけ遅延せ
しめるものであり、アウトプットイネ―ブル制御信号O
E2CのタイミングでD/Aコンバ―タ132R,13
2G,132Bにその遅延デ―タを出力する。これらD
/Aコンバ―タは、上記ラインメモリ11R,11G,
11Bの出力デ―タと遅延用メモリ131R,131
G,131Bの出力デ―タとを対応する色どうしワイヤ
―ドオアで結合してこれを入力とし、かかる入力ディジ
タル・データをアナログ信号に変換し、それぞれR、G
及びBの映像信号としてエンコ―ド回路133に供給す
る。
【0015】エンコ―ド回路133は、入力される各映
像信号をタイミング発生回路17からの水平同期信号H
D及び垂直同期信号VDと共にコンポジットまたはセパ
レート・ビデオ信号にエンコードする。エンコ―ドされ
た映像信号は、記録機14において所定記録媒体に記憶
される。次に、この構成における時間軸圧縮及び時間軸
多重化処理の動作を説明する。図3は、かかる動作を示
すタイミングチャ―トである。同図(a)は、チャンネ
ル1の赤色画像デ―タの出力をなすA/Dコンバ―タ2
4Rの出力状態を示し、同図(b)は、チャンネル2の
赤色画像デ―タの出力をなすA/Dコンバ―タ44Rの
出力状態を示しており、上述の如き動作クロックADC
Kによってディジタル化される水平走査期間毎の出力デ
―タの切替わりを時間の経過とともに記したものであ
る。
【0016】また、同図(c)は、同図(a)の如きデ
―タを入力するラインメモリ11Rの出力状態を示し、
同図(d)は、同図(b)の如きデ―タを入力とするラ
インメモリ12Rの出力状態を示している。かかるライ
ンメモリは、今回水平走査期間Hn の入力画像デ―タ
「n」及び「m」をライトクロックWRCKのタイミン
グで取込む一方、リ―ドクロックRDCKのタイミング
でかつアウトプットイネ―ブル制御信号OE1Cがアク
ティブの場合に既に記録済みの前回水平走査期間Hn-1
の画像データ「n−1」及び「m−1」が出力されるも
のである。そして、そのリ―ドクロックの周期は、ライ
トクロックの周期の1/2であり、書込みに対し2倍の
速さでデータが読出されるので、結果的に時間軸が1/
2に圧縮されたデータとなる。よって、図示の如く各ラ
インメモリは、画像デ―タ「n−1」及び「m−1」を
今回水平走査期間Hn の最初から1/2Hの時間内に出
力することとなる。
【0017】同図(e)は、同図(d)の如きデ―タを
入力とする遅延用メモリ131Rの出力状態を示してい
る。かかる遅延用メモリは、ディレイクロックDLCK
に従って入力画像デ―タを遅延せしめ、アウトプットイ
ネ―ブル制御信号OE2Cがアクティブのタイミングで
出力するものであるから、図示の如く前回水平走査期間
Hn-1 のチャンネル2の赤色画像デ―タ「m−1」が今
回水平走査期間Hn の後半部分にシフトした形で出力さ
れる。
【0018】但し、タイミング発生回路17は、その出
力アウトプットイネ―ブル制御信号OE1C及びOE2
Cを相補的に出力せしめており、1水平走査期間中の前
半はOE1Cを、後半はOE2Cをアクティブとしてい
る。従って、同図(c)または同図(e)を入力とする
D/Aコンバ―タ132Rのデ―タ入力前において、1
水平走査期間中にラインメモリ11Rと遅延用メモリ1
31Rの出力が時分割で合成される。よって、同図
(f)の如き今回水平走査期間Hn の時間内にチャンネ
ル1及び2の画像デ―タ「n−1」及び「m−1」が収
まることとなり、時間軸多重化が達成される。勿論、他
のラインメモリと遅延用メモリ11Gと131G、11
Bと131Bについても同様である。
【0019】そして、このような画像デ―タの圧縮、多
重化処理は、次の水平走査期間Hn+1 以降においても引
続いて行なわれ、1フレ―ムもしくは1フィ―ルドの画
像デ―タすなわち映像信号が順次得られることとなる。
図4は、図1における再生系の構成を示す詳細ブロック
図である。図において、再生機15は、上記記録機14
によって記録された記録媒体から映像信号を再生し、再
生した映像信号をRGB復調回路161及び同期分離回
路162に供給する。RGB復調回路161は、入力映
像信号としてのコンポジットまたはセパレート・ビデオ
信号をRGB原色信号に復調し、同期分離回路162
は、当該ビデオ信号から垂直同期信号VDおよび水平同
期信号HDを分離する。RGB復調回路161の各出力
映像信号は、それぞれ増幅回路163R,163G,1
63Bに入力され、後段のブラウン管164R,164
G,164Bを駆動可能なレベルまで増幅される。垂直
偏向回路165R,165G,165Bは、同期分離回
路162からの垂直同期信号VDに応答したのこぎり波
状のいわゆる垂直偏向信号を出力し、垂直偏向コイル1
66R,166G,166Bは、この垂直偏向信号に応
じてブラウン管における画面の垂直方向につき走査ビー
ムを偏向せしめる。水平偏向回路167R,167G,
167Bは、同期分離回路162からの水平同期信号H
Dに応答したのこぎり波状のいわゆる水平偏向信号を出
力し、水平偏向コイル168R,168G,168B
は、この水平偏向信号に応じてブラウン管における画面
の水平方向につき走査ビームを偏向させる。
【0020】ここで、垂直偏向回路165R,165
G,165Bは、垂直同期信号VDに応じて垂直偏向コ
イル166R,166G,166Bへの供給電流をそれ
ぞれ変化せしめるが、各々V−size調整、すなわち
当該回路において垂直方向の走査ビ―ムの偏向量を決め
る回路定数を所望に設定することにより水平走査ライン
間隔が1/2に狭められる。
【0021】かかる垂直偏向回路及び垂直偏向コイルの
構成を詳細に示したものが図5である。図5において、
垂直偏向回路は、周知の如き垂直発振回路165a、垂
直ドライブ回路165b及び垂直偏向出力回路165c
によって構成され、垂直同期信号VDに応じて垂直偏向
コイル166に適切な電流を供給する。そして、この垂
直発振回路165aの構成をさらに詳細に示したものが
図6である。図6において、発振回路OSCの入力端に
は垂直同期信号VDが供給され、出力端はトランジスタ
Trのベ―ス及び抵抗R1の一端が接続される。トラン
ジスタTrのエミッタ及び抵抗R1の他端は接地され、
トランジスタTrのコレクタは、抵抗R2とR3とがス
イッチSWを介されてなる並列回路及び抵抗R4を通じ
て電源が供給されるとともに、該垂直発振回路165a
の出力端に接続されている。また、トランジスタTrの
コレクタには他端が接地されたコンデンサCの一端が接
続されている。
【0022】いま、トランジスタTrのベ―スに図7
(a)の如き信号が入力された場合について説明する。
トランジスタTrのベ―ス電位がエミッタ電位よりも高
くトランジスタTrがオン状態のとき、コンデンサCは
トランジスタTrを通じて放電し、出力端の電位は0
(ゼロ)Vになる。次にトランジスタTrのエミッタ電
位が下がりトランジスタTrがオフ状態になると抵抗R
2とR3との並列回路及び抵抗R4を通じてコンデンサ
Cが充電される。この繰返しにより出力端に図7(b)
の如きのこぎり波が得られる。このとき、抵抗R2とR
3とにおける抵抗値及びR4の抵抗値の和と、コンデン
サCの容量との積の値によって、出力端におけるコンデ
ンサCの充電による電位の上がり方が変わる。従って、
トランジスタTrのオンオフの周期が同じであれば、こ
の積の値に応じて出力端における出力のこぎり波の振幅
が変化することになる。つまり、抵抗R2とR3との抵
抗値または抵抗R4の抵抗値を大きくすることによって
垂直走査距離すなわちブラウン管の蛍光面上における水
平走査ライン間隔を狭めることができるのである。
【0023】例えば、スイッチSWが図6に示されるが
如く閉成されていると、垂直偏向コイル166に供給さ
れる電流は、図7(b)の実線の如き振幅Aを有する波
形となり、非圧縮時すなわち通常の垂直方向における走
査ビ―ムの所定偏向量による走査となる。一方、スイッ
チSWが切替わり抵抗R3が開放されると、該電流は図
7(b)の破線の如き振幅A/2を有する波形となり、
圧縮時すなわち走査ビ―ムの偏向量が上記所定偏向量の
半分の走査となる。
【0024】一方、水平偏向回路167R,167G,
167Bは、通常の水平方向における走査ビ―ムの所定
偏向量を変えることなく、水平同期信号HDに応じて水
平偏向コイルに電流を供給して水平偏向をなしており、
上記垂直偏向コイルによる垂直偏向とともに走査ビ―ム
が偏向される結果、各ブラウン管の蛍光面では通常の走
査範囲に比較して、垂直方向だけが1/2に圧縮した走
査をなすこととなる。しかしながら、RGB復調回路1
61に入力される映像信号が水平方向に1/2に圧縮さ
れているため、アスペクト比すなわち各ブラウン管の蛍
光面において走査ビ―ムが照射される範囲である画面の
縦横比は元に戻り、ビデオカメラ2及び4で撮影した被
写体1の縦横比と等しくなる。
【0025】こうして、ブラウン管164R,164
G,164Bは、各原色画像を図示せぬ光学レンズを介
してスクリーン8上に合成すべく結像し、スクリーン8
上には被写体1に相当する映像が得られることとなる。
なお、上記実施例では、再生系において、画面の垂直方
向の圧縮比を1/2としたが、これに限定されることな
く、1フレ―ムまたは1フィ―ルドを構成する映像信号
は1の原画像を含んでいるので、アスペクト比が崩れる
ことさえ無視すればかかる垂直方向の圧縮をしなくとも
1の原画像を得ることができる。また、映像信号のチャ
ンネル数も2であることに止まることなく、3以上のチ
ャンネル数の場合についても上記と同様の原理に基づき
デ―タ処理をなせば本発明の効果を奏し得るものであ
る。
【0026】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の映像信号記
録再生装置は、撮影手段によって被写体を水平方向に少
なくとも2つに分割して撮影しN(Nは2以上の整数)
チャンネルの映像信号を得、時間軸圧縮手段によってそ
のNチャンネルの映像信号をそれぞれ時間軸圧縮し、多
重化処理手段によってこの時間軸圧縮された各チャンネ
ルの映像信号を時間軸多重して1フレ―ム(または1フ
ィ―ルド)の映像信号を得、記録手段によってその多重
化された映像信号を記録する構成としているので、単一
の記録機で水平方向に視野角が広がった映像を水平方向
に圧縮して記録することが可能となる。また、各単一の
再生装置及び画像表示装置で垂直方向に圧縮してその映
像を映し出すことも可能となる。これにより、複数台の
記録機、再生機、画像表示装置を使用する場合のフレー
ム同期の問題、色再現性、輝度、図形的なつながりに関
するばらつきの各要素が解消される。そして、コスト面
でも、本回路を加えることの増加より画像表示機や記録
機、再生機及び画像表示装置の台数が減少することによ
る低下の方が大きいので有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による映像信号記録再生装
置のブロック図。
【図2】 図1における記録系の詳細ブロック図。
【図3】 図1における時間軸圧縮、時間軸多重化処理
の動作を示すタイミングチャ―ト。
【図4】 図1における再生系の詳細ブロック図。
【図5】 図4における垂直偏向回路及び垂直偏向コイ
ルの詳細ブロック図。
【図6】 図5における垂直発振回路の詳細ブロック
図。
【図7】 図6における動作を説明するための波形図。
【図8】 従来における広視野角映像を扱う映像信号記
録再生装置の一例を示すブロック図。
【主要部分の符号の説明】
1……被写体 2,4……ビデオカメラ 21,41……撮像素子 22,42……分離回路 23,43……復調回路 24R,24G,24B,44R,44G,44B……
A/D変換器 8……スクリ―ン 11,12……時間軸圧縮回路 11R,11G,11B……ラインメモリ 12R,12G,12B……ラインメモリ 13……時間軸多重化処理回路 131R,131G,131B……遅延用メモリ 132R,132G,132B……A/Dコンバ―タ 133……エンコ―ド回路 14……記録機 15……再生機 16……プロジェクタ 161……RGB復調回路 162……同期分離回路 163R,163G,163B……増幅回路 164R,164G,164B……ブラウン管 165R,165G,165B……垂直偏向回路 166R,166G,166B……垂直偏向コイル 167R,167G,167B……水平偏向回路 168R,168G,168B……水平偏向コイル 165a……垂直発振回路 165b……垂直ドライブ 165c……垂直偏向出力回路 166……垂直偏向回路 OSC……発振回路 R1,R2,R3,R4……抵抗 Tr……トランジスタ SW……スイッチ C……コンデンサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を水平方向に少なくとも2つに分
    割して撮影しN(Nは2以上の整数)チャンネルの映像
    信号を得る撮影手段と、前記Nチャンネルの映像信号を
    それぞれ時間軸圧縮する時間軸圧縮手段と、この時間軸
    圧縮された各チャンネルの映像信号を時間軸多重して1
    フレ―ム(または1フィ―ルド)の映像信号を得る多重
    化処理手段と、その多重化された映像信号を記録する記
    録手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記時間軸圧縮手段は、1水平走査期間
    毎に前記Nチャンネルの映像信号を時間軸圧縮し、前記
    多重化処理手段は、この時間軸圧縮された各チャンネル
    の映像信号を時間軸多重して1水平走査期間内に収める
    ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記時間軸圧縮手段は、所定周波数を有
    する書込みクロックに応答して前記Nチャンネルの映像
    信号に対応する画像デ―タの書込みをなし前記所定周波
    数のN倍の周波数を有する読出しクロックに応答して読
    出しをなすラインメモリからなることを特徴とする請求
    項1または2記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記多重化処理手段は、前記ラインメモ
    リから読出された1のチャンネルの映像信号に対応する
    画像デ―タを遅延せしめる遅延用メモリと、前記ライン
    メモリから読出された他のチャンネルの映像信号に対応
    する画像デ―タと前記遅延用メモリにより遅延せしめら
    れた画像デ―タとを時間軸合成する合成手段とを有する
    ことを特徴とする請求項3記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4記載の記録装置によっ
    て記録された映像信号を再生する再生手段と、再生され
    た映像信号に基づき水平走査ライン間隔を1/Nにしつ
    つ画像表示する画像表示手段とを有することを特徴とす
    る再生装置。
JP3223092A 1991-09-03 1991-09-03 映像信号記録再生装置 Pending JPH0564142A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002048788A1 (fr) * 2000-12-11 2002-06-20 Fujitsu Limited Caméra de construction d'espace virtuel et système de caméra stéréoscopique utilisant cette caméra

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