JPH0563675B2 - - Google Patents
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- JPH0563675B2 JPH0563675B2 JP1069481A JP6948189A JPH0563675B2 JP H0563675 B2 JPH0563675 B2 JP H0563675B2 JP 1069481 A JP1069481 A JP 1069481A JP 6948189 A JP6948189 A JP 6948189A JP H0563675 B2 JPH0563675 B2 JP H0563675B2
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Landscapes
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、基体、液体、スラリー、粉体等の
デリバリー又はサクシヨン及びサクシヨン・デリ
バリーに使用される口金具付きホース及びその製
造方法において、特にホースに口金具の内筒金具
を挿入し、その内筒金具を拡大して継手用口金具
を取付ける内筒拡大方式口金具付きホース及びそ
の製造方法の改良に関するものである。
デリバリー又はサクシヨン及びサクシヨン・デリ
バリーに使用される口金具付きホース及びその製
造方法において、特にホースに口金具の内筒金具
を挿入し、その内筒金具を拡大して継手用口金具
を取付ける内筒拡大方式口金具付きホース及びそ
の製造方法の改良に関するものである。
[従来の技術]
ホースを任意の長さに切断し、当該切断部分に
継手用口金具を気密に接続する口金具の取付け方
法、すなわち口金具付きホースの製造方法として
は、従来より、ホースに内筒金具を挿入し、その
内筒金具を拡大する内筒拡大方式が採用されてい
る。
継手用口金具を気密に接続する口金具の取付け方
法、すなわち口金具付きホースの製造方法として
は、従来より、ホースに内筒金具を挿入し、その
内筒金具を拡大する内筒拡大方式が採用されてい
る。
なかでも軸芯に対し放射状に分断された金属
円柱体の中間軸上にテーパー管を貫通させること
により内筒金具を拡大する方法、及び円錐型金
属を強大な荷重にて押し通すことにより内筒金具
を拡大する方法が代表的である。
円柱体の中間軸上にテーパー管を貫通させること
により内筒金具を拡大する方法、及び円錐型金
属を強大な荷重にて押し通すことにより内筒金具
を拡大する方法が代表的である。
いずれも剛体なる金属を用いて口金具の内筒金
具を塑性変形させるものである。
具を塑性変形させるものである。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながらこれらの方法では共通して次の問
題点がある。
題点がある。
(A) 内筒金具の拡大力は金属を介してのものであ
り、拡大用金属と内筒金具は点または線及び極
めて小さい面での接触であるため、拡大力は内
筒金具に均一には負荷されず、そのため拡大後
の形状が不均一で、均一形状の口金具付きホー
スが得られない。
り、拡大用金属と内筒金具は点または線及び極
めて小さい面での接触であるため、拡大力は内
筒金具に均一には負荷されず、そのため拡大後
の形状が不均一で、均一形状の口金具付きホー
スが得られない。
(B) 拡大用金属それ自体が変形するのではなく、
内筒金具とは部分的なすべりによつて拡大させ
る方法であるので、内筒金具に傷がつきやす
い。
内筒金具とは部分的なすべりによつて拡大させ
る方法であるので、内筒金具に傷がつきやす
い。
(C) 同様に、内筒金具を拡大するとき拡大用金属
が摩耗損傷し、長期に使用することができな
い。
が摩耗損傷し、長期に使用することができな
い。
(D) また金属同士の接触であるため、その接触部
に油等の滑材を用いなければならない結果、ホ
ースと一体となつた内筒金具はこの滑材で汚染
される。
に油等の滑材を用いなければならない結果、ホ
ースと一体となつた内筒金具はこの滑材で汚染
される。
(E) 内筒拡大率を大きくしたいとき、拡大用金属
を用いるこの種の方式では拡大率を大きくとる
ことがでない。
を用いるこの種の方式では拡大率を大きくとる
ことがでない。
(F) 小さな口径のホースには拡大用金属が挿入で
きないので中口径以上のホースに限定使用せざ
るを得ない。
きないので中口径以上のホースに限定使用せざ
るを得ない。
この発明の目的は上記問題点を解決する点にあ
る。
る。
[課題を解決するための手段]
この発明は、内筒金具と外筒金具よりなる口金
具にホース端部開口部を挿入し、拡大してホース
を固縛するに際し、内筒金具の内側に高弾性エラ
ストマーを用いて、そのエラストマーの圧縮変形
により拡大してホースに上記の口金具を取り付け
る塑性変形拡大式口金具付きホースの製造方法に
おいて、内筒金具はホース端部の開口内部にまで
挿入しホース内径よりやや小さな外径の拡大部
と、ホース端部の外部に位置しホースの端面部付
近を境に漸次外径が増大してホース内径とほぼ等
しい外径に至る非拡大部とから構成され、高弾性
エラストマーは両端部がわずかに傾斜し中間部が
上記内筒金具の拡大部に対する対向面となつてお
り、この高弾性エラストマーの圧縮変形により上
記の内筒金具をその拡大部において外筒金具ごと
拡大してホースに口金具を取り付けることを特徴
とする塑性変形拡大式口金具付きホースの製造方
法である。
具にホース端部開口部を挿入し、拡大してホース
を固縛するに際し、内筒金具の内側に高弾性エラ
ストマーを用いて、そのエラストマーの圧縮変形
により拡大してホースに上記の口金具を取り付け
る塑性変形拡大式口金具付きホースの製造方法に
おいて、内筒金具はホース端部の開口内部にまで
挿入しホース内径よりやや小さな外径の拡大部
と、ホース端部の外部に位置しホースの端面部付
近を境に漸次外径が増大してホース内径とほぼ等
しい外径に至る非拡大部とから構成され、高弾性
エラストマーは両端部がわずかに傾斜し中間部が
上記内筒金具の拡大部に対する対向面となつてお
り、この高弾性エラストマーの圧縮変形により上
記の内筒金具をその拡大部において外筒金具ごと
拡大してホースに口金具を取り付けることを特徴
とする塑性変形拡大式口金具付きホースの製造方
法である。
[作用]
従つてこの口金具付きホースは、内筒金具とホ
ース端部と外筒金具との各接触面は平坦均一であ
り、そのために三者が強固な緊締状態となり、ホ
ース継手の装着時または液体の輸送時の内圧に対
しても金具とホースとの抜け防止応力はきわめて
優れている。また内筒金具の端面部とホース端部
との接触面は強固に接着されるので、空隙部が存
在せず、液体、スラリー等の輸送材による浸蝕も
起らない。
ース端部と外筒金具との各接触面は平坦均一であ
り、そのために三者が強固な緊締状態となり、ホ
ース継手の装着時または液体の輸送時の内圧に対
しても金具とホースとの抜け防止応力はきわめて
優れている。また内筒金具の端面部とホース端部
との接触面は強固に接着されるので、空隙部が存
在せず、液体、スラリー等の輸送材による浸蝕も
起らない。
またこの発明の方法で製造した場合、高弾性エ
ラストマーは、一種の高粘性液状体と考えること
ができ、これを高圧縮するときは接触面に対し均
一に拡散伝播するので、口金具とホースとの接触
面は均一となつて、その接触面はどこをとつても
均一な接着力を発揮する。すなわち高弾性エラス
トマーは、拡大初期にはその外周面のほとんどが
内筒金具の内周面に接触し、接触したまま拡大さ
れるので、拡大しようとする内筒金具は、部分的
に大きな拡大力を受けることなく均一に拡大され
るため、拡大後の形状がなめらかで、しかもホー
スを固縛する力も各部均一となるのでホースその
ものを損傷させることもなく、損傷のない形状の
均一な口金具付きホースとすることができる。
ラストマーは、一種の高粘性液状体と考えること
ができ、これを高圧縮するときは接触面に対し均
一に拡散伝播するので、口金具とホースとの接触
面は均一となつて、その接触面はどこをとつても
均一な接着力を発揮する。すなわち高弾性エラス
トマーは、拡大初期にはその外周面のほとんどが
内筒金具の内周面に接触し、接触したまま拡大さ
れるので、拡大しようとする内筒金具は、部分的
に大きな拡大力を受けることなく均一に拡大され
るため、拡大後の形状がなめらかで、しかもホー
スを固縛する力も各部均一となるのでホースその
ものを損傷させることもなく、損傷のない形状の
均一な口金具付きホースとすることができる。
さらに、内筒金具外周面とホース内周面との間
にシール性をもたせる点で必要な固縛力乃至圧接
力は、比較的小さな拡大率で確保し得るので、内
筒金具は塑性変形に至る拡大率(変形率)が比較
的小さなもの、即ち金具自体が強度の大きなもの
も使用することができる。
にシール性をもたせる点で必要な固縛力乃至圧接
力は、比較的小さな拡大率で確保し得るので、内
筒金具は塑性変形に至る拡大率(変形率)が比較
的小さなもの、即ち金具自体が強度の大きなもの
も使用することができる。
さらに、既述した従来の拡大用の分割型金属円
柱体や鉋弾型の金属を用いた場合と異なり、金属
同士の接触でないため、その接触部に油等の滑材
を使用する必要がなく、内筒金具は滑材で汚染さ
れることはない。しかも拡大用に供する金属その
ものの損傷ということもない。
柱体や鉋弾型の金属を用いた場合と異なり、金属
同士の接触でないため、その接触部に油等の滑材
を使用する必要がなく、内筒金具は滑材で汚染さ
れることはない。しかも拡大用に供する金属その
ものの損傷ということもない。
またエラストマー円筒体は、それ自体が例えば
最大100%もの外径変化率を有するので、内筒金
具の拡大率を自由に選定でき、特に金属製拡大金
属を用いては不可能であつた小さな口径において
も内筒金具を拡大することができる。
最大100%もの外径変化率を有するので、内筒金
具の拡大率を自由に選定でき、特に金属製拡大金
属を用いては不可能であつた小さな口径において
も内筒金具を拡大することができる。
[実施例]
第1図はホース1端部へ口金具MFを配置した
状態を示す拡大前の要部拡大半断面図である。
状態を示す拡大前の要部拡大半断面図である。
図において2はホース1端部の内側に配置され
た内筒金具、3は同端部の外側に配置された外筒
金具であり、いずれも口金具MFを構成してい
る。
た内筒金具、3は同端部の外側に配置された外筒
金具であり、いずれも口金具MFを構成してい
る。
内筒金具2は、図示の如く、ホース1端部の開
口内部にまで挿入しホース内径dよりやや小さな
外径の拡大部2aと、ホース1端部の外部に位置
しホース1の端面部1a付近を境に漸次外径が増
大してホース1内径dとほぼ等しい外径Dに至る
非拡大部2bとから構成されている。
口内部にまで挿入しホース内径dよりやや小さな
外径の拡大部2aと、ホース1端部の外部に位置
しホース1の端面部1a付近を境に漸次外径が増
大してホース1内径dとほぼ等しい外径Dに至る
非拡大部2bとから構成されている。
一方4は両側部がわずかに傾斜し中間部が内筒
金具2の拡大部2aに対する対向面となつている
円筒状の高弾性エラストマーで、内筒金具2の内
径DOよりやや小さい外径Edを有し、図示の如く、
先端に座面5aをもつ棒状の締付用治具5の外周
面に嵌装されている。また締付用治具5の外周面
には図示の通り締付用カラー6が外装されてお
り、高弾性エラストマー4は締付用治具5の座面
5aと締付用カラー6の端面6aとの面間Lに挟
まれる状態で配置されている。そして締付用カラ
ー6の外部側から油圧ジヤツキあるいはスクリユ
ージヤツキ等(図示せず)により締付用カラー6
を軸方向に押し進めることで、高弾性エラストマ
ー4を圧縮変形する様にしている。
金具2の拡大部2aに対する対向面となつている
円筒状の高弾性エラストマーで、内筒金具2の内
径DOよりやや小さい外径Edを有し、図示の如く、
先端に座面5aをもつ棒状の締付用治具5の外周
面に嵌装されている。また締付用治具5の外周面
には図示の通り締付用カラー6が外装されてお
り、高弾性エラストマー4は締付用治具5の座面
5aと締付用カラー6の端面6aとの面間Lに挟
まれる状態で配置されている。そして締付用カラ
ー6の外部側から油圧ジヤツキあるいはスクリユ
ージヤツキ等(図示せず)により締付用カラー6
を軸方向に押し進めることで、高弾性エラストマ
ー4を圧縮変形する様にしている。
従つて締付用カラー6を軸方向に押し進め面間
Lを縮小すると、第2図に示す様に、円筒状の高
弾性エラストマー4は圧縮変形して周方向に拡大
膨脹し、内筒金具2の拡大部2a内面に均一に拡
大力が作用してホース1及び外筒金属3ごと内筒
金具2の拡大部2aを押し拡げ、内筒金具2の内
径DOがホース1の内径dとほぼ同じ位置(内径
DO′)にまで拡大して口金具MFはホースに締結
される。
Lを縮小すると、第2図に示す様に、円筒状の高
弾性エラストマー4は圧縮変形して周方向に拡大
膨脹し、内筒金具2の拡大部2a内面に均一に拡
大力が作用してホース1及び外筒金属3ごと内筒
金具2の拡大部2aを押し拡げ、内筒金具2の内
径DOがホース1の内径dとほぼ同じ位置(内径
DO′)にまで拡大して口金具MFはホースに締結
される。
因みに、ホース内径d=100mm、ホース肉厚th
=5mm、内筒金具の拡大前内径DO=88mm、内筒
金具の拡大前肉厚tA=5mm、外筒金具の拡大前内
径DG=112mm、外筒金具の拡大前肉厚tG=5mmと
し、ウレタン系の高弾性エラストマーを用いて、
内筒金具の拡大率をε1=13.6%、外筒金具の拡大
率ε2=4%に拡大して口金具をホース端部に取り
付けた。その結果、ホース肉厚th′=3.8mm、外筒
金具の内径DG′=116.5mm、内筒金具の内径DO′=
100mm、内筒金具の肉厚tA′=4.45mmの寸法からな
る、拡大率の大きい、しかも形状安定性に優れ、
かつまた傷のない耐久性ある口金具付きホースを
得た。またこの口金具付きホースは、内筒金具2
とホース1端部と外筒金具3とが強固な緊締状態
を呈し、ホース継手の装着時または液体の輸送時
の内圧に対しても金具とホースとの抜け防止応力
はきわめて優れていた。また第2図に示す様に、
内筒金具2の端面部とホース1端部との接触面E
は強固に接着されるので、空隙部が存在せず、液
体、スラリー等の輸送材による浸蝕を防止するこ
とができた。
=5mm、内筒金具の拡大前内径DO=88mm、内筒
金具の拡大前肉厚tA=5mm、外筒金具の拡大前内
径DG=112mm、外筒金具の拡大前肉厚tG=5mmと
し、ウレタン系の高弾性エラストマーを用いて、
内筒金具の拡大率をε1=13.6%、外筒金具の拡大
率ε2=4%に拡大して口金具をホース端部に取り
付けた。その結果、ホース肉厚th′=3.8mm、外筒
金具の内径DG′=116.5mm、内筒金具の内径DO′=
100mm、内筒金具の肉厚tA′=4.45mmの寸法からな
る、拡大率の大きい、しかも形状安定性に優れ、
かつまた傷のない耐久性ある口金具付きホースを
得た。またこの口金具付きホースは、内筒金具2
とホース1端部と外筒金具3とが強固な緊締状態
を呈し、ホース継手の装着時または液体の輸送時
の内圧に対しても金具とホースとの抜け防止応力
はきわめて優れていた。また第2図に示す様に、
内筒金具2の端面部とホース1端部との接触面E
は強固に接着されるので、空隙部が存在せず、液
体、スラリー等の輸送材による浸蝕を防止するこ
とができた。
なお本実施例では特に高弾性エラストマー4の
両側部が傾斜部となつているので、内筒金具2内
面に対し最も安定した拡大力を作用させることが
でき、かつまた一層強力で均一に作用させること
ができるもので、ホース1内周面に対する内筒金
具2のシール性は格別良好であつた。
両側部が傾斜部となつているので、内筒金具2内
面に対し最も安定した拡大力を作用させることが
でき、かつまた一層強力で均一に作用させること
ができるもので、ホース1内周面に対する内筒金
具2のシール性は格別良好であつた。
ところで本実施例では、既述の通り、高弾性エ
ラストマー4の拡大力は、締付用治具5と締付用
カラー6との面間Lの圧縮長を調整することで得
られる。従つて面間Lを容易に変化させることが
できるので、必要な拡大率と拡大力が適宜選定で
き、しかも拡大率を大きくとり得る特質を有す
る。勿論拡大率と拡大力は、使用するエラストマ
ーの材質にも左右されるが、例えば一般的な高弾
性エラストマーであるウレタン系樹脂を用いた場
合では、その形状変化率が100%程度まで使用可
能である。
ラストマー4の拡大力は、締付用治具5と締付用
カラー6との面間Lの圧縮長を調整することで得
られる。従つて面間Lを容易に変化させることが
できるので、必要な拡大率と拡大力が適宜選定で
き、しかも拡大率を大きくとり得る特質を有す
る。勿論拡大率と拡大力は、使用するエラストマ
ーの材質にも左右されるが、例えば一般的な高弾
性エラストマーであるウレタン系樹脂を用いた場
合では、その形状変化率が100%程度まで使用可
能である。
ところでこの発明は上記の実施例に限定されな
い。例えばエラストマーは高弾性材質であれば
種々採用できる。またエラストマーの円筒体に限
定されるものでもない。要するにエラストマーの
圧縮変形により内筒金具を拡大してホースに取付
け得る高弾性エラストマーであれば差支えない。
しかしウレタンエラストマーの如き高弾性材質の
エラストマー円筒体を使用することが好ましい。
またエラストマーを圧縮変形させる手段も格別上
記実施例に限定されるものでもなく種々採用でき
る。
い。例えばエラストマーは高弾性材質であれば
種々採用できる。またエラストマーの円筒体に限
定されるものでもない。要するにエラストマーの
圧縮変形により内筒金具を拡大してホースに取付
け得る高弾性エラストマーであれば差支えない。
しかしウレタンエラストマーの如き高弾性材質の
エラストマー円筒体を使用することが好ましい。
またエラストマーを圧縮変形させる手段も格別上
記実施例に限定されるものでもなく種々採用でき
る。
[発明の効果]
以上の通りこの発明は、内筒金具と外筒金具よ
りなる口金具にホース端部開口部を挿入し、拡大
してホースを固縛するに際し、内筒金具の内側に
高弾性エラストマーを用いて、そのエラストマー
の圧縮変形により拡大してホースに上記の口金具
を取り付ける塑性変形拡大式口金具付きホースの
製造方法において、内筒金具はホース端部の開口
内部にまで挿入しホース内径よりやや小さな外径
の拡大部と、ホース端部の外部に位置しホースの
端面部付近を境に漸次外径が増大してホース内径
とほぼ等しい外径に至る非拡大部とから構成さ
れ、高弾性エラストマーは両端部がわずかに傾斜
し中間部が上記内筒金具の拡大部に対する対向面
となつており、この高弾性エラストマーの圧縮変
形により上記の内筒金具をその拡大部において外
筒金具ごと拡大してホースに口金具を取り付ける
塑性変形拡大式口金具付きホースの製造方法なの
で、内筒金具とホース端部と外筒金具との各接触
面は平坦均一であり、そのために三者が強固な緊
締状態となり、ホース継手の装着時または液体の
輸送時の内圧に対しても金具とホースとの抜け防
止応力はきわめて優れている。また内筒金具の端
面部とホース端部との接触面は強固に接着される
ので、空隙部が存在せず、液体、スラリー等の輸
送材による浸蝕は起らない。
りなる口金具にホース端部開口部を挿入し、拡大
してホースを固縛するに際し、内筒金具の内側に
高弾性エラストマーを用いて、そのエラストマー
の圧縮変形により拡大してホースに上記の口金具
を取り付ける塑性変形拡大式口金具付きホースの
製造方法において、内筒金具はホース端部の開口
内部にまで挿入しホース内径よりやや小さな外径
の拡大部と、ホース端部の外部に位置しホースの
端面部付近を境に漸次外径が増大してホース内径
とほぼ等しい外径に至る非拡大部とから構成さ
れ、高弾性エラストマーは両端部がわずかに傾斜
し中間部が上記内筒金具の拡大部に対する対向面
となつており、この高弾性エラストマーの圧縮変
形により上記の内筒金具をその拡大部において外
筒金具ごと拡大してホースに口金具を取り付ける
塑性変形拡大式口金具付きホースの製造方法なの
で、内筒金具とホース端部と外筒金具との各接触
面は平坦均一であり、そのために三者が強固な緊
締状態となり、ホース継手の装着時または液体の
輸送時の内圧に対しても金具とホースとの抜け防
止応力はきわめて優れている。また内筒金具の端
面部とホース端部との接触面は強固に接着される
ので、空隙部が存在せず、液体、スラリー等の輸
送材による浸蝕は起らない。
またこの発明は、円筒状ホース端部の外側に口
金具の外筒金具を配置し、該円筒状ホースの内径
よりやや小さな外径を有する口金具の内筒金具
を、ホースの端部開口部内に挿入し拡大してホー
スを固縛するとき、内筒金具の内側に高弾性エラ
ストマーを用いて、そのエラストマーの圧縮変形
により拡大してホースに内筒金具を取付ける塑性
変形拡大式口金具付きホースの製造方法を採用し
ているため、拡大後の形状は均一であり、内筒金
具の傷や拡大用金属の損傷ということもなく、し
かも大きな拡大率がとれ、また拡大率及び拡大力
を調整することができるため、内筒金具の材質や
寸法精度の選択範囲を広くとることができ、さら
に小口径ホースにも適用できるという格別顕著な
効果を奏する。しかも従来の如く金属同士の接触
で内筒金具を拡大させるのではないことから、滑
材等を使用する必要もなく、汚染のない耐久性に
優れた口金具付きホースとすることができる。ま
た口金具の取付け作業は従来特殊技能を必要とし
ていたが、本発明の方法により、平易にしかも安
価に且つ短時間に行うことが出来、作業性を著し
く向上することができる。
金具の外筒金具を配置し、該円筒状ホースの内径
よりやや小さな外径を有する口金具の内筒金具
を、ホースの端部開口部内に挿入し拡大してホー
スを固縛するとき、内筒金具の内側に高弾性エラ
ストマーを用いて、そのエラストマーの圧縮変形
により拡大してホースに内筒金具を取付ける塑性
変形拡大式口金具付きホースの製造方法を採用し
ているため、拡大後の形状は均一であり、内筒金
具の傷や拡大用金属の損傷ということもなく、し
かも大きな拡大率がとれ、また拡大率及び拡大力
を調整することができるため、内筒金具の材質や
寸法精度の選択範囲を広くとることができ、さら
に小口径ホースにも適用できるという格別顕著な
効果を奏する。しかも従来の如く金属同士の接触
で内筒金具を拡大させるのではないことから、滑
材等を使用する必要もなく、汚染のない耐久性に
優れた口金具付きホースとすることができる。ま
た口金具の取付け作業は従来特殊技能を必要とし
ていたが、本発明の方法により、平易にしかも安
価に且つ短時間に行うことが出来、作業性を著し
く向上することができる。
第1図はホース端部へ口金具を配置した状態を
示す拡大前の要部拡大半断面図、第2図は同要部
の拡大後の拡大半断面図である。 1……ホース、2……内筒金具、3……外筒金
具、4……高弾性エラストマー、MF……口金
具。
示す拡大前の要部拡大半断面図、第2図は同要部
の拡大後の拡大半断面図である。 1……ホース、2……内筒金具、3……外筒金
具、4……高弾性エラストマー、MF……口金
具。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内筒金具と外筒金具よりなる口金具にホース
端部開口部を挿入し、拡大してホースを固縛する
に際し、内筒金具の内側に高弾性エラストマーを
用いて、そのエラストマーの圧縮変形により拡大
してホースに上記の口金具を取り付ける塑性変形
拡大式口金具付きホースの製造方法において、 内筒金具はホース端部の開口内部にまで挿入し
ホース内径よりやや小さな外径の拡大部と、ホー
ス端部の外部に位置しホースの端面部付近を境に
漸次外径が増大してホース内径とほぼ等しい外径
に至る非拡大部とから構成され、高弾性エラスト
マーは両端部がわずかに傾斜し中間部が上記内筒
金具の拡大部に対する対向面となつており、この
高弾性エラストマーの圧縮変形により上記の内筒
金具をその拡大部において外筒金具ごと拡大して
ホースに口金具を取り付けることを特徴とする塑
性変形拡大式口金具付きホースの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1069481A JPH02248794A (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | 塑性変形拡大式口金具付きホースの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1069481A JPH02248794A (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | 塑性変形拡大式口金具付きホースの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02248794A JPH02248794A (ja) | 1990-10-04 |
JPH0563675B2 true JPH0563675B2 (ja) | 1993-09-13 |
Family
ID=13403934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1069481A Granted JPH02248794A (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | 塑性変形拡大式口金具付きホースの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02248794A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5151015A (ja) * | 1974-10-29 | 1976-05-06 | Tokai Rubber Ind Ltd | Gomuhoosunotoritsukehoho |
JPS5241886A (en) * | 1975-09-29 | 1977-03-31 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | Insulation cable conductor for communication cable |
JPS56124786A (en) * | 1980-03-05 | 1981-09-30 | Hitachi Ltd | Joining method of different material tube |
-
1989
- 1989-03-22 JP JP1069481A patent/JPH02248794A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5151015A (ja) * | 1974-10-29 | 1976-05-06 | Tokai Rubber Ind Ltd | Gomuhoosunotoritsukehoho |
JPS5241886A (en) * | 1975-09-29 | 1977-03-31 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | Insulation cable conductor for communication cable |
JPS56124786A (en) * | 1980-03-05 | 1981-09-30 | Hitachi Ltd | Joining method of different material tube |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02248794A (ja) | 1990-10-04 |
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