JPH0563639U - マニホールドコンバータ - Google Patents
マニホールドコンバータInfo
- Publication number
- JPH0563639U JPH0563639U JP488392U JP488392U JPH0563639U JP H0563639 U JPH0563639 U JP H0563639U JP 488392 U JP488392 U JP 488392U JP 488392 U JP488392 U JP 488392U JP H0563639 U JPH0563639 U JP H0563639U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrugated sheet
- plate
- catalyst carrier
- metal catalyst
- exhaust gas
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- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、自動車のエンジンの排気マニホー
ルドに隣接して、排気ガスを浄化するために配置される
マニホールドコンバータに関し、金属触媒担体の入口側
に位置する波板と平板とが倒れることを有効に防止する
ことができるとともに、フィルムアウト現象を有効に防
止することを目的とする。 【構成】 金属触媒担体51の波板65を、入口側波板
65Aと中間部波板65Bと出口側波板65Cで構成
し、入口側波板65Aおよび出口側波板65Cを構成す
る金属板材の板厚を、中間部波板65Bの板厚より大き
くするとともに、入口側波板65Aおよび出口側波板6
5Cのセル数を、中間部波板65Bのセル数より少なく
して構成する。
ルドに隣接して、排気ガスを浄化するために配置される
マニホールドコンバータに関し、金属触媒担体の入口側
に位置する波板と平板とが倒れることを有効に防止する
ことができるとともに、フィルムアウト現象を有効に防
止することを目的とする。 【構成】 金属触媒担体51の波板65を、入口側波板
65Aと中間部波板65Bと出口側波板65Cで構成
し、入口側波板65Aおよび出口側波板65Cを構成す
る金属板材の板厚を、中間部波板65Bの板厚より大き
くするとともに、入口側波板65Aおよび出口側波板6
5Cのセル数を、中間部波板65Bのセル数より少なく
して構成する。
Description
【0001】
本考案は、自動車のエンジンの排気マニホールドに隣接して、排気ガスを浄化 するために配置されるマニホールドコンバータに関する。
【0002】
一般に、自動車の排気系には、排気ガスを浄化するため、例えば、特開平2− 180642号公報に開示されるような触媒コンバータが配置されている。
【0003】 図4は、この種の触媒コンバータのうち、自動車のエンジンの排気マニホール ドに隣接して配置されるマニホールドコンバータの一例を示すもので、図におい て符号11は、排気マニホールドを示している。
【0004】 この排気マニホールド11は、エンジンの排気側に固定されるマニホールド本 体13と、このマニホールド本体13に接続される複数の排気管15と、これ等 の排気管15を集合する集合部17とから構成されている。
【0005】 図において符号19は、横断面楕円形状の筒状容器を示している。 この筒状容器19には、排気ガス流入口21および排気ガス流出口23が形成 され、排気ガス流入口21が、排気マニホールド11の集合部17に接続されて いる。
【0006】 そして、筒状容器19内には、排気ガスを浄化するための金属触媒担体25が 収容されている。 この金属触媒担体25は、筒状容器19内に所定間隔を置いて配置される一対 のキャップ27の間に、保持材29を介して、挟持されている。
【0007】 図5は、この金属触媒担体25の詳細を示すもので、この金属触媒担体25は 、図6に示すように、長尺の金属製の波板27と平板29とを交互に重ね、これ 等を芯材を中心にして、円形形状に多重に巻回して仮コア部31を形成した後、 この仮コア部31を押し潰し、さらに、波板27と平板29とを、スポット溶接 等により固着して形成されている。
【0008】 なお、図6又は図7に示す如く、長尺の金属製の波板27の波の山部と谷部と の高さ27aは 0.5〜3.0mm 、波の山部と山部とのピッチ27bは 1.0〜3.0mm とした。又、図7の金属製の平板29には、金属製の波板27の波の高さよりも 低い小波29aが設けられている。この小波29aは、波の山部と谷部との高さ 29bは0.05〜0.5mm 、波の山部と山部とのピッチ29cは 1.0〜3.0mm とした 。
【0009】 上述したマニホールドコンバータでは、排気ガス流入口21から筒状容器19 内に流入したエンジンからの排気ガスは、筒状容器19内の金属触媒担体25に より浄化された後、排気ガス流出口23から流出し、例えば、図示しない消音器 に導かれ、消音された後大気中に排出される。
【0010】
しかしながら、このようなマニホールドコンバータでは、金属触媒担体25を 形成する波板27と平板29との肉厚が、例えば、50μmと非常に薄いため、 排気ガス流入口21から筒状容器19内に流入するエンジンからの排気ガスの偏 流により、例えば、図8に示すように、金属触媒担体25の入口側に位置する波 板27と平板29とが倒れ、金属触媒担体25への排気ガスの流入抵抗が増大す るという問題があった。
【0011】 また、このようなマニホールドコンバータでは、金属触媒担体25を波板27 と平板29とを巻回して形成しているため、金属触媒担体25の上下方向の振動 の繰り返しにより、波板27と平板29とを固着するスポット溶接部が破壊され 、図9に示すように、中央部に位置する波板27と平板29とが、下方に突出す るフィルムアウト現象が生じるという問題があった。
【0012】 本考案はかかる従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、 金属触媒担体の入口側に位置する波板と平板とが倒れることを有効に防止するこ とができるとともに、フィルムアウト現象を有効に防止することができるマニホ ールドコンバータを提供することにある。
【0013】
本考案に係るマニホールドコンバータは、排気ガス流入口および排気ガス流出 口が形成され、前記排気ガス流入口を排気マニホールドの排気管の集合部に接続 される筒状容器内に、排気ガスを浄化するための金属触媒担体を収容し、この金 属触媒担体を、金属からなる長尺の平板と波板とを巻回して形成してなるマニホ ールドコンバータにおいて、前記金属触媒担体の波板を、入口側波板と中間部波 板と出口側波板で構成し、前記入口側波板および出口側波板を構成する金属板材 の板厚を、中間部波板の板厚より大きくするとともに、前記入口側波板および出 口側波板のセル数を、中間部波板のセル数より少なくしてなるものである。
【0014】
本考案に係るマニホールドコンバータでは、排気マニホールドからの排気ガス は、入口側波板と平板により整流された後、金属触媒担体内に流入される。
【0015】 そして、入口側波板の板材の板厚が、中間部波板の板厚より大きくされている とともに、入口側波板のセル数が、中間部波板のセル数より少なくされているた め、入口側波板の板材が、排気ガスの偏流により倒れることが有効に防止される 。
【0016】 また、出口側波板の板材の板厚が、中間部波板の板厚より大きくされていると ともに、入口側波板のセル数が、中間部波板のセル数より少なくされているため 、出口側波板にはフィルムアウト現象が生じ難く、また、この出口側波板により 中間部波板の出口側端面が保持される。
【0017】
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説明する。 図1は、本考案に係るマニホールドコンバータの一実施例を示しており、符号 41は、排気マニホールドを示している。
【0018】 この排気マニホールド41は、エンジンの排気側に固定されるマニホールド本 体43と、このマニホールド本体43に接続される複数の排気管45と、これ等 の排気管45を集合する集合部47とから構成されている。
【0019】 図1において符号49は、排気ガスを浄化するための金属触媒担体51を収容 する横断面楕円形状の筒状容器を示している。 この筒状容器49には、排気ガス流入口53および排気ガス流出口55が形成 され、排気ガス流入口53が、排気マニホールド41の集合部47に接続されて いる。
【0020】 しかして、この実施例では、金属触媒担体51は、1枚の長尺の平板67と、 波板65とで構成されている。 この波板65は、長尺の入口側波板65Aと中間部波板65Bと出口側波板6 5Cとからなる。
【0021】 そして、入口側波板65Aおよび出口側波板65Cを構成する金属板材の板厚 を、中間部波板65Bの板厚より大きくするとともに、入口側波板65Aおよび 出口側波板65Cのセル数を、中間部波板65Bのセル数より少なくしてある。
【0022】 この実施例では、平板67および中間部波板65Bの板厚を50mm、入口側波 板65Aおよび出口側波板65Cの板厚を150mm、入口側波板65Aおよび出 口側波板65Cのセル数を100セル、中間部波板65Bのセル数を400セル とした。
【0023】 また、この実施例においても、平板67には、図7と同様に小波67aが付さ れている。 そして、金属触媒担体51は、筒状容器49内に、軸長方向に、所定間隔を置 いて配置される一対のキャップ61の間に、保持材63を介して、挟持されてい る。
【0024】 以上のように構成されたマニホールドコンバータでは、金属触媒担体51の波 板65を、入口側波板65Aと中間部波板65Bと出口側波板65Cで構成し、 入口側波板65Aおよび出口側波板65Cを構成する金属板材の板厚を、中間部 波板65Bの板厚より大きくするとともに、入口側波板65Aおよび出口側波板 65Cのセル数を、中間部波板65Bのセル数より少なくしたので、金属触媒担 体51の入口側に位置する入口側波板65Aと平板67とが倒れることを有効に 防止することができるとともに、フィルムアウト現象を有効に防止することがで きる。
【0025】 すなわち、上述したマニホールドコンバータでは、排気マニホールド41から の排気ガスは、入口側波板65Aと平板67とで構成される低セル高板厚部57 により整流された後、金属触媒担体51内に流入されるため、排気ガスの偏流に より、金属触媒担体51の入口側に位置する入口側波板65Aと平板67とが倒 れることが有効に防止される。
【0026】 一方、入口側波板65Aの板厚が、中間部波板65Bの板厚より大きくされて いるため、入口側波板65Aおよび平板67が、排気ガスの偏流により倒れるこ とが有効に防止され、排気ガスの流入抵抗が増大することもない。
【0027】 また、金属触媒担体51の下流側には、中間部波板65Bの板厚より大きい板 厚の出口側波板65Cと平板67とで構成される低セル高板厚部59が形成され ているため、出口側波板65Cと平板67との巻回強度を充分に大きく保つこと が可能となり、低セル高板厚部59にはフィルムアウト現象が生じ難く、一方、 この低セル高板厚部59により金属触媒担体51の出口側端面が保持されるため 、金属触媒担体51にフィルムアウト現象が生じることが有効に防止される。
【0028】 なお、以上述べた実施例では、平板67に小波67aを設けた場合について説 明したが、小波67aを設けない平板67を用いても良い。 また、以上述べた実施例では、筒状容器49としてクラムシェル型について説 明したが、金属触媒担体51の側部に外筒を設け、その両端部にディフューザを 設ける型としても良い。
【0029】
以上述べたように、本考案のマニホールドコンバータでは、入出口側に設けた 低セル高板厚部によって、金属触媒担体の入口側に位置する波板と平板とが倒れ ることを有効に防止することができるとともに、フィルムアウト現象を有効に防 止することができるという利点がある。
【図1】本考案のマニホールドコンバータの一実施例を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図2】図1のマニホールドコンバータの金属触媒担体
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図3】図2の金属触媒担体の製造方法を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】従来のマニホールドコンバータを示す断面図で
ある。
ある。
【図5】図4の金属触媒担体を示す斜視図である。
【図6】図5の金属触媒担体の製造方法を示す斜視図で
ある。
ある。
【図7】図5の金属触媒担体の別の製造方法を示す斜視
図である。
図である。
【図8】図5の金属触媒担体の入口側の波板および平板
の倒れを示す説明図である。
の倒れを示す説明図である。
【図9】図5の金属触媒担体の出口側のフィルムアウト
現象を示す説明図である。
現象を示す説明図である。
41 排気マニホールド 45 排気管 47 集合部 49 筒状容器 51 金属触媒担体 53 排気ガス流入口 55 排気ガス流出口 57,59 低セル高板厚部 65 波板 65A 入口側波板 65B 中間部波板 65C 出口側波板 67 平板
Claims (1)
- 【請求項1】 排気ガス流入口(53)および排気ガス
流出口(55)が形成され、前記排気ガス流入口(5
3)を排気マニホールド(41)の排気管(45)の集
合部(47)に接続される筒状容器(49)内に、排気
ガスを浄化するための金属触媒担体(51)を収容し、
この金属触媒担体(51)を、金属からなる長尺の平板
(67)と波板(65)とを巻回して形成してなるマニ
ホールドコンバータにおいて、前記金属触媒担体(5
1)の波板(65)を、入口側波板(65A)と中間部
波板(65B)と出口側波板(65C)で構成し、前記
入口側波板(65A)および出口側波板(65C)を構
成する金属板材の板厚を、中間部波板(65B)の板厚
より大きくするとともに、前記入口側波板(65A)お
よび出口側波板(65C)のセル数を、中間部波板(6
5B)のセル数より少なくしてなることを特徴とするマ
ニホールドコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP488392U JP2581698Y2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | マニホールドコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP488392U JP2581698Y2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | マニホールドコンバータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563639U true JPH0563639U (ja) | 1993-08-24 |
JP2581698Y2 JP2581698Y2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=11596083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP488392U Expired - Lifetime JP2581698Y2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | マニホールドコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581698Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8549837B2 (en) | 2009-12-02 | 2013-10-08 | Mazda Motor Corporation | Exhaust apparatus for transverse engine |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP488392U patent/JP2581698Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8549837B2 (en) | 2009-12-02 | 2013-10-08 | Mazda Motor Corporation | Exhaust apparatus for transverse engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2581698Y2 (ja) | 1998-09-24 |
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