JPH0562623A - X線発生装置の冷却装置 - Google Patents
X線発生装置の冷却装置Info
- Publication number
- JPH0562623A JPH0562623A JP25307591A JP25307591A JPH0562623A JP H0562623 A JPH0562623 A JP H0562623A JP 25307591 A JP25307591 A JP 25307591A JP 25307591 A JP25307591 A JP 25307591A JP H0562623 A JPH0562623 A JP H0562623A
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- Japan
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- cooling liquid
- anticathode
- cooling
- electron irradiation
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品の加工が容易であってコストが安く、し
かも冷却能力の高いX線発生装置の冷却装置を提供す
る。 【構成】 ターゲット4の電子照射部4aの裏面に沿っ
てその電子照射部4aに対して平行に設けられた冷却液
通路16と、その冷却液通路16に冷却液を供給する冷
却液供給路17,17’と、ターゲット4の電子照射部
4aにおける電子照射領域20を境として冷却液供給路
17,17’の反対側に設けられていて上記冷却液通路
16を流れた冷却液を外部へ排出する冷却液排出路1
8,18’とを有する冷却装置。
かも冷却能力の高いX線発生装置の冷却装置を提供す
る。 【構成】 ターゲット4の電子照射部4aの裏面に沿っ
てその電子照射部4aに対して平行に設けられた冷却液
通路16と、その冷却液通路16に冷却液を供給する冷
却液供給路17,17’と、ターゲット4の電子照射部
4aにおける電子照射領域20を境として冷却液供給路
17,17’の反対側に設けられていて上記冷却液通路
16を流れた冷却液を外部へ排出する冷却液排出路1
8,18’とを有する冷却装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極から発生した電子
を対陰極に衝突させて該対陰極からX線を放射するX線
発生装置に関する。特に、対陰極を冷却するための冷却
装置に関する。
を対陰極に衝突させて該対陰極からX線を放射するX線
発生装置に関する。特に、対陰極を冷却するための冷却
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にX線発生装置は、熱電子を放出す
る陰極(フィラメント)と、陰極に対向して配置された
対陰極(ターゲット)とを有している。陰極から放出さ
れた熱電子は、高速下で対陰極に衝突し、そのときその
対陰極からX線が放射される。この場合、陰極から放出
された電子のうち対陰極においてX線に変換されるもの
の割合は非常に低く、大部分の電子は対陰極において熱
に変換される。この結果、対陰極は非常に高温に発熱す
る。従って、X線発生処理を長時間にわたって行なうた
めには、対陰極を冷却する必要がある。
る陰極(フィラメント)と、陰極に対向して配置された
対陰極(ターゲット)とを有している。陰極から放出さ
れた熱電子は、高速下で対陰極に衝突し、そのときその
対陰極からX線が放射される。この場合、陰極から放出
された電子のうち対陰極においてX線に変換されるもの
の割合は非常に低く、大部分の電子は対陰極において熱
に変換される。この結果、対陰極は非常に高温に発熱す
る。従って、X線発生処理を長時間にわたって行なうた
めには、対陰極を冷却する必要がある。
【0003】対陰極を冷却するための冷却装置を備えた
従来のX線発生装置として図4に示すものが広く知られ
ている。この従来のX線発生装置は、内部が真空に保持
された角筒状の密封ケース1と、その密封ケース1の開
口端に固定されたベース2とを有している。密封ケース
1の内部空間には陰極、すなわちフィラメント3が設け
られており、そのフィラメント3に対向するように対陰
極、すなわちターゲット4がベース2に固定して配置さ
れている。フィラメント3は通電により加熱されて昇温
し、その昇温時に該フィラメント3から熱電子が放出さ
れる。放出された熱電子はターゲット4の電子照射部4
aに高速下で衝突し、その衝突の際に該ターゲット4か
らX線が放射される。放射されたX線の一部は密封ケー
ス1の適所に設けられたX線取出し用窓5を介して外部
へ取り出される。
従来のX線発生装置として図4に示すものが広く知られ
ている。この従来のX線発生装置は、内部が真空に保持
された角筒状の密封ケース1と、その密封ケース1の開
口端に固定されたベース2とを有している。密封ケース
1の内部空間には陰極、すなわちフィラメント3が設け
られており、そのフィラメント3に対向するように対陰
極、すなわちターゲット4がベース2に固定して配置さ
れている。フィラメント3は通電により加熱されて昇温
し、その昇温時に該フィラメント3から熱電子が放出さ
れる。放出された熱電子はターゲット4の電子照射部4
aに高速下で衝突し、その衝突の際に該ターゲット4か
らX線が放射される。放射されたX線の一部は密封ケー
ス1の適所に設けられたX線取出し用窓5を介して外部
へ取り出される。
【0004】ターゲット4の内部には断面円形状の空間
6が設けられており、その空間6の中にノズル7が配設
されている。ノズルの上端には非常に幅の狭いスリット
8が形成されている。また、ベース2内にはノズル7に
連通する冷却液供給管9及びターゲット空間6に連通す
る冷却液排出管10が設けられている。図示しない冷却
液供給源から供給される冷却液、例えば冷却水は、冷却
液供給管9を介してノズル7へ導かれ、スリット8から
ターゲット4の電子照射部4aの裏側へ勢いよく吹き付
けられる。この冷却水の吹き付け処理により、ターゲッ
ト4が冷却される。吹き付けられた冷却水は、その後、
冷却液排出管10を介して外部へ回収される。
6が設けられており、その空間6の中にノズル7が配設
されている。ノズルの上端には非常に幅の狭いスリット
8が形成されている。また、ベース2内にはノズル7に
連通する冷却液供給管9及びターゲット空間6に連通す
る冷却液排出管10が設けられている。図示しない冷却
液供給源から供給される冷却液、例えば冷却水は、冷却
液供給管9を介してノズル7へ導かれ、スリット8から
ターゲット4の電子照射部4aの裏側へ勢いよく吹き付
けられる。この冷却水の吹き付け処理により、ターゲッ
ト4が冷却される。吹き付けられた冷却水は、その後、
冷却液排出管10を介して外部へ回収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の冷却装置に
おいては、図5に示すように、冷却水がターゲット4の
裏面に当って両側に分流するので、その中心点に「よど
み」が生じて冷却能力が低下するという問題があった。
この問題を回避するため、図6に示すように、ターゲッ
ト裏面の中心点にノズル方向へ突出する突起11を設
け、冷却水の流れに「よどみ」が発生するのを防止する
ようにした技術が提案されている。しかしながらこのよ
うな突起11を設けるためには特殊加工が必要となり、
きわめてコストが高くなるという問題があった。また、
上記従来の冷却装置においては、ノズル7から噴出した
冷却水が狭い範囲で直角に曲るので、流水抵抗が大きく
なって冷却水が流れ難く、すなわち損失水頭が大きくな
って、冷却効率が著しく低下するという問題があった。
本発明は、従来の冷却装置における上記の各問題点に鑑
みてなされたものであって、部品の加工が容易であって
コストが安く、しかも冷却能力の高いX線発生装置の冷
却装置を提供することを目的とする。
おいては、図5に示すように、冷却水がターゲット4の
裏面に当って両側に分流するので、その中心点に「よど
み」が生じて冷却能力が低下するという問題があった。
この問題を回避するため、図6に示すように、ターゲッ
ト裏面の中心点にノズル方向へ突出する突起11を設
け、冷却水の流れに「よどみ」が発生するのを防止する
ようにした技術が提案されている。しかしながらこのよ
うな突起11を設けるためには特殊加工が必要となり、
きわめてコストが高くなるという問題があった。また、
上記従来の冷却装置においては、ノズル7から噴出した
冷却水が狭い範囲で直角に曲るので、流水抵抗が大きく
なって冷却水が流れ難く、すなわち損失水頭が大きくな
って、冷却効率が著しく低下するという問題があった。
本発明は、従来の冷却装置における上記の各問題点に鑑
みてなされたものであって、部品の加工が容易であって
コストが安く、しかも冷却能力の高いX線発生装置の冷
却装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る冷却装置は、陰極(フィラメント3)
から発生した電子を対陰極(ターゲット4)に衝突させ
て該対陰極からX線を発生するX線発生装置のための冷
却装置であって、対陰極の電子照射部(4a)の裏面に
沿ってその電子照射部に対して平行に設けられた冷却液
通路(16)と、上記冷却液通路に冷却液を供給する冷
却液供給路(17)と、上記対陰極の電子照射部内にお
ける電子照射領域(20)を境として上記冷却液供給路
の反対側に設けられていて、上記冷却液通路を流れた冷
却液を外部へ排出する冷却液排出路(18)とを有する
ことを特徴としている。
め、本発明に係る冷却装置は、陰極(フィラメント3)
から発生した電子を対陰極(ターゲット4)に衝突させ
て該対陰極からX線を発生するX線発生装置のための冷
却装置であって、対陰極の電子照射部(4a)の裏面に
沿ってその電子照射部に対して平行に設けられた冷却液
通路(16)と、上記冷却液通路に冷却液を供給する冷
却液供給路(17)と、上記対陰極の電子照射部内にお
ける電子照射領域(20)を境として上記冷却液供給路
の反対側に設けられていて、上記冷却液通路を流れた冷
却液を外部へ排出する冷却液排出路(18)とを有する
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】対陰極、特にその電子照射部(4a)は、その
裏面に沿って流れる冷却液によって冷却される。冷却液
は、対陰極に吹き付けられるのではなくて、電子照射部
に対して平行に設けられた冷却液通路(16)に従っ
て、電子照射部に沿って平行に流れる。これにより、冷
却液の流れが円滑になって対陰極に対する冷却効率が向
上する。また、対陰極の電子照射部の裏面に特別な加工
を施す必要がない。
裏面に沿って流れる冷却液によって冷却される。冷却液
は、対陰極に吹き付けられるのではなくて、電子照射部
に対して平行に設けられた冷却液通路(16)に従っ
て、電子照射部に沿って平行に流れる。これにより、冷
却液の流れが円滑になって対陰極に対する冷却効率が向
上する。また、対陰極の電子照射部の裏面に特別な加工
を施す必要がない。
【0008】
【実施例】図1は本発明に係る冷却装置を用いたX線発
生装置の一例を示している。同図において、図4に示し
た従来のX線発生装置と同一の部材は同一の符号を付し
てその説明は省略する。この冷却装置は、内部に断面円
形状の空間12を備えた対陰極、すなわちターゲット4
と、そのターゲット4の中に配設される隔壁部材13と
を有している。隔壁部材13は、図2に示すように、そ
の両側部分13a及び13bが長手方向に沿って断面欠
円状に切り欠かれており、そしてターゲット4内の空間
12に下方から挿入される。
生装置の一例を示している。同図において、図4に示し
た従来のX線発生装置と同一の部材は同一の符号を付し
てその説明は省略する。この冷却装置は、内部に断面円
形状の空間12を備えた対陰極、すなわちターゲット4
と、そのターゲット4の中に配設される隔壁部材13と
を有している。隔壁部材13は、図2に示すように、そ
の両側部分13a及び13bが長手方向に沿って断面欠
円状に切り欠かれており、そしてターゲット4内の空間
12に下方から挿入される。
【0009】図1において、ベース2の中央位置に上下
方向に沿って貫通穴14が設けられており、その貫通穴
14内に隔壁部材13がはめ込まれ、そして止めネジ1
5によって固定されている。隔壁部材13がターゲット
4の空間12内に挿入された状態で、隔壁部材13の頂
面と空間12の電子照射部4aとの間に電子照射部4a
と平行に延びる冷却液通路16が、隔壁部材13の左側
切欠部13aと空間12の側壁との間に冷却液通路16
に連通する冷却液供給路17が、そして隔壁部材13の
右側切欠部13bと空間12の側壁との間に冷却液通路
16に連通する冷却液排出路18がそれぞれ形成されて
いる。ベース2の内部の左側には冷却液供給管9が設け
られており、その反対側、すなわち右側には冷却液排出
管10が設けられている。図3(図1のIII−III
線に従った平面断面図)に示すように、冷却液供給管9
は上記の冷却液供給路17に連通し、冷却液排出管10
は上記の冷却液排出路18に連通している。
方向に沿って貫通穴14が設けられており、その貫通穴
14内に隔壁部材13がはめ込まれ、そして止めネジ1
5によって固定されている。隔壁部材13がターゲット
4の空間12内に挿入された状態で、隔壁部材13の頂
面と空間12の電子照射部4aとの間に電子照射部4a
と平行に延びる冷却液通路16が、隔壁部材13の左側
切欠部13aと空間12の側壁との間に冷却液通路16
に連通する冷却液供給路17が、そして隔壁部材13の
右側切欠部13bと空間12の側壁との間に冷却液通路
16に連通する冷却液排出路18がそれぞれ形成されて
いる。ベース2の内部の左側には冷却液供給管9が設け
られており、その反対側、すなわち右側には冷却液排出
管10が設けられている。図3(図1のIII−III
線に従った平面断面図)に示すように、冷却液供給管9
は上記の冷却液供給路17に連通し、冷却液排出管10
は上記の冷却液排出路18に連通している。
【0010】図1において、隔壁部材13の下端にツマ
ミ19が固定されている。止めネジ15を緩めた状態で
このツマミ19を回せば、隔壁部材13を長手方向軸線
を中心として軸回転させることができる。この軸回転に
より隔壁部材13は、図3において実線で示すライン状
X線取出し位置及び鎖線で示すポイント状X線取出し位
置の間で矢印A−A’のようにターゲット4に対する角
度位置が変化する。
ミ19が固定されている。止めネジ15を緩めた状態で
このツマミ19を回せば、隔壁部材13を長手方向軸線
を中心として軸回転させることができる。この軸回転に
より隔壁部材13は、図3において実線で示すライン状
X線取出し位置及び鎖線で示すポイント状X線取出し位
置の間で矢印A−A’のようにターゲット4に対する角
度位置が変化する。
【0011】以下、上記構成より成るX線発生装置につ
いてその作用を説明する。このX線発生装置は、X線取
出し用窓5(図1、図3)からライン状及びポイント状
の2種類のX線を取り出すことができる。ライン状X線
を取り出す場合には、フィラメント3から放射された電
子がターゲット4の電子照射部4aに照射される領域、
すなわち電子照射領域20が、図3に示すようにX線取
出し用窓5に対して平行になるようにフィラメント3の
位置が設定される。そしてこの場合、隔壁部材13は、
その断面の長手方向が電子照射領域20の長手方向と一
致するポイント状X線取出し位置(実線)に位置設定さ
れる。
いてその作用を説明する。このX線発生装置は、X線取
出し用窓5(図1、図3)からライン状及びポイント状
の2種類のX線を取り出すことができる。ライン状X線
を取り出す場合には、フィラメント3から放射された電
子がターゲット4の電子照射部4aに照射される領域、
すなわち電子照射領域20が、図3に示すようにX線取
出し用窓5に対して平行になるようにフィラメント3の
位置が設定される。そしてこの場合、隔壁部材13は、
その断面の長手方向が電子照射領域20の長手方向と一
致するポイント状X線取出し位置(実線)に位置設定さ
れる。
【0012】この状態において、X線取出し用窓5から
ライン状のX線が外部へ取り出される。X線が取り出さ
れている間、図示しない冷却液供給源から供給された冷
却水が冷却液供給管9、冷却液供給路17、冷却液通路
16、冷却液排出路18、そして冷却液排出管10の順
でターゲット4の内部を流れる。この冷却液、特にター
ゲット4の電子照射部4aに沿って延びる冷却液通路1
6内を流れる冷却液により、ターゲット4が冷却され
る。
ライン状のX線が外部へ取り出される。X線が取り出さ
れている間、図示しない冷却液供給源から供給された冷
却水が冷却液供給管9、冷却液供給路17、冷却液通路
16、冷却液排出路18、そして冷却液排出管10の順
でターゲット4の内部を流れる。この冷却液、特にター
ゲット4の電子照射部4aに沿って延びる冷却液通路1
6内を流れる冷却液により、ターゲット4が冷却され
る。
【0013】X線取出し用窓5からポイント状のX線を
取り出す場合には、図3において電子照射領域20の長
手方向がX線取出し用窓5に対して直角の方向を向くよ
うにフィラメント3(図1)が位置設定される。このと
き、隔壁部材13はツマミ19(図1)によってA’方
向へ回されて、その位置がポイント状X線取出し位置
(鎖線)へと変更される。この位置変更により、冷却液
供給路17は符号17’で示す位置へ移動し、冷却液排
出路18は符号18’で示す位置へ移動する。冷却液供
給路17及び冷却液排出路18がこのように位置移動す
ることにより、冷却液通路16(図1)を常に電子照射
領域20の長手方向に対して直角方向に延びるように配
置させることができる。これにより、電子照射領域20
の角度位置が切り換えられた場合にも、冷却液通路16
を流れる冷却水によって常に効率の良い冷却が行なわれ
る。
取り出す場合には、図3において電子照射領域20の長
手方向がX線取出し用窓5に対して直角の方向を向くよ
うにフィラメント3(図1)が位置設定される。このと
き、隔壁部材13はツマミ19(図1)によってA’方
向へ回されて、その位置がポイント状X線取出し位置
(鎖線)へと変更される。この位置変更により、冷却液
供給路17は符号17’で示す位置へ移動し、冷却液排
出路18は符号18’で示す位置へ移動する。冷却液供
給路17及び冷却液排出路18がこのように位置移動す
ることにより、冷却液通路16(図1)を常に電子照射
領域20の長手方向に対して直角方向に延びるように配
置させることができる。これにより、電子照射領域20
の角度位置が切り換えられた場合にも、冷却液通路16
を流れる冷却水によって常に効率の良い冷却が行なわれ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、冷却液供給路(1
7)、冷却液通路(16)、そして冷却液排出路(1
8)によって形成される冷却液流路が1本の滑らかな流
路となっているので、冷却液の流れに「よどみ」を生じ
ることがなく、よって冷却効率を向上させることができ
る。また、対陰極及び隔壁部材に対して何等、複雑な加
工を施す必要がないので、コストを著しく低減すること
ができる。
7)、冷却液通路(16)、そして冷却液排出路(1
8)によって形成される冷却液流路が1本の滑らかな流
路となっているので、冷却液の流れに「よどみ」を生じ
ることがなく、よって冷却効率を向上させることができ
る。また、対陰極及び隔壁部材に対して何等、複雑な加
工を施す必要がないので、コストを著しく低減すること
ができる。
【図1】本発明に係る冷却装置を用いX線発生装置の一
実施例を示す側面断面図である。
実施例を示す側面断面図である。
【図2】上記冷却装置を構成する主要部材を示す分解斜
視図である。
視図である。
【図3】図1におけるIII−III線に従った平面断
面図である。
面図である。
【図4】従来の冷却装置を用いたX線発生装置の一例を
示す側面断面図である。
示す側面断面図である。
【図5】従来の冷却装置の一例の要部を示す断面図であ
る。
る。
【図6】従来の冷却装置の他の一例の要部を示す断面図
である。
である。
3 フィラメント 4 ターゲット 4a 電子照射部 12 ターゲット
内空間 13 隔壁部材 13a,13b
断面欠円状切欠部 16 冷却液通路 17,17’ 冷
却液供給路 18,18’ 冷却液排出路 19 ツマミ 20 電子照射領域
内空間 13 隔壁部材 13a,13b
断面欠円状切欠部 16 冷却液通路 17,17’ 冷
却液供給路 18,18’ 冷却液排出路 19 ツマミ 20 電子照射領域
Claims (3)
- 【請求項1】 陰極から発生した電子を対陰極に衝突さ
せて該対陰極からX線を発生するX線発生装置のための
冷却装置であって、 対陰極の電子照射部の裏面に沿ってその電子照射部に対
して平行に設けられた冷却液通路と、 上記冷却液通路に冷却液を供給する冷却液供給路と、 上記対陰極の電子照射部表面における電子照射領域を境
として上記冷却液供給路の反対側に設けられていて、上
記冷却液通路を流れた冷却液を外部へ排出する冷却液排
出路とを有することを特徴とする冷却装置。 - 【請求項2】 内部に断面円形状の空間を有する対陰極
と、上記空間に挿入される柱状部材である隔壁部材とを
有しており、 隔壁部材の両側部分は断面欠円状に切り欠かれており、 隔壁部材の頂面と、対陰極の電子照射部との間に上記冷
却液通路が形成され、 隔壁部材の一方の断面欠円状の側壁面と、対陰極側壁と
の間に上記冷却液供給路が形成され、そして隔壁部材の
他方の断面欠円状の側壁面と、対陰極側壁との間に上記
冷却液排出路が形成されることを特徴とする請求項1記
載の冷却装置。 - 【請求項3】 隔壁部材が対陰極の空間内において軸回
転することによって対陰極に対する角度位置を変えられ
ることを特徴とする請求項2記載の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25307591A JPH0562623A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | X線発生装置の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25307591A JPH0562623A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | X線発生装置の冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562623A true JPH0562623A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=17246147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25307591A Pending JPH0562623A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | X線発生装置の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0562623A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103681180A (zh) * | 2013-12-16 | 2014-03-26 | 丹东奥龙射线仪器集团有限公司 | 开放式反射靶微焦点x射线管 |
WO2017038302A1 (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | ブルカー・エイエックスエス株式会社 | X線発生装置及び方法、並びに試料測定システム |
-
1991
- 1991-09-04 JP JP25307591A patent/JPH0562623A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103681180A (zh) * | 2013-12-16 | 2014-03-26 | 丹东奥龙射线仪器集团有限公司 | 开放式反射靶微焦点x射线管 |
WO2017038302A1 (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | ブルカー・エイエックスエス株式会社 | X線発生装置及び方法、並びに試料測定システム |
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