JPH0562364U - 雨滴センサの端子装置 - Google Patents

雨滴センサの端子装置

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JPH0562364U
JPH0562364U JP332992U JP332992U JPH0562364U JP H0562364 U JPH0562364 U JP H0562364U JP 332992 U JP332992 U JP 332992U JP 332992 U JP332992 U JP 332992U JP H0562364 U JPH0562364 U JP H0562364U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 合わせガラスで構成されるウインドシールド
ガラス1に、合わせガラスを構成する2枚のガラス板1
1、12の一方と中間膜13との間に介在させて、静電
容量型の雨滴センサを構成する透明の電極31を設け
る。電極31に接続される端子片71を設け、該端子片
71の電極に対する接続部7bに多数の小突起7cを形
成する。ガラス板の接合時に、接合圧力により小突起7
cが電極31に圧接し、電極31と端子片71との安定
した導通が確保される。接続部7bと電極31との間に
弾力性を有する導電性部材を介設しても良い。 【効果】 ガラス板を接合するだけで電極と端子片との
安定した導通が確保され、埋め込み式の雨滴センサにお
ける端子の取付けが容易になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のオートワイパ装置に用いられる雨滴センサの端子装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
本願出願人は、先に実願平2−405178号により、車外側と車内側の2枚 のガラス板を中間膜を介して接合して成る合わせガラスで構成されるウインドシ ールドガラスに、車外側ガラス板または車内側ガラス板と中間膜との間に介在さ せて静電容量手段を構成する1対の透明電極を設け、ウインドシールドガラスの 外表面に雨滴が付着したときに発生する透明電極間の静電容量の変化から雨滴を 検出するようにした雨滴センサを提案した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記雨滴センサは2枚のガラス板の接合部分に埋め込まれるため、ガラス外表 面にセンサを設けるものと異り、外界から保護され且つワイパの払拭動作を妨げ ないという利点があるが、透明電極を信号処理回路等に結線するために、ウイン ドシールドガラスの外方に延出される端子片を透明電極に接続する必要がある。 この場合、透明電極に対する端子片の接続部を該電極と前記中間膜との間に介挿 し、2枚のガラス板を中間膜を介して接合する際に接続部を挾み込んで透明電極 に接合することが考えられる。然し、ガラス板の接合圧力だけでは端子片と透明 電極との導通が不安定になり易く、この問題を解決することが望まれている。 本考案は、かかる要望に適合した雨滴センサの端子装置を提供することをその目 的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、請求項1の考案は、少なくとも2枚のガラス板を中間 膜を介して接合して成る合わせガラスで構成されるウインドシールドガラスに、 雨滴を検出する静電容量型センサを構成する透明電極を前記中間膜と前記ガラス 板との間に介在させて設け、透明電極に接続される端子片をウインドシールドガ ラスの外方に延出するものにおいて、透明電極に対する端子片の接続部を該透明 電極と前記中間膜との間に介挿し、該接続部の透明電極に対向する面に多数の小 突起を形成したことを特徴とする。
【0005】 また、請求項2の考案では、端子片の接続部と透明電極との間に弾力性を有す る導電性部材を介設した。
【0006】
【作用】
2枚のガラス板を中間膜を介して接合する際、請求項1の考案によれば、端子 片の接続部に形成した多数の小突起が透明電極に食い込むようにしてこれに圧接 し、一方、請求項2の考案によれば、端子片の接続部と透明電極との間に介設し た導電性部材が圧縮されて、該導電性部材が接続部と透明電極とに密着し、何れ の場合にも端子片と透明電極との安定した導通が確保される。
【0007】
【実施例】
図1を参照して、1は自動車のフロント側のウインドシールドガラスを示し、 ワイパ2で払拭されるウインドシールドガラス1の複数の領域に夫々雨滴センサ 3を設けた。
【0008】 ウインドシールドガラス1は、図2乃至図4に示す如く、車外側ガラス板11 と車内側ガラス板12とをポリビニルブチラール等の透明な絶縁材から成る中間 膜13を挾んで加熱加圧することにより互に接着して成る合わせガラスで構成さ れている。
【0009】 雨滴センサ3は櫛歯状の1対の透明電極31、32を両者間に一定の隙間を存 して並設して成るもので、該電極31、32は、ITO(インジウム錫酸化物) 等の電極形成物質を車外側ガラス板11の内面に真空蒸着、スパッタリング、印 刷等によって0.3ミクロン程度の薄膜状に被着することで形成されている。ウ インドシールドガラス1の外面に雨滴が付着すると、雨滴によって両電極31、 32間の静電容量が変化し、両電極31、32に結線される信号処理装置4にお いて雨滴センサ3をコンデンサとする発振回路を構成し、静電容量の変化を周波 数或いは電圧等の電気物理量として検出すれば、それによって雨滴を検出するこ とができる。そして、信号処理装置4からの信号により制御回路5を介してワイ パモータ6を自動的に制御するようにした。 車内側ガラス板12の内面には、前記両電極31、32の配置部を背方から覆 うように、透明導電膜から成るシールド電極33が設けられており、該電極33 を上記信号処理装置4に結線して接地し、雨滴センサ3を構成する前記両電極3 1、32が車内側から電気的に遮蔽されるようにした。
【0010】 前記各電極31、32、33の端末部はウインドシールドガラス1の外縁近傍 まで延びており、この端末部に接続される薄い金属板から成る各端子片71、7 2、73を設けて、該各端子片71、72、73にウインドシールドガラス1の 外方に延出する端子部7aを形成し、該端子部7aを車内側ガラス板12に沿っ て折曲げて車室内側に突出させ、各電極31、32、33を各端子片71、72 、73の端子部7aにおいて上記信号処理装置4に車室内側で結線し得るように した。
【0011】 該各端子片71、72、73は各電極31、32、33に対する接続部7bを 備えており、車外側ガラス板11と車内側ガラス板12とを中間膜13を介して 上記の如く接合する際、各電極31、32、33の端末部と中間膜13との間に 各端子片71、72、73の接続部7bを介挿しておき、両ガラス板11、12 の接合によって接続部7bが電極の端末部に接続されるようにした。 接続部7bの電極に対向する面には、図5に示す如く、多数の小突起7cが形 成されており、図3及び図4に示す如く、両ガラス板11、12の接合圧力によ りこれら小突起7cが電極に圧接して、電極との安定した導通が確保される。
【0012】 各端子片71、72、73の端子部7aの延出部分は絶縁性の樹脂から成る被 覆8によって覆われており、そのためウインドシールドガラス1と車体Aとの接 合部における絶縁性が確保され、水の浸入からも保護される。
【0013】 図6は他の実施例を示し、このものでは、各端子片71、72、73の接続部 7bと各電極31、32、33との間に導電性ゴムシートや導電性接着剤のよう な弾力性を有する導電性部材9を介設した。これによれば、両ガラス板11、1 2の接合圧力により導電性部材9が圧縮されて接続部7bと電極とに密着し、上 記実施例と同様に端子片と電極との安定した導通が確保される。
【0014】 尚、上記実施例では雨滴センサ3を構成する透明電極31、32を車外側ガラ ス板11と中間膜13との間に介設したが、中間膜13と車内側ガラス板12と の間に介設しても良く、また、3枚以上のガラス板を接合してウインドシールド ガラスを構成する場合にも同様に本考案を適用できる。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ウインドシールドガラスを 構成する合わせガラスの接合工程において透明電極と合わせガラスの中間膜との 間に端子片の接続部を挾み込むだけで、透明電極と端子片との安定した導通を確 保でき、埋め込み式の雨滴センサにおける端子の取付けが容易になる効果を有す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 雨滴センサのレイアウトを示す自動車前部の
斜視図
【図2】 本案装置を具備するウインドシールドガラス
の要部の斜視図
【図3】 図2のIII-III線断面図
【図4】 図2のIV-IV線断面図
【図5】 その端子片の斜視図
【図6】 他の実施例を示す図3に対応する断面図
【符号の説明】
1 ウインドシールドガラス 11、12 ガラ
ス板 13 中間膜 3 雨
滴センサ 31、32、33 透明電極 71、72、
73 端子片 7b 接続部 7c 小
突起 9 導電性部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2枚のガラス板を中間膜を介
    して接合して成る合わせガラスで構成されるウインドシ
    ールドガラスに、雨滴を検出する静電容量型センサを構
    成する透明電極を前記中間膜と前記ガラス板との間に介
    在させて設け、透明電極に接続される端子片をウインド
    シールドガラスの外方に延出するものにおいて、透明電
    極に対する端子片の接続部を該透明電極と前記中間膜と
    の間に介挿し、該接続部の透明電極に対向する面に多数
    の小突起を形成したことを特徴とする雨滴センサの端子
    装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも2枚のガラス板を中間膜を介
    して接合して成る合わせガラスで構成されるウインドシ
    ールドガラスに、雨滴を検出する静電容量型センサを構
    成する透明電極を前記中間膜と前記ガラス板との間に介
    在させて設け、透明電極に接続される端子片をウインド
    シールドガラスの外方に延出するものにおいて、透明電
    極に対する端子片の接続部を該透明電極と前記中間膜と
    の間に介挿すると共に、該接続部と透明電極との間に弾
    力性を有する導電性部材を介設したことを特徴とする雨
    滴センサの端子装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022534368A (ja) * 2019-05-26 2022-07-29 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 凍結の危険がある部品要素を静力学的に密封するためのパッキン装置

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6187467U (ja) * 1984-11-15 1986-06-07
JPH01209349A (ja) * 1987-12-28 1989-08-23 Ppg Ind Inc 湿気検出センサ

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