JPH0562326B2 - - Google Patents

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JPH0562326B2
JPH0562326B2 JP56183021A JP18302181A JPH0562326B2 JP H0562326 B2 JPH0562326 B2 JP H0562326B2 JP 56183021 A JP56183021 A JP 56183021A JP 18302181 A JP18302181 A JP 18302181A JP H0562326 B2 JPH0562326 B2 JP H0562326B2
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JP56183021A
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Naoto Kawamura
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Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPS5885434A publication Critical patent/JPS5885434A/ja
Publication of JPH0562326B2 publication Critical patent/JPH0562326B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F5/00Screening processes; Screens therefor

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は入力画像信号を階調処理し中間調画像
を形成する画像処理装置に関し、特にL×K個の
レベルの異なる複数の閾値によつて構成される閾
値マトリクスを主走査方向および主走査方向と直
交する副走査方向に繰り返し使用すると共に、入
力した1画素の画像データのレベルを前記閾値マ
トリクス内の複数の閾値と比較し、その比較結果
に応じて中間調画像を形成する画像処理装置に関
する。
従来、製版カラー画像の印刷においては、網目
版の製作にあたり、各色毎に網目版の網点用スク
リーンの角度を変えるのが普通である。その理由
は各色の合成によるモアレ縞の発生を防ぐためで
ある。例えば、水平走査方向に対し、マゼンタ版
を0度、イエロー版を15度、シアン版を30度、墨
版を60度、またはマゼンタ版を15度、シアン版を
30度、イエロー版を60度、墨版を90度というよう
にスクリーンの角度を変えている。また、スクリ
ーン角度を変えるにはコンタクト・スクリーンを
用いているが、コンタクト・スクリーンは寿命が
短い等問題点が多い。
コンタクト・スクリーンを用いずにスクリーン
角度を変える装置としては、網かけスキヤナーが
あり、この装置では、光源にコンタクト・スクリ
ーンに相当する光変調を与え、コンタクト・スク
リーン無しに網点画像を作成する。かかる装置に
おいて、任意のスクリーン角度を設定するには、
主走査の他に、これと特定角をなす副走査を行う
例が多い。例えば、特公昭55−31462号に開示さ
れているように、回転による主走査に加えて、ガ
ルバノメータの揺動ミラーの偏向による副走査を
行つて任意のスクリーン角度を設定する。
しかしながら、上述の従来装置は揺動ミラー等
の副走査を必要とするので、高価となり、かつミ
ラー調整や取扱いも煩雑になる欠点がある。
上述の点に鑑みて、本願人は主走査のみの走査
で、任意所望のスクリーン角度を簡単に設定でき
る画像記録方式を特願昭56−101159号として提案
した。
第1図はかかる画像記録方式による画像記録装
置の一実施例の基本構成を示す。ここで、1はカ
ラーテレビカメラ、2R,2G,2Bはそれぞれ
赤、緑、青各色の画像信号入力をデイジタル画像
信号に変換するA/D変換器、3R,3G,3B
はそれぞれA/D変換器2R,2G,2Bから得
られる赤、緑、青各色のデイジタル画像信号1画
面分を記憶するフレームメモリである。これらフ
レームメモリ3R,3G,3Bは中央処理装置
(CPU)4の制御下に書込みおよび読出しを制御
され、切換えスイツチ5をCPU4により制御し
て切換えることにより、赤、緑、青のフレームメ
モリからの読出し出力を順次に網点画像記録器6
へ転送する。網点画像記録器6は、比較器7、メ
モリ8、水平アドレス発生器9H、垂直アドレス
発生器9Vおよび画像記録装置、例えばレーザビ
ームプリンタ10より構成される。フレームメモ
リ3R,3G,3Bからは各画素ごとにその明度
データは出力され、また各画素を構成する微画素
をぬりつぶしていくことにより得られる順次が中
間調データがメモリ8より出力され、両データが
比較器7により比較され、その結果により画像記
録装置10のレーザ光のオン、オフを行う。
ここで、画像記録装置10の一例としてのレー
ザビームプリンタを第2図、第3図および第4図
に示す。第2図および第3図において、11Aは
感光ドラム、11Bは転写ドラムであり、それぞ
れ矢印の方向に回転し、感光ドラム11Aの回転
方向に添つて、その周囲に一次帯電器12、露光
同時帯電部13、全面露光器14、現像器15、
転写帯電器16、クリーニング部17を順次に配
置する。また、11Bは転写ドラムである。18
は第4図の光学系のうち集光レンズ19に至るま
での光ビーム走査部である。
次に、本例の光学系の詳細を第4図に示す。こ
こで、半導体レーザ23より出射された光ビーム
はコリメータレンズ24により平行光束となり、
高速回転している回転多面鏡25に入射する。回
転多面鏡25に入射した光ビームは、1つの反射
鏡面25−1で反射された後、結像手段としての
集光レンズ19を透過して感光ドラム11A上に
結像し、回転多面体25の回転にともなう反射鏡
面25−1の反射角に応じて主走査が行われる。
副走査は感光ドラム11Aの回転により行われ
る。入力信号Sinを半導体レーザ23に供給し、
それにより光強度が変調されたレーザビーム光に
より、感光ドラム11Aの面上には画像が形成さ
れる。各主走査の開始位置を揃える水平同期信号
を発生させるために、ビームの主走査開始位置よ
り僅かばかり外方をビームが通過するときに、そ
のビーム光をミラー21を介して光検出器22に
導くようにする。この光検出器22へ光が入射し
たときに水平同期信号を発生させる。この水平同
期信号が発生してから所定の時間を経た後に、前
記入力信号Sinを半導体レーザ23に供給する。
第2図および第3図において、一次帯電器12
により直流コロナ放電を回転中の感光ドラム11
Aの表面に印加し、該ドラム11Aの表面の感光
体を一様に正または負に帯電させる。露光同時帯
電部13においては、一次帯電と逆極性の直流コ
ロナ放電または交流コロナ放電を感光体に印加す
ると同時に、回転多面鏡25によつて主走査され
た光ビームを感光ドラム11A上に露光すること
により、感光ドラム11A上に静電潜像を形成さ
せる。次に、蛍光灯のような全面照射器14によ
り、感光体上の静電潜像に均一に光を照射するこ
とにより、記録光ビームの当つた個所と、当らな
い個所における表面電位差を大きくならしめ、高
コントラストの静電潜像を感光ドラム11Aの表
面上に生ぜしめる。
上述の高コントラスト静電潜像は現像器15に
より顕像化される。かかる現像はマグネツトブラ
シ法あるいはフアーブラシ法を可とする。その粉
末像を転写帯電器16により、転写ドラム11B
に巻かれた紙に静電的に転写する。現像器15は
イエロー(Y)15Y、マゼンタ(M)15M、
シアン(C)15C(第3図)についての3本の
ユニツトより成り、3回の現像で、すなわち感光
ドラム11Aが3回転することにより1枚のカラ
ー画像が、転写ドラム11Bに巻かれた紙に転写
される。感光ドラム11Aは像転写後、その上の
残余トナーをクリーニング部17のローラで拭き
取つてクリーニングを行う。
第5図は上述の画像記録方式を網点記録に適用
した1例を示し、ここでは3原色R,G,Bのう
ちR系についてのみ示す。フレームメモリ3R
(第1図参照)の出力とメモリ8の出力を比較器
7により比較し、その結果によりレーザ光のオ
ン、オフを制御することに関しては、すでに第1
図につき述べた。このようにレーザ光をオン、オ
フ制御し、第2〜4図示の如く、感光ドラム11
A上を走査して画像出力を得る方法は「濃度パタ
ーン法」と呼ばれている。これは、記録・表示面
における1画素をL×K(L,Kは正の整数)個
の微画素より成りマトリツクス要素により構成
し、その各々の微画素の塗りつぶし方、すなわち
白色微画素と着色微画素との配分により中間調を
再現する方法である。
画素をL×Kの微画素マトリツクスで構成する
ことにより、L×K+1階調の画像が得られる。
このような濃度パターン法には次のような利点が
ある。
(1) 1つの微画素の記録を白または黒の2値記録
すればよいため、システムが簡単である。
(2) そのため感光体のガンマは非線形でもよく感
光体の種類に存在しない。
第6図は1画素を4×4個の微画素から成るマ
トリツクスにより構成した例で、各画素の数値は
閾値と呼ばれ、対応する微画素の塗りつぶす順序
を示す。かかる画素サイズのマトリツクスを「閾
値マトリツクス」という。かかる画素構成により
中間調を再現しようとする場合、第6図示の番号
順に、順次に微画素を塗りつぶしていくことによ
り、0,1,2,3,……の17(=4×4+1)
階調の明度が得られ、しかもその塗りつぶし方は
画素の明度に応じてマトリツクスの中心部から周
囲に着色部分が拡つていくようにするので、網点
法と類似の効果をもつている。第7図は上記の塗
りつぶしの順に従つて順次に塗りつぶして行つた
ときの17階調の明暗パターンを示す。
再び第5図にもどり、濃度パターン法による網
点形成法を説明する。フレームメモリ3R(第1
図参照)より出力された1画素分の明度のデータ
37はメモリ8内に格納されている1画素分の閾
値データ38と比較器7により比較される。比較
器7からは、データ37がデータ38より大きけ
れば”1”、逆に小さければ”0”が出力される。
すなわち、比較器7において、入力の1画素のデ
ータ37は閾値マトリツクスの各成分のデータ3
8と逐次比較され、データ37が大きい個所の
み”1”すなわち黒く塗るように、比較出力がレ
ーザ駆動回路30へ出力され、第7図示の網点が
形成される。駆動回路30はレーザ23の発振を
制御する。レーザ発振器23より発生して、感光
ドラム11Aの表面の走査する光ビーム20の幅
は狭く、微画素より成る1行の幅程度である。
次に、画素の閾値マトリツクスが4×4の場合
で、フレームメモリ3Rの各画素の明度のデータ
37が0,1,2,……,16の17段階の値で表現
されている場合につき説明する。画像の左上の画
素のデータが、例えば「8」とすると、まずこの
データと、第6図示の閾値マトリツクスの第1行
の各微画素の閾値「14」,「10」,「6」,「15」とが
順次に比較され、その結果、閾値「6」の微画素
だけが塗りつぶされる。光ビーム走査の性質上、
光ビームはフレームメモリ3Rの次の右隣の画素
(そのデータを9とする)へ移り、前回と同様に
閾値マトリツクスの第1行の閾値「14」,「10」,
「6」,「15」と順次に比較され、前回同様閾値
「6」の微画素だけが塗りつぶされる。その次に
上記画素の右隣の第3の画素のデータと比較され
る。このようにして光ビーム走査が最右端まで行
くと、また元に戻つて第1の画素のデータ「8」
と今度は閾値マトリツクスの第2行目の閾値
「5」,「1」,「2」,「11」とが順次に比較され、
この結果、閾値「5」,「1」,「2」に対する微画
素が塗りつぶされる。同様にして、第1行目につ
いて4回の走査が終了すると最初の画素に対して
は第7図示のパターン8が、第2の画素に対して
は第7図示のパターン9が感光ドラム11A上に
記録される。第5回目の走査からは、フレームメ
モリ3Rの2行目の画素のデータが第6図示の閾
値マトリツクスの各閾値と上記と同様に比較され
る。このようにしてフレームメモリ3Rの最後の
行の画素とメモリ8内の微画素の閾値との比較が
終了すれば、1画面が濃度パターン法により、網
点式画像として記録されることとなる。以上は4
×4閾値マトリツクスの場合に付いて述べたが、
L≠KのL×K閾値マトリツクスに付いても容易
に説明することができる。第5図において、メモ
リ8内に格納されているL×K閾値マトリツクス
の1つの微画素を選択しその閾値データ38を取
り出すにあたつては、水平アドレス発生用カウン
タ32Hと垂直アドレス発生用カウンタ32Vと
を用いる。カウンタ32Hは微画素用クロツク発
生器34からのクロツク信号により駆動される。
カウンタ32Vは、光検出器22(第4図参照)
からの走査開始の信号を、水平同期信号発生器3
5を介して受信することにより駆動される。フレ
ームメモリ3R内に格納されている1つの画素を
選択するには、微画素が上記と同様にL×K閾値
マトリツクス構成の場合には、水平方向について
は、微画素用クロツク発生器34からのクロツク
信号を画素用水平クロツク発生器39により1/
Kに分周して得たクロツク信号により水平カウン
タ40を駆動し、垂直方向については、水平同期
信号発生器35の出力クロツク信号をカウンタ3
6で1/Lに分周して得たクロツク信号により垂
直カウンタ41を駆動することにより行う。画素
が選択されれば、その画素の明度データ37が比
較器8に出力される。第5図において33Hは、
水平初期値段設定カウンタ、33Vは垂直初期値
設定カウンタである。両者共”0”にセツトして
置けば、フレームメモリ3Rに格納されている画
像に対して、左上より既に述べたようにして水平
走査が行われ、L回の走査ごとに1行の画素の行
の走査が終り、順次このようにして、カウンタ4
1が最下段の画素行を指定し、この画素行に対す
るL回の水平走査が完了すれば画面のパターンが
記録される。第1図示の水平アドレス発生器9H
および垂直アドレス発生器9Vは、それぞれ第5
図のカウンタ32Hと33Hの組合わせおよびカ
ウンタ32Vと33Vの組合わせに対応する。第
8図は4×4の閾値マトリツクスの微画素の各々
に対する水平アドレス(00),(01),(10),(11)
と垂直アドレス(00),(01),(10),(11)とを示
し、これら両アドレスをカウンタ32Hおよびカ
ウンタ32Vにより指定することでメモリ8から
各微画素を選択できる。4×4の閾値マトリツク
スの微画素を用いる場合においては、初期値設定
カウンタ33Hおよび33Vを(00)にセツトし
て、フレームメモリ3R内の全部の画素の明度の
データ37が「4」の場合には、全部の画素に対
し第7図の網点式画像4が得られ、等濃度(等明
度)網点パターンは第9図のようになる。すなわ
ち、このときのスクリーン角は0度(あるいは90
度)となる。次に、水平方向のみ、初期値設定カ
ウンタ33Hの初期値を、前の値より1づつ進め
たとすると、第10図Aの如き閾値パターンとな
り、その画像は第10図Bの如くなる。この画像
の垂直方向に対してのスクリーン角度θ1は、 θ1=tan-11/4≒14度 となる。
一般に、L×Kの微画素より成る画素において
は、水平方向にのみ、初期値設定カウンタ33H
の初期値をiづつ進めたときの垂直方向に対する
スクリーン角θ1は、 θ1=tan-1(i/L) (1) で与えられ、iの値を変えることにより適宜にス
クリーン角度θ1を変化させることができる。
また、一般に、L×Kの微画素より成る画素に
おいては、垂直方向にのみ、初期値設定カウンタ
33Vの初期値をnづつ進めたときの水平方向に
対するスクリーン角θ2は、 θ2=tan-1(n/K) (2) で与えられ、nの値を変えることにより適宜にス
クリーン角度θ2を変化させることができる。
第11図Aは、垂直方向に対してもセツト時の
初期値設定カウンタ33Vを1づつカウントアツ
プして行つたときの閾値パターンであり、これに
より得られる出力網点パターンは第11図Bの如
くなる。前例と同様に垂直方向に対しては約14度
傾き、更に水平方向に対するスクリーン角度も約
14度だけ傾いている。
第11図Bにおいて、網点の形状が位置により
異なるのは、微画素の数が4×4と少ないためで
あり、微画素の数を大きくとれば、例えば8×8
等のマトリツクス構成とすれば、網点の形状が位
置によつて異なつてくることはなくなる。
しかし、一般にL×Kの微画素より成る画素に
より形成される画像について検討の結果、初期値
設定カウンタ3Hの初期値をiづつ進め、かつ、
初期値設定カウンタ33Vの初期値をnづつ進め
た場合には、常にモアレ現像の出現が防げるもの
とは限らぬことが明かとなつた。
この現像を更に一般化して説明する。すなわ
ち、L×Kの微画素より成る画素と、その画素の
H方向およびV方向に隣接して形成される画像と
において、上記H方向の隣りの画素およびV方向
の隣りの画素のそれぞれに対し、画素の中心とな
る微画素の位置がH方向およびV方向のいずれの
方向にも特定値だけ進められる場合について図面
を参照して説明する。
第12図は、一画素がL行×K列の微画素マト
リツクスより構成される画像を示し、その先頭
(左上端)の画素の網点の中心となる微画素の位
置を(p,g)、ただし(1pK,1g
L)とし、H方向の隣合つた画素の網点の中心と
なる微画素の位置を、H方向にm,V方向にn進
め、V方向の隣合つた画素の網点の中心となる微
画素の位置を、H方向にi,V方向にj進める場
合を示したものである。
H方向の第N番目の画素の網点の中心となる微
画素の位置は、 (p′M,g′N)=(p+Nm,g+Nn) ;mod(K,L) V方向の第M番目の画素の網点の中心となる微画
素の位置は (p″N,g″N)=(p+Ni,g+Nj) ;mod(K,L) ここでmod(K,L)は、H方向、V方向にそれ
ぞれK,Lを法(moduls)として加えることを
意味する。
ここで、一般的にm,n,i,jの値(正整
数)の値を任意にとつた場合には、スクリーン角
に連続性や均一性が無くなるという不都合が生ず
ることが実験的に確認された。この不都合の生ず
る場合を第13図(A),(B),(C)の簡単な例により説
明する。
第13図A,B,CはK=L=4の網点画像を
示し、 (A)は:m=o,n=1:i=1,j=o
のとき、 (B)は:m=o,n=ri=−1,j=−1
のとき、 (C)は:m=2,n=1:i=2,j=−
1のとき、 を示したものである。第13図(A),(B),(C)ともに
網点の中心位置が連続した格子空間を示していな
いという欠点がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、簡単
な構成で高品位の中間調画像が再現できる画像処
理装置を提供することにある。すなわち、本発明
は閾値マトリクスの複数の閾値を格納した格納手
段から最初に読出す閾値の読出し開始位置を入力
画像データの処理が進むにつれて順次変化させる
といつた簡単な構成でスクリーン角を有する網点
を形成することができると共に、入力画像データ
の処理が主走査方向に1画素ずつ進むにつれてマ
トリクス内の閾値読出し開始位置を主走査方向お
よび主走査方向と直交する副走査方向に順次mず
つずらし、一方、入力画像データの処理が副走査
方向に1画素ずつ進むにつれてマトリクス内の閾
値読出し開始位置を主走査方向および主走査方向
と直交する副走査方向に順次−mずつずらすよう
にしたので、スクリーン角を有する網点によつて
形成される格子空間を均一にすることができ、こ
れにより高品位な中間調画像を形成することがで
きる。
以下、本発明を図面を参照して説明する。第1
4図(A),(B),(C)はK=L=4の網点画像を示し、 (A)は:m=1,n=1,i=−1,j=−1の
とき、 (B)は:m=2,n=2,i=2,j=−2のと
き、 (または、m=−2,n=−2,i=2,
j=2) (C)は:m=3,n=3,i=−3,j=−3の
とき、 (または、m=−1,n=−1,i=1,
j=1) を示したものである。図から解るように、網点の
中心となる微画素の各格子点は、均一な格子空間
を形成している。この他多数の例に付いて図上よ
り検討を行つた結果、一般に、m=n=α,i=
j=−αのとき各格子点は均一で一様な格子空間
を形成する(ただし、K=Lのときに限る。)こ
とが認められた。K≠Lの場合、例えば第15図
に示す、K=6,L=4の場合には、m=n=
1,i=j=−1であつても各格子空間は一様で
ない。
上記の如く、H方向、V方向の双方に降接す各
画素の網点中心を、順次にH−,V−方向にm=
n=α,i=j=−αだけシフトすることは、第
5図においてメモリ垂直初期値設定カウンタ33
Vおよびメモリ水平初期値設定カウンタ33Hに
微画素用クロツク34からの信号を入力する回
路、例えば第16図の回路を設けることによつて
実現することができる。
第16図は1画素が8×8の微画素より成る場
合のスクリーン角任意設定の回路の一実施例を示
したものである。ここでは、1画素が8×8の微
画素から成るので、メモリへ与えるアドレスは、
H方向、V方向共に各3ビツトでよい。
今、スクリーン角設定のデイジタルスイツチ5
0によりmというデータを設定したとする(0≦
m≦8)。ラツチ回路53の出力は加算器51に
帰還され、ラツチ回路53においてH方向画素ク
ロツク60によつて順次加算された出力が3ビツ
ト分(つまり8を法として)得られる。ここで、
H方向画素クロツク60は、ここでは8画素で1
画素を成すため、微画素クロツクの8倍の周期を
持つクロツクである。
一方ラツチ回路54からの出力は減算器52に
より、V方向画素クロツク61に応動して順次減
算される。ここでも同様に3ビツト分が8を法と
して得られる。ここでV方向画素クロツク61は
8Hライン毎に出力され、つまり、水平同期信号
62の8倍の周期を有する。
上記2つのラツチ回路53および54の出力は
加算器55により加算され各記録ラインの頭位置
(H方向書込みの先頭)のメモリアドレスが決定
される。即ち、H方向に対しては、光検出器(第
4図)から得られた水平同期信号62によりリセ
ツトされ(0出力)、V方向画素クロツク61に
よりm,2m,3m……:modmが得られる。加算
器55からの出力はカウンタ56および57に加
えられ、ここでV方向アドレスおよびH方向アド
レスが形成され、それぞれカウンタ33Hおよび
33Vに供給される。ここで、まず、H方向アド
レスはカウンタ56に微画素クロツク63を与え
ることにより加算器55からの出力を初期値とし
てクロツク63を順次カウントアツプして形成さ
れる。V方向アドレスはカウンタ57に水平同期
信号62をクロツクとして供給し、加算器55か
らの出力を初期値としてクロツク62を順次カウ
ントアツプすることにより形成される。いずれも
3ビツト分の出力が8を法として取り出される。
以上のようにして得られたH方向およびV方向ア
ドレス信号をメモリ駆動用のアドレス信号として
カウンタ33Hおよび33Vにそれぞれ供給する
ことにより前述のスクリーン角を得ることができ
る。
以上説明したように、本発明は閾値マトリクス
の複数の閾値を格納した格納手段から最初に読出
す閾値に読出し開始位置を入力画像データの処理
が進むにつれて順次変化させるといつた簡単な構
成でスクリーン角を有する網点を形成することが
できると共に、入力画像データの処理が主走査方
向に1画素ずつ進むにつれてマトリクス内の閾値
読出し開始位置を主走査方向および主走査方向と
直交する副走査方向に順次mずつずらし、一方、
入力画像データの処理が副走査方向に1画素ずつ
進むにつれえマトリクス内の閾値読出し開始位置
を主走査方向および主走査方向と直交する副走査
方向に順次−mずつずらすようにしたので、スク
リーン角を有する網点によつて形成される格子空
間を均一にすることができ、これにより高品位な
中間調画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は先提案の画像記録方式の画像記録装置
の一例の構成を示すブロツク図、第2図および第
3図はそれぞれ第1図示の画像記録装置の斜視図
および側面図、第4図は上記画像記録装置の光学
系の一例を示す斜視図、第5図は上記画像記録装
置に適用した網点画像方式の一例を示すブロツク
図、第6図は4×4閾値マトリツクス図、第7図
は第6図示の閾値マトリツクスの塗りつぶし順に
従つて順次にできた網点画像を示すパターン図、
第8図は4×4微画素マトリツクスの各要素のア
ドレスの説明図、第9図は第6図示の微画素マト
リツクスを用いたときの全画素が明度4のときの
網点画像を示すパターン図、第10図(A)は水平方
向の閾値マトリツクスの読み出し位置を順次に移
動したときの閾値パターン図、第10図(B)は第1
0図(A)に対する網点画像を示すパターン図、第1
1図(A)は水平および垂直方向の閾値マトリツクス
の読出し位置を順次に移動した場合の閾値パター
ン図、第11図(B)は第11図(A)に対する網点画像
を示すパターン図、第12図はL行×K列の微画
素マトリツクスによる画素が形成する画像におけ
る先頭の画素の網点の中心微画素と、相隣る水平
方向および垂直方向のそれぞれの画素における中
心微画素との位置の差を表わす各符号を示す図、
第13図(A),(B),(C)は微画素が4×4マトリツク
スのときの第12図の具体例で網点の中心位置が
連続た格子空間を示さない場合を示す図、第14
図(A),(B),(C)は第12図の具体例で網点の中心位
置が連続した格子空間を示す本発明の実施例を示
す図、第15図は本発明の一部条件を満たすがK
≠Lのため格子空間が一様にならない場合を例示
する図および第16図は一画素が8×8の微画素
より成る場合のスクリーン各任意設定の一回路例
を示すブロツク図である。 1……テレビカメラ、2R,2G,2B……
A/D変換器、3R,3G,3B……フレームメ
モリ、4……CPU、5……切換スイツチ、6…
…網点画像記録器、7……比較器、8……メモ
リ、9H……水平アドレス発生器、9V……垂直
アドレス発生器、10……画像記録装置、11A
……感光ドラム、11B……転写ドラム、12…
…一次帯電器、13……露光同時帯電器、14…
…全面露光器、15……現像器、16……転写帯
電器、17……クリーニング部、18……光ビー
ム走査部、19……集光レンズ、20……走査ビ
ーム、20−1……感光ドラム上の走査ビーム、
21……ミラー、22……ビームデテクタ、23
……半導体レーザ、24……コリメータレンズ、
25……回転多面鏡、25−1……反射鏡面、3
0……レーザ駆動回路、32H……メモリ水平カ
ウンタ、32V……メモリ垂直カウンタ、33H
……メモリ水平初期値設定カウンタ、33V……
メモリ垂直初期値設定カウンタ、34……微画素
用クロツク、35……水平同期信号発生器、36
……ステツプダウンカウンタ、39……画素用水
平クロツク、40……フレームメモリ用水平カウ
ンタ、41……フレームメモリ用垂直カウンタ、
K,L……微画素マトリツクスの行数および列
数、m,n……先頭画素と水平方向に隣接する画
素の網点中心位置のそれぞれ水平および垂直方向
の変位、i,j……先頭画素と垂直方向に隣接す
る画素の網点中心位置のそれぞれ水平および垂直
方向の変位、50……スクリーン角設定用スイツ
チ、51……加算器、52……減算器、53,5
4……ラツチ回路、55……加算器、56,57
……カウンタ、60……H方向画素クロツク、6
1……V方向画素クロツク、62……水平同期信
号、63……微画素クロツク、64……垂直同期
信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 L×K(L,Kは正の整数でL=K)個のレ
    ベルの異なる複数の閾値によつて構成される閾値
    マトリクスを入力画像データに対し主走査方向お
    よび該主走査方向と直交する副走査方向に繰返し
    使用するとともに、入力した1画素の画素データ
    のレベルを前記閾値マトリクス内の複数の閾値と
    比較し、入力画像データのレベルの方が前記閾値
    よりも大きい部分を画像として記録する画像処理
    装置において、 前記閾値マトリクスを構成する複数の閾値を格
    納する格納手段と、 前記格納手段に格納されている複数の閾値の中
    から初期値設定カウンタによりセツトされたアド
    レス値に格納された閾値を読出し開始閾値として
    初めに読出すと共に、前記初期値設定カウンタに
    よりセツトされたアドレス値をカウントアツプし
    順次複数の閾値を読出す読出し手段と、 前記読出し手段により順次読出される複数の閾
    値を1画素の画像データのレベルと比較する比較
    手段とを有し、 入力画像データの比較処理が主走査方向に1画
    素ずつ進むにつれて、前記読出し手段は前記比較
    のために用いられる閾値マトリクス内の閾値の読
    出し開始位置をマトリクス内の主走査方向および
    該主走査方向と直交する副走査方向にm(mは正
    の整数)ずつずらすよう前記初期値設定カウンタ
    のカウンタ値をセツトし、 一方、入力画像データの比較処理が副走査方向
    に1画素ずつ進むにつれて、前記読出し手段は前
    記比較のために用いられる閾値マトリクス内の閾
    値の読出し開始位置をマトリクス内の主走査方向
    および該主走査方向と直交する副走査方向に−m
    ずつずらすよう前記初期値設定カウンタのカウン
    タ値をセツトすることを特徴とする画像処理装
    置。
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