JPH0562175A - 磁気記録媒体の耐久性試験方法および耐久性試験装置 - Google Patents

磁気記録媒体の耐久性試験方法および耐久性試験装置

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JPH0562175A
JPH0562175A JP3252893A JP25289391A JPH0562175A JP H0562175 A JPH0562175 A JP H0562175A JP 3252893 A JP3252893 A JP 3252893A JP 25289391 A JP25289391 A JP 25289391A JP H0562175 A JPH0562175 A JP H0562175A
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JP
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Application number
JP3252893A
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English (en)
Inventor
Yuichi Ota
裕一 太田
Jun Takahashi
順 高橋
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気記録媒体の耐久性を短時間に効率よく測
定する方法および装置を提供する。 【構成】 記録媒体面上に接触子を配置して、記録媒体
の回転の開始および停止を繰り返すコンタクト・スター
ト・ストップ試験による記録媒体の耐久性試験方法にお
いて、接触子が浮上せず記録媒体面と接触している時の
み、記録媒体を回転する。所定の回転後、摩擦力を測定
することによって、従来のCSS試験で得られる耐久性
と同じ評価結果を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体の耐久性試
験方法および耐久性試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生用の磁気記録媒体の耐久性
試験方法には、磁気ヘッドと磁気記録媒体の摺動に着目
したもの、衝撃に着目したもの、面接触や線接触や点接
触に着目したもの、磁気装置における使われ方に着目し
たものなどがある。一般に、ドライブとして使用したと
きの耐久性に最も相関する結果の得られるコンタクト・
スタート・ストップ試験(以下、CSS試験と言う)が
代表的である。
【0003】図6を用いてCSS試験の試験方法を説明
する。CSS試験は図6において、(t1+t2)秒で
所定の回転数まで上げ、その回転数でt3秒間保持し、
(t4+t5)秒でその回転数を0に戻し、t6秒間そ
の停止状態を保つ。これらの所要時間の総計(t1+t
2+t3t4+t5+t6)秒が1サイクルとなる。こ
れをドライブ装置のの保証限度に合わせて数万回から1
0万回程度まで繰り返す。この試験において、磁気記録
媒体の受けるダメージを定量的に測定する方法として、
所定のサイクル終了後動摩擦係数を測定する方法があ
る。この方法によれば、ドライブとして装置を組み上げ
た際の磁気記録媒体の耐久性を磁気記録媒体の単体レベ
ルで簡単に予測することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このC
SS試験は長時間を要するという欠点がある。例えば、
1サイクル10秒としても10万回行うためには10日
以上を要する。本発明はこのような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、短時間でCSS試験の結果と同等の
結果を得る耐久性試験方法および耐久性試験装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録媒体の
耐久性試験方法は、記録媒体面上に接触子を配置し、前
記磁気記録媒体の回転の開始および停止を繰り返すコン
タクト・スタ−ト・ストップ試験による磁気記録媒体の
耐久性試験方法において、前記接触子が浮上せず前記磁
気記録媒体面と接触している時のみ、前記磁気記録媒体
を回転させることを特徴とするものである。
【0006】また、この試験方法を実施するための試験
装置であって、被測定記録媒体を回転駆動する手段と、
前記手段に装着した被測定磁気記録媒体と接触して摩擦
力を発生させる接触子と、前記被測定磁気記録媒体と接
触子との間の接触状態を測定する手段と、前記測定手段
からの信号にもとづき、前記接触子の接触状態を検知
し、前記回転駆動手段の回転数を制御する制御手段とを
有することを特徴とする磁気記録媒体の耐久性試験装置
である。
【0007】以下、本発明について、さらに詳細に説明
する。まず第1の発明は、従来、磁気記録媒体面に接触
子を配置して、磁気記録媒体の回転を開始して、読み書
きする定常状態まで回転数を上げた後、回転数を減じて
停止する操作を1サイクルとし、これを所定回数繰り返
した後、磁気記録媒体面と接触子の動摩擦係数を測定す
るCSS試験による記録媒体の耐久性試験方法におい
て、前記1サイクルを接触子が浮上せず記録媒体と接触
している時間のみとすることを特徴とするものである。
【0008】すなわち、図1に本発明の試験方法の記録
媒体の回転数の変化のサイクルを示すが、t1、t5は
従来のCSS試験のサイクル(図6)に於けるt1、t
5に相当しており、この時間は接触子が浮上せず、記録
媒体と接触している時間であり、この操作を所定回数繰
り返すことにより、従来のCSS試験における回転開始
および停止を所定回数繰り返すのと同様の効果が得られ
るのである。
【0009】第2の発明は、前記記録媒体の耐久性試験
方法を行うための装置であって、実施例をもとに具体的
に説明する。本発明の接触子は、例えば、実際のドライ
ブで使用される薄膜磁気ヘッドでもよく、レーザー光を
透過するような材料で作成されたものでもよい。また、
磁気記録媒体の上面及び下面いずれの方向に配置するこ
ともできる。
【0010】
【作用】本発明の磁気記録媒体の耐久性試験方法は、ド
ライブとして使用した時の耐久性に最も相関性の得られ
るCSS試験において、磁気記録媒体の耐久性は磁気記
録媒体と接触子の接触する時間によって決定され、接触
子が浮上している時間は耐久性に関して何の影響も及ぼ
さないことを実証することができたので、この接触子が
浮上している時間を省略して、接触時間のみのサイクル
を繰り返し操作した後、記録媒体と接触子の間の動摩擦
係数を測定することにより実際のドライブにおけるCS
S回数を求めることができ、記録媒体の耐久性を判定す
ることができる。また、接触子の浮上は記録媒体と接触
子との間の動摩擦係数の測定やレーザーによる測定によ
って検知することが可能で、これを利用して効率的に耐
久性を判定する装置を提供することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。 〔実施例1および比較例1〕図3に本発明の磁気記録媒
体の耐久性試験装置のモデル図を示す。1は被測定物で
ある磁気記録媒体、2は磁気記録媒体と接触して摩擦力
を発生させる接触子であり、3はこの接触子を支持する
支持体、4は磁気記録媒体と接触子の摩擦力を測定する
測定部である。5は測定し摩擦力からCSS回数を算出
する演算部である。6は検出された信号により、被測定
磁気記録媒体の回転駆動部を制御する制御部、7は被測
定磁気記録媒体を装着し、回転させる回転駆動部であ
る。5の演算部は必ずしも必要がなく、4の測定部によ
って測定された動摩擦係数から従来のCSS試験の耐久
性を算出することができる。
【0012】被測定磁気記録媒体として3.5インチの磁
気記録媒体を使用し、2の接触子として実際の磁気記録
ドライブで使用される薄膜磁気ヘッドを使用した。図1
は本発明の磁気記録媒体の耐久性試験方法の被測定磁気
記録媒体の回転数(回転駆動手段の回転数と同じ)の変
化のサイクルの説明図である。まず、3.5インチの磁気
記録媒体を回転駆動部7に装着し、回転を開始し、図1
に示すように徐々に回転数を増加していった。この間、
磁気記録媒体1と薄膜磁気ヘッド2の間の摩擦力は支持
体3を介して、摩擦力の測定部4で測定されるが、磁気
記録媒体の回転数の増加とともに薄膜磁気ヘッドは徐々
磁気記録媒体から離れる方向に移動していき、t1秒後
にbの回転数に達した時、薄膜磁気ヘッドは浮上する。
この時、摩擦力はなくなり、動摩擦係数は0となる。こ
の信号が測定部4で検出され、制御部6を介して、回転
駆動部7を制御し、回転数を徐々に低減し、t5秒で停
止とし、1サイクルとした。この1サイクルに要した時
間(t1+t5)秒は3秒であった。摩擦力を測定する
測定部4はロードセルを利用して、作製されているが、
これに限るものではない。
【0013】これを100回から50000回(N1:
100回、N2:1000回、N3:5000回、N
4:10000回、N5:50000回)繰り返した。
所定回数繰り返した後、回転数1rpmの状態で動摩擦
係数を測定した。動摩擦係数を測定する時の回転数は
0.05〜10rpmが好ましく、さらに好ましくは
0.05〜10rpmが良い。
【0014】この時、比較例1として、従来のサイクル
図6において(t1+t2)秒は5秒、t3秒は3秒、
(t4+t5)秒は5秒、t6秒は2秒で、(t1+t
2+t3+t4+t5+t6)秒=15秒を1サイクル
として、実施例1と同様に100回から50000回繰
り返した後、同じ条件で動摩擦係数を測定した。実施例
1と比較例1の動摩擦係数の測定結果の相関図を図4に
示す。この図から本発明の試験方法によって、従来のC
SS試験と同等の結果を得ることができることがわか
る。また、実施例1は図1における(t1+t5)秒が
3秒であったので、従来のCSS試験が要する時間の5
分の1の時間で試験できることになる。
【0015】〔実施例2〕実施例1の磁気記録媒体と磁
気ヘッドの接触時間(t1+t5)を100回繰り返す
代わりに、図2に示すように(t1+t5)の100回
分(M1)の時間(t7)で磁気記録媒体の回転開始か
ら、回転速度の漸増、薄膜磁気ヘッドの浮上と同時に、
回転速度の漸減から停止までを1サイクル〔(t1+t
2)×(M1〜M6)=t7〕とし、この後、磁気記録
媒体と薄膜磁気ヘッドの間の摩擦係数を測定し、比較例
1の従来のCSS回数100回後の動摩擦係数と比較し
た。薄膜磁気ヘッドの浮上はレーザーによる測定部4’
で測定し、この信号にもとずき回転駆動部を制御した。
【0016】同様に500回分(M2)、1000回分
(M3)、5000回分(M4)、10000回分(M
5),50000回分(M6)に相当する時間で上記1
サイクルを実施し、その後の動摩擦係数を測定し、比較
例1の従来のCSS試験の動摩擦係数の測定値と比較し
た結果、図5に示すとおり、相関係数1でよく一致して
いることがわかる。
【0017】
【発明の効果】本発明の試験方法を行うことにより、試
験時間を大幅に短縮することができ、磁気記録媒体の耐
久性について、従来のCSS試験と同等の評価結果が得
られる。また、本発明の試験装置を用いることによっ
て、自動的に、短時間で容易に磁気記録媒体の耐久性を
判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を説明する記録媒体の回転数
の変化を示す図である。
【図2】本発明の実施例2を説明する記録媒体の回転数
の変化を示す図である。
【図3】本発明の記録媒体耐久性測定装置のモデル図を
示す。
【図4】実施例1と比較例1の動摩擦係数の測定値の相
関図である。
【図5】実施例2と比較例1の動摩擦係数の測定値の相
関図である。
【図6】従来の試験方法(CSS試験)を説明する記録
媒体の回転数の変化を示す図である。
【符号の説明】
t1,t2,t3,t4,t5,t6,t7:所要時間
(秒) a :磁気ヘッドが浮上する点の磁気記録媒体の回転数 b :CSS試験における磁気記録媒体の最大回転数 1 :被測定磁気記録媒体 2 :接触子 3 :接触子を支持する支持体 4 :摩擦力測定部 4’:レーザーによる浮上状態測定部 5 :摩擦力からCSS回数を算出する演算部 6 :回転駆動部を制御する制御部 7 :回転駆動部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体面上に接触子を配置し、前
    記磁気記録媒体の回転の開始および停止を繰り返すコン
    タクト・スタ−ト・ストップ試験による磁気記録媒体の
    耐久性試験方法において、前記接触子が浮上せず前記磁
    気記録媒体面と接触している時のみ、前記磁気記録媒体
    を回転させることを特徴とする磁気記録媒体の耐久性試
    験方法。
  2. 【請求項2】 被測定磁気記録媒体を回転駆動する手段
    と、前記手段に装着した被測定磁気記録媒体と接触して
    摩擦力を発生させる接触子と、前記被測定磁気記録媒体
    と接触子との間の接触状態を測定する手段と、前記測定
    手段からの信号にもとづき、前記接触子の接触状態を検
    知し、前記回転駆動手段の回転数を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする磁気記録媒体の耐久性試験装
    置。
JP3252893A 1991-09-05 1991-09-05 磁気記録媒体の耐久性試験方法および耐久性試験装置 Pending JPH0562175A (ja)

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