JPH0562100A - 超音波式車両検出装置 - Google Patents

超音波式車両検出装置

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JPH0562100A
JPH0562100A JP3244096A JP24409691A JPH0562100A JP H0562100 A JPH0562100 A JP H0562100A JP 3244096 A JP3244096 A JP 3244096A JP 24409691 A JP24409691 A JP 24409691A JP H0562100 A JPH0562100 A JP H0562100A
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road
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wave
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興己 三浦
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 山岳道路や建物の建ち並んだ道路のように前
方の見通しが悪い曲がり道路での出会い頭の衝突という
事故を防止する。 【構成】 見通しの悪い曲がり道路の角に指向性の超音
波送受信器1を両方向の路面に対して設け、超音波送出
部4から送出された信号は、両方の整合トランス5およ
び接続ケーブル2を介して指向性の超音波送受信器1に
送られ、ここで電気信号を超音波に変換して発射波9と
して発射すると、接近してくる車両11が存在しない場合
は遠方に設置した反射板で反射し、片側から接近してく
る車両11が存在する場合は車両11で反射し、反射波10と
して指向性超音波送受信器1で受信され、電気信号に変
換され、信号処理部8に入力される。信号処理部8は、
片側から接近してくる車両を検出した情報を判別し、逆
側道路からの車両に対して車両進入規制または注意喚起
するための交通制御信号を信号灯機14-1および14-2に送
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、山岳道路や建物の建ち
並んだ道路のように前方の見通しが悪い曲がり道路のコ
ーナーに設置する交通信号灯機に連動させる超音波車両
検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の超音波式車両検出装置の構
成を示したものである。図6において、1は超音波送受
信器、2は接続ケーブル、3は車両検出ユニットであ
り、超音波送受信器1と車両検出ユニット3は接続ケー
ブル2を介して接続されている。車両検出ユニット3
は、超音波送出部4,整合トランス5,受信増幅部6,
レベル検出部7,信号処理部8から構成される。9は超
音波送受信器1からの超音波発射波であり、10は車両11
または路面12からの超音波の反射波である。次に上記従
来例の動作について説明する。図6において、超音波送
出部4から送出された信号は、整合トランス5および接
続ケーブル2を介して超音波送受信器1に送られる。超
音波送受信器1では、電気信号を超音波に変換して超音
波発射波9として発射する。超音波発射波9は、車両11
が存在しない場合は路面12で反射し、車両11が存在する
場合は車両11で反射し、超音波の反射波10として超音波
送受信器1で受信される。受信された超音波の反射波10
は、超音波送受信器1で電気信号に変換され、接続ケー
ブル2および整合トランス5を介して受信増幅器6に入
され、ここで増幅されてレベル検出部7でレベルを比較
され、信号処理部8に入力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の超音波式車両検出装置では、山岳道路や建物の建ち
並んだ道路のように前方の見通しが悪い曲がり道路のコ
ーナーに設置する場合、超音波送受信器1と車両検出ユ
ニット3や交通信号灯機とに連結接続させる接続ケーブ
ル2を長距離配線させなければならないこと、曲がりの
多い路幅の狭い山岳道路等では往来の判別をするために
は複数の超音波式車両検出情報の処理装置が必要となる
こと、側面反射波が飛び込んだ場合にこれを車両として
検出してしまう等の問題があった。本発明は、このよう
な従来の問題を解決するものであり、見通しの悪い曲が
り道路の角に単に一対の超音波送受信器を路面に対して
水平方向に設け、片側から接近してくる車両を検出した
情報を判別し、曲がり道路の逆側道路からの車両に対し
て車両進入規制または注意喚起するようにした交通制御
を行う超音波式車両検出装置を提供することを目的とす
るものである。また、本発明は、車両の通行の閑散な場
所で、しかも見通しの悪い曲がり道路の角で、いつも通
っている道路という慣れから減速を怠って出会い頭の衝
突という事故を防止するために、見通しの悪い曲がり道
路の相手側の車両の接近を表示することができる優れた
車両の出会い衝突防止表示を行う超音波式車両検出装置
を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、超音波送受信器を路面に対して水平方向に
設け、前記の遠隔地から接近してくる車両を検出し判別
する手段を備えた超音波式車両検出ユニットを、見通し
の悪い曲がり道路の角に設け、片側から接近してくる車
両を検出した情報を判別し、曲がり道路の逆側道路から
の車両に対して車両進入規制または注意喚起する手段を
備え、山岳道路や建物の建ち並んだ道路のように前方に
見通しが悪い曲がり道路のコーナーに設置する交通信号
灯機または衝突防止表示装置に連動させ交通制御するよ
うにしたものであり、また他の目的を達成するために、
路面に対して水平方向に設けた超音波送受信器の側面部
に、路面に対して垂直に設けられた遮蔽板を備え、側面
からの反射波を排除するようにしたものである。
【0005】
【作用】したがって、本発明によれば、山岳道路や建物
の建ち並んだ道路のように前方の見通しが悪い曲がり道
路のコーナーに超音波送受信器を路面に対して水平方向
に設け、前方の遠隔地から接近してくる車両を検出し判
別することができる。しかも超音波式車両検出装置を見
通しの悪い曲がり道路の角に設け、片側から接近してく
る車両を検出した情報を判別し、曲がり道路の逆側道路
からの車両に対して車両進入規制または注意喚起するこ
とができ、出会い頭の衝突という事故を防止することが
できる。また路面に対して水平方向に設けた超音波送受
信器の側面部に、路面に対して垂直に設けられた遮蔽板
を備え、側面からの反射波を排除することができる。
【0006】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例における超音波
式車両検出装置の構成を示したものである。図1におい
て、従来例と同様な要素には同じ符号を付してある。図
1において1は指向性の超音波送受信器、2は接続ケー
ブル、3は車両検出ユニットであり、路面に対して水平
方向に設けた指向性超音波送受信器1と車両検出ユニッ
ト3は接続ケーブル2を介して接続されている。4は超
音波送出部、5は整合トランス、6は受信増幅部、7は
レベル検出部、8は信号処理部である。9は指向性の超
音波送受信器1から路面に対して水平方向に発信された
超音波発射波であり、10は車両11または遠方に設置した
反射板13からの超音波の反射波である。
【0007】次に上記実施例の動作について説明する。
上記実施例において、超音波送出部4から送出された信
号は、整合トランス5および接続ケーブル2を介して指
向性の超音波送受信器1に送られる。指向性の超音波送
受信器1では、電気信号を超音波に変換して超音波発射
波9として発射する。超音波発射波9は、車両11が存在
しない場合は遠方に設置した反射板13で反射し、車両11
が存在する場合は車両11で反射し、超音波の反射波10と
して指向性の超音波送受信器1で受信される。受信され
た超音波の反射波10は、超音波送受信器1で電気信号に
変換され、接続ケーブル2および整合トランス5を介し
て受信増幅部6に入力され、ここで増幅されてレベル検
出部7でレベルを比較され、信号処理部8に入力され
る。上記超音波式車両検出装置における超音波送受信の
タイミングを図2で示す。図2において、21は超音波発
射波であり、22は車両111からの反射波を受信するため
の車両反射波受信ゲートであり、23は反射板13からの反
射波である。図2(a)のように超音波発射波21は間欠的
に送信され、車両11が存在しない場合は図2(b)のよう
に遠方に配置した反射板13からの反射板反射波23のみが
受信される。車両11が存在する場合は図2(c)または(d)
のように車両反射波24が受信され、この車両反射波24
は、車両反射波受信ゲート22で設定された時間T内で受
信したときのみ有効とされる。したがって、車両11が存
在しない場合には、遠方に設置した反射板13からの反射
波23は、車両反射波受信ゲート22で設定された時間T外
で受信することが無効とされる。また上記実施例におい
て、遠方に設置した反射板13がない場合でも、車両11が
存在しない場合には、車両反射波受信ゲート22で設定さ
れた時間T内に受信しないので同様な車両検出判別が可
能である。したがって、上記実施例によれば、山岳道路
の建物の建ち並んだ道路のように前方の見通しが悪い曲
がり道路のコーナーに超音波送受信器を路面に対して水
平方向に設け、前方の遠隔地の車両の存在を確実に検出
することができる。更に、上記実施例によれば、車両反
射波24が受信されるタイミングtが、図2(d)のように
車両反射波受信ゲート22で設定された時間T内で短縮し
ている場合は、車両11が超音波送受信器1に接近して来
ると判定することが出来る。逆に車両反射波24が受信さ
れるタイミングtが、図2(c)のように車両反射波受信
ゲート22で設定された時間T内で増加している場合は、
車両11が超音波送受信器1から走り遠のいていると判定
することが出来る。
【0008】図3は本発明の第2の実施例における超音
波式車両検出装置の構成を示すものである。図3におい
て、図1と同じ符号を付してあるものは同様な要素を示
している。14(14-1,14-2)は信号灯機、18は道路側面に
建ち並んだ建物・壁塀等である。第2の実施例では、超
音波式車両検出装置の指向性の超音波送受信器1(1-1,
1-2)を両方向の路面に対して設け、両方の指向性の超音
波送受信器1(1-1,1-2)から接続ケーブル2を介して車
両検出ユニット3に接続されている。超音波送出部4か
ら送出された信号は、両方の整合トランス5および接続
ケーブル2を介して指向性の超音波送受信器1に送られ
る。指向性の超音波送受信器1では、電気信号を超音波
に変換して超音波発射波9として発射する。超音波発射
波9は、接近してくる車両11が存在しない場合は遠方に
設置した反射板(図示せず)で反射し、片側から接近して
くる車両11が存在する場合は車両11で反射し、超音波の
反射波10として指向性の超音波送受信器1で受信され
る。受信された超音波の反射波は、超音波送受信器1で
電気信号に変換され、接続ケーブル2および整合トラン
ス5を介して受信増幅部6に入力され、ここで増幅され
てレベル検出部7でレベルを比較され、信号処理部8に
入力される。信号処理部8は、片側から接近してくる車
両を検出した情報を判別し、曲がり道路の逆側道路から
の車両に対して車両進入規制または注意喚起するための
交通制御信号を信号灯機14-1および14-2に送出する。例
えば図3において超音波送受信器1-1が接近してくる車
両11を検出して超音波送受信器1-2が接近してくる車両
の存在がないと検出した場合に、信号処理部8に信号灯
機14-1を赤灯の点灯または黄灯の点滅にさせて、信号灯
機14-2を青灯の点灯または黄灯の点滅にさせる。次に上
記実施例の動作において、同時に両側の道路から接近し
てくる車両11が存在することを検出した場合は、信号処
理部8に予め周囲の状況等により最適な優先交通制御ル
ールを記憶させておき、曲がり道路の両側道路のそれぞ
れの車両に対して車両進入規制または注意喚起するため
にそれぞれの交通制御信号を信号灯機14-1および14-2に
送出する。例えば一方を一次停止の赤灯の点灯に、他方
の優先道路側を徐行走進の黄灯の点滅にさせる。したが
って、上記実施例によれば、山岳道路や建物の建ち並ん
だ道路のように前方の見通しが悪い曲がり道路のコーナ
ーで、前方の遠隔地の車両の存在を確実に検出すること
ができ、安全に確実に交通制御できるという効果を有す
る。
【0009】図4は、本発明の第3の実施例の要部を示
すものである。この第3の実施例は、図3に示した第2
の実施例の信号灯機14に代わって、片側から接近してく
る車両を検出した情報を判別し、曲がり道路の逆側道路
から車両に対して車両進入規制または注意喚起するため
の交通制御信号を車両の出会い衝突防止表示装置15にし
たものである。すなわち、第3の実施例の動作は、図3
のように見通しの悪い曲がり道路の角に超音波式車両検
出装置の指向性の超音波送受信器1を両方向の路面に対
して設け、両方の指向性の超音波送受信器1から接続ケ
ーブル2を介して車両検出ユニット3に接続されてい
る。超音波送出部4から送出された信号は、両方の整合
トランス5および接続ケーブル2を介して指向性の超音
波送受信器1に送られる。指向性の超音波送受信器1で
は、電気信号を超音波に変換して超音波発射波9として
発射する。超音波発射波9は、接近してくる車両11が存
在しない場合は遠方に設置した反射板(図示せず)で反射
し、片側から接近してくる車両11が存在する場合は車両
11で反射し、超音波の反射波10として指向性の超音波送
受信器1で受信される。受信された超音波の反射波10
は、超音波送受信器1で電気信号に変換され、接続ケー
ブル2および整合トランス5を介して受信増幅部6に入
力され、ここで増幅されたレベル検出部7でレベルを比
較され、信号処理部8に入力される。信号処理部8は、
片側から接近してくる車両を検出した情報を判別し、曲
がり道路の逆側道路から車両に対して車両進入規制また
は注意喚起するための交通制御信号を車両の出会い衝突
防止表示装置15に送出する。すなわち、車両の出会い衝
突防止表示装置15は、図4のように液晶やランプを実装
した表示板19の画面表示内容を信号処理部8からの制御
により車両進入規制または注意喚起するために変えるこ
とができる。「一時停止」「止まれ」「徐行走進」「速
度制限」などの指示表示や規制標識・案内標識などの画
面標示を色をつけて表現できるものである。例えば図3
において超音波送受信器1-1が接近してくる車両11を検
出して超音送受信器1-1が接近してくる車両の存在がな
いと検出した場合に、信号処理部8は車両の出会い衝突
防止表示装置15-1(信号灯機14-1のかわりに設置した)を
「止まれ」または「一時停止」に表示させて、車両の出
会い衝突防止表示装置15-2(信号灯機14-2のかわりに設
置した)を「徐行走進」または「駐停車禁止」に表示さ
せる。このように上記実施例によれば、山岳道路や建物
の建ち並んだ道路のように前方の見通しが悪い曲がり道
路のコーナーで、前方の遠隔地の車両の存在を確実に検
出することができ、それで的確に表示を行うので、慣れ
による無謀な進入もなく出会い頭の事故防止に役立つ、
安全で確実な交通制御できるという効果を有する。
【0010】図5は、本発明の第4の実施例の超音波式
車両検出装置の要部構成を示すものであり、図1に示す
第1実施例と同様な要素には同じ符号を付してある。図
5において、路面に対して水平方向に設けた指向性の超
音波送受信器1と車両検出ユニット3は接続ケーブル2
を介して接続されている。車両検出ユニット3の内部構
成は第1の実施例と同様であり図示を省略している。9
は指向性の超音波送受信器1から路面に対して水平方向
に発信された超音波発射波であり、10は車両11または遠
方に設置した反射板(図示せず)からの超音波の反射波で
ある。また、16は遮蔽板であり、路面に対して垂直に指
向性の超音波送受信器1の前方側面、または路面に対し
て水平に指向性の超音波送受信器1の前方底面に取り付
けられている。17は遮蔽板16で遮蔽された側面物からの
反射波であり、18は道路側面に建ち並んだ建物・壁塀や
崖である。
【0011】次に上記実施例の動作について説明する。
上記実施例において、超音波送出部4から送出された信
号は、整合トランス5および接続ケーブル2を介して指
向性の超音波送受信器1に送られる。指向性の超音波送
受信器1では、電気信号を超音波に変換して超音波発射
波9として発射する。超音波発射波は、車両11が存在し
ない場合は遠方に設置した反射板(図示せず)で反射し、
車両11が存在する場合は車両11の反射し、超音波の反射
波10として指向性の超音波送受信器1で受信される。受
信された超音波の反射波10は、超音波送受信器1で電気
信号に変換され、接続ケーブル2および整合トランス5
を介して受信増幅器6に入力され、ここで増幅されてレ
ベル検出部7でレベルを比較され、信号処理部8に入力
される。道路側面に建ち並んだ建物や壁塀や崖18などの
側面物で乱反射された反射波17は、遮蔽板16で遮蔽され
て反射されて、超音波受信器に受信されない途中で減衰
して消滅する。このように上記実施例によれば、指向性
の超音波送受信器1から送出された超音波発射波9は、
建物や壁塀や崖18の側面物で反射された後、遮蔽板16で
遮蔽されるのでノイズを防止することができるという利
点を有する。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記各実施例から明らかなよう
に以下に示す効果を有する。 (1)山岳道路や建物の建ち並んだ道路のように前方の見
通しが悪い曲がり道路のコーナーに超音波送受信器を路
面に対して水平方向に設け、前方の遠隔地の車両の存在
を確実に検出することができる。また、車両反射波が受
信されているタイミング(t)が、車両反射波受信ゲート
で設定された時間(T)内で短縮している場合は、車両が
超音波送受信器に接近してくると判定することができ、
逆に車両反射波が受信されるタイミング(t)が、車両反
射波受信ゲートで設定された時間(T)内で増加している
場合は、車両が超音波送受信器から走り遠のいていると
判定できる。即ち一つの超音波送受信器で接近車両と行
き過ぎる車両との判別ができる。更に、従来の超音波式
車両検出装置の超音波送受信器と車両検出ユニットとに
連結接続させる接続ケーブル2を長距離配線させなけれ
ばならないことを解消し、極言すれば車両検出ユニット
に超音波送受信器を内装し接続ケーブルは内部配線のみ
にすることができる。
【0013】(2)山岳道路や建物の建ち並んだ道路のよ
うに前方の見通しが悪い曲がり道路のコーナーで、前方
の遠隔地の車両の存在が確実に検出することができ、安
全に確実に交通制御できる。
【0014】即ち、片側から接近してくる車両を検出し
た情報を判別し、曲がり道路の逆側道路から車両に対し
て車両進入規制または注意喚起するための交通制御信号
を信号灯に送出することができる。また、車両反射波受
信ゲートで設定する時間(T)を周囲の道維地形状況等に
よって、最適時間に容易に的確に現場で設定できる。
【0015】更に、従来の超音波式車両検出装置の超音
波送受信器と車両検出ユニットや交通信号灯機とに連結
接続させる接続ケーブル2を長距離配線させなければな
らないことを解消し、極言すれば車両検出ユニットに超
音波送受信器を内装し接続ケーブルは内部配線のみにす
ることができる。
【0016】(3)山岳道路や建物の建ち並んだ道路のよ
うに前方の見通しが悪い曲がり道路のコーナーで、前方
の遠隔地の車両の存在が確実に検出することができ、そ
れで的確に表示を行うので、慣れによる無謀な進入もな
く出会い頭の事故防止に役立つ、安全に確実に交通制御
できる。すなわち、車両の出会い衝突防止表示装置は、
液晶やランプを実装した表示板の画面表示内容を信号処
理部からの制御により車両進入規制または注意喚起する
ために変えることができ、「一時停止」「止まれ」「徐
行走進」「速度制限」などの指示表示や規制標識・案内
標識などの画面標示を色をつけて表現できる。
【0017】(4)山岳道路や建物の建ち並んだ道路のよ
うに前方の見通しが悪い曲がり道路のコーナーに超音波
送受信器を路面に対して水平方向に設けた場合に、道路
側面に建ち並んだ建物や壁塀や崖などで反射された反射
波は、超音波送受信器に取り付けた遮蔽板によって遮蔽
されて途中で減衰して消滅する前方の遠隔地の車両の存
在を確実に検出することができる。このように指向性の
超波音送受信器から送出された超音波発射波は、側面物
で反射された後、遮蔽板で遮蔽されるので誤動作なく車
両を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における超音波式車両検
出装置の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例における超音波式車両検
出装置のタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例における超音波式車両検
出装置の構成図である。
【図4】本発明の第3の実施例における表示装置の要部
構成図である。
【図5】本発明の第4の実施例における超音波式車両検
出装置の構成図である。
【図6】従来の超音波式車両検出装置の構成図である。
【符号の説明】
1,1-1,1-2…超音波送受信器、 2…接続ケーブル、
3…車両検出ユニット、 4…超音波送出部、 5…
整合トランス、 6…受信増幅部、 7…レベル検出
部、 8…信号処理部、 9,21…超音波発射波、 10
…超音波の反射波、11…車両、 12…路面、 13…反射
板、 14,14-1,14-2…信号灯機、 15,15-1,15-2…
車両の出会い衝突防止表示装置、 16…遮蔽板、 17…
側面物からの反射波、 18…道路側面に建ち並んだ建物
・壁塀等、 19…表示板、 22…車両反射波受信ゲー
ト、 23…不要な反射波、 24…車両反射波。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 見通しの悪い曲がり道路の角に指向性超
    音波送受信器を路面に対して水平方向に設け、前方の遠
    隔地から接近してくる車両を検出し判別する手段を備え
    た超音波式車両検出装置。
  2. 【請求項2】 見通しの悪い曲がり道路の角に一対の指
    向性超音波送受信器と一対の信号灯機と車両検出ユニッ
    トとを備え、前記曲がり道路の片側から接近してくる車
    両を前記指向性超音波送受信器を介して前記車両検出ユ
    ニットで判別し、逆側道路からの車両に対して車両進入
    規制または注意喚起を前記信号灯機で行うことを特徴と
    する超音波式車両検出装置。
  3. 【請求項3】 見通しの悪い曲がり道路の角に一対の指
    向性超音波送受信器と一対の車両の出合い衝突防止表示
    装置と車両検出ユニットとを備え、前記曲がり道路の片
    側から接近してくる車両を前記指向性超音波送受信器を
    介して前記車両検出ユニットで判別し、逆側道路からの
    車両に対して車両進入規制または注意喚起を前記衝突防
    止表示装置で行うことを特徴とする超音波式車両検出装
    置。
  4. 【請求項4】 路面に対して水平方向に設けた指向性超
    音波送受信器の側面部に、路面に対して垂直に設けられ
    た遮蔽板を備え、側面からの反射波を排除することを特
    徴とする超音波式車両検出装置。
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