JPH0561944B2 - - Google Patents

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JPH0561944B2
JPH0561944B2 JP27478186A JP27478186A JPH0561944B2 JP H0561944 B2 JPH0561944 B2 JP H0561944B2 JP 27478186 A JP27478186 A JP 27478186A JP 27478186 A JP27478186 A JP 27478186A JP H0561944 B2 JPH0561944 B2 JP H0561944B2
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JP
Japan
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capsule
pin
solution
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temperature
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JP27478186A
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Yasuaki Muto
Juichi Nishama
Tooru Chiba
Kyoshi Araume
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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Priority to AU72702/87A priority patent/AU592433B2/en
Priority to DE8787200862T priority patent/DE3781201T2/de
Priority to CA000536748A priority patent/CA1286067C/en
Priority to EP87200862A priority patent/EP0246693B1/en
Publication of JPS63127757A publication Critical patent/JPS63127757A/ja
Priority to US07/449,354 priority patent/US4993137A/en
Priority to US07/485,835 priority patent/US5032074A/en
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  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医薬用硬質カプセルの量産に適した
製造装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、医薬用硬質カプセルの原体材質はゼラチ
ンが広く使用されている。このものは薬剤成分と
の相互作用や保存・取扱い上でカプセルの水分管
理が煩雑である等の問題点を有している。
そして、このような硬質ゼラチンカプセルの製
造装置については、米国特許第1787777号明細書
に開示されている。同明細書に記載された装置
は、加温したゼラチン水溶液にカプセルピンを浸
漬し引上げてから、カプセルピンに付着したゼラ
チン水溶液を室温で冷却ゲル化させた後40℃以下
の低温度の乾燥空気で水分を蒸発させ硬質ゼラチ
ンカプセルを得る装置である。
一方、前記した硬質ゼラチンカプセルの問題点
を解消するカプセルの原体材料として、アルキル
基またはヒドロキシルアルキル基で置換されたセ
ルロースエーテールが優れている。しかしこれら
原材料を使用したカプセルの適切な製造方法が得
られていなかつたため、本格的に実用化されてい
なかつた。
本発明者らは、未公開の特願昭61−108275号の
明細書に記載してあるように、熱ゲル化性非イオ
ンセルロースエーテールの水性浸漬液にカプセル
ピンを浸漬し引上げてから、カプセルピンを水性
浸漬液の熱ゲル化温度より高い温度の水中に浸漬
しセルロースエーテール水溶液をゲル化した後、
乾燥することを特徴とする医薬用硬質カプセルの
製造方法を既に発明した。この方法により製造さ
れたカプセルは均一な肉厚で、皺がなく優れた性
能のものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このように優れた医薬用硬質カ
プセルの製造方法を量産に適したように実施する
装置が存在しなかつた。従来のカプセル製造装置
である前記米国特許第1787777号明細書に開示さ
れた装置は、量産性に対する配慮はあるがゼラチ
ンカプセルを製造することを目的としているた
め、前記特願昭61−108275号の明細書に記載した
方法を実施することが困難である。
本発明は、上記に鑑みなされたもので、特願昭
61−108275号の明細書に記載した製造方法を量産
的に実施し、均一な肉厚で、皺がなく優れた性能
の医薬用硬質カプセルを製造するための装置を提
供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための本発明の構成を実
施例に対応する第1A図、第1B図、第2A図、
第2B図、第3A図、第3B図、第4図を用いて
説明する。
本発明の第1の発明を適用する医薬用硬質カプ
セルの製造装置は、巡回するカプセルピン2と、
カプセル1を構成する原体の溶液3が入れられた
容器4と、その原体溶液3にカプセルピン2を浸
漬して付着させる機構5,12と、内部が原体溶
液のゲル化温度以上に制御された槽6と、原体溶
液が付着したカプセルピン1をその槽6内に滞留
させる機構7,18と、カプセルピン1に付着し
た原体溶液の溶媒を乾燥する装置8と、カプセル
ピン2に付着し乾燥した原体からなるカプセル1
をカプセルピン2から抜き取る機構9とを有して
いる。
また本発明の第2の発明を適用する医薬用硬質
カプセルの製造装置は、巡回するカプセルピン2
と、カプセル1を構成する原体の溶液3が入れら
れた容器4と、その原体溶液3にカプセルピン2
を浸漬して付着させる機構5,12と、原体溶液
が付着したカプセルピン2を反転させる機構1
1,16と、内部が原体溶液のゲル化温度以上に
制御された槽6と、原体溶液が付着したカプセル
ピン1をその槽6内に滞留させる機構7,18
と、カプセルピン2に付着した原体溶液の溶媒を
乾燥する装置8と、カプセルピン2に付着し乾燥
した原体からなるカプセル1をカプセルピン2か
ら抜き取る機構9とを有している。
〔作用〕
第1の発明の製造装置で、カプセルピン2は各
駆動機構により駆動されて巡回し機構5,12に
より容器4内の原体溶液3に浸漬されるから、カ
プセルピン2に原体溶液が付着する。それが機構
7,18により原体溶液のゲル化温度以上になつ
た槽6に滞留するから、カプセルピン2に付着し
ている原体溶液のゲル化が促進し、成型がされ
る。そして乾燥装置8により原体溶液を乾燥し、
機構9により乾燥した原体をカプセルピン2から
抜き取り、カプセル1が出来上る。このとき原体
溶液が一旦ゲル化成型してから乾燥するので、乾
燥の条件、例えば温度むらや空気流の影響を受け
にくゝ、出来たカプセル1が均一な肉厚になり、
皺がでない。
さらに第2の発明の製造装置では、カプセルピ
ン2に原体溶液を付着させてからその原体溶液を
ゲル化させる前に、機構11,16により原体溶
液が付着したカプセルピン2を反転させることに
より、原体溶液のカプセルピン2に対する付着厚
が均一になる。そのため、出来たカプセル1が一
層均一な肉厚になる。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
第5図には本発明の製造装置による工程の一実
施例が図示してある。同図に示すように工程は、
カプセルピンのグリーシング工程→カプセル
ピンを浸漬液に浸漬、引き上げ工程→カプセル
ピンの回転浸漬液付着の均一化工程→カプセル
ピンを熱水中に浸漬、引き上げ工程→乾燥工程
→離型工程を経て、裁断工程→嵌合工程へ
と進む。なお第1の発明の工程は、上記の工程か
らカプセルピンの回転の工程を除いたものであ
る。これらの工程でカプセルピンはの工程から
の工程まで済んだら、再度の工程に戻り、繰
り返し巡回する。また製造装置は上記からの
同一工程を通る2系列の装置を有しており、2系
列の装置で製造された径の異なつたカプセル2
個、1対を嵌合してカプセルが完成する。
上記工程に従う製造装置の一実施例が第1A
図、第1B図、第2A図、第2B図、第3図、第
4図に示してある。これらの図は上記2系列の装
置のうち1系列のみを示し、もう1系列の装置と
の相違点は、左右が対象形であること、カプセル
ピンの寸法が若干相違しており出来たカプセルの
寸法が嵌合しあう寸法関係になつている点であ
る。したがつて1系列の装置のみを説明すれば、
もう1系列の装置の詳細も理解できる。
第1A図IA−IAおよび第1B図IB−IBは、装
置の一部断面正面図で相互に連続し、第2A図お
よび第4図に示す矢印IA,IB−IA,IB方向の図
である。第2A図A−Aおよび第2B図B
−Bは、第1B図および第3図に示す矢印
A,B−A,B方向の断面図で、相互に連
続する。第3図−は、第2B図および第4図
に示す矢印−方向の図である。第4図−
は、第1A図および第3図に示す矢印−方向
の図である。すなわち、これらの図に示される装
置の平面配置は、第1A図および第1B図で示さ
れる部分、第2A図および第2B図で示される部
分、第3図で示される部分、第4図で示される部
分により略四辺形になる。この四辺形に沿つてカ
プセルピンが搬送されて巡回しつゝカプセルが製
造される。
カプセルピンは、第6図に示すように、台座5
0に複数並べて固設されており、個々のピン2は
磨き上げられ先端部が半球形になつている。表面
を滑らかにするため、メツキを施してもよい。ま
た台座50は、例えば磁性ステンレスや鉄にメツ
キを施したものなど、錆にくゝ磁石による吸引が
可能なものとなつている。
カプセルピン2は巡回し、カプセル1が間断な
く製造されてゆくので、工程の始点というものは
敢えて設ける必要はないが、グリーシングの終え
たカプセルピン2が浸漬液に浸漬されてゆく機構
から順に説明する。
第1A図に示すように、カプセルピン2は、台
座50の下面が図の奥側と手前側で案内台51に
支えられ、下向きになつている。この状態のピン
台座50を押す位置に空気圧力ピストン10が配
置されている。また案内台51にはピン台座50
を検知するセンサ102が取付けられている。
案内台51に隣り合つてエレベータ5が配置さ
れている。このエレベータ5は、上部シヤーシ4
8に取付けられたリニアモータ12の駆動軸55
に連結され、リニアモータ12の作動により上下
動する。エレベータ5の形状は、左右および下が
開放されている箱形で、下部には図の奥側と手前
側でピン台座50を支える折返し56が突出して
いる。ピン台座50を5個載せることができる。
エレベータ5がこの位置(ホームポジシヨン)に
あるとき、空気圧力ピストン10のプランジヤ5
3がピン台座50を押すと、案内台51からピン
台座50は折返し56の上に移動してくる。エレ
ベータ5の下方には容器4が配置され、その中に
は熱ゲル化性非イオンセルロースエーテル(原
体)の水溶液(浸漬液)3が入れられている。容
器4内には、電熱ヒータ58と熱電対59が配置
され温調器200に接続されており、さらにマグ
ネツトスタラ60が配置されて水溶液3を攪拌し
ている。そのため水溶液3の温度は均一になつて
いる。温調器200は、例えばPID制御など公知
の制御方式の装置が使用できる。また容器4には
エレベータ5を検知するセンサ104が取付けら
れている。ここでカプセルピンを浸漬液に浸漬、
引き上げ工程が実施される。
上部シヤーシ48にはリニアモータ14が配設
されており、その駆動軸62には押し棒62aお
よび62bが軸支されている。押し棒62aおよ
び62bにはストツパ63が夫々付設されている
ため、時計回り方向には回動可能であるが、反時
計回り方向には回動しない。駆動軸62は実線示
の位置(ホームポジシヨン)でエレベータ5の半
ばまで浸入しており、押し棒62aはエレベータ
5内の案内台51側の端にあるピン台座50に当
接している。
エレベータ5に隣り合つて回転筒11が配置さ
れている。この回転筒11は、第7図(−断
面図)に示してあるように、内壁にピン台座50
が摺動可能な対向した溝11aと溝11bが設け
られておりピン台座50を支えることができる。
外周は軸受け65により回転可能に保持され、外
周ギア66がモータ16の駆動ギア67と噛み合
つている。図示の状態で溝11aと溝11bがピ
ン台座50を支持する面は、エレベータ5のホー
ムポジシヨンにおける折返し56の上面と一致し
ており、エレベータ5内のピン台座50が押し棒
62aに押されると、滑り込める位置関係であ
る。ここでカプセルピンの回転、浸漬液付着の均
一化工程がなされる。
回転筒11の隣りには、第1B図に示すように
エレベータ7が配置されている。エレベータ7に
は、シヤーシ48に取付けられたリニアモータ1
8の駆動軸69に連結されている。エレベータ7
の形状は先に説明したエレベータ5と同一であ
る。エレベータ7がこのホームポジシヨンにある
とき、折返し70の上面と、回転筒11の溝11
aおよび11bがピン台座50を支持する面とが
同一面になつている。そのため、回転筒11内の
ピン台座50が押し棒62bに押されると、エレ
ベータ7内に滑り込んでくる。またエレベータ7
の端には押し棒62bを検知するセンサ106が
取付けられている。エレベータ7の下方には温水
槽6が配置されている。温水槽6内には、電熱ヒ
ータ72と熱電対73が配置され温度調節制御器
199に接続されており、さらにマグネツトスタ
ラ75が配置されて攪拌し、温度が均一になつて
いる。また温水槽6にはエレベータ7を検知する
センサ108が取付けられている。ここでカプセ
ルピンを熱水中に浸漬、引き上げ工程が実施さ
れ、カプセルピンに付着している浸漬液のゲル化
が促進され、カプセルの成型がされる。
エレベータ7の隣りにはベルトコンベア77が
配設されており、その上には搬送架78を載せる
ことができる。搬送架78の載置面とエレベータ
7の折返し70の上面とは同一面になつている。
そしてリニアモータ20の軸80に取付けられた
突起付きの棒81でエレベータ7にあるピン台座
50を搬送架78の上に引き移すことができる。
ベルトコンベア77の非動部分には搬送架78の
有無を検出するセンサ112が取付けられてい
る。
第2A図および第2B図に示すように、ピン台
座50が載せられた搬送架78は、ベルトコンベ
ア77により乾燥チヤンバ8内を通過する。乾燥
チヤンバ8内には、側面に穴が開いたパイプ82
が配管されており、そのパイプ82には約50℃の
乾燥した空気が送られてきている。ここで乾燥工
程が実施される。なおベルトコンベア77はモー
タ22により駆動され、搬送架78を第2A図の
Pの位置から第2B図のQの位置まで搬送する。
Qの位置まで搬送されたときのピン台座50を検
出するセンサ114が設置されている。また搬送
架78はPの位置からQの位置までピン台座50
を搬送したら、後述の機構によりピン台座50を
降し、Qの位置からPの位置まで戻す必要があ
る。その手段は別途にコンベアを設けてもよい
し、搬送架78をベルトコンベア77に固定しベ
ルトコンベア77の下空間を搬送架78が通れる
ように空けておいてもよい。勿論、手作業で戻し
てもよい。
第3図に示すように、搬送架78に載置されて
搬送されたピン台座50は、リニアモータ24の
軸83に押され勾配が付いた搬送コロ84の上を
次々落下してゆき、図示の状態では電磁マグネツ
ト26に当つて止つているが、後述の機構により
電磁マグネツト26が回動し退去すると、定置台
85に載りストツパ86により停止する。その位
置にはピン台座50を検出するセンサ116が設
けられている。定置台85の上部には、ピン台座
50の長さと略同じくらいの間隔を開けて2枚の
回転板88が回転軸88aを共通にして支持され
ている。回転板88はモータ28により駆動され
回転する。回転板88の2枚の間には橋渡すよう
に電磁マグネツト26が取付けられている。電磁
マグネツト26が真下にあるとき、電磁マグネツ
ト26が定置台85上のピン台座50を吸上げて
回転してゆく。一方、電磁マグネツト26が真下
にあるとき、真上にあるとき(1/2回転している
とき)、右横にあるとき(3/4回転しているとき)
を夫々検知するセンサ128、センサ118、セ
ンサ126が配設されている。電磁マグネツト2
6がピン台座50を吸引し、回転板88が回転
し、ピン台座50が真上にあるとき離型工程がな
されてゆく。
回転板88の上方には、離型工程、裁断工程、
嵌合工程を実施する機構が配設されている。
離型工程の機構には、油圧ラム30とエアニツ
パ32が使用される。油圧シリンダ30aにより
油圧ラム30が吸引された状態では、回動部材9
1は、油圧ラム30との間に掛け渡されたバネ9
0に引かれ、回動部材91と一体的に回動するリ
ンクバー93がストツパ92に当接し、油圧ラム
30に対して90度の方向になつている。油圧ラム
30が押圧され下降を開始すると、回動部材91
は、リンクバー93がストツパ92に当接してい
るからその反作用で押され、バネ90の付勢に抗
して反時計回り方向に回動し、やがて回動軸95
とバネ90の相対位置が変るとバネ90に引かれ
急激に回動し、リンクバー93がストツパ96に
当接して油圧ラム30に対し直線上に並ぶ。リン
クバー93が油圧ラム30と直線に並んだことを
検出するセンサ120が設けられている。そして
この状態で油圧ラム30はゆつくりと下降を続
け、定位置で停止する。このときピン台座50
は、回転板88により搬送され真上にある。この
ときの状態が第8図に示してある。油圧ラム30
が定位置まで下降したことを検出するセンサ12
2が設けられている。
またこのときの状態の−視方向の図を第9
図に示してある。同図に示してあるように回動部
材91には枠98が取付けられ、そこにエアニツ
パ32が取付けられている。第10図に示すよう
に、エアニツパ32のニツプ部にはカプセルピン
2の大きさに合わせて凹部を持つた治具32aと
32bが取付けられている。第4図に示す状態は
エアニツパ32の空気圧が解除され治具32aと
32bは開いている。油圧ラム30が定位置で停
止したらエアニツパ32に空気を送ると、治具3
2aと32bが閉じカプセルピン2の根元近くも
挾み込む。第11図はこのときの状態のエアニツ
パ32とカプセルピン2の周辺のみを上部から視
た図である。
第9図に示すように、枠98には油圧シリンダ
34aを雌型38が取付けられている。油圧シリ
ンダ34aの油圧ラム34にはピン台座50上の
カプセルピン2と同じピツチのプランジヤ40が
取付けられている。また雌型38には、同ピツチ
の孔が開けられている。その−方向断面
が第12図に詳細が示してある。雌型38の孔は
途中で径が変り、太径の孔38aはピン2にカプ
セル原体1が付着し乾燥したものが密に嵌まる形
状であり、細形の孔38bにはプランジヤ40が
遊嵌している。同図のように治具32aと32b
がその下側(ピン2の根元側)をピン2に沿つて
摺動可能に挾んでいるから、この状態から枠98
を垂直に上げれば、カプセル1は雌型38に嵌ま
つておりピン2から抜け、離型工程が実施でき
る。
第8図の状態から油圧ラム30が吸引され、回
動部材91が垂直に上昇すると、カプセル1は雌
型38に保持されてピン2から抜ける。このとき
エアニツパ32を解除する。回動部材91が上昇
するにつれてリンクバー93の斜面93aがガイ
ドピン41に当接して押され、バネ90の付勢に
抗して時計回り方向に回動し、やがて回動軸95
とバネ90の相対位置が変るとバネ90に引かれ
急激に回動し、リンクバー93がストツパ92に
当接して停止し油圧ラム30に対し90度になる。
このときの一部断面図が第13図に示してある。
この定位置になつたことを検出するセンサ124
が設けられている。また雌型38の回動軌跡の先
端をかすめる位置にはカツターナイフ43が配設
されており、カプセル1の縁を裁断し、美麗な縁
にすると共に長さ寸法を揃える。
雌型38がこのように回動した状態で(第13
図参照)、雌型38に接するように嵌合治具44
が配置されている。嵌合治具44は径違の孔が貫
通している。小径の孔44aはカプセル1が摺動
できる径である。大径の孔44bは、前記に説明
した装置と左右対象形の装置によりカプセル1の
外径より極僅かに大きな内径に製造されたカプセ
ル100が嵌まる孔である。そして嵌合治具44
には前記と同一工程で製造されたカプセル100
が嵌められている。なお嵌合治具44にはカプセ
ル100が嵌まつていることを検出するセンサ1
30が取付けられている。この状態で油圧ラム3
4を加圧して押すとプランジヤ40に押されカプ
セル1がカプセル100に嵌め込まれ、次いで第
14図に示すように嵌合治具44から押し出され
て落下する。
一方、第3図で回転板88の電磁マグネツト2
6が真上にあるときにピン台座50からカプセル
1が抜き取られたら、回転板88はさらに、1/4
回転して電磁マグネツト26は右横方向を向き、
ピン台座50は受け治具45に対向する。受け治
具45はピン台座50の両端に相当する部分にだ
け受け面を設け、ピン2が回動することを妨げな
いようにしてある(第4図参照)。こゝで電磁マ
グネツト26が解除される。この状態でピン台座
50を押せるリニアモータ36が配置されてい
る。リニアモータ36が動作するとピン台座50
は押され、摺動レール46を通り、グリーシング
装置47を通つてさらに摺動レール49を通る。
摺動レール49が途切れたところには、落下案内
台54が配置され、その下方には案内台51が配
設されている(第1A図参照)。グリーシング装
置47は、第15図に示すように、ピン2が通る
空間に軟毛のブラシ57が植えられており、チユ
ーブ61aと61bによりグリースを循環してお
く。グリーシングは、カプセル1をピン2から抜
きやすくするためになされるもので、グリースと
しては例えば流動パラフイン、食用油、シリコン
オイルなどが適当である。
上記装置の駆動制御は、センサ102〜130
で夫々の検出をしながら、第16図に示す制御回
路により各駆動原を駆動する。この制御回路内の
読出し専用記憶回路ROMエリアには、第17A
図、第17B図、第17C図にフローチヤートで
示すプログラムが記憶されており、このプログラ
ムに従つて各ステツプ201〜250の駆動制御
がなされる。これら図のフローチヤートの順に従
い、以下に各の機構駆動を説明する。
第17A図で回路が動作を開始すると、センサ
102がピン台座50の有無を検出する。20
1。無ければ検出を続けながら待ち、有れば空圧
ピストン10を往復させる202。往復の度にピ
ストン台座50が1本ずつエレベータ5に送られ
る。空圧ピストン10の往復をカウントしてゆき
5往復したら203、リニアモータ12を往復さ
せる204。カプセルピン2が浸漬液3に浸漬し
たことをセンサ104が検出したら205、リニ
アモータ12を復動させる206。次にリニアモ
ータ14を往復させ207、センサ106が押し
棒62bを検知したら208、押し棒62aに押
されて回転筒11にピン台座50が5本送られて
きたことになる。リニアモータ14を復動させ2
09、復動を確認して210、押し棒62bが次
段階の邪魔にならないようにする。次段階ではモ
ータ16を定回数だけ回転させれば211、回転
筒11が1回転する。ステツプ207でリニアモ
ータ14が往動したことにより、回転筒11内に
従前から有つたピン台座50が押し棒62bに押
されエレベータ7に送られているので、リニアモ
ータ18を往動させると212、温水槽6にカプ
セルピン2が浸漬される。センサ108でカプセ
ルピン2の浸漬を確認したら213、その位置で
リニアモータ18を停止させて設定の時間aだけ
現位置を保持させ214、熱の浸透を確実にす
る。制御回路に内蔵のクロツクをカウントし21
5、時間Tがaになつたら216、リニアモータ
18を復動させ217、エレベータ7を引上げ
る。一方、ベルトコンベア77の定位置に搬送架
78が有るかをセンサ112で確認してから21
8、リニアモータ20を往復動させ219、突起
付きの棒81でエレベータ7内のピン台座50を
搬送架78の上に移す。
次に第17B図に示すように、モータ22を回
転させベルトコンベア77で搬送架78上のピン
台座50を移動させてゆき220、乾燥チヤンバ
8を通過する。センサ114がピン台座50を検
出したら221、モータ22を停止させるとベル
トコンベア77が停止する222。ここでリニア
モータ24を往復動させピン台座50を搬送コロ
84の上に移送する223。搬送コロ84上を移
動していつたピン台座50をセンサ116が検知
したら224、マグネツト26で吸引する22
5。この状態でモータ28を正転させ226、セ
ンサ118がマグネツト28を検出したら22
7、モータ28を停止させる228。するとピン
台座50は回転板により上側に搬送されている。
次に油圧ラム30を押圧すると229、回動部材
91が回動して油圧ラム30と一直線に並ぶ、セ
ンサ120がそれを検出する230。このタイミ
ングでエアニツパ32を開く231。油圧ラム3
0は押圧を続けてセンサ122が検出したら23
2、油圧ラム30を停止する233。そしてこの
タイミングでエアニツパ32を閉じる234。次
に油圧ラム30の吸引を開始し235、カプセル
ピン2からカプセルが引抜かれてゆく。センサ1
22が検出しなくなつたら236、エアニツパ3
2を開放する237。回動部材91が90度回動し
た定位置をセンサ124が検出したら238、第
17C図に移り油圧ラム30を停止させる23
9。
ここでモータ28を正転させ240、センサ1
26が検出したら241、モータ28を停止すれ
ば242、ピン台座50は受け治具45に対向す
る。次ぎにマグネツト26の吸収を解放し24
3、リニアモータ36の往復動をすれば244、
カプセルピン2はグリーシングされて元の位置
(ステツプ201の検出位置)に戻る。リニアモ
ータ36の往復動をした後、モータ28を逆転し
245、センサ128がマグネツト26を検出し
たら246、ステツプ224に戻り、これを繰り
返す。
ステツプ239で油圧ラム30を停止させた
後、センサ130で嵌合治具44にカプセル10
0が嵌まつていることを確認してから247、油
圧ラム34を押圧する248。センサ130の出
力が無くなれば249、嵌合治具44からカプセ
ル1とともにカプセル100が落下していること
が確認できるから油圧ラム34を吸引する25
0。そしてステツプ227に戻りこれを繰り返
す。
なお上記のプログラムは、各工程順を理解しや
すくするために、シリアルな制御となつている
が、パラレルな制御でも実施できる。例えばリニ
アモータ12によるエレベータ5の下降と、リニ
アモータ18よるエレベータ7の下降とを並行的
に進行させるような制御も可能である。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明の医薬用硬質カプ
セルの製造装置によれば、均一な肉厚で、皺がな
く優れた性能の医薬用硬質カプセルを量産でき
る。そして、この装置によれば運転員や保守要員
が少なくてすみ、省力化が可能なものである。
【図面の簡単な説明】
第1A図および第1B図は本発明を適用する実
施例の製造装置の一部断面正面図、第2A図およ
び第2B図は前記装置の一部断面右側面図、第3
図は前記装置の一部断面後面図、第4図は第1A
図および第3図の−方向図、第5図は前記装
置による製造工程のフローチヤート図、第6図は
カプセルピンの斜視図、第7図は回転筒の断面
図、第8図は装置の一部の動作状態を示す図、第
9図はその−方向図、第10図はエアニツパ
の斜視図、第11図はエアニツパの上面図、第1
2図はカプセルの抜き取り動作を説明する断面
図、第13図は装置の一部の動作状態を説明する
図、第14図はカプセルの嵌合動作を説明する断
面図、第15図はグリーシング装置の断面図、第
16図は装置の駆動を制御する回路のブロツク
図、第17A図・第17B図・第17C図は制御
回路のプログラムを示すフローチヤート図であ
る。 1,100……カプセル、2……カプセルピ
ン、3……原体溶液、4……容器、5,7……エ
レベータ、6……温水槽、8……乾燥チヤンバ、
9……抜取り機構、10……空圧ピストン、11
……回転筒、12,14,18,20,24,3
6……リニアモータ、16,22,28……回転
モータ、26……電磁マグネツト、30,34…
…油圧ラム、32……エアニツパ、38……雌
型、43……カツターナイフ、44……嵌合治
具、47……グリーシング装置、48……シヤー
シ、50……ピン台座、102〜130……セン
サ、199,200……温度調節制御器、201
〜250……プログラムの各ステツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 巡回するカプセルピンと、カプセルを構成す
    る原体の溶液が入れられた容器と、その原体溶液
    にカプセルピンを浸漬して付着させる機構と、内
    部が原体溶液のゲル化温度以上に制御された槽
    と、原体溶液が付着したカプセルピンをその槽内
    に滞留させる機構と、カプセルピンに付着した原
    体溶液の溶媒を乾燥する装置と、カプセルピンに
    付着し乾燥した原体からなるカプセルをカプセル
    ピンから抜き取る機構とを有することを特徴とす
    る医薬用硬質カプセルの製造装置。 2 巡回するカプセルピンと、カプセルを構成す
    る原体の溶液が入れられた容器と、その原体溶液
    にカプセルピンを浸漬して付着させる機構と、原
    体溶液が付着したカプセルピンを反転させる機構
    と、内部が原体溶液のゲル化温度以上に制御され
    た槽と、原体溶液が付着したカプセルピンをその
    槽内に滞留させる機構と、カプセルピンに付着し
    た原体溶液の溶媒を乾燥する装置と、カプセルピ
    ンに付着し乾燥した原体からなるカプセルをカプ
    セルピンから抜き取る機構とを有することを特徴
    とする医薬用硬質カプセルの製造装置。 3 原体が熱ゲル化性非イオンセルロースエーテ
    ル、原体溶液の溶媒が水であり、熱ゲル化性非イ
    オンセルロースエーテルの水溶液のゲル化温度以
    上に制御された水が槽内に入れられていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または特許請求
    の範囲第2項に記載の医薬用硬質カプセルの製造
    装置。
JP61274781A 1986-05-12 1986-11-17 医薬用硬質カプセルの製造装置 Granted JPS63127757A (ja)

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KR1019870004573A KR900000254B1 (ko) 1986-05-12 1987-05-09 의약용 경질 캅셀의 제조방법과 그 제조장치
AU72702/87A AU592433B2 (en) 1986-05-12 1987-05-11 Method of manufacturing hard capsules for medicament use and apparatus of manufacturing them
DE8787200862T DE3781201T2 (de) 1986-05-12 1987-05-11 Verfahren zur herstellung pharmazeutischer hartkapseln und apparat zu deren herstellung.
CA000536748A CA1286067C (en) 1986-05-12 1987-05-11 Method of manufacturing hard capsules for medicament use and apparatus of manufacturing them
EP87200862A EP0246693B1 (en) 1986-05-12 1987-05-11 Method of manufacturing hard capsules for medicament use and apparatus of manufacturing them
US07/449,354 US4993137A (en) 1986-05-12 1989-12-13 Method of manufacturing hard capsules
US07/485,835 US5032074A (en) 1986-05-12 1990-02-28 Apparatus for manufacturing hard capsules for medicament use

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