JPH056172Y2 - - Google Patents

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JPH056172Y2
JPH056172Y2 JP1985153526U JP15352685U JPH056172Y2 JP H056172 Y2 JPH056172 Y2 JP H056172Y2 JP 1985153526 U JP1985153526 U JP 1985153526U JP 15352685 U JP15352685 U JP 15352685U JP H056172 Y2 JPH056172 Y2 JP H056172Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はフロントウインド可倒式の車体に関す
る。
〔従来技術〕
フロントウインド可倒式車体の一形式として、
実公昭44−22163号公報にみられるように、運転
席の前部にてその下端部が車体の一部に前後方向
へ回動可能に組付けられて前方へ倒伏可能に起立
するフロントウインドと、このフロントウインド
の上端部にその前端部が回動可能に組付けられる
とともにその後端部が運転席の後部に立設した門
型ピラーに脱着可能に支持されて運転席の上方を
覆蓋し前記フロントウインドの内面側へ折畳可能
なフロントルーフを備えた形式のものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この種形式の車体においては、フロントウイン
ドを前方へ倒伏させる際同時にフロントルーフを
フロントウインドの内面側へ折畳んで運転席を開
放させることができるが、運転席の開放、閉鎖時
にはフロントウインド、フロントルーフを共に回
動操作しなければならず、これら両者の回動操作
が極めて面倒である。
従つて、本考案の目的は、運転席の開放、閉鎖
時にフロントウインド、フロントルーフ等を各ア
クチユエータの駆動にて回動操作することによ
り、面倒な手動による回動操作をする必要のない
フロントウインド可倒式車体を提供することにあ
り、特に、上記各アクチユエータと液圧駆動手段
を構成する液圧ポンプ、リザーバタンク等との配
管により見栄えが損なわれないように、かつ同配
管がフロントウインドの倒伏および起立動作の際
に何等障害とならないようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる問題に対処すべく、この種形式
の車体において、前記フロントウインドと前記車
体間に配設されて同フロントウインドを前後方向
へ回動させる第1の液圧アクチユエータと、前記
フロントウインドと前記フロントルーフ間に配設
されて同フロントルーフを前後方向へ回動させる
第2の液圧アクチユエータと、これら各アクチユ
エータを駆動させる液圧駆動手段を備え、この液
圧駆動手段を構成し液圧ポンプ、リザーバタンク
と前記第2の液圧アクチユエータとを接続する可
撓性の各管路を前記フロントウインドのウインド
フレーム内を経て前記フロントルーフの内面側に
配管し、かつ前記フロントウインドと前記フロン
トルーフ間にはシーベルジヨイントを介して配管
するとともに、前記車体とフロントウインド間の
管路のたるみを吸収する吸収手段を設けたことを
特徴とするものである。
〔考案の作用・効果〕
これにより、本考案においては、フロントルー
フの後端部の門型ピラーに対する支持を解除して
駆動手段により各アクチユエータを駆動させれ
ば、起立状態にあるフロントウインドを前方へ倒
伏させ同時にフロントルーフをフロントウインド
の内面側へ折畳んで、運転席を開放させることが
できる。また、運転席の開放時各アクチユエータ
を上記とは逆に駆動させれば、倒伏状態にあるフ
ロントウインドを後方へ起立させ同時にフロント
ルーフをフロントウインドの内面側から離間させ
てその後端部を門型ピラーに臨ませる。従つて、
本考案によれば、運転席の開放・閉鎖時にフロン
トウインド、フロントルーフ等を手動で回動操作
する必要がなく、これら両者の面倒な回動操作が
解消される。
また、本考案においては、フロントウインドと
フロントルーフ間に配設した第2の液圧アクチユ
エータと液圧ポンプ、リザーバタンクとを接続す
る各管路を前記フロントウインドのウインドフレ
ーム内を経て前記フロントルーフの内面側に配管
している。このため、各管路はこれらフロントウ
インドおよびフロントルーフの倒伏、起立および
折畳み、引延し時等に何等障害とならず、これら
の動作を円滑にすることができる。特に、各管路
として可撓性の管路を採用して、フロントウイン
ドとフロントルーフ間にはシーベルジヨイントを
介して配管するとともに、車体とフロントウイン
ド間の管路のたるみを吸収する吸収手段を設けて
いるので、フロントウインドとフロントルーフの
倒伏、折畳み動作、および起立、引延し時動作が
極めて円滑となり、かつこれらの動作において管
路がたるむことがない。また、フロントルーフの
内面側にインナパネルを組付ければ上記管路が覆
蓋されるため、車内の見映えが損われることがな
い。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に基づいて説明するに、第
1図には本考案の一実施例に係る車体が示されて
いる。この車体は、運転席の後方における上部、
両側部および後部が開口する後方開口部を有する
車体11を備え、かつ前方へ倒伏可能なフロント
ウインド12とフロントルーフ13を備えてい
る。
フロントウインド12はその下端部を第1図お
よび第2図に示すように、運転席の前部にて車体
11のカウル11aに左右のヒンジ14を介して
前後方向へ回動可能に組付けられていて、前方へ
倒伏可能に起立している。また、フロントルーフ
13はその前端部に設けたブラケツト13aにて
フロントウインド12の上端部に設けたブラケツ
ト12aにヒンジピン15を介して回動可能に組
付けられ、その後端部が略水平に延びて運転席の
後部に立設したセンタロールバー16の前部に臨
んでいる。かかるフロントルーフ13において
は、その後端部がセンタロールバー16の上方縁
部16aに掛止され、図示しない固定手段にて同
前縁部16aに脱着可能に支持されている。これ
により、フロントルーフ13のセンタロールバー
16に対する支持を解除すれば、フロントウイン
ド12は前方へ倒伏可能でかつフロントルーフ1
3はフロントウインド12の内面側へ折畳可能で
ある。
しかして、当該車体においては、フロントウイ
ンド12を回動させる第1の液圧アクチユエータ
たる左右一対の第1油圧シリンダ21,21と、
フロントルーフ13を回動させる第2の液圧アク
チユエータたる左右一対の第2油圧シリンダ2
2,22を備えている。
各第1油圧シリンダ21はそのシリンダ部21
aの下端部をカウルサイドの内面11bに固着し
たブラケツト23aに回動可能に組付けられ、か
つそのピストンロツド21bの先端部には一対の
連結アーム24a,24bの下端部が回動可能に
連結されている。第1連結アーム24aの上端部
はカウル11aの上端内面に固着したブラケツト
23bに回動可能に連結され、また第2連結アー
ム24bの上端部はフロントウインド12のウイ
ンドフレーム12bに固着されてブラケツト23
bより上方に位置するブラケツト23cに回動可
能に連結されている。かかる第1油圧シリンダ2
1において、ピストンロツド21bが第2図およ
び第3図の実線で示す後退位置にある場合フロン
トウインド12は第1図〜第3図に示すように起
立状態にあり、ピストンロツド21bが漸次上方
へ摺動すると同ピストンロツド21bは第1連結
アーム24aに規制されつつ同連結アーム24a
のブラケツト23bとの連結部を中心に矢印方向
に回動し、この際第2連結アーム24bを介して
フロントウインド12を矢印方向に押動して前方
へ回動させる。
各第2油圧シリンダ22はそのシリンダ部22
aの後端部をフロントルーフ13のインナパネル
の内側面13bに固着したブラケツト23dに回
動可能に組付けられ、かつそのピストンロツド2
2bの先端部をフロントウインド12に設けたブ
ラケツト12aに回動可能に組付けられている。
かかる第2油圧シリンダ22において、ピストン
ロツド22bが第2図の実線で示す後退位置にあ
る場合フロントルーフ13は略水平に延びてフロ
ントウインド12に対して最大限離間し、ピスト
ンロツド22bが漸次前方へ摺動するとフロント
ウインド12とフロントルーフ13とは互いに対
向する方向に相対回動し、フロントルーフ13は
同図の1点鎖線および2点鎖線で示すように漸次
フロントウインド12の内側へ折畳まれる。
各第1油圧シリンダ21および各第2油圧シリ
ンダ22は、第4図に示すように油圧回路30に
接続されている。この油圧回路30は油圧ポンプ
31を第1油圧シリンダ21に接続する第1系統
30aと第2油圧シリンダ22に接続する第2系
統30bからなり、各系統30a,30bには第
1電磁切換バルブ32a、第2電磁切換バルブ3
2bを備えている。また、第1電磁切換バルブ3
2aと各第1油圧シリンダ21の第1油室R1と
を接続する油圧管路および各第1油圧シリンダ2
1の第2油室R2とを接続する油圧管路には、そ
れぞれ同様のパイロツトチエツクバルブ33a
1,33a2、温度補償付の流量コントロールバ
ルブ34a1,34a2、手動可変式の流量コン
トロールバルブ35a1,35a2が介装されて
いる。第2電磁切換バルブ32bと各第2油圧シ
リンダ22の第1油室R3とを接続する油圧管路
および各第2油圧シリンダ22の第2油室R4と
を接続する油圧管路には、それぞれ同様のパイロ
ツトチエツクバルブ33b1,33b2、温度補
償付の流量コントロールバルブ34b1,34b
2、手動可変式の流量コントロールバルブ35b
1,35b2が介装されている。
かかる油圧回路30において、第1電磁切換バ
ルブ32aが中立位置にある場合には各第1油圧
シリンダ21の両油室R1,R2は閉鎖されてい
て、同油圧シリンダ21はロツク状態にある。し
かして、油圧ポンプ31の駆動中第1電磁切換バ
ルブ32aが中立位置から図示左方へ切換えられ
ると、油圧ポンプ31は各第1油圧シリンダ21
の第1油室R1に接続されかつ第2油室R2がリ
ザーバタンク36に接続される。このため、油圧
ポンプ31からのオイルはフイルタ37、第1電
磁切換バルブ32a、パイロツトチエツクバルブ
33a1、両流量コントロールバルブ34a1,
35a1を経て第1油室R1内に供給され、同時
に第2油室R2内のオイルが両流量コントロール
バルブ35a2,34a2、パイロツトチエツク
バルブ33a2、第1電磁切換バルブ32aを経
てリザーバタンク36に還流する。この結果、各
第1油圧シリンダ21のピストンロツド21bが
先端側へ摺動してフロントウインド12を前方へ
倒伏させる。フロントウインド12が倒伏後第1
電磁切換バルブ32aが切換えられて中立位置に
復帰すると、各第1油圧シリンダ21はロツク状
態になつてフロントウインド12の倒伏状態を保
持する。また、この状態で第1電磁切換バルブ3
2aが図示右方へ切換えられると、油圧ポンプ3
1は各第1油圧シリンダ21の第2油室R2に接
続されかつ第1油室R1がリザーバタンク36に
接続される。このため、油圧ポンプ31からのオ
イルは上記とは逆に第2油室R2内に供給され、
同時に第1油室R1内のオイルがリザーバタンク
36に還流する。この結果、各第1油圧シリンダ
21のピストンロツド21bが後端側へ後退して
フロントウインド12を後方へ起立させる。
一方、第2電磁切換バルブ32bが中立位置に
ある場合には、各第2油圧シリンダ22の両油室
R3,R4が閉鎖されていて同油圧シリンダ22
はロツク状態にある。しかして、油圧ポンプ31
の駆動中第2電磁切換バルブ32bが中立位置か
ら図示左方へ切換えられると、油圧ポンプ31は
各第2油圧シリンダ22の第1油室R3に接続さ
れかつ第2油室R4がリザーバタンク36に接続
される。このため、油圧ポンプ31からのオイル
はフイルタ37、第2電磁切換バルブ32b、パ
イロツトチエツクバルブ33b1、両流量コント
ロールバルブ34b1,35b1を経て第1油室
R3内に供給され、同時に第2油室R4内のオイ
ルが両流量コントロールバルブ35b2,34b
2、パイロツトチエツクバルブ33b2、第2電
磁切換バルブ32bを経てリザーバタンク36に
還流する。この結果、各第2油圧シリンダ22の
ピストンロツド22bが先端側へ摺動して、フロ
ントルーフ13をフロントウインド12の前方へ
の倒伏時その内面側へ折畳む。フロントルーフ1
3が折畳まれた後、第2電磁切換バルブ32bが
切換えられて中立位置に復帰すると、各第2油圧
シリンダ22はロツク状態になつてフロントルー
フ13の折畳状態を保持する。また、この状態で
第2電磁切換バルブ32bが図示右方へ切換えら
れると、油圧ポンプ31は第2油圧シリンダ22
の第2油室R4に接続されかつ第1油室R3がリ
ザーバタンク36に接続される。このため、油圧
ポンプ31からのオイルは上記とは逆に第2油室
R4内に供給され、同時に第1油室R3内のオイ
ルがリザーバタンク36に還流する。この結果、
各第2油圧シリンダ22のピストンロツド22b
が後端側へ後退し、フロントルーフ13をフロン
トウインド12の後方への起立時後方へ引延ば
す。
各油圧シリンダ21と各油圧シリンダ22とは
互に連動して作動させることが望ましく、例えば
油圧ポンプ31の駆動時に先ず第1電磁切換バル
ブ32aを第4図図示左方へ切換作動し、各第1
油圧シリンダ21を作動してフロントウインド1
2の前方への倒伏を開始する。次いで、このフロ
ントウインド12の倒伏初期に第2電磁切換バル
ブ32bを同図図示左方へ切換作動し、各第2油
圧シリンダ22を作動してフロントルーフ13を
フロントウインド12の内面側へ漸次折畳む(第
2図1点鎖線参照)。さらに、フロントウインド
12が完全に倒伏し、かつフロントルーフ13が
完全に折畳まれた時点で両電磁切換バルブ32
a,32bを中立位置へ復帰させれば、フロント
ウインド12およびフロントルーフ13は上記状
態に保持される(同図2点鎖線参照)。この時点
においては、油圧シリンダ31の駆動を停止させ
る。
一方、この状態にあるフロントウインド12お
よびフロントルーフ13を復帰させるには、油圧
ポンプ31を駆動させるとともに、中立位置にあ
る両電磁切換バルブ32a,32bを同時に第4
図図示右方へ切換作動する。これにより、各第1
油圧シリンダ21および各第2油圧シリンダ22
が共に作動し、漸次フロントウインド12を後方
へ起立させ同時にフロントルーフ13を後方へ引
延ばす。復帰後油圧ポンプ31の駆動を停止さ
せ、かつ両電磁切換バルブ32a,32bを中立
位置に復帰させる。
このように、当該車両においては、各第1油圧
シリンダ21および各第2油圧シリンダ22を作
動させることによりフロントウインド12の倒
伏、起立およびフロントルーフ13の折畳み、引
延しを行うことができるため、運転席の開放、閉
鎖時にフロントウインド、フロントルーフ等を手
動で回動操作する必要がなく、これら両者の面倒
な回動操作が解消される。
しかして、かかる油圧回路30においては、第
1系統30aの第1電磁切換バルブ32a、両パ
イロツトチエツクバルブ33a1,33a2、お
よび第2系統30bの第2電磁切換バルブ32
b、両パイロツトチエツクバルブ33b1,33
b2までがフロア下面に配設されている。また、
第1系統30aの両流量コントロールバルブ34
a1,34a2,35a1,35a2および第2
系統30bの両流量コントロールバルブ34b
1,34b2と一方の流量コントロールバルブ3
5b2が助手席のフロアに配設されてカバーにて
覆蓋されていて、第2系統の残りの油圧管路が第
5図〜第9図に示すように配設されている。
同油圧管路を構成するホースは長手方向に伸縮
自在のフレキシブルホースであり、流量コントロ
ールバルブ34b1と各第2油圧シリンダ22の
第1油室R3とを接続する第1、第2、第3ホー
ス38a,38b,38cのうち第1ホース38
aは車体11のボデーピラー11c1内およびフ
ロントウインド12のウインドフレーム12b1
内を貫通し、フロントウインド12の上端からフ
ロントルーフ13の内面側に固着した管継手39
aに達している。第1ホース38aはフロントウ
インド12とフロントルーフ13間において分割
されており、当該分割部でシーベルジヨイント3
9bにより互に接続されており、またフロントル
ーフ13側のホースは同ルーフ13の内面側に固
着したクランプ39c間を貫通しこれに摺動可能
に支持されている。これにより、シーベルジヨイ
ント39bはフロントウインド12とフロントル
ーフ13間の自由な相対回動を許容している。ま
た、第2ホース38b、第3ホース38cは管継
手39aから各第2油圧シリンダ22の第1油室
R3のポートに達しているが、この間フロントル
ーフ13内面側に固着したクランプ39d,39
eにて摺動可能に支持されている。
一方、流量コントロールバルブ35b2と各第
2油圧シリンダ22の第2油室R4とを接続する
第4、第5、第6ホース38d,38e,38f
のうち第4ホース38dは第1ホース38aとは
左右反対側のボデーピラー11c2およびウイン
ドフレーム12b2内を貫通し、フロントウイン
ド22の上端からフロントルーフ13の内面側に
固着した管継手39fに達している。第4ホース
38dは第1ホース38aと同様、フロントウイ
ンド12とフロントルーフ13間において分割さ
れてシーベルジヨイント39gにより互に接続さ
れており、また、フロントルーフ13の内面側に
固着したクランプ39hにて摺動可能に支持され
ている。これにより、シーベルジヨイント39g
は他方のシーベルジヨイント39bとともにフロ
ントウインド12とフロントルーフ13間の自由
な相対回動を許容している。また、第5ホース3
8e、第6ホース38fは管継手39fから各第
2油圧シリンダ22の第2油室R4のポートに達
しているが、この間フロントウルーフ13の内面
側に固着したクランプ39i,39jにて摺動可
能に支持されている。なお、第8図における符号
39kは第1ホース38a、第4ホース38dを
下方へ引張るゴムバンドである。
このように油圧管路を配設しているため、同回
路を構成する各ホース38a〜38fはフロント
ウインド12およびフロントルーフ13の倒伏、
起立時および折畳み、引延し時等に何等障害とは
ならず、これら両者12,13の上記動作が円滑
になされる。また、各ホース38a〜38fの大
部分はフロントルーフ13のインナパネルにより
覆蓋されるため、車室内の見映えが損なわれるこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る車両の斜視
図、第2図は同車両における各油圧シリンダの配
設状態を示す側面図、第3図は第1油圧シリンダ
の配設状態を示す側面図、第4図は各油圧シリン
ダの駆動手段たる油圧回路図、第5図は同油圧回
路の配管状態を示す車両前部の展開平面概略図、
第6図〜第9図は第5図の矢印部、矢印部、
矢印部および矢印部の部分拡大図である。 符号の説明、12……フロントウインド、13
……フロントルーフ、21,22……油圧シリン
ダ、30……油圧回路、31……油圧ポンプ、3
2a,32b……電磁切換バルブ、38a〜38
f……ホース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 運転席の前部にてその下端部が車体の一部に前
    後方向へ回動可能に組付けられて前方へ倒伏可能
    に起立するフロントウインドと、このフロントウ
    インドの上端部にその前端部が回動可能に組付け
    られるとともにその後端部が運転席の後部に立設
    した門型ピラーに脱着可能に支持されて運転席の
    上方を覆蓋し前記フロントウインドの内面側へ折
    畳可能なフロントルーフを備えたフロントウイン
    ド可倒式車体において、前記フロントウインドと
    前記車体間に配設されて同フロントウインドを前
    後方向へ回動させる第1の液圧アクチユエータ
    と、前記フロントウインドと前記フロントルーフ
    間に配設されて同フロントルーフを前後方向へ回
    動させる第2の液圧アクチユエータと、これら各
    アクチユエータを駆動させる液圧駆動手段を備
    え、この液圧駆動手段を構成し液圧ポンプ、リザ
    ーバタンクと前記第2の液圧アクチユエータとを
    接続する可撓性の各管路を前記フロントウインド
    のウインドフレーム内を経て前記フロントルーフ
    の内面側に配管し、かつ前記フロントウインドと
    前記フロントルーフ間にはシーベルジヨイントを
    介して配管するとともに、前記車体とフロントウ
    インド間の管路のたるみを吸収する吸収手段を設
    けたことを特徴とするフロントウインド可倒式車
    両。
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