JPH056081Y2 - - Google Patents

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JPH056081Y2
JPH056081Y2 JP11698088U JP11698088U JPH056081Y2 JP H056081 Y2 JPH056081 Y2 JP H056081Y2 JP 11698088 U JP11698088 U JP 11698088U JP 11698088 U JP11698088 U JP 11698088U JP H056081 Y2 JPH056081 Y2 JP H056081Y2
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blade
cutting
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  • Debarking, Splitting, And Disintegration Of Timber (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は切削刃取付装置に係り、更に詳述す
ればデイスクチツパーにおける切削刃取付装置に
関する。
[従来の技術] この種のデイスクチツパーにおける切削刃取付
装置としては従来例えば特開昭59−42907号公報
に記載されているものがある。
この従来の技術は回転体に複数の孔を穿設し、
これらの孔にそれぞれ刃物ホルダーを嵌合固定
し、前記ホルダーに階段状の刃受部を設け、これ
らの刃受部にそれぞれ切削刃の取付け、前記切削
刃と対向する部位に、階段状に刃口刃を取付けた
構成のものである。
[考案が解決しようとする課題] 前記した従来の技術は切削刃を取付ける刃物ホ
ルダーに設けた階段状の刃受け部にそれぞれ切削
刃と刃口刃を設けることで適度に割れの入つた比
較的良質のチップを得るようにしたものである
が、刃物ホルダーの形状が平面的に階段状で複雑
なためその加工が面倒であり、結局装置が高価に
なつてしまうという問題点があつた。
この考案は前記した各問題点を除去するため
に、刃物ホルダーに取付けるべき複数の切削刃の
厚みを異ならせてこれを切削刃を並列して取付け
るべき刃物取付斜面を複数の刃に対し同一平面に
することで刃物ホルダーの形状の複雑さをなく
し、かつ良質なチツプが得られるデイスクチツパ
ーを安価に構成することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記したこの考案は、回転デイスクに形成した
複数の透孔にそれぞれ複数の切削刃を有する刃物
ホルダーを嵌合固定してデイスクチツパーを構成
し、前記刃物ホルダーに平坦な刃物取付斜面を設
け、この刃物取付斜面に厚さの異なる複数の切削
刃を並列して取付けることで達成される。
[作用] 同一平面をなした刃物取付斜面に並設した厚さ
の異なる複数の切削刃はそれぞれの刃先が刃口面
からその面方向に張り出し量を異ならせて配設す
ることができ、刃物ホルダーの平面形状を簡素化
できる。
すなわち厚みの厚い切削刃の刃先の方が薄い厚
みの切削刃の刃先よりも刃口面からその面方向に
大きく張り出して設置できるため、木材切削に当
り比較的大きい線分による切削面積が無理なく得
られ、各切削刃の境界で割れの入つた良質のチッ
プを得ることができる。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図は図示してないデイスクチツパーのケー
シング内の回転主軸に取付けられる回転デイスク
1を示し、このデイスク1には刃物ホルダー取付
孔13,13を複数個前記デイスクの中心から所
定の間隔隔たつた点とこの点から後述する刃物ホ
ルダー取付孔の幅よりも広い間隔をなす等間隔の
4つの仮想線で示す円11a〜11dと前記デイ
スクの中心を通つて前記デイスクを3等分する線
12a〜12cと最小径の円11aとの交点と前
記中心を通つて2番目に小径の円11bとの交点
と同様に3番目に大きい円11cとの交点との間
隔および前記交点と最も大きい円11dとの間隔
が同じ間隔になるようにし、前記各交点に前記各
中心を通る線を法線とする接線と2辺が平行する
方形で複数の刃物ホルダー取付孔(透孔)13,
13を4個ずつ1組をなして3組うず巻状に穿設
する。
この刃物ホルダー取付孔13,13は、第2図
に示すように回転デイスク1の厚さの中間から一
面側の孔径よりも他面側の孔径を小さくし刃物ホ
ルダー2を係止する段付部14が設けられてい
る。
前記刃物ホルダー2は第2図乃至第6図に示す
ように前記刃物ホルダー取付孔13,13の大径
部側からそれぞれ挿入した際、段付部14に係止
する方形の取付台板21を設けるとともに、比較
的大面積の刃物取付斜面2aを設けてこの斜面2
aの一端に刃口22を穿設し、前記刃物取付斜面
2aの対向側に前記刃口幅を若干左右に拡幅する
と共にセンター振分けに位置を若干ずらせて2つ
の傾斜面23a,23bを形成してある。
また、この両傾斜面23a,23bの頂部には
切込み231a,231bにより平面を形成した
ところに板枠状のホルダーライナ取付孔212,
212を穿設してある。
さらに、前記刃物ホルダー2は、第6図に示す
ように刃物取付斜面2a側に取付台板21の上、
下面側にそれぞれ突出する略三角形状で前記刃口
22の一方の辺に前記傾斜面23a,23bとは
逆方向の全幅に亘つて同一平面をなす傾斜面24
1と頂部に出面調節ねじ孔2bを設けた突出部2
4を形成し、前記刃物取付斜面2aには第2図に
示すように前記両傾斜面23a,23bの幅の中
心を通る線上で若干位置を異ならせて刃物押さえ
ねじ螺入用のねじ孔243,243が前記刃物取
付斜面2aに対し直角方向に明けてある。また前
記出面調節ねじ孔2bは出面調節ねじ7b,7a
がそれぞれ前記刃物取付斜面2aと平行するよう
に設けてある。
前記取付台板21には第3図に示すように刃物
ホルダー2を保護するためのホルダーライナ3を
取付けるための取付孔212,212と回転デイ
スク1に取付けるための取付孔213,213が
設けられている。
前記したホルダーライナ3は第7図に示すよう
に第5図に示す刃物ホルダー2の取付台板21の
底面と同じ形状をなす枠体31に取付孔32,3
2が第8図に示すように前記取付孔212,21
2と同様に一面側が皿穴となつている。
前述した刃物ホルダー2には第2図、第9図お
よび第10図に示すように厚みの異なる2枚の切
削刃4a,4bと裏刃5a,5bが刃物押さえね
じ6a,6bで刃物取付斜面2aに取付けられ、
出面調整ねじ7a,7bで切削刃4a,4bの後
部に螺着されている長さ揃え用ねじ7c,7dの
先端を押すことで各切削刃4a,4bを刃口22
の外面に対して垂直方向の出面を調整し得るよう
になつている。
切削刃4a,4bは第2図に示すように切削刃
4aの厚さに対し切削刃4bの厚さを20%程度厚
くすると共に両切削刃4a,4b共に中央の刃物
押さえねじ6a,6bの直径よりも十分に大きい
逃げ孔42a,42bが設けられ、頂面には長さ
揃え用ねじ挿入孔43a,43bが前記逃げ孔4
2a,42bの内壁面に貫通するようにそれぞれ
明けられている。
裏刃5a,5b共に第2図に示すように裏刃の
略中央に前記刃物押さえねじ6a,6bの直径よ
り若干大径の逃げ孔52a,52bが明けられて
いる。
この考案の切削刃取付装置は以上の部品をもつ
て構成され、第2図および第9図に示すように回
転デイスク1に取付けられている。
まず、ホルダーライナ3を刃物ホルダー2の下
面に当てがい、皿ねじ8をもつて取付け、特にホ
ルダーライナ取付孔212,212はナツトを用
い、他の取付孔212はタツプ加工であるためナ
ツトを用いず締付けることで前記ホルダーライナ
3を刃物ホルダー2に取付ける。
このあと、刃物取付斜面2aに切削刃4a,4
bと裏刃5a,5bとをそれぞれ第2図および第
9図に示すように刃物押さえねじ6a,6bを逃
げ孔42a,52a,42b,52bを通してね
じ孔243,243に螺入して取付け、出面調整
ねじ7a,7bをねじ孔2bに螺入し、先端を切
削刃4a,4bの長さ揃え用ねじ7c,7dの上
端に当接させる。
また出面調整ねじ7a,7bには挿入螺入の過
程で予じめナツト71a,72aと71b,72
bが螺着されている。
さらに前記刃物押さえねじ6b,6aを締める
ことで裏刃5a,5bを介して切削刃4a,4b
が刃物取付斜面2aに押し付けられて固定され、
ナツト6B,6Aの締め付けで各ねじ6b,6a
がゆるむことがない。出面調整に当つては刃先が
刃口22から出ない程度の所でナツト6A,6B
をゆるく締め、出面調整ねじ7a,7bを螺入す
る方向に廻して切削刃4a,4bを徐々に押し出
すようにして調整し、調整が終つたらナツト6
A,6Bをきつく締めて固定する。
このように組立てられた切削刃取付装置NA
は、第9図、第10図に示すように取付孔21
3,213に取付け、ボルト9を挿入し回転デイ
スク1の刃物ホルダー取付孔13a〜13lの周
囲に予じめ設けられているねじ孔に螺入して取付
ける。
この考案のデイスクチツパーにおける切削刃取
付装置は以上のように構成されたもので、この装
置を取付けた回転デイスク1は図示してないケー
シング内の主軸に取付けられて回転する。
前述の切削刃4a,4bの厚みの差や刃口22
の面方向に対する刃先の張り出し具合を調整する
ことで木材への喰い込みがよく、かつ刃口22か
ら削り出されたチツプは刃厚に応じて段差を付け
て設けた傾斜面23a,23bとのギヤツプによ
り円滑に排出され詰りやダストの発生を防止する
ことができ、各切削刃4a,4bの境界で適度に
割れの入つた良質のチツプを大量生産することが
できる。
[考案の効果] この考案は以上説明したように構成されている
ので、以下に記載する効果を奏する。
同一平面をなした刃物取付斜面に並設した厚さ
の異なる複数の切削刃はそれぞれの刃先が刃口面
からその面方向に張り出し量を異ならせて配設す
ることができるので刃物ホルダーの平面形状を簡
素化できる。
すなわち厚みの厚い切削刃の刃先の方が薄い厚
みの切削刃の刃先よりも刃口面からその面方向に
大きく張り出して設置できるため、木材切削に当
り比較的大きい線分による切削面積が無理なく得
られ、各切削刃の境界で割れの入つた良質のチツ
プをコスト安に多量提供できると共に、刃物ホル
ダーの平面形状つまりその構造を前記階段状に形
成した従来例よりも大幅に簡素化できるからデイ
スクチツパーとしてのトータルコストを著減でき
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図はいずれもこの考案の1実施例を示すもの
で、第1図は回転デイスクにおける刃物ホルダー
の取付状態を示す正面図、第2図は刃物ホルダー
の回転デイスクへの取付状態を示す向きを異にし
た要部の拡大断面図、第3図は刃物ホルダーの上
面図、第4図は同じく立面図、第5図は同じく下
面図、第6図は第3図のA−A断線における断面
図、第7図はホルダーライナの下面図、第8図は
第7図のB−B断線における断面図、第9図は回
転デイスクに刃物ホルダーを介して切削刃を取付
けた状態の上面図、第10図は同じく下面図であ
る。 1……回転デイスク、2……刃物ホルダー、2
a……刃物取付斜面、4a,4b……切削刃、1
3……透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転デイスクに形成した複数の透孔13,13
    にそれぞれ複数の切削刃を有する刃物ホルダーを
    嵌合固定したデイスクチツパーにおいて、前記刃
    物ホルダー2に平坦な刃物取付斜面2aを設け、
    この刃物取付斜面2aに厚さの異なる複数の切削
    刃4a,4bを並列して取付けたことを特徴とす
    るデイスクチツパーにおける切削刃取付装置。
JP11698088U 1988-09-06 1988-09-06 Expired - Lifetime JPH056081Y2 (ja)

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JP11698088U JPH056081Y2 (ja) 1988-09-06 1988-09-06

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JP11698088U JPH056081Y2 (ja) 1988-09-06 1988-09-06

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JPH0240504U JPH0240504U (ja) 1990-03-20
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