JPH056079Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH056079Y2 JPH056079Y2 JP3196086U JP3196086U JPH056079Y2 JP H056079 Y2 JPH056079 Y2 JP H056079Y2 JP 3196086 U JP3196086 U JP 3196086U JP 3196086 U JP3196086 U JP 3196086U JP H056079 Y2 JPH056079 Y2 JP H056079Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operator
- monitor device
- photographing
- head
- manipulator
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 claims description 8
- 210000003128 head Anatomy 0.000 description 8
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000004438 eyesight Effects 0.000 description 1
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 1
- 230000016776 visual perception Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
A 産業上の利用分野
本考案は臨場感のある視覚装置に関する。
B 開示の概要
モニタ装置が操縦者の頭部を中心として上下に
旋回するから、操縦者はモニタ装置に写し出され
る状況にあたかも実在しているかのように感ずる
こととなり、このため、重力の作用を考慮せずに
的確にマニピユレータを遠隔操作することができ
る。
旋回するから、操縦者はモニタ装置に写し出され
る状況にあたかも実在しているかのように感ずる
こととなり、このため、重力の作用を考慮せずに
的確にマニピユレータを遠隔操作することができ
る。
C 従来の技術
サーボマニピユレータ等で遠隔作業する場合に
は、その視覚が重要である。従来の一般的な視覚
装置は、マニピユレータに撮影装置を設けてこの
撮影装置により撮影された像をモニタ装置に写し
出すものである。モニタ装置として代表的なもの
はTVやビデオ投影装置である。撮影装置は、上
下及び水平方向に旋回してその撮影方向を変えら
れるが、モニタ装置は固定されいた。このためモ
ニタ装置に写し出される像がどの方向から撮影し
たものか直感的に理解できなかつた。しかも、そ
の像が下向きに撮影したものと頭で理解しても、
モニタ装置を操縦者が見る視線の方向とその撮影
方向が一致しないから、影像の中での相対的な角
度を熟慮して操作しないと、思わぬ方向に重力分
が作用して作業ミスを起こすこととなる。
は、その視覚が重要である。従来の一般的な視覚
装置は、マニピユレータに撮影装置を設けてこの
撮影装置により撮影された像をモニタ装置に写し
出すものである。モニタ装置として代表的なもの
はTVやビデオ投影装置である。撮影装置は、上
下及び水平方向に旋回してその撮影方向を変えら
れるが、モニタ装置は固定されいた。このためモ
ニタ装置に写し出される像がどの方向から撮影し
たものか直感的に理解できなかつた。しかも、そ
の像が下向きに撮影したものと頭で理解しても、
モニタ装置を操縦者が見る視線の方向とその撮影
方向が一致しないから、影像の中での相対的な角
度を熟慮して操作しないと、思わぬ方向に重力分
が作用して作業ミスを起こすこととなる。
D 考案が解決しようとする問題点
本考案は上記従来技術の問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的は撮影方向と操縦者の視線と
が重力の作用する方向に対し相対的に一致する視
覚装置を提供することにある。
たもので、その目的は撮影方向と操縦者の視線と
が重力の作用する方向に対し相対的に一致する視
覚装置を提供することにある。
E 問題点を解決するための手段及び作用
本考案に係る視覚装置は、モニタ装置を操縦者
の頭部を中心として上下に旋回させるので、操縦
者はモニタ装置に写し出される状況をあたかも実
在するように感じ、重力に特別な注意を払うこと
なく的確な操作ができる。更にモニタ装置を操縦
者の頭部を中心として水平に旋回させれば、更に
臨場感のある視覚装置となる。
の頭部を中心として上下に旋回させるので、操縦
者はモニタ装置に写し出される状況をあたかも実
在するように感じ、重力に特別な注意を払うこと
なく的確な操作ができる。更にモニタ装置を操縦
者の頭部を中心として水平に旋回させれば、更に
臨場感のある視覚装置となる。
実施例
以下、本考案の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図〜第3図に本考案に一実施例を示す。第
3図に示されるように、駆動機53上にはU字状
枠54が鉛直軸Y−Y′を中心として水平に旋回
可能に支持されると共にこのU字状枠には半球状
枠5が水平軸X−X′を中心として上下に旋回可
能に支持され、駆動機52により旋回されるよう
になつている。この半球状枠5には、第1図に示
すように主モニタ装置3及び関連情報表示器4が
装着されており、主モニタ装置3としてTVやビ
デオプロジエクタ等が使用される。半球状枠5の
旋回中心51に頭部が位置するよう操縦者2を乗
せる台6が床62に立設した支持枠61に設けら
れている。旋回中心に操縦者2の頭部が正確に位
置することが望ましいが、必ずしも完全に一致し
なくてもこれらの間の垂直方向及び水平方向の距
離△x,△yが小さければ、効果としては変わら
ない。操縦者2は台6に立つても良いし、場合に
よつては座るようにしても良い。尚、支持枠61
は半球状枠5が水平及び上下にかなり旋回しても
干渉することがない形状となつている。図示例の
場合は、半球状枠51は約45°〜80°旋回可能であ
る。台6に乗つた操縦者2は主モニタ装置3等を
見ながら、マスタ腕1を操作できるようになつて
おり、このマスタ腕1を操作すると、これに応じ
て第2図に示されるマニピユレータスレーブ側が
遠隔操作されるようになつている。第2図に示す
ようTVカメラ22は雲台23を介して上下に傾
動自在に支持されており、スレーブ腕21の作業
対象を撮影できるようになつている。TVカメラ
22により撮影された像は主モニタ装置3に写し
出されることとなる。
3図に示されるように、駆動機53上にはU字状
枠54が鉛直軸Y−Y′を中心として水平に旋回
可能に支持されると共にこのU字状枠には半球状
枠5が水平軸X−X′を中心として上下に旋回可
能に支持され、駆動機52により旋回されるよう
になつている。この半球状枠5には、第1図に示
すように主モニタ装置3及び関連情報表示器4が
装着されており、主モニタ装置3としてTVやビ
デオプロジエクタ等が使用される。半球状枠5の
旋回中心51に頭部が位置するよう操縦者2を乗
せる台6が床62に立設した支持枠61に設けら
れている。旋回中心に操縦者2の頭部が正確に位
置することが望ましいが、必ずしも完全に一致し
なくてもこれらの間の垂直方向及び水平方向の距
離△x,△yが小さければ、効果としては変わら
ない。操縦者2は台6に立つても良いし、場合に
よつては座るようにしても良い。尚、支持枠61
は半球状枠5が水平及び上下にかなり旋回しても
干渉することがない形状となつている。図示例の
場合は、半球状枠51は約45°〜80°旋回可能であ
る。台6に乗つた操縦者2は主モニタ装置3等を
見ながら、マスタ腕1を操作できるようになつて
おり、このマスタ腕1を操作すると、これに応じ
て第2図に示されるマニピユレータスレーブ側が
遠隔操作されるようになつている。第2図に示す
ようTVカメラ22は雲台23を介して上下に傾
動自在に支持されており、スレーブ腕21の作業
対象を撮影できるようになつている。TVカメラ
22により撮影された像は主モニタ装置3に写し
出されることとなる。
従つて、第2図に示すように、TVカメラ22
を水平方向から下向きにθ2度だけ傾動させる場合
には第3図に示すように半球状枠5をX−X′軸
を中心に下向きにθ度だけ旋回させ、θ2θとす
る。このようにすると、TVカメラ22の撮影方
向と操縦者2の主モニタ装置3に対する視線の方
向が一致することとなつて、言い替えれば、主モ
ニタ装置3に写し出されている状況における重力
の方向と実際の重力の方向が一致することとなつ
て、重力に特別の注意を払うことなくマスタ腕1
を的確に操作でき操作ミスが防げる。例えば画像
の中でスレーブ腕21で持つていた物を離して置
くとき、その物が落下する方向を誤解することが
ない。
を水平方向から下向きにθ2度だけ傾動させる場合
には第3図に示すように半球状枠5をX−X′軸
を中心に下向きにθ度だけ旋回させ、θ2θとす
る。このようにすると、TVカメラ22の撮影方
向と操縦者2の主モニタ装置3に対する視線の方
向が一致することとなつて、言い替えれば、主モ
ニタ装置3に写し出されている状況における重力
の方向と実際の重力の方向が一致することとなつ
て、重力に特別の注意を払うことなくマスタ腕1
を的確に操作でき操作ミスが防げる。例えば画像
の中でスレーブ腕21で持つていた物を離して置
くとき、その物が落下する方向を誤解することが
ない。
更に、TVカメラ22を水平に回転させる場合
には、これに応じ半球状枠5及びU字状枠54を
Y−Y′軸を中心をして旋回させる。このように
すると、左右方向にも方向感覚が一致し、更に臨
場感が増すので一層的確な操作ができる。
には、これに応じ半球状枠5及びU字状枠54を
Y−Y′軸を中心をして旋回させる。このように
すると、左右方向にも方向感覚が一致し、更に臨
場感が増すので一層的確な操作ができる。
尚、上記実施例においては半球状枠5には関連
情報表示器4が設けられていたが、この表示器4
に指向性スピーカーを付加すると更に臨場感が増
す。また、上記実施例ではX−X′軸及びY−
Y′軸について旋回できるようになつていたが、
Y−Y′軸についての旋回は必ずしも必要でなく、
省略してもよい。省略した場合には、半球状枠5
に代えて半円筒状とする良い。更に半球状枠5そ
のものを省略し、主モニタ装置3等をX−X′軸
を中心に旋回できるようにしても良い。この場合
には、背景が操縦者の目に入らないように照明を
暗くすると良い。しかし、理想的には主モニタ装
置3の周辺も適当な間接照明された半球面である
方が周辺の余分な物が目に入らず良い。
情報表示器4が設けられていたが、この表示器4
に指向性スピーカーを付加すると更に臨場感が増
す。また、上記実施例ではX−X′軸及びY−
Y′軸について旋回できるようになつていたが、
Y−Y′軸についての旋回は必ずしも必要でなく、
省略してもよい。省略した場合には、半球状枠5
に代えて半円筒状とする良い。更に半球状枠5そ
のものを省略し、主モニタ装置3等をX−X′軸
を中心に旋回できるようにしても良い。この場合
には、背景が操縦者の目に入らないように照明を
暗くすると良い。しかし、理想的には主モニタ装
置3の周辺も適当な間接照明された半球面である
方が周辺の余分な物が目に入らず良い。
G 考案の効果
以上、実施例に基づいて具体的に説明したよう
に、本考案の視覚装置は、撮影方向と操縦者の視
線が鉛直方向に関して一致するので、臨場感のあ
る視覚が得られ、このため、的確に遠隔操作をす
ることができる。
に、本考案の視覚装置は、撮影方向と操縦者の視
線が鉛直方向に関して一致するので、臨場感のあ
る視覚が得られ、このため、的確に遠隔操作をす
ることができる。
第1図〜第3図は本考案の一実施例に係り、第
1図はマスター側の要部断面図、第2図は、スレ
ーブ側の正面図、第3図はマスター側の斜視図で
ある。 図面中、1はマスタ腕、2は操縦者、3は主モ
ニタ装置、4は関連情報表示器、5は半球状枠、
6は台、21はスレーブ腕、22はTVカメラで
ある。
1図はマスター側の要部断面図、第2図は、スレ
ーブ側の正面図、第3図はマスター側の斜視図で
ある。 図面中、1はマスタ腕、2は操縦者、3は主モ
ニタ装置、4は関連情報表示器、5は半球状枠、
6は台、21はスレーブ腕、22はTVカメラで
ある。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) マニピユレータに設けられた撮影装置により
撮影された像を操縦者がモニタ装置により観察
しながら前記マニピユレータを遠隔操作する遠
隔操縦装置において、前記撮影装置の撮影方向
と前記操縦者の前記モニタ装置に対する視線の
方向が鉛直方向に関して一致するように前記モ
ニタ装置を前記操縦者の頭部を中心として上下
に旋回させることを特徴とする視覚装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において上記
撮影装置の水平方向の旋回に対応して上記モニ
タ装置を上記操縦者の頭部を中心として水平に
旋回させることを特徴とする視覚装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3196086U JPH056079Y2 (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3196086U JPH056079Y2 (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62144188U JPS62144188U (ja) | 1987-09-11 |
JPH056079Y2 true JPH056079Y2 (ja) | 1993-02-17 |
Family
ID=30838181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3196086U Expired - Lifetime JPH056079Y2 (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056079Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-03-07 JP JP3196086U patent/JPH056079Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62144188U (ja) | 1987-09-11 |
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