JPH0560559B2 - - Google Patents

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JPH0560559B2
JPH0560559B2 JP60287216A JP28721685A JPH0560559B2 JP H0560559 B2 JPH0560559 B2 JP H0560559B2 JP 60287216 A JP60287216 A JP 60287216A JP 28721685 A JP28721685 A JP 28721685A JP H0560559 B2 JPH0560559 B2 JP H0560559B2
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Japan
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shroud head
shroud
head bolt
inner rod
outer pipe
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JP60287216A
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JPS62147395A (ja
Inventor
Kyobumi Saeki
Hiroyuki Moro
Masahiro Kobayashi
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPH0560559B2 publication Critical patent/JPH0560559B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は原子炉の炉内構造物を締結させる炉内
構造物の締結装置に係り、特にシユラウド等の原
子炉の炉心部にシユラウドヘツドを締結させる炉
内構造物の締結装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
沸騰水型原子炉は原子炉圧力容器内に多数の燃
料集合体が装荷されて炉心1が形成される。装荷
された燃料集合体は、第4図に示すようにその下
部が炉心支持板2に、上部が上部格子板3にてそ
れぞれ支持され、炉心1の外周はシユラウド4で
囲まれている。シユラウド4の頂部はシユラウド
ヘツド5で覆われ、炉心上部にプレナムを形成し
ている。上記シユラウドヘツド5には多数のスタ
ンドパイプ6が林立されてスタンドパイプ群が構
成される。各スタンドパイプ6の頂部に気水分離
器7が設けられ、この気水分離器7で気液分離を
行なつて蒸記を発生させるようになつている。
原子炉は運転時刻燃料の核分裂反応により炉心
部の圧力や温度が上昇する。この原子炉の運転に
中にシユラウドヘツド5に作用する内圧や地震時
に転倒荷重を支持するために、シユラウドヘツド
5はシユラウド4に数十本のシユラウドヘツドボ
ルト8にて締結される。
シユラウドヘツドボルト8は第5図および第6
図に示すように筒状のアウターパイプ9内を貫通
して延びるインナーロツド10が収容されてお
り、インナーロツド10はインナーロツドアツパ
10aとインナーロツドロア10bとを溶接によ
り一体に接合したものである。インナーロツドロ
ア10bはアウターパイプ9の下端より下方に突
出し、その先端にテイーバ11が設けられてい
る。テイーバ11はシユラウドヘツドボルトラグ
(ブラケツト)12に係合し、このシユラウドヘ
ツドボルトラグ12の下端に支持される。
一方、インナーロツドアツパ10aの上部には
六角ナツト等のナツト13にねじ結合されてお
り、このナツト13によりナツトロツク14およ
びヘツド15を介してアウターパイプ9に固定さ
れる。ナツトロツク14はスプリング16により
ばね付勢されてナツト13の角部に嵌合し、通常
運転時、ナツト13の回転を拘束している。
前記アウターパイプ9の下端には筒状のベース
18が固着され、このベース18はシユラウドヘ
ツド5のシユラウドヘツドボルトラグ19のラグ
溝に設けられる。
また、シユラウドヘツド5に林立される多数の
スタンドパイプ6やスタンドパイプ6頂部に設け
られる気水分離器7は上部および下部ガイドリン
グ20,21によりそれぞれ支持される。上部お
よび下部ガイドリング20,21はシユラウドヘ
ツドボルト8を水平方向に支持する一方、シユラ
ウドヘツドボルト8の支持部にはヘツド22およ
びスペーサ23が設けられ、これらのヘツド22
およびスペーサ23は上部および下部ガイドリン
グ20,21の係合孔に係合している。
ところで、シユラウドヘツド5のシユラウド4
への締付はシユラウドヘツドボルト8により行な
われる。この締付時には、シユラウドヘツドボル
ト8はテイーバ11を下方にして、上部および下
部ガイドリング20,21を貫通して上方から挿
入される。この挿入後に図示しない特殊レンチを
用いてインナーロツド10を90度回転させ、テイ
ーバ11をシユラウドヘツドボルトラグ12のラ
グ溝に係止させる。
この場合、シユラウドヘツドボルト8を構成す
るインナーロツド10はインコネル600の材料で
形成され、アウターパイプ9やシユラウド4、シ
ユラウドヘツド5はステンレス鋼で形成される。
インコネル600はステンレス鋼に較べ熱膨脹率が
小さいので、原子炉の運転により高温になると、
シユラウド4とシユラウドヘツド5とは堅固に締
付けられる。
また、原子炉の定期点検時や燃料交換時には、
シユラウドヘツド5はシユラウド4から取り外さ
れる。シユラウドヘツド5をシユラウド4から取
り外す場合には、ナツトロツク14を押し下げ、
特殊レンチによりナツト13を回転させてインナ
ーロツド10およびテイーバ11を押し下げると
ともに、インナーロツド10を90度回転させ、テ
イーバ11とシユラウドヘツドボルトラグ12と
の係合を解除する。この状態でシユラウドヘツド
5とともにシユラウドヘツドボルト8を引き上げ
ることにより、シユラウドヘツドボルト8は取り
外される。したがつて、シユラウドヘツドボルト
8はシユラウドヘツド5のシユラウドヘツドボル
トラグ5aに一度据え付けた後は、シユラウドヘ
ツド5から取り外す必要はない。
しかし、シユラウドヘツド5の着脱作業におい
て、万一シユラウドヘツドボルト8に損傷が生じ
た場合には、シユラウドヘツドボルト8の取付
(据付)作業とは逆の操作により、上部および下
部のガイドリング20,21を介して上方に引き
抜くことにより取外しができるようになつてい
る。
ところで、最近の原子力発電プラントは大容量
化の傾向にあり、原子力発電プラントを大容量化
する場合、シユラウド4やシユラウドヘツド5の
太径化が、また気水分離器7においては本数の増
加が必要となる。その際に、最外周の気水分離器
7をシユラウドヘツド5の外周より外側に配置す
ることが要求される場合がある。また、原子力発
電プラントの大容量化に伴つて地震荷重等の荷重
条件が従来より厳しくなる。このため、シユラウ
ドヘツドボルト8においては、アウターパイプ9
やインナーロツド10の径を太くするか、本数の
増大を図る必要がある。
しかし、最外周の気水分離器7をシユラウドヘ
ツド56外周より外に配置した場合、気水分離器
7とシユラウドヘツドボルト8との干渉の問題か
ら、シユラウドヘツドボルト8の本数を増加させ
たり、アウターパイプ9やインナーロツド10を
太径化することに著しい制約を受ける。したがつ
て、シユラウドヘツドボルト8に充分な強度を持
たせることが困難であつた。
さらに、上部ガイドリング21は最外周の気水
分離器7に取り付けられこれを支持しているが、
シユラウドヘツドボルト8を交換する際には、シ
ユラウドヘツドボルト8で最も幅のあるテイーバ
11が上部ガイドリング21に形成された係合孔
を通る必要がある。しかし、シユラウドヘツドボ
ルト8のテイーバ11が上記係合孔をスムーズに
挿通されることは非常に困難であり、シユラウド
ヘツドボルト8の交換作業が困難で長時間要する
ものとなつていた。しかも、シユラウドヘツドボ
ルト8の設計に際しては気水分離器7との干渉も
充分に考慮しなければならず、シユラウドヘツド
ボルト8の設計は極めて厳しい設計上の制約を受
け、困難であつた。
〔発明の目的〕
本発明は上述した事情を考慮してなされたもの
で、シユラウドヘツドボルトを小型・軽量化して
も充分な強度を保つとともに、シユラウドヘツド
ボルトの着脱時に気水分離器7との干渉を未然に
かつ有効的に防止し、シユラウドヘツドボルトの
交換作業を容易に行ない得る炉内構造物の締結装
置を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明に係る炉内構造物の締結装置は、シユラ
ウドの頂部を覆うシユラウドヘツドに設けられた
スタンドパイプ群の周囲に下部ガイドリングを設
置するとともに、上記スタンドパイプ群の各スタ
ンドパイプの頂部に設けられた気水分離器の周囲
に上部ガイドリングを設置し、前記上部および下
部ガイドリングに放射方向に延びて側方に開口す
る複数の係合ガイド溝をそれぞれ対向して設け、
上記係合ガイド溝にシユラウドヘツドボルトを側
方から着脱自在に設け、上記シユラウドヘツドボ
ルトはシユラウドヘツドをシユラウドに締結させ
る締結部分を下部に構成し、前記上部ガイドリン
グおよび下部ガイドリングの各係合ガイド溝に係
合するシユラウドヘツドボルトの上部をその下部
の締結部より細径構造としたものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明に係る炉内構造物の締結装置の一
実施例について添付図面を参照して説明する。
第1図は原子炉の炉内構造物の締結装置の一例
としてシユラウドヘツドボルト30廻りの構成を
示しており、このシユラウドヘツドボルト30は
シユラウドヘツド31をシユラウド(上部格子板
でもよい。)32に締結させる締結部を下部に構
成している。シユラウドヘツドボルト30の締結
部は、太径・短尺のアウターパイプ33を有し、
このアウターパイプ33内にインナーロツド34
が貫通して延びている。インナーロツド34も太
径・短尺に形成される一方、インナーロツド34
はアウターパイプ33から下方に突出し、シユラ
ウドヘツド31のシユラウドヘツドボルトラグ3
1aおよびシユラウド32のシユラウドヘツドボ
ルトラグ(ブラケツト)32aの各ラグ溝を貫い
て下端にテイーバ35が溶接等により一体に固着
される。
一方、アウターパイプ33の頂部には、チユー
ブ37が載置される。チユーブ37はアウターチ
ユーブ33と同様太径のチユーブロア37aと、
このチユーブロア37aより細径のチユーブアツ
パ37bとを一体に有する。チユーブロア37a
はナツトとしての機能を有し、その内周には雌ね
じが刻設され、この雌ねじにインナーロツド34
の上部34aがねじ結合される。このインナーロ
ツド34の頂部にチユーブアツパ37b内に挿通
される細径のシヤフト38が一体に固着される。
シヤフト38はチユーブアツパ37b内を上方に
延びて突出し、その突出部に六角ナツト等の頂部
ナツト39がねじ結合される一方、シヤフト38
の頂部には直径方向に延びる矩形の指示突起40
が設けられる。この突起40はテイーバ35の長
手方向と一致するように形成される。
また、チユーブ37は頂部ナツト39と一体に
接合されるとともに、スタンドパイプや気水分離
器(第4図参照)を保持する下部および上部ガイ
ドリング41,42を貫いて上方に延び、その上
部にナツトロツク43がスライド自在に設けられ
る。ナツトロツク43はスプリング44により上
方にばね付勢され、頂部ナツト39の角部に係合
し、頂部ナツト39を廻り止めしている。ナツト
ロツク43の昇降スライドはガイドピン45によ
り案内される。
気水分離器を保持する上記ガイドリング42に
は第2図に示すように、放射方向に延びる係合ガ
イド溝47が外側から切欠かれており、この係合
ガイド溝47にチユーブ37のチユーブアツパ3
7bが側方から出し入れ自在に係合している。係
合ガイド溝は、その半径方向内方側の溝底部に膨
出した廻止め係合溝48が形成され、この廻止め
係合溝48にスリーブ49が上下方向スライド可
能に係合し、スリーブ49の廻り止めが行なわれ
るようになつている。スリーブ49はシユラウド
ヘツドボルト30のチユーブ37に挿嵌され、シ
ユラウドヘツドボルト30の据付時に、スリーブ
49の下部が係合して廻り止めされる。これによ
り、シユラウドヘツドボルト30の水平方向の支
持が行なわれ、スリーブ49の回転が拘束され
る。
またスタンドパイプを保持する下部ガイドリン
グ41にも第3図に示すように、放射方向に延び
る係合ガイド溝50が設けられている。この係合
ガイド溝50は半径方向内方の溝底部に形成され
た膨出係合溝51を有し、この係合溝51に筒状
スペーサ52が係合するようになつている。スペ
ーサ52はシユラウドヘツドボルト30のチユー
ブアツパ37bに一体に接合される。スペーサ5
2はシユラウドヘツドボルト30の据付時に膨出
係合溝51に係合し、シユラウドヘツドボルト3
0の水平方向の支持がなされ、横方向の抜出が防
止されるようになつている。シユラウドヘツドボ
ルト30の上部は上部ガイドリング42および下
部ガイドリング41の各係合ガイド溝47,51
に係合可能に構成され、シユラウドヘツドボルト
30の下部の締結部分より細径構造に形成され
る。
さらに、シユラウドヘツドボルト30のアウタ
ーパイプ33の下部にはシユラウドヘツドボルト
ラグ31aに設けられる円筒状のベース53が一
体に接合されている。ベース53はシユラウドヘ
ツドボルトラグ31aのラグ溝に昇降スライド自
在で廻り止めされるように嵌合される。ベース5
3の下部にはインナーロツド34の回転位置を規
制する窓54が設けられる。この窓54にインナ
ーロツド34から突出するピン55が係合してお
り、この係合により締付、緩め状態時のテイーバ
35の回転位置(方位)が制御される。
ここで、インナーロツド34はシユラウド32
およびシユラウドヘツド31に較べ、熱膨脹率が
小さな材料で形成される。シユラウド32やシユ
ラウドヘツド31は通常ステンレス鋼で形成され
ているので、インナーロツド34はステンレス鋼
より熱膨脹率の小さな材料、例えばインコネル
600の材料で形成される。また、インナーロツド
34やアウターパイプ33は従来より短尺化さ
れ、インナーロツド34にねじ結合されるナツト
としてのチユーブロア37aが下部ガイドリング
41の下方に位置するようにセツトされる。その
際、シユラウドヘツドボルト30の熱膨脹差によ
る締付力は、アウターパイプ33の一部あるいは
全部をインナーロツド34と同等あるいは近似す
る材料とすることにより調節できる。
次に、シユラウドヘツドボルト30の着脱作用
について説明する。
シユラウドヘツドボルト30を締付けたり、緩
めたりする場合には、ナツトロツク43をスプリ
ング44のばね力に抗して押し下げ、頂部ナツト
39とナツトロツク43との嵌め合いを解除す
る。この状態で特殊レンチを回動操作する。図示
しない特殊レンチは頂部ナツト39に係合するソ
ケツトとシヤフト頂部の突起40と係合するソケ
ツトとを独立して回転自在に備える。特殊レンチ
を回動操作することにより、頂部ナツト39が回
転し、頂部ナツト39と一体のチユーブ37が回
転せしめられる。このチユーブ37の回転によ
り、チユーブロア37aにねじ結合されるインナ
ーロツド34は昇降せしめられる。インナーロツ
ド34はその上動により締付けられ、下動させる
ことにより緩められる。
そして、インナーロツド34の下動により、シ
ユラウドヘツドボルト30が緩められる。このと
き、矩形の突起に係合する特殊レンチのソケツト
により、テイーバ35の回転位置(方位)の確認
および調整を行なうことができ、特殊レンチによ
り第1図に示す状態、すなわちベース窓54の左
側にピン55が係合する状態からピン55がベー
ス窓54の右側に係合する状態に、インナーロツ
ド34を回動させることにより、テイーバ35は
シユラウド32のシユラウドヘツドボルトラグ3
2aとの係止状態が解除される。
しかして、シユラウドヘツドボルト30のチユ
ーブ37のチユーブアツパ37bおよびシヤフト
38はシユラウドヘツドボルト30による初期の
締付あるいは緩め作業時に、特殊レンチによる回
転力をナツトとしてのチユーブロア37aおよび
インナーロツド34に伝達するだけであり、この
チユーブアツパ37bやシヤフト38で原子炉運
転時に生ずる内圧荷重や、地震時の転倒荷重、熱
膨脹差に起因する締付荷重の悪影響を受けないの
で、チユーブアツパ37bおよびシヤフト38は
小型・小径化が可能になる。この小径化により、
最外周の気水分離器との干渉をなくすことができ
る。
ところで、シユラウドヘツド31にシユラウド
ヘツドボルト31aを取り付ける場合、初めにベ
ース53およびスリーブ49に形成した係合用突
起の方位を一致させ、スリーブ49のフランジ4
9aに特殊治具を係合させ、シユラウドヘツドボ
ルト30全体を持ち上げて上部および下部ガイド
リング41,42の外側に位置させる。
このとき、シユラウドヘツドボルト30のテイ
ーバ35の長手方向が原子炉圧力容器の内周壁面
に垂直な方向、すなわち、シユラウドヘツドラグ
32aのラグ溝に整合されるようにセツトすると
ともに、シユラウドヘツドボルト30をその据付
レベルより少し持ち上げた状態で、チユーブ37
を第2図および第3図に締す係合ガイド溝47,
50に横方向に側方から挿入する。係合ガイド溝
47,50への挿入後、チユーブ37が溝底部の
係合溝48,51に到達するように挿入させ、こ
の到達後にシユラウドヘツドボルト30を少し下
降させ、ベース53やスペーサ51、スリーブ4
9をシユラウドヘツドボルトラグ31aのラグ溝
や上部および下部ガイドリング41,42の係合
溝47,50に係合させる。
その後、特殊レンチを回動操作し、初めにテイ
ーバ35を90度回動させてシユラウド32のシユ
ラウドヘツドボルトラグ32aの下端に係合させ
る。テイーバ35の回動は、インナーロツド34
から突出するピン55が第1図に示すベース窓5
4当接位置まで回動させることで行なわれ、その
後、特殊レンチで頂部ナツト39を回動させ、イ
ンナーロツド34を持ち上げる。このインナーロ
ツド34の持上げによりシユラウドヘツドボルト
30の据付が完了する。
シユラウドヘツドボルト30の損傷などによ
り、シユラウドヘツドボルト30を取り外す場合
には、シユラウドヘツドボルト30は据付手順と
は逆の操作をすればよい。このようにして、シユ
ラウドヘツドボルト30の着脱操作を気水分離器
の側方から行なうことができる。
シユラウドヘツド31をシユラウド32に締付
けるシユラウドヘツドボルト30はその締付力が
アウターパイプ33およびテイーバ35を備えた
インナーロツド34、筒状ナツト(チユーブロ
ア)37aにより得られ、チユーブアツパ37b
やシヤフト38を原子炉運転時に強度部材とする
必要がなく、チユーブアツパ37bやシヤフト3
8の小径・小型化を図ることができる。このた
め、シユラウドヘツドボルト30を最外周の気水
分離器に干渉することなく、着脱させることがで
きる。しかも、原子炉運転時に強度部材となる筒
状ナツト(チユーブロア)37aやアウターパイ
プ33およびインナーロツド34は下部ガイドリ
ング41の下方に全て配設されるので、短尺化し
て太径とすることができ、シユラウドヘツドボル
ト30に充分な強度をもたせることができる。
なお、本発明の一実施例では、シユラウドヘツ
ドボルトの下端テイーバをシユラウドのシユラウ
ドヘツドボルトラグに係合させた例について説明
したが、このシユラウドヘツドボルトラグに代え
て上部格子板に係合させるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上に述べたように本発明に係る炉内構造物の
締結装置は、気水分離器およびスタンドパイプの
周囲に上部および下部ガイドリングをそれぞれ設
置するとともに、前記上部および下部ガイドリン
グに放射方向に延びて側方に開口する複数の係合
ガイド溝をそれぞれ対向して設け、上記係合ガイ
ド溝にシユラウドヘツドボルトを側方から着脱自
在に設けたので、シユラウドヘツドボルトを炉内
構造物に側方から簡単かつスムーズに取付・取外
すことができ、シユラウドヘツドボルトを側方か
ら着脱できることで、その交換作業が容易とな
る。
また、シユラウドヘツドボルトを側方から着脱
自在に設けたことに加えて、このシユラウドヘツ
ドボルトはシユラウドヘツドをシユラウドに締結
させる締結部分を下部に構成し、前記上部ガイド
リングおよび下部ガイドリングの各係合ガイド溝
に係合するシユラウドヘツドボルトの上部をその
下部の締結部分より細径構造としたので、ボルト
締付力が必要なシユラウドヘツドボルトの締結部
分を下部に形成するだけで、シユラウドヘツドボ
ルトボルト全体を強度部材とする必要はなく、シ
ユラウドヘツドボルトの強度部材を短尺化するこ
とができる。したがつて、シユラウドヘツドボル
トを小型・軽量化することができ、小型・軽量化
しても充分な強度を保つことができる。
また、シユラウドヘツドボルトの強度部材の短
尺化が図れることにより、シユラウドヘツドの下
部締付部以外の上部の小径化を図ることができ、
シユラウドヘツドボルトの着脱時に、気水分離器
との干渉を未然にかつ有効的に防止できる。この
ため、シユラウドヘツドボルトの交換作業を容易
にしかもスムーズに行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る炉内構造物の締結装置の
一実施例を示すもので、シユラウドヘツドボルト
廻りの構造を示す図、第2図は第1図の−線
に沿う平断面図、第3図は第1図の−線に沿
う断面図、第4図は沸騰水型原子炉の炉内構造物
を示す縦断面図、第5図および第6図は従来の炉
内構造物の締結装置をそれぞれ示す図である。 30……シユラウドヘツドボルト、31……シ
ユラウドヘツド、31a,32a……シユラウド
ヘツドボルトラグ、32……シユラウド、33…
…アウターパイプ、34……インナーロツド、3
4a……ねじ部、35……テイーバ、37……チ
ユーブ、37a……チユーブロア(ナツト)、3
7b……チユーブアツパ、38……シヤフト、3
9……頂部ナツト、40……指示突起、41……
上部ガイドリング、42……下部ガイドリング、
43……ナツトロツク、47,50……係合ガイ
ド溝、48,51……係合溝、49……スリー
ブ、51……スペーサ、53……ベース、54…
…ベース窓、55……ピン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シユラウドの頂部を覆うシユラウドヘツドに
    設けられたスタンドパイプ群の周囲に下部ガイド
    リングを設置するとともに、上記スタンドパイプ
    群の各スタンドパイプの頂部に設けられた気水分
    離器の周囲に上部ガイドリングを設置し、前記上
    部および下部ガイドリングに放射方向に延びて側
    方に開口する複数の係合ガイド溝をそれぞれ対向
    して設け、上記係合ガイド溝にシユラウドヘツド
    ボルトを側方から着脱自在に設け、上記シユラウ
    ドヘツドボルトはシユラウドヘツドをシユラウド
    に締結させる締結部分を下部に構成し、前記上部
    ガイドリングおよび下部ガイドリングの各係合ガ
    イド溝に係合するシユラウドヘツドボルトの上部
    をその下部の締結部分より細径構造としたことを
    特徴とする炉内構造物の締結装置。 2 シユラウドヘツドボルトの締結部はアウター
    パイプとこのアウターパイプ内を貫通して延び下
    端にテイーバを備えたインナーロツドとを有し、
    インナーロツドの上部はアウターパイプ上に載置
    されたナツトとしてのチユーブロアにねじ結合さ
    れ、このねじ結合部は下部ガイドリングの下方に
    位置された特許請求の範囲第1項に記載の炉内構
    造物の締結装置。 3 インナーロツドは頂部に軸方向に延びるシヤ
    フトが一体成形され、このシヤフト頂部にテイー
    バの長手方向と一致する指示突起が一体に設けら
    れた特許請求の範囲第2項に記載の炉内構造物の
    締結装置。 4 アウターパイプに載置されるチユーブはナツ
    トとしての太径のチユーブロアと、このチユーブ
    ロアから上方に延びる細径のチユーブアツパとを
    一体に備え、チユーブアツパの頂部に頂部ナツト
    が一体に設けられるとともに、チユーブアツパに
    は上部および下部ガイドリングの係合ガイド溝に
    係合可能なスリーブおよびスペーサが設けられた
    特許請求の範囲第2項に記載の炉内構造物の締結
    装置。 5 インナーロツドはシユラウドやシユラウドヘ
    ツドの、上部格子板より熱膨脹率の小さな材料で
    形成された特許請求の範囲第2項に記載の炉内構
    造物の締結装置。 6 アウターパイプは少なくとも一部がインナー
    ロツドと熱膨脹率が同一あるいは近似する材料で
    形成された特許請求の範囲第2項に記載の炉内構
    造物の締結装置。
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