JPH0560506A - ひずみゲージのリード線 - Google Patents

ひずみゲージのリード線

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Publication number
JPH0560506A
JPH0560506A JP24846491A JP24846491A JPH0560506A JP H0560506 A JPH0560506 A JP H0560506A JP 24846491 A JP24846491 A JP 24846491A JP 24846491 A JP24846491 A JP 24846491A JP H0560506 A JPH0560506 A JP H0560506A
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JP
Japan
Prior art keywords
strain gauge
strain
lead wire
lead wires
electromagnetic field
Prior art date
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Pending
Application number
JP24846491A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Iyama
義信 井山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁結合を除去することができ、電磁場にお
けるひずみ計測の精度の向上を図れるひずみゲージのリ
ード線を提供する。 【構成】 電磁場にある被測定体4に、ひずみゲージ1
を取付ける。このひずみゲージ1から延びるリード線2
0は、電気的に対向するものどうしをより合せてツイス
トペアに形成する。さらにこれらのリード線20…は導
電性の筒体21で覆う。この筒体21はひずみ測定器3
側で接地し、零電位とする。このため静電シールドが形
成されるので、静電結合を防ぐことができる。またリー
ド線20がツイストペアに形成されるので、電磁誘導を
防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁場にある被測定体
に取付けたひずみゲージから延びるリード線に係わり、
特に電磁場の影響を受けずにひずみ計測を行うため電磁
結合を除去するようにしたひずみゲージのリード線に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、金属がひずみ(伸縮)を
受けると、そのひずみに応じて電気抵抗が変化する。ひ
ずみゲージは、このことを利用したものであり、その抵
抗測定からひずみを検出することができる。
【0003】ところが、ひずみゲージによるひずみ計測
では、被測定体が電界および磁界にさらされることがあ
り、このような電磁場においては、計測回路に電磁誘導
による起電力が発生し、これが計測出力に重畳されてノ
イズ成分となるため誤差を生じてしまい、ひずみを高精
度に測定することができないという問題があった。
【0004】このため、ひずみゲージとして、絶縁され
ている台板の裏面にも同様にゲージパターンを形成して
表裏両ゲージの対称性を利用して電磁誘導の影響を除去
するようにしたものが考えられており、いわゆる無誘導
ゲージと呼ばれている。また、例えば特開昭58−97
607号(G01B 7/18)などの公報に見られる
ように、ひずみゲージに静電シールドを施すことの提案
もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電磁誘
導による起電力は当然ながらひずみゲージに生ずるだけ
ではなく、電磁場にある導体部分にも発生するため、ひ
ずみゲージから延びるリード線部分についても対策が望
まれていた。なお、ひずみゲージのリード線に関して、
例えば実開昭59−161008号には、リード線を被
覆して高電圧の耐性を改善するようにした提案があっ
た。
【0006】ところで、ここで出願人が論ずる電磁場
は、例えばリニアモータ軌道などであり、ひずみ計測の
被測定体はその軌道下のコンクリート構造などを想定し
ている。
【0007】本発明は、前記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、電磁結合を除去することがで
き、電磁場におけるひずみ計測の精度の向上を図れるひ
ずみゲージのリード線を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、電磁場にある被測定体に取付けたひずみゲー
ジから導くひずみゲージのリード線であって、絶縁被覆
を有し上記ひずみゲージから延びて電気的に対向するも
のどうしがより合せられるリード線と、それらのリード
線を覆い零電位とされる導電性の筒体とを備えたことを
特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の作用について述べると、ひずみゲージ
から延びるリード線は、電気的に対向するものどうしが
より合せられ、このためいわゆるツイストペアが形成さ
れる。さらにこれらのリード線は、零電位とされている
導電性の筒体で覆われるので、静電シールドが形成され
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、添付図面を参
照して説明する。図1は、本発明にかかるひずみゲージ
のリード線の好適な一実施例を示す構成図である。
【0011】ひずみゲージ1として、いわゆる無誘導ゲ
ージを用いている。つまり、このひずみゲージ1は、絶
縁されている台板10の裏面にも同様にゲージパターン
が形成されており、表裏の両ゲージが直列に連結されて
その表裏を対称に構成されている。そして、ひずみゲー
ジ1は、ケーブル2を介してひずみ測定器3に連結され
ており、そのひずみ測定器3において他の抵抗器と接続
されてひずみ計測のためのブリッジ回路に組まれるよう
になっている。また、このひずみゲージ1は電磁場にあ
る被測定体4に取付けられる。
【0012】ケーブル2は基本的には、互いにより合せ
られて対をなすリード線20,20と、それらのリード
線20,20を覆う導電性の筒体21とを備えて構成さ
れている。図2に拡大して示すように、各リード線2
0,20は、テフロンなどの絶縁部材で芯線が覆われて
いる。また、筒体21は、本実施例では複数の細い導線
材を筒状に編上げたものであり、このため導電性ととも
に柔軟性も有する。この筒体21の外周は、テフロンな
どの絶縁部材で被覆されている。
【0013】ところで本実施例では、ひずみゲージ1に
はその表裏にゲージタブ11,12が各々設けられてい
るため、リード線20,20が各々に接続されて一対に
より合せられている。このように、ひずみゲージ1のゲ
ージタブ11,12が対向して一対しかないので、これ
に接続されて延ばされるリード線20のペアも一組とな
っているが、これに限定されるものではなく、ひずみゲ
ージ1から延ばされるリード線20…は、電気的に対向
するものどうしをより合せて対に構成するものであり、
何組あってもかまわない。また、筒体21は、ひずみ測
定器3側で接地されており、電位をいわゆる零とされて
いる。
【0014】このような構成によれば、ひずみゲージ1
から延びるリード線20…は、電気的に対向するものど
うしがより合せられ、このためいわゆるツイストペアが
形成される。さらにこれらのリード線20…は零電位と
されている導電性の筒体21で覆われるので静電シール
ドが形成される。したがって、電磁場においては、図3
に示すように、電場の強さEがたとえどのように変動し
ようとも、リード線20…を取囲む筒体21の電位が常
に零であるから当該筒体21の内側には何ら影響がな
く、そのため静電結合を防止することができる。そし
て、変動磁場つまり増減する磁束Bが例えば図3におい
て紙面に垂直に表から裏に向って増加したときには、こ
の変化を妨げる向きに電磁誘導が生じ、すなわちリード
線20…がより合せのためループを形成している各部分
S…では、各々、反時計回りに誘導起電力e,eが発生
するが、その各部分Sで隣合っては同一リード線20上
で誘導起電力eが対向するので互いに打消されることに
なり、相殺されて電磁誘導の影響を防ぐことができる。
なお、リード線20…をより合せるピッチは、磁束Bの
細かい変化を打消すためにできるだけ小さいことが望ま
しい。
【0015】これにより、電磁結合を除去することがで
き、その結果電磁場におけるひずみ計測の精度の向上を
図ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるひずみゲージのリード線によれば、ひずみゲージか
ら延びるリード線のうち、電気的に対向するものどうし
がより合せられてツイストペアが形成され、さらにこれ
らのリード線が零電位の筒体で覆われて静電シールドさ
れるので、電磁場においては、静電結合を防止すること
ができるとともに、電磁誘導を防ぐことができる。した
がって、電磁結合を除去することができ、電磁場におけ
るひずみ計測の精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】ケーブルを拡大して示す斜視図である。
【図3】電磁場における作用を説明するケーブルの模式
図である。
【符号の説明】
1 ひずみゲージ 2 ケーブル 4 被測定体 20 リード線 21 筒体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁場にある被測定体に取付けたひずみ
    ゲージから導くひずみゲージのリード線であって、絶縁
    被覆を有し上記ひずみゲージから延びて電気的に対向す
    るものどうしがより合せられるリード線と、それらのリ
    ード線を覆い零電位とされる導電性の筒体とを備えたこ
    とを特徴とするひずみゲージのリード線。
JP24846491A 1991-09-03 1991-09-03 ひずみゲージのリード線 Pending JPH0560506A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24846491A JPH0560506A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 ひずみゲージのリード線

Applications Claiming Priority (1)

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JP24846491A JPH0560506A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 ひずみゲージのリード線

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JPH0560506A true JPH0560506A (ja) 1993-03-09

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ID=17178532

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JP24846491A Pending JPH0560506A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 ひずみゲージのリード線

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011209051A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Advics Co Ltd 電子デバイスおよび電子デバイスの実装方法
CN103323644A (zh) * 2013-05-27 2013-09-25 中国舰船研究设计中心 宽频带大型金属板的电位分布测试方法
WO2015107673A1 (ja) * 2014-01-17 2015-07-23 株式会社島津製作所 材料試験機
CN112945077A (zh) * 2021-02-02 2021-06-11 杭州海康威视数字技术股份有限公司 应用于双绞线缆中的双绞线绞距检测方法及装置

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