JPH0560502U - 空気分離器 - Google Patents

空気分離器

Info

Publication number
JPH0560502U
JPH0560502U JP4720891U JP4720891U JPH0560502U JP H0560502 U JPH0560502 U JP H0560502U JP 4720891 U JP4720891 U JP 4720891U JP 4720891 U JP4720891 U JP 4720891U JP H0560502 U JPH0560502 U JP H0560502U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
air
main body
hot water
bubbles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4720891U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0721202Y2 (ja
Inventor
洋一 内田
俊夫 野口
武美 村中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP1991047208U priority Critical patent/JPH0721202Y2/ja
Publication of JPH0560502U publication Critical patent/JPH0560502U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0721202Y2 publication Critical patent/JPH0721202Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管内を流れる液体の流速が大きくても混入
している気泡を効果的に分離することができ、構造が簡
単で且つ廉価に製作し得る空気分離器を提供する。 【構成】 垂直に配置された分離器本体(1)の中央部
に、給湯設備の水平配管(5)と接続するための水平に
配置された入口管(2)が設けられている。本体(1)
の下端出口には立下げ管(6)が接続されている。本体
(1)及び入口管(2)の内径は水平配管(5)及び立
下げ管(6)の内径よりも大きく、本体(1)の入口管
設置位置より上部には一時的な空気溜めスペース(S)
が形成されるように、構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、給水設備配管や給湯設備配管(以下給湯配管という)の水平配管に 溜まる空気の分離器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、給湯配管には、例えば通水時に配管の途中に残留した空気や、水から分 離した溶存空気などが原因で空気が入っている。これらの空気は、例えば図2に 示す如く建物の他の配管T1 ,T2 や梁Hなどの障害物を越えたりくぐったりし てできる鳥居形(又は門形)と呼ばれる配管(水平配管5と垂直な立下げ管6で 構成)の頂部や、屋上の給湯設備などの水平配管から下層階へ垂直に立下げた配 管(以下、立下げ管という)の上部に溜まるため、自動空気抜き弁4を単に立下 げ管6の直前の水平配管5に取付管3を介して直接取り付けたり、立下げ管6の 上部に立下げ管6と同サイズのT形の継手7を取付けてそのT形の継手7の上部 に取付管3を介して自動空気抜き弁4を取り付けたりして、その空気を排除する ようにしている。又は、図3及び図4に示すように空気分離器を例えば一旦水平 配管5に取付け、この空気分離器に取付管3を介して自動空気抜き弁4を取付け て、空気を排除するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図2に示す如き従来の方法は、配管内の温水の流速が比較的遅いときは問題が ないが、温水の流速が速くなると殆ど空気が抜けなくなり、この空気が蛇口から 流出するとき振動を発生したり、配管の途中に設けた循環ポンプに空気が絡まっ て循環ポンプを焼損させたり、空気の滞留によって配管を腐食させたりするとい う大きな問題が発生している。即ち、配管内の最大流速は、通常1.5m/秒で あるが、配管内の直径1mm以上の気泡の上昇速度は約0.3m/秒しかないため 、温水が最大流速で流れた場合、次のような現象が起こっている。
【0004】 図2の場合、自動空気抜き弁4の取付管3の口径は20mm程度であり、温水の 流速が遅くしかも流れてくる空気の量が自動空気抜き弁4の排気能力より少ない ときは、気泡が自然に上昇して取付管3で捕捉され、自動空気抜き弁4から排出 される。しかし、例えば水平配管5内の温水の流速が、最大の1.5m/秒にな ると、気泡が取付管3を通過する時間tは、 t=(20mm÷1000mm/m)÷1.5m/秒=0.013秒 となり、気泡は取付管3で捕捉されずにあっという間に通過してしまう。又、同 様温水の流速条件で、立下げ管6の上部のT形の継手7の出口における気泡の流 速Vは、 V=1.5m/秒−約0.3m/秒=1.2m/秒 でまだ相当早いため、気泡が温水に混合した状態でどんどん下流側に流れ去って しまう。
【0005】 一般に水平配管5は空気が流れ易いように先上がり勾配となっており、自動空 気抜き弁4は立下げ管6などの上部に必要に応じて取り付けられているが、温水 の流速が最大の1.5m/秒程度になると、気泡は水平配管,垂直配管共に高速 で下流へ移動し、取付管3で気泡が捕捉されず自動空気抜き弁4は殆ど作動しな い状態になる。又、温水の流速が比較的遅くても、配管の途中の継手や弁の内部 に溜まっていた空気が固まって、一時的にピストン状になって多量に流れてくる ことがある。この場合、自動空気抜き弁4の排気能力を一時的にオーバするとそ の分は結局取付管3で気泡が捕捉されずに下流へ移動してしまう。
【0006】 図3の空気分離器は、一般に小口径の配管に用いられるもので、本体1の内側 の通過面積は水平配管5の内側の通過面積より約4〜5倍の大きさをもっている ため、本体1内の温水の流速は水平配管5より当然遅くなっている。又、本体1 の内部には案内板8が設けてあり、気泡の上昇を助ける役目をしている。更に、 本体1の上部には、蓋9が取付けられていると共に、取付管3と自動空気抜き弁 4が取付けられていて、本体1の上部に溜まった空気は排気管4aから大気へ逃 がしている。しかも、蓋9の下部はテーパに切断した部分(以下テーパ部分とい う)9aを有しており、このテーパ部分9aの直ぐ下流側が若干減圧されること によって、気泡をより捕捉し易くしている。
【0007】 しかしながら、図3の空気分離器は水平配管5の温水の流速が比較的遅い場合 は、自動空気抜き弁4を単に配管に取付けた図2の例より空気分離の効果がある が、水平配管5内の温水の流速が最大の1.5m/秒程度になった場合、本体1 内の温水の流速V1 は、
【数1】 となり、気泡が取付管3を通過する時間tは、 t=(20mm÷1000mm/m)÷(0.375 〜0.3 m/秒)=0.053 〜0.067 秒 となり、気泡は取付管3を一瞬に通り過ぎてしまうと共に気泡の滞留スペースが 小さくしかも取付管3と出口10が比較的近接しているため取付管3を通り過ぎ た気泡は出口10に引き込まれ水平配管5に流れ去ってしまう。
【0008】 更に、図3の空気分離器の場合、案内板8やテーパ部分9aは、流速が比較的 遅いときには、気泡を上昇させたり捕捉する効果があるが、流速が最大の1.5 m/秒程度になると温水の流れが乱流になるため案内板8やテーパ部分9aに気 泡が衝突して細分化され逆にますます分離しにくくなる。従って、この形状の空 気分離器は、水平配管5の温水の流速がせいぜい1m/秒以下の場合にしか使用 できないという欠点がある。
【0009】 気泡を効率よく分離するためには配管径を大きくし流速を小さくすればよいこ とは明らかで、図4のような空気分離器(実公昭56−39106号)もあるが 、これは本体1内で温水の上向き流れの通路と下向き流れの通路とを設ける必要 があるため、当然外観寸法が大きく分離器の重さを支える支持装置も大きくなり 、しかも、構造が複雑で価格が高いという欠点があり鳥居形配管や立下げ配管の 全てに取付けることができるわけではなかった。
【0010】 尚、気泡の直径が約1mm未満の場合は、浮力が殆ど0m/秒のため、温水が最 大流速で流れた場合、気泡は温水と共に流れ去ってしまう。
【0011】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、配管内を流れる液体の流速が最大の1.5m/秒で あっても気泡の分離効果が十分高く、構造が簡単で且つ価格が安い空気分離器を 提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案による空気分離器は、垂直に配置された本 体の中央部に給湯設備の水平配管と接続する水平に配置された入口管を設けると 共に、上記本体と入口管の内径を給湯設備の水平配管と立下げ管の内径よりも大 きくし、且つ上記本体の上記入口管設置位置より上部に一時的な空気溜めスペー スを設けている。
【0013】
【作用】
温水配管内の気泡の流れは、水と空気のいわゆる二相流れで、その混合割合や 流速によっては、温水中に気泡として分散する場合、気泡と温水が連なってピス トン状をなす場合、温水が配管の周壁にあって中心部に空気がある環状流れにな る場合、水平配管にあっては温水と空気が上下に分離して流動する場合など複雑 多岐の流れ方をする。
【0014】 気泡の運動速度は、温水の速度と気泡の上昇速度のベクトル和になるため、同 じ配管径なら、立下げ管部分の気泡の速度が最も遅くなり、気泡の捕捉には立下 げ管部分を利用することが有利であることは明らかなことである。
【0015】 一方、気泡が上昇して空気分離器から自動空気抜き弁まで移動する時間及び空 気が自動空気抜き弁の弁箱内に入って自動空気抜き弁が作動するまで若干の時間 がかかり、しかも空気分離器に取り付ける自動空気抜き弁の排出量は大きい方が よいが、価格,スペースなどの関係で限界があるため、一時的に空気が固まって 移動してきた場合、その空気を一時的に蓄積する程度のスペースが必要になる。
【0016】 ところで給湯などに使用する配管の寸法は、一般に表1又は表2に示す例の如 く段階的に寸法が規格化されていて、又、これに合うようなT形の継手やレジュ ーサ継手などが市販されている。
【表1】
【表2】
【0017】 本空気分離器は、垂直管本体の中央部に給湯設備の水平配管と接続するための 入口管を設けたから、立下げ管の上部に取付けられ得る。又、上記規格品の呼び 径アップを利用して、入口管と垂直管本体の内径を水平配管と立下げ管の内径よ り大きくしたから、入口管と垂直管本体内における温水の流速を十分に遅くする ことができ、温水からの気泡の分離を容易にする。
【0018】
【実施例】
以下、本考案を給湯配管の途中に取付けて具体化した一実施例を図1に基づい て説明する。 図中、1は垂直配管1aとレジューサ1bとT形継手1cとレジューサ排気口 1dとから成っていて垂直に配置された空気分離器本体、2は本体1の中央部即 ちT形継手1cの入口に水平に接続された水平管2aとレジューサ2bとから成 っている入口管、3はレジューサ排気口1dに接続された取付管、4は取付管3 に取付けられていて排気管4aを有する自動空気抜き弁、5はレジューサ2bの 入口に接続された給湯設備の水平配管、6はレジューサ1bの出口に接続された 立下げ管である。
【0019】 空気分離器本体1及び入口管2の各構成部品の接続,本体1と取付管3との接 続は夫々溶接などで耐圧性を有するようになされており、又入口管2と水平配管 5との接続及び本体1と立下げ管6との接続は耐圧性と水蜜性を有するようにな されている。更に、本体1と入口管2は、その内径Dが水平配管5及び立下げ管 6の内径dよりも約1.25倍程度以上大きくなるよう、市販の配管の呼び径を 1サイズ大きいものを採用して構成されている。尚、実験によれば、入口管2の 長さX及び本体1の一部分の高さYはその内径Dに対して約6D〜8D,本体1 の他の部分の高さZは約100〜300mm程度で十分であることが確認された。
【0020】 以下、実験に基づき本案空気分離器の作用を説明する。 今、水平配管5及び立下げ管6内の温水流速が、最大の1.5m/秒になって いるとすれば、入口管2及び本体1の温水の平均流速V1 は V1 =1.5m/秒×(d/D)2 =1.5×(d/1.25d)2 =0.96m/秒 で1m/秒以下となる。
【0021】 実験によれば、水平配管5内で流速1.5m/秒で移動していた温水と気泡が 、水平配管5内から入口管2に入ってくると流速が1m/秒以下に落ち、気泡は 自然に配管の上部に移動上昇し、本体1に入る。本体1に入った大半の気泡は、 滞留スペースSを経由して上部に移動し、取付管3及び自動空気抜き弁4を介し て排気管4aから大気へ排出される。本体1に入った一部の気泡は、V1 =0. 96−0.3=0.66m/秒の流速で本体1の下部へ移動しようとするが、温 水は本体1に入るとそのまま慣性で直進して管壁にぶつかり、その勢いで管壁に 沿って下向きに方向を変えて流れる。この時流れは遠心分離器による如き状態に なり管壁の温水は平均流速V1 より速く流れる結果、逆に中央付近の温水は平均 流速V1 より低速で流れ、気泡は温水より質量が可成り小さいため中央部付近に 集まり、小さい気泡が集合して大きく凝集しながらより大きな浮力を得て上昇し ようとする。
【0022】 一般に温水の流速は1.5m/秒で定常的に流れているのではなく、常に変動 しており上記遠心分離器的効果と相乗して、結局本体1に入ってゆっくり下部へ 移動しようとしている一部の気泡は、本体1の下端出口に到達する前に温水の流 速が瞬間的に下がるたびに浮上し、ついには一時的な空気溜めスペースSへ移動 することができる。
【0023】 又、気泡が比較的多量に入口管2に入ってきた場合、水平配管5内の温水が最 大の1.5m/秒から急に入口管2で1m/秒以下に落ち、温水と空気は自然に 入口管2の下部と上部に分離して本体1に入り、前述と同様遠心分離器的効果が よりいっそう作用し、温水は慣性でやはり本体1の管壁に沿って平均流速V1 よ り速く下向きに流れ、気泡は本体1の中央部に温水との境界面Bを形成し空気柱 Aとなってとどまることができる。この空気柱Aは、やがて自動空気抜き弁4を 介して排気管4aから大気へ排出される。
【0024】 本考案品と従来品について、水平配管5及び立下げ管6の内径d=27.6mm ,水平配管5の温水圧力0.1kgf /cm2 , 水平配管5の温水流速1.5m/秒 (一定)の条件で、自動空気抜き弁10からの空気排出量を測定し比較試験した 結果を表3に示す。但し、本考案品の条件はD=41.6mm,X=300mm,Y =300mm,Z=100mmである。
【表3】
【0025】 以上、実施例においては温水と空気の分離について説明したが、本考案を水以 外の液体から空気以外の気体を分離することに適用することも可能であることは 云うまでもない。又、温水の流れを逆にして垂直配管であっても下から上へ流れ る部分に取付けても、従来の同一径からなる配管に比べれば空気分離の効果は勝 っており、使用可能なことは云うまでもない。更に、特別に空気分離器として制 作したものを使用しなくても、従来の配管設備の施行の中で立下げ管の上部を他 の部分より太くすることにより制作してもよい。分離器はまた、市販の規格品を 使用しないで、必要な寸法に成形した材料を用いてもよい。
【0026】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案は、特別の配管の引き回しが不要で、水平から垂直 立下げ管へ変化する場所全てに容易に取付けられ得、内部に案内板などがなく構 造が簡単で、しかも市販の規格品の材料を利用するため安価に製作でき、又、配 管費用も一般配管と変わらないにも拘らず、空気分離の効果が大きく、しかも空 気が蛇口から流出して振動を発生したり、循環ポンプを焼損したり、配管を腐食 させるという問題が解決するため実用上その効果は極めて大きい。
【提出日】平成3年7月19日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】通常、給湯配管には、例えば通水時に配管の途中 に残留した空気や、水から分離した溶存空気などが原因で空気が入っている。こ れらの空気は、例えば図2に示す如く建物の他の配管T,Tや梁Hなどの障 害物を越えたりくぐったりしてできる鳥居形(又は門形)と呼ばれる配管(水平 配管5と垂直配管6で構成)の頂部や、屋上の給湯設備などの水平配管から下層 階へ垂直に立下げた配管(以下、立下げ管という)の上部に溜まるため、自動空 気抜き弁4を単に立下げ管6の直前の水平配管5に取付管3を介して直接取り付 けたり、立下げ管6の上部に立下げ管6と同サイズのT形の継手7を取付けてそ のT形の継手7の上部に取付管3を介して自動空気抜き弁4を取り付けたりして 、その空気を排除するようにしている。又は、図3及び図4に示すように空気分 離器を例えば一旦水平配管5に取付け、この空気分離器に取付管3を介して自動 空気抜き弁4を取付けて、空気を排除するようにしている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 しかしながら、図3の空気分離器は水平配管5の温水の流速が比 較的遅い場合は、自動空気抜き弁4を単に配管に取付けた図2の例より空気分離 の効果があるが、水平配管5の温水の流速が最大の1.5m/秒程度になった場 合、本体1内の温水の流速Vは、
【式1】 となり、気泡が取付管3を通過する時間tは、 t=(20mm÷1000mm/m)÷(0.375〜0.3m/秒)=0. 053〜0.067 秒 となり、気泡は取付管3を一瞬に通り過ぎてしまうと共に気泡の滞留スペースが 小さくしかも取付管3と出口10が比較的近接しているため取付管3を通り過ぎ た気泡は出口10に引き込まれ水平配管5に流れ去ってしまう。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 更に、図3の空気分離器の場合、案内板8やテーパ部分9aは、水平配管5の 流速が比較的遅いときには、気泡を上昇させたり捕捉する効果があ るが、水平配管5の流速が最大の1.5m/秒程度になると本体1に流入した直 後の 温水の流れが乱流になるため案内板8やテーパ部分9aに気泡が衝突して細 分化され逆にますます分離しにくくなる。従って、この形状の空気分離器は、水 平配管5の温水の流速がせいぜい1m/秒以下の場合にしか使用できないという 欠点がある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 空気分離器本体1及び入口管2の各構成部品の接続,本体1と取 付管3との接続は夫々溶接などで耐圧性を有するようになされており、又入口管 2と水平配管5との接続及び本体1と立下げ管6との接続は耐圧性と水性を有 するようになされている。更に、本体1と入口管2は、その内径Dが水平配管5 及び立下げ管6の内径dよりも約1.25倍程度以上大きくなるよう、市販の配 管の呼び径を1サイズ以上大きいものを採用して構成されている。尚、実験によ れば、入口管2の長さX及び本体1の一部分の高さYはその内径Dに対して約6 D〜8D,本体1の他の部分の高さZは約100〜300mm程度で十分である ことが確認された。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】 本考案品と従来品について、水平配管5及び立下げ管6の内径d =27.6mm,水平配管5の温水圧力0.1kgf/cm,水平配管5の温 水流速1.5m/秒(一定)の条件で、自動空気抜き弁からの空気排出量を測 定し比較試験した結果を表3に示す。但し、本考案品の条件はD=41.6mm ,X=300mm,Y=300mm,Z=100mmである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による空気分離器の一実施例の縦断面図
である。
【図2】従来配管における自動空気抜き弁の取付状態を
示す図である。
【図3】従来の空気分離器の一例を示す縦断面図であ
る。
【図4】従来の空気分離器の他の例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 空気分離器本体 1a 垂直管 1b,2b レジューサ 1c T形継手 1d レジューサ排気口 2 入口管 2a 水平管 3 取付管 4 自動空気抜き弁 4a 排気管 5 水平配管 6 立下げ管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直に配置された本体1の中央部に給湯
    設備の水平配管5と接続するための水平に配置された入
    口管2を設けると共に、上記本体1と入口管2の内径を
    上記水平配管5及び上記本体1に接続されるべき立下げ
    管6の内径より大きくし、且つ上記本体1の上記入口管
    設置位置より上部に一時的な空気溜めスペースを設けて
    成る空気分離器。
JP1991047208U 1991-06-21 1991-06-21 空気分離器 Expired - Lifetime JPH0721202Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991047208U JPH0721202Y2 (ja) 1991-06-21 1991-06-21 空気分離器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991047208U JPH0721202Y2 (ja) 1991-06-21 1991-06-21 空気分離器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0560502U true JPH0560502U (ja) 1993-08-10
JPH0721202Y2 JPH0721202Y2 (ja) 1995-05-17

Family

ID=12768740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991047208U Expired - Lifetime JPH0721202Y2 (ja) 1991-06-21 1991-06-21 空気分離器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0721202Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005114283A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Calsonic Kansei Corp 車両用空調装置
JP2010065792A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Asahi Organic Chem Ind Co Ltd 空気排出装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0226602A (ja) * 1988-07-15 1990-01-29 Matsushita Electric Works Ltd アキュムレータ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0226602A (ja) * 1988-07-15 1990-01-29 Matsushita Electric Works Ltd アキュムレータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005114283A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Calsonic Kansei Corp 車両用空調装置
JP2010065792A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Asahi Organic Chem Ind Co Ltd 空気排出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0721202Y2 (ja) 1995-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4181330A (en) Horn shaped multi-inlet pipe fitting
US3768234A (en) Venturi scrubber system including control of liquid flow responsive to gas flow rate
US5752548A (en) Coupling for drainage pipings
US7951294B2 (en) Oil and debris separator
US3287885A (en) Air separator for drain pipes
US4684467A (en) Oil separator
US4125467A (en) Liquid-solids separator
US4107929A (en) Rain water roof outlet or similar for a building
EP0475252A1 (en) Gas-liquid separator
US4390421A (en) Separator for low viscosity fluids
KR100777324B1 (ko) 수면 부상식 스키머
JPS61412A (ja) 油水分離器
JPH0560502U (ja) 空気分離器
CN210457676U (zh) 一种具备稳流扩散功能的高效油水分离器
US20130264258A1 (en) Stormwater treatment device
US3318074A (en) Gas pipeline drip system
US4714484A (en) Ventilating device
US4797028A (en) Beaver control siphon apparatus
WO1986003252A1 (en) Three phase separator
JP2002348926A (ja) 排水システム
JP2005279623A (ja) 油水分離排水処理方法および装置
CN203925359U (zh) 欠平衡钻井防堵液气分离器
CN215086032U (zh) 一种具有防堵排水功能的气水分离器
JP2558934Y2 (ja) 管内異物の排出装置
JPH03157113A (ja) スタックレイン除去装置