JPH0560194A - 可変速プーリシステム - Google Patents
可変速プーリシステムInfo
- Publication number
- JPH0560194A JPH0560194A JP3219986A JP21998691A JPH0560194A JP H0560194 A JPH0560194 A JP H0560194A JP 3219986 A JP3219986 A JP 3219986A JP 21998691 A JP21998691 A JP 21998691A JP H0560194 A JPH0560194 A JP H0560194A
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- Japan
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- pulley
- driven
- drive
- motor
- cam
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可変速プーリシステムの軽量化と小型化を目
的とするものである。 【構成】 可変速プーリシステム60において、各プー
リ径を変化させる1対のカム8及び25と、カム8及び
25を連動して回転軸間の変速比を可変とするリンク機
構54を有し、駆動用プーリ51にモータ31を配置
し、モータ31にウオームギヤ23を装着し、カム25
には、ギヤ25aが設けられており、モータ31により
リンク機構54を作動させることを備えたものである。
的とするものである。 【構成】 可変速プーリシステム60において、各プー
リ径を変化させる1対のカム8及び25と、カム8及び
25を連動して回転軸間の変速比を可変とするリンク機
構54を有し、駆動用プーリ51にモータ31を配置
し、モータ31にウオームギヤ23を装着し、カム25
には、ギヤ25aが設けられており、モータ31により
リンク機構54を作動させることを備えたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変速プーリシステム
に関するものであり、例えば、自動車エンジンの補機駆
動用プーリシステムに適用できる。
に関するものであり、例えば、自動車エンジンの補機駆
動用プーリシステムに適用できる。
【0002】
【従来の技術】従来この種の技術としては、例えば、実
開平2−109049号公報があるが、 この従来技術
は、可変プーリの可動シエイブを固定シエイブに対し接
離させ可変プーリのプーリ径を変化させる一対のカム機
構を構成し、両可変プーリのプーリ径が互いに逆方向に
変化するように両カム機構を連動させ両回転軸間の変速
比を可変とする変速切換機構を備えるものである。
開平2−109049号公報があるが、 この従来技術
は、可変プーリの可動シエイブを固定シエイブに対し接
離させ可変プーリのプーリ径を変化させる一対のカム機
構を構成し、両可変プーリのプーリ径が互いに逆方向に
変化するように両カム機構を連動させ両回転軸間の変速
比を可変とする変速切換機構を備えるものである。
【0003】ここで、カム機構において、円筒カムと該
円筒カムのカム面上で転動しながら接触する転動体を有
するカムフオロワを有する。即ち円筒カムとカムフオロ
ワとの相対回動により可動シエイブを軸方向に移動し、
変速切換機構を作動させる。
円筒カムのカム面上で転動しながら接触する転動体を有
するカムフオロワを有する。即ち円筒カムとカムフオロ
ワとの相対回動により可動シエイブを軸方向に移動し、
変速切換機構を作動させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
従来技術においては、両方の可変プーリのカム機構を連
動させ回転軸間の変速比を可変するために、増減速比を
大きくする必要があり、この場合ではトルク伝達を行う
プーリシステムに対応するために大型化または重量増が
避けられない。
従来技術においては、両方の可変プーリのカム機構を連
動させ回転軸間の変速比を可変するために、増減速比を
大きくする必要があり、この場合ではトルク伝達を行う
プーリシステムに対応するために大型化または重量増が
避けられない。
【0005】このような大型構成物を自動車エンジンの
補機駆動プーリシステムに適用することは、その設置ス
ペース上の問題からも無理があり、設置したとしても自
動車自体の重量増につながり、燃費悪化を招くという問
題点を有している。
補機駆動プーリシステムに適用することは、その設置ス
ペース上の問題からも無理があり、設置したとしても自
動車自体の重量増につながり、燃費悪化を招くという問
題点を有している。
【0006】そこで、本発明では、可変速プーリシステ
ムの軽量また小型化を技術的課題とする。
ムの軽量また小型化を技術的課題とする。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した本発明の技術的
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、互
いに平行に配置された1対の駆動軸及び従動軸と、該駆
動軸及び該従動軸に備えられた駆動用プーリ及び従動用
プーリと、前記駆動軸或いは前記従動軸に回転一体にか
つ軸方向に移動不能に固定された駆動用プーリフランジ
と、前記駆動軸或いは前記従動軸に回転一体にかつ軸方
向に移動可能に支持された従動用プーリフランジと、該
各プーリフランジとの間に断面V字状のベルト溝を形成
する一対の前記駆動用プーリ及び記従動用プーリと、前
記駆動用プーリ及び前記従動用プーリにベルトを介し、
前記プーリフランジ間を接離させ前記駆動用プーリ及び
前記従動用プーリのプーリ径を変化させる一対のカム
と、該カムを連動して回転軸間の変速比を可変とするリ
ンク機構を有する可変プーリシステムにおいて、前記駆
動用プーリにモータを配置し、該モータにウオームギヤ
を装着し、前記カムにはギヤが設けられており、前記モ
ータにより前記リンク機構を作動させることを特徴とす
るものである。
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、互
いに平行に配置された1対の駆動軸及び従動軸と、該駆
動軸及び該従動軸に備えられた駆動用プーリ及び従動用
プーリと、前記駆動軸或いは前記従動軸に回転一体にか
つ軸方向に移動不能に固定された駆動用プーリフランジ
と、前記駆動軸或いは前記従動軸に回転一体にかつ軸方
向に移動可能に支持された従動用プーリフランジと、該
各プーリフランジとの間に断面V字状のベルト溝を形成
する一対の前記駆動用プーリ及び記従動用プーリと、前
記駆動用プーリ及び前記従動用プーリにベルトを介し、
前記プーリフランジ間を接離させ前記駆動用プーリ及び
前記従動用プーリのプーリ径を変化させる一対のカム
と、該カムを連動して回転軸間の変速比を可変とするリ
ンク機構を有する可変プーリシステムにおいて、前記駆
動用プーリにモータを配置し、該モータにウオームギヤ
を装着し、前記カムにはギヤが設けられており、前記モ
ータにより前記リンク機構を作動させることを特徴とす
るものである。
【0009】
【作用】上述した本発明の技術的手段によれば、駆動軸
側のカム機構にモータを配置させ、ウオームギヤを装着
し、モータで駆動させることで、駆動軸と従動軸との間
の増減速比を変化させることができる。またモータを使
用することで軽量または小型化することができる。
側のカム機構にモータを配置させ、ウオームギヤを装着
し、モータで駆動させることで、駆動軸と従動軸との間
の増減速比を変化させることができる。またモータを使
用することで軽量または小型化することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の技術的手段を具体化した実施
例について添付図面に基づき詳細に説明する。
例について添付図面に基づき詳細に説明する。
【0011】図1において、可変速プーリシステム60
の駆動軸30には駆動用プーリ51が配設され、この駆
動用プーリ51は一対の駆動用プーリフランジ26、2
7から構成されている。ここで、駆動軸30はエンジン
(図示省略)のクランクシヤフト(図示省略)と、直接
的或いは間接的に接続されている。駆動軸30は駆動用
プーリフランジ27に嵌合され、駆動用プーリフランジ
26は駆動軸30と相対回転不能であると同時に駆動軸
30の軸方向に摺動可能に配設される。
の駆動軸30には駆動用プーリ51が配設され、この駆
動用プーリ51は一対の駆動用プーリフランジ26、2
7から構成されている。ここで、駆動軸30はエンジン
(図示省略)のクランクシヤフト(図示省略)と、直接
的或いは間接的に接続されている。駆動軸30は駆動用
プーリフランジ27に嵌合され、駆動用プーリフランジ
26は駆動軸30と相対回転不能であると同時に駆動軸
30の軸方向に摺動可能に配設される。
【0012】ここで、駆動用プーリフランジ27は駆動
軸30をシヤフトボルト17により、回転一体にかつ摺
動不能にスプライン結合を形成し固定される。また駆動
用プーリフランジ26はボールベアリング28を介して
シヤフトボルト17を中心に回転自在なカム25を取着
しカムフオロア16がプレート15より固定される。
軸30をシヤフトボルト17により、回転一体にかつ摺
動不能にスプライン結合を形成し固定される。また駆動
用プーリフランジ26はボールベアリング28を介して
シヤフトボルト17を中心に回転自在なカム25を取着
しカムフオロア16がプレート15より固定される。
【0013】つまり、駆動軸30と相対回転不能である
と同時に駆動軸30の軸方向に摺動可能に配設され、駆
動軸30にボールベアリング22を介して支承されるシ
ヤフトボルト17プレート15の内外周面にはスプライ
ン結合が形成される。
と同時に駆動軸30の軸方向に摺動可能に配設され、駆
動軸30にボールベアリング22を介して支承されるシ
ヤフトボルト17プレート15の内外周面にはスプライ
ン結合が形成される。
【0014】一方、駆動軸30と離間して配設される従
動軸13には従動用プーリ52が配設され、この従動用
プーリ52は一対の従動用プーリフランジ5、6から構
成されている。カムフオロア12は回転不能に固定さ
れ、カムフオロア12にベアリング11がボルト11に
より固定されている。ベアリング11は回転自在のカム
8を設けている。更に従動用プーリフランジ5は出力プ
ーリ32にシヤフト3を介して相対回転不能に固設され
る。同時にシヤフト3は従動軸13にスプライン結合に
より固定され、更に出力プーリ32はシヤフト3とボル
ト1により従動軸13に固設されている。また従動用プ
ーリフランジ6は従動軸13と相対回転不能であると同
時に従動軸13の軸方向に摺動可能に配設される。更に
は、シヤフト3は回転一体のプーリ32がシヤフトボル
ト1により従動軸13に固定されている。
動軸13には従動用プーリ52が配設され、この従動用
プーリ52は一対の従動用プーリフランジ5、6から構
成されている。カムフオロア12は回転不能に固定さ
れ、カムフオロア12にベアリング11がボルト11に
より固定されている。ベアリング11は回転自在のカム
8を設けている。更に従動用プーリフランジ5は出力プ
ーリ32にシヤフト3を介して相対回転不能に固設され
る。同時にシヤフト3は従動軸13にスプライン結合に
より固定され、更に出力プーリ32はシヤフト3とボル
ト1により従動軸13に固設されている。また従動用プ
ーリフランジ6は従動軸13と相対回転不能であると同
時に従動軸13の軸方向に摺動可能に配設される。更に
は、シヤフト3は回転一体のプーリ32がシヤフトボル
ト1により従動軸13に固定されている。
【0015】図2において、モータ31は、駆動用プー
リ51側にボルト(図示省略)によりカムフオロア16
に装着されている。駆動用プーリ51と従動用プーリ5
2との間にベルト7が張設され、摺動可能な従動用プー
リフランジ6及び駆動用プーリフランジ26は、従動用
プーリフランジ5及び駆動用プーリフランジ27に対し
て接離させ、Vベルト7に対する有効半径を制御させ
る。また駆動用プーリ51と従動用プーリ52は、ロツ
ド36により接続されている。更に出力プーリ32に張
設しているVリブトベルト14は、補機駆動軸用プーリ
(図示省略)と接続し、ベルト7は、テンシヨナ20が
配設され、ロツド36は従動用プーリフランジ5及び
6、且つ駆動用プーリフランジ26及び27に連結され
ている。またカム8及びカム25はアイボルト33及び
41に固定されるようにさせ、アイボルト33及び41
には、ピロボール38とボルト36及びエルボール34
とボルト40を接続することによりリンク機構54を構
成している。
リ51側にボルト(図示省略)によりカムフオロア16
に装着されている。駆動用プーリ51と従動用プーリ5
2との間にベルト7が張設され、摺動可能な従動用プー
リフランジ6及び駆動用プーリフランジ26は、従動用
プーリフランジ5及び駆動用プーリフランジ27に対し
て接離させ、Vベルト7に対する有効半径を制御させ
る。また駆動用プーリ51と従動用プーリ52は、ロツ
ド36により接続されている。更に出力プーリ32に張
設しているVリブトベルト14は、補機駆動軸用プーリ
(図示省略)と接続し、ベルト7は、テンシヨナ20が
配設され、ロツド36は従動用プーリフランジ5及び
6、且つ駆動用プーリフランジ26及び27に連結され
ている。またカム8及びカム25はアイボルト33及び
41に固定されるようにさせ、アイボルト33及び41
には、ピロボール38とボルト36及びエルボール34
とボルト40を接続することによりリンク機構54を構
成している。
【0016】図3は、増減速比を行うための第2図のA
視からみたモータ31の構成図を示している。
視からみたモータ31の構成図を示している。
【0017】駆動軸30側のカム25のカム面にギヤ2
5aを設けている。カムフオロア16は側方に位置する
アイボルト33に接続するようになつており、カムフオ
ロア16に歯車21を配置させ歯車21はボルト24で
固設されている。またカムフオロア16にモータ31を
装着している。モータ31は増減速比を行うためにウオ
ームギヤ23を装着し変速比を可変させる。またアイボ
ルト33に配置している歯車21は、カム25に配置さ
れているギヤ25aとウオームギヤ23がそれぞれ互い
に噛み合うようになつている。
5aを設けている。カムフオロア16は側方に位置する
アイボルト33に接続するようになつており、カムフオ
ロア16に歯車21を配置させ歯車21はボルト24で
固設されている。またカムフオロア16にモータ31を
装着している。モータ31は増減速比を行うためにウオ
ームギヤ23を装着し変速比を可変させる。またアイボ
ルト33に配置している歯車21は、カム25に配置さ
れているギヤ25aとウオームギヤ23がそれぞれ互い
に噛み合うようになつている。
【0018】以上の構成を有する可変速プーリシステム
60の作動について説明する。
60の作動について説明する。
【0019】駆動軸30はエンジンにより回転され、そ
の回転トルクは駆動用プーリ51に伝達される。即ち、
駆動用プーリフランジ27は駆動軸30と一体的に固設
され、駆動用プーリフランジ26は前述のスプラインに
より係合するためである。
の回転トルクは駆動用プーリ51に伝達される。即ち、
駆動用プーリフランジ27は駆動軸30と一体的に固設
され、駆動用プーリフランジ26は前述のスプラインに
より係合するためである。
【0020】駆動用プーリ51の持つ回転トルクはベル
ト7を介して従動用プーリ52へ伝達され、同様に従動
軸13を回転させる。従動軸13のもつ回転トルクは出
力プーリ32から出力ベルト14を介して補機を駆動さ
せる。ここで、補機とは例えばウオータポンプ、油圧ポ
ンプ、エアコン用コンプレツサ等がある。
ト7を介して従動用プーリ52へ伝達され、同様に従動
軸13を回転させる。従動軸13のもつ回転トルクは出
力プーリ32から出力ベルト14を介して補機を駆動さ
せる。ここで、補機とは例えばウオータポンプ、油圧ポ
ンプ、エアコン用コンプレツサ等がある。
【0021】このとき、ロツド36により接続された駆
動用プーリ51及び従動用プーリ52は、駆動用プーリ
フランジ26、27間の間隔及び従動用プーリフランジ
5、6の間の間隔を接離させ有効半径を制御する。図1
と図2において、駆動用プーリフランジ26を駆動用プ
ーリフランジ27に接近させて、且つ従動用プーリフラ
ンジ6を従動用プーリフランジ5から離融させる際に
は、駆動用プーリフランジ26、27の有効半径が最大
であり、また従動用プーリフランジ5、6の有効半径が
最小より従動軸13及び駆動軸30間の変速比を大きく
する。つまり、駆動軸30と従動軸13との増速比は最
大となつている。尚、駆動用プーリフランジ26を駆動
用プーリフランジ27から離隔させて、且つ従動用プー
リフランジ6を従動用プーリフランジ5に接近させる際
には駆動用プーリフランジ26、27の有効半径が最小
であり、また従動用プーリフランジ5、6の有効半径が
最大より従動軸13及び駆動軸30間の変速比を小さく
している。つまり、駆動軸30と従動軸13との増速比
は最小となつている。
動用プーリ51及び従動用プーリ52は、駆動用プーリ
フランジ26、27間の間隔及び従動用プーリフランジ
5、6の間の間隔を接離させ有効半径を制御する。図1
と図2において、駆動用プーリフランジ26を駆動用プ
ーリフランジ27に接近させて、且つ従動用プーリフラ
ンジ6を従動用プーリフランジ5から離融させる際に
は、駆動用プーリフランジ26、27の有効半径が最大
であり、また従動用プーリフランジ5、6の有効半径が
最小より従動軸13及び駆動軸30間の変速比を大きく
する。つまり、駆動軸30と従動軸13との増速比は最
大となつている。尚、駆動用プーリフランジ26を駆動
用プーリフランジ27から離隔させて、且つ従動用プー
リフランジ6を従動用プーリフランジ5に接近させる際
には駆動用プーリフランジ26、27の有効半径が最小
であり、また従動用プーリフランジ5、6の有効半径が
最大より従動軸13及び駆動軸30間の変速比を小さく
している。つまり、駆動軸30と従動軸13との増速比
は最小となつている。
【0022】この接離は、カム8及び25により行わ
れ、即ち、モータ31を回動することによりウオームギ
ヤ23を介し、歯車21を右回転させ、カム25が離隔
方向に回動しながら駆動用プーリフランジ26を離隔さ
せる。更に、カム25に取着されたリンク機構54によ
り、カム25と連動しているカム8が、ベアリング11
を介して傾斜するカム面で接するため回転すると従動用
プーリフランジ6は、接近方向に移動しカム8がボール
ベアリング9を介し、且つ押動され従動用プーリフラン
ジ5間の間隔を狭める。一方、逆に歯車21を左回転さ
せることにより、上記のような作動で従動用プーリフラ
ンジ5、6間の間隔を広げていく。
れ、即ち、モータ31を回動することによりウオームギ
ヤ23を介し、歯車21を右回転させ、カム25が離隔
方向に回動しながら駆動用プーリフランジ26を離隔さ
せる。更に、カム25に取着されたリンク機構54によ
り、カム25と連動しているカム8が、ベアリング11
を介して傾斜するカム面で接するため回転すると従動用
プーリフランジ6は、接近方向に移動しカム8がボール
ベアリング9を介し、且つ押動され従動用プーリフラン
ジ5間の間隔を狭める。一方、逆に歯車21を左回転さ
せることにより、上記のような作動で従動用プーリフラ
ンジ5、6間の間隔を広げていく。
【0023】このような駆動軸30と従動軸13との増
減速比の可変化は、エンジン回転数が変化するために有
効である。即ち、従来のようにプーリシステムの増減速
比が常時一定であると、補機回転数はエンジン回転数に
依存するため、高回転型のエンジンでは補機保護のため
に減速比を大きくする必要があり、また補機類は低回転
でも機能するように設定されているため、高回転では無
駄な動力を使い過ぎる問題がある。
減速比の可変化は、エンジン回転数が変化するために有
効である。即ち、従来のようにプーリシステムの増減速
比が常時一定であると、補機回転数はエンジン回転数に
依存するため、高回転型のエンジンでは補機保護のため
に減速比を大きくする必要があり、また補機類は低回転
でも機能するように設定されているため、高回転では無
駄な動力を使い過ぎる問題がある。
【0024】尚、図3の作動だと駆動用プーリフラジ2
6のVベルト7による開口とする付勢力がカム25に伝
動され、カム25のギヤ25aと歯車21は互いに押し
合うため摩擦抵抗が増えるため、図4及至図5におい
て、駆動軸30側のカム25のカム面にギヤ25aを設
けず、歯車21をベアリング54に配置させる。カム円
周面にギヤ25bを設け、ウオームギヤ48を設置させ
モータ31で駆動させる方法がより効果的である。
6のVベルト7による開口とする付勢力がカム25に伝
動され、カム25のギヤ25aと歯車21は互いに押し
合うため摩擦抵抗が増えるため、図4及至図5におい
て、駆動軸30側のカム25のカム面にギヤ25aを設
けず、歯車21をベアリング54に配置させる。カム円
周面にギヤ25bを設け、ウオームギヤ48を設置させ
モータ31で駆動させる方法がより効果的である。
【0025】
【発明の効果】本発明は、増減速比を変化させるために
モータを使用することで小型化と軽量することができ
る。またウオームギヤを用いることで駆動軸と従動軸と
の間の減速比が変化させることができ、自動車などに搭
載することが可能となる。
モータを使用することで小型化と軽量することができ
る。またウオームギヤを用いることで駆動軸と従動軸と
の間の減速比が変化させることができ、自動車などに搭
載することが可能となる。
【図1】本発明の実施例の可変速プーリ装置の断面図
【図2】図1における上面視図
【図3】図2におけるA視からみた本発明のモータの構
成図
成図
【図4】カム機構の他の実施例の上面視図
【図5】カム機構の他の実施例の構成図
5・・・従動用プーリフランジ 6・・・従動用プーリフランジ 8・・・カム 13・・・従動軸 21・・・歯車 23・・・ウオームギヤ 25・・・カム 26・・・駆動用プーリフランジ 27・・・駆動用プーリフランジ 30・・・駆動軸 31・・・モータ 32・・・出力プーリ 51・・・駆動用プーリ 52・・・従動用プーリ 54・・・リンク機構 60・・・可変速プーリシステム
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに平行に配置された1対の駆動軸及
び従動軸と、該駆動軸及び該従動軸に備えられた駆動用
プーリ及び従動用プーリと、前記駆動軸或いは前記従動
軸に回転一体にかつ軸方向に移動不能に固定された駆動
用プーリフランジと、前記駆動軸或いは前記従動軸に回
転一体にかつ軸方向に移動可能に支持された従動用プー
リフランジと、該各プーリフランジとの間に断面V字状
のベルト溝を形成する一対の前記駆動用プーリ及び記従
動用プーリと、前記駆動用プーリ及び前記従動用プーリ
にベルトを介し、前記プーリフランジ間を接離させ前記
駆動用プーリ及び前記従動用プーリのプーリ径を変化さ
せる一対のカムと、該カムを連動して回転軸間の変速比
を可変とするリンク機構を有する可変プーリシステムに
おいて、 前記駆動用プーリにモータを配置し、該モータにウオー
ムギヤを装着し、前記カムにはギヤが設けられており、
前記モータにより前記リンク機構を作動させることを特
徴とする可変速プーリシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219986A JPH0560194A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 可変速プーリシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219986A JPH0560194A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 可変速プーリシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0560194A true JPH0560194A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16744135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3219986A Pending JPH0560194A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 可変速プーリシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0560194A (ja) |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3219986A patent/JPH0560194A/ja active Pending
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