JPH0559792U - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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Publication number
JPH0559792U
JPH0559792U JP172391U JP172391U JPH0559792U JP H0559792 U JPH0559792 U JP H0559792U JP 172391 U JP172391 U JP 172391U JP 172391 U JP172391 U JP 172391U JP H0559792 U JPH0559792 U JP H0559792U
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JP
Japan
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heating
switch
power
circuit
induction heating
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Pending
Application number
JP172391U
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English (en)
Inventor
宏之 小出
雅之 磯貝
正広 亀
秀行 飯高
祐司 朝生
Original Assignee
株式会社日立ホームテック
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 加熱コイル21の加熱電力を制御する制御素
子27に通常のON/OFFスイッチ29の他に、強加
熱スイッチ33を接続し、入力電力を設定する場合、強
加熱スイッチ33を操作することで、通常動作状態の最
大電力値をインバーターの能力の数十%としたのにたい
して、インバーターの能力の最大に増大した最大電力値
に移行可能なものとした。 【効果】 強加熱が不必要な調理であっても、いたずら
に過大な入力が入ることを未然に防止できることから無
駄が無く、非常に使い勝手がよく、また誤って空の鍋を
置いて通電した場合でも最初から強加熱されること無く
安全性の点でも有利であるという効果がある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、強加熱可能な高入力の誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、加熱コイルにより発生した高周波磁界によって、加熱コイル上面に 置かれた金属製の鍋などに渦電流を発生させて加熱する誘導加熱調理器は、裸火 を発生させず安全でありまた鍋を直に発熱させるため、熱効率が高いなどの優れ た特徴を持っている。しかし従来の誘導加熱調理器は交流電源100Vであり入 力電力としてはおよそ1.2KW程度しか取れず、ガスなどに比較して熱量の点 で劣っていた。従って、家庭用としては補助的な調理器にすぎず、普及に問題が あった。
【0003】 最近の家庭電気品の200V化推進で、200V電源で高入力の誘導加熱調理 器が期待されている。ガスの高カロリーバーナーに匹敵する熱量を得るには、誘 導加熱調理器では約2.4KW程度の定格入力が必要となっている。しかしなが ら、調理の内容によってはそれほどの高火力を必要としないものもあるため、使 い勝手が悪いものとなっている。
【0004】 図3に従来の誘導加熱調理器の回路主要部のブロック回路図を示す。◇ 商用電源11を整流する整流回路1の出力に加熱コイル21、スイッチング素 子24等からなるインバーター回路2を接続し、これらを制御するドライブ回路 3、トリガ発生回路4、自励発信回路5、出力レベル設定回路6、ON/OFF 制御素子7、電流検出回路8、9、異常検出回路10、制御素子27、操作部2 8等から構成される。
【0005】 インバーター回路2およびこれらの制御回路は、加熱コイル21に発生する共 振電圧によってフィードバックをかけ自励発信回路5に対してトリガをかけるこ とで適切なスイッチングのタイミングで、スイッチング素子24をON/OFF させている。(以下この構成をフィードバック系と呼ぶ。)通常はこのフィード バック系の周波数は20〜30KHZに設定されている。
【0006】 またこれらの回路の動作は制御素子27のプログラム制御によって制御され、 使用者は出力レベルの操作部28から、必要とする火力設定を行ない、その設定 に応じた電力を発生させることが出来る。 (例えば特開昭61−121281号公報)
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
商用電源を100Vから200Vにして高出力化を計った場合、電力はその最 大定格では、ガスのハイカロリーバーナー以上とした場合2.4KW以上もの値 になる。
【0008】 一方、誘導加熱調理器の場合は火が直接見えないために、表示ランプなどの表 示手段によってのみ、その火力の状態が判断できるものである。したがって、鍋 をのせたまま誤って最大電力で通電された場合、とくに鍋が空の場合などは直接 鍋が大電力で加熱されるため危険であると共に、無駄なことが多い。
【0009】 また、誘導加熱調理器を組み込んだ複合型の調理器の場合等では、他の加熱器 、例えばシーズヒーターやハロゲンヒーターを組み込んだ機器では同時加熱を行 なった場合には、全電力量が屋内配線の容量を超えてしまうことがあり非常に危 険となってしまう。
【0010】 よって本考案では、誘導加熱調理器の動作状態を低出力状態と、大電力状態の 複数の動作状態を設定出来るようにするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、加熱コイルの加熱電 力を制御する制御素子に通常のON/OFFスイッチの他に、強加熱スイッチを 接続し、入力電力を設定する場合、強加熱スイッチを操作することで、通常動作 状態の最大電力値をインバーターの能力の数十%としたのにたいして、インバー ターの能力の最大に増大した最大電力値に移行可能なものとした。
【0012】
【作用】
以上のようにスイッチ操作により、動作状態を変えることが出来、調理に適応 した火力を間違いなく設定する、つまり、強い火力を必要としない料理では最初 からその最大電力を絞り込むことで、誤って火力を上げすぎることが無いように 制御させるものであり、逆にすばやい加熱や、強い火力で調理する場合はそれに 応じた最大電力を出せるように作用する。
【0013】
【実施例】
以下本考案の一実施例について図面をもとにして説明する。図1は、本考案の 一実施例を施した誘導加熱調理器の要部ブロック回路図であり、図2は、その電 力制御の動作を示すプログラムのフローチャートである。
【0014】 商用電源11はON/OFF制御素子7を通して整流回路1に接続されている 。整流回路1は整流スタック12、平滑リアクトル13及び平滑コンデンサ14 より構成されている。整流回路1の出力はインバーター回路2に接続されていて 、インバーター回路2のプラス側には加熱コイル21及びそれに並列に共振コン デンサー22が接続されており、また同極にスイッチング素子24(トランジス ター)及びそれに逆並列にダンパー用ダイオード23を接続しマイナス側に接続 されている。スイッチング素子24のベース端子はドライブ回路3に接続されド ライブ信号を与えられる。
【0015】 加熱コイル21の整流回路1側の電圧をVL 、スイッチング素子24側をVCE とする。VL とVCEの値からトリガ発生回路4は発信回路5を駆動するトリガパ ルスを発生させ、発信回路5によって出力された信号は出力レベル設定回路6で 設定されるしきい値と比較され、PWM出力の駆動信号としてドライブ回路3に 与えられる。ドライブ回路3はスイッチング素子24を駆動する。
【0016】 電流検出回路8、電流検出回路9はそれぞれ商用電源11からの入力電流、イ ンバーター回路2に流れる電流をカレントトランス15、カレントトランス25 で検出しその値に比例した電圧を発生する。また、電流検出回路8、9及びVCE は異常検出回路10に入力され、回路の状態が異常と判断された場合はドライブ 回路3及びON/OFF制御素子7を停止させ通電を停止し安全を図っている。 即ち、異常発生時には駆動信号は停止し、制御素子27(マイクロコンピュータ ー)に割込み信号を与えている。
【0017】 制御素子27には操作スイッチ部28が接続され、動作の開始、停止操作信号 が送られている。操作スイッチ部28はON/OFFスイッチ29、火力調節ス イッチ30(UP)、火力調節スイッチ31(DOWN)、火力表示ランプ32 及び強加熱スイッチ33等で構成されている。
【0018】 次に本実施例の作用について説明する。
【0019】 通常ON/OFFスイッチ29を入力すると、その信号を制御素子27が受け てドライブ回路3に駆動信号を出力させ、スイッチング素子24を駆動し、加熱 コイル21に高周波電流を流し高周波磁界を発生させ、鍋に渦電流を発生させて 被加熱物を加熱する。加熱量の調節は火力調節スイッチ30によってUP、火力 調節スイッチ31によってDOWNを行なうことが出来る。UP/DOWNの範 囲は1〜7レベルで行われる。
【0020】 このとき、通電可能な最大入力電力は、火力表示ランプ32の一定値(例えば レベル7とする)どまりとなり、それ以上の電力は入らないように制御されてい る。本実施例ではこのときの電力は1.6KWと設定した。
【0021】 一方、すばやい加熱や、炒め物などの場合は出来るだけ強力な熱量が必要であ るため、この場合は強加熱スイッチ33を入力すると火力表示ランプ32が最大 レベルまで点灯し、インバーター回路2の能力の最大値まで入力が取れるように 働く。本実施例では最大レベル10にて2.5KW(ホーロー鍋の径200の場 合)入力に設定されている。この状態でUP/DOWNを行なうとその範囲は1 〜10レベルである。
【0022】 また強加熱状態で強加熱スイッチ33を再投入すると、最大電力1.6KWの 低加熱状態に戻り同様にその状態1〜7レベルで動作することができる。
【0023】 以上述べたように動作状態を複数個持たせることで、使い勝手が向上すると共 に、安全性にも配慮された動作が実現できる。
【0024】
【考案の効果】
以上本考案によると、加熱コイルの加熱電力を制御する制御素子に通常のON /OFFスイッチの他に、強加熱スイッチを接続し、動作状態を複数個持たせた から、大電力で使用できる誘導加熱調理器において、強加熱が不必要な調理であ っても、いたずらに過大な入力が入ることを未然に防止できることから無駄が無 く、非常に使い勝手がよく、また誤って空の鍋を置いて通電した場合でも最初か ら強加熱されること無く安全性の点でも有利であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す誘導加熱調理器の要部
ブロック回路図である。
【図2】その電力制御の動作を示すプログラムのフロー
チャートである。
【図3】従来の誘導加熱調理器の要部ブロック回路図で
ある。
【符号の説明】
1 整流回路 2 インバーター回路 21 加熱コイル 22 共振コンデンサー 24 スイッチング素子 27 制御素子 29 ON/OFFスイッチ 33 強加熱スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 飯高 秀行 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日 立ホームテック内 (72)考案者 朝生 祐司 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日 立ホームテック内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を直流電源に変換する整流回路
    1と、この整流回路1の出力に接続された加熱コイル2
    1と共振コンデンサー22とスイッチング素子24等か
    らなるインバーター回路2とを備え、このスイッチング
    素子24によって加熱コイル21に高周波の共振電流を
    流し高周波磁界を発生させ被加熱体を誘導加熱する誘導
    加熱調理器において、加熱コイル21の加熱電力を制御
    する制御素子27に通常のON/OFFスイッチ29の
    他に、強加熱スイッチ33を接続し、入力電力を設定す
    る場合、強加熱スイッチ33を操作することで、通常動
    作状態の最大電力値にたいして、増大した最大電力値に
    移行可能なものとしたことを特徴とする誘導加熱調理
    器。
JP172391U 1991-01-24 1991-01-24 誘導加熱調理器 Pending JPH0559792U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63285896A (ja) * 1987-05-18 1988-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63285896A (ja) * 1987-05-18 1988-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器

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