JPH0559445B2 - - Google Patents

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JPH0559445B2
JPH0559445B2 JP63197801A JP19780188A JPH0559445B2 JP H0559445 B2 JPH0559445 B2 JP H0559445B2 JP 63197801 A JP63197801 A JP 63197801A JP 19780188 A JP19780188 A JP 19780188A JP H0559445 B2 JPH0559445 B2 JP H0559445B2
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signal
transistor
delay
circuit
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Tektronix Inc
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Publication date
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Publication of JPH0559445B2 publication Critical patent/JPH0559445B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/76Architectures of general purpose stored program computers
    • G06F15/78Architectures of general purpose stored program computers comprising a single central processing unit
    • G06F15/7828Architectures of general purpose stored program computers comprising a single central processing unit without memory
    • G06F15/7835Architectures of general purpose stored program computers comprising a single central processing unit without memory on more than one IC chip
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/04Generating or distributing clock signals or signals derived directly therefrom
    • G06F1/10Distribution of clock signals, e.g. skew
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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  • Microcomputers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、ロジツク回路及びコンピユータ、特
に、複数の相互接続した集積回路により実現した
高速の縮小命令コンピユータに関する。 [従来の技術] 最新のバイポーラ及びガリウムひ素(GaAs)
技術により、伝播遅延時間が1ナノ秒未満の高速
ロジツク・ゲートが製造できるようになり、ま
た、かかる技術を用いたコンピユータ・プロセツ
サは、非常な高速になつた。しかし、現在利用可
能な最新のバイポーラ又はGaAs技術を用いた超
大規模集積回路(VLSI)を一般には実現できな
い。それは、非常に多くのバイポーラ・ロジツ
ク・ゲートは、単一の集積回路内に集中した大電
力を消費するためと、GaAs回路の製造工程が、
非常に高価な低生産性のためである。したがつ
て、かかる技術により実現した回路は、超大規模
な集積ではなく、大規模又は中規模に限定され
る。 集積回路製造工程の生産量を増やしたり、集積
回路が消費する電力量を減らす1つの方法は、集
積回路形式に実現する回路を複雑にしないことで
ある。簡略化した「縮小命令セツト・コンピユー
タ(reduced instruction set computer)」
(RISC)プロセツサが提案されており、プロセツ
サが実現するインストラクシヨンの数及び複雑さ
を軽減して、必要な回路量を減らすように構成し
ている。典型的に、RISCプロセツサは、ある動
作を実行するのに、より複雑なプロセツサより
も、より多くのインストラクシヨンを必要とする
が、高速集積回路技術を利用することにより得ら
れる処理速度の増加により、インストラクシヨ
ン・セツトの複雑さを軽減することによるプロセ
ツサの能力の減少を、より相殺できる。 [発明が解決しようとする課題] しかし、縮小命令セツト・コンピユータは、依
然、比較的大規模な集積回路を必要としており、
命令セツトの大きさ及び複雑さを軽減するだけで
は、低生産性及び大電力消費に関する問題を完全
に解決できない。 基板に搭載され、マイクロストリツプ導体によ
り相互接続されたいくつかの小規模集積回路によ
り構成されたハイブリツド回路を用いて、コンピ
ユータ・プロセツサを実現し、超大規模集積回路
の低生産性又は大電力消費に関連した問題を解決
している。高周波数で動作する高速コンピユー
タ・プロセツサを1組の相互接続された集積回路
に分割することが、実行できなかつた。それは、
かかる集積回路間を伝送する信号の周波数が信号
遅延の値に相当すると共に、信号を伝送するマイ
クロストリツプ導体の反射が問題となるためであ
る。さらに、高速コンピユータ・プロセツサの
種々の部分の動作は、典型的には、マスタ・クロ
ツク信号に同期しており、また、マスタ・クロツ
ク信号を各集積回路に伝送する導体に固有の遅延
の変動は、別個の集積回路が同期して互いにデー
タを交換できる周波数を制限する。よつて、処理
速度が制限される。 したがつて本発明の目的は、高速なコンピユー
タの提供にある。 [課題を解決するための手段及び作用] 本発明によれば、縮小命令セツト・コンピユー
タ・プロセツサを複数の集積回路として実現す
る。これら集積回路は、集積回路のボンデイン
グ・パツト間で信号を伝送する低損失一定インピ
ーダンス伝送ラインにより相互接続する。これら
伝送ラインは、誘電体ポリイミド膜で分離された
薄い金属導体で構成されており、ボンド・ワイヤ
及びポリイミド膜を介して延びる導電性ビアによ
り、これら金属導体を集積回路のボンデイング・
パツドに電気的に接続する。低生産性の製造技術
を用い、プロセツサの発生する熱を迅速に発散さ
せると、コンピユータを複数の集積回路に分割す
ることにより、製造コストを減少させる。一定イ
ンピーダンスで、低損失の伝送ラインを用いて、
集積回路間を伝送するデータ信号の反射及び遅延
を最小にする。さらに、伝送ラインを実現する方
法により、集積回路間の信号路の長さを最小にす
るように、個別の集積回路を近接して配置でき
る。よつて、信号伝送遅延を最小にできる。 また、本発明によれば、マスタ・クロツク信号
により、個別の集積回路の動作を互いに同期さ
せ、クロツク信号スキユー補償回路を設けて、ク
ロツク信号を必要とする各集積回路に対して、個
別に調整可能な遅延時間だけ、マスタ・クロツク
信号のパルスの伝送を遅延する。スキユー補償回
路及び種々の集積回路間のクロツク信号路の時間
遅延の変動に関係なく、マスタ・クロツク信号の
各パルスが同時に各集積回路に達するように、マ
スタ・クロツク信号遅延を調整する。 本発明の要旨は、本願明細書の特許請求の範囲
の欄に明瞭に記載されている。しかし、本発明の
構成及び動作方法と共に、その他の特徴及び目的
は、添付図を参照した以下の説明より理解できよ
う。なお、図において、同じ構成要素は、同じ参
照番号で示す。 [実施例] 第1図は、本発明によるコンピユータ・システ
ム10のブロツク図である。システム10は、高
速縮小命令セツトコンピユータ(FRISC)プロ
セツサ12を含んでいる。このプロセツサ12
は、ローカル・インストラクシヨン(命令)メモ
リ16及びインストラクシヨン・キヤシユ・メモ
リ18からインストラクシヨン・バス14を介し
て伝送されるインストラクシヨンに応じて動作す
る。プロセツサ12はデータ・バス24を介し
て、ローカル・データ・メモリ20及びデータ・
キヤシユ・メモリ22とデータのやり取りをす
る。ローカル・インストラクシヨン・メモリ1
6、インストラクシヨン・キヤシユ・メモリ1
8、ローカル・データ・メモリ20及びデータ・
キヤシユ・メモリ22は、総て2ポート・メモリ
であり、メモリ16〜22の各々の第2ポート
を、システム・バス26を介してアクセスし、主
メモリ28の読出し/書込みアクセスを行う。ダ
イレクト・メモリ・アクセス(DMA)及びキヤ
シユ制御器30の制御により、システム・バス2
6を介して、主メモリ28及びメモリ16〜22
の間でデータ及びインストラクシヨンを伝送す
る。 プロセツサ12のアドレス空間をページに体系
化する。メモリ16〜22は、アクセス・タイム
が4ナノ秒のオーダの小形高速メモリであり、
FRISCプロセツサ12が、メモリの2〜3ペー
ジを迅速にアクセスする。メモリ28は、プロセ
ツサ12が利用できるインストラクシヨン及びデ
ータの多くのページを蓄積しているが、メモリ1
6〜22よりも低速である。通常、データ及びイ
ンストラクシヨン・キヤシユを用いて、データ及
びインストラクシヨンの最近アクセスされたペー
ジを一時的に保持する。システム動作期間中、プ
ロセツサ12がアクセスすべき主メモリ28に蓄
積されたインストラクシヨンのページを先ずイン
ストラクシヨン・キヤシユ18に転送し、次に、
バス14を介してインストラクシヨン・キヤシユ
18からFRISCプロセツサ12に供給する。プ
ロセツサ12が、インストラクシヨン・キヤシユ
18に含まれていないインストラクシヨンの他の
ページをアクセスしようとして、連続的にシーク
すると、先ず他のページを主メモリ28からイン
ストラクシヨン・キヤシユ18に伝送して、前に
蓄積したページに重ね書きする。しばしば用いる
割り込みサブルーチンの如きインストラクシヨン
を長期間蓄積するために、ローカル・インストラ
クシヨン・メモリ16を通常用い、システム開始
時に、これらインストラクシヨンを主メモリ28
からローカル・インストラクシヨン・メモリ16
にロードしてもよい。プロセツサ12がシークし
て、アドレス空間内の特定のページ内のアドレス
にデータを書き込んだり読み出したりすると、最
初にそのページを主メモリ28からデータ・キヤ
シユ22に伝送する。しばしばアクセスするデー
タのページを長期間蓄積するために、ローカル・
データ・メモリ20を用いてもよい。 制御器30は、バス14及び24上のアドレス
をモニタし、メモリ16〜22の1個の現在のペ
ージにそのアドレスがないと、プロセツサ12に
割り込みをかける。この割り込み信号は、制御器
30及びプロセツサ12を相互接続するライン3
2の1つを介して伝送する。次に、制御器30
が、主メモリ28から適当なメモリ16〜22に
適当なページを伝送し、今、適当なメモリ内にデ
ータ・ページがあることを示す他の割り込みを発
生するまで、プロセツサ12は、メモリ・アクセ
スを留保する。プロセツサ12は、次に、メモ
リ・アクセスを再開する。インストラクシヨン・
バス14及びデータ・バス24をアクセスする演
算コプロセツサ34を設けて、相互接続ライン3
6を介してプロセツサ12からの信号の制御によ
り、高速演算動作を行う。 FRISCプロセツサ12の詳細を第2図のブロ
ツク図に示す。データ・バス(Dバス)24によ
り入力してくる32ビツト・データをレジスタ48
に蓄積する。このレジスタ48に蓄積されたデー
タを、レジスタ・フアイル40内の30個のレジス
タの1個に蓄積してもよい。レジスタ・フアイル
40は、2個のデータ入力/出力ポートを具えて
おり、同時に、読出し又は書込みアクセスでき
る。ポート「B」は、レジスタ48からレジス
タ・フアイル40内の特定のレジスタにデータを
書き込むことができると共に、レジスタ・フアイ
ル40の特定のレジスタから「S」バス80にデ
ータを読み出せる。アドレス・デコーダ44が発
生した信号が、ポートBによりアクセスする特定
のレジスタを選択する。ポートAにより、他のレ
ジスタ46からレジスタ・フアイル40にデータ
を書き込めると共に、「L」バス84に読み出せ
る。他のアドレス・デコーダ42が発生した信号
が、ポートAによりアクセスするレジスタ・フア
イル40の特定のレジスタを選択する。 マルチプレクサ(MUX)56を介して、Sバ
ス80のデータを演算ロジツク・ユニツト
(ALU)54の「B」入力端に供給し、シフト・
レジスタ72及びマルチプレクサ58を介して、
Lバス84のデータをALU54のA入力端に供
給する。マルチプレクサ52及びバツフア53を
介して、レジスタ・フアイル40又はレジスタ4
6のデータを交互にDバス24に供給できる。L
バス84のデータは、レジスタ46の入力とな
る。インストラクシヨン・バス(Iバス)14
は、インストラクシヨンをインストラクシヨン・
デコーダ78に伝送し、このデコーダ78は、イ
ンストラクシヨンをデコードし、制御信号をプロ
セツサ12の種々のコンポーネントに供給する。
なお、このインストラクシヨン・デコーダ78の
動作は、システム・クロツク信号に同期してい
る。また、インストラクシヨン・デコーダ78
は、アドレス・デコーダ42及び44を介して、
レジスタ・フアイル40の両方のポートをアドレ
ス指定する。インストラクシヨン・バス14によ
り伝送されるあるインストラクシヨンは、デー
タ・オペランドと共にデコードすべきインストラ
クシヨンを含んでおり、このデータ・オペランド
を「即時」レジスタ(IMMR)86に入力とし
て供給する。マルチプレクサ56を介して、レジ
スタ86に蓄積されたデータをALU54のB入
力端に供給する。 ALU54は、A及びB入力に対して4つの選
択可能な機能、即ち、加算、アンド(論理積)オ
ア(論理和)及び排他的オアの1つを実行でき
る。これら動作の1つを実行する前に、B入力を
反転することもできる。さらに、シフト・レジス
タ72は、データをそのまま通過させたり、1ビ
ツトずつ左又は右に入力データをシフトさせた
り、4ビツトずつシフトさせたりできる。よつ
て、このシフト・レジスタ72は、2又は16の乗
算、あるいは2の除算ができる。第2図のシフ
ト・レジスタ72、ALU54並びに総てのバツ
フア及びマルチプレクサの動作を、インストラク
シヨン・デコーダ78からの信号により制御す
る。 ALU54の出力データは、バツフア55を介
してLバス84に戻し、更にシフト・レジスタ7
2を介して入力端に帰還することができるし、ま
た、レジスタ46を介してレジスタ・フアイル4
0に蓄積することもできるし、更に、レジスタ4
6、マルチプレクサ52及びバツフア53を介し
てDバス24に伝送することもできる。ALU5
4の出力データは、マルチプレクサ60を介し
て、「次のプログラム・カウンタ」レジスタ
(NPC)62に入力として供給することもでき
る。レジスタ62出力を入力として現在のプログ
ラム・カウンタ(CPC)レジスタ64に供給し、
増分器66によりレジスタ64の出力を増分し
て、マルチプレクサ60の付加入力端に供給す
る。割り込みロジツク回路76は、ALU54と、
第1図の制御器30及びコプロセツサ34を含む
外部信号源とからの割り込み、トラツプ及びリセ
ツト信号を受け、これらに応答して、マルチプレ
クサ60に「例外ベクトル」入力を供給する。 CPCレジスタ64は、現在のプログラム計数
と、フエツチすべきインストラクシヨンのアドレ
スと、インストラクシヨン・バス14のアドレ
ス・ラインを介して第1図のローカル・インスト
ラクシヨン・メモリ16、インストラクシヨン・
キヤシユ18並びにDMA及びキヤシユ制御器3
0に転送すべきアドレスとを保持している。増分
器66は、現在のプログラム計数を1だけ増分す
る。プロセツサが現在フエツチされているインス
トラクシヨンを実行するので、マルチプレクサ6
0は、増分器66の増分したプログラム計数出力
を入力としてNPCレジスタ62に供給するよう
に切り替わる。NPCレジスタ62は、次のシス
テム・サイクルで入力イネーブルされて、次のプ
ログラム計数を蓄積する。次のインストラクシヨ
ン・フエツチを開始するために、NPCレジスタ
62内のプログラム計数をCPCレジスタ64に
シフトする。マルチプレクサ70及びマルチプレ
クサ58を介して、現在のプログラム計数を
ALU54のA入力端にも供給する。これは、ジ
ヤンプ、ブランチ及びリターン動作を可能にする
ので、ALUのB入力端に供給した数を現在のプ
ログラム数計に加算し、NPCレジスタ62に蓄
積して、次のプログラム計数を与える。現在のプ
ログラム計数を5個のレジスタ(PC−1〜PC−
5)68のスタツクにシフトする。このスタツク
は、最後に実行したインストラクシヨンのアドレ
スをセーブする。プロセツサは、後述するインス
トラクシヨン・パイプラインを用いる。また、割
り込み又はトラツプが生じ、役立つた後に、通常
動作に戻すために、最後の5つのインストラクシ
ヨンを呼び出す必要がある。 プロセツサは、動作の通常モード、又は「例外
(又は「割り込み」)モードのいずれかで動作でき
る。この例外モードは、プロセツサが割り込みさ
れたときに常に生じる。レジスタ・フアイル40
を2つのバンクに分割し、各バンクを別個のモー
ドに割り当てるので、割り込みが起きたとき、レ
ジスタ・フアイル40をアクセスするのに必要な
割り込み処理ルーチンが、動作の通常モード期間
中にレジスタ・フアイル40に累積されたデータ
を、配分する必要がない。割り込みロジツク回路
76が、トラツプ、割り込み又はリセツトを検出
すると、この回路76は、マルチプレクサ60を
介して例外ベクトルをNPCレジスタ62にロー
ドする。この例外ベクトルは、割り込み処理ルー
チンの開始アドレスを指示する。その後のトラツ
プ及び割り込みを実現する。すなわち、マスク不
能な割り込み、マスク可能な割り込み、演算トラ
ツプ、キヤシユ・ミス・データ、キヤシユ・ミ
ス・インストラクシヨン、システム・エラー及び
リセツトとなる。 Lバス84は、2個の16ビツト・ステータス
(状態)レジスタ74を読出し/書込みアクセス
する。これらレジスタ74の一方は、動作の通常
モード期間中のプロセツサのステータスを示す
種々のフラグを記憶しており、他方は、例外モー
ド期間中のプロセツサのステータスを示す。2個
のステータス・レジスタは、5つのフラツグ、即
ち、2つのユーザ定義可能な入力フラツグ、2つ
のユーザ定義可能な出力フラツグ及び1つのフラ
ツグ書込みイネーブル出力フラツグを共有する。
他の11のフラツグは、各ステータス・レジスタに
複製され、これらは、プロセツサが通常モードか
例外モードかを示す割り込みロジツク回路76か
らのモード・フラツグ、シフト・レジスタ72か
らの5つのキヤリー・フラツグ、ALU54から
の負、ゼロ、オバーフロー及びキヤリー・フラツ
グ、並びに割り込みイネーブル・フラツグを含
む。 第3図は、インストラクシヨン・バス14に現
れるかもしれないインストラクシヨンの2つのク
ラスを表す。クラス1インストラクシヨンは、ビ
ツト32の0で識別する。クラス2インストラクシ
ヨンは、ビツト32の1で識別する。クラス1イン
ストラクシヨンにおいて、ビツト28〜31は、イン
ストラクシヨンの特性を表すインストラクシヨ
ン・コードを示し、ビツト27は、ALU54のB
オペランドを反転すべきかを表し、ビツト25及び
26は、ALUの動作(ALU OP)を表し、ビツト
21〜24は、動作結果を受けるレジスタ・フアイル
40内の特定のレジスタを表し、ビツト20は、即
時モード・レジスタ86内に蓄積されたデータ
を、Sバス80のデータの代わりにALU54の
B入力端に供給すべきかを表す。ビツト19は、第
2図のステータス・レジスタ74内に状態コー
ド・フラツグをセツトすべきかを表す。ビツト17
及び18は、ALU54のA入力端にシフト・レジ
スタ72をどのようにシフトするかを表す。ビツ
ト13〜16は、Lバス84にデータを供給すべきレ
ジスタ・フアイル40の特定のレジスタを表し、
ビツト1〜12は、インストラクシヨンが即時モー
ド・インストラクシヨンのとき、IMMRレジス
タ86に蓄積すべき即時定数から構成されてい
る。インストラクシヨンが即時モードでないと
き、ビツト1〜4は、Sバス80にデータを供給
するレジスタ・フアイル40のレジスタを表し、
ビツト5〜12は、用いない。クラス2インストラ
クシヨンにおいて、ビツト21〜32は、演算インス
トラクシヨンのビツト21〜32と同じ機能であり、
ビツト1〜20は、中間レジスタ86に蓄積すべき
定数を含んでもよい。 表1は、利用可能なインストラクシヨン・セツ
トを示し、ここで「ALUOP」は、以下のALU
動作の任意の1つである。ALU動作は、選択的
にシフトされないか、1ビツト左又は右にシフト
されるか、4ビツト左にシフトされるオペランド
A及びオペランドBを有するか、及び/又は、選
択的に反転されるキヤリー・ビツトを有する加算
(ADD)、排他的論理和(XOR)、論理和(OR)
又は論理積である。「C」は、「キヤリー」を表
し、「AT」は、演算トラツプをイネーブルする
こと、即ち、ALU又はシフタがオーバフローす
るとトラツプを発生することを表す。「SHEX」
は、「拡張されたシフト」、即ち、キヤリー・ビツ
トをシフト・レジスタ72からステータス・レジ
スタ74にシフトするか、このレジスタ74から
シフトすることを表す。「CC」は、ステータス・
レジスタ内の状態コードを参照し、「PC」は、プ
ログラム・カウンタを表す。3つの異なるアドレ
ス指定モードが、各I/Oインストラクシヨン、
即ち、レジスタ、レジスタ+/−12ビツト・オフ
セツト、及び指示されたレジスタ+に対して利用
可能である。
【表】
【表】 第4A図は、演算、制御、ロード及び蓄積イン
ストラクシヨンをフエツチ及び実行するのに必要
なプロセツサ・サイクルを示している。演算及び
制御インストラクシヨンは、3つのサイクル、即
ち、ローカル・インストラクシヨン・メモリ又は
インストラクシヨン・キヤシユからインストラク
シヨンを得るインストラクシヨン・フエツチ・サ
イクル(IF)、ALUがインストラクシヨンを実行
する実行サイクル(EX)、及び、ALU出力デー
タをレジスタ・フアイルに蓄積する書込みサイク
ル(WB)を必要とする。蓄積型I/Oインスト
ラクシヨンも3つのサイクル、即ち、蓄積インス
トラクシヨンをフエツチする期間のSTサイクル、
データを受ける外部メモリ位置のアドレスを計算
する期間の実行サイクルEX、及び計算したアド
レスにデータを送る期間のデータ伝送サイクルD
を必要とする。ロード型I/Oインストラクシヨ
ンは、4つのサイクル、即ち、ロード・インスト
ラクシヨンをフエツチするLDサイクル、データ
のアドレスを計算するEXサイクル、外部メモリ
の計算したアドレスのデータを得て、第2図のレ
ジスタ48に蓄積するDサイクル、及びレジスタ
48からレジスタ・フアイル40にデータを転送
するWDサイクルを必要とする。 各インストラクシヨンは、3又は4クロツク・
サイクルを必要とするが、プロセツサは、1サイ
クル当たり1インストラクシヨンのシステム・ス
ループツトを得るために、インストラクシヨン・
パイプラインを用いることができる。パイプライ
ンを第4B図に示す。蓄積インストラクシヨン
は、システム・サイクル1期間中にフエツチし
て、サイクル2及び3期間中に実行する。サイク
ル2期間中、ALUが蓄積インストラクシヨン用
のアドレスを計算している間、ロード・インスト
ラクシヨンがフエツチされる。サイクル3期間
中、蓄積インストラクシヨンが参照したデータが
外部メモリに伝送され、ALUがロード・インス
トラクシヨン用のアドレスを計算し、インストラ
クシヨン・デコーダが演算インストラクシヨンを
フエツチする。サイクル4期間中、ロード・イン
ストラクシヨンにより計算されたアドレスのデー
タを第2図のレジスタ48に蓄積し、演算インス
トラクシヨンを実行し、第2演算インストラクシ
ヨンをフエツチする。第2演算インストラクシヨ
ンは、サイクル5期間中に実行する。ロード及び
演算インストラクシヨン用のWB及びWDサイク
ルは、ユーザに見えないので、これらサイクル
は、第4図のインストラクシヨン・パイプライン
図に示していない。 第2図のプロセツサ12は、好適には、超高速
であるが、大電力を消費するバイポーラ電流スリ
ー・ロジツク回路を用いて実現する。本発明によ
れば、充分な熱発散を行うために、一定インピー
ダンスの伝送ラインにより相互接続された1組の
分離した集積回路としてプロセツサ12を実現す
る。第5図は、本発明によるコンピユータ・プロ
セツサを実現する集積回路の典型的な配列の平面
図である。4つの同じ集積回路(ALU1〜ALU
4)は、第2図のシフト・レジスタ72、バツフ
ア55、増分器66、マルチプレクサ56,5
8,60,70、ALU54、レジスタ62,6
4,68,86を実現する。4つの他の同じ集積
回路(RF1〜RF4)は、第2図のレジスタ・フ
アイル40を実現する。1つの集積回路(STA)
は、第2図の状態レジスタ74を実現し、他の集
積回路(DEC)は、第2図のインストラクシヨ
ン・デコーダ78及び割り込みロジツク回路76
を実現する。もう1つの集積回路(CLK)は、
クロツク及びスキユー制御回路であり、マスタ・
クロツク信号を発生し、他の集積回路の各々に伝
送する。後述の如く、伝送モジユール200によ
りこれら11個の集積回路を相互接続する。 デユアル・ポート・レジスタ・フアイル40
は、32個の単一ビツト・デユアル・ポート・メモ
リとして実現する。各デユアル・ポート・メモリ
は、30個の蓄積アドレスを有する。第6図は、こ
のデユアル・ポート・メモリのブロツク図であ
る。各デユアル・ポート・メモリ110は、分離
したデータ・バス、アドレス・バス及び制御バス
を介して、同時読出し及び/又は書込みアクセス
を行うのに適合する。メモリ110は、n=30ビ
ツトを蓄積し、各ビツトは、別々のアドレスに蓄
積する。よつて、各アドレスに対して、30個の別
個のデユアル・ポート・メモリ・ユニツト112
があり、これは、第7図の詳細なブロツク図に示
すように、1対のメモリ・セル(セルA114及
びセルB116)から構成される。この対の各セ
ルは、別個の差動データ入力信号(A/AB及び
B/BB)、第2図のインストラクシヨン・デコ
ーダ78からの別個の2進読出し/書込みイネー
ブル信号(SA〓及びSB〓)、共通差動「交差結
合」信号Y/YBにより、独立にアクセス可能で
ある。なお、「〓」は、セル・アドレス0〜n−
1を表す。 SA〓又はSB〓読出し/書込みイネーブル信号
が供給されるセルが読出し又は書込みアクセスさ
れるとき、この信号が出力する。ポートAアドレ
ス・デコーダ44は、SA〓読出し/書込みイネ
ーブル信号の選択した1つを出力する。このアド
レス・デコーダ44は、第2図のインストラクシ
ヨン・デコーダ78からのポートAアドレス・バ
スADDR.Aにより伝送されたアドレスをデコー
ドする。任意のある時点には、1つのSA〓読出
し/書込みイネーブル信号のみが出力される。同
様に、ポートBアドレス・デコーダ42は、SB
〓読出し/書込みイネーブル信号の1つを出力す
る。このアドレス・デコーダ42は、第2図のイ
ンストラクシヨン・デコーダ78からのポートB
アドレス・バスADDR.Bにより伝送されたアド
レスをデコードする。 各メモリ・ユニツト112の各セルAに供給さ
れるA/ABデータ入力信号は、ポートA書込み
制御回路122が発生する。この制御回路122
は、第2図のレジスタ48からのポートA入力デ
ータ・バスDA′/DAB′で伝送されるデータ・ビ
ツトの状態をモニタすると共に、第2図のインス
トラクシヨン・デコーダ78が発生した差動書込
み制御信号WA/WABもモニタする。特定のセ
ルAがアクセスされると、適当な状態のデータ・
ビツトがポートA入力データ・バスDA′/
DAB′に出力され、このセルのアドレスがアドレ
ス・バスADDR.Aに出力される。次に、インス
トラクシヨン・デコーダは、書込み制御信号
WA/WABを出力する。次に、書込み制御回路
122は、ポートA入力データ・バスDA′/
DAB′のビツト状態に応じて、A/ABデータ入
力信号の状態を第1又は第2(正又は負電圧)状
態に設定する。次に、ポートAアドレス・デコー
ダ42が発生した読出し/書込みイネーブル信号
SA〓がイネーブルした特定のセルAは、A/
ABデータ入力信号の状態に一致するように蓄積
したビツトの状態を設定する。その後、インスト
ラクシヨン・デコーダ78は、書込み制御信号
WA/WABを出力しないので、ポートA書込み
制御回路122は、データ入力信号A/ABを第
3状態に設定する。 第6及び第7図において、各メモリ・ユニツト
112のセルAは、増幅器126の入力端に供給
するデータ出力信号XA/XABを発生する。こ
の増幅器126の出力端は、第2図のSバス80
に接続されたポートA出力データ・バスDA/
DABに接続される。 特定のセルAを読出しアクセスするために、第
2図のインストラクシヨン・デコーダ78は、デ
コーダ44を用いて、セルのアドレスをポートA
アドレス・バスADDR.Aに出力し、ポートAア
ドレス・デコーダ42に適当な読出し/書込みイ
ネーブル信号SA〓を出力させる。しかし、ポー
トA書込み制御回路122への書込み制御信号
WA/WABは、出力しない。制御回路122は、
A/AB入力データ信号をその第3状態にセツト
(設定)し、それに応じて、出力されたSA〓読出
し/書込みイネーブル信号によりイネーブルされ
た特定のセルAが、蓄積されたデータ・ビツトの
状態に一致するように、そのXA/XABデータ
出力信号の状態を正又は負に設定する。次に、バ
ツフア(増幅器)126は、XA/XABデータ
出力信号に応答して、ポートA出力データ・バス
DA/DABのビツト状態を正又は負に駆動する。
よつて、特定のメモリ・ユニツト112のセルA
を読出しアクセスするために、インストラクシヨ
ン・デコーダは、WA/WAB書込み制御信号を
出力することなく、セルのアドレスをADDR.A
バスに出力する。セルAを読出しイネーブルしな
いとき、そのXA/XABデータ出力信号を第3
状態に設定するので、増幅器126は、ポートA
出力データ・バスを正又は負にアクテイブに駆動
しない。 書込み制御回路122と同様に、ポートB書込
み制御回路124は、インストラクシヨン・デコ
ーダからのWB/WBB書込み制御信号をモニタ
すると共に、第2図のレジスタ48からのDB′/
DBB′データ・バスのビツト状態もモニタする。
これに応答して、制御回路124は、各メモリ・
ユニツト112のセルBに供給するスリー・ステ
ートB/BBデータ入力信号を発生する。各メモ
リ・ユニツト112のセルBは、他の差動増幅器
128の入力端に供給するデータ出力信号XB/
XBBを発生する。この増幅器128の出力端は、
第2図のLバス84に接続されたポートB出力デ
ータ・バスDB/DBBに接続される。目的におい
て、B/BBデータ入力信号は、書込み制御回路
122が発生したA/ABデータ入力信号に類似
しており、SB〓読出し/書込みイネーブル信号
がイネーブルした特定のセルが同様な方法でデー
タ・ビツトを読出し、又は、書込みするようにす
る。 第7図に示すように、1対の直列接続抵抗器R
5及びR6に発生した差動交差結合信号Y/YB
が、各メモリ・ユニツト112のセルA及びセル
Bを夫々アクセスする。電流源I4は、抵抗器R
5及びR6の間の接続ノード119に電流を供給
する。セルA及びBに蓄積されたビツトが、正又
は負状態に一致しているとき、交差接続信号Y/
YBは、同様な正又は負状態である。セルA又は
Bの一方に蓄積されたビツト状態がデータ書込み
アクセス期間中に変化すると、そのセルが交差結
合信号Y/YBの状態を変化させ、この交差結合
信号の状態変化により、書込み動作の直後に、他
のセルに蓄積されたビツト状態が変化する。よつ
て、書込み動作期間中に、書込みアクセスされた
セルは、そのデータ入力信号の状態に応じて交差
結合信号Y/YBの状態を制御し、書込みアクセ
スされないセルは、書込み動作に続いて、蓄積さ
れたデータ・ビツト状態を適当に設定することに
より、交差結合信号に応答する。 増幅器126及び128を除いた単一のメモ
リ・ユニツト112の回路図を第8図に示す。第
8図において、メモリ・セルA(デイバイス11
4)は、第1及び第2の2エミツタ・トランジス
タQ1及びQ2を具えている。トランジスタQ1
のコレクタをトランジスタQ2のベースに接続
し、トランジスタQ2のコレクタをトランジスタ
Q1のベースに接続する。トランジスタQ1のコ
レクタは、シヨツトキー・ダイオードD1及び抵
抗器R1の並列組合わせから成る電圧クランプ回
路132を介して、回路ノード130に結合す
る。同様に、トランジスタQ2のコレクタは、他
のシヨツトキー・ダイオードD2及び他の抵抗器
R2の並列組合わせから成る他の電圧クランプ回
路134を介して、回路ノード130に結合す
る。読出し/書込みイネーブル信号SA〓を、ノ
ード130に供給する。データ入力信号A/AB
を第3及び第4トランジスタQ3及びQ4のベー
ス間に供給する。これらトランジスタのコレクタ
は、夫々抵抗器R3及びR4を介して電圧源+V
に結合する。トランジスタQ3のエミツタは、ト
ランジスタQ1の第1エミツタ及び第1電流源I
1に接続する。同様に、トランジスタQ4のエミ
ツタは、トランジスタQ2の第1エミツタ及び第
2電流源I2に接続する。交差結合信号Y/YB
をトランジスタQ1及びQ2の第2エミツタ間に
供給するので、Y/YBが正のとき、Q1の第2
エミツタの電位がQ2の第2エミツタより高くな
る。メモリ・セルB(デイバイス116)は、メ
モリ・セルAと類似であるが、交差結合信号が、
逆極性で、(セルAのトランジスタQ1及びQ2
に対応する)トランジスタQ1′及びQ2′の第2
エミツタ間に供給され、Y/YBが正のとき、Q
2′のエミツタの電位がQ1′のエミツタより高く
なる。 第7及び第8図において、トランジスタQ1又
はトランジスタQ2がオンかにより、セルAが蓄
積するビツト状態が決まる。この蓄積されたビツ
トは、トランジスタQ1がオンで、トランジスタ
Q2がオフのときに、第1状態(正)であり、ト
ランジスタQ2がオンで、トランジスタQ1がオ
フのとき、第2状態(負)である。トランジスタ
Q1がオンのとき、このトランジスタは、抵抗器
R5を介して電流源I4に電流を供給し、そのコ
レクタ電位は、読出し/書込みイネーブル信号
SA〓の電圧以下になる。トランジスタQ1のコ
レクタが「低」なので、トランジスタQ2のベー
スは「低」で、トランジスタQ2はオフに留まろ
うとする。トランジスタQ2がオフなので、抵抗
器R2は、そのコレクタ電圧及びトランジスタQ
1のベース電圧を上昇させて、トランジスタQ1
をオンに維持しようとする。同様に、トランジス
タQ2がオンのとき、このトランジスタは、抵抗
器R6を介して電流源I4に電流を供給し、その
コレクタは、ダイオードD2の電圧降下により、
読出し/書込みイネーブル信号SA〓の電圧以下
になる。トランジスタQ2のコレクタが「低」な
ので、トランジスタQ1のベースは「低」であ
り、トランジスタQ1はオフである。トランジス
タQ1がオフなので、抵抗器R1がトランジスタ
Q2のベースを上昇させて、トランジスタQ2を
オンに維持しようとする。 書込み動作期間中、セルAに蓄積されたビツト
状態(即ち、トランジスタQ2及びQ1のコレク
タ間の電位の極性)は、交互に変わるかもしれな
い。例えば、蓄積されたビツトを負から正に(第
2状態から第1状態に)切り替えるために、トラ
ンジスタQ4のベース電位が、トランジスタQ3
のベース電位よりも高くなるように、データ入力
信号A/ABを正に設定する。よつて、トランジ
スタQ3のエミツタが、トランジスタQ4のエミ
ツタより低電位になる。次に、読出し/書込みイ
ネーブル信号SA〓が出力されるので、トランジ
スタQ1及びQ2の両方のベースが上昇する。ト
ランジスタQ1の第1エミツタは、トランジスタ
Q2の第1エミツタよりも低電位で、トランジス
タQ1をオンにする程そのベース電位よりも充分
低いので、トランジスタQ1は、電流源I4の電
流のいくらかを流し始める。トランジスタQ1の
増加したコレクタ電流により、トランジスタQ2
のベース電位が下がり、トランジスタQ2がより
少ない電流を流し始める。よつて、トランジスタ
Q2のコレクタ電位が上昇し、トランジスタQ1
をオンにするのを助ける。トランジスタQ1及び
Q2のコレクタ及びベース間のこの正帰還によ
り、トランジスタQ1がオンになり、トランジス
タQ2がオフになるので、蓄積されたビツト状態
が負から正に変化する。 蓄積されたビツトを正から負に(第1状態から
第2状態に)切り替えるために、データ入力信号
A/ABを負(第2状態)に設定する。なお、ト
ランジスタQ3のベース電位は、トランジスタQ
4のベース電位より高い。よつて、トランジスタ
Q2の第1エミツタを、トランジスタQ1の第1
エミツタより低い電位に駆動する。 読出し/書込みイネーブル信号SA〓が出力さ
れると、トランジスタQ2がトランジスタQ1よ
りも電流を流し始め、トランジスタQ2の増加し
たコレクタ電流がトランジスタQ1のベースを下
げ、Q1をオフにし始める。トランジスタQ1及
びQ2間の正帰還は、迅速にトランジスタQ1を
オンにし、トランジスタQ2をオフにするので、
蓄積されたビツト状態が切り変わる。 書込み動作以外の期間中、データ入力信号A/
ABをその第3状態(ゼロ・ボルト)に設定し、
トランジスタQ3及びQ4のベースを同じ電位に
維持する。この場合、トランジスタQ3及びQ4
のコレクタ・エミツタ・インピーダンスはほぼ等
しく、差動データ出力信号XA/XABの状態は、
トランジスタQ3及びQ4のコレクタにおける電
流の相対量に依存する。読出し/書込みイネーブ
ル信号SA〓が「低」、即ち、セルAが読出し/書
込みイネーブルされていないとき、トランジスタ
Q1及びQ2の第1エミツタが、それらのベース
よりも高電位であり、それらの第1エミツタに電
流が流れないように、抵抗器R3及びR4の大き
さと、電流源I1及びI2の大きさとを選ぶ。ト
ランジスタQ3及びQ4は、同じ量の電流を導通
させ、抵抗器R3及びR4の電圧降下は等しい。
よつて、出力データ信号XA/XABは、ゼロ電
位、即ち、その「第3」ロジツク状態である。 しかし、読出し動作期間中に、読出し/書込み
イネーブル信号SA〓が「高」に駆動される一方、
例えば、トランジスタQ1がオンし、トランジス
タQ2がオフすると、第1エミツタに電流を発生
するのに充分な量だけ、トランジスタQ1のベー
スがその第1エミツタ電位よりも上昇する。この
電流は、コレクタ電流の量を減少させ、このコレ
クタ電流は、トランジスタQ3を介して供給さ
れ、トランジスタQ3のコレクタ電位をトランジ
スタQ4のコレクタ電位より高くする。よつて、
出力データ信号XA/XABをその正の第1状態
に駆動する。 一方、読出し動作期間中に、読出し/書込みイ
ネーブル信号SA〓が「高」に駆動される一方、
トランジスタQ2がオンになり、トランジスタQ
1がオフになると、Q2の第1エミツタに電流を
発生させるのに充分な量だけ、トランジスタQ2
のベースは、その第1エミツタ電位より上昇す
る。この電流は、トランジスタQ4を介して供給
される電流量を減らすので、トランジスタQ4の
コレクタがトランジスタQ3のコレクタ電位より
上昇する。よつて、出力データ信号XA/XAB
がその負の第2状態に駆動される。 セルAが書込み動作期間中にその蓄積されたビ
ツトを変化させるとき、セルAが交差結合信号
Y/YBの状態を変化させることにも留意された
い。例えば、蓄積されたビツトがその正の第1状
態ならば、トランジスタQ1がオンで、トランジ
スタQ2がオフで、交差結合信号Y/YBが正で
ある。書込み動作期間中、その結果、セルAがト
ランジスタQ2をオンにし、トランジスタQ1を
オフにするとき、交差結合信号は、その負状態に
切り替わる。セルBもセルAと同様であり、書込
み動作期間中に、蓄積されたビツトの状態が変化
すると、セルBも交差結合信号Y/YBの状態を
変化できる。 セルAが書込みアクセスされて、交差結合信号
の状態を変化させるとき、セルBは、交差結合信
号のこの変化に直ちに応答しない。それは、電流
源I4の電流が総てセルAを介して供給されるの
で、トランジスタQ1′及びQ2′がオフであるた
めである。セルAが最早書込みイネーブルされな
いと、SA〓が「低」に駆動されて、電流源I4
がノード119の電位を下げる。トランジスタQ
1′及びQ2′の一方の第2エミツタが、交差結合
信号Y/YBの状態で決まる他方よりも下がり、
トランジスタQ1′及びQ2′の一方をオンにする
ので、交差結合信号の状態に一致するように、蓄
積されたビツト状態を設定する。同様な方法で、
セルBが書込みアクセスされた後、セルAは、交
差結合信号の状態に一致するように、蓄積された
ビツト状態を設定する。 第9図は、第6図のポートA書込み制御回路1
22の回路図である。ポートB書込み制御回路も
同様である。書込み制御回路122は、1組のト
ランジスタQ5〜Q10、抵抗器R7及びR8、
電流源I5を具えている。トランジスタQ7〜Q
10のエミツタを電流源I5に結合し、トランジ
スタQ5及びQ6のエミツタをトランジスタQ8
のコレクタに結合する。トランジスタQ5及びQ
9のコレクタは、抵抗器R7を介して電圧源+V
に結合し、トランジスタQ6及びQ10のコレク
タは、抵抗器R8を介して+Vに結合する。トラ
ンジスタQ7のコレクタは、電圧源+Vに直接接
続する。書込みイネーブル信号WA/WABをト
ランジスタQ7及びQ9のベースの間、並びにト
ランジスタQ8及びQ10のベースの間に供給す
る。データ・バスDA′/DAB′をトランジスタQ
6及びQ5のベースに接続し、メモリ・ユニツト
に供給されるデータ入力信号A/ABをQ5及び
Q6のコレクタ間に発生する。 WA/WAB書込み制御信号が発生しないと、
トランジスタQ9及びQ10のベースが「高」に
駆動され、トランジスタQ7及びQ8のベースが
「低」に駆動されるので、トランジスタQ9及び
トランジスタQ10がオンになり、トランジスタ
Q7及びQ8がオフになる。電流源I5が供給す
る等しい量の電流がトランジスタQ9及びQ10
を介して、抵抗器R7及びR8間を通過するの
で、抵抗器R7の電位降下が抵抗器R8の電位降
下に等しくなる。よつて、トランジスタQ5及び
Q6のコレクタ電位は等しく、データ信号A/
ABをその第3状態、即ち0ボルトに駆動する。
WA/WAB書込み制御信号が出力されると、ト
ランジスタQ7及びQ8がオンになり、トランジ
スタQ9及びQ10がオフになる。電流源I5か
らの電流は、トランジスタQ8を通過し、トラン
ジスタQ5又はQ6のどちらがオンかに応じて、
トランジスタQ5又はQ6を通過する。データ・
バスDA′/DAB′の信号が正の場合、電流がトラ
ンジスタQ6及び抵抗器R8を通過して、トラン
ジスタQ6のコレクタ電位を下げるので、データ
信号A/ABを正に駆動する。データ・バス
DA′/DAB′の信号が負ならば、電流は、トラン
ジスタQ5を通過して、このトランジスタのコレ
クタ電位を下げ、データ信号A/ABを負に駆動
する。 第2図のALU54を32個で1組の1ビツト
ALUとして実現する。第10A図は、これら
ALUの1個のブロツク図である。第10A図に
おいて、1ビツトALU229は、D型「XNOR
入力」ラツチ230を有しており、このラツチ
は、第2図のALU54のB入力データである32
ビツトの1ビツトの入力端と、INVBビツト入力
端を有している。このINVBビツトは、第2図の
インストラクシヨン・デコーダ78がデコーダす
るインストラクシヨンがB入力を反転すべきであ
ることを示すときに、インストラクシヨン・デコ
ーダ78により「高」に駆動される。ラツチ23
0は、インストラクシヨン・デコーダからのWB
ビツトにより入力がイネーブルされると、出力ビ
ツトB′=B XOR INVB(BとINVBとの排他
的論理和)を発生する。よつて、B′は、INVBが
0ならば、Bに等しく、INVBが1ならば、Bの
反転である。ALU54の32ビツトA入力データ
の1ビツトがD型ラツチ232の入力端に供給さ
れる。このラツチ232は、インストラクシヨ
ン・デコーダからのWA信号によりイネーブルさ
れた後に、入力ビツトAの状態に一致する出力ビ
ツトB′を発生する。インストラクシヨン・デコ
ーダからのCLRA信号は、ラツチ232のリセツ
ト入力端に供給され、インストラクシヨン・デコ
ーダがA′を0にリセツトできるようにする。 ラツチ230及び232のA′及びB′出力を入
力として、1組のロジツク回路234,236,
238,240及び242に供給する。加算回路
236は、ビツトA′及びB′並びに他の1ビツト
ALUからのビツトCIN0の第1キヤリーを加算す
る。この第1キャリーは、第2図のALU54へ
のA及びBデータ入力の次の下位ビツトに応答す
る。他の加算回路240は、A′,B′及び下位の
1ビツトALUからのビツトCIN1の第2キヤリー
を加算する。(最下位の1ビツトALUにとつて、
ビツトのキヤリーは共に、ロジツク0レベル源に
拘束される。)インストラクシヨン・デコーダか
ら制御ビツトSXOR及びSANDを入力として受
けるAND/ORロジツク回路242は、次式に応
じて出力Gを発生する。 G=[SXOR AND(A′ XOR B′)] OR[SABD AND(A′ AND B′)] 加算器236,240及びロジツク回路242
の出力を4×1マルチプレクサ246に入力とし
て供給する。このマルチプレクサの切替え状態を
インストラクシヨン・デコーダが発生したF及び
C〜N信号により制御する。マルチプレクサ24
6の第4入力は、正電圧源に拘束される。マルチ
プレクサ246は、入力ビツトの選択した1つを
1ビツトALUの出力ビツトとして供給する。 第1キヤリー・ビツト伝播回路(CP)234
は、A′,B′及びCIN0ビツトを入力として受け、
次式に応じて、第1キヤリー出力ビツトCOUT0
を発生する。 COUT0=[A AND B] OR[A AND (NOT B) AND CIN0] OR[(NOT A) AND B AND CIN0] 第2キヤリー・ビツト伝播回路(CP)238
は、A′,B′及びCIN1ビツトを入力として受け、
次式に応じて、第2キヤリー出力ビツトCOUT1
を発生する。 COUT1=[A AND B] OR[A AND (NOT B) AND CIN1] OR[(NOT A) AND B AND CIN1] 各1ビツトALUが発生した第1及び第2キヤ
リー出力ビツトを、次の高位のALUの第1及び
第2キヤリー入力ビツトとして供給する。最高位
のALUのキヤリー出力ビツトをオーバフロー信
号としてインストラクシヨン・デコーダに供給す
る。 第10A図の装置は、バイポーラ・ジヤンクシ
ヨン・トランジスタを用いた差動電流ツリー・ロ
ジツク回路で実現する。第10A図の第1キヤリ
ー伝播回路232の回路図を第10B図に示す
が、これは、差動電流ツリー・ロジツクの一例で
ある。1対のトランジスタQC1及びQC2のエミ
ツタは、電流源IC1を介して負電圧源VEEに結
合する。QC1のコレクタは、他の1対のトラン
ジスタQC3及びQC4のエミツタに接続し、QC
2のコレクタは、更に他の1対のトランジスタ
QC5及びQC6のエミツタに接続する。QC4及
びQC5のコレクタは、トランジスタQC7及び
QC8のエミツタに接続される。QC8のコレクタ
は、抵抗器RC1を介して正電圧源VCCに結合
し、QC7のコレクタは、他の抵抗器RC2を介し
てVCCに結合する。出力バツフア・トランジス
タQC9のベースをトランジスタQC3,QC7及
びQC6のコレクタに接続し、他の出力バツフ
ア・トランジスタQC10のベースをQC8のコレ
クタに接続する。VCCをQC9及びQC10のコ
レクタに供給する。QC9のエミツタは、電流源
IC2を介してVEEに結合し、QC10のエミツタ
は、他の電流源IC3を介してVEEに結合する。 A′,B′,CIN0及びCOUT0信号は、総て差動
信号であり、A′をQC1及びQC2のベース間に供
給し、B′をQC3及びQC4のベース間並びにQC
5及びQC6のベース間に供給し、CIN0をQC7
及びQC8のベース間に供給する。COUT0は、
QC9及びQC10のエミツタ間に発生する。例え
ば、A′及びB′が共に正(ロジツク状態1)のと
き、QC1及びQC3はオンであり、電流源IC1の
電流が抵抗器RC2を流れるように切替え、QC9
及びQC10のベース間の電圧V0を正に駆動す
るので、COUT0を正に駆動する。他の例とし
て、A′が負で、B′が正で、CIN0が負のとき、ト
ランジスタQC2,QC5及びQC8はオンである
ので、電流がRC1に流れ、QC10のベースを
「低」にするため、COUT0を負に駆動する。 バイポーラ・トランジスタを用いた差動電流ツ
リー・ロジツクの信号伝播は、高速である。さら
に、この回路に供給される電流は、切替え状態に
関係なく一定なので、多くの他の形式のロジツク
回路に存在する破壊的切替え遷移の発生を回避す
る。しかし、バイポーラ・トランジスタを用いた
電流ツリー・ロジツクは、かなりの量の熱を発生
するので、本発明では、第1図のFRISCプロセ
ツサ12を第5図に示すようにいくつかの集積回
路に分割し、後述のように相互接続しているの
で、熱を発散するのに利用できる表面領域を増や
せる。このプロセツサは、種々の集積回路間のデ
ータ転送をクロツク信号に同期させるために、ク
ロツクされるラツチを用いて、これら集積回路の
出力をトラツプする。これらクロツク信号は、第
5図のCLK集積回路で発生し、他の集積回路に
転送される。しかし、分離した集積回路は、
CLK集積回路からの距離が異なるため、クロツ
ク信号が伝送する種々の経路の長さに応じた遅延
量だけ、他の集積回路の各々に伝送するクロツク
信号を遅延させている。入力及び出力バツフアの
固有遅延の違いによつても、クロツク信号遅延の
差が生じる。クロツク信号のパルスが各集積回路
に異なる時間に達すると、同期が失われる。 この問題を解決するために、第5図のCLK集
積回路は、スキユー補償回路を含んでおり、この
補償回路は、第5図の他の集積回路の各々にクロ
ツク信号を転送する。このクロツク信号の各パル
スは、集積回路に伝送する前に、調整可能に遅延
できるので、パルスは、同じ時間に各集積回路に
達する。第11図は、CLK集積回路のスキユー
補償回路のブロツク図である。この第11図にお
いて、このスキユー補償回路310は、マスタ・
クロツク発生器312が発生したクロツク信号
(CLOCK)を、複数の分離した集積回路316
の各々内のノード313に伝送する。CLOCK信
号は、個別の調整可能な遅延回路318及び伝送
ライン319を介して各ノード313に伝送され
る。CLOCK信号の各パルスが、各ノード313
にほぼ同時に到達するように、各遅延回路318
を調整してCLOCK信号を遅延する。マルチ位相
クロツクを必要とする各集積回路316内に実現
した位相発生器314は、ノード313に達する
クロツク信号をモニタし、1つ以上のクロツク位
相信号を発生する。このクロツク位相信号を用い
て、マルチ位相クロツクを実現する集積回路31
6のタイミングを制御する。位相発生器に入力と
して供給されるRESET1信号が発生しなくなり、
CLOCK信号の第1パルスを受けた後、その後の
CLOCK信号パルスを総て受けながら、クロツク
位相信号が一定間隔で順次発生する。各集積回路
316の動作は、同じマスタCLOCK信号に同期
しており、各CLOCK信号パルスが同時点に各集
積回路に到達するので、個別の集積回路316
は、互いに同期して動作し、非同期通信チヤンネ
ルを必要とせずに、互いにデータを交換できる。 マスタ・クロツク発生器312は、好適には、
入力基準クロツク信号(REFCLK)の全パルス
に応答して、N出力CKOCK信号パルスを発生す
るリセツト可能な位相拘束ループ回路である。例
えば、高安定周波数の水晶制御発振器320によ
り、REFCLK信号を発生してもよい。マスタ・
クロツク発生器312は、RESET2用の入力端
を有する。この信号が発生すると、クロツク発生
器312のCLOCK出力を「高」に駆動して、こ
の発生器がクロツク信号を発生するのを妨げる。
開始制御回路334は、外部で発生したSTART
信号を受けると、RESET2信号を発生して、マ
スタ・クロツク発生器312をリセツトする。同
時に、開始制御回路334は、RESET1信号を
発生し、この信号は、各位相発生器をリセツトす
る。そして、開始制御回路334は、RESET1
信号の発生を止めて、位相発生器の動作をイネー
ブルし、その後、RESET2信号の発生も止めて、
マスタ・クロツク発生器の動作をイネーブルす
る。 好適には、開始制御回路334は、REFCLK
信号のパルスを計数する2個のカウンタ336及
び338を具えている。各計数は、START信号
でリセツトされる。START信号を受けると、カ
ウンタ336はRESET2信号を発生し、カウン
タ338はRESET1信号を発生する。カウンタ
336が所定数のREFCLK信号パルスを計数し
た後に、RESET2信号の発生を止め、カウンタ
338が所定数のREFCLK信号パルスを計数し
た後に、RESET1信号の発生を止める。 シフト・レジスタ324を介して各遅延回路に
別々に供給された5ビツト制御データC0〜C4に
より、各遅延回路318によるCLOCK信号の遅
延量が決まる。シフト・レジスタ314は、外部
で発生したLOADCLK信号パルスの各パルスに
応答して、外部で発生した直列DATA入力の各
ビツトをシフトする。詳細に後述する如く、遅延
要素モニタ330及び挿入遅延モニタ332が
夫々発生した1対のアナログ信号VCON.DE及び
VCON.INSにより、データC0〜C4が設定した各
遅延回路318の遅延を安定させる。 第12図は、第11図の典型的な遅延回路31
8のブロツク図である。この遅延回路は、入力
CLOCK信号を緩衝する入力バツフア340と、
このバツフア340の出力を調整可能な遅延時間
だけ連続的に遅延させる一連の調整可能な遅延回
路(挿入遅延回路342、微調遅延回路344及
び粗調遅延回路346)と、粗調遅延回路346
の出力をバツフアする出力増幅器348とを具え
ており、遅延回路318としての遅延した
CLOCK信号を発生する。粗調遅延回路346の
遅延は、mT+I1秒に調整できる。なお、m
は、0〜3の整数であり、Tは、固定されたユニ
ツト遅延時間であり、I1は、一定の「挿入」遅
延、即ち、回路346の最小遅延である。mの選
択は、第11図に示す制御入力データC0〜C4の
ビツトC3及び及びC4の値で決まる。 微調遅延回路344は、(n/8)T+I2秒
の遅延に調整できる。なお、nは制御データビツ
トC0〜C2の値で決まる0から7の整数、Tは固
定されたユニツト遅延時間、I2は回路344の
一定の挿入遅延である。第11図の挿入遅延モニ
タ332のVCON.INS制御信号出力の大きさに
応じて、挿入遅延回路342の遅延(Cins)を、
その全範囲にわたつて連続的に調整できる。第1
1図の遅延要素モニタ330が発生するVCON.
DE信号の大きさに応じて、微調及び粗調遅延回
路344及び346のユニツト遅延Tを制御す
る。 バツフア340及び348の遅延を夫々D1及
びD2とすると、遅延回路318の総合遅延
Ttotは、その構成要素340〜348の遅延の
和であり、次のようになる。 Ttot=D1+Dins+(mT+I1) +(nT/8+I2)+D2 ……[1] 式[1]の項を整理すると、 Ttot=[m+(n/8)]T+Tins ……[2] となり、ここで、 Tins=(D1+D2+I1+I2+Dins)
……[3] である。式[2]の第1項は、制御データC0〜
C4で決まるm及びnの値の種々の組合わせに応
じて、回路318の遅延をT/8秒刻みの32レベ
ルの1つに選択できることを表している。式
[2]の第2項Tinsは、遅延回路318の総合挿
入遅延であり、m=n=0のとき、最小遅延とな
る。 m及びnの値を一度選択したら、遅延回路31
8の遅延Ttotが確実に一定になるには、ユニツ
ト遅延T及び挿入遅延Tinsの両方が一定になる
ことが必要である。上述の如く、Tの値を第11
図の遅延要素モニタ330のVCON.DE出力信号
により制御し、式[3]のTinsのDins成分の値
を第11図の挿入遅延モニタ332のVCON.DE
出力信号により制御する。詳細に後述するよう
に、遅延要素モニタ330は、ユニツト遅延Tを
連続的にモニタし、Tが一定になるように
VCON.DEを調整する位相拘束ループ回路であ
る。同様に、挿入遅延モニタ332は、連続的に
Tinsをモニタし、Tinsが一定になるように
VCON.INSを調整する。 挿入遅延回路342は、第13図に回路図を示
す調整可能な遅延要素で実現する。CLOCK信号
及びVCOM.INS制御信号は、第13図に示す如
く、差動信号である。差動入力CLOCK信号を、
エミツタ結合トランジスタ対Q21及びQ22の
ベース間並びにバツフア350に供給する。この
バツフア350は、わずかな量だけ入力CLOCK
信号を遅延させる。バツフア350の出力を、別
のエミツタ結合トランジスタ対Q23及びQ24
のベース間に供給する。トランジスタQ21及び
Q23のコレクタは、出力バツフア・トランジス
タQ26のベースを駆動し、トランジスタQ22
及びQ24のコレクタは、別の出力バツフア・ト
ランジスタQ25のベースを駆動する。トランジ
スタQ25及びQ26のベースは、夫々抵抗器R
11及びR12を介して正電圧源Vccに結合し、
トランジスタQ25及びQ26のエミツタは、
夫々一致した電流源352及び354を介して接
地に結合する。トランジスタQ21及びQ22の
エミツタをトランジスタQ27のコレクタに接続
し、トランジスタQ23及びQ24のエミツタを
トランジスタQ28のコレクタに接続する。トラ
ンジスタQ27及びQ28は、夫々抵抗器R13
及びR14を介して電流源356に結合する。
VCON.INS制御信号をトランジスタQ27及び
Q28のベース間に供給し、遅延した出力
CLOCK信号がトランジスタQ25及びQ26の
エミツタ間に現れる。 VCON.INSは、電流源356の電流出力の相
対的な配分を制御する。この電流出力は、トラン
ジスタQ21及びQ22のエミツタ、又はトラン
ジスタQ23及びQ24のエミツタを介して伝送
される。トランジスタQ21及びQ22は、これ
らトランジスタのベースにおける入力CLOCKを
増幅する差動増幅器を構成し、これらトランジス
タのコレクタに第1出力差動電流信号を発生す
る。Q21及びQ22の増幅器の利得は、トラン
ジスタQ27を介してこれらトランジスタQ21
及びQ22のエミツタに供給される電流源356
からの電流の配分により決まる。同様に、トラン
ジスタQ23及びQ24は、これらトランジスタ
のベースにおける増幅器350の出力信号を増幅
する差動増幅器を構成し、これらトランジスタの
コレクタに第2出力差動電流信号を発生する。Q
23及びQ24の増幅器の利得は、トランジスタ
Q28を介してこれらトランジスタQ23及びQ
24のエミツタに供給される電流源356からの
電流の配分により決まる。 入力CLOCK信号パルスの立ち上がり縁にて、
トランジスタQ21は、直ちに、トランジスタQ
26のベースを上昇させ始め、トランジスタQ2
2は、トランジスタQ25のベースを降下させ始
めるので、トランジスタQ25及びQ26のベー
ス間の出力CLOCK信号電圧が「高」になり始め
る。しかし、トランジスタQ21,Q22,Q2
5及びQ26の種々の容量は、出力CLOCK信号
が突然上昇するのを防ぐ。バツフア350には、
固有の遅延があり、入力CLOCK信号の立ち上が
り縁がバツフア350に達した後のある時、バツ
フア350がその出力信号を「高」に駆動するの
で、トランジスタQ23はトランジスタQ26の
ベースを上昇させ始め、トランジスタQ24はト
ランジスタQ25のベースを降下させ始める。 第14図は、時点T0に入力CLOCK信号の立
ち上がり縁が遅延要素に達した後、出力CLOCK
信号が、最小負電圧VMINから最大正電圧
VMAXまで変化する際の過程を示すタイミング
図である。VCON.INSが大きく正ならば、電流
源356のほとんど総ての電流出力は、トランジ
スタQ21及びQ22のエミツタに向かい、トラ
ンジスタQ23及びQ24は、オフとなり、トラ
ンジスタQ25及びQ26のベースにいかなる電
流も供給しない。かかる場合、曲線358Aに示
す如く、遅延された出力CLOCK信号の振幅は、
迅速に上昇する。VCOM.INSが交互に大きく又
負になると、トランジスタQ23及びQ24は、
オンになり、トランジスタQ21及びQ22はオ
フになる。そして、バツフア350の遅延した出
力にのみ応答して、出力CLOCK信号電圧が変化
する。この場合、出力CLOCK信号電流の立ち上
がりが、曲線358Dで示す如くバツフア350
の遅延時間だけ遅延する。曲線358A及び35
8Dを考察すると、出力CLOCK信号は、トラン
ジスタQ21及びQ22が電流源356の全電流
を流すとき、時点T1で、スレツシホールド電流
VTHより上昇し、トランジスタQ23及びQ2
4が電流源356の全電流を流す時点T4にて、
VTHより上昇することが判る。VTHは、出力
CLOCK信号が状態を変化するとみなせるスレツ
シホールド電圧ならば、第13図の遅延要素の
「遅延」は、出力CLOCK信号がスレツシホール
ド電圧より上昇する時間である。曲線358B
は、トランジスタQ21及びQ22が電流の約80
%を伝送し、トランジスタQ23及びQ24がこ
の電流の約20%を伝送するときの、出力CLOCK
信号電圧の上昇を示す。曲線358Cは、トラン
ジスタQ21及びQ22が電流の約20%を伝送
し、トランジスタQ23及びQ24がこの電流の
約80%を伝送するときの、出力CLOCK信号電圧
の上昇を示す。よつて、VCON.INSの大きさを
調整することにより、遅延要素の遅延をT1及び
T2間の任意の値に調整できることが判る。 第15図は、微調遅延回路の回路図である。こ
の第15図に示す如く、第12図の微調遅延回路
344は、第13図の遅延要素と類似している
が、第12図のバツフア350を、第13図の遅
延要素に類似している別の調整可能な遅延要素3
60に置き換えている。また、デジタル・アナロ
グ変換器(DAC)362が、入力データC0〜C2
に応じて、トランジスタQ27及びQ28のベー
ス間に供給する制御信号を発生する。遅延要素3
60の遅延が一定になるように、VCON.DE信号
が制御する。 粗調遅延回路346の詳細を第16図に示す。
この粗調遅延回路346は、4個1組で、直列接
続された遅延要素366,368,370及び3
72と、マルチプレクサ374とを含んでいる。
このマルチプレクサ374は、粗調遅延回路34
6へのCLOCK信号入力、又は遅延要素366,
368及び370の1個の出力を選択的に第12
図のバツフア348に伝送する。遅延要素372
の出力を用いないが、要素372を設けて、要素
366〜370が総て同様な出力負荷になるよう
にする。マルチプレクサ374の切替え状態は、
そこに供給されるC3及びC4制御データ・ビツト
により決まる。遅延要素366〜372の各々の
遅延は、ユニツト遅延Tであり、制御入力として
各遅延要素に供給されるVCON.DE信号により、
ユニツト遅延を一定に維持する。遅延要素366
〜372は、第13図の回路図内の遅延要素に類
似しているが、VCON.INSでなくVCON.DEを
トランジスタQ27及びQ28のベース間に供給
している。 第17図は、第11図の遅延要素モニタ330
のブロツク図である。第16図の遅延要素366
〜372に類似した遅延要素380,382,3
84及び386を直列接続し、要素386の出力
信号を反転して、要素380に入力として供給し
ているので、周期8Tのリング型発振器391を
構成する。なお、Tは、各要素380〜386の
ユニツト遅延である。各要素の出力を、第16図
のマルチプレクサ374に類似した34×1マルチ
プレクサ388の別々の入力端に供給する。マル
チプレクサ388への2つの制御入力ビツトをロ
ジツク・レベル「1」の電圧源に接続するので、
マルチプレクサ388は、常に遅延要素384の
出力を選択する。マルチプレクサ388の出力を
分周器390の入力として供給する。この分周器
390は、入力信号周波数を係数Kで分周して、
位相検出器392に供給する出力信号を発生す
る。位相検出器392は、分周器390の出力を
基準クロツク信号REFCLKと比較して、分周器
390の出力信号がREFCLKより進んでいるか
遅れているかにより応じて、「高」又は「低」の
出力信号を発生する。フイルタ394は、位相検
出器の出力信号をろ波して、遅延要素モニタ33
0のVCON.DE出力信号を発生する。VCON.DE
を遅延要素380〜386の制御入力端にも供給
する。よつて、分周器390の出力信号は、
REFCLKに位相拘束される。また、次式に応じ
て、分周器390の分周比Kが各遅延要素380
〜386のユニツト遅延期間Tを決める。 T=8Tref/K ここで、Trefは、REFCLKの周期である。
REFCLKを水晶発振器のような高安定の信号源
で発生する場合、Tは、高安定であり、周囲温度
の変化、又は、遅延要素を用いる集積回路を製造
する際の材料又は製造工程のばらつきに影響され
ない。 第18図は、第11図の挿入遅延モニタ332
のより詳細なブロツク図である。モニタ332
は、第11及び第12図の遅延回路318と同じ
別の遅延回路318を具えており、この遅延回路
318は、入力及び出力バツフア340及び34
8と、挿入遅延回路342と、微調遅延回路34
4と、粗調遅延回路346とを具えている。しか
し、第18図の遅延回路318において、バツフ
ア348の出力は、バツフア340の入力端に負
帰還しており、発振器401を構成する。粗調遅
延回路346の出力を分周器400に入力として
供給する。この分周器400は、係数Mで入力信
号周波数を分周して、出力信号を発生する。第1
7図の位相検出器392に類似した位相検出器4
02の入力として、分周器400の出力と共に、
基準クロツクREFCLK信号を供給する。フイル
タ404は、位相検出器402の出力をろ波し
て、遅延モニタ332のVCON.INS出力信号を
発生する。 VCON.INS信号を挿入遅延回路342の制御
入力端に供給し、VCON.DE信号を遅延回路34
4及び346の制御入力端に供給する。遅延回路
344及び粗調遅延回路346のC0〜C4入力は、
「0」ロジツク・レベル源に接続されているので、
微調遅延回路344の遅延は、その挿入遅延I1
であり、粗調遅延回路346の遅延は、その挿入
遅延I2である。よつて、バツフア340の入力
端及びバツフア348の出力端間の総合遅延は、
上述の式[3]で定めた挿入遅延Tinsに等しく、
分周器400の出力信号の発振周期は、MTins
である。分周器の出力信号は、基準クロツクの周
期Trefに位相拘束されているので、 Tins=Tref/M ……[5] となる。 Mは一定で、Trefは高安定なので、Tinsは高
安定である。VCON.INSが、第11図の全遅延
回路318内の挿入遅延回路342に入力信号と
して供給されるので、総ての遅延回路318の理
想的な挿入遅延は、Tinsである。式[4]及び
[5]を式[2]に挿入すると、第11図の各遅
延回路318の総合遅延は次のようになる。 Ttot=[8m/K+n/K+1/M]Tref
……[6] 式[6]より、各遅延回路318の総合遅延
Ttotは、基準クロツクの周期Trefに比例し、比
例定数は、m,n,K及びMの組合わせで決ま
る。K及びMは一定の分周比であり、m及びnは
C0〜C4の値で決まる。したがつて、各遅延回路
318による遅延は、高安定の基準クロツクの周
期のように安定である。 第19図は、第11図の位相発生器314とし
て用いるのに好適な位相発生器のブロツク図及び
回路図であり、N個のクロツク位相信号PH1〜
PHNを発生する。各クロツク位相信号の周期は、
NTclock/2であり、Tclockは、マスタ
CLOCK信号の周期である。これらクロツク位相
信号は、互いにTclock/2秒だけ位相シフトし
ている。位相発生器314は、一連のN個の位相
発生器要素406を具えており、各位相発生器要
素は、3つの入力、即ち、RESET1信号、プリ
バイアス信号Vbin、及びタイミング制御信号Iin
に応答して、クロツク位相信号出力PH1〜PHN
の独立した1つを発生する。各位相発生器要素4
06は、その位相信号出力と同相のVbout出力信
号も発生する。各位相発生器要素406のVbout
出力信号は、順次接続された次段の位相発生器要
素のプリバイアス入力信号Vbinとなり、N段目
の位相発生器要素のVbout出力は、順次接続され
た1段目の位相発生器要素のVbias入力となる。
第11図のカウンタ338のRESET1信号出力
を並列に、各位相発生器要素406のRESET1
入力端に供給する。CLOCK信号をエミツタ結合
トランジスタ対Q29及びQ30のベース間に供
給し、これらトランジスタQ29及びQ30のエ
ミツタは、電流源408を介して接地する。トラ
ンジスタQ29のコレクタは、「奇数」位相発生
器要素406のIin入力端に接続する。これら位
相発生器要素は、奇数番号のクロツク位相信号
PH1,PH3……PH(N−1)を発生する(Nは、
常に偶数)。また、トランジスタQ30のコレク
タは、「偶数」位相発生器要素406のIin入力端
に接続する。これら位相発生器要素は、偶数番号
のクロツク位相信号PH2,PH4……PHNを発生
する。 電流源408からの電流がIin入力端に供給さ
れ、その時、プリバイアスVbin入力が「高」の
場合、各位相発生器要素は、そのクロツク位相信
号出力及びVboutを「高」に駆動する。入力電流
Iinが終了すると、位相発生器要素は、そのクロ
ツク位相及びVbout出力信号を「低」に駆動す
る。CLOCK信号が発振すると、それは、トラン
ジスタQ29及びQ30を交互にオンに切り替え
るので、電流源408を奇数及び偶数のクロツク
位相発生器要素のIin端子に交互に接続する。ト
ランジスタQ29がオンのとき、奇数クロツク位
相発生器要素の1つのみのブリバイアス入力信号
が「高」なので、奇数クロツク位相発生器要素の
1つのみが、その出力信号を「高」に駆動する。
同様に、トランジスタQ30がオンのとき、偶数
クロツク位相発生器の1つのみのプリバイアス入
力信号が「高」なので、偶数クロツク位相発生器
要素の1つのみが、その出力信号を「高」に駆動
する。特定のクロツク位相信号PH1〜PHNが出
力される度に、順次接続された位相発生器要素の
次段へのプリバイアス入力も出力される。そし
て、CLOCK信号が次に状態変化したとき、次の
位相発生器要素のクロツク位相信号出力が発生す
る。 第20図は、PH1出力信号を発生する第19
図の位相発生器要素406の回路図である。3エ
ミツタ・トランジスタQ31は、そのエミツタの
2つにPH1及びVbout信号を発生し、第3エミツ
タを別のトランジスタQ32のベースに接続す
る。Iin入力は、トランジスタQ32のエミツタ
に現れ、このトランジスタQ32のコレクタは、
抵抗器R19を介して正電圧源Vccに接続する。
要素406のVbias入力もトランジスタQ32の
ベースに供給する。トランジスタQ32のコレク
タをトランジスタQ33のベースに接続し、トラ
ンジスタQ33のコレクタは、抵抗器R20を介
してVccに結合する。トランジスタQ33のエミ
ツタを別のトランジスタQ34のエミツタに接続
し、トランジスタQ34のコレクタをVccに直接
接続する。トランジスタQ34のベースを基準電
圧源Vrefに接続する。RESET1信号をエミツタ
結合トランジスタ対Q35及びQ36のベース間
に供給し、トランジスタQ35及びQ36のエミ
ツタを電流源410に接続する。トランジスタQ
35のコレクタをトランジスタQ33及びQ34
のエミツタに接続し、トランジスタQ36のコレ
クタをトランジスタQ31のベースに接続する。 通常動作期間中、RESET1信号が負なので、
トランジスタQ35はオンで、トランジスタQ3
6はオフである。よつて、トランジスタQ33及
びQ34のいずれがオンでいずれがオフかに応じ
て、電流源410からの電流は、トランジスタQ
35を介してトランジスタQ33又はトランジス
タQ34のいずれかを介して流れる。トランジス
タQ31がオフで、プリバイアス入力信号Vbias
が「高」のとき、CLOCK信号が、トランジスタ
Q32に電流を供給するように第19図のトラン
ジスタQ29及びQ30を次に切り替える時に、
トランジスタQ32が電圧を導通し始める。トラ
ンジスタQ32のコレクタ・エミツタ経路を介し
て流れる電流は、トランジスタQ33のベースを
Vrefより下げ、電流源410からの電流をトラ
ンジスタQ34に切り替える。抵抗器R20を流
れる電流が減ると、トランジスタQ31のベース
が上昇して、このトランジスタがオンするので、
PH1及びVbout信号を「高」に駆動する。プリバ
イアス入力Vbiasを供給する前段の位相発生器要
素内のトランジスタQ31が最早オンでなくて
も、トランジスタQ31の第3エミツタがトラン
ジスタQ32をオンに維持する。CLOCK信号が
状態を変えると、第19図のトランジスタQ29
がオフになり、最早トランジスタQ32に電流が
供給されない。トランジスタQ32がオフとな
り、抵抗器R19がトランジスタQ33のベース
をVrefより上昇させ、トランジスタQ33がオ
ンとなり、トランジスタQ34がオフになる。ト
ランジスタQ33がオンすると、トランジスタQ
31のベースを下げて、このトランジスタをオフ
とし、PH1を降下させる。しかし、次段のトラ
ンジスタQ32のベースにおける固有の容量によ
り、次段へのプリバイアスとして供給される
Vbout信号は、「高」に維持する。これにより、
第19図のトランジスタQ29又はトランジスタ
Q30を介してIin入力端に電流を供給すると、
次段のトランジスタQ32がオンになるのを確実
にする。 第19図の位相発生器要素406の総ては、第
20図に示した要素に類似しているが、トランジ
スタQ35のコレクタは、PH1を発生する位相
発生器要素のみのトランジスタQ31のベースに
接続される。他の総ての位相発生器要素は、トラ
ンジスタQ35のコレクタをVccに接続する。
RESET1信号が発生すると(正に駆動される
と)、各位相発生器要素のトランジスタQ35は
オフ2なり、トランジスタQ36はオンになる。
第1位相発生器要素において、トランジスタQ3
1がオンになるので、PH1を発生する。しかし、
他の総ての位相発生器要素において、Q35のコ
レクタは、Vccに接続され、トランジスタQ31
のベースには接続されていないので、トランジス
タQ31がオフになり、PH2〜PHNが「低」に
なる。CLOCK信号の次の立ち上がり縁の直前
に、RESET1信号はその結果として出力しない
とき、第19図の電流源408からの電流がトラ
ンジスタQ32をオンにするまで、第1位相発生
器要素のトランジスタQ32の固有容量により、
このトランジスタQ32のベースは、「高」に留
まる。その後、CLOCK信号が状態を変化させ続
けると、クロツク位相信号PH1〜PHNを適切な
順序で出力する。よつて、PH1を出力するよう
に、RESET1信号の出力及び非出力は、第19
図のクロツク位相発生器314の動作を初期化す
る。 各集積回路316の試験ピンを介して、第11
及び第19図の各位相発生器314内のトランジ
スタQ29のベースをアクセスする。これら試験
ピンは、システムを校正するときに用いる。
CLOCK入力の各パルスは、試験ピン409に試
験信号パルスを発生する。第11図において、集
積回路対の試験ピンにおける試験信号を、ロジツ
ク・ゲート、例えば、排他的論理和(XOR)ゲ
ート(図示せず)に入力してもよく、このXOR
ゲートの出力をモニタして、他の試験ピン409
における試験信号の充分前又は後に、1つの試験
ピン409における試験信号パルスが立ち上がる
かを判断する。各遅延回路318に供給されるタ
イミング・データC0〜C4を反復的に調整して、
CLOCK信号パルスが同時に各試験ピン409に
達するのを確実にする。 本発明によれば、第5図の11個の分離した集積
回路と共に第1図の高速メモリ16〜22を実現
する集積回路をマウントし、伝送モジユール20
0により相互接続する。この一部の断面図を第2
1図に示す。この伝送モジユールは、ポリイミ
ド・フイルムの誘電体層により分離されたマイク
ロストリツプの層を具えている。全部で11個の集
積回路を最上位の導電層の上に密着させ、各集積
回路のボンデイング・パツドを最上位層の導体に
接続するか、層を介して延びるボンド線及びビア
を介して、その下の層の導体に接続する。種々の
層の導体が、集積回路を相互接続する一定インピ
ーダンスの伝送線を形成する。 第21図において、伝送モジユール200は、
アルミニウムの基板201を具えており、その上
に、ポリイミド・フイルムの第1層202を被覆
する。薄い金属の第1導電層203をポリイミド
層202の上に形成し、導電層203の一部をエ
ツチングで除去して、層203の残つた部分で、
「X」方向、即ち、第21図の右及び左に延びる
導体203′を形成する。第2ポリイミド層20
4を導電層203の上に被覆し、第2導電層20
5をポリイミド層204の上に被覆する。導電層
205をエツチングして、導体203′に直角の
「Y」方向に延びる導体205′を形成する。次
に、第3ポリイミド層206を導電層205の上
に形成し、第3導電層207をポリイミド層20
6の上に形成する。導電層207は、X及びYの
両方向における接地面となる単一の導体である。
第4ポリイミド層208は、導電層207を覆
い、第4導電層209をポリイミド層208の上
に被覆する。層209は、伝送モジユール200
の最上の層であり、Vcc電源電圧を伝送する。ア
ルミニウム基板201は、VEE電源電圧を伝送
する。 第21図は、層209の上に密着された集積回
路210を示している。伝送モジユール200の
製造において、ポリイミド層202,204,2
06及び208の一部をエツチングで除去し、ポ
リイミド層の残つた穴を導電金属で埋めて、導電
層間を垂直に延びる「ビア」212を設け、異な
る層上の種々の導体間を電気的に相互接続する。
各集積回路210の下に大きなビア214を形成
して、熱伝導プラツトフオームを設ける。この上
に、熱伝導接着剤を用いて、集積回路210を密
着させる。集積回路210が発生した熱は、ビア
214に伝わり、ビア214を介して伝導し、ビ
ア216を介してアルミニウム基板201に伝わ
る。アルミニウム基板201は、熱を発散するの
を助ける大きな表面を有している。ボンド線21
7により、集積回路210のボンデイング・パツ
ドをビア218に接続し、このビア218をその
下の導体に延す。コンデンサ220をVCC導電
層209の一端及びビア224の他端にハンダ付
けする。このビア224は、接地面層207に延
びる。一端がVCC導電層209ハンダ付けされ
た別のコンデンサ222の他端を、ビア226に
ハンダ付けする。このビア226は、基板201
に延びる。コンデンサ220及び222は、
VCC,VEE及び接地面間に生じる交流トランジ
エントを減衰させる。 第21図では、説明のために、伝送モジユール
200の構成要素の大きさを拡大している。導体
203′及び205′を基板201及びVEE導体
層207から分離するためのポリイミド層の厚
さ、及びX及びY信号導体の幅は、種々の集積回
路間のマイクロストリツプ伝送線の特性インピー
ダンスを制御し、所望で一定の特性インピーダン
スを与えるように制御できる。選択した特性イン
ピーダンスを与えるために、接地面上のマイクロ
ストリツプ導体の適当な間隙を決める方法は、当
業者に周知なので、詳細は省略する。マイクロス
トリツプ導体の寸法を調整して、伝送線のインダ
クタンス及び容量に比較して、伝送線の抵抗を無
視できるようにし、伝送線のRCライン充電時間
定数をできるだけ小さく保つて、信号遅延を減ら
すのが望ましい。 第22図は、伝送モジユール200の他の実施
例200′を示しており、この実施例は、ウエハ
260上に含まれ、裁断されていない集積回路2
50を相互接続している。(第22図は、1個の
集積回路250を含むウエハ260の小さな部分
のみを示している。)第22図において、第1導
電層251をウエハ260の上に被覆して、
VCC電源面を設ける。この層の一部をエツチン
グで除去して、導電ビアが延びる絶縁ギヤツプを
設ける。第1ポリイミド層252を導電層251
上に被覆し、接地面となる第2導電層253を層
252上に設ける。別のポリイミド層254は、
層253を覆い、それ自体は、層255で覆われ
る。この層255は、Y方向に信号を伝達する導
体を含んでいる。ポリイミド層256を層255
上に被覆し、X方向に信号を伝達する導体を含む
他の導電層257を、層256上に被覆する。ポ
リイミド層258と、VEE電源面を構成する最
終導電層259とにより、層257を覆う。相互
接続される総ての集積回路が共通ウエハ上に実現
されるとき、この伝送モジユールの他の実施例2
00′は、有用である。それは、ウエハを裁断し、
ボンド線を個々の集積回路のボンド・パツドに接
続する必要がないからである。 [発明の効果] 図示し、上述した本発明は、1組に集積回路と
して実現できる。これら集積回路は、短い一定イ
ンピーダンスの伝送線で相互接続され、共通クロ
ツク信号により同期している。誘電体ポリイミド
層により分離された薄い金属導体により、集積回
路を相互接続する伝送線を形成している。また、
各集積回路への伝送前に、クロツク信号を調整可
能に遅延させている。よつて、クロツク信号が各
集積回路に流れる個々の経路の固有の遅延の差に
関係なく、クロツク信号のパルスが同じ時点に各
集積回路に到達する。コンピユータ・プロセツサ
に関連して本発明を説明したが、コンピユータ・
プロセツサ以外の大型で高速の同期ロジツク回路
にも本発明を利用できることが理解できよう。い
ずれにしても、本発明によれば、ロジツク回路を
複数の分離し相互接続された集積回路に分割する
ことにより、電力消費及び生産性を改善できる。
又、本発明によれば、集積回路の発生した熱を熱
伝導プラツトフオーム及びビアを介して基板に放
熱するので、発熱効果がよい。よつて、複数の集
積回路を接近して配置でき、全体として高速動作
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による縮小命令セツトコンピ
ユータ・システムのブロツク図である。第2図
は、第1図の縮小命令セツト・コンピユータ・プ
ロセツサのブロツク図である。第3図は、第2図
の縮小命令セツト・コンピユータ・プロセツサの
インストラクシヨンのビツト・パターンを示す図
である。第4A図は、第2図の縮小命令セツト・
コンピユータ・プロセツサがインストラクシヨン
を実行するのに必要とする動作サイクルを示す図
である。第4B図は、第2図の縮小命令セツト・
コンピユータ・プロセツサが実行するインストラ
クシヨン・パイプラインを示す図である。第5図
は、インストラクシヨンを実行する第2図の縮小
命令セツト・コンピユータ・プロセツサを実現す
る集積回路の典型的な配列を示す平面図である。
第6図は、第2図のレジスタ・フアイルの部分を
実現するデユアル・ポート・メモリのブロツク図
である。第7図は、第6図のデユアル・ポート・
メモリの一部の詳細な回路図である。第8図は、
第7図のデユアル・ポート・メモリの一部の詳細
な回路図である。第9図は、第6図の書込み制御
回路の回路図である。第10A図は、第5図の
ALU1回路のブロツク図である。第10B図は、
第10A図のキヤリー伝播回路の回路図である。
第11図は、第5図のCLK集積回路のスキユー
補償回路のブロツク図である。第12図は、第1
1図の遅延回路のブロツク図である。第13図
は、第12図の遅延要素の回路図である。第14
図は、第13図の遅延要素の動作を示すタイミン
グ図である。第15図は、第12図の微調遅延回
路の回路図である。第16図は、第12図の粗調
遅延回路のブロツク図である。第17図は、第1
1図の遅延要素モニタのブロツク図である。第1
8図は、第11図の挿入遅延モニタのブロツク図
である。第19図は、第11図の位相発生器のブ
ロツク図である。第20図は、第19図の位相発
生器要素の回路図である。第21図は、第5図の
伝送モジユールの一部の断面図である。第22図
は、第5図の伝送モジユールの他の実施例の一部
の断面図である。 図において、24,80及び84はバス、40
はレジスタ・フアイル、54は、演算ロジツク手
段、200は伝送手段、214は熱伝導プラツト
フオーム、312はマスタ・クロツク信号発生手
段、318は遅延回路、RF1〜RF4,ALU1
〜ALU4,STA及びDECは集積回路である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 夫々コンピユータの分割された機能動作をク
    ロツク信号に同期して実行する回路を有する複数
    の第1集積回路と、 マスタ・クロツク信号を発生するマスタ・クロ
    ツク発生手段と、 夫々上記マスタ・クロツク信号を入力として受
    け、上記マスタ・クロツク信号に対して遅延した
    独立の出力クロツク信号を発生する複数の遅延回
    路を有する第2集積回路と、 交互に配置された複数の誘電体及び複数の導電
    層により構成され、一面が基板上に設けられ、該
    基板にビアにより結合された熱伝導プラツトフオ
    ームが他面に設けられ、上記伝導層が一定の特性
    インピーダンスの伝送線を形成して上記第1及び
    第2集積回路並びに上記マスタ・クロツク発生手
    段間で上記クロツク信号及びデータ信号を伝送す
    る伝送手段とを具え、 上記遅延回路の遅延時間を独立して調整して上
    記第1集積回路に到達する上記出力クロツク信号
    の遅延時間差を補償し、上記第1集積回路内の回
    路動作を同期させると共に、上記第1及び第2集
    積回路の少なくとも1個は上記熱伝導プラツトフ
    オーム上に配置されて、この集積回路の発生した
    熱を上記熱伝導プラツトフオーム及び上記ビアを
    介して上記基板に放熱することを特徴とするコン
    ピユータ。
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EP0302262B1 (en) 1996-08-28
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