JPH0559179B2 - - Google Patents
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- JPH0559179B2 JPH0559179B2 JP18399389A JP18399389A JPH0559179B2 JP H0559179 B2 JPH0559179 B2 JP H0559179B2 JP 18399389 A JP18399389 A JP 18399389A JP 18399389 A JP18399389 A JP 18399389A JP H0559179 B2 JPH0559179 B2 JP H0559179B2
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- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Control Of Heat Treatment Processes (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、鋼帯の処理ラインに設けられ、鋼
帯の幅方向の中心を処理ラインの幅方向の中心に
一致させるセンタポジシヨンコントロール(以
下、CPCと称する。)装置の性能が低下している
か否かを診断する方法に関し、特に、CPC装置
の性能の低下を早期に発見できると共に、性能が
徐々に低下していく場合であつても正確な診断が
行えるようにしたものである。
帯の幅方向の中心を処理ラインの幅方向の中心に
一致させるセンタポジシヨンコントロール(以
下、CPCと称する。)装置の性能が低下している
か否かを診断する方法に関し、特に、CPC装置
の性能の低下を早期に発見できると共に、性能が
徐々に低下していく場合であつても正確な診断が
行えるようにしたものである。
製鉄所における連続酸洗ラインや連続焼鈍ライ
ン等の鋼帯の処理ラインでは、鋼帯が蛇行してラ
インの中心から外れてしまうと、例えば鋼帯がシ
ヤーで斜めに切断されたり、鋼帯同士の溶接部分
が所謂くの字溶接となる等の不具合が生じ、品質
上や操業上の大きな損害となつてしまう。
ン等の鋼帯の処理ラインでは、鋼帯が蛇行してラ
インの中心から外れてしまうと、例えば鋼帯がシ
ヤーで斜めに切断されたり、鋼帯同士の溶接部分
が所謂くの字溶接となる等の不具合が生じ、品質
上や操業上の大きな損害となつてしまう。
このような不具合を防止するために、鋼帯の処
理ラインには従来からCPC装置が用いられてい
る。CPC装置は、鋼帯の幅方向の中心を検出し、
その幅方向の中心が、処理ラインの幅方向の中心
に一致するように、例えば水平面内におけるロー
ルの角度を調整することにより、鋼帯の蛇行を防
止する装置である。
理ラインには従来からCPC装置が用いられてい
る。CPC装置は、鋼帯の幅方向の中心を検出し、
その幅方向の中心が、処理ラインの幅方向の中心
に一致するように、例えば水平面内におけるロー
ルの角度を調整することにより、鋼帯の蛇行を防
止する装置である。
そして、CPC装置の性能(制御応答性)が低
下すると、鋼帯の蛇行の修正が行えなくなるた
め、従来は、定期的に部品の交換や装置全体のオ
ーバーホールを行うようにしていた。
下すると、鋼帯の蛇行の修正が行えなくなるた
め、従来は、定期的に部品の交換や装置全体のオ
ーバーホールを行うようにしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したような定期的な部品の
交換やオーバーホールでは、性能低下を発生と同
時に認識し除去することはできないため、CPC
装置の性能が低下している状態で処理ラインが稼
働してしまう危険性が大きいし、性能の低下の有
無の認識に基づいた修理ではないから、交換する
べき部品を交換しない事も充分考えられる。ま
た、場合によつては、性能が低下していないのに
設備や部品を交換する、所謂オーバーメンテナン
スをしてしまう事もある。
交換やオーバーホールでは、性能低下を発生と同
時に認識し除去することはできないため、CPC
装置の性能が低下している状態で処理ラインが稼
働してしまう危険性が大きいし、性能の低下の有
無の認識に基づいた修理ではないから、交換する
べき部品を交換しない事も充分考えられる。ま
た、場合によつては、性能が低下していないのに
設備や部品を交換する、所謂オーバーメンテナン
スをしてしまう事もある。
なお、例えば、本出願人が先に提案した特開昭
63−140908号公報に記載される技術のように、
CPC装置の性能を常時監視する方法もあるが、
この従来技術では、鋼帯の蛇行量の絶対値が設備
機能管理上の許容限界値を越えている間の諸条件
により診断する方法であるため、設定される限界
値の大小により過検出や見逃しがあつたり、或い
は、許容限界値に至るまで異常が認識できないか
ら、性能が徐々に低下していく場合には異常検出
が遅れてしまうという欠点がある。
63−140908号公報に記載される技術のように、
CPC装置の性能を常時監視する方法もあるが、
この従来技術では、鋼帯の蛇行量の絶対値が設備
機能管理上の許容限界値を越えている間の諸条件
により診断する方法であるため、設定される限界
値の大小により過検出や見逃しがあつたり、或い
は、許容限界値に至るまで異常が認識できないか
ら、性能が徐々に低下していく場合には異常検出
が遅れてしまうという欠点がある。
本発明は、このような従来の技術が有する未解
決の課題に着目してなされたものであり、性能の
低下を早期に発見できると共に、性能が徐々に低
下していく場合であつても正確な診断が行えるセ
ンタポジシヨンコントロール装置の性能低下診断
方法を提供することを目的としている。
決の課題に着目してなされたものであり、性能の
低下を早期に発見できると共に、性能が徐々に低
下していく場合であつても正確な診断が行えるセ
ンタポジシヨンコントロール装置の性能低下診断
方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、この発明は、鋼帯
の処理ラインに設けられ、前記鋼帯の幅方向の中
心を前記処理ラインの幅方向の中心に一致させる
センタポジシヨンコントロール装置の性能低下を
診断する方法であつて、前記鋼帯の幅方向の中心
xSと前記処理ラインの幅方向の中心xSOとの偏差
ΔxS(=|xS−xSO|)が増大し、且つ前記センタ
ポジシヨンコントロール装置の操作量xCと前記セ
ンタポジシヨンコントロール装置が前記処理ライ
ンに対して中立位置にある時のセンタポジシヨン
コントロール装置の操作量xCOとの偏差ΔxC(=|
xC−xCO|)が減少した時に、前記センタポジシ
ヨンコントロール装置の性能が低下したと判断す
る。
の処理ラインに設けられ、前記鋼帯の幅方向の中
心を前記処理ラインの幅方向の中心に一致させる
センタポジシヨンコントロール装置の性能低下を
診断する方法であつて、前記鋼帯の幅方向の中心
xSと前記処理ラインの幅方向の中心xSOとの偏差
ΔxS(=|xS−xSO|)が増大し、且つ前記センタ
ポジシヨンコントロール装置の操作量xCと前記セ
ンタポジシヨンコントロール装置が前記処理ライ
ンに対して中立位置にある時のセンタポジシヨン
コントロール装置の操作量xCOとの偏差ΔxC(=|
xC−xCO|)が減少した時に、前記センタポジシ
ヨンコントロール装置の性能が低下したと判断す
る。
鋼帯の幅方向の中心xSと処理ラインの幅方向の
xSOとの偏差ΔxS(=|xS−xSO|)が増大する要因
としては、CPC装置の性能(制御応答性)が低
下した場合か、若しくは、鋼帯の蛇行が大きくな
つた場合である。
xSOとの偏差ΔxS(=|xS−xSO|)が増大する要因
としては、CPC装置の性能(制御応答性)が低
下した場合か、若しくは、鋼帯の蛇行が大きくな
つた場合である。
また、センタポジシヨンコントロール装置の操
作量xCと、センタポジシヨンコントロール装置が
処理ラインに対して中立位置にある時のセンタポ
ジシヨンコントロール装置の操作量xCOとの偏差
ΔxC(=|xC−xCO|)が減少する要因としては、
CPC装置の性能(制御応答性)が低下した場合
か、或いは鋼帯の蛇行が小さくなつた場合であ
る。
作量xCと、センタポジシヨンコントロール装置が
処理ラインに対して中立位置にある時のセンタポ
ジシヨンコントロール装置の操作量xCOとの偏差
ΔxC(=|xC−xCO|)が減少する要因としては、
CPC装置の性能(制御応答性)が低下した場合
か、或いは鋼帯の蛇行が小さくなつた場合であ
る。
つまり、偏差ΔxSの増大と、偏差ΔxCの減少と
は、鋼帯の蛇行に関しては相反する現象であるか
ら、ΔxSが増大し且つΔxCが現象した場合には、
CPC装置の性能が低下したと判断することがで
きる。
は、鋼帯の蛇行に関しては相反する現象であるか
ら、ΔxSが増大し且つΔxCが現象した場合には、
CPC装置の性能が低下したと判断することがで
きる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第1図乃至第5図は、本発明の一実施例を示す
図である。
図である。
第1図は、鋼帯1の処理ラインのCPC装置2
を配設した部位の概略構成図、第2図は第1図の
要部の平面図であり、先ず、第1図及び第2図に
従つて本実施例の構成を説明する。
を配設した部位の概略構成図、第2図は第1図の
要部の平面図であり、先ず、第1図及び第2図に
従つて本実施例の構成を説明する。
即ち、鋼帯1は、図示しない第1図左方に配設
された例えば酸洗槽等で処理された後、CPC装
置2によつて蛇行を修正され、そして、第1図右
方に配設された例えばサイドトリマー等によつて
所定幅に切断される。
された例えば酸洗槽等で処理された後、CPC装
置2によつて蛇行を修正され、そして、第1図右
方に配設された例えばサイドトリマー等によつて
所定幅に切断される。
CPC装置2は、入側デフレクタロール3a及
び出側デフレクタロール3b間に介在する固定ロ
ール4a及び調整ロール4bと、調整ロール4b
及び出側デフレクタロール3b間において処理ラ
インの幅方向の中心と鋼帯1の幅方向の中心との
偏差を検出するCPCセンサ5と、調整ロール4
bが設置され且つ軸6aを中心に水平面内におい
て回動可能な設置台6と、この設置台6を回動し
て調整ロール4bの水平面内における角度を調整
するアクチユエータとしての油圧シリンダ7と、
油圧源や方向制御弁等から構成され且つ指令値に
応じて油圧シリンダ7のストロークを調整する駆
動装置8と、CPCセンサ5の検出値に応じて処
理ラインの幅方向の中心と鋼帯1の幅方向の中心
とが一致するように駆動装置8に指令値を出力す
るコントローラ9と、を少なくとも備えている。
び出側デフレクタロール3b間に介在する固定ロ
ール4a及び調整ロール4bと、調整ロール4b
及び出側デフレクタロール3b間において処理ラ
インの幅方向の中心と鋼帯1の幅方向の中心との
偏差を検出するCPCセンサ5と、調整ロール4
bが設置され且つ軸6aを中心に水平面内におい
て回動可能な設置台6と、この設置台6を回動し
て調整ロール4bの水平面内における角度を調整
するアクチユエータとしての油圧シリンダ7と、
油圧源や方向制御弁等から構成され且つ指令値に
応じて油圧シリンダ7のストロークを調整する駆
動装置8と、CPCセンサ5の検出値に応じて処
理ラインの幅方向の中心と鋼帯1の幅方向の中心
とが一致するように駆動装置8に指令値を出力す
るコントローラ9と、を少なくとも備えている。
なお、設置台6には、鋼帯1を通過させるため
に、貫通孔6bが設けられている。 また、油圧
シリンダ7には、油圧シリンダ7の操作量を計測
するポテンシヨメータ10が設置されている。
に、貫通孔6bが設けられている。 また、油圧
シリンダ7には、油圧シリンダ7の操作量を計測
するポテンシヨメータ10が設置されている。
そして、CPCセンサ5の検出値と、ポテンシ
ヨメータ10の測定値と、CPC装置2の性能を
監視する監視装置11に供給される。
ヨメータ10の測定値と、CPC装置2の性能を
監視する監視装置11に供給される。
監視装置11は、図示しないインターフエース
回路やマイクロコンピユータ等から構成されてい
て、供給されるCPCセンサ5の検出値とポテン
シヨメータ10の測定値とに基づいて所定の演算
処理を実行し、CPC装置2の性能が低下してい
ないか否かを判断し、その結果を例えばCRT等
の表示装置12に出力する。
回路やマイクロコンピユータ等から構成されてい
て、供給されるCPCセンサ5の検出値とポテン
シヨメータ10の測定値とに基づいて所定の演算
処理を実行し、CPC装置2の性能が低下してい
ないか否かを判断し、その結果を例えばCRT等
の表示装置12に出力する。
本発明者等は、上述したような構成の処理ライ
ンに、厚さ2.0〜4.0mm、幅700〜1100mmの鋼帯1
を10カ月間に渡つて通すと共に、CPCセンサ5
の検出値、即ち、鋼帯1の幅方向の中心xSと処理
ラインの幅方向の中心xSOとの偏差ΔxS(=|xS−
xSO|)と、CPC装置2の操作量xC(即ち、ポテン
シヨメータ10の測定値)とCPC装置2が処理
ラインに対して中立位置(即ち、調整ロール4b
の軸心が処理ラインの進む方向に対して直交する
位置)にある時のCPC装置2の操作量xCO(即ち、
上記中立位置にある時のポテンシヨメータ10の
測定値)との偏差ΔxC(=|xC−xCO|)とを監視
したところ、第3図及び第4図に示すような結果
を得た。
ンに、厚さ2.0〜4.0mm、幅700〜1100mmの鋼帯1
を10カ月間に渡つて通すと共に、CPCセンサ5
の検出値、即ち、鋼帯1の幅方向の中心xSと処理
ラインの幅方向の中心xSOとの偏差ΔxS(=|xS−
xSO|)と、CPC装置2の操作量xC(即ち、ポテン
シヨメータ10の測定値)とCPC装置2が処理
ラインに対して中立位置(即ち、調整ロール4b
の軸心が処理ラインの進む方向に対して直交する
位置)にある時のCPC装置2の操作量xCO(即ち、
上記中立位置にある時のポテンシヨメータ10の
測定値)との偏差ΔxC(=|xC−xCO|)とを監視
したところ、第3図及び第4図に示すような結果
を得た。
そして、第3図から明らかなように、6カ月を
過ぎた頃から、偏差ΔxSが徐々に増大すると共
に、第4図から明らかなように、同時期を過ぎた
頃から、偏差ΔxCが徐々に減少していることが判
る。
過ぎた頃から、偏差ΔxSが徐々に増大すると共
に、第4図から明らかなように、同時期を過ぎた
頃から、偏差ΔxCが徐々に減少していることが判
る。
そこで、発明者等が処理ラインを停止して
CPC装置2を調べたところ、油圧シリンダ7の
支点の摩耗が発見された。
CPC装置2を調べたところ、油圧シリンダ7の
支点の摩耗が発見された。
次に、上記実施例の動作を説明する。
上述したように、偏差ΔxSが増大し且つ偏差
ΔxCが減少した際には、CPC装置2の性能が低下
したと判断できるから、監視装置11で実行する
処理は、例えば第5図に示すようになる。
ΔxCが減少した際には、CPC装置2の性能が低下
したと判断できるから、監視装置11で実行する
処理は、例えば第5図に示すようになる。
第5図に示す処理を略述すると、偏差ΔxSが設
定値α1よりも大きい時の累積時間TSと、偏差ΔxC
が設定値β1よりも小さい時の累積時間TCとを、
所定時間T1毎に求めると共に、累積時間TSが設
定値α2よりも大きく且つ累積時間TCが設定値β2
よりも大きい場合には、CPC装置2の性能が低
下したと判断し、それを表示装置12に出力す
る。
定値α1よりも大きい時の累積時間TSと、偏差ΔxC
が設定値β1よりも小さい時の累積時間TCとを、
所定時間T1毎に求めると共に、累積時間TSが設
定値α2よりも大きく且つ累積時間TCが設定値β2
よりも大きい場合には、CPC装置2の性能が低
下したと判断し、それを表示装置12に出力す
る。
先ず、ステツプにおいて、カウンタC1が、
設定時間T1に達しているか否かを判定し、達し
ていなければステツプに移行する。
設定時間T1に達しているか否かを判定し、達し
ていなければステツプに移行する。
ステツプでは、CPCセンサ5の検出値を読
み込み、これを偏差ΔxSとして記憶する。
み込み、これを偏差ΔxSとして記憶する。
次いで、ステツプに移行して、ポテンシヨメ
ータ10の測定値を読み込む。
ータ10の測定値を読み込む。
そして、ステツプに移行し、ステツプで読
み込んだポテンシヨメータ10の測定値と、
CPC装置2が上記中立位置にある時のポテンシ
ヨメータ10の測定値との差から、偏差ΔxCを算
出する。
み込んだポテンシヨメータ10の測定値と、
CPC装置2が上記中立位置にある時のポテンシ
ヨメータ10の測定値との差から、偏差ΔxCを算
出する。
次いで、ステツプに移行し、偏差ΔxSが設定
値α1を越えているか否かを判定し、越えている場
合にはステツプに移行して累積時間TSを1だ
けインクリメントする。
値α1を越えているか否かを判定し、越えている場
合にはステツプに移行して累積時間TSを1だ
けインクリメントする。
ステツプの判定が「NO」の場合、若しくは
ステツプの処理を終えたら、ステツプに移行
して偏差ΔxCが設定値β1未満であるか否かを判定
し、未満である場合にはステツプに移行して累
積時間TCを1だけインクリメントする。
ステツプの処理を終えたら、ステツプに移行
して偏差ΔxCが設定値β1未満であるか否かを判定
し、未満である場合にはステツプに移行して累
積時間TCを1だけインクリメントする。
ステツプの判定が「NO」の場合、若しくは
ステツプの処理を終えたら、ステツプに移行
して、カウンタC1を1だけインクリメントして、
ステツプに戻る。
ステツプの処理を終えたら、ステツプに移行
して、カウンタC1を1だけインクリメントして、
ステツプに戻る。
そして、ステツプの判定が「NO」となつた
場合には、ステツプに移行して累積時間TSが
設定値α2を越えているか否かを判定し、越えてい
る場合にはステツプに移行して、累積時間TC
が設定値β2を越えているか否かを判定する。
場合には、ステツプに移行して累積時間TSが
設定値α2を越えているか否かを判定し、越えてい
る場合にはステツプに移行して、累積時間TC
が設定値β2を越えているか否かを判定する。
即ち、ステツプ及びステツプの判定が共に
「YES」の場合には、偏差ΔxSが増大の傾向にあ
り且つ偏差ΔxCが減少の傾向にあると判断できる
から、ステツプに移行し、CPC装置2の性能
が明らかに低下していることを、表示装置12に
表示する。
「YES」の場合には、偏差ΔxSが増大の傾向にあ
り且つ偏差ΔxCが減少の傾向にあると判断できる
から、ステツプに移行し、CPC装置2の性能
が明らかに低下していることを、表示装置12に
表示する。
一方、ステツプ及びステツプの何れか一方
の判定が「NO」の場合には、CPC装置2の性能
が低下していると判断できないが、性能が徐々に
低下している場合を見逃さないために、ステツプ
に移行して、累積時間TS及びTCを表示装置1
2に出力する。この際、過去のデータを共に出力
すると、性能が徐々に低下している場合を容易に
認識することができる。
の判定が「NO」の場合には、CPC装置2の性能
が低下していると判断できないが、性能が徐々に
低下している場合を見逃さないために、ステツプ
に移行して、累積時間TS及びTCを表示装置1
2に出力する。この際、過去のデータを共に出力
すると、性能が徐々に低下している場合を容易に
認識することができる。
ステツプの処理を終えたら、ステツプに移
行してカウンタC1、累積時間TS及びTCをクリア
し、ステツプに戻る。
行してカウンタC1、累積時間TS及びTCをクリア
し、ステツプに戻る。
このような処理を実行すれば、監視者は、
CPC装置2の性能が低下したことを、早期に発
見することができるし、性能が徐々に低下してい
る場合であつても、それをを容易に認識すること
ができる。
CPC装置2の性能が低下したことを、早期に発
見することができるし、性能が徐々に低下してい
る場合であつても、それをを容易に認識すること
ができる。
従つて、CPC装置2の性能が低下した状態で、
処理ラインが稼働してしまう危険性が低くなる
し、また、定期的な部品交換とは異なり、装置の
性能が低下したことを認識した上で修理を行うこ
とができるから、交換すべき部品を交換しない危
険性を低減できるし、オーバーメンテナンス等の
ような無駄な交換もなくなる。
処理ラインが稼働してしまう危険性が低くなる
し、また、定期的な部品交換とは異なり、装置の
性能が低下したことを認識した上で修理を行うこ
とができるから、交換すべき部品を交換しない危
険性を低減できるし、オーバーメンテナンス等の
ような無駄な交換もなくなる。
また、性能が徐々に低下していることを把握で
きると、予備品等を早期に手配することも可能と
なるから、施工費の削減が図られるし、部品交換
の際の必要な部品がないために処理ラインが長時
間停止してしまうようなこともなくなる。
きると、予備品等を早期に手配することも可能と
なるから、施工費の削減が図られるし、部品交換
の際の必要な部品がないために処理ラインが長時
間停止してしまうようなこともなくなる。
なお、上記実施例では、CPC装置2の操作量
を、油圧シリンダ7のストローク量に基づいて検
出しているが、これに限定されるものではなく、
例えば、設置台6の回転角から検出することも可
能である。
を、油圧シリンダ7のストローク量に基づいて検
出しているが、これに限定されるものではなく、
例えば、設置台6の回転角から検出することも可
能である。
また、上記実施例では、CPC装置2を油圧シ
リンダ7によつて駆動する場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、例えば、電
動モータ等で駆動させてもよい。
リンダ7によつて駆動する場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、例えば、電
動モータ等で駆動させてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、鋼帯の
幅方向中心と処理ラインの幅方向中心との偏差が
増大し、且つCPC装置の操作量とCPC装置が処
理ラインに対して中立位置にある時のCPC装置
の操作量との偏差が減少した時に、CPC装置の
性能が低下したと判断するようにしたため、
CPC装置の性能が低下したことを早期に発見す
ることができるし、性能が徐々に低下している場
合であつても、それを容易に認識することができ
るという効果がある。
幅方向中心と処理ラインの幅方向中心との偏差が
増大し、且つCPC装置の操作量とCPC装置が処
理ラインに対して中立位置にある時のCPC装置
の操作量との偏差が減少した時に、CPC装置の
性能が低下したと判断するようにしたため、
CPC装置の性能が低下したことを早期に発見す
ることができるし、性能が徐々に低下している場
合であつても、それを容易に認識することができ
るという効果がある。
第1図は本発明の一実施例を示す概略構成図、
第2図は第1図の要部の平面図、第3図及び第4
図は本発明者等が行つた実験の結果を示すグラ
フ、第5図は監視装置における処理手順の一例を
示すフローチヤートである。 1……鋼帯、2……CPC装置、4……調整ロ
ール、5……CPCセンサ、6……設置台、7…
…油圧シリンダ、10……ポテンシヨメータ、1
1……監視装置、12……表示装置。
第2図は第1図の要部の平面図、第3図及び第4
図は本発明者等が行つた実験の結果を示すグラ
フ、第5図は監視装置における処理手順の一例を
示すフローチヤートである。 1……鋼帯、2……CPC装置、4……調整ロ
ール、5……CPCセンサ、6……設置台、7…
…油圧シリンダ、10……ポテンシヨメータ、1
1……監視装置、12……表示装置。
Claims (1)
- 1 鋼帯の処理ラインに設けられ、前記鋼帯の幅
方向の中心を前記処理ラインの幅方向の中心に一
致させるセンタポジシヨンコントロール装置の性
能低下を診断する方法であつて、前記鋼帯の幅方
向の中心xSと前記処理ラインの幅方向の中心xSO
との偏差ΔxS(=|xS−xSO|)が増大し、且つ前
記センタポジシヨンコントロール装置の操作量xC
と前記センタポジシヨンコントロール装置が前記
処理ラインに対して中立位置にある時のセンタポ
ジシヨンコントロール装置の操作量xCOとの偏差
ΔxC(=|xC−xCO|)が減少した時に、前記セン
タポジシヨンコントロール装置の性能が低下した
と判断することを特徴とするセンタポジシヨンコ
ントロール装置の性能低下診断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18399389A JPH0347925A (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | センタポジションコントロール装置の性能低下診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18399389A JPH0347925A (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | センタポジションコントロール装置の性能低下診断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0347925A JPH0347925A (ja) | 1991-02-28 |
JPH0559179B2 true JPH0559179B2 (ja) | 1993-08-30 |
Family
ID=16145443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18399389A Granted JPH0347925A (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | センタポジションコントロール装置の性能低下診断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0347925A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101767729B (zh) * | 2010-01-13 | 2014-02-05 | 福建培新机械制造实业有限公司 | 一种柔性材料张力控制装置 |
CN104197878A (zh) * | 2014-07-23 | 2014-12-10 | 苏州市丹纺纺织研发有限公司 | 一种电脑计米器安装装置 |
-
1989
- 1989-07-17 JP JP18399389A patent/JPH0347925A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0347925A (ja) | 1991-02-28 |
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