JPH055908Y2 - - Google Patents

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JPH055908Y2
JPH055908Y2 JP1987173079U JP17307987U JPH055908Y2 JP H055908 Y2 JPH055908 Y2 JP H055908Y2 JP 1987173079 U JP1987173079 U JP 1987173079U JP 17307987 U JP17307987 U JP 17307987U JP H055908 Y2 JPH055908 Y2 JP H055908Y2
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sieve tube
sieve
bean paste
tube
hollow shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は生あん製造機の篩分装置に関し、詳し
くは、円筒形に成型された篩分筒内で板ブラシ、
羽根板等の摺接部材を回転摺動させると共に、中
空軸のノズルから放水し、篩分筒内に供給された
切断粉砕済の茹小豆等を晒しながらあん粒子と皮
滓とに分離する生あん製造機の篩分装置に関する
ものである。
ロ 従来の技術 生あんの製造は、柔かく茹でた小豆等の豆を摺
潰機で擦潰し、これを篩分装置であん粒子と皮滓
とに荒分けし、しかる後に、六角若しくは八角の
横傾斜タイプの回転する篩分筒にあん粒子を移
し、外部より放水しながらあん粒子と皮滓とを区
分し、これを繰返してあん粒子汁を取出して沈澱
槽に移し、あん粒子を沈降させた後に上澄液を排
出させるのが一般的であつた。
ハ 考案が解決しようとする問題点 上記のような従来の技術では、小豆等の豆を擦
潰すのであん粒子が細かく潰されて水中に分散さ
れ、歩溜りが悪く、廃水が汚染されることが多か
つた。
また、多角形の篩分筒は、成型が面倒で変形し
易く、上部より回転中の篩分筒に放水するので装
置全体が大きくなると共に、大量の水が必要とな
り設備費、水道代が嵩む欠点があつた。
更に、回転中の角篩分筒に入つたあん粒子汁が
直ぐに網目から落下してあん粒子の塊状化が起
り、これが原因であん粒子の精製が不能になるこ
とがあつた。
ニ 考案の目的および前記問題点を解決するため
の手段 本考案はあん粒子を潰して排水中に流亡させる
ことなく効率良く取出し、少量の水で濾面を常時
洗いながらあん粒子と皮滓とを分離することによ
り廃水の汚染防止および水資源の節減を計ること
が可能な生あん製造機の篩分装置を提供すること
を目的とする。
前記目的を達成するための具体的手段は、切断
粉砕された茹小豆を横型の篩分筒内であん粒子と
皮滓とに分離する生あん製造機において、ステン
レス鋼板製パンチングボードで円筒形の篩分筒を
成型し、該篩分筒の内周面に摺接する摺接部材を
放水用のノズルが多数穿孔された前記篩分筒内の
中空軸に取付け、該中空軸の一端を回転駆動機構
と連結すると共に他端を供給ホースに連通させた
ことにある。
ホ 作用 実施例の生あん製造機において、茹でた小豆が
送豆ホース10を通してブロツク12内の室11
に送られると、室11に詰められた小豆は、回転
カツター1の回転に伴い固定カツター2との隙間
aから切断粉砕されながら円筒形の篩分筒4内へ
押出される。
そして篩分筒4に押出された切断小豆は、板ブ
ラシ13の回転およびノズル14からの放水によ
り洗われあん粒子が皮滓とに分離され、篩分筒4
の多数のパンチング孔4aからあん粒子汁となつ
て集水受21を落水し、排水パイプ21a、次い
でホース22を通つて前記篩分筒4と並設された
もう1つの篩分筒6に送液される。
尚、あん粒子と分離された皮滓は、篩分筒4の
前方傾斜およびノズル14からの放水により前面
に流され、開口された前面から皮滓入れに落され
る。
一方、前記の篩分筒6に送液されたあん粒子汁
は、篩分筒6内の羽根板24の回転およびノズル
14からの放水によつて更に細かいメツシユの金
網23を通過しうる粒子があん粒子汁となつて下
方の沈澱槽8に落水する。
尚、篩分筒6の金網23を通過しない皮滓は、
篩分筒6の前方傾斜およびノズル14からの放水
で前面に流され、シユート26を通つて皮滓入れ
に落される。
ヘ 実施例 以下、図面に基づき本考案の実施例を詳細に説
明する。
篩分装置が組込まれる生あん製造機は、例えば
第6,7図で示すように茹でた小豆等を切断粉砕
する回転カツター1、固定カツター(第1図で示
す)2を組込んだ駆動機構が内蔵された駆動ケー
ス3と、切断粉砕された小豆等を円筒形の篩分筒
4内であん粒子と皮滓を荒目に分離する篩分筒ケ
ース5と、篩分筒ケース5で荒目に分離されたあ
ん粒子を細かいメツシユの篩分筒6内で更に細か
いあん粒子と皮滓に分離する篩分筒ケース7と、
駆動ケース3と篩分筒ケース5,7を各載置しあ
ん粒子汁が溜められる沈澱槽8とから構成されて
いる。
上記の駆動ケース3に組込まれた回転カツター
1は丸鋸状に形成され、第1図に示すように前面
が駆動ケース3の前板3a前面と同一となる位置
で図示しない駆動モータと連結された回転軸9に
固定され、送豆ホース10を通して送られてきた
茹小豆等を駆動ケース3の前板3aに刻設した鋸
歯状の固定カツター2とで切断粉砕しながら両カ
ツター1,2の空隙aから篩分筒4内に送り込む
構造となつている。
尚、回転カツター1の後面には、送豆ホース1
0と連通され茹小豆等が最初に送り込まれる室1
1がブロツク12で形成されている。
而して、前記カツターで切断粉砕された茹小豆
等をあん粒子と皮滓とに分離する篩分筒4は、前
面側にやゝ傾斜した状態で篩分筒ケース5内に着
脱自在に嵌合収納され、内部の摺接部材としての
板ブラシ13の回転と中空軸15のノズル14か
らの放水によつてあん粒子と皮滓を分離する。
また、前記篩分筒4,6はステンレス鋼板製パ
ンチグボードで成型されている。
前記摺接部材としての板ブラシ13は、第1,
3図で示すように中空軸15に固着した取付プレ
ート16の長孔17に遊嵌されつゝねじ止めさ
れ、回転軸9の先端にカツプリング18を介して
連結した中空軸15の回転に伴い、その遠心力で
篩分筒4の内周面に摺接しながら回転し、あん粒
子を損なわないように皮滓を分離する。
更に、前記のように回転軸9の先端に連結され
た中空軸15は、ノズル14が多数穿孔され、先
端が管継手19を介して給水ホース20と連通接
続され、篩分筒4の中深部から周面に向つて放水
し、あん粒子のみが篩分筒4のパンチング孔4a
からあん粒子汁として篩分筒ケース5の下部に形
成した集水受21へ流される。
次いで、集水受21へ流されたあん粒子汁は集
水受21の底部に連設された排水パイプ21aに
接続されたホース22で別の篩分筒6へ送液され
るようになつている。
尚、前記のように篩分筒4で分離された皮滓
は、篩分筒4の前方傾斜およびノズル14からの
放水で前面に流され、開口された前面から皮滓入
れ(図示しない)に落とされる。
そして更に、前記の集水受21からホース22
であん粒子汁が送液されるもう1つの篩分筒6
は、第4,5図で示すように篩分筒4より広径で
内面に細かいメツシユの金網23が内張りされ、
篩分筒4と同じく前面側にやゝ傾斜した状態で篩
分筒ケース7内に着脱自在に嵌合収納され、羽根
板24の回転と中空軸25のノズル14からの放
水によつて更にあん粒子と皮滓を分離する。
前記の羽根板24は、第5図で示すように先端
が先細り状のゴム、プラスチツク等の弾性を有す
る硬質材で製せられ、回転軸25に取付プレート
28を介して一体的に取付けられ、それ自体の弾
性で篩分筒6の内面にあん粒子を中空軸25の回
転に伴い押圧摺動し、ノズル14からの放水によ
り細かい粒子を前記沈澱槽8にあん粒子汁として
落水させる。
一方、篩分筒6で分離された皮滓は、篩分筒4
と同じように篩分筒6の前方傾斜およびノズル1
4からの放水で前面に流され、シユート26を通
つて皮滓入れ(図示しない)に落される。
尚、前記中空軸25は、篩分筒6の後側に設置
したモータ27の出力軸に連結され回転するよう
になつている。
ト 考案の効果 以上のように本考案に係る生あん製造機の篩分
装置は、ステンレス鋼板製パンチングボードで篩
分筒4,6を円筒形に成型するので堅牢で耐久性
があり、この篩分筒4,6の内周面に板ブラシ1
3、弾性軟質材製の羽根板24の摺接部材が回転
してあん粒子の塊状化を防止すると共に、摺接部
材を回転させる中空軸15,25の多数のノズル
14から各篩分筒4,6の内周面に向つて放水す
るので濾面が常に洗浄再生され、あん粒子と皮滓
とをきれいに分離することができ、水資源の節減
も行なえる。
特に本考案は、最初はあん粒子と皮滓とに荒目
に分離し、次にあん粒子と皮滓とに細かく分離す
るよう、篩分筒ケース5と7とをホース22で連
結し二段階に亘つて分離作業を行なうようにした
ものであるから、従来装置の一段階方式と比べて
更に細かい均一粒子のあんを確実に製造できる。
また、切断粉砕された茹小豆が使用されるの
で、あん粒子が細かく潰されることなく、品質の
良い生あんを歩溜り良く製造することができ、し
かも、廃水の汚染防止効果も極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る生あん製造機の篩分装置
の篩分筒4部分の断面図、第2図は回転カツター
1と固定カツター2との関係を示す部分拡大断面
図、第3図は板ブラシ13の取付状態を示す拡大
断面図、第4図は本案篩分装置の篩分筒6部分の
断面図、第5図は羽根板24の取付状態を示す拡
大断面図、第6図は生あん製造機の1例を示す概
略平面図、第7図はその正面図である。 図中主要符号、4,6……篩分筒、5,7……
篩分筒ケース、9……回転軸、13……板ブラ
シ、14……ノズル、15,25……中空軸、1
6……プレート、17……長孔、23……金網、
24……羽根板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 切断粉砕された茹小豆等を横型の篩分筒内であ
    ん粒子と皮滓とに分離する生あん製造機におい
    て、切断粉砕された小豆等をあん粒子と皮滓とに
    荒目に分離する篩分筒4を有する篩分筒ケース5
    と、篩分筒4で荒目に分離されたあん粒子等を更
    に細かく分離する篩分筒6を有する篩分筒ケース
    7とをホース22を介して連結し、篩分筒ケース
    5,7共にステンレス網板製パンチングボードで
    円筒形に成型すると共に、当該パンチングボード
    で成型された篩分筒ケース7の内面に細かいメツ
    シユの金網を内張りし、更に前記篩分筒4内には
    その内周面を摺接する摺接部材として板ブラシ1
    3を、放水用のノズル14が多数穿孔された篩分
    筒4の中心部を貫通する中空軸15に取付け、前
    記篩分筒6内にはその内周面の金網23に摺接す
    る摺接部材として弾性軟質材製の羽根板24を、
    前記中空軸15同様に放水用のノズル14が多数
    穿設された篩分筒6の中心部を貫通する中空軸2
    5に取付けたことを特徴とする生あん製造機の篩
    分装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4327674Y1 (ja) * 1964-12-28 1968-11-15
JPS613341U (ja) * 1984-06-13 1986-01-10 清水建設株式会社 排気構造
JPS6235348U (ja) * 1985-08-22 1987-03-02

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