JPH0558583A - 吊上物の係止装置 - Google Patents

吊上物の係止装置

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Publication number
JPH0558583A
JPH0558583A JP22596391A JP22596391A JPH0558583A JP H0558583 A JPH0558583 A JP H0558583A JP 22596391 A JP22596391 A JP 22596391A JP 22596391 A JP22596391 A JP 22596391A JP H0558583 A JPH0558583 A JP H0558583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
wedge
cable
engaging portion
measuring instrument
Prior art date
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Pending
Application number
JP22596391A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Suzuki
和廣 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP22596391A priority Critical patent/JPH0558583A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吊り上げ位置において対象物を確実に係止す
る一方、この係止動作の確認を容易に行うことができる
係止装置を提供する 【構成】 ケーブル4を介して吊り上げられた対象物5
に当接するストッパ11をスプリング6で弾性支持す
る。ストッパ11と対象物5の間にラバーシート20を
挟持する。ストッパ11を貫通して上方に突出する係合
部15を対象物5に形成し、この係合部15に係合して
対象物5のストッパ11からの離脱を阻止するウェッジ
16を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶に備えるクレーン
や荷役機械などケーブルによる吊り上げ装置に備えて対
象物を吊り上げ位置に係止する係止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶から水中に吊り下げて各種の測定を
行う測定器は、例えば図4に示すように船体32に基端
を支持されたブーム30の先端に滑車3を取り付け、こ
の滑車30を介して船上のウインチ31から繰り出され
るケーブル4により支持される。
【0003】測定器5の水中からの引き上げはウインチ
によりケーブル4を巻取ることで行われる。また、非使
用時の測定器5は滑車3に備えた図示されないストッパ
に当接した状態で鎖線位置に保持される。
【0004】
【発明の課題】ところがこの吊り上げ装置の場合には、
波浪などで船体32が動揺した時に吊り上げ位置の測定
器5が揺れてストッパに対して横ずれしやすく、測定器
5を安定的に保持することが難しいという問題があっ
た。
【0005】また、ウインチ31と測定器5とが離れて
いる上にこれらの間にブーム30が存在することから、
ウインチ31を操作する操作員は吊り上げ作業において
測定器5のストッパへの当接を確認しづらく、その結果
ウインチ31の停止位操作が遅れると、ストッパにそれ
以上の変位を規制された測定器5とケーブル4の巻取り
を続行しようとするウインチ31との間でケーブル4に
過大な負荷がかかる恐れがあった。
【0006】本発明は、以上の問題を解決すべくなされ
たもので、吊り上げ位置において対象物を確実に係止す
る一方、この係止動作の確認を容易に行うことができる
係止装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を達成するための手段】本発明は、ケーブルを介
して吊り上げられた対象物に当接するストッパと、スト
ッパを対象物に向けて弾性支持するスプリングと、スト
ッパと対象物の間に挟持されるラバーシートと、ストッ
パを貫通して上方に突出する対象物に形成した係合部
と、この係合部に係合して対象物のストッパからの離脱
を阻止するウェッジとを備えている。
【0008】本発明はさらに、係合部がウェッジとの係
合可能位置に達したことを検出する手段と、ウェッジが
係合部との係合位置に達したことを検出する手段とを備
えている。
【0009】
【作用】吊り上げられた対象物がストッパに当接した後
にさらにケーブルを引っ張ると、ストッパを弾性支持す
るスプリングが変形し、対象物を吊り上げるケーブルに
過大な負荷がかかるのを防止する。この状態でウェッジ
が係合部に係合することにより対象物とストッパとの離
脱を阻止する。係止状態では、ストッパと対象物の間に
スプリングのばね荷重に基づく圧力が作用し、これらの
間に挟持されたラバーシートの摩擦抵抗が対象物の横ず
れを防止する。
【0010】さらに、各検出手段が係合部の係合可能位
置への到達と、ウェッジの係合部との係合位置への到達
を検出することにより、対象物から離れた位置において
も正確なケーブル操作が行える。
【0011】
【実施例】図1〜図3に本発明の実施例を示す。
【0012】図1において、1は軸2を介して吊り上げ
装置のブーム先端に支持されるフレームであり、このフ
レーム1に滑車3が回転自由に取り付けられ、図2に示
すように滑車3を経由したケーブル4の先端に吊り上げ
対象物である測定器5が結合する。
【0013】フレーム1の下端には円盤状のプレート1
0が固着し、ブレート10の下側にコイルスプリング6
と、ロッド7と、摺動部8と、ガイド9とを介してスト
ッパ11が支持される。
【0014】ロッド7はストッパ11に一端を固定し、
もう一端をプレート10に摺動自由に貫通させたもの
で、コイルスプリング6がこのロッド7の外側に配設さ
れ、両端をプレート10とストッパ11に当接する。
【0015】摺動部8はストッパ11の中心部に上方に
向けて固設した円筒形の部材、ガイド9はプレート10
の中心部から下向きに形成した同じく円筒状の部材であ
り、ガイド9の外周に摺動部8が摺動自由に嵌合する。
【0016】このようにして、ストッパ11はフレーム
1に対して鉛直軸方向の相対変位のみを許容された状態
で弾性支持される。また、ストッパ11の下面には上昇
した測定器5に当接するラバーシート20が取り付けら
れる。なお、ラバーシート20を測定器5側に取り付け
ることも可能である。
【0017】一方、測定器5はストッパ11の下面と平
行な上面を備え、その中心部には図2に示す筒状のケー
ブルガイド12が上向きに突設される。そして、滑車3
を経由したケーブル4がこのケーブルガイド12の内側
を通って測定器5の内部に導かれ、測定器本体にシャッ
クル13を介して結合する。
【0018】ケーブルガイド12はケーブル4を介した
吊り上げによりガイド9の内側に侵入し、外周に形成し
た大径のスライダ14をガイド9の内周に摺接する。
【0019】また、ケーブルガイド12の上端には中心
にケーブル4を貫通させた大径の係合部15が設けられ
る。
【0020】プレート10上にはこの係止部15の下方
に平方向から進出する2組のウェッジ16が配設され
る。ウェッジ16はそれぞれプレート10に支持された
油圧シリンダ17に駆動され、図3に示すように相対し
て逆向きにケーブルガイド12に向かって伸長すること
で、係合部15の下側に進出する。
【0021】また、フレーム1には係合部15がウェッ
ジ16と係合可能な位置へ達したことを検出する手段と
して、係合部15に接触して切り換わるリミットスイッ
チ19がフレーム1内の所定の高さに取り付けられる。
さらに、各ウェッジ16が係合部15との係合位置に達
したことを検出する手段として、係合位置に進出したウ
ェッジ16に接触して切り換わるリミットスイッチ18
がフレーム1内に各々取り付けられる。リミットスイッ
チ18と19はケーブル4を巻取る図示されないウイン
チの操作位置に設けた表示灯にそれぞれ信号回路で接続
され、オンに切り換わることで表示灯を点灯させる。
【0022】なお、21はストッパ11の変位量を示す
べく摺動部8の上端外周に固設したインジケータ、22
はインジケータ21の位置を示すべくプレート10に固
着した目盛板である。
【0023】次に作用を説明する。
【0024】図示されないウインチの駆動によりケーブ
ル4を巻き上げると、測定器5が吊り上げられる。吊り
上げられた測定器5はやがてケーブルガイド12をガイ
ド9の内側に侵入させ、上面をストッパ11の下面に取
り付けたラバーシート20に当接する。
【0025】なおもケーブル4を巻き上げると、測定器
5はストッパ11を介してコイルスプリング6を押し縮
めつつ上昇する。
【0026】そして、ガイド9の上方のフレーム1内に
突出したケーブルガイド12の上端の係合部15が所定
の高さに達してリミットスイッチ19に接触すると、リ
ミットスイッチ19がオンに切り換わり、ウインチを操
作する操作員の手元の表示灯が点灯する。これにより、
操作員は測定器5が所定の高さに吊り上げられたことを
知り、ウインチの操作を停止する。
【0027】次に操作員は油圧シリンダ17を駆動し、
各ウェッジ16を伸長させる。これによりウェッジ16
の先端が図3に示すように係合部15の下方のケーブル
ガイド12に接近した係合位置へと進出する。ウェッジ
16が所定の位置に達するとリミットスイッチ18がオ
ンに切り換わり、操作員の手元の表示灯が点灯するので
操作員はこれにより、ウェッジ16の係合位置への到達
を確認することができる。以後はウェッジ16と係合部
15との係合により、測定器5はストッパ11からの離
脱を阻止され、コイルスプリング6のばね荷重によりス
トッパ11に圧着保持される。
【0028】このようにして、操作員は測定器5の位置
やウェッジ16の動作状態を実際に観察せずにリミット
スイッチ18と19に結合した表示灯の点灯を目安にし
て測定器5を短時間で確実にストッパ11に係止するこ
とができる。なお、リミットスイッチ19の切り換わり
に対して、ウインチの停止操作が遅れても、摺動部8の
上端がブレート10に当接するまでの間は、ストッパ1
1がコイルスプリング6を押し縮めつつ測定器5ととも
に上昇するのみで、ケーブル4に過大な張力が作用する
恐れはない。したがって、操作員は余裕をもってウイン
チ操作を行うことができる。
【0029】また、係止状態では測定器5はコイルスプ
リング6のばね荷重により上面をラバーガイド20に圧
着している。このラバーガイド20の摩擦抵抗と、スラ
イダ14とガイド9との嵌合とにより、測定器5は船体
の動揺に対してもストッパ11に対して横ずれを起こす
ことがなく、常にストッパ11と一体に変位する。
【0030】測定器5を使用する場合はウインチの駆動
によりいったん測定器5を僅かに引き上げ、油圧シリン
ダ17を収縮駆動してウェッジ16を係合部15との係
合位置から後退させる。その後ケーブル14を送り出せ
ば測定器5はストッパ11から離れて水中に向かって降
下する。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明は、弾性支持された
ストッパと吊り上げ位置の対象物との間にラバーシート
が挟持されるようにしたので、ラバーシートの摩擦抵抗
により吊り上げ位置の対象物の横ずれを阻止できるとと
もに、ストッパの変位によりウインチ操作のタイミング
に対する寛容性が拡大する。
【0032】さらに、係合部がウェッジとの係合位置に
達したことを検出する手段と、ウェッジが係合部に係合
したことを検出する手段とを備えることにより、対象物
の吊り上げ位置やウェッジの作動状態を直接観察するこ
となく、対象物の係止操作を行うことができる。
【0033】したがって、吊り上げ対象物の容易かつ確
実な係止が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す係止装置の垂直断面図で
ある。
【図2】同じく切断方向を90°回転した係止装置の垂
直断面図である。
【図3】図2におけるA−A矢視図である。
【図4】従来例を示す吊り上げ装置の概略側面図であ
る。
【符号の説明】
3 滑車 4 ケーブル 5 測定器 6 コイルスプリング 11 ストッパ 12 ケーブルガイド 15 係合部 16 ウェッジ 18,19 リミットスイッチ 20 ラバーシート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルを介して吊り上げられた対象物
    に当接するストッパと、ストッパを対象物に向けて弾性
    支持するスプリングと、ストッパと対象物の間に挟持さ
    れるラバーシートと、ストッパを貫通して上方に突出す
    る対象物に形成した係合部と、この係合部に係合して対
    象物のストッパからの離脱を阻止するウェッジとを備え
    たことを特徴とする吊上物の係止装置。
  2. 【請求項2】 係合部がウェッジとの係合可能位置に達
    したことを検出する手段と、ウェッジが係合部との係合
    位置に達したことを検出する手段とを備えた請求項1記
    載の吊上物の係止装置。
JP22596391A 1991-09-05 1991-09-05 吊上物の係止装置 Pending JPH0558583A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22596391A JPH0558583A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 吊上物の係止装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP22596391A JPH0558583A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 吊上物の係止装置

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Publication Number Publication Date
JPH0558583A true JPH0558583A (ja) 1993-03-09

Family

ID=16837631

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22596391A Pending JPH0558583A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 吊上物の係止装置

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JP (1) JPH0558583A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8198775B2 (en) 1996-10-18 2012-06-12 Hitachi, Ltd. Permanent magnet electric rotating machine and electromotive vehicle using permanent magnet electric rotating machine
JP2018530304A (ja) * 2015-07-28 2018-10-11 エヌアール エレクトリック カンパニー リミテッドNr Electric Co., Ltd Dc変換器バルブのための組立て方法

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