JPH0558476B2 - - Google Patents

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JPH0558476B2
JPH0558476B2 JP23782188A JP23782188A JPH0558476B2 JP H0558476 B2 JPH0558476 B2 JP H0558476B2 JP 23782188 A JP23782188 A JP 23782188A JP 23782188 A JP23782188 A JP 23782188A JP H0558476 B2 JPH0558476 B2 JP H0558476B2
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JP
Japan
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moisture content
coal
heat input
moisture
charged
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP23782188A
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English (en)
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JPH0286697A (ja
Inventor
Shuhei Yoshida
Shunji Kato
Yoshuki Matoba
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0286697A publication Critical patent/JPH0286697A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 この発明は、計算により求めた予測水分に基い
て入熱量制御を行うコークス炉の操業方法に関す
る。 従来の技術 コークス炉操業においては乾留ばらつきを低減
するための一方法として、装入炭の水分による入
熱量制御が行われている。 その入熱量制御方法としては、一般にJIS
M8811の全水分測定方法に準じて行われる方法に
より装入石炭の水分を測定し、この水分に応じて
入熱量制御が行われている。 この方法によれば、測定結果がでるまでに時間
がかかり、その上装入炭水分が判明したあとでコ
ークス炉の入熱量制御が行われるため、石炭が装
入されたあと数時間を経過しずれた時点から入熱
量制御が行われる。 また、石炭塔付近に設置した赤外線式水分計を
使つて水分を測定するか、あるいは石炭塔への搬
送ベルト上で熱風乾燥式水分測定装置を使つて水
分を測定して、コークス炉の入熱量制御を行う方
法(第115回日本鉄鋼協会講演大会資料72.73)が
ある。 この方法によれば、上記JIS法による水分測定
に比べ、水分測定からコークス炉への石炭装入ま
での時間は、かなり短縮され石炭が装入される以
前に水分量を知ることも可能である。 しかし、コークス炉は耐火煉瓦構造で熱容量が
大きく、入熱量の変化に対し炉体が温度変化する
までに時間がかかる。さらに炭化室内は燃焼室と
の間の壁を通して間接加熱されるため炭化室中心
部が昇温するには時間がかかる。そのため炭化室
の熱応答性は悪い。 したがつて、上記入熱量制御方法によつて、コ
ークス炉へ石炭を装入したあと、あるいは装入直
前の数時間前から入熱量制御を行つても、コーク
ス炉の熱応答性が悪いため、装入炭水分の変動に
対し火落時間が一定となるよう制御することはで
きず、火落時間にばらつきが生じる。特に、水分
が増加した場合には火落時間が長くなりコークス
品質の悪化、窯出し時の発塵などの問題が起る。 発明が解決しようとする課題 上記のごとく、コークス炉は熱応答性が悪いた
め、従来の入熱量制御方法では十分な効果が得ら
れなかつた。そのため、熱応答性が悪いのを考慮
して装入される石炭の水分を早い時期に把握し
て、装入される以前にその装入炭に対応した入熱
量制御が行われることが必要である。 しかしながら、装入炭の水分を事前に知るため
に、石炭ヤードあるいは石炭槽での石炭の水分を
人手によつて個々に測定する方法は、多大の労力
が必要である。また、自動水分計を使つた測定
は、各石炭ヤードあるいは各石炭槽ごとに測定す
るため、数多くの水分計を設置する必要があり、
設備上問題がある。 この発明は、上記の問題点を排除する目的で
種々検討した結果、装入炭の水分は降雨量から予
測することができ、また実測水分と予測水分との
誤差を補正することにより高精度で水分予測がで
きるという知見に基いて、計算により予測水分を
求めコークス炉の入熱量制御を行うコークス炉の
操業方法を提供するものである。 課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、この発明のコークス
炉の操業方法は、石炭がコークス炉へ装入される
以前に下記(1)式により求めた予測水分に基いて、
該石炭が装入される前にコークス炉の入熱量制御
を行うことにある。 y^o+2Ni=1 aiy^o+2-iN 〓 〓i=l bixo+1-i+(yo−y^o)+(yo-1−y^o-1)/2+A
……(1)式 ただし y^:予測水分(%) y:実測水分(%) x:単位時間当りの降雨量(mm) N、a、b、A:定数 上記(1)式の導入経緯について説明する。 石炭ヤードで降雨があつた場合の装入炭水分の
変化をコークス炉装入前に24回/日の割合で実測
し、降雨量と水分変化について解析した。その結
果は第1図に示すように、1回の降雨による影響
は3日間でほぼ解消され、そのあと次第に低下す
ることがわかつた。 しかし、コークス炉装入前の石炭水分は、石炭
槽の石炭在庫量や石炭ヤードでの石炭貯炭状況に
よつて降雨後の水分変化が異なる。これを補正す
るには銘柄ごとの水分を装入炭水分と同等数測定
することが必要である。また、石炭ヤードでの貯
炭状況を常に監視することが必要である。 したがつて、単に降雨量から装入炭水分を予測
するだけでなく、実測水分と予測水分との誤差を
簡便でかつ精度良く補正する必要がある。そこ
で、種々検討の結果、最近2回の実測水分と予測
水分との差 (yo−y^o)+(yo-1−y^o-1)/2 を補正すれば高精度で予測できることがわかつ
た。 以上により(1)式が導入されるが、予測水分は過
去の値があることが前提となる。例えば8時間先
の水分を予測する場合、N=10で8時間ごとの降
雨量(xo+1-i)の10回分と現在の予測水分
(y^o+2-i)の10回分のデータが必要である。 また、入熱量制御を被予測水分石炭が装入され
る前に行うには、少なくとも該石炭が装入される
4時間前までに水分予測をすませる必要がある。 作 用 降雨量から水分を予測するだけでなく、最近の
実測水分と予測水分との誤差を補正して装入炭水
分を求めると共に、装入時期に合致して入熱量制
御が行われるよう早い時期に水分予測が行われる
ため、火落時間のばらつきが低減し、コークスの
品質が安定化する。 実施例 実施例 1 この発明の実施による予測水分と実測水分との
差異を調べるため、8時間ごとすなわち3回/日
の測定および予測を行なつた。なお、降雨は1日
目の2回目8mm/8Hr、3回目25mm/8Hrあつ
た。また、(1)式により予測水分を求める際の各定
数は第1表の値を使つた。その結果を第2図に示
す。
【表】 第2図より、降雨の影響は2日目、3日目に大
きく現われ、4日目以降はほぼ影響はなくなるこ
とがわかる。また、この発明による予測水分は実
測水分とほぼ一致しており、予測の適合度が高い
ことがわかる。 実施例 2 実施例1の状況において、幅460mm、高さ7.125
mm、長さ16500mmのコークス炉にVM27.8%の石
炭を装入して22.8時間の乾留を行つた。そして、
その間装入炭水分1%の増減に対し入熱量を2%
増減させた。この操業における入熱量の変化を第
3図に、火落時間の変化を第4図に示す。また、
この第3図には、比較のため、実測水分による制
御法である従来法1の入熱量変化を示した。ま
た、第4図には比較のため、上記従来法1のほか
自動水分計による制御法である従来法2を加えて
示した。 なお、従来法1は、石炭塔搬送ラインで8時間
ピツチで装入炭水分をサンプリングし、JIS
M8811に準じて全水分を測定し、その値に基いて
コークス炉の入熱量制御を行う方法により、また
従来法2は、石炭塔搬送ラインで赤外線式水分計
を使つて連続的に水分測定を行い、その測定値に
基いてコークス炉の入熱量制御を行う方法によ
る。 第3図より、本発明法の実施によれば装入炭水
分の上昇を事前に予測できるため、水分上昇ピー
ク(第2図参照)より前に入熱量ピークができ、
被予測水分装入炭に対し有効な入熱量制御ができ
ることがわかる。これに対し、従来法1は水分上
昇とともに入熱量は上昇するが、水分の上昇ピー
クより遅れたところに入熱量ピークがある。 また、第4図の火落時間は、本発明法では、ほ
ぼ一定しており入熱量制御の効果が発揮されてい
ることがわかる。これに対し、従来法1、2はと
もに3日目に火落時間が増加しており、降雨時の
水分情報が遅れるため、水分上昇時に火落が悪
く、逆に水分低下時に火落が良くなり、火落ばら
つきが大きいことがわかる。 発明の効果 この発明は、コークス炉の熱応答性の悪いこと
を考慮して装入炭が装入される事前に、降雨量か
らの予測値と、実測水分と誤予測値との誤差の補
正を行つた予測水分によりコークス炉の入熱量制
御を行うから、入熱量制御の精度が高く火落ばら
つきが低減し、製品コークスの品質が安定する。
また乾留熱量の低減により燃料が節減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は石炭ヤードでの降雨後の石炭水分の変
化を示すグラフ、第2図は降雨に伴う装入炭の水
分変化を降雨量とともに、この発明の予測法によ
る予測水分と実測水分を示したグラフ、第3図は
この発明法と実測水分により制御する従来法1と
を比較して時間の経過に伴う入熱量の変化を示す
グラフ、第4図はこの発明法および従来法1と水
分自動計により制御する従来法2の火落時間の変
化を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 石炭がコークス炉へ装入される以前に下記(1)
    式により求めた予測水分に基いて、該石炭が装入
    される前にコークス炉の入熱量制御を行うコーク
    ス炉の操業方法。 y^o+2Ni=1 aiy^o+2-iN 〓 〓i=l bixo+1-i+(yo−y^o)+(yo-1−y^o-1)/2+A
    ……(1)式 ただし y^:予測水分(%) y:実測水分(%) x:単位時間当りの降雨量(mm) N、a、b、A:定数
JP23782188A 1988-09-21 1988-09-21 コークス炉の操業方法 Granted JPH0286697A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23782188A JPH0286697A (ja) 1988-09-21 1988-09-21 コークス炉の操業方法

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JP23782188A JPH0286697A (ja) 1988-09-21 1988-09-21 コークス炉の操業方法

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Publication Number Publication Date
JPH0286697A JPH0286697A (ja) 1990-03-27
JPH0558476B2 true JPH0558476B2 (ja) 1993-08-26

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JP2011213874A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Jfe Steel Corp コークスの製造方法

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