JPH0558246B2 - - Google Patents

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JPH0558246B2
JPH0558246B2 JP3593184A JP3593184A JPH0558246B2 JP H0558246 B2 JPH0558246 B2 JP H0558246B2 JP 3593184 A JP3593184 A JP 3593184A JP 3593184 A JP3593184 A JP 3593184A JP H0558246 B2 JPH0558246 B2 JP H0558246B2
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JP
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coil
superconducting
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voltage
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Application number
JP3593184A
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English (en)
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JPS60182109A (ja
Inventor
Tatsumi Yamane
Mutsuhiko Yamaji
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPH0558246B2 publication Critical patent/JPH0558246B2/ja
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F6/02Quenching; Protection arrangements during quenching

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Superconductive Dynamoelectric Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は例えば超電導磁気浮上車に使用される
超電導磁石において、特にその超電導状態から常
電導状態への転移(以下、クエンチと称する)を
検出する超電導磁石のクエンチ検出装置の改良に
関する。
[発明の技術的背景] 従来、例えば超電導磁気浮上車に使用される超
電導磁石におけるクエンチの検出は、超電導磁石
の両端電圧さらには中間端子電圧を観測し、クエ
ンチによる異常電圧を見つけることによつて行な
われている。
第1図は、この種のクエンチ検出の一般的な回
路構成を示すものである。第1図において、1は
超電導磁石を励磁するための励磁用電源としての
直流電源、2は超電導コイル、3はこの超電導コ
イル2を収納する液体ヘリウム容器等の極低温容
器(以下、クライオスタツトと称する)である。
また、4は上記超電導コイル2の両端および中間
端子にその一端を接続した電圧測定用のリード線
で、その他端は図示しないクエンチ検出器に接続
されている。
さて、いま上記超電導コイル2のインダクタン
スをL、抵抗をR、電流をIとすると、超電導コ
イル2の両端発生電圧Eは、理論的に E=LdI/dt+RI で表わされる。ここで、右辺第2項の抵抗性の電
圧は超電導状態ではR=0であるため存在せず、
超電導状態が喪失して超電導コイル2の一部が常
電導状態になつた時、つまりクエンチした時にの
み発生する。従つて、上式第2項の電圧の発生の
有無を検出することによつて、クエンチの発生を
検出することができる。たまこの場合、超電導コ
イル2の両端電圧Eのみでなく、その中間端子電
圧を検出することにより一層クエンチの検出を確
実に行なうことができる。
[背景技術の問題点] しかしながら、上記のような構成のクエンチ検
出回路においては、リード線4を極低温の超電導
コイル2よりクライオスタツト3を経て超電導磁
石の常温部まで引き回さなければならず、リード
線4が常温部(約300K)より極低温部(約4.2K)
まで貫通することとなる。このため、リード線4
を通じての常温側からクライオスタツト3への熱
侵入が存在し、この値も現在の低熱侵入を目指す
超電導磁石においては無視できない値となつてい
る。また、クライオスタツト3は真空気密かつ複
雑な構造を成しているため、リード線4の引き回
しもかなり複雑な経路をとつており、さらに少し
でも熱侵入量を低減すべくリード線4自体細線と
なつている。このため、クライオスタツト3内に
て万一リード線4の断線が生じたような場合、そ
の断線箇所が非常に発見し難く補修作業が非常に
困難なものとなり、超電導磁石の運転上非常に危
険な状態を呈することとなる。
[発明の目的] 本発明は上記のような問題を解消するために成
されたもので、その目的は極低温部への熱侵入を
防止すると共にリード線の断線等の危険性を無く
し構成の簡単化および信頼性の向上を図ることが
可能な超電導磁石のクエンチ検出装置を提供する
ことにある。
[発明の概要] 上記目的を達成するために本発明では、励磁用電
源により励磁される超電導コイルを液体ヘリウム
容器等の極低温容器内に収納して成る超電導磁石
のクエンチ検出装置を、上記極低温容器の外部で
ある常温部に配設され上記超電導コイルの誘導磁
界を検出するサーチコイルと、このサーチコイル
および上記超電導コイルの夫々の両端にリード線
を介して電気的に接続され且つこのリード線を介
して導入される上記超電導コイルの両端発生電圧
と上記誘導磁界によるサーチコイルの両端発生電
圧との差電圧が所定値以上であることを検出する
とクエンチ検出信号を出力するクエンチ検出器と
から構成したことを特徴とする。
[発明の実施例] 以下、本発明の一実施例について第2図〜第4
図を参照して説明する。第2図は、本発明による
超電導磁石のクエンチ検出装置の構成例を示すも
ので、第1図と同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。つまり第2図は、第1図におけるリー
ド線4を省略し、これに代えて超電導磁石の常温
部であるクライオスタツト3の外部に、前記超電
導コイル2の誘導磁界を検出するサーチコイルを
配設し、かつこのサーチコイル5の両端にリード
線6の一端を接続し、他端をクエンチ検出器7に
接続している。また、超電導コイル2の両端電圧
を測定する図示しないリード線も、上記クエンチ
検出器7に接続している。
このクエンチ検出器7は、超電導コイル2の両
端発生電圧E1と、超電導コイル2の誘導磁界に
よるサーチコイル5の両端発生電圧E2とを入力
し、両電圧発生時の比例定数α、クエンチ発生と
判定される臨界値Eqを基に、その差電圧(E1
−αE2)が臨界値Eqよりも大なる(E1−αE2
>Eq)関係が一定時間継続したことにより、ク
エンチを検出してその旨の信号Sを出力するもの
である。
第3図は、上記サーチコイル5の超電導磁石へ
の取付位置を示したものである。つまり本サーチ
コイル5は、超電導コイル2の中心でかつ、外部
変動磁場を発生する地上コイル9とは反対側の外
槽8の表面に取付けている。
第4図は、上記サーチコイル5の取付位置にお
ける磁束線の方向を示したもので、磁束線の方向
Aとサーチコイル5の中心軸とが一致するよにし
ている。一方本図の様な外槽構成では、外槽8は
膜板振動モードとなるため、そこに取付けたサー
チコイル5の振動もほぼ磁束線の方向と一致させ
るようにすることができる。
かかる構成のクエンチ検出装置においては、検
出回路を超電導磁石の極低温部ではなく、常温部
に設けることができ、よつて検出回路としては超
電導コイル2の両端発生電圧をE1、超電導コイ
ル2の誘導磁界によるサーチコイル5の両端発生
電圧をE2、両電圧E1,E2発生時の比例定数
E1/E2をαとすると両者は比例関係にあるか
ら、これら両端発生電圧E1,E2をクエンチ検
出器7で監視することにより、E1−αE2>Eq
なる関係の状態がある一定時間(例えば
100msec)継続すれば、超電導磁石に抵抗性電圧
すなわちクエンチ発生したと判断される臨界値
Eqが測定または演算により求められる。従つて、
この臨界値Eqおよびその時間(例えば0.1sec)を
監視することにより、超電導磁石のクエンチを検
出することができることになる。
また、サーチコイル5は磁場変動に対して電圧
を発生するため、近くに変動磁場の発生源がある
場合、本来であれば異常電圧を発生して誤検出に
つながるおそれがあるが、本例ではその発生源で
ある地上コイル9とは反対側の外槽8表面に取付
けていることにより、この影響を最小とすること
ができることになる。
さらに、超電導磁石が特に浮上式鉄道に用いら
れる場合、車両振動によつてサーチコイル5は超
電導コイル2の発生する強大な磁場中で振動し、
サーチコイル5の出力電圧は大きく変動して本来
から同様に誤検出の原因となるが、本例では、サ
ーチコイル5をその中心軸と取付部の振動方向お
よび磁束線の方向を一致させるように取付けてい
ることにより、サーチコイル5が磁束線をよぎる
作用を最小とし、その結果振動に伴なう出力電圧
の変動を小さく抑えることができる。
上述したように本発明による超電導磁石のクエ
ンチ検出装置は、超電導コイル2の誘導磁界を検
出するサーチコイル5を、当該コイル2を収納し
たクライオスタツト3の外部である超電導磁石の
常温部に配設していることから、超電導コイル2
とサーチコイル5の両端発生電圧E1,E2の状
態を監視するのみで回路を構成することができる
ため、従来のように超電導磁石の極低温部から昇
温部までリード線を貫通させる必要がなく、これ
によりリード線を通しての極低温部への熱侵入を
防止することができる。また、極低温のクライオ
スタツト3内を上記リード線が複雑な経路で引き
回す必要が全くなくなるため、リード線の断線と
いう危険性が解消される。
さらに、サーチコイル5は超電導コイル2の外
部発生磁場の変動による影響および超電導コイル
2の発生する磁場中での振動の影響を最も受けに
くい個所に取り付けているため、変動磁場による
影響すなわち、クエンチ検出回路に現われるノイ
ズの量を大幅に低減することができ、正確なクエ
ンチ検出を行なうことが可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、極低温部
への熱侵入を防止すると共にリード線の断線等の
危険性を無くし構成の簡単化および信頼性の向上
を図ることが可能な超電導磁石のクエンチ検出装
置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の超電導磁石のクエンチ検出回路
を示す図、第2図は本発明の一実施例を示す構成
図、第3図は第2図におけるサーチコイルの取付
位置を説明するための図、第4図は第2図におけ
る超電導コイルの発生する磁場とサーチコイルと
の位置関係を説明するための図である。 2……超電導コイル、3……クライオスタツ
ト、5……サーチコイル、6……リード線、7…
…クエンチ検出器、8……外槽、9……地上コイ
ル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 励磁用電源により励磁される超電導コイルを
    液体ヘリウム容器等の極低温容器内に収納して成
    る超電導磁石において、前記極低温容器の外部で
    ある常温部に配設され、前記超電導コイルの誘導
    磁界を検出するサーチコイルと、このサーチコイ
    ルおよび前記超電導コイルの夫々の両端にリード
    線を介して電気的に接続され且つこのリード線を
    介して導入される前記超電導コイルの両端発生電
    圧と前記誘導磁界によるサーチコイルの両端発生
    電圧との差電圧が所定値以上であることを検出す
    るとクエンチ検出信号を出力するクエンチ検出器
    とから構成したことを特徴とする超電導磁石のク
    エンチ検出装置。 2 超電導コイルが発生する磁場の強力な部所で
    かつ外部変動磁場を発生する地上コイルから離隔
    した面でしかもその中心軸と取出部の振動方向お
    よび磁束線の方向が一致するような位置にサーチ
    コイルを取出けるようにしたことを特徴とする特
    許請求範囲第1項記載の超電導磁石のクエンチ検
    出装置。
JP3593184A 1984-02-29 1984-02-29 超電導磁石のクエンチ検出装置 Granted JPS60182109A (ja)

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JPS60182109A JPS60182109A (ja) 1985-09-17
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EP1876609A4 (en) 2005-04-19 2014-08-20 Toshiba Kk METHOD AND DEVICE FOR DETECTING SUPER-CONDUCTIVE COIL INHIBITION AND SUPER-CONDUCTIVE ENERGY STORAGE UNIT

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JPS60182109A (ja) 1985-09-17

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