JPH0558155A - 車載用の空気清浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗用車車載用の空気清浄装置において、設置
時に特別の配線工事をしなくても良く、かつ簡単に操作
ができ、たばこの煙りに対する応答を良くすることを目
的とする。 【構成】 赤外線リモコン受信機９を備えた空気清浄器
２と、太陽電池１０により動作する煙りセンサ１２と焦
電型赤外線センサ７とを設けた赤外線リモコン送信機９
を備え、赤外線リモコン送信機９を運転席より操作でき
るように設置した構成および太陽電池１０をバックアッ
プする二次電池１１を備えた構成により、運転者が操作
しやすく、たばこを吸ったときにはすぐに空気清浄器２
が作動し、運転者や乗員がいるときに空気清浄器２を動
作させ、車内の快適性を増し、運転者は安全運転でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は操作性が良くかつ適確に
作動する車載用の空気清浄装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、たばこの煙の害について注目され
てきており、乗用車用の空気清浄器の設置が増してきて
いる。

【０００３】また、その操作は、空気清浄器本体に設け
られたスイッチ操作により行うものや、空気清浄器から
制御用電線を運転席近傍まで配線して、運転席から操作
を行うようにしている。さらに、たばこの煙りを検知す
る煙りセンサを空気清浄器の本体に設けてたばこの煙り
が有るときに動作させるものもある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、車の運転中には空気清浄器本体のスイッ
チ操作ができないという問題点、また車内の内装材を外
して配線を行った後、再び内装材を施さなければならな
いという問題点、さらに運転席でたばこを吸っても煙が
空気清浄器本体の煙りセンサまですぐには届かず、速や
かに動作しないという問題点を有していた。

【０００５】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、車載用の空気清浄装置の設置時に特別の配線工事を
必要とせず、かつ簡単に操作でき、たばこの煙にすぐに
反応する車載用の空気清浄装置を提供することを目的と
する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の車載用の空気清浄装置は、赤外線リモコン受
信機を配設した空気清浄器と、太陽電池により動作する
煙りセンサおよび焦電型赤外線センサを配設した赤外線
リモコン送信機を備え、赤外線リモコン送信機を運転席
より操作できるように設けている。

【０００７】また、太陽電池は二次電池によりバックア
ップされた構成を有している。

【０００８】

【作用】この構成により、空気清浄器または電源部と操
作部である赤外線リモコン送信機との間の配線を不要と
し、操作がしやすくて運転者は安全運転に注意を払える
こととなる。さらにたばこの煙りにすぐ反応し運転者を
含む乗員が車内にいるときに空気清浄器を動作させるこ
ととなる。

【０００９】

【実施例】以下本発明の一実施例についてを図面を参照
しながら説明する。

【００１０】図１に示すように、運転者が容易に操作で
きる運転席４の前方の天井またはサンバイザに設置され
た赤外線リモコン送信機１には太陽電池１０と二次電池
１１と煙りセンサ１２および焦電型赤外線センサ７が配
設されている。空気清浄器２は、内部に赤外線リモコン
受信機９を備え後部座席５の後方のリアトレイ８の上に
設置されている。図中の３は赤外線の経路および６はハ
ンドルである。

【００１１】以上のように構成された車載用の空気清浄
装置では、運転者が運転しながら、かつ視線移動が最小
限の所で赤外線リモコン送信機１の操作ができ、赤外線
リモコン送信機１から、赤外線３が発射されてリアトレ
イ８上に設置された空気清浄器２の内部に備えられた赤
外線リモコン受信機９に到達することになる。

【００１２】それにより空気清浄器２の動作、たとえば
停止，強風，弱風および自動運転などの切替操作ができ
る。さらに、赤外線リモコン送信機１には、煙りセンサ
１２を設けているので、煙りセンサ１２と喫煙者との距
離が短くたばこの煙をすぐに検知し、煙の有ることを赤
外線リモコン受信機９に送信して空気清浄器２を作動さ
せる構成とされている。あるいは焦電型赤外線センサ７
により運転者や乗員がいるときには、たばこの煙が無く
ても空気清浄器２が弱風で動作するように送信される構
成とされている。

【００１３】赤外線リモコン送信機１には、太陽電池１
０を使用し、バックアツプに二次電池１１を備えている
ので夜間や曇りの天気でも動作させることができる。

【００１４】以上のように本実施例によれば、太陽電池
１０と二次電池１１と煙りセンサ１２および焦電型赤外
線センサ７とを備えた赤外線リモコン送信機１と、赤外
線リモコン受信機９を備えた空気清浄器２を設けた構成
により、太陽電池１０またはと二次電池１１とにより動
作し、煙りセンサ１２と焦電型赤外線センサ７とを設け
た赤外線リモコン送信機１を運転席４より操作できるよ
うに設けることにより、なんらの配線工事なしで空気清
浄器２の操作部を設置でき、運転者が運転席４に座った
ままで後方に設置された空気清浄器２を操作することが
できる。さらにたばこを吸ったときにはすぐに空気清浄
器２が動作し、あるいはたばこの煙がなくても運転者や
乗員がいるときには弱風で動作させることで車室内の快
適性が増し、運転者は安全運転に専心できることなど、
その効果は大なるものがある。

【００１５】

【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に本発明は、赤外線リモコン受信機を配設した空気清浄
器と、二次電池でバックアップされた太陽電池により動
作する煙りセンサおよび焦電型赤外線センサを配設した
赤外線リモコン送信機を備え、赤外線リモコン送信機を
運転席より操作できるように設けた構成により、車載用
の空気清浄器の設置時に特別の配線工事を必要とせず、
かつ簡単に操作でき、たばこの煙りにすぐに反応する優
れた車載用の空気清浄装置を実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の車載用の空気清浄装置の車
内の配置状態を示した概略側面図

【符号の説明】

１ 赤外線リモコン送信機 ２ 車載用空気清浄器 ４ 運転席 ８ リアトレイ ９ 赤外線リモコン受信機

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 乗用車の後部座席の後方のリアトレイ上
   に設置され、赤外線リモコン受信機を配設した空気清浄
   器と、太陽電池により動作する煙りセンサおよび焦電型
   赤外線センサを配設した赤外線リモコン送信機を備え、
   前記赤外線リモコン送信機を運転席より操作できるよう
   に設置した車載用の空気清浄装置。
2. 【請求項２】 太陽電池を二次電池によりバックアップ
   する構成とした請求項１記載の車載用の空気清浄装置。