JPH0558113B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0558113B2 JPH0558113B2 JP4670985A JP4670985A JPH0558113B2 JP H0558113 B2 JPH0558113 B2 JP H0558113B2 JP 4670985 A JP4670985 A JP 4670985A JP 4670985 A JP4670985 A JP 4670985A JP H0558113 B2 JPH0558113 B2 JP H0558113B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link
- auxiliary
- bolt
- force transmission
- transmission element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 38
- 230000009471 action Effects 0.000 claims description 4
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 9
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 9
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 9
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 4
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 4
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 208000014674 injury Diseases 0.000 description 2
- 210000004894 snout Anatomy 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B81/00—Power-actuated vehicle locks
- E05B81/12—Power-actuated vehicle locks characterised by the function or purpose of the powered actuators
- E05B81/20—Power-actuated vehicle locks characterised by the function or purpose of the powered actuators for assisting final closing or for initiating opening
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、かんぬきなるべく揺動可能に支持さ
れる二又かんぬき、このかんぬきを鎖錠位置で拘
束する止め爪、場合によつては操作棒、およびな
るべく1つの回転方向にのみ回転しなるべく電動
機として構成されかつ場合によつては電動装置を
備えた補助モータをもち、補助モータが出力側で
クランク腕に結合され、このクランク腕が場合に
よつては操作棒を介してかんぬきに作用結合し、
かんぬきが補助モータにより予備鎖錠位置から主
鎖錠位置へまた場合によつては逆に移行可能であ
る、自動車扉錠、自動車ボンネツト錠等の自動車
錠に関する。
れる二又かんぬき、このかんぬきを鎖錠位置で拘
束する止め爪、場合によつては操作棒、およびな
るべく1つの回転方向にのみ回転しなるべく電動
機として構成されかつ場合によつては電動装置を
備えた補助モータをもち、補助モータが出力側で
クランク腕に結合され、このクランク腕が場合に
よつては操作棒を介してかんぬきに作用結合し、
かんぬきが補助モータにより予備鎖錠位置から主
鎖錠位置へまた場合によつては逆に移行可能であ
る、自動車扉錠、自動車ボンネツト錠等の自動車
錠に関する。
従来技術
動力鎖錠補助装置を備えた自動車扉錠、自動車
ボンネツト錠等は、かなり以前から公知である。
これは一方では自動車の操作し易さの問題であ
り、他方では自動車扉錠、自動車ボンネツト錠等
のきびしくなる安全規定に関係している。これま
で動力鎖錠補助装置は、ステイシヨンワゴンの後
部はね蓋および後部扉用の自動車扉錠または自動
車ボンネツト錠において特に普及している。その
理由は、ボンネツト、後部はね蓋および後部扉は
自動車の側面扉よりかなり大きい面積したがつて
大きい縁側密封面をもつことが多いので、包囲す
る密封片の充分な密封力を保証するために発生す
べき鎖錠力は非常に大きいからである。さらにボ
ンネツト、後部はね蓋および後部扉は大抵の場合
自動車の側面扉よりかなり軽いので、ボンネツト
錠または扉錠のかみ合いはボンネツト等の急激な
閉鎖によつてのみ行なわれる。
ボンネツト錠等は、かなり以前から公知である。
これは一方では自動車の操作し易さの問題であ
り、他方では自動車扉錠、自動車ボンネツト錠等
のきびしくなる安全規定に関係している。これま
で動力鎖錠補助装置は、ステイシヨンワゴンの後
部はね蓋および後部扉用の自動車扉錠または自動
車ボンネツト錠において特に普及している。その
理由は、ボンネツト、後部はね蓋および後部扉は
自動車の側面扉よりかなり大きい面積したがつて
大きい縁側密封面をもつことが多いので、包囲す
る密封片の充分な密封力を保証するために発生す
べき鎖錠力は非常に大きいからである。さらにボ
ンネツト、後部はね蓋および後部扉は大抵の場合
自動車の側面扉よりかなり軽いので、ボンネツト
錠または扉錠のかみ合いはボンネツト等の急激な
閉鎖によつてのみ行なわれる。
さて特にステイシヨンワゴンの後部扉用扉錠に
おける安全上の理由から、かんぬきのために予備
鎖錠位置(予備係止部)と主鎖錠位置(主係止
部)とを設けるという規定がある。かんぬきを予
備鎖錠位置へもたらす際非常にわずかな鎖錠力し
か生じないが、予備鎖錠位置と主鎖錠位置との間
の途中では、包囲密封片により決定される前述の
大きい鎖錠力が衝撃的に生ずる。したがつて公知
の自動車扉錠では、手で扉を閉じることによりか
んぬきは直ちに予備鎖錠位置へ移行可能であり、
一方予備鎖錠位置から主鎖錠位置への移動は補助
モータによつて行なわれるので、補助モータによ
り大きい鎖錠力が発生される。
おける安全上の理由から、かんぬきのために予備
鎖錠位置(予備係止部)と主鎖錠位置(主係止
部)とを設けるという規定がある。かんぬきを予
備鎖錠位置へもたらす際非常にわずかな鎖錠力し
か生じないが、予備鎖錠位置と主鎖錠位置との間
の途中では、包囲密封片により決定される前述の
大きい鎖錠力が衝撃的に生ずる。したがつて公知
の自動車扉錠では、手で扉を閉じることによりか
んぬきは直ちに予備鎖錠位置へ移行可能であり、
一方予備鎖錠位置から主鎖錠位置への移動は補助
モータによつて行なわれるので、補助モータによ
り大きい鎖錠力が発生される。
本発明の教示の出発点は特に自動車の後部扉用
の公知の自動車扉錠(ドイツ連邦共和国登録実用
新案第8322896号明細書)であり、1つの回転方
向しかもたない補助モータにもかかわらず、手足
または物体の挿み込みによる負傷または物件破損
に対する広範な保護が保証される。このため公知
の自動車扉錠は過負荷保護素子として構成された
操作棒をもち、特定の圧縮力または張力を越える
と操作棒がその通常動作長から過負荷長へ圧縮ま
たは伸張可能である。例えば1000Nの鎖錠力と
1:5の減速比で、公知の自動車扉錠の操作棒の
最大圧縮力または張力は約200Nである。
の公知の自動車扉錠(ドイツ連邦共和国登録実用
新案第8322896号明細書)であり、1つの回転方
向しかもたない補助モータにもかかわらず、手足
または物体の挿み込みによる負傷または物件破損
に対する広範な保護が保証される。このため公知
の自動車扉錠は過負荷保護素子として構成された
操作棒をもち、特定の圧縮力または張力を越える
と操作棒がその通常動作長から過負荷長へ圧縮ま
たは伸張可能である。例えば1000Nの鎖錠力と
1:5の減速比で、公知の自動車扉錠の操作棒の
最大圧縮力または張力は約200Nである。
前述した公知の自動車扉錠では、負傷または物
件損傷に対するすぐれた保護と自動車扉錠のすぐ
れた過負荷保護が全体として行なわれ、補助モー
タ用電子過負荷保護回路はなくてもよいけれど
も、公知の自動車扉錠では依然として、過負荷保
護素子としては構成されない剛性操作棒をもつ自
動車扉錠におけるように、なんらかの理由で補助
モータおよび/または伝動装置が動かなくなる
と、自動車扉錠が全鎖錠力でも動かないという問
題がある。これは、かんぬきが主鎖錠位置へ動か
されるかまたはこの位置へ既に達した場合であ
り、扉を力ずくでのみまたは修理工場にあるとき
開くことができることを意味している。
件損傷に対するすぐれた保護と自動車扉錠のすぐ
れた過負荷保護が全体として行なわれ、補助モー
タ用電子過負荷保護回路はなくてもよいけれど
も、公知の自動車扉錠では依然として、過負荷保
護素子としては構成されない剛性操作棒をもつ自
動車扉錠におけるように、なんらかの理由で補助
モータおよび/または伝動装置が動かなくなる
と、自動車扉錠が全鎖錠力でも動かないという問
題がある。これは、かんぬきが主鎖錠位置へ動か
されるかまたはこの位置へ既に達した場合であ
り、扉を力ずくでのみまたは修理工場にあるとき
開くことができることを意味している。
発明が解決しようとする課題
本発明の基礎になつている課題は、伝動装置が
動かなくなつた場合扉を手で開くことができるよ
うに、補助モータをもつ自動車扉錠、自動車ボン
ネツト錠等を構成しかつ発展させることである。
動かなくなつた場合扉を手で開くことができるよ
うに、補助モータをもつ自動車扉錠、自動車ボン
ネツト錠等を構成しかつ発展させることである。
課題を解決するための手段
この課題を解決するため本発明によれば、クラ
ンク腕とかんぬきとの間に開離可能な継手が設け
られ、この開離可能な継手が手動で開離可能であ
り、かんぬきの係合ピンに補助リンクを介して作
用しかつクランク腕に結合される揺動可能なリン
クが設けられ、開離可能な継手がリンクと補助リ
ンクとの間で作用する力伝達素子をもち、この力
伝達素子が、手動で、リンクを補助リンクに連結
する作動位置から、リンクを補助リンクから釈放
する釈放位置へ、または逆にこの釈放位置から作
動位置へ移行可能である。
ンク腕とかんぬきとの間に開離可能な継手が設け
られ、この開離可能な継手が手動で開離可能であ
り、かんぬきの係合ピンに補助リンクを介して作
用しかつクランク腕に結合される揺動可能なリン
クが設けられ、開離可能な継手がリンクと補助リ
ンクとの間で作用する力伝達素子をもち、この力
伝達素子が、手動で、リンクを補助リンクに連結
する作動位置から、リンクを補助リンクから釈放
する釈放位置へ、または逆にこの釈放位置から作
動位置へ移行可能である。
発明の効果
自動車の扉錠において重要なことは、非常の場
合補助モータとかんぬきの作用結合が手で解かれ
ることである。このため本発明により設けられる
開離可能な継手は、通常かみ合つているので、補
助モータとかんぬきとの間に作用結合が行なわれ
ているが、補助モータが動かなくなつた場合、継
手は手動で開離可能である。これによりかんぬき
を手動で容易に釈放(開放)位置へもたらすこと
ができる。
合補助モータとかんぬきの作用結合が手で解かれ
ることである。このため本発明により設けられる
開離可能な継手は、通常かみ合つているので、補
助モータとかんぬきとの間に作用結合が行なわれ
ているが、補助モータが動かなくなつた場合、継
手は手動で開離可能である。これによりかんぬき
を手動で容易に釈放(開放)位置へもたらすこと
ができる。
なおかんぬきの係合ピンに補助リンクを介して
作用しかつクランク腕に結合される揺動可能なリ
ンクが設けられ、開離可能な継手がリンクと補助
リンクとの間で作用する力伝達素子をもち、この
力伝達素子が、手動で、リンクを補助リンクに連
結する作動位置から、リンクを補助リンクから釈
放する釈放位置またはその逆に移行可能なので、
本発明により設けられる開離可能な継手の開離
は、手で動かされる力伝達素子を介して可能とな
る。力伝達素子の釈放位置では、リンクはもはや
補助リンクと作用結合しないので、補助リンクを
自由に揺動させることができる。
作用しかつクランク腕に結合される揺動可能なリ
ンクが設けられ、開離可能な継手がリンクと補助
リンクとの間で作用する力伝達素子をもち、この
力伝達素子が、手動で、リンクを補助リンクに連
結する作動位置から、リンクを補助リンクから釈
放する釈放位置またはその逆に移行可能なので、
本発明により設けられる開離可能な継手の開離
は、手で動かされる力伝達素子を介して可能とな
る。力伝達素子の釈放位置では、リンクはもはや
補助リンクと作用結合しないので、補助リンクを
自由に揺動させることができる。
実施態様
力伝達素子の手動操作のため、本発明により設
けられる開離可能な継手は手動で揺動可能な操作
リンクをもち、このリンクに力伝達素子が係合ピ
ン等を介して結合されている。その際操作リンク
が係合ピン等を介して止め爪に結合され、操作リ
ンクの揺動の際力伝達素子が釈放位置へ、また止
め爪が開放位置へ移行可能であることを特徴とす
る構成が特に有利である。したがつてこの場合、
操作リンクを手動操作すると、力伝達素子だけで
なく同時に止め爪も影響を受けるようにすること
ができる。これは、かんぬきが主鎖錠位置にある
場合手動係合が必要なとき特に重要である。
けられる開離可能な継手は手動で揺動可能な操作
リンクをもち、このリンクに力伝達素子が係合ピ
ン等を介して結合されている。その際操作リンク
が係合ピン等を介して止め爪に結合され、操作リ
ンクの揺動の際力伝達素子が釈放位置へ、また止
め爪が開放位置へ移行可能であることを特徴とす
る構成が特に有利である。したがつてこの場合、
操作リンクを手動操作すると、力伝達素子だけで
なく同時に止め爪も影響を受けるようにすること
ができる。これは、かんぬきが主鎖錠位置にある
場合手動係合が必要なとき特に重要である。
本発明による自動車止め爪の通常の操作の場
合、したがつて補助モータの通常作動の場合、も
ちろん開離可能な継手とその手動操作機構が障害
なく動作するようにする。特に力伝達素子がかん
ぬきの開放運動に直ちに追従できるようにする。
このため、操作リンクが力伝達素子の係合ピン用
の円弧状長穴をもち、長穴の円弧の中心が係合ピ
ンに関する揺動軸線と一致していることを特徴と
する構造構成が推奨される。したがつて通常の場
合力伝達素子の係合ピンは操作リンクの円弧状長
穴内を問題なく往復運動し、この場合操作リンク
は係合ピンに全く影響を及ぼさない。もちろん長
穴の円弧中心と一致してはならない揺動軸線のま
わりにおける操作リンクの揺動運動によりはじめ
て、係合ピンが影響を受け、力伝達素子が操作さ
れる。
合、したがつて補助モータの通常作動の場合、も
ちろん開離可能な継手とその手動操作機構が障害
なく動作するようにする。特に力伝達素子がかん
ぬきの開放運動に直ちに追従できるようにする。
このため、操作リンクが力伝達素子の係合ピン用
の円弧状長穴をもち、長穴の円弧の中心が係合ピ
ンに関する揺動軸線と一致していることを特徴と
する構造構成が推奨される。したがつて通常の場
合力伝達素子の係合ピンは操作リンクの円弧状長
穴内を問題なく往復運動し、この場合操作リンク
は係合ピンに全く影響を及ぼさない。もちろん長
穴の円弧中心と一致してはならない揺動軸線のま
わりにおける操作リンクの揺動運動によりはじめ
て、係合ピンが影響を受け、力伝達素子が操作さ
れる。
力伝達素子がどこに枢着されるかについて前も
つて説明しなかつた。この力伝達素子を別体の部
分として、単独で自動車扉錠の揺動軸線に枢着す
ることができる。しかし本発明の特に好ましい教
示によれば、力伝達素子はリンクに揺動可能に枢
着されている。したがつて力伝達素子はリンクの
一部なので、力伝達素子とリンクは力伝達素子の
作動位置で一緒になつて、あたかも1つのリンク
しか存在しないかのように作用する。こうして力
伝達素子はリンクと共に自由に揺動可能であり、
これが運動経過にとつて著しく有利である。
つて説明しなかつた。この力伝達素子を別体の部
分として、単独で自動車扉錠の揺動軸線に枢着す
ることができる。しかし本発明の特に好ましい教
示によれば、力伝達素子はリンクに揺動可能に枢
着されている。したがつて力伝達素子はリンクの
一部なので、力伝達素子とリンクは力伝達素子の
作動位置で一緒になつて、あたかも1つのリンク
しか存在しないかのように作用する。こうして力
伝達素子はリンクと共に自由に揺動可能であり、
これが運動経過にとつて著しく有利である。
本発明による自動車扉錠の前述した構成では、
力伝達素子が作動位置で補助リンクの接触面へ当
る接触面をもつていることを特徴とする構成が特
に推奨される。接触面が補助リンクと力伝達素子
の鼻状に互いに向き合う突起に設けられていると
特に有利である。特に鼻状に互いに向き合う突起
における特殊な接触面の構成は、力伝達素子の運
動に必要な力を精確に決定できるという利点をも
つている。こうして精確に規定可能な力関係が得
られ、これは本発明による自動車扉錠の操作特性
にとつて著しく重要である。
力伝達素子が作動位置で補助リンクの接触面へ当
る接触面をもつていることを特徴とする構成が特
に推奨される。接触面が補助リンクと力伝達素子
の鼻状に互いに向き合う突起に設けられていると
特に有利である。特に鼻状に互いに向き合う突起
における特殊な接触面の構成は、力伝達素子の運
動に必要な力を精確に決定できるという利点をも
つている。こうして精確に規定可能な力関係が得
られ、これは本発明による自動車扉錠の操作特性
にとつて著しく重要である。
本発明による自動車扉錠の前述した構成に関連
して、力伝達素子が双腕レバーとして構成され、
接触面が短い方のレバー腕に、また操作リンクの
作用点が長い方のレバー腕に設けられていること
を特徴とする構造が推奨される。この構造変形も
自動車扉錠の最適化された操作特性に寄与する。
して、力伝達素子が双腕レバーとして構成され、
接触面が短い方のレバー腕に、また操作リンクの
作用点が長い方のレバー腕に設けられていること
を特徴とする構造が推奨される。この構造変形も
自動車扉錠の最適化された操作特性に寄与する。
本発明による自動車扉錠の前述した構造では、
釈放位置において補助リンクが力伝達素子のそば
を通つて自由に揺動可能であることによつて、リ
ンクを補助リンクから釈放する力伝達素子の釈放
位置を与えることができる。これは、そのとき補
助リンクがリンクのそばを通つて自由に揺動でき
ることを意味する。これは、リンクと力伝達素子
を異なる面に配置することによつて容易に実現さ
れる。これはいずれにせよ力伝達素子がリンクに
揺動可能に枢着された場合である。いずれの場合
も力伝達素子が補助リンクの通過揺動用自由空間
を形成するため円弧状に構成されているように構
成することができる。
釈放位置において補助リンクが力伝達素子のそば
を通つて自由に揺動可能であることによつて、リ
ンクを補助リンクから釈放する力伝達素子の釈放
位置を与えることができる。これは、そのとき補
助リンクがリンクのそばを通つて自由に揺動でき
ることを意味する。これは、リンクと力伝達素子
を異なる面に配置することによつて容易に実現さ
れる。これはいずれにせよ力伝達素子がリンクに
揺動可能に枢着された場合である。いずれの場合
も力伝達素子が補助リンクの通過揺動用自由空間
を形成するため円弧状に構成されているように構
成することができる。
特に重要である本発明の別の教示によれば、本
発明による自動車扉錠の別の構成は、リンクと補
助リンクが共通な揺動軸線のまわりに揺動可能
で、それぞれ継手ポケツトを備えかつ作動位置で
互いに一致する円弧状長穴をもち、力伝達素子
が、共通な揺動軸線のまわりに揺動可能で長穴に
より揺動軸線へ向かつて移動可能で長穴および補
助リンクの長穴を貫通する係合ピンをもつ帯片と
して構成され、係合ピンが揺動軸線に対する力伝
達素子の移動によ継手ポケツトから長穴へまたは
その逆に移行可能であることを特徴としている。
この場合係合ピンがリンクおよび補助リンクの前
または後の面内にある操作リンクの円弧状長穴に
はまつているような長さに、係合ピンを構成する
のがよい。もちろんこの場合も、円弧状長穴の円
弧中心が係合ピンに対して有効な揺動軸線と一致
せねばならず、これはリンク、補助リンクおよび
力伝達素子の共通な揺動軸線である。重要なこと
は、本発明による自動車扉錠のこの構成におい
て、係合ピンが長穴の継手ポケツトにあるときに
のみ、リンクと補助リンクが係合ピンを介して連
結されていることが重要である。力伝達素子の移
動運動により係合ピンが継手ポケツトから本来の
長穴へもたらされると、補助リンクをリンクに対
して自由に揺動させ、かんぬきを開くことができ
る。
発明による自動車扉錠の別の構成は、リンクと補
助リンクが共通な揺動軸線のまわりに揺動可能
で、それぞれ継手ポケツトを備えかつ作動位置で
互いに一致する円弧状長穴をもち、力伝達素子
が、共通な揺動軸線のまわりに揺動可能で長穴に
より揺動軸線へ向かつて移動可能で長穴および補
助リンクの長穴を貫通する係合ピンをもつ帯片と
して構成され、係合ピンが揺動軸線に対する力伝
達素子の移動によ継手ポケツトから長穴へまたは
その逆に移行可能であることを特徴としている。
この場合係合ピンがリンクおよび補助リンクの前
または後の面内にある操作リンクの円弧状長穴に
はまつているような長さに、係合ピンを構成する
のがよい。もちろんこの場合も、円弧状長穴の円
弧中心が係合ピンに対して有効な揺動軸線と一致
せねばならず、これはリンク、補助リンクおよび
力伝達素子の共通な揺動軸線である。重要なこと
は、本発明による自動車扉錠のこの構成におい
て、係合ピンが長穴の継手ポケツトにあるときに
のみ、リンクと補助リンクが係合ピンを介して連
結されていることが重要である。力伝達素子の移
動運動により係合ピンが継手ポケツトから本来の
長穴へもたらされると、補助リンクをリンクに対
して自由に揺動させ、かんぬきを開くことができ
る。
本発明による自動車扉錠を構造的に細部にわた
つて構成する可能性はもちろん多数ある。例えば
操作リンクが止め爪に作用する場合にも、通常の
場合止め爪を操作リンクに関係なくもち上げるこ
とができるように考慮せねばならない。本発明に
よる自動車扉錠のこの構成および他の構成は、図
面による好ましい実施例の説明においてさらに説
明される。
つて構成する可能性はもちろん多数ある。例えば
操作リンクが止め爪に作用する場合にも、通常の
場合止め爪を操作リンクに関係なくもち上げるこ
とができるように考慮せねばならない。本発明に
よる自動車扉錠のこの構成および他の構成は、図
面による好ましい実施例の説明においてさらに説
明される。
実施例
2つの実施例のみを示す図面により本発明を以
下に説明する。
下に説明する。
第1図により本発明による自動車扉錠の構造を
まず説明する。
まず説明する。
第1図に示す自動車扉錠はステイシヨンワゴン
の後部扉に用いられる。この扉1には外部操作用
の鎖錠シリンダ2が認められる。扉1にある自動
車扉錠に対応して扉枠にある鎖錠ピストンは図示
してない。揺動可能に支持される二又かんぬきと
して構成されているかんぬき3、このかんぬき3
を鎖錠位置に拘束する止め爪4(第1図には覆わ
れており、したがつて破線で示されている)、か
んぬき3および止め爪4用の操作棒5、概略的に
のみ示す補助モータ6が認められる。補助モータ
6は図示した実施例では、1つの回転方向にのみ
回転しかつ伝動装置を備えた電動機として構成さ
れ、出力側で略示したクランク腕7に結合されて
いる。
の後部扉に用いられる。この扉1には外部操作用
の鎖錠シリンダ2が認められる。扉1にある自動
車扉錠に対応して扉枠にある鎖錠ピストンは図示
してない。揺動可能に支持される二又かんぬきと
して構成されているかんぬき3、このかんぬき3
を鎖錠位置に拘束する止め爪4(第1図には覆わ
れており、したがつて破線で示されている)、か
んぬき3および止め爪4用の操作棒5、概略的に
のみ示す補助モータ6が認められる。補助モータ
6は図示した実施例では、1つの回転方向にのみ
回転しかつ伝動装置を備えた電動機として構成さ
れ、出力側で略示したクランク腕7に結合されて
いる。
第1図においてわかるように、かんぬき3は予
備鎖錠位置では予備係止部9を介して、また主鎖
錠位置では主係止部8を介して拘束可能である。
補助モータ6によりかんぬき3を予備鎖錠位置か
ら主鎖錠位置へもたらすことができる。このよう
な過程の終了後補助モータ6は再び初期位置へ戻
る。
備鎖錠位置では予備係止部9を介して、また主鎖
錠位置では主係止部8を介して拘束可能である。
補助モータ6によりかんぬき3を予備鎖錠位置か
ら主鎖錠位置へもたらすことができる。このよう
な過程の終了後補助モータ6は再び初期位置へ戻
る。
なお止め爪4およびかんぬき3の位置の電気的
検出および表示装置と、補助モータ6に関連する
適当な電気開閉手段は図示してない。
検出および表示装置と、補助モータ6に関連する
適当な電気開閉手段は図示してない。
さて第1図からわかるように、操作棒5とかん
ぬき3との間には開離可能な継手10が設けられ
ている。この開離可能な継手10は、鎖錠シリン
ダ2を介して外部から、また図示しない操作レバ
ーを介して内部から手動で開離可能である。
ぬき3との間には開離可能な継手10が設けられ
ている。この開離可能な継手10は、鎖錠シリン
ダ2を介して外部から、また図示しない操作レバ
ーを介して内部から手動で開離可能である。
本発明による自動車扉錠の実施例は、かんぬき
3の係合ピン11に補助リンク12を介して作用
するリンク13をもち、このリンク13は操作棒
5に揺動可能に結合されている。この結合に役立
つ揺動軸線14は略示されている。なお補助リン
ク12に鎖錠レバー15が固定的に結合されてい
ることも図示されている。場所的な理由から可能
ならば、この鎖錠レバー15を補助リンク12の
一体な部分とすることもできる。いずれにせよ明
らかにわかるように補助リンク12と鎖錠レバー
15には、かんぬき3の係合ピン11用制御面1
6が設けられている。止め爪4、補助リンク1
2、リンク13および鎖錠レバー15の共通な揺
動軸線は符号17をもつている。最後に止め爪4
は一体の操作レバー18をもち、このレバーの自
由端に、操作棒用の第1図には見えない接続ピン
が設けられている。
3の係合ピン11に補助リンク12を介して作用
するリンク13をもち、このリンク13は操作棒
5に揺動可能に結合されている。この結合に役立
つ揺動軸線14は略示されている。なお補助リン
ク12に鎖錠レバー15が固定的に結合されてい
ることも図示されている。場所的な理由から可能
ならば、この鎖錠レバー15を補助リンク12の
一体な部分とすることもできる。いずれにせよ明
らかにわかるように補助リンク12と鎖錠レバー
15には、かんぬき3の係合ピン11用制御面1
6が設けられている。止め爪4、補助リンク1
2、リンク13および鎖錠レバー15の共通な揺
動軸線は符号17をもつている。最後に止め爪4
は一体の操作レバー18をもち、このレバーの自
由端に、操作棒用の第1図には見えない接続ピン
が設けられている。
開離可能な継手10は、図示した実施例ではリ
ンク13と補助リンク12との間で作用する力伝
達素子19をもつている。力伝達素子19は、リ
ンク13を補助リンク12に連結する第1図の作
動位置から、リンク13を補助リンクから釈放す
る第3図の釈放位置へ、またはその逆に手動でも
たらすことができる。このために力伝達素子19
は係合ピン20をもち、この係合ピンを介して手
動揺動可能な操作リンク21に結合されている。
操作リンク21は揺動軸線22のまわりに揺動可
能であり、係合ピン23を介して結合レバー24
に連結されている。結合レバー24は、止め爪4
用操作レバー18の片側へ開いた凹所25へはま
るピン26をもつている。こうして操作リンク2
1は止め爪4に結合されているので、操作リンク
21の揺動の際力伝達素子19を釈放位置へもた
らし、止め爪4を開放位置へもたらすことができ
る。その際凹所25とピン26との共同作用によ
つて、作動位置において、ピン28の妨害なし
に、止め爪4を直ちに開放位置へもたらすことが
できる。
ンク13と補助リンク12との間で作用する力伝
達素子19をもつている。力伝達素子19は、リ
ンク13を補助リンク12に連結する第1図の作
動位置から、リンク13を補助リンクから釈放す
る第3図の釈放位置へ、またはその逆に手動でも
たらすことができる。このために力伝達素子19
は係合ピン20をもち、この係合ピンを介して手
動揺動可能な操作リンク21に結合されている。
操作リンク21は揺動軸線22のまわりに揺動可
能であり、係合ピン23を介して結合レバー24
に連結されている。結合レバー24は、止め爪4
用操作レバー18の片側へ開いた凹所25へはま
るピン26をもつている。こうして操作リンク2
1は止め爪4に結合されているので、操作リンク
21の揺動の際力伝達素子19を釈放位置へもた
らし、止め爪4を開放位置へもたらすことができ
る。その際凹所25とピン26との共同作用によ
つて、作動位置において、ピン28の妨害なし
に、止め爪4を直ちに開放位置へもたらすことが
できる。
なお操作リンク21は、力伝達素子19の係合
ピン20用の円弧状長穴27をもつている。この
長穴27の円弧中心は係合ピン20に関係する揺
動軸線17と一致している。したがつて作動位置
では、リンク13が力伝達素子19および係合ピ
ン20と共に妨げられることなく揺動運動するこ
とができる。なぜならば係合ピン20はそのとき
操作リンク21の円弧状長穴27内で妨げられる
ことなく動き得るからである。
ピン20用の円弧状長穴27をもつている。この
長穴27の円弧中心は係合ピン20に関係する揺
動軸線17と一致している。したがつて作動位置
では、リンク13が力伝達素子19および係合ピ
ン20と共に妨げられることなく揺動運動するこ
とができる。なぜならば係合ピン20はそのとき
操作リンク21の円弧状長穴27内で妨げられる
ことなく動き得るからである。
さて本発明による自動車扉錠の第1図に示す実
施例は、力伝達素子19がリンク自体に揺動軸線
28により揺動可能に枢着されているという点で
すぐれている。力伝達素子19はさらに作動位置
で補助リンク12の接触面29に当る接触面30
をもつている。これらの接触面29,30は鼻状
に向き合う補助リンク12および力伝達素子19
の突起に設けられている。このため力伝達素子1
9は双腕レバーとして構成され、接触面30は短
い方のレバー腕に、また操作リンク21の作用点
(係合ピン20)は長い方のレバー腕に設けられ
ている。さらに第1図において明らかにわかるよ
うに、リンク13には力伝達素子19の係合ピン
20用円弧状長穴31があり、リンク13に対す
る力伝達素子19の揺動運動の際、この長穴31
内で係合ピン20が動くことができる。
施例は、力伝達素子19がリンク自体に揺動軸線
28により揺動可能に枢着されているという点で
すぐれている。力伝達素子19はさらに作動位置
で補助リンク12の接触面29に当る接触面30
をもつている。これらの接触面29,30は鼻状
に向き合う補助リンク12および力伝達素子19
の突起に設けられている。このため力伝達素子1
9は双腕レバーとして構成され、接触面30は短
い方のレバー腕に、また操作リンク21の作用点
(係合ピン20)は長い方のレバー腕に設けられ
ている。さらに第1図において明らかにわかるよ
うに、リンク13には力伝達素子19の係合ピン
20用円弧状長穴31があり、リンク13に対す
る力伝達素子19の揺動運動の際、この長穴31
内で係合ピン20が動くことができる。
力伝達素子19が釈放位置にあると、図示した
実施例では補助リンク12が力伝達素子19のそ
ばを通つて自由に揺動することができる。これを
第3図についてさらに詳細に説明する。補助リン
ク12の通過揺動用の自由空間32を形成するた
めに、図示した実施例では力伝達素子19が円弧
状に形成されている。
実施例では補助リンク12が力伝達素子19のそ
ばを通つて自由に揺動することができる。これを
第3図についてさらに詳細に説明する。補助リン
ク12の通過揺動用の自由空間32を形成するた
めに、図示した実施例では力伝達素子19が円弧
状に形成されている。
第1図は、補助モータ6の作用により主鎖錠位
置に達した瞬間における本発明の自動車扉錠の主
鎖錠位置を示している。第2図は通常の場合にお
いてその直後の状態を示し、自動車扉錠は依然と
して主鎖錠位置をとるが、補助モータ6は初期位
置へ戻つている。この初期位置へ戻ることによ
り、リンク13が力伝達素子19と共に時計方向
に揺動軸線17のまわりに上方へ揺動せしめられ
る。係合ピン20が前述したように妨げられるこ
となく操作リンク21の円弧状長穴27内を運動
できるので、この揺動運動が可能である。さてこ
の位置で止め爪4が操作されて、開放位置へ揺動
せしめられると、かんぬき3が釈放される。かん
ぬき3は開放位置へ揺動できる。なぜならば今や
補助リンク12の揺動運動が力伝達素子19をも
つリンク13によつて阻止されないからである。
置に達した瞬間における本発明の自動車扉錠の主
鎖錠位置を示している。第2図は通常の場合にお
いてその直後の状態を示し、自動車扉錠は依然と
して主鎖錠位置をとるが、補助モータ6は初期位
置へ戻つている。この初期位置へ戻ることによ
り、リンク13が力伝達素子19と共に時計方向
に揺動軸線17のまわりに上方へ揺動せしめられ
る。係合ピン20が前述したように妨げられるこ
となく操作リンク21の円弧状長穴27内を運動
できるので、この揺動運動が可能である。さてこ
の位置で止め爪4が操作されて、開放位置へ揺動
せしめられると、かんぬき3が釈放される。かん
ぬき3は開放位置へ揺動できる。なぜならば今や
補助リンク12の揺動運動が力伝達素子19をも
つリンク13によつて阻止されないからである。
さて第3図は、なんらかの理由で補助モータ6
または付属する伝動装置が動かなくなつたときお
こる状態を、第1図に相当する図で示している。
図示した実施例では、これは主鎖錠位置へ達した
場合であるが、これは常に予備鎖錠位置と主鎖錠
位置との間の途中または予備鎖錠位置へ達する前
では問題となる。
または付属する伝動装置が動かなくなつたときお
こる状態を、第1図に相当する図で示している。
図示した実施例では、これは主鎖錠位置へ達した
場合であるが、これは常に予備鎖錠位置と主鎖錠
位置との間の途中または予備鎖錠位置へ達する前
では問題となる。
開離可能な継手10がないと、かんぬき3はこ
の場合補助モータ6により完全に阻止され、扉1
は力ずくでしか開くことができない。しかし今や
本発明によれば操作リンク21が、揺動軸線22
のまわりに反時計方向に揺動運動するように操作
可能である。それにより力伝達素子19の長いレ
バーは時計方向に揺動軸線28のまわりに揺動せ
しめられ、力伝達素子19の鼻状突起は補助リン
ク12の鼻状突起を釈放し、補助リンク12は自
由空間32へ妨げられることなく揺動することが
できる。これが第3図に矢印で示されている。同
時に止め爪4は開放位置へもたらされ、こうして
かんぬきが釈放される。したがつて補助モータ6
が動かなくなつても、手動で開離可能な継手10
により扉1を開くことができる。
の場合補助モータ6により完全に阻止され、扉1
は力ずくでしか開くことができない。しかし今や
本発明によれば操作リンク21が、揺動軸線22
のまわりに反時計方向に揺動運動するように操作
可能である。それにより力伝達素子19の長いレ
バーは時計方向に揺動軸線28のまわりに揺動せ
しめられ、力伝達素子19の鼻状突起は補助リン
ク12の鼻状突起を釈放し、補助リンク12は自
由空間32へ妨げられることなく揺動することが
できる。これが第3図に矢印で示されている。同
時に止め爪4は開放位置へもたらされ、こうして
かんぬきが釈放される。したがつて補助モータ6
が動かなくなつても、手動で開離可能な継手10
により扉1を開くことができる。
本発明による自動車扉錠の第4図に示す第2実
施例は、かなりの部分で第1図に示す実施例と同
じように構成されているので、ここでは相違する
構造の特徴のみを説明する。ここに示した自動車
扉錠では、リンク13と補助リンク12は共通な
揺動軸線17のまわりに揺動可能である。リンク
13および補助リンク12は互いに一致しかつそ
れぞれ継手ポケツト33をもつ2つの円弧状長穴
34をもつている。第4図では、かんぬき3の係
合ピン11用制御面16がかんぬき3の近くにあ
る補助リンク12にのみ設けられている。ここで
力伝達素子19は、共通な揺動軸線17のまわり
に揺動可能で長穴35により揺動軸線17に対し
移動可能な帯片として構成され、リンク13およ
び補助リンク12の長穴34を貫通する係合ピン
36をもつている。この係合ピン36は、揺動軸
線17に対する力伝達素子19の移動によつて、
継手ポケツト33から長穴34へまたはその逆に
移行可能である。さらに係合ピン36は、リンク
13および補助リンク12の後の面にある操作リ
ンク21の円弧状長穴へはまつている。
施例は、かなりの部分で第1図に示す実施例と同
じように構成されているので、ここでは相違する
構造の特徴のみを説明する。ここに示した自動車
扉錠では、リンク13と補助リンク12は共通な
揺動軸線17のまわりに揺動可能である。リンク
13および補助リンク12は互いに一致しかつそ
れぞれ継手ポケツト33をもつ2つの円弧状長穴
34をもつている。第4図では、かんぬき3の係
合ピン11用制御面16がかんぬき3の近くにあ
る補助リンク12にのみ設けられている。ここで
力伝達素子19は、共通な揺動軸線17のまわり
に揺動可能で長穴35により揺動軸線17に対し
移動可能な帯片として構成され、リンク13およ
び補助リンク12の長穴34を貫通する係合ピン
36をもつている。この係合ピン36は、揺動軸
線17に対する力伝達素子19の移動によつて、
継手ポケツト33から長穴34へまたはその逆に
移行可能である。さらに係合ピン36は、リンク
13および補助リンク12の後の面にある操作リ
ンク21の円弧状長穴へはまつている。
第4図において円弧状矢印は次のことを示して
いる。すなわちここでも操作リンク21の円弧状
長穴27内における係合ピン36の揺動運動は通
常は妨げられることなく行なわれるので、補助モ
ータ6は第4図に示す位置から初期位置へ戻り回
転することができる。二重矢印により、補助リン
ク12したがつてかんぬき3を釈放するために、
補助モータ6またはその伝動装置の動かないと
き、力伝達素子19を揺動軸線17に対しどの方
向に動かさねばならないかを示している。すなわ
ち力伝達素子19が第4図において二重矢印の方
向へ動かされると、係合ピン36は本来の長穴3
4へ入る。長穴34の円弧状曲線に応じて、第4
図においてリンク13により覆われて見えない補
助リンク12は、揺動軸線17のまわりに時計方
向に揺動可能である。係合ピン11は補助リンク
12の制御面16にのみ当るが、リンク13には
接触しないので、止め爪4の開かれる際かんぬき
3を開放位置へ揺動することができる。止め爪4
の開放運動に関して、前述した実施例におけるの
と同じような可能性が与えられるので、これ以上
の説明は省略する。
いる。すなわちここでも操作リンク21の円弧状
長穴27内における係合ピン36の揺動運動は通
常は妨げられることなく行なわれるので、補助モ
ータ6は第4図に示す位置から初期位置へ戻り回
転することができる。二重矢印により、補助リン
ク12したがつてかんぬき3を釈放するために、
補助モータ6またはその伝動装置の動かないと
き、力伝達素子19を揺動軸線17に対しどの方
向に動かさねばならないかを示している。すなわ
ち力伝達素子19が第4図において二重矢印の方
向へ動かされると、係合ピン36は本来の長穴3
4へ入る。長穴34の円弧状曲線に応じて、第4
図においてリンク13により覆われて見えない補
助リンク12は、揺動軸線17のまわりに時計方
向に揺動可能である。係合ピン11は補助リンク
12の制御面16にのみ当るが、リンク13には
接触しないので、止め爪4の開かれる際かんぬき
3を開放位置へ揺動することができる。止め爪4
の開放運動に関して、前述した実施例におけるの
と同じような可能性が与えられるので、これ以上
の説明は省略する。
図示した実施例では、操作棒51は剛性的に構
成され、補助モータ6は過負荷保護装置を備えて
いる。しかし本発明の教示は、操作棒5が過負荷
保護素子として構成されている場合、同じように
使用可能である。
成され、補助モータ6は過負荷保護装置を備えて
いる。しかし本発明の教示は、操作棒5が過負荷
保護素子として構成されている場合、同じように
使用可能である。
第1図はステイシヨンワゴンの後部扉の構成に
おける本発明による自動車扉錠の第1実施例の主
鎖錠位置における概略側面図、第2図は主鎖錠位
置にあるけれども補助モータが不動作位置へ戻り
回転している自動車扉錠の第1図に対応する側面
図、第3図は補助モータが動かずまた継手が開離
している主鎖錠位置における自動車扉錠の第1図
に対応する側面図、第4図は本発明による自動車
扉錠の第2実施例の第1図に対応する側面図であ
る。 1……扉、2……鎖錠シリンダ、3……かんぬ
き、4……止め爪、5……操作棒、6……補助モ
ータ、7……クランク腕、10……継手、11…
…係合ピン、12……補助リンク、13……リン
ク、19……力伝達素子。
おける本発明による自動車扉錠の第1実施例の主
鎖錠位置における概略側面図、第2図は主鎖錠位
置にあるけれども補助モータが不動作位置へ戻り
回転している自動車扉錠の第1図に対応する側面
図、第3図は補助モータが動かずまた継手が開離
している主鎖錠位置における自動車扉錠の第1図
に対応する側面図、第4図は本発明による自動車
扉錠の第2実施例の第1図に対応する側面図であ
る。 1……扉、2……鎖錠シリンダ、3……かんぬ
き、4……止め爪、5……操作棒、6……補助モ
ータ、7……クランク腕、10……継手、11…
…係合ピン、12……補助リンク、13……リン
ク、19……力伝達素子。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 揺動可能に支持されるかんぬき3、このかん
ぬき3を鎖錠位置に拘束する止め爪4、および1
つの回転方向にのみ回転する補助モータ6をも
ち、補助モータ6が出力側でクランク腕7に結合
され、このクランク腕7がかんぬき3に作用結合
し、かんぬき3が補助モータ6により予備鎖錠位
置から主鎖錠位置へ移行可能であるものにおい
て、クランク腕7とかんぬき3との間に開離可能
な継手10が設けられ、この開離可能な継手10
が手動で開離可能であり、かんぬき3の係合ピン
11に補助リンク12を介して作用しかつクラン
ク腕7に結合される揺動可能なリンク13が設け
られ、開離可能な継手10がリンク13と補助リ
ンク12との間で作用する力伝達素子19をも
ち、この力伝達素子19が、手動で、リンク13
を補助リンク12に連結する作動位置から、リン
ク13を補助リンク12から釈放する釈放位置
へ、または逆にこの釈放位置から作動位置へ移行
可能であることを特徴とする、動力鎖錠補助装置
をもつ自動車錠。 2 力伝達素子19が係合ピン20を介して手動
で揺動可能な操作リンク21に結合されているこ
とを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の
自動車錠。 3 操作リンク21が係合ピン23を介して止め
爪4に結合され、操作リンク21の揺動の際力伝
達素子19が釈放位置へ、また止め爪4が開放位
置へ移行可能であることを特徴とする、特許請求
の範囲第2項に記載の自動車錠。 4 操作リンク21が力伝達素子19の係合ピン
20用の円弧状長穴27をもち、長穴27の円弧
の中心が係合ピン20に関する揺動軸線と一致し
ていることを特徴とする、特許請求の範囲第2項
または第3項に記載の自動車錠。 5 力伝達素子19がリンク13に揺動可能に枢
着されていることを特徴とする、特許請求の範囲
第1項ないし第4項の1つに記載の自動車錠。 6 力伝達素子19が作動位置で補助リンク12
の接触面29へ当る接触面30をもつていること
を特徴とする、特許請求の範囲第5項に記載の自
動車錠。 7 接触面29,30が補助リンク12と力伝達
素子19の鼻状に互いに向き合う突起に設けられ
ていることを特徴とする、特許請求の範囲第6項
に記載の自動車錠。 8 力伝達素子19が双腕レバーとして構成さ
れ、接触面30が短い方のレバー腕に、また操作
リンク21の作用点が長い方のレバー腕に設けら
れていることを特徴とする、特許請求の範囲第6
項または第7項に記載の自動車錠。 9 力伝達素子19が釈放位置にある場合、補助
リンク12が力伝達素子19のそばを通つて自由
に揺動可能であることを特徴とする、特許請求の
範囲第5項ないし第8項の1つに記載の自動車
錠。 10 力伝達素子19が補助リンク12の通過揺
動用自由空間32を形成するため円弧状に構成さ
れていることを特徴とする、特許請求の範囲第9
項に記載の自動車錠。 11 リンク13と補助リンク12が共通な揺動
軸線17のまわりに揺動可能で、それぞれ継手ポ
ケツト33を備えかつ作動位置2で互いに一致す
る円弧状長穴34をもち、力伝達素子19が、共
通な揺動軸線17のまわりに揺動可能で長穴35
により揺動軸線へ向かつて移動可能でリンク13
および補助リンク12の長穴(34を貫通する係
合ピン36をもつ帯片として構成され、係合ピン
36が揺動軸線17に対する力伝達素子19の移
動により継手ポケツト33から長穴34へまたは
その逆に移行可能であることを特徴とする、特許
請求の範囲第1項ないし第4項の1つに記載の自
動車錠。 12 係合ピン36がリンク13および補助リン
ク12の前または後の面内にある操作リンク21
の円弧状長穴27にはまつていることを特徴とす
る、特許請求の範囲第11項に記載の自動車錠。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3409996A DE3409996C2 (de) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | Kraftfahrzeug-Türschloß, -Haubenschloß o.dgl. mit motorischer Schließhilfe |
DE3409996.4 | 1984-03-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60212576A JPS60212576A (ja) | 1985-10-24 |
JPH0558113B2 true JPH0558113B2 (ja) | 1993-08-25 |
Family
ID=6230929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60046709A Granted JPS60212576A (ja) | 1984-03-19 | 1985-03-11 | 動力鎖錠補助装置をもつ自動車錠 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60212576A (ja) |
DE (1) | DE3409996C2 (ja) |
FR (1) | FR2561295B1 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1196889B (it) * | 1986-12-30 | 1988-11-25 | Gilardini Spa | Serratura azionabile elettricamente per applicazione su autoveicoli |
DE3725075C1 (de) * | 1987-07-29 | 1988-08-18 | Kiekert Gmbh Co Kg | Kraftfahrzeugtuerverschluss |
DE3801581C1 (ja) * | 1988-01-21 | 1988-10-13 | Bomoro Bocklenberg & Motte Gmbh & Co Kg, 5600 Wuppertal, De | |
DE3807087A1 (de) * | 1988-03-04 | 1989-09-14 | Audi Ag | Schliessvorrichtung fuer die heckklappe eines kraftfahrzeuges |
DE3836772A1 (de) * | 1988-07-16 | 1990-01-18 | Daimler Benz Ag | Kraftfahrzeug-tuerschloss, -haubenschloss oder dergleichen mit einer abgewinkelten, von innen anbringbaren grundplatte |
DE3836771A1 (de) * | 1988-07-16 | 1990-01-18 | Daimler Benz Ag | Kraftfahrzeug-tuerschloss, -haubenschloss oder dgl. mit motorischer schliesshilfe |
JP2658272B2 (ja) * | 1988-09-30 | 1997-09-30 | アイシン精機株式会社 | ドア閉鎖装置 |
JP3141548B2 (ja) * | 1992-07-30 | 2001-03-05 | アイシン精機株式会社 | ドア閉鎖装置 |
US5951069A (en) * | 1996-04-26 | 1999-09-14 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Door closing apparatus |
DE19808374B4 (de) * | 1998-02-27 | 2006-03-30 | Volkswagen Ag | Vorrichtung zum Verriegeln einer Abdeckung nach Art einer Karosseriehaube eines Kraftfahrzeugs |
DE19942360C2 (de) * | 1999-09-04 | 2003-11-13 | Kiekert Ag | Kraftfahrzeugtürverschluß |
DE10155307A1 (de) * | 2001-11-10 | 2003-05-22 | Bayerische Motoren Werke Ag | Schloss mit einer motorischen Zuzieheinrichtung an einer Tür oder Klappe |
ES2272132B1 (es) * | 2004-11-05 | 2008-03-01 | Tubsa Automocion, S.L. | Dispositivo de cerradura. |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5698391A (en) * | 1980-01-10 | 1981-08-07 | Secoh Giken Inc | Device for tightening load by motor |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3378291A (en) * | 1966-04-25 | 1968-04-16 | Gen Motors Corp | Closure latch |
US4033616A (en) * | 1972-08-28 | 1977-07-05 | Keystone Industries, Inc. | Automotive vehicle door retarding and closing mechanism |
FR2528096B1 (fr) * | 1982-06-02 | 1986-04-11 | Peugeot Aciers Et Outillage | Serrure de portiere, notamment pour vehicule automobile, comportant un pene pivotant associe a un dispositif moteur |
DE8322896U1 (de) * | 1983-08-09 | 1984-03-22 | Bomoro Bocklenberg & Motte Gmbh & Co Kg, 5600 Wuppertal | Kraftfahrzeug-tuerschloss, -haubenschloss od. dgl. mit motorischer schliesshilfe |
-
1984
- 1984-03-19 DE DE3409996A patent/DE3409996C2/de not_active Expired
-
1985
- 1985-03-11 JP JP60046709A patent/JPS60212576A/ja active Granted
- 1985-03-15 FR FR8503852A patent/FR2561295B1/fr not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5698391A (en) * | 1980-01-10 | 1981-08-07 | Secoh Giken Inc | Device for tightening load by motor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60212576A (ja) | 1985-10-24 |
FR2561295B1 (fr) | 1988-03-04 |
DE3409996A1 (de) | 1985-09-26 |
DE3409996C2 (de) | 1986-01-23 |
FR2561295A1 (fr) | 1985-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4948184A (en) | Motor vehicle door lock | |
US6520548B1 (en) | Vehicle door latch | |
US6471259B1 (en) | Electrically operated lock for doors of motor vehicles or the like | |
US5738393A (en) | Automotive hood latch having remote actuator | |
US6499776B2 (en) | Automotive lock opening and closing apparatus | |
US7261339B2 (en) | Device for actuating locks on doors or hatches of vehicles | |
US6390517B1 (en) | Opening aid for door locks | |
US7070213B2 (en) | Door release and engagement mechanism | |
US2896990A (en) | Vehicle closure latch | |
JP2855557B2 (ja) | 自動車用ドアロック装置 | |
US6805386B2 (en) | Door lock having a closing aid | |
JPH0558113B2 (ja) | ||
JPH0639859B2 (ja) | 自動車ドア錠 | |
JPH049912B2 (ja) | ||
KR20070046910A (ko) | 차량의 도어 또는 리드용 로크 | |
JPS58106074A (ja) | 自動車用のドア錠 | |
JPH0296079A (ja) | ドア閉鎖装置 | |
US5433496A (en) | Motor-vehicle door latch with power assist | |
GB2278396A (en) | Vehicle door locking device with an antitheft mechanism | |
JP2000027510A (ja) | 可動部材のロック装置 | |
JP3268837B2 (ja) | 自動車用ルーフ装置 | |
GB2284635A (en) | Vehicle door locking device with an antitheft mechanism | |
JP2001526750A (ja) | ドア機構 | |
US3065986A (en) | Door fastenings | |
JP2001509943A (ja) | 不足電圧補助引外し装置を有する開閉装置 |