JPH0558071B2 - - Google Patents

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JPH0558071B2
JPH0558071B2 JP26028686A JP26028686A JPH0558071B2 JP H0558071 B2 JPH0558071 B2 JP H0558071B2 JP 26028686 A JP26028686 A JP 26028686A JP 26028686 A JP26028686 A JP 26028686A JP H0558071 B2 JPH0558071 B2 JP H0558071B2
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JP
Japan
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reaction
film
reaction chamber
entrance window
light
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JP26028686A
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Inventor
Akinori Shimizu
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、光を利用して化学反応を誘起する装
置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
この種の光化学反応装置として、従来より第2
図に示すような装置が知られている。すなわち、
この装置は内部に半導体基板1を設置した反応チ
ヤンバ2と、レーザ光源3、ミラー4、レンズ5
より成り半導体基板1上をレーザ光6で照射する
ための光学系と、反応チヤンバ2を排気するため
の真空ポンプ7と、ガスボンベ8〜10、マスフ
ローメータ11より成り反応チヤンバ2に反応性
ガスを供給するガス系とから構成されている。ガ
スボンベ9,10より反応チヤンバ2内に導入さ
れた反応性ガスは反応チヤンバ2の上部の光入射
窓部12より照射されるレーザ光6のエネルギー
を吸収して分解し、例えばガスボンベ10より供
給されたSiH4ガスとガスボンベ9より供給され
たN2OガスとよりSiO2を生成し、半導体基板1
の表面上に堆積する。この装置を使用すると、半
導体基板1の温度が100〜200℃と極めて低くて
も、成長速度を低下させることなく良質の薄膜を
得ることができる。
しかし上記化学反応が表面反応でない場合、レ
ーザ光6の通過する領域では反応が進行し、反応
生成物が堆積する。すなわち、反応チヤンバ2の
光入射窓部12においてチヤンバ内部に反応生成
物が付着し、時間の経過とともにレーザ光6を遮
蔽するようになり、半導体基板1上の反応を押さ
えてしまうことになる。したがつてレーザ光入射
窓部の反応生成物付着防止は、光化学反応利用装
置にとつて必要不可欠な技術である。このため従
来は、反応チヤンバ2内の光入射窓部12に向け
曇り防止ノズル13を開口させ、ガスボンベ8よ
り窒素等の不活性ガスを光入射窓部12にのみ局
所的に吹き付け、反応性ガスが光入射窓部12の
近傍に流れ込まないようにする方法が考えられて
いる。しかしこのような単純な方法では、気体の
乱流が発生し、反応性ガスを光入射窓部から完全
に除去することは困難である。したがつて、長時
間のレーザ光照射後には光入射窓部に曇りが生じ
始め、膜の成長速度の経時変化を押さえることは
できないという問題点があつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、光入射窓部の曇りを長時間に
わたつて防止し、基板表面上の化学反応を安定に
進行させることが可能な光化学反応利用装置を提
供することにある。
〔発明の要点〕
本発明は、反応チヤンバの光入射窓部の内側
に、入射光を透過させ得るプラスチツクフイルム
を光入射窓部が被われるように且つ一方向に移動
可能なように配置し、プラスチツクフイルムの表
面に付着した反応生成物を除去する手段を反応チ
ヤンバの外側に設けることにより、光入射窓部お
よび光入射窓部に対向するフイルム表面を反応生
成物がほとんど付着しない状態に保つとともに、
フイルムに若干付着した反応生成物は除去するこ
とによりフイルムを再使用し得るようにするもの
である。
〔発明の実施例〕
次に本発明の実施例を図面について説明する。
第1図はシリコン基板上の酸化シリコン膜表面
にn型多結晶シリコン膜パターンを形成する場合
について本発明の実施例を示すものである。
21は反応チヤンバで、下部に底板22、上部
に光入射窓部23を有し、光入射窓部23の内側
にはプラスチツクフイルム24が配置され、この
フイルム24は反応チヤンバ21の外側に置かれ
た送り出しロール25から反応チヤンバ21のス
リツト26を通して反応チヤンバ21内に送り込
まれ、スリツト27を通して反応チヤンバ21外
に導き出されるようになつている。フイルム24
はさらにエツチングチヤンバ28内に送り込ま
れ、巻き取りロール29に巻取られる。エツチン
グチヤンバ28内には、高周波電源30に接続さ
れたプラズマ電極31が配置されている。32は
レーザ光源、33はミラー、34はレンズで、反
応チヤンバ21内での光化学反応に必要な光を照
射するための光学系を形成している。反応チヤン
バ21にはさらに、反応チヤンバ21を排気する
ための真空ポンプ35と、反応チヤンバ21にマ
スフローメータ36を介して反応性ガスを供給す
るためのガスボンベ37,38,39,40とが
接続されている。
次に本装置の動作を説明する。
反応チヤンバ21内の底板22上に、1μm厚
さの酸化シリコン膜を披着したシリコン基板41
を置き、反応チヤンバ21内を真空ポンプ35で
排気し、マスフローメータ36により流量制御さ
れた1500ml/minのSiH4ガスをボンベ37から、
200ml/minのPH3ガスをボンベ38から、700
ml/minのHeガスをボンベ39から導入し、反
応チヤンバ21内の圧力を10Torr前後に保つ。
レーザ光源32よりAr+レーザ5144Åの発振光4
2をミラー33により変向させレンズ34に入射
する。レンズ34により絞り込まれたレーザ光は
反応チヤンバ21の光入射窓部23、その真下に
配置されたプラスチツクフイルム24を通つてシ
リコン基板41の表面上の焦点を結ぶ。シリコン
基板41の表面上でのレーザパワー密度は直径
2μmの領域内で10MW/cm2に達し、レーザ光4
2又はチヤンバ底板22を制御して動かすことに
より、微細なn型多結晶シリコン膜のパターンを
直接描画することができる。
プラスチツクフイルム24としては例えばポリ
カーボネートフイルムを使用することができる
が、ポリカーボネートフイルムは波長3000Å以上
の光に対して90%以上の透過率を示すから、反応
を起させる上になんら問題はない。また、プラス
チツクフイルム24は連続的又は断続的に矢印方
向に移動させることができるから、フイルムの表
面に付着した多結晶シリコン薄膜で光を遮蔽され
ることもなく、反応チヤンバの光入射窓部はプラ
スチツクフイルムで遮蔽されているからその内面
に反応生成物が付着することはない。多結晶シリ
コン薄膜が付着したプラスチツクフイルム24は
エツチングチヤンバ28に導かれ、例えばCF4
ラズマで表面多結晶シリコン薄膜を連続的にエツ
チング除去され、巻取りロール29に巻き取ら
れ、再生使用することができる。
本発明装置は上述のn型多結晶シリコン膜パタ
ーンの堆積に限られることなく、例えばアルミニ
ウム膜パターンの堆積にも適用することができ
る。すなわち、第1図の装置において、反応チヤ
ンバ21に10ml/minのAl(CH33ガスをボンベ
40から、2500ml/minのHeガスをボンベ39
から供給し、反応チヤンバ内を100Torr前後の圧
力に設定する。レーザ光源32として、周波数逓
倍されたAr+レーザ2572Å光を使用し、
0.5MW/cm2のパワー密度で照射すると、アルミ
ニウム膜パターンを直接描画できる。この場合プ
ラスチツクフイルム24として紫外光用アクリル
フイルムを用いると、波長2572Åは充分透過させ
ることが可能である。
本発明は、上述の実施例にとどまらず、使用ガ
ス、光源、プラスチツクフイルムを変えることに
より、酸化シリコン膜などの絶縁膜から、鉄、タ
ングステン、モリブデン等の金属膜まで、種々の
薄膜を生成する光化学反応利用装置に適用するこ
とができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、光化学反応利用装置の光入射
窓部の内側に窓部を被うようにして光透過性のフ
イルムを配置し、このフイルムを連続的または断
続的に一方向に移動させ、光入射部分のフイルム
表面に反応生成物がほとんど付着しない状態に保
つものであるから、光入射窓部の反応による曇り
を長時間にわたつて防止し、基板表面上の化学反
応を安定に進行させることができ、さらにフイル
ム表面に付着した反応生成物はエツチングにより
連続的に除去できるようにしたので、装置の稼動
率を著しく向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成配置図、第2
図は従来装置の構成配置図である。 21……反応チヤンバ、23……光入射窓部、
24……プラスチツクフイルム、25……送出し
ロール、28……エツチングチヤンバ、29……
巻取りロール、32…レーザ光源、33……ミラ
ー、34……レンズ、35……真空ポンプ、37
〜41……ガスボンベ、41……シリコン基板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 反応チヤンバの光入射窓部の内側に、入射光
    を透過させ得るプラスチツクフイルムを光入射窓
    部が被われるように且つ一方向に移動可能なよう
    に配置し、プラスチツクフイルムの表面に付着し
    た反応生成物を除去する手段を反応チヤンバの外
    側に設けたことを特徴とする光化学反応利用装
    置。 2 特許請求の範囲第1項記載の装置において、
    プラスチツクフイルムがポリカーボネートフイル
    ムであることを特徴とする光化学反応利用装置。 3 特許請求の範囲第1項記載の装置において、
    プラスチツクフイルムが紫外光用アクリルフイル
    ムであることを特徴とする光化学反応利用装置。
JP26028686A 1986-10-31 1986-10-31 光化学反応利用装置 Granted JPS63114972A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26028686A JPS63114972A (ja) 1986-10-31 1986-10-31 光化学反応利用装置

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JP26028686A JPS63114972A (ja) 1986-10-31 1986-10-31 光化学反応利用装置

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JPS63114972A JPS63114972A (ja) 1988-05-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0828336B2 (ja) * 1992-11-30 1996-03-21 工業技術院長 光励起化学蒸着式薄膜形成装置

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JPS63114972A (ja) 1988-05-19

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